JP2014154579A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性の高い不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、第1方向に延在した複数の半導体領域と、複数の半導体領域の上に設けられ、第2方向に延在した複数の制御ゲート電極と、複数の半導体領域のそれぞれと複数の制御ゲート電極のそれぞれとが交差する位置に設けられた電荷蓄積層と、電荷蓄積層と複数の半導体領域のそれぞれとの間に設けられた第1絶縁膜と、電荷蓄積層と複数の制御ゲート電極のそれぞれとの間に設けられた第2絶縁膜と、複数の制御ゲート電極のそれぞれの間に設けられた第1絶縁層と、複数の半導体領域のそれぞれの間に設けられた素子分離領域と、を備える。複数の制御ゲート電極のそれぞれは、第1絶縁膜に接する半導体含有層と、半導体含有層の上に設けられた金属層と、を含む。第1絶縁層の下端は、第2絶縁膜よりも上に位置している。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法に関する。
NAND型フラッシュメモリに代表される不揮発性半導体記憶装置では、微細化が進行しつつも素子分離領域を所定の深さにして、各素子間の電気的絶縁を確保している。
しかし、微細化の進行により、浮遊ゲートの幅および制御ゲートの幅はますます狭くなっている。すなわち、浮遊ゲートおよび制御ゲートのアスペクト比はますます高くなる傾向にある。
浮遊ゲートおよび制御ゲートは、例えば、平板状に浮遊ゲート層および制御ゲート層を積んだ積層体を二次元に分割して形成される。この分割には、例えば、エッチングが利用されている。
しかし、浮遊ゲートおよび制御ゲートのアスペクト比が高くなるほど、エッチングによって生じた残渣が浮遊ゲートや半導体層に付着し易くなっている。このような残渣が浮遊ゲートや半導体層に付着したまま不揮発性半導体記憶装置が形成されると、不揮発性半導体記憶装置の信頼性が低下する虞がある。
特開2012−199277号公報
本発明が解決しようとする課題は、信頼性の高い不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法を提供することである。
実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、それぞれが第1方向に延在し、前記第1方向と交差する方向に配列された複数の半導体領域と、前記複数の半導体領域の上に設けられ、それぞれが前記第1方向とは異なる第2方向に延在し、前記第2方向と交差する方向に配列された複数の制御ゲート電極と、前記複数の半導体領域のそれぞれと前記複数の制御ゲート電極のそれぞれとが交差する位置に設けられた電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層と前記複数の半導体領域のそれぞれとの間に設けられた第1絶縁膜と、前記電荷蓄積層と前記複数の制御ゲート電極のそれぞれとの間に設けられた第2絶縁膜と、前記複数の制御ゲート電極のそれぞれの間に設けられた第1絶縁層と、前記複数の半導体領域のそれぞれの間に設けられた素子分離領域と、を備える。
前記複数の制御ゲート電極のそれぞれは、前記第1絶縁膜に接する半導体含有層と、前記半導体含有層の上に設けられた金属層と、を含む。前記第1絶縁層の下端は、前記第2絶縁膜よりも上に位置している。
図1は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を表す模式的平面図である。 図2(a)は、図1のB−B’線の位置における不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図であり、図2(b)は、図1のA−A’線の位置における不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図である。 図3(a)および図3(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図4(a)および図4(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図5(a)および図5(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図6(a)および図6(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図7(a)および図7(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図8(a)および図8(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図9(a)および図9(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図10(a)および図10(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図11(a)および図11(