JP6426034B2 - 放送受信装置およびシームレスリンク状態表示方法 - Google Patents

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本発明は、放送受信装置およびシームレスリンク状態表示方法に関し、特に、第1規格の放送と、第1規格の放送から遅延した第2規格の放送とを選択的に切り替えて出力するようになされた放送受信装置および放送切替時のシームレスリンクに関する状態を表示する方法に用いて好適なものである。
従来、互いに規格が異なるが同一内容である2つの放送を受信して、これら2つの放送を選択的に切り替えて出力できるようになされた放送受信装置が提供されている。例えば、アナログのFM放送またはデジタルのDAB(Digital Audio Broadcast)放送(以下、FM/DAB放送と記す)と、インターネットのIP(Internet Protocol)放送とを融合させたハイブリッド放送が知られている。このハイブリッド放送では、FM/DAB放送の受信環境が悪化した場合に、IP放送に切り替えて出力する。これにより、ユーザは同じ内容の放送を引き続き聞き続けることができるようになる。
ところで、FM/DAB放送の音声データとIP放送の音声データとは互いに同じ内容ではあるが、IP放送は、放送局からプロバイダ、インターネットサーバ等を経由して放送受信装置へ送信されてくるため、FM/DAB放送よりも遅延して受信される。そこで、従来、2つの放送間の時間差を解消させて2つの放送の出力タイミングを同期させる技術が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のシステムでは、1系IP化送出サーバおよび2系IP化送出サーバのそれぞれについて、TS(Transport Stream)に定期的にタイムスタンプを付加する。そして、TSに含まれるPCR(Program Clock Reference)コードとタイムスタンプとの差分値を検出し、1系および2系のそれぞれで検出された差分値をもとにTS信号に対して同期処理を行う。これにより、1系IP化送出サーバおよび2系IP化送出サーバからIPパケットが同期して切替器に入力されるため、映像をスムーズに切り替えることができる。
また、2つの放送間の時間差を解消させて出力タイミングを同期させる技術の1つとして、シームレスリンク機能が知られている。図5は、シームレスリンク機能の動作例を示す図である。なお、図5では、FM/DAB放送とIP放送のいずれにおいても、互いに同じ内容の音声データが「1」,「2」,「3」,「4」,・・・と放送される例を示している。ここでは、音声データの1コマを所定時間の放送データと仮定して、模式的に示している。
図5に示すように、シームレスリンク機能では、まず、FM/DAB放送に対するIP放送の遅延時間を算出する。次に、算出した遅延時間に応じた長さで、FM/DAB放送の音声データに対する遅延処理(タイムストレッチ処理という)を行う。これにより、FM/DAB放送の音声データの出力タイミングを、IP放送の音声データの出力タイミングに同期させる。
ここで、遅延時間の算出は、次のようにして行う。すなわち、FM/DAB放送の音声データおよびIP放送の音声データをそれぞれ容量の異なるバッファに順次格納していく。そして、容量の小さいIP放送用のバッファに格納された音声データと同一のデータを、容量の大きいFM/DAB放送用のバッファの中から探して特定し、当該同一の音声データの受信タイミングの差異からFM/DAB放送とIP放送との時間差を算出する。このとき、FM/DAB放送とIP放送との時間差が数十秒に及ぶこともあることから、FM/DAB放送用のバッファに数十秒分の音声データを格納し、その先頭からIP放送の音声データと比較して同一の音声データを探す必要があるため、遅延時間の算出時間は長くなる。
また、FM/DAB放送の音声データに対するタイムストレッチ処理は、FM/DAB放送の音声データをバッファに格納し、当該バッファから音声データを再生する際の周波数を下げて再生時間を引き延ばすことによって行う。このとき、周波数を変えたことによって耳に聞こえる音質が大きく変わらないように、周波数の変更はわずかに留める。そのため、タイムストレッチ処理が完了するまでに、相当に長い時間を要することもある。特にFM/DAB放送とIP放送との時間差が長くなればなるほど、タイムストレッチ処理にかかる時間も長くなる。
特開2008−227599号公報
