JP2014154989A - デジタル音声放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力する音声をデジタル音声放送チャネル間でシームレスに切り替える、小規模な構成による「デジタル音声放送受信装置」を提供する。
【解決手段】制御部107は、現用系のデジタルチューナ101の受信状態が劣化したならば、受信中チャネルと同じプログラムを放送している他のデジタル音声放送のチャネルを代替チャネルとして算定し、待機系のデジタルチューナ101に代替チャネルを受信させる。バッファ制御部108は、圧縮符号化音声データを収容した音声フレームのデータパターンの一致に基づいて、現用系の入力バッファ104と待機系の入力バッファ104に格納されている音声フレームの対応を算定し、算定した対応に基づいて再生時刻上の順番が連続した形態で各音声フレームがオーディオデコーダ109に転送されるように、転送元の入力バッファ104を現用系の入力バッファ104から待機系の入力バッファ104に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル音声放送受信装置において、受信中のチャネルに受信不良が生じたときに、出力する音声を、受信中のチャネルと同内容を放送している他のチャネルで受信した音声にシームレスに切り替える技術に関するものである。
デジタル音声放送受信装置において、受信中のチャネルに受信不良が生じたときに、出力する音声を、受信中のチャネルと同内容を放送している他のチャネルで受信した音声にシームレスに切り替える技術としては、受信中のデジタル音声放送のチャネルで受信した音声データを再生した音声と、受信中のチャネルと同内容を放送している他のアナログ音声放送のチャネルで受信した音声とを比較することにより、デジタル音声放送のチャネルで受信した音声データを再生した音声に対するアナログ音声放送のチャネルで受信した音声の遅延時間を算出し、算出した遅延時間分、アナログ音声放送のチャネルで受信した音声を遅延させた上で、出力する音声を、デジタル音声放送のチャネルで受信した音声データを再生した音声から、アナログ音声放送のチャネルで受信した音声に切り替える技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
特開平10-247855号公報
デジタル音声放送受信装置において、受信中のデジタル音声放送のチャネルAに受信不良が生じたときに、出力する音声を、受信中のチャネルAと同内容を放送している他のデジタル音声放送のチャネルBで受信した音声にシームレスに切り替える場合に、上述の技術を適用し、デジタル音声放送の二つのチャネルA、Bで受信した音声データを再生した音声同士を比較して遅延時間を算出し、算出した遅延時間分、チャネルBで受信した音声を遅延させた上で、出力する音声を、チャネルAで受信した音声データを再生した音声からチャネルBで受信した音声データを再生した音声に切り替えることとすると、音声データを音声に再生するためのオーディオデコーダや、これに付随するバッファなどが2チャネル分必要となるため、デジタル音声放送受信装置の規模が増大し、コストの上昇などを招くこととなる。
そこで、本発明は、出力する音声をデジタル音声放送チャネル間でシームレスに切り替える、小規模な構成によるデジタル音声放送受信装置を提供することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、圧縮符号化された音声データである符号化音声データの列を放送するデジタル音声放送を受信するデジタル音声放送受信装置に、第1の受信部と、第2の受信部と、符号化音声データの転送を受け、転送された符号化音声データを音声データに復号するオーディオデコーダと、オーディオデコーダが復号した音声データが表す音声を出力する音声出力手段と、制御手段とを設けたものである。ここで、前記第1の受信部と前記第2の受信部は、それぞれ、デジタルチューナと、当該デジタルチューナで受信した符号化音声データが格納される入力バッファとを備えている。