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図12(a)および図12(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図13(a)および図13(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図14(a)および図14(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図15(a)および図15(b)は、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図16(a)および図16(b)は、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図17(a)および図17(b)は、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図である。 図18(a)および図18(b)は、第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図である。 図19(a)および図19(b)は、第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。 図20(a)および図20(b)は、第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図である。 図21(a)および図21(b)は、第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を表す模式的平面図である。
図2(a)は、図1のB−B’線の位置における不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図であり、図2(b)は、図1のA−A’線の位置における不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図である。図2(a)および図2(b)では、Z軸の正方向を上方、負方向を下方としている。
図1に表されるように、不揮発性半導体記憶装置1は、複数の半導体領域11と、複数の制御ゲート電極62と、を備える。
複数の半導体領域11のそれぞれは、Y方向(第1方向)に延在している。複数の半導体領域11のそれぞれは、Y方向と交差する方向(例えば、X方向)に配列されている。複数の半導体領域11の導電形は、例えば、p形である。
複数の制御ゲート電極62のそれぞれは、複数の半導体領域11の上に設けられている。複数の制御ゲート電極62のそれぞれは、Y方向とは異なるX方向(第2方向)に延在している。複数の制御ゲート電極62のそれぞれは、X方向と交差する方向(例えば、Y方向)に配列されている。複数の半導体領域11のそれぞれと、複数の制御ゲート電極62のそれぞれと、は交差している。
複数の半導体領域11のそれぞれと複数の制御ゲート電極62のそれぞれとが交差する位置にトランジスタが配置されている(後述)。各々のトランジスタは、X方向とY方向とに2次元的に配列されている。各々のトランジスタは、不揮発性半導体記憶装置1のメモリセルとして機能する。
図2(a)および図2(b)に表されるように、不揮発性半導体記憶装置1は、半導体領域10と、半導体領域11と、制御ゲート電極62と、電荷蓄積層30と、ゲート絶縁膜20(第1絶縁膜)と、IPD(Inter Poly Dielectric)膜40(第2絶縁膜)と、素子分離領域50と、絶縁層70(第1絶縁層)と、を備える。半導体領域10の導電形は、n形である。電荷蓄積層30については、浮遊ゲート層30と称してもよい。制御ゲート電極62についてはワード線62と称してもよい。IPD膜40については、電荷ブロック膜40と称してよい。半導体領域10と半導体領域11とをあわせて半導体層12とする。
不揮発性半導体記憶装置1においては、半導体領域11、ゲート絶縁膜20、電荷蓄積層30、IPD膜40、および制御ゲート電極62によってトランジスタが構成されている。このトランジスタは、複数の半導体領域11それぞれと複数の制御ゲート電極62のそれぞれとが交差する位置に設けられている。
複数の半導体領域11のそれぞれは、NANDストリングの一部を構成する。複数の半導体領域11のそれぞれは、素子分離領域50によって分離されている。複数の半導体領域11のそれぞれは、半導体層12内で素子分離領域50により画定されている。複数の半導体領域11のそれぞれは、トランジスタのアクティブ領域として機能する。
ゲート絶縁膜20は、電荷蓄積層30と複数の半導体領域11のそれぞれとの間に設けられている。ゲート絶縁膜20は、半導体領域11と電荷蓄積層30との間で電荷(例えば、電子)がトンネル通過するトンネル絶縁膜として機能する。
電荷蓄積層30は、複数の半導体領域11のそれぞれと複数の制御ゲート電極62のそれぞれとが交差する位置に設けられている。電荷蓄積層30は、図2(a)および図2(b)に表されるA−A’断面およびB−B’断面においてZ方向に延びた長方形をしている。従って、電荷蓄積層30は、Z方向に延在した角柱形状を有する。電荷蓄積層30は、ゲート絶縁膜20を介して半導体領域11からトンネル通過した電荷を蓄積することができる。
