JP2014153879A - 編集システム - Google Patents

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昌信 井芹
Katsuhiko Kanazawa
克彦 金沢
Kazuhiro Fukuura
一広 福浦
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Abstract

【課題】電子書籍を容易に生成することのできる編集システムを提供する。
【解決手段】本発明の編集システムは、電子書籍を生成する編集システムであって、ユーザ操作に応じて、生成対象の電子書籍である対象書籍の記事の順番を少なくとも表すF割情報を登録するF割情報登録手段と、ユーザ操作に応じて、対象書籍の各記事の原稿ファイルを登録する入稿手段と、ユーザ操作に応じて、対象書籍を生成する電子書籍生成手段と、を有し、電子書籍生成手段は、対象書籍の記事の順番が、登録されたF割情報で表される記事の順番と一致するように、登録された各記事の原稿ファイルに基づいて対象書籍の各記事のページを生成することにより、対象書籍を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、編集システムに関する。
近年、タブレット端末やスマートフォンなどの普及に伴い、電子書籍が普及しつつある。電子書籍には、紙書籍に比べ、“多数の書籍を容易に持ち運べる”、“本棚から探し出す必要が無いため、所望の書籍を容易に購入することができる”、“日焼け、ページの破れ、等の劣化が生じる心配が無い”といった利点がある。そのため、電子書籍は今後ますます普及すると考えられる。
電子書籍の普及に伴い、電子書籍に関する様々な技術が提案されている。電子書籍に関する技術は、例えば、特許文献1〜3に開示されている。
具体的には、特許文献1には、紙書籍のページを表す画像データを表示する画像モードと、紙書籍の記事を表すテキストデータを表示するテキストモードとを有するビューワで使用する電子書籍として、記事単位のテキストデータを有する電子書籍を生成する技術が開示されている。
特許文献2には、複数の電子書籍である複数のコンテンツからなる複合コンテンツを含む電子書籍を生成する技術が開示されている。
特許文献3には、電子書籍のページに対して付加情報を記述する技術が開示されている。
しかしながら、上述した技術のように、電子書籍のフォーマットを改良したり、電子書籍のページに更なる記述を追加したりといった技術は提案されているものの、電子書籍を容易に生成するための技術はこれまで