また、前記制御手段は、前記第1の受信部と前記第2の受信部とのうちの一方を現用系の受信部として他方を待機系の受信部として用いて、前記現用系の受信部のデジタルチューナに放送チャネルを受信させると共に、前記現用系の受信部のデジタルチューナの受信状態が良好な期間中、前記現用系の受信部の入力バッファに格納された符号化音声データを前記オーディオデコーダに転送すると共に、前記現用系の受信部のデジタルチューナの受信状態が劣化したときに、前記待機系の受信部のデジタルチューナに、前記現用系の受信部のデジタルチューナが受信している放送チャネルと同内容を放送している他の放送チャネルの受信を開始させ、その後に、前記現用系の受信部の前記入力バッファに格納されている符号化音声データと、当該符号化音声データと同一の前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている符号化音声データとの対応を、符号化音声データのデータパターンの一致に基づいて算定し、前記算定した対応に基づいて、前記現用系の受信部の入力バッファに格納されている符号化音声データの前記オーディオデコーダへの転送の停止と前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている符号化音声データの前記オーディオデコーダへの転送の開始とを、前記転送の停止前に前記オーディオデコーダに前記現用系の受信部の入力バッファから最後に転送した符号化音声データに引き続いて、前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている、前記最後に転送した符号化音声データと同一の符号化音声データに後続する符号化音声データが前記オーディオデコーダに転送されるように行う。
ここで、このようなデジタル音声放送受信装置は、前記制御手段において、前記現用系の受信部の入力バッファに格納されている符号化音声データの前記オーディオデコーダへの転送の停止と前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている符号化音声データの前記オーディオデコーダへの転送の開始とを行ったならば、以降、前記第1の受信部と前記第2の受信部のうちで現用系として用いる受信部と待機系として用いる受信部とを交代するように構成してもよい。
また、以上のデジタル音声放送受信装置は、前記符号化音声データが圧縮符号化された音声データをフレーム化した音声フレームである場合には、前記制御手段において、前記現用系の受信部のデジタルチューナの受信状態が劣化したときに、前記待機系の受信部のデジタルチューナに、前記現用系の受信部のデジタルチューナが受信している放送チャネルと同内容を放送している他の放送チャネルの受信を開始させ、その後に、前記現用系の受信部の前記入力バッファに格納されている音声フレームと、当該音声フレームと同一の前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている音声フレームとの対応を、音声フレーム全体もしくはその一部のデータパターンの一致に基づいて算定し、前記算定した対応に基づいて、前記現用系の受信部の入力バッファに格納されている音声フレームの前記オーディオデコーダへの転送の停止と前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている音声フレームの前記オーディオデコーダへの転送の開始とを、前記転送の停止前に前記オーディオデコーダに前記現用系の受信部の入力バッファから最後に転送した音声フレームに引き続いて、前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている、前記最後に転送した音声フレームと同一の音声フレームに後続する音声フレームが前記オーディオデコーダに転送されるように行うように構成してもよい。
以上のようなデジタル音声放送受信装置によれば、オーディオデコーダなどを2系統備えずとも、デジタルチューナと入力バッファとを2系統備えれば、遅延のある放送チャネル間のシームレスな音声の切替を実現することができる。
以上のように、本発明によれば、出力する音声をデジタル音声放送チャネル間でシームレスに切り替える、小規模な構成によるデジタル音声放送受信装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るデジタル音声放送受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るシームレス音声切替処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る入力バッファ切替処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る入力バッファ切替処理の処理例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係るデジタル音声放送受信装置の構成を示す。
図示するように、デジタル音声放送受信装置は、デジタル音声放送を受信するデジタルチューナ101と多重分離部102と音声フレーム復元部103と入力バッファ104とを2系統備えており、このうちの1系統が現用系として用いられ、もう1系統は待機系として用いられる。