IPD膜40は、電荷蓄積層30と複数の制御ゲート電極62のそれぞれとの間に設けられている。IPD膜40は、電荷蓄積層30の上端30uを覆っている。さらに、IPD膜40は、電荷蓄積層30の側壁30wの一部を覆っている。
絶縁層70は、複数の制御ゲート電極62のそれぞれの間に設けられている。絶縁層70の下端70dは、IPD膜40よりも上に位置している。記複数の半導体領域11のそれぞれと絶縁層70との間には空間(エアギャップ)70sがある。絶縁層70には空間がない。
絶縁層70の底部70bは、底部70bの中心における中心部70cと、複数の制御ゲート電極62のそれぞれに接する端部と、を含む。第1実施形態では、端部が上述した下端70dに対応している。端部と複数の半導体領域11のそれぞれとの間の距離は、中心部70cと複数の半導体領域11のそれぞれとの間の距離よりも短くなっている。つまり、絶縁層70の底部70bは、上に凸になった非平坦面(例えば、曲面)になっている。
複数の制御ゲート電極62のそれぞれは、IPD膜40を介して電荷蓄積層30に接している。例えば、図2(b)に表されるように、制御ゲート電極62は、素子分離領域50が接する電荷蓄積層30以外の電荷蓄積層30の部分にIPD膜40を介して接している。換言すれば、複数の制御ゲート電極62のそれぞれは、IPD膜40を介して電荷蓄積層30に接する延在部62aを有する。複数の延在部62aのそれぞれは、電荷蓄積層30を挟んでいる。
すなわち、制御ゲート電極62は、IPD膜40を介して電荷蓄積層30の一部を覆っている。例えば、制御ゲート電極62は、IPD膜40を介して電荷蓄積層30の上端30uおよび側壁30wの一部を覆っている。制御ゲート電極62は、トランジスタを制御するためのゲート電極として機能する。制御ゲート電極62の上には層間絶縁膜を設けてもよい(後述)。なお、複数の制御ゲート電極62のそれぞれは、ゲート絶縁膜20に接する半導体含有層61と、半導体含有層61の上に設けられた金属層60と、を含んでいる。
素子分離領域50は、複数の半導体領域11のそれぞれの間に設けられている。素子分離領域50は、ゲート絶縁膜20と、電荷蓄積層30の一部と、に接している。さらに、素子分離領域50は、半導体領域10に接している。
すなわち、電荷蓄積層30の上端30uおよび側壁30wは、IPD膜40と絶縁層70とを含む絶縁体により覆われている。また、電荷蓄積層30の一部は、空間70sに露出されている。これにより、電荷蓄積層30に蓄積された電荷は、制御ゲート電極62へリークしないようになっている。
半導体領域11の材料は、ボロン(B)等が添加されたシリコンである。半導体領域10の材料は、リン(P)、ヒ素(As)等が添加されたシリコンである。ゲート絶縁膜20は、窒化シリコン膜/酸化シリコン膜/窒化シリコン膜の順に積層された積層膜であってもよく、酸化シリコン膜または窒化シリコン膜の単層膜であってもよい。ゲート絶縁膜20の例示は、一例であり、この構造に限らない。
電荷蓄積層30の材料は、例えば、Si、Si系化合物等の半導体層、金属層、絶縁層、またはこれらの積層体であってもよい。電荷蓄積層30の材料は、例えば、n形(第2導電形)の不純物を含む半導体、金属、金属化合物等である。電荷蓄積層30の材料としては、例えば、アモルファスシリコン(a−Si)、ポリシリコン(poly−Si)、シリコンゲルマン(SiGe)、窒化シリコン(Si)、酸化ハフニウム(HfOx)等があげられる。
IPD膜40は、例えば、酸化膜/窒化膜/酸化膜(ONO構造)の順に積層された積層膜である。窒化膜の材料は、窒化シリコン(SiN)等である。酸化膜の材料は、酸化シリコン(SiO)等である。あるいは、この積層順は適宜選択され、窒化膜/酸化膜/窒化膜の順にしてもよい。さらに、積層順は、窒化膜/酸化膜/窒化膜/酸化膜/窒化膜(NONON構造)等も含む。
素子分離領域50および絶縁層70の材料は、例えば、酸化シリコン(SiO)である。半導体含有層61の材料は、例えば、p形の不純物を含むポリシリコンである。金属層60の材料は、タングステン(W)、モリブデン(Mo)等の金属、金属シリサイド等である。
実施形態においては、上述したp形をn形に、上述したn形をp形に入れ替えてもよい。p形の不純物元素としては、例えば、ボロン(B)があげられる。n形の不純物元素としては、例えば、リン(P)、ヒ素(As)があげられる。
不揮発性半導体記憶装置1の製造過程について説明する。
以下に説明される膜、層の形成方法は、特に断らない限り、CVD(Chemical Vapor Deposition)、スパッタリング法、ALD(Atomic Layer Deposition)法、エピタキシャル法、スピンコート法等のいずれかから適宜選択される。また、膜、層の除去は、RIE(Reactive Ion Etching)等のドライエッチング、フッ酸溶液、アルカリ溶液等によるウェットエッチング、酸素含有ガスによるアッシングのいずれかから適宜選択される。
