JP2014154375A - 充電コネクタ - Google Patents

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Daichi Kawaguchi
大致 川口
Shiro Nishida
詩朗 西田
Takuya Utsunomiya
拓也 宇都宮
Fumitaka MAEKAWA
文隆 前川
Daisuke Ito
大輔 伊藤
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Abstract

【課題】簡素な構成でアーク放電の発生による不具合を防止することが可能な充電コネクタを提供する。
【解決手段】充電コネクタ30の接続端子50が収容される端子収容部34には、開口部36を閉塞する遮断膜40が備えられており、遮断膜40は、接続端子50と接続される相手側端子が当接した際に弾性変形するとともに相手側端子が開口部36から端子収容部34内へ進入することを許容する切込み部42が形成されており、相手側端子の接続端子50との接触が解除されて相手側端子が端子収容部34内から離脱する際に遮断膜40が開口部36を閉塞する形状に弾性復元することでアーク放電の経路を遮断する。
【選択図】図7

Description

本発明は、充電コネクタに関する。
電気自動車等の充電に用いられる充電コネクタは、充電の際に相手側コネクタと嵌合することで、充電コネクタの端子と相手側コネクタの端子とが接続されて、外部の電源から車両の蓄電装置に電力が供給されるようになっている。
ここで、誤って充電中に一方のコネクタが他方のコネクタに対して引き抜かれるなどした場合には、接続状態にあった端子間が離れる際にアーク放電が生じることがある。
特許文献1は、コネクタの嵌合面側に永久磁石を内臓している。この永久磁石により、接続端子間に発生するアーク放電が接続端子の挿入方向に対して直交する方向に曲げられる。このようにアーク放電の軌跡が曲げられることで、アーク放電の軌跡を長くして接続端子の溶断を防止するというものである。
特開2003−249317号公報
ところで、特許文献1の構成では、アーク放電の軌跡を曲げるために永久磁石を用いているため、永久磁石を有する分だけ構成が複雑になるのに加えて、永久磁石の磁力により鉄屑などがコネクタの嵌合面に付着することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、簡素な構成でアーク放電の発生による不具合を防止することが可能な充電コネクタを提供することを目的とする。
本発明は、相手側コネクタと嵌合することで車両外の電源から車両に搭載された蓄電装置を充電するための充電コネクタであって、前記相手側コネクタに備えられた相手側端子と接触して前記相手側端子と電気的に接続される接続端子と、前記接続端子を保持するハウジングと、を備え、前記ハウジングは、前記接続端子が収容されるとともに前記相手側端子を内部に導入する開口部を有する筒状の端子収容部を備え、前記端子収容部には、前記開口部を閉塞する遮断膜が備えられており、前記遮断膜は、前記相手側端子が当接した際に弾性変形するとともに前記相手側端子が前記開口部から前記端子収容部内へ進入することを許容する切込み部が形成されており、前記相手側端子の前記接続端子との接触が解除されて前記相手側端子が前記端子収容部内から離脱する際に前記遮断膜が前記開口部を閉塞する形状に弾性復元する。
本構成によれば、相手側端子の接続端子との接触が解除されて相手側端子が端子収容部内から離脱する際に遮断膜が開口部を閉塞する形状に弾性復元することでアーク放電の経路を遮断するため、相手側端子と接続端子との間のアーク放電の発生を抑制することが可能になる。よって、簡素な構成でアーク放電の発生による不具合を防止することが可能となる。
上記構成の実施態様として以下の構成を有すれば好ましい。
・前記相手側端子は、ピン状の端子である。
このようにすれば、ピン状の端子が接続端子から離れる際のアーク放電を抑制することが可能になる。
・前記遮断膜は、難燃性のゴムからなる。