FM/DAB放送とIP放送とを融合させたハイブリッド放送では、全てのチャンネル(放送局)において、FM/DAB放送と同じ内容を放送しているIP放送があるとは限らない。また、FM/DAB放送とIP放送との切り替えは、FM/DAB放送の受信環境の悪化に応じて自動的に行われる場合のほか、ユーザ操作に応じて行う場合も想定されている。
そのため、図6に示すように、放送受信装置のディスプレイに表示されるチャンネルリスト画面において、FM/DAB放送と同じ内容を放送しているIP放送があるか否かを提示することが考えられている。図6は、各放送局のチャンネル名21、ジャンル22およびIP放送対応マーク23を表示する表示画面の例を示している。IP放送対応マーク23は、FM/DAB放送と同じ内容を放送しているIP放送があることを示すものである。
しかしながら、図6のような表示では、IP放送対応マーク23の表示の有無によって、FM/DAB放送に対応するIP放送があるか否かが分かるのみで、シームレスリンクが可能な状態か否かまでは分からない。そのため、図6の表示でIP放送の存在を確認したユーザが、ユーザ操作によってFM/DAB放送からIP放送に切り替えた場合に、その時点でまだシームレスリンクによる同期処理が完了しておらず、予想しないタイムギャップが発生してしまうことがあるという問題があった。タイムギャップとは、FM/DAB放送で既に聞いた内容が、切り替えたIP放送によって再び出力されてしまう現象をいう。
上述のように、シームレスリンク機能によってFM/DAB放送とIP放送との同期がとれるまでには、遅延時間算出処理にかかる時間とタイムストレッチ処理にかかる時間との合計時間が必要であり、長い時間が必要である。そのため、その長い時間の途中でユーザ操作によりIP放送への切り替えが行われてしまう可能性は十分に考えられる。この場合、IP放送への切り替え時にタイムギャップによって遡る時間も長くなることがあり、ユーザに対して不快感を与えてしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ユーザ操作により放送の切り替えを行う際に、ユーザが予想しないタイムギャップが発生してしまうことを防止できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、シームレスリンク機能を備えた放送受信装置において、当該シームレスリンク機能の動作状態を検出し、検出された動作状態を画面に表示させるようにしている。また、当該画面の表示に際し、受信可能な複数の放送局を示したチャンネルリスト画面において、放送局ごとに当該シームレスリンク機能の動作状態を表示させるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、ユーザは、ユーザ操作により放送の切り替えを行おうとする際に、その時点でのシームレスリンク機能の動作状態を画面表示から確認することができる。その確認をした上で、ユーザは放送の切り替えを行うか否かを決めることができるため、放送の切替時にユーザが予想もしていなかったタイムギャップが発生してしまうことを防止することができる。
本実施形態による放送受信装置の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるチャンネルリスト画面の表示例を示す図である。 本実施形態による切替確認画面の表示例を示す図である。 本実施形態による放送受信装置の動作例を示すフローチャートである。 シームレスリンク機能の動作例を示す図である。 従来のチャンネルリスト画面の表示例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による放送受信装置100の機能構成例を示すブロック図である。図1に示す放送受信装置100は、DAB放送(第1規格の放送の一例)と、IP放送(第2規格の放送の一例)とを受信して、受信したDAB放送の音声とIP放送の音声とを選択的に切り替えてスピーカ12に出力することが可能な装置である。
放送受信装置100にはアンプ11が接続され、当該アンプ11にはスピーカ12が接続されている。また、放送受信装置100には、ディスプレイ13が接続されている。
図1に示すように、本実施形態による放送受信装置100は、第1受信部101、第1復調部102、DABバッファ103、第2受信部104、第2復調部105、IPバッファ106、遅延時間算出部107、遅延処理部108、出力制御部109、動作状態検出部111および動作状態表示部112を備えている。
上記各機能ブロック101〜112は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック101〜112は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