また、デジタル放送受信装置は、表示部105、操作部106、制御部107、バッファ制御部108、オーディオデコーダ109、出力バッファ110、DAコンバータ111(DAC111)、アンプ112、スピーカ113を備えている。
ここで、制御部107は、ユーザから操作部106を介して受信するデジタル音声放送のチャネルの設定を受け付け、設定を受け付けたチャネルを現用系のデジタルチューナ101に受信チャネルとして設定する。
一方、現用系のデジタルチューナ101は、受信チャネルとして設定されたデジタル音声放送のチャネルの放送データを受信し、同系統の多重分離部102に出力する。ここで、デジタル音声放送の放送データには、当該放送データと同じプログラム(内容)の放送データを放送している他のデジタル音声放送のチャネルの識別等を表す制御情報と、タイムインタリーブされた音声ストリームデータとが含まれている。また、音声ストリームデータには、音声を表す音声データを圧縮符号化しフレーム化した音声フレームが、音声データの再生時刻順に含まれている。
ここで、各デジタルチューナ101は、受信チャネルとして設定されたデジタル音声放送のチャネルの受信状態の良/不良のレベルを検出し制御部107に通知する処理も行う。
次に、多重分離部102は、同系統のデジタルチューナ101から出力される放送データから制御情報を分離して制御部107に出力すると共に、デジタルチューナ101から出力される放送データからタイムインタリーブされた音声ストリームデータを分離して同系統の音声フレーム復元部103に出力する。
音声フレーム復元部103は、同系統の多重分離部デジタルチューナから出力されるタイムインタリーブされた音声ストリームデータに対してタイムデインタリーブ等の処理を施して音声フレームを復元し、復元した音声フレームを、音声フレームに含まれている圧縮符号化された音声データの再生時刻順に、同系統の入力バッファ104に格納する。
バッファ制御部108は、現用系の入力バッファ104に格納されている音声フレームのオーディオデコーダ109への順次転送を制御し、オーディオデコーダ109は転送された音声フレームに格納されている圧縮符号化された音声データのデコードを行い、デコードした音声データを出力バッファ110に格納する。
そして、出力バッファ110に格納された音声データは、順次DAC111に転送されてアナログ音声信号に変換され、アンプ112で増幅された後にスピーカ113に出力され、スピーカ113からアナログ音声信号が表す音声がユーザに対して出力される。
以下、このようなデジタル音声放送受信装置において行う、受信中のチャネルに受信不良が生じたときに、出力する音声を、受信中のチャネルと同内容を放送している他のチャネルで受信した音声にシームレスに切り替えるシームレス音声切替動作について説明する。
図2に、制御部107が、シームレス音声切替動作のために行うシームレス音声切替処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、現用系のデジタルチューナ101の受信状態の所定の基準よりの劣化を、現用系のデジタルチューナ101から出力される受信状態の良/不良のレベルに基づいて監視する(ステップ202)。
そして、現用系のデジタルチューナ101の受信状態が所定の基準より劣化したならば、現用系の多重分離部102から出力された制御情報より、現用系のデジタルチューナ101で受信しているチャネルと、同じプログラム(内容)の放送データを放送している他のデジタル音声放送のチャネルを代替チャネルとして算定する(ステップ204)。
次に、待機系のデジタルチューナ101に代替チャネルを受信チャネルとして設定し、待機系のデジタルチューナ101の代替チャネルの受信状態を調べる(ステップ206)。
そして、代替チャネルの受信状態が良好でなければ(ステップ208)、ステップ202からの処理に戻る。
一方、代替チャネルの受信状態が良好であれば、待機系で代替チャネルの放送データの処理を開始する(ステップ210)。すなわち、待機系の多重分離部102と音声フレーム復元部103に、待機系のデジタルチューナ101で受信した代替チャネルの放送データに含まれる音声フレームを、待機系の入力バッファ104に順次格納させる。
そして、バッファ制御部108に入力バッファ切替処理の実行を指示する(ステップ212)。ここで、バッファ制御部108が行う入力バッファ切替処理については後述する。
そして、バッファ制御部108から入力バッファ切替処理の実行終了の通知を受け取ったならば(ステップ214)、現用系と待機系とを交代することにより、今までの待機系を現用系に、今までの現用系を待機系に設定し(ステップ216)、ステップ202からの処理に戻る。