図3(a)〜図14(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。図3(a)〜図7(b)の各図(a)には、図1のA−A’線に対応した断面が表され、各図(b)には、平面が表されている。
まず、図3(a)および図3(b)に表すように、積層体15が準備される。積層体15は、半導体層12と、半導体層12の上に設けられたゲート絶縁膜20と、ゲート絶縁膜20の上に設けられた電荷蓄積層30と、を有する。積層体15の積層方向は、Z方向である。
続いて、積層体15の上に、Y方向に延在し、Y方向と交差する方向(例えば、X方向)に配列された複数のマスク層90が形成される。マスク層90のパターニングは、例えば、フォトリソグラフィおよびエッチングにより行われる。マスク層90は、ハードマスクである。
マスク層90の材料としては、半導体との加工選択比が高い材料が選択される。例えば、マスク層90の材料は、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(SiN)、レジスト、これら以外の材料、または、これらの材料を積層したものである。
次に、図4(a)および図4(b)に表すように、複数のマスク層90から表出された積層体15にエッチングが施される。これにより、半導体層12にY方向に延在する複数のトレンチ80が形成される。その結果、複数のトレンチ80のそれぞれによって挟まれた半導体領域11が形成される。さらに、半導体領域11の上にY方向に延在するゲート絶縁膜20と、ゲート絶縁膜20の上にY方向に延在する電荷蓄積層30と、が形成される。
次に、図5(a)および図5(b)に表すように、複数のトレンチ80のそれぞれのなかに、素子分離領域50が形成される。
次に、図6(a)および図6(b)に表すように、素子分離領域50がエッチバックされる。これにより、複数のトレンチ80のそれぞれのなかに、半導体領域11、ゲート絶縁膜20、および電荷蓄積層30の一部に接する素子分離領域50が形成される。素子分離領域50が形成された後、マスク層90は除去される。
続いて、素子分離領域50の上端50uの上および電荷蓄積層30の表面の上にIPD膜40が形成される。これにより、電荷蓄積層30の素子分離領域50から表出する部分がIPD膜40によって被覆される。
次に、図7(a)および図7(b)に表すように、複数のトレンチ80のそれぞれのなか、および電荷蓄積層30の上に、IPD膜40を介して半導体含有層61が形成される。続いて、半導体含有層61の上に半導体含有層63が形成される。
この段階において、電荷蓄積層30と、IPD膜40と、制御ゲート電極層62Lと、を含む積層体16が形成される。電荷蓄積層30は、半導体層12の上にゲート絶縁膜20を介して設けられる。IPD膜40は、電荷蓄積層30の上に設けられる。制御ゲート電極層62Lは、IPD膜40の上に設けられる。
制御ゲート電極層62Lは、不純物元素を含む半導体含有層61(第1半導体含有層)と、半導体含有層61の上に形成された半導体含有層63(第2半導体含有層)と、を含む。半導体含有層63は、半導体含有層61の上に設けられている。すなわち、積層体16は、電荷蓄積層30/IPD膜40/半導体含有層61/半導体含有層63の順に積層された積層体である。
半導体含有層63の不純物元素濃度は、半導体含有層61の不純物元素濃度よりも低い。半導体含有層63の材料は、例えば、ノンドープのポリシリコンである。半導体含有層61に含まれる不純物元素は、例えば、ボロン(B)である。半導体含有層61中のボロンの濃度は、例えば、1×1021(atoms/cm)である。
続いて、半導体含有層63の上に絶縁膜75(第3絶縁膜)が形成される。絶縁膜75は、後述するCMP工程時のストッパ膜として機能する。絶縁膜75の材料は、例えば、窒化シリコン(SiN)である。
次に例示される図8(a)〜図14(b)の各図(a)には、図1のB−B’線に対応した断面が表され、各図(b)には、平面が表されている。
図8(a)および図8(b)に表すように、積層体16の上に複数のマスク層91が形成される。複数のマスク層91のそれぞれは、X方向に延在し、X方向と交差する方向(例えば、Y方向)に配列されている。
マスク層91のパターニングは、例えば、フォトリソグラフィおよびエッチングにより行われる。マスク層91の材料としては、金属、半導体との加工選択比が高い材料が選択される。マスク層91の材料は、例えば、BSG(Boro Silicate Glass, ホウケイ酸ガラス)である。あるいは、マスク層91の材料として、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(SiN)、レジスト、これら以外の材料、または、これらの材料を積層したものを用いてもよい。
次に、図9(a)および図9(b)に表すように、複数のマスク層91から表出された積層体16にRIEが施される。このエッチングによって、積層体16にX方向に延在された複数のトレンチ81(第1トレンチ)が形成される。すなわち、積層体16がX方向に交差する方向(例えば、Y方向)に複数に分割される。これにより、制御ゲート電極層が複数に分割される。