このようにすれば、簡素な構成で遮断膜を形成することが可能になる。
・前記遮断膜は、複数重ねられており、前記複数の遮断膜のうちの1の遮断膜に形成された前記切込み部を覆うように他の遮断膜が配されている。
このようにすれば、切込み部により形成された隙間によりアーク放電の遮断性が低下するおそれがある場合であってもアーク放電の遮断性の低下を防止することが可能になる。
・前記切込み部は、前記遮断膜を通る前記相手側端子の中心部を中心とする放射状に形成されている。
このようにすれば、遮断膜を容易に弾性変形させることができる。
・前記端子収容部には、係止部が備えられるとともに、前記遮断膜には、前記係止部に係止されることで当該遮断膜を前記端子収容部に着脱可能に保持される被係止部が備えられている。
このようにすれば、遮断膜の取付けや取外しを容易に行うことができる。
本発明によれば、充電コネクタについて、簡素な構成でアーク放電の発生による不具合を防止することが可能となる。
実施形態1の充電コネクタが電源側コネクタと嵌合した状態を示す斜視図 充電コネクタが電源側コネクタと嵌合した状態を電源側コネクタの背面側から示す図 充電コネクタを示す斜視図 充電コネクタを示す正面図 図4の遮断膜が取付けられた部分を拡大した図 図4のB−B断面図 図6の筒状部の先端部を拡大した図 充電コネクタを示す分解斜視図 充電コネクタにおける遮断膜を外した状態を示す斜視図 充電コネクタにおける遮断膜を外した状態を示す正面図 図2のA−A断面図 図11の正規嵌合状態から電源側コネクタが離脱する途中でアーク放電が生じうる位置を示す図 図12の状態から電源側コネクタが充電コネクタから離脱した状態を示す図
<実施形態1>
以下、実施形態1について、図1〜図13を参照して説明する。
本実施形態の充電コネクタ30は、電気自動車等の車両に備えられており、図1に示すように、外部の充電装置に設けられた電源側コネクタ10(「相手側コネクタ」の一例)を接続することで車両の蓄電装置が充電されるものである。以下では、コネクタ10,30の互いの嵌合方向を前方とし、上下方向及び左右方向については、図2を基準として説明する。
(電源側コネクタ10)
電源側コネクタ10は、全体としてピストル形状をなしており、アルミニウム合金製または合成樹脂製の電源側ハウジング11と、電源側ハウジング11に収容された電源側端子18(「相手側端子」の一例)とを備えている(図13)。
電源側ハウジング11は、電源側端子18が収容された本体部12と、本体部12の後端部から斜め下方に延びて本体部12と一体に成形されたグリップ部11Aとを備えている。
本体部12には、図13に示すように、電源側端子18が保持される端子保持部13を備える。
端子保持部13は、電源側端子18が収容される端子収容室14を有する。
端子収容室14は、前後方向に長い空間を有しており、電源側端子18の周囲を包囲する隔壁14Aを有する。
隔壁14Aの内壁には、端子収容室14を前後に隔てる板状の区画壁16が設けらている。
区画壁16には、電源側端子18を挿通可能な円形状の端子挿通孔17が形成されている。
端子収容室14の前方側は、前方に開口する進入孔15とされている。
充電コネクタ30との嵌合時には、端子収容室14の内側に充電コネクタ30の後述する筒状部35が嵌め入れられる。
電源側端子18は、細長い丸ピン形状の端子(丸ピン端子)であり、金属からなる端子本体19と、端子本体19の先端部に取付けられた絶縁性のキャップ21とを備える。
端子本体19は、銅又は銅合金等の金属からなり、前方側が車両側の接続端子50と接続される円柱状の端子接続部20とされ、後方側が電線55と接続される電線接続部27とされ、端子接続部20と電線接続部27の間に外方に鍔状に張り出すフランジ部28が形成されている。
端子接続部20は、先端にキャップ21が取付けられる凹部26を有する。凹部26内の前端部には、内方側に突出する一対の抜け止め突部が形成されている。
キャップ21は、合成樹脂製であって、端子本体19の先端の前方に配される頭部23の後方に段差状に縮径されて凹部26内に挿通される径小部24を備える。