第1受信部101は、DAB放送の放送波を受信する。本実施形態では、第1受信部101は、現在位置において受信可能な複数の放送局のDAB放送の放送波を受信する。第1復調部102は、第1受信部101によって受信されたDAB放送の放送波を復調する。DABバッファ103は、第1受信部101によって受信されたDAB放送(第1復調部102による復調後のDAB放送)に含まれている音声データを一時的に記憶する。
第2受信部104は、IP放送の通信データを受信する。本実施形態では、第2受信部104は、第1受信部101で受信可能な放送局のDAB放送と同じ内容のIP放送の通信データを受信する。第2復調部105は、第2受信部104によって受信されたIP放送の通信データを復調する。IPバッファ106は、第2受信部104によって受信されたIP放送(第2復調部105による復調後のIP放送)に含まれている音声データを一時的に記憶する。
なお、DABバッファ103の容量は、IPバッファ106の容量よりも大きく設計されている。これは、DABバッファ103に記憶されるDAB放送の音声データの中に、当該DAB放送よりも遅延して受信されてIPバッファ106に記憶されるIP放送の音声データと同一のデータが含まれるようにする必要があるからである。
第2受信部104によって受信されるIP放送は、第1受信部101によって受信されるDAB放送と同一の内容である。ただし、第2受信部104によって受信されるIP放送は、第1受信部101によって受信されたDAB放送よりも遅延して受信される。第1受信部101がDAB放送の放送波を直接受信するのに対し、第2受信部104は、放送局からプロバイダ、インターネットサーバ等を経由して送信されてきたIP放送の通信データを受信するからである。
出力制御部109は、第1受信部101によって受信されたDAB放送(第1復調部102による復調後のDAB放送)の音声データと、第2受信部104によって受信されたIP放送(第2復調部105による復調後のIP放送)の音声データとを選択的に切り替えて出力する。例えば、出力制御部109は、DAB放送の受信感度が所定値よりも大きい場合には、DAB放送に切り替えて出力する。一方、出力制御部109は、DAB放送の受信感度が所定値以下となった場合には、IP放送に切り替えて出力する。出力制御部109が出力した音声データは、アンプ11によって増幅され、スピーカ12から音声出力されることとなる。
なお、DAB放送の受信感度が所定値以下となったか否かは、例えば、第1復調部102により復調される放送データのBER(Bit Error Rate)が所定値より大きいか否かによって判定することが可能である。
遅延時間算出部107は、DABバッファ103に記憶されたDAB放送の音声データと、IPバッファ106に記憶されたIP放送の音声データとを比較することにより、DAB放送に対するIP放送の遅延時間を算出する。具体的には、遅延時間算出部107は、容量の小さいIPバッファ106に格納された音声データと同一のデータを、容量の大きいDABバッファ103の中から探して特定し、当該同一の音声データの受信タイミングの差異から、DAB放送とIP放送との時間差、つまりDAB放送に対するIP放送の遅延時間を算出する。
遅延処理部108は、遅延時間算出部107によって算出された遅延時間に応じて、DABバッファ103に記憶されているDAB放送の音声データに対する遅延処理(タイムストレッチ)を行う。これにより、遅延処理部108は、出力制御部109が出力するDAB放送の音声データの出力タイミングを、出力制御部109が出力するIP放送の音声データの出力タイミングに同期させる。
動作状態検出部111は、遅延時間算出部107および遅延処理部108によって実行されるシームレスリンク機能の動作状態を検出する。具体的には、動作状態検出部111は、シームレスリンク機能の動作が次の何れのステータスであるかを検出する。
(1)遅延時間算出部107による遅延時間算出中の状態
(2)遅延処理部108によるタイムストレッチ中の状態
(3)動作が完了して同期済みの状態
また、動作状態検出部111は、上記(1)〜(3)の動作状態を検出することに加えて、シームレスリンク機能の動作が完了していない場合は動作完了までの残り時間を随時検出するようにしてもよい。例えば、DAB放送とIP放送との時間差(DAB放送に対するIP放送の遅延時間)が20秒である場合に、通常の1.1倍のレートで遅延処理部108がDAB放送の音声データに対して遅延処理(タイムストレッチ処理)を行うケースを一例として考える。この場合、遅延処理部108による遅延処理に要する時間は、200秒である。したがって、遅延処理部108が遅延処理を開始してからの経過時間Tをカウントすれば、動作完了までの残り時間=200−T(秒)を計算することが可能である。