この後、トレンチ81を通じて半導体領域11に不純物元素が注入される。これにより、電荷蓄積層30の両側の半導体領域11にソース・ドレインが形成される(図示しない)。この後、マスク層91は、フッ酸蒸気によって除去される。
次に、図10(a)および図10(b)に表すように、複数のトレンチ81のそれぞれのなかに絶縁層70が形成される。さらに、絶縁層70は、半導体含有層63の上にも絶縁膜75を介して形成される。絶縁層70は、半導体含有層63と、半導体含有層61と、に接している。
絶縁層70の下端70dは、IPD膜40よりも上に位置するように調整される。つまり、絶縁層70の下に空間70sが残るように複数のトレンチ81のそれぞれのなかに絶縁層70が形成される。絶縁層70を形成する方法は、例えば、高密度プラズマCVDである。
次に、図11(a)および図11(b)に表すように、化学的機械研磨(CMP)によって絶縁膜75から上の絶縁層70が除去される。この際、絶縁膜75は、絶縁層70に化学的機械研磨を施す際のストッパ膜として機能する。
続いて、絶縁膜75が酸処理(例えば、リン酸処理)を用いたエッチングにより選択的に除去される。さらに、半導体含有層63が有機アルカリによって選択的に除去される。有機アルカリは、例えば、トリメチル−2−ヒドロキシエチルアンモニウムハイドロオキサイド水溶液([(CHNCHCHOH]+OH)である。この状態を、図12(a)および図12(b)に表す。
図12(a)および図12(b)に表すように、複数の積層体16のそれぞれと、X方向と交差する方向(例えば、Y方向)において複数の積層体16のそれぞれの一方の側に形成された絶縁層70と、他方の側に形成された絶縁層70と、によって囲まれたトレンチ82(第2トレンチ)が形成される。
次に、図13(a)および図13(b)に表すように、トレンチ82のなか、および絶縁層70の上に金属層60が形成される。
次に、図14(a)および図14(b)に表すように、絶縁層70から上の金属層60が化学的機械研磨によって除去される。続いて、金属層60の上に、層間絶縁膜76が形成される。このような製造過程によって、不揮発性半導体記憶装置1が形成される。
第1実施形態の効果を説明する前に、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を説明する。
図15(a)〜図16(b)は、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。図15(a)〜図16(b)の各図(a)には、図1のB−B’線に対応した断面が表され、各図(b)には、平面が表されている。
図15(a)および図15(b)に表すように、参考例では上述した半導体含有層63の代わりに金属層60を用いている。すなわち、参考例では、制御ゲート電極層が分割されるの直前の積層体17として、電荷蓄積層30/IPD膜40/半導体含有層61/金属層60の順に積層された積層体を用いている。参考例に係る制御ゲート電極層62Rは、半導体含有層61/金属層60の順に積層された層である。このような積層体17にエッチング加工を施した場合の状態を、図16(a)および図16(b)に表す。
図16(a)および図16(b)に表すように、複数のマスク層91から表出された積層体17にRIEが施されると、積層体17にX方向に延在された複数のトレンチ81が形成される。その結果、積層体17がX方向に交差する方向(例えば、Y方向)に複数に分割される。
しかし、参考例では、金属層60をエッチング加工するため、金属層60の残渣60rsが電荷蓄積層30もしくは半導体領域11に付着およびノックオン(打ち込み)する可能性がある。この残渣60rsは、タングステン(W)、モリブデン(Mo)等の高融点金属を含み、ウェット処理をしても残り続ける可能性がある。
残渣60rsは、金属を含むことから、残渣60rsの抵抗率は、半導体材の抵抗率よりも低くなる。このため、電荷蓄積層30よりも残渣60rsに優先的に電荷(例えば、電子)が蓄積されやすくなる。
これにより、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置においては、データ保持時および読み込み時の閾値電圧(Vth)がばらつき易くなる。あるいは、データ消去時の消去不良を招くおそれがある。さらに、金属層60がトレンチ81内で露出された状態でプロセスを進行させると、トレンチ81内に金属含有ウィスカが生成して、隣り合うワードラインゲート電極同士がウィスカを通じて短絡する可能性がある。
また、タングステン(W)、モリブデン(Mo)等の高融点金属層のRIE加工には、半導体のRIE加工に比べて、厚いハードマスクが必要になる。このため、トレンチ81を形成する際に、ハードマスクのアスペクト比が高くなってしまう。これにより、エッチング加工時には、いわゆるマスク倒れが発生する可能性がある。また、高融点金属層のRIE加工では、半導体のRIE加工に比べて、エチングの加工性を高める分、半導体層12がプラズマによるダメージを受け易い。
これに対し、第1実施形態では、半導体含有層63をエッチング加工するため、金属層60の残渣60rsが電荷蓄積層30もしくは半導体領域11に付着することがない。これにより、第1実施形態では、データ書き込み時および読み込み時の閾値電圧(Vth)がばらついたり、データ消去時の消去不良が起きたりすることがない。その結果、不揮発性半導体装置の信頼性が向上する。