頭部23は、やや先細にした円柱状であって、その後端が端子本体19の径よりもやや小さい径とされ、先端側に向けて傾斜状に先細になることで、前後方向において頭部23の外周が端子本体19の側面(周面)に沿うようになっている。
径小部24は、頭部23の後端から段差状に縮径されて凹部26に挿通されており、外方に張り出すことで凹部26の抜け止め突部に係止されて抜け止めされる爪状の抜け止め係止部を備える。この抜け止め係止部は、頭部23を引くことで、抜け止め突部への係止が外れてキャップ21を取り外すことができる。
電線接続部27は、電線(図示しない)の端末部において露出させた芯線が挿通される筒状をなしている。
電線接続部27を外方からかしめて圧着することで被覆電線の端末部で露出した芯線が電線接続部27に接続される。
この電線接続部27の後端部は、ゴム栓が(図示しない)装着されるとともに、その後方に電源側ハウジング11の内壁に係止されたリテーナ59が配されることで電源側端子18の後方側への移動が規制され、電源側端子18が抜け止めされている。
フランジ部28は、区画壁16に前止まり状態で当接することで、端子収容室14内において電源側端子18を前方側に位置決めしている。
(充電コネクタ30)
充電コネクタ30(車両側コネクタ)は、図6に示すように、合成樹脂製の車両側ハウジング31(「ハウジング」の一例)と、車両側ハウジング31に収容され、電源側端子18と接続される複数の接続端子50(車両側接続端子)とを備える。なお、充電コネクタ30は、車両の図示しないコネクタ収容凹部内に装着されるものであり、コネクタ収容凹部は、図示しないボディカバーによって開閉可能とされる。
車両側ハウジング31は、電線55の端末部に接続された接続端子50を収容する端子収容部34と、端子収容部34における前方側の部分を覆うようにフード状に開口するフード部32とを備えている。
フード部32は、有底筒状であって、円筒形状の周壁部32Aと、周壁部32Aを閉塞する奥壁部33とを備えている。
フード部32の外周には、車両に取り付けて固定するためのフランジ状の被固定部60が形成されている。
周壁部32Aは、前方に開口する円筒形状であって、端子収容部34の先端よりも高く(端子収容部34よりも前方側に突出)形成されている。
電源側コネクタ10との嵌合時には、この周壁部32Aと後述する筒状部35の間に、電源側コネクタ10の隔壁14Aが嵌め入れられる。
周壁部32Aの外側には、フード部32の開口を閉じる図示しない円板状のカバーを回動可能に支持するカバー支持部31Aが設けられている。
奥壁部33のうち、接続端子50とは異なる位置には、図8に示すように、複数の信号線の端末部に接続された複数の信号端子58が収容される信号端子収容部33Aが設けられている。信号端子58は、リテーナ61に後方から保持されて抜け止めされる。
端子収容部34は、図13に示すように、奥壁部33からフード部32内に筒状に突き出る筒状部35と、奥壁部33の後方に延出されて接続端子50に前止まり状態で当接する前止まり部48と、フード部32よりも段差状に縮径されて奥壁部33の後方に延出された延出部49とを備えている。
筒状部35は、円筒形状であって、その内側に接続端子50の筒状接続部51がほぼ隙間なく挿通されるキャビティを備えて奥壁部33から前方側に水平に延びており、その先端部は、フード部32の先端よりも後方に配されている。
筒状部35の先端部には、図7に示すように、電源側端子18を挿通可能な開口部36と、開口部36の外側に設けられ、後述する遮断膜40を取付け可能な取付部38とが形成されている。
開口部36は、電源側端子18の形状に応じた(電源側端子18を挿通可能な)円形状であって、前方側に傾斜状に拡径された案内部37を有する。
この案内部37は、電源側端子18を挿入する際に、電源側端子18を開口部36側に案内する。
取付部38は、開口部36の径方向の外側に形成されており、全周に亘って筒状部35の先端部を縮径しており、この取付部38の外周には、アーク放電の経路を遮断する遮断膜40を取付け可能な取付溝39(「係止部」の一例)が形成されている。