以上、制御部107が行うシームレス音声切替処理について説明した。
次に、制御部107のシームレス音声切替処理のステップ212の実行の指示に従って、バッファ制御部108で実行が開始される入力バッファ切替処理について説明する。
図3に、このバッファ制御部108が行う入力バッファ切替処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、入力バッファ切替処理開始時点前、すなわち、待機系の入力バッファ104への代替チャネルの音声フレームの格納開始前に、現用系の入力バッファ104に格納された音声フレームのオーディオデコーダ109への転送の完了を待つ(ステップ302)。
次に、現用系の入力バッファ104に格納されているオーディオデコーダ109に未転送の各音声フレームに、当該音声フレームに含まれている圧縮符号化された音声データの再生時刻順に順番を与え、待機系の入力バッファ104に格納されているオーディオデコーダ109に未転送の各音声フレームに、当該音声フレームに含まれている圧縮符号化された音声データの再生時刻順に順番を与えるものとして、待機系の入力バッファ104に格納されてる音声フレームであって、現用系の入力バッファ104のm番目の音声フレームと一致する音声フレームを探索する(ステップ304)。ここで、mは、同じプログラムを放送している異なるチャネル間の最大遅延時間をTmaxとして、時間Tmax中にデジタル音声放送で転送される音声フレームの数とする。
また、音声フレーム同士の一致は、音声フレーム全体のデータパターンの一致により判定してもよいし、音声フレームの一部のデータパターンの一致より判定するようにしてもよい。また、音声フレーム同士の一致を音声フレームの一部のデータパターンの一致より判定する場合には、当該一致を判定する音声フレームの一部としては、たとえば、音声フレームがmp2フォーマットによるものである場合には、音声フレームに含まれるスケールファクター(周波数帯域毎の音量)や、音声フレームにCRCが含まれる場合における当該CRCなどを用いることができる。また、音声フレーム同士の一致は、当該音声フレーム同士の一致に加え、前後の音声フレーム同士も一致することをもって判定するようにしてもよい。すなわち、現用系の入力バッファ104のm-1番目とm番目とm+1番目の音声フレームと、待機系の入力バッファ104のw-1番目とw番目とw+1番目の音声フレームとが各々一致したときに、現用系の入力バッファ104のm番目の音声フレームと、待機系の入力バッファ104のw番目の音声フレームが一致したと判定するようにしてもよい。
そして、探索した音声フレームの待機系の入力バッファ104中の順番をkとして、p=k-mを算出する(ステップ306)。
そして、現用系の入力バッファ104に格納されている、ステップ304-306実行時点においてn番目の音声フレームであった音声フレームのオーディオデコーダ109への転送の終了を待つ(ステップ308)。ここで、nは、-p以上の正の整数であり、たとえば、nは、-p以上の正の整数のうちの最小の数とする。
そして、現用系の入力バッファ104に格納されているn番目の音声フレームのオーディオデコーダ109への転送が終了したならば(ステップ308)、現用系の入力バッファ104に格納されている音声フレームのオーディオデコーダ109への転送を終了し(ステップ310)、待機系の入力バッファ104に格納されているステップ304-306実行時点においてn+p+1番目の音声フレーム以降の順番の音声フレームについて、待機系の入力バッファ104に格納されてる音声フレームのオーディオデコーダ109への順次転送を開始する(ステップ312)。
そして、入力バッファ切替処理の実行終了を制御部107に通知し(ステップ314)、入力バッファ切替処理を終了する。
以下、このような入力バッファ切替処理の動作例を図4に示す。
いま、現用系のデジタルチューナ101で受信しているチャネルの放送データよりも、代替チャネルの放送データが、2音声フレーム相当分遅延しているものとする。
また、待機系の入力バッファ104への代替チャネルの音声フレームの格納が開始された後に、現用系のデジタルチューナ101が最初に受信した音声フレームが音声フレームF(t=n-4)であり、待機系のデジタルチューナ101が最初に受信した音声フレームが音声フレームF(t=n-6)であるものとする。