また、第1実施形態では、トレンチ81内に金属含有ウィスカが発生することもなく、隣り合う選択ゲート電極同士がウィスカを通じて短絡することもない。また、半導体含有層63の材料は、例えば、ノンドープのポリシリコンである。従って、高融点金属層に比べて、RIE加工が容易になって厚いハードマスクを要しない。これにより、トレンチ81を形成する際にマスク倒れが発生しない。また、エッチング時に半導体層12がプラズマによるダメージを受けることもない。その結果、不揮発性半導体装置の製造歩留まりが向上する。
また、第1実施形態では、隣り合う電荷蓄積層30の間に空間70sが設けられている。このため、隣り合う電荷蓄積層30の間、および電荷蓄積層30と半導体層12との間における寄生容量が低減する。その結果、隣り合う電荷蓄積層30の間、および電荷蓄積層30と半導体層12との間の容量結合が低減する。これにより、不揮発性半導体装置の動作が安定する。
また、第1実施形態では、絶縁層70が金属層60と、金属層60の下の半導体含有層61に接している。このため、第1実施形態に係る絶縁層70のZ方向の層厚は、絶縁層70が金属層60のみに接した場合に比べて増加する。絶縁層70のなかには、空間(エアギャップ)がない。従って、絶縁層70の機械的強度が確保される。これにより、複数のトレンチ82のそれぞれに設けられた金属層60は、一対の絶縁層70によって安定して保持される。
(第2実施形態)
図17(a)および図17(b)は、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図である。
図17(a)は、図1のB−B’線の位置に対応した不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図であり、図17(b)は、図1のA−A’線の位置に対応した不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図である。
不揮発性半導体記憶装置2の基本構造は、不揮発性半導体記憶装置1の基本構造と同じである。但し、不揮発性半導体記憶装置2は、半導体含有層61と金属層60との間に中間膜65を備えている。中間膜65の材料は、例えば、窒化チタン(TiN)、窒化タングステン(WN)等である。
中間膜65は、上述した図12の段階において、半導体含有層63を除去した後、金属層60を形成する前に半導体含有層61の上に形成される。あるいは、中間膜65は、上述した図7の段階において、半導体含有層61と半導体含有層63との間に形成される。中間膜65は、例えば、CVDによって形成される。
不揮発性半導体記憶装置2は、不揮発性半導体記憶装置1と同じ効果を奏する。さらに、不揮発性半導体記憶装置2は、以下に説明する効果を奏する。
金属層60に含まれる金属(例えば、W、Mo)は、半導体含有層61に含まれるシリコン(Si)と反応を起こして金属シリサイドを形成する可能性がある。金属シリサイドの抵抗率は、タングステン(W)、モリブデン(Mo)等の金属の抵抗率に比べて高い。従って、このような反応が起きると、制御ゲート電極の抵抗が上がる可能性がある。
不揮発性半導体記憶装置2では、半導体含有層61と金属層60との間に中間膜65が設けられている。中間膜65は、バリア膜として機能する。これにより、半導体含有層61に含まれるシリコン(Si)の金属層60への拡散が抑制されて金属シリサイドが形成され難くなる。従って、不揮発性半導体記憶装置2では、制御ゲート電極の抵抗上昇が確実に防止される。
(第3実施形態)
図18(a)および図18(b)は、第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図である。
図18(a)は、図1のB−B’線の位置に対応した不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図であり、図18(b)は、図1のA−A’線の位置に対応した不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図である。
不揮発性半導体記憶装置3の基本構造は、不揮発性半導体記憶装置1の基本構造と同じである。但し、不揮発性半導体記憶装置3は、複数の半導体領域11のそれぞれと絶縁層70との間に絶縁層71(第2絶縁層)を備えている。絶縁層71の誘電率は、絶縁層70の誘電率よりも低い。絶縁層71の材料は、例えば、SiOC、SiOF、塗布SiO等の低誘電率材、ポーラスなlow−k材等である。絶縁層70の下端70dは、IPD膜40の上に位置している。絶縁層71は電荷蓄積層30に接している。絶縁層70は、金属層60および半導体含有層61に接している。
図19(a)および図19(b)は、第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。
例えば、第3実施形態においては、複数のトレンチ81のそれぞれのなかに電荷蓄積層30に接する絶縁層71が形成される。この後、絶縁層71の上に絶縁層70が形成される。この後は、図11(a)以後に表された製造プロセスが進行する。