遮断膜40は、開口部36よりも面積が大きく筒状部35の先端面に密着して開口部36を閉塞する第1遮断膜41と、第1遮断膜41を内側に嵌め込むように第1遮断膜41に重ねられる第2遮断膜43とを有する。
第1遮断膜41及び第2遮断膜43は、共に難燃性及び絶縁性を有するゴムが用いられている。ここでいう難燃性は、アーク放電が生じた場合の熱で遮断膜40に損傷をきたすことがない程度の難燃性をいう。また、絶縁性は、アーク放電を完全に消弧できる程度の絶縁性を有することが望ましいが、これに限らず、少なくともアーク放電の発生を抑制できるものであればよい。本実施形態では、第1遮断膜41及び第2遮断膜43は共にクロロプレンゴムが用いられている。なお、遮断膜はこれに限らず、他の種々の材質を用いることも可能である。
第1遮断膜41は、図5に示すように、円形状であって、電源側端子18が通る中心部を中心とする放射状(本実施形態では45度ずつ)に形成された複数の切込み部42を有する(図5では、第1遮断膜41は、第2遮断膜43の下に隠れているため、第2遮断膜43の下に隠れた切込み部42を破線で表示している)。
第2遮断膜43は、図7に示すように、円形状の膜本体44と、膜本体44のの外周縁から鉤状に内方に折り返す形状の被係止部45を備えている。
膜本体44は、円形状であって、電源側端子18が通る中心部を中心とする放射状(本実施形態では45度ずつ)に形成された複数の切込み部46を有する。
被係止部45は、筒状部35の先端部の取付溝39に嵌め込まれて係止し、この第2遮断膜43が筒状部35との間に第1遮断膜41を挟んだ状態で覆うことで遮断膜40が取付部38に着脱可能に保持される。
切込み部42,46は、遮断膜40を所定長の線分だけ分断した(切り込んだ)ものであり、共に、所定の角度を空けて設けられることで放射状に形成されている。
切込み部42,46の長さは、切込み部42,46によって隣り合う切込み部42,46間に形成される三角状片が電源側端子18の挿入時に当接して弾性変形したとしても、三角状片が接続端子50に接触しない長さとされている。
第2遮断膜43は、第1遮断膜41に対してその角度(位相)を変えることで、第2遮断膜43の切込み部46が、第1遮断膜41の切込み部42とは異なる位置に形成されている。
このようにすれば、第2遮断膜43の切込み部46により形成される隙間が第1遮断膜41によって塞がれ、この隙間によるアーク放電の遮断性の低下を抑制できる。
接続端子50は、銅又は銅合金等の金属からなり、図8に示すように、前方側が電源側端子18と接続される筒状の筒状接続部51とされ、後方側が電線55の端末部に接続される電線接続部54とされ、筒状接続部51と電線接続部54の間に外方に張り出す張出部62が形成されている。
筒状接続部51は、その前端から周方向に所定間隔ごとに(間欠的に)前後方向に切欠いたスリット52を形成することで、環状に連なる複数の弾性接触片53を有している。この種の端子は、すり割り端子などの名称で呼ばれる場合がある。
複数の弾性接触片53は、その先端部が外方側に曲げられることで筒状接続部51の先端部の内径が拡径されている。
電線接続部54は、図13に示すように、内側に電線55の端末において絶縁被覆57から露出させた芯線56を挿通可能な筒状をなす。この電線接続部54に挿通された芯線56は、電線接続部54の外方からカシメ付けられて圧着されている。
この電線接続部54は電線55が接続された状態で収縮性チューブ47を被せることにより内部が保護されている。
電線55の接続端子50とは異なる他方の端部は、充電コネクタ30の後端から後方に延出され、図示しないバッテリ等の蓄電装置に接続される。
張出部62は、外方に鍔状に張り出している。
接続端子50は、筒状接続部51が端子収容部34の筒状部35の内部に嵌め入れられ、張出部62が前止まり部48に前止まりした状態で端子収容部34に収容されるとともに、その後方からリテーナ29で抜け止めされている。
次に、以上のように構成された充電コネクタ30から電源側コネクタ10が離脱する際の作用について説明する。