動作状態表示部112は、動作状態検出部111により検出されたシームレスリンク機能の動作状態をディスプレイ13の画面に表示させる。すなわち、動作状態表示部112は、動作状態検出部111により検出された上記(1)〜(3)のステータスを画面に表示させる。また、動作状態表示部112は、動作状態検出部111によって動作完了までの残り時間が計算されている場合は、当該残り時間を画面に随時更新しながら表示させる。
動作状態表示部112がシームレスリンク機能の動作状態を表示させる画面の例として、受信可能な複数の放送局を示したチャンネルリスト画面や、チャンネルリスト画面において何れか1つの放送局を選択する操作をしたときに表示される切替確認画面が挙げられる。
例えば、動作状態表示部112は、チャンネルリスト画面において、放送局ごとにシームレスリンク機能の動作状態を表示させる。また、動作状態表示部112は、切替確認画面において、チャンネルリスト画面において選択した放送局に関するシームレスリンク機能の動作状態を表示させる。
図2は、本実施形態によるチャンネルリスト画面の表示例を示す図である。図2に示す例では、図6に示した各放送局のチャンネル名21、ジャンル22およびIP放送対応マーク23に加えて、シームレスリンク機能の動作状態24を表示している。シームレスリンク機能の動作状態24を表示するのは、DAB放送と同じ内容のIP放送が存在する放送局に関してのみである。図2の例では、IP放送対応マーク23の左側に動作状態24を表示している。
図2の例では、シームレスリンク機能の動作状態24として、動作完了の有無を表示するとともに、動作が完了していない場合にはDAB放送とIP放送との時間差(遅延時間算出部107により算出された遅延時間)を表示している。すなわち、動作が完了している場合は「IP−Seamless」と表示され、動作が完了していない場合は「IP 10s gap」等と表示される。この表示の“10s”がDAB放送とIP放送との時間差(10秒)を示している。
なお、チャンネルリスト画面を表示する時点で、遅延時間算出部107による遅延時間の算出がまだ終わっていない放送局については、例えば、DAB放送に対するIP放送の遅延時間をブランクとして表示する。
図3は、本実施形態による切替確認画面の表示例を示す図である。切替確認画面は、ユーザがDAB放送からIP放送に手動で切り替えたいと考えて、図2に示すチャンネルリスト画面において何れか1つの放送局を選択する操作をしたときに表示される。この図3に示す例では、選択した放送局のチャンネル名31、当該放送局に関する詳細情報32および切替ボタン33に加えて、シームレスリンク機能の動作状態34を表示している。
なお、図3の例では、シームレスリンク機能の動作状態34として、上記(1)〜(3)の何れかの動作状態を表示するとともに、動作が完了していない場合には動作完了までの残り時間を随時更新しながら表示している。図3(a)は、上記(1)遅延時間算出中の状態であることを示す画面である。図3(b)は、上記(2)タイムストレッチ中の状態であることを示す画面であり、タイムストレッチ処理の動作完了までの残り時間も随時更新しながら表示される。図3(c)は、上記(3)動作完了で同期済みの状態であることを示す画面である。
図4は、上記のように構成した本実施形態による放送受信装置100の動作例を示すフローチャートである。この図4に示すフローチャートは、放送受信装置100の電源がオンとされたときに開始する。なお、放送受信装置100の電源がオンにされると、図4に示すフローチャートと並行して、機能ブロック101〜109の処理が実行される。
この機能ブロック101〜109による処理と並行して、まず、動作状態検出部111は、チャンネルリスト画面をディスプレイ13に表示させるためのユーザ操作が行われたか否かを判定する(ステップS1)。当該ユーザ操作が行われていない場合は、ステップS1の判定を繰り返し実行する。一方、当該ユーザ操作が行われた場合、動作状態検出部111は、遅延時間算出部107および遅延処理部108によって実行されるシームレスリンク機能の動作状態を検出する(ステップS2)。ここでは、シームレスリンク機能の動作が上記(1)〜(3)の何れのステータスであるかを検出する。