不揮発性半導体記憶装置3は、不揮発性半導体記憶装置1と同じ効果を奏する。例えば、不揮発性半導体記憶装置3では、隣り合う電荷蓄積層30の間に低誘電率の絶縁層71が設けられている。このため、隣り合う電荷蓄積層30の間、および電荷蓄積層30と半導体層12との間における寄生容量が低減する。その結果、隣り合う電荷蓄積層30の間、および電荷蓄積層30と半導体層12との間の容量結合が低減する。これにより、不揮発性半導体装置の動作が安定する。
また、第3実施形態では、絶縁層70の下に絶縁層71が設けられている。換言すれば、絶縁層70の下端70dの位置は、絶縁層71の上端の位置によって決定される。複数の絶縁層71のそれぞれは、トレンチ81の底から所定の高さまでに形成される。すなわち、複数の絶縁層71のそれぞれの上端の位置がばらつき難い。このため、第3実施形態においては、絶縁層70の下端70dの位置精度が第1実施形態に比べて安定する。このように、第3実施形態においては、複数の絶縁層70のそれぞれの下端70dの位置のばらつきが抑制される。
(第4実施形態)
図20(a)および図20(b)は、第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図である。
図20(a)は、図1のB−B’線の位置に対応した不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図であり、図20(b)は、図1のA−A’線の位置に対応した不揮発性半導体記憶装置を表す模式的断面図である。
不揮発性半導体記憶装置4の基本構造は、不揮発性半導体記憶装置1の基本構造と同じである。但し、不揮発性半導体記憶装置4の絶縁層70の底部(下端70d)は平坦もしくは下側に凸形状である。
図21(a)および図21(b)は、第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式図である。
例えば、第4実施形態においては、複数のトレンチ81のそれぞれのなかに電荷蓄積層30に接する犠牲層72が形成される。この後、犠牲層72の上に絶縁層70が形成される。犠牲層72の材料は、例えば、レジスト、ポリシラザン等である。
続いて、犠牲層72を選択的に除去することにより、図20(a)および図20(b)に示すごとく、絶縁層70の下に空間70sが形成される。
不揮発性半導体記憶装置4は、不揮発性半導体記憶装置1と同じ効果を奏する。さらに、第4実施形態では、犠牲層72の上に絶縁層70が設けられ、その後、犠牲層72が除去される。従って、絶縁層70の下端70dの位置および形状は、犠牲層72の上端の位置および形状によって決定される。複数の犠牲層72のそれぞれは、トレンチ81の底から所定の高さまでに形成される。すなわち、複数の犠牲層72のそれぞれの上端の位置がばらつき難い。また、犠牲層72の上端は平坦になる。
このため、第4実施形態においては、絶縁層70の下端70dの位置精度および形状が第1実施形態に比べて安定する。このように、第4実施形態においては、複数の絶縁層70のそれぞれの下端70dの位置および形状のばらつきが抑制される。
以上、具体例を参照しつつ実施形態について説明した。しかし、実施形態はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、実施形態の特徴を備えている限り、実施形態の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、「部位Aは部位Bの上に設けられている」という場合の「の上に」とは、部位Aが部位Bに接触して、部位Aが部位Bの上に設けられている場合と、部位Aが部位Bに接触せず、部位Aが部位Bの上方に設けられている場合との意味で用いられている。
また、前述した各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて複合させることができ、これらを組み合わせたものも実施形態の特徴を含む限り実施形態の範囲に包含される。その他、実施形態の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても実施形態の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、2、3、4 不揮発性半導体記憶装置
10、11 半導体領域
12 半導体層
15、16、17 積層体
20 ゲート絶縁膜
30 電荷蓄積層(浮遊ゲート層)
30u、50u 上端
30w 側壁
40 IPD膜(電荷ブロック膜)
50 素子分離領域
60 金属層
60rs 残渣
61、63 半導体含有層
62 制御ゲート電極(ワード線)
62a 延在部
62L、62R 制御ゲート電極層
65 中間膜
70、71 絶縁層
70b 底部
70c 中心部
70d 下端
70s 空間
72 犠牲層
75 絶縁膜
76 層間絶縁膜
80、81、82 トレンチ
90、91 マスク層

Claims (7)

  1. それぞれが第1方向に延在し、前記第1方向と交差する方向に配列された複数の半導体領域と、