電源側コネクタ10と充電コネクタ30とが嵌合した状態では、充電コネクタ30のフード部32の内部側に電源側コネクタ10が嵌め入れられており、接続端子50の筒状接続部51の内側に電源側端子18が挿通されて筒状接続部51と電源側端子18とが電気的に接続されている(図11)。
そして、電源側コネクタ10の離脱が開始されると、電源側コネクタ10の引き抜き動作に伴い、充電コネクタ30が相対的に後退していき、電源側端子18と接続端子50との間も離れる方向に相対的に移動する(図12)。
そして、所定の位置まで電源側コネクタ10の離脱が進むと、電源側端子18と接続端子50との接続が解除される。ここで、誤って充電中に一方のコネクタが他方のコネクタから引き抜かれるなどした場合には、電源側端子18と接続端子50との間にアーク放電が発生することがある。
しかしながら、本実施形態では、電源側端子18と接続端子50との相対的位置が離間していくと、電源側端子18の挿入により電源側端子18に当接して弾性変形していた遮断膜40が弾性復元する方向に変形する。この変形は、遮断膜40が電源側端子18にほぼ当接した状態を維持しつつ変形していく。
そして、電源側端子18の先端が遮断膜40の位置よりも後方まで後退した場合には、遮断膜40が弾性変形して元の閉塞する形状(アーク放電の経路を遮断する形状)に戻り、アーク放電の経路が遮断膜40により分断される(図13)。これにより、電源側端子18と接続端子50との間のアーク放電は、絶縁膜40により分断されてアーク放電が消弧する。
そして、電源側コネクタ10の充電コネクタ30からの離脱が完了する。
なお、充電コネクタ30と電源側コネクタ10との嵌合の際には、上記とは反対に電源側端子18が閉塞した形状の遮断膜40に当接して切込み部42,46により、隣り合う切込み部42,46間の三角状片が電源側端子18の挿入方向に沿って曲がりつつ三角状片が広がるように弾性変形することで電源側端子18が接続端子50と接触する位置まで挿入される。
本実施形態によれば、以下の作用・効果を奏する。
相手側端子の接続端子50との接触が解除されて電源側端子18(相手側端子)が端子収容部34内から離脱する際に遮断膜40が開口部36を閉塞する形状に弾性復元することでアーク放電の経路を遮断するため、電源側端子18と接続端子50との間のアーク放電の発生を抑制することが可能になる。よって、簡素な構成でアーク放電の発生による不具合を防止することが可能となる。
また、電源側端子18(相手側端子)は、ピン状の端子である。
このようにすれば、ピン状の端子が接続端子50から離れる際のアーク放電を抑制することが可能になる。
また、遮断膜40は、難燃性のゴムからなる。
このようにすれば、簡素な構成で遮断膜40を形成することが可能になる。
さらに、遮断膜40は、複数重ねられており、複数の遮断膜40のうちの1の遮断膜(第1遮断膜41)に形成された切込み部42を覆うように他の遮断膜(第2遮断膜43)が配されている。
このようにすれば、切込み部42により形成された隙間によりアーク放電の遮断性が低下するおそれがある場合であってもアーク放電の遮断性の低下を防止することが可能になる。
また、切込み部42は、遮断膜40を通る電源側端子18(相手側端子)の中心部を中心とする放射状に形成されている。
このようにすれば、絶縁膜を容易に弾性変形させることができる。
さらに、端子収容部34には、取付溝39(係止部)が備えられるとともに、遮断膜40には、係止部に係止されることで当該遮断膜40を端子収容部34に着脱可能に保持される被係止部45が備えられている。
このようにすれば、遮断膜40の取付けや取外しを容易に行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態は、遮断膜40は、第1遮断膜41と第2遮断膜43の2枚からなる構成としたが、遮断膜を一枚から構成してもよい。また、これに限らず、遮断膜を3枚以上を重ねて構成されるようにしてもよい。なお、上記実施形態のように複数の遮断膜を備え、他の切込み部を覆うよう遮断膜を配した方が切込み部による隙間をなくすことが可能になるため好適である。