すると、この場合、待機系の入力バッファ104への代替チャネルの音声フレームの格納開始前に現用系の入力バッファ104に格納された音声フレームのオーディオデコーダ109への転送が完了した時点では、図4aに示すように現用系の入力バッファ104には、F(t=n-4)以降の音声フレームが格納され、待機系の入力バッファ104にはF(t=n-6)以降の音声フレームが格納された状態となる。
そして、この時点で、入力バッファ切替処理は、m=5として説明すると、現用系の入力バッファ104の5番目(N0.5)の音声フレームF(t=n)と一致する音声フレームを待機系の入力バッファ104から探索する。そして、この場合には、待機系の入力バッファ104の7番目(N0.7)の音声フレームF(t=n)が探索される。
また、探索された音声フレームが7番目の音声フレームであるので、k=7、p=k-m=2となる。
次に、nを-p以上の正の整数のうちの最小の数とすることとすると、n=1となるので、現用系の入力バッファ104の1番目の音声フレームF(t=n-4)のオーディオデコーダ109への転送が完了したならば、入力バッファ切替処理は、現用系の入力バッファ104からの音声フレームのオーディオデコーダ109の転送を終了し、待機系の入力バッファ104の音声フレームのオーディオデコーダ109への転送を、待機系の入力バッファ104のn+p+1=4番目の音声フレームF(t=n-3)から開始する。
結果、オーディオデコーダ109には、音声フレームF(t=n-4)、F(t=n-3)、F(t=n-2)と、再生時刻順に音声フレームが途切れなく送信されることとなり、結果、現用系のデジタルチューナ101で受信していたチャネルの音声から、代替チャネルの音声への、シームレスな音声切替が実現される。
次に、いま、図4aに示した場合とは逆に、代替チャネルの放送データよりも、現用系のデジタルチューナ101で受信しているチャネルの放送データが、2音声フレーム相当分遅延しているものとする。
また、待機系の入力バッファ104への代替チャネルの音声フレームの格納が開始された後に、現用系のデジタルチューナ101が最初に受信した音声フレームが音声フレームF(t=n-4)であり、待機系のデジタルチューナ101が最初に受信した音声フレームが音声フレームF(t=n-2)であるものとする。
すると、この場合、待機系の入力バッファ104への代替チャネルの音声フレームの格納開始前に現用系の入力バッファ104に格納された音声フレームのオーディオデコーダ109への転送が完了した時点では、図4bに示すように現用系の入力バッファ104には、F(t=n-4)以降の音声フレームが格納され、待機系の入力バッファ104にはF(t=n-2)以降の音声フレームが格納された状態となる。
そして、この時点で、入力バッファ切替処理は、m=5として説明すると、現用系の入力バッファ104の5番目(N0.5)の音声フレームF(t=n)と一致する音声フレームを待機系の入力バッファ104から探索する。そして、この場合には、待機系の入力バッファ104の3番目(N0.3)の音声フレームF(t=n)が探索される。
また、探索された音声フレームが3番目の音声フレームであるので、k=3、p=k-m=-2となる。
次に、nを-p以上の正の整数のうちの最小の数とすることとすると、n=2となるので、
現用系の入力バッファ104の2番目の音声フレームF(t=n-3)のオーディオデコーダ109への転送が完了したならば、入力バッファ切替処理は、現用系の入力バッファ104からの音声フレームのオーディオデコーダ109の転送を終了し、待機系の入力バッファ104の音声フレームのオーディオデコーダ109への転送を、待機系の入力バッファ104のn+p+1=1番目の音声フレームF(t=n-2)から開始する。
結果、オーディオデコーダ109には、音声フレームF(t=n-4)、F(t=n-3)、F(t=n-2)、F(t=n-1)と、再生時刻順に音声フレームが途切れなく送信されることとなり、結果、現用系のデジタルチューナ101で受信していたチャネルの音声から、代替チャネルの音声への、シームレスな音声切替が実現される。
以上、本発明の実施形態について説明した。
以上のように本実施形態によれば、オーディオデコーダ109などを2系統備えずとも、デジタルチューナ101と多重分離部102と音声フレーム復元部103と入力バッファ104とを2系統備えれば、遅延のある放送チャネル間のシームレスな音声の切替を実現することができる。
101…デジタルチューナ、102…多重分離部、103…音声フレーム復元部、104…入力バッファ、105…表示部、106…操作部、107…制御部、108…バッファ制御部、109…オーディオデコーダ、110…出力バッファ、111…DAC、112…アンプ、113…スピーカ。

Claims (3)