    前記複数の半導体領域の上に設けられ、それぞれが前記第1方向とは異なる第2方向に延在し、前記第2方向と交差する方向に配列された複数の制御ゲート電極と、
    前記複数の半導体領域のそれぞれと前記複数の制御ゲート電極のそれぞれとが交差する位置に設けられた電荷蓄積層と、
    前記電荷蓄積層と前記複数の半導体領域のそれぞれとの間に設けられた第1絶縁膜と、
    前記電荷蓄積層と前記複数の制御ゲート電極のそれぞれとの間に設けられた第2絶縁膜と、
    前記複数の制御ゲート電極のそれぞれの間に設けられた第1絶縁層と、
    前記複数の半導体領域のそれぞれの間に設けられた素子分離領域と、
    を備え、
    前記複数の制御ゲート電極のそれぞれは、前記第1絶縁膜に接する半導体含有層と、前記半導体含有層の上に設けられた金属層と、を含み、
    前記第1絶縁層の下端は、前記第2絶縁膜よりも上に位置し、
    前記複数の半導体領域のそれぞれと前記第1絶縁層との間には、空間がある不揮発性半導体記憶装置。
  2. それぞれが第1方向に延在し、前記第1方向と交差する方向に配列された複数の半導体領域と、
    前記複数の半導体領域の上に設けられ、それぞれが前記第1方向とは異なる第2方向に延在し、前記第2方向と交差する方向に配列された複数の制御ゲート電極と、
    前記複数の半導体領域のそれぞれと前記複数の制御ゲート電極のそれぞれとが交差する位置に設けられた電荷蓄積層と、
    前記電荷蓄積層と前記複数の半導体領域のそれぞれとの間に設けられた第1絶縁膜と、
    前記電荷蓄積層と前記複数の制御ゲート電極のそれぞれとの間に設けられた第2絶縁膜と、
    前記複数の制御ゲート電極のそれぞれの間に設けられた第1絶縁層と、
    前記複数の半導体領域のそれぞれの間に設けられた素子分離領域と、
    を備え、
    前記複数の制御ゲート電極のそれぞれは、前記第1絶縁膜に接する半導体含有層と、前記半導体含有層の上に設けられた金属層と、を含み、
    前記第1絶縁層の下端は、前記第2絶縁膜よりも上に位置している不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記複数の半導体領域のそれぞれと前記第1絶縁層との間に設けられた第2絶縁層をさらに備え、
    前記第2絶縁層の誘電率は、前記第1絶縁層の誘電率よりも低い請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記第1絶縁層の底部は、前記底部の中心における中心部と、前記複数の制御ゲート電極のそれぞれに接する端部と、を含み、
    前記端部と前記複数の半導体領域のそれぞれとの間の距離は、前記中心部と前記複数の半導体領域のそれぞれとの間の距離よりも短い請求項1〜3のいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. (a)半導体層の上に第1絶縁膜を介して設けられた電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層の上に設けられた第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜の上に設けられた制御ゲート電極層であり、不純物元素を含む第1半導体含有層と、前記第1半導体含有層の上に設けられ前記第1半導体含有層よりも不純物元素濃度が低い第2半導体含有層と、を含む前記制御ゲート電極層と、を有する積層体を形成する工程と、
    (b)前記積層体の上に、それぞれが第2方向に延在し、前記第2方向と交差する方向に配列された複数のマスク層を形成する工程と、
    (c)前記複数のマスク層から表出された前記積層体にエッチングを施し前記積層体に前記第2方向に延在された複数の第1トレンチを形成することにより、前記第2方向に交差する方向に前記積層体を複数に分割する工程と、
    (d)前記複数の第1トレンチのそれぞれのなかにおいて、前記第2半導体含有層と、前記第1半導体含有層と、に接する第1絶縁層を形成する工程と、
    (e)前記第2半導体含有層を除去し、前記積層体と、前記第2方向と交差する方向において前記積層体の一方の側に形成された前記第1絶縁層と、他方の側に形成された前記第1絶縁層と、によって囲まれた第2トレンチを形成する工程と、
    (g)前記第2トレンチのなかに金属層を形成する工程と、
    を備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  6. 前記(d)工程において、前記第1絶縁層の下端が前記第2絶縁膜よりも上に位置するように前記第1絶縁層を形成する請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  7. 前記(d)工程において、前記第1絶縁層の下に空間が残るように前記複数の第1トレンチのそれぞれのなかに前記第1絶縁層を形成する請求項5または6に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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