(2)上記実施形態では、遮断膜40を充電コネクタ30に設ける構成としたが、これに限られず、遮断膜40を電源側コネクタに設けてもよい。例えば、車両側コネクタの車両側端子が丸ピン端子でこれと嵌合する電源側コネクタに車両側端子と接続される筒形等の電源側端子(接続端子)が設けられる場合には、電源側コネクタの開口部を覆うように遮断膜40を取り付けてもよい。このようにしても相手側端子が接続端子から離間する際のアーク放電を遮断膜により防止することが可能になる。
(3)上記実施形態では、遮断膜40の被係止部45を筒状部35の取付溝39に係止させることで、遮断膜40が取付けられた状態に保持する構成としたが、これに限られない。例えば、接着剤等により、遮断膜40を筒状部35の先端部に貼り付けて開口部36を覆うようにしてもよい。
(4)切込み部42,46の本数や角度は、上記実施形態の本数や角度に限らず、他の本数や角度とすることも可能である。
10…電源側コネクタ(相手側コネクタ)
11…電源側ハウジング
12…本体部
13…端子保持部
14…端子収容室
14A…隔壁
18…電源側端子
19…端子本体
20…端子接続部
21…キャップ
30…充電コネクタ
31…車両側ハウジング(ハウジング)
32…フード部
32A…周壁部
33…奥壁部
34…端子収容部
35…筒状部
36…開口部
38…取付部
39…取付溝(係止部)
40…遮断膜
41…第1遮断膜
42…切込み部
43…第2遮断膜
44…膜本体
45…被係止部
46…切込み部
50…接続端子
51…筒状接続部
52…スリット
53…弾性接触片
54…電線接続部
55…電線

Claims (6)

  1. 相手側コネクタと嵌合することで車両外の電源から車両に搭載された蓄電装置を充電するための充電コネクタであって、
    前記相手側コネクタに備えられた相手側端子と接触して前記相手側端子と電気的に接続される接続端子と、
    前記接続端子を保持するハウジングと、を備え、
    前記ハウジングは、前記接続端子が収容されるとともに前記相手側端子を内部に導入する開口部を有する筒状の端子収容部を備え、
    前記端子収容部には、前記開口部を閉塞する遮断膜が備えられており、
    前記遮断膜は、前記相手側端子が当接した際に弾性変形するとともに前記相手側端子が前記開口部から前記端子収容部内へ進入することを許容する切込み部が形成されており、
    前記相手側端子の前記接続端子との接触が解除されて前記相手側端子が前記端子収容部内から離脱する際に前記遮断膜が前記開口部を閉塞する形状に弾性復元することでアーク放電の経路を遮断することを特徴とする充電コネクタ。
  2. 前記相手側端子は、ピン状の端子である請求項1に記載の充電コネクタ。
  3. 前記遮断膜は、難燃性のゴムからなる請求項1又は請求項2に記載の充電コネクタ。
  4. 前記遮断膜は、複数重ねられており、前記複数の遮断膜のうちの1の遮断膜に形成された前記切込み部を覆うように他の遮断膜が配されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の充電コネクタ。
  5. 前記切込み部は、前記遮断膜を通る前記相手側端子の中心部を中心とする放射状に形成されている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の充電コネクタ。
  6. 前記端子収容部には、係止部が備えられるとともに、前記遮断膜には、前記係止部に係止されることで当該遮断膜を前記端子収容部に着脱可能に保持される被係止部が備えられている請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の充電コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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