次に、動作状態表示部112は、動作状態検出部111により検出されたシームレスリンク機能の動作状態を含めて、図2に示したようなチャンネルリスト画面をディスプレイ13に表示させる(ステップS3)。ここで、動作状態検出部111は、チャンネルリスト画面において何れか1つの放送局を選択するユーザ操作が行われたか否かを判定する(ステップS4)。
何れかの放送局を選択するユーザ操作が行われていない場合、動作状態表示部112は、チャンネルリスト画面を閉じるユーザ操作が行われたか否かを判定する。チャンネルリスト画面を閉じるユーザ操作が行われた場合、動作状態表示部112がチャンネルリスト画面を閉じて、図4に示すフローチャートの処理は終了する。
一方、チャンネルリスト画面を閉じるユーザ操作が行われていない場合、処理はステップS2に戻り、動作状態検出部111がシームレスリンク機能の動作状態を再検出する。そして、動作状態表示部112は、動作状態検出部111により再検出された動作状態に従い、チャンネルリスト画面を更新して表示させる(ステップS3)。
当該チャンネルリスト画面において何れかの放送局を選択するユーザ操作が行われた場合(ステップS4:Yes)、動作状態検出部111は、シームレスリンク機能の動作状態を再検出する(ステップS7)。また、動作状態検出部111は、選択された放送局に関してシームレスリンク機能の動作が完了していない場合は、その動作が完了するまでの残り時間も検出する。
そして、動作状態表示部112は、選択された放送局に関する切替確認画面をディスプレイ13に表示させる(ステップS8)。この切替確認画面には、図3に示すように、シームレスリンク機能の動作状態と、シームレスリンク機能の動作が完了していない場合は動作完了までの残り時間とが含まれる。
ここで、動作状態検出部111は、切替確認画面において切替ボタン33が操作されたか否かを判定する(ステップS9)。切替ボタン33が操作されていない場合、処理はステップS7に戻り、動作状態検出部111がシームレスリンク機能の動作状態および動作完了までの残り時間を再検出する。そして、動作状態表示部112は、動作状態検出部111により再検出された動作状態および残り時間に従い、切替確認画面を更新して表示させる(ステップS8)。
一方、切替確認画面において切替ボタン33が操作された場合、出力制御部109は、そのとき視聴中のDAB放送から、切替確認画面に表示中の放送局(上記ステップS4で選択された放送局)のIP放送へと切り替えてアンプ11に出力する(ステップS10)。これにより、図4に示すフローチャートの処理は終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、シームレスリンク機能を備えた放送受信装置において、当該シームレスリンク機能の動作状態を検出し、検出された動作状態をチャンネルリスト画面や切替確認画面に表示させるようにしている。また、本実施形態では、シームレスリンク機能の動作が完了していない場合は、動作完了までの残り時間も検出し、検出された残り時間を切替確認画面に表示させるようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、ユーザは、ユーザ操作により放送の切り替えを行おうとする際に、その時点でのシームレスリンク機能の動作状態や動作完了までの残り時間を画面表示から確認することができる。その確認をした上で、ユーザは放送の切り替えを行うか否かを決めることができるため、放送の切替時にユーザが予想もしていなかったタイムギャップが発生してしまうことを防止することができる。
なお、上記実施形態では、シームレスリンク機能の動作状態として、遅延時間算出中か否か、タイムストレッチ中か否か、動作完了により同期済みか否かの3状態を検出して表示する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、処理負荷を軽減するために、単純にシームレスリンク機能の動作が完了したか否かを検出し、動作完了の有無を画面に表示させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、シームレスリンク機能の動作状態や動作完了までの残り時間をチャンネルリスト画面および切替確認画面に表示する例について説明したが、表示する画面はこれに限定されない。
また、上記実施形態では、DABバッファ103に記憶されたDAB放送の音声データと、IP放送に記憶されたIP放送の音声データとを比較することによってDAB放送とIP放送との時間差を算出する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、DAB放送およびIP放送の双方に時間情報が含まれている場合には、その時間情報に基づいて時間差を算出するようにしてもよい。この場合、時間差の算出に殆ど時間がかからないため、シームレスリンク機能の動作状態として、遅延時間算出中か否かを検出して表示する必要はない。