  1. 圧縮符号化された音声データである符号化音声データの列を放送するデジタル音声放送を受信するデジタル音声放送受信装置であって、
    第1の受信部と、
    第2の受信部と、
    符号化音声データの転送を受け、転送された符号化音声データを音声データに復号するオーディオデコーダと、
    オーディオデコーダが復号した音声データが表す音声を出力する音声出力手段と、
    制御手段とを有し、
    前記第1の受信部と前記第2の受信部は、それぞれ、デジタルチューナと、当該デジタルチューナで受信した符号化音声データが格納される入力バッファとを備え
    前記制御手段は、前記第1の受信部と前記第2の受信部とのうちの一方を現用系の受信部として他方を待機系の受信部として用いて、前記現用系の受信部のデジタルチューナに放送チャネルを受信させると共に、前記現用系の受信部のデジタルチューナの受信状態が良好な期間中、前記現用系の受信部の入力バッファに格納された符号化音声データを前記オーディオデコーダに転送すると共に、
    前記現用系の受信部のデジタルチューナの受信状態が劣化したときに、前記待機系の受信部のデジタルチューナに、前記現用系の受信部のデジタルチューナが受信している放送チャネルと同内容を放送している他の放送チャネルの受信を開始させ、その後に、前記現用系の受信部の前記入力バッファに格納されている符号化音声データと、当該符号化音声データと同一の前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている符号化音声データとの対応を、符号化音声データのデータパターンの一致に基づいて算定し、前記算定した対応に基づいて、前記現用系の受信部の入力バッファに格納されている符号化音声データの前記オーディオデコーダへの転送の停止と前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている符号化音声データの前記オーディオデコーダへの転送の開始とを、前記転送の停止前に前記オーディオデコーダに前記現用系の受信部の入力バッファから最後に転送した符号化音声データに引き続いて、前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている、前記最後に転送した符号化音声データと同一の符号化音声データに後続する符号化音声データが前記オーディオデコーダに転送されるように行うことを特徴とするデジタル音声放送受信装置。
  2. 請求項1記載のデジタル音声放送受信装置であって、
    前記制御手段は、前記現用系の受信部の入力バッファに格納されている符号化音声データの前記オーディオデコーダへの転送の停止と前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている符号化音声データの前記オーディオデコーダへの転送の開始とを行ったならば、以降、前記第1の受信部と前記第2の受信部のうちで現用系として用いる受信部と待機系として用いる受信部とを交代することを特徴とするデジタル音声放送受信装置。
  3. 請求項1または2記載のデジタル音声放送受信装置であって、
    前記符号化音声データは圧縮符号化された音声データをフレーム化した音声フレームであり、
    前記制御手段は、前記現用系の受信部のデジタルチューナの受信状態が劣化したときに、前記待機系の受信部のデジタルチューナに、前記現用系の受信部のデジタルチューナが受信している放送チャネルと同内容を放送している他の放送チャネルの受信を開始させ、その後に、前記現用系の受信部の前記入力バッファに格納されている音声フレームと、当該音声フレームと同一の前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている音声フレームとの対応を、音声フレーム全体もしくはその一部のデータパターンの一致に基づいて算定し、前記算定した対応に基づいて、前記現用系の受信部の入力バッファに格納されている音声フレームの前記オーディオデコーダへの転送の停止と前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている音声フレームの前記オーディオデコーダへの転送の開始とを、前記転送の停止前に前記オーディオデコーダに前記現用系の受信部の入力バッファから最後に転送した音声フレームに引き続いて、前記待機系の受信部の入力バッファに格納されている、前記最後に転送した音声フレームと同一の音声フレームに後続する音声フレームが前記オーディオデコーダに転送されるように行うことを特徴とするデジタル音声放送受信装置。
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