また、上記実施形態では、第1の規格の放送としてDAB放送を適用し、第2の規格の放送としてIP放送を適用しているが、本発明はこれに限らない。例えば、第1の規格の放送としてFM放送を適用し、第2の規格の放送としてIP放送を適用してもよい。また、第1の規格の放送としてDAB放送を適用し、第2の規格の放送としてFM放送を適用してもよい。また、第1の規格の放送としてDAB放送およびFM放送を適用し、第2の規格の放送としてIP放送を適用してもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
111 動作状態検出部
112 動作状態表示部

Claims (6)

  1. 第1規格の放送の受信タイミングと、上記第1規格の放送から遅延した第2規格の放送の受信タイミングとの時間差から上記第1規格の放送に対する上記第2規格の放送の遅延時間を算出し、当該遅延時間に応じた長さで上記第1規格の放送データに対する遅延処理を行うことにより、上記第1規格の放送データの出力タイミングを上記第2規格の放送データの出力タイミングに同期させるシームレスリンク機能を備えた放送受信装置であって、
    上記シームレスリンク機能の動作状態を検出する動作状態検出部と、
    上記動作状態検出部により検出された動作状態を画面に表示させる動作状態表示部とを備え、
    上記動作状態表示部は、受信可能な複数の放送局を示したチャンネルリスト画面において、上記放送局ごとに上記シームレスリンク機能の動作状態を表示させることを特徴とする放送受信装置。
  2. 上記動作状態表示部は、上記チャンネルリスト画面において何れか1つの放送局を選択する操作をしたときに表示される切替確認画面において、上記選択した放送局に関する上記シームレスリンク機能の動作状態を表示させることを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 上記動作状態検出部は、上記シームレスリンク機能の動作が完了したか否かを検出し、
    上記動作状態表示部は、上記動作状態検出部により検出された上記シームレスリンク機能の動作完了の有無を画面に表示させることを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  4. 上記動作状態検出部は、上記シームレスリンク機能の動作が遅延時間算出中か、遅延処理中か、動作完了かのステータスを検出し、
    上記動作状態表示部は、上記動作状態検出部により検出された上記ステータスを画面に表示させることを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  5. 上記動作状態検出部は、上記シームレスリンク機能の動作が完了したか否かを検出するとともに、完了していない場合は動作完了までの残り時間を随時検出し、
    上記動作状態表示部は、上記動作状態検出部により検出された上記シームレスリンク機能の動作完了の有無および上記残り時間を画面に随時更新しながら表示させることを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  6. 第1規格の放送の受信タイミングと、上記第1規格の放送から遅延した第2規格の放送の受信タイミングとの時間差から上記第1規格の放送に対する上記第2規格の放送の遅延時間を算出し、当該遅延時間に応じた長さで上記第1規格の放送データに対する遅延処理を行うことにより、上記第1規格の放送データの出力タイミングを上記第2規格の放送データの出力タイミングに同期させるシームレスリンク機能を備えた放送受信装置によるシームレスリンク状態表示方法であって、
    上記放送受信装置の動作状態検出部が、上記シームレスリンク機能の動作状態を検出する第1のステップと、
    上記放送受信装置の動作状態表示部が、上記動作状態検出部により検出された動作状態を画面に表示させる第2のステップとを有し、
    上記第2のステップにおいて、上記動作状態表示部は、受信可能な複数の放送局を示したチャンネルリスト画面において、上記放送局ごとに上記シームレスリンク機能の動作状態を表示させることを特徴とするシームレスリンク状態表示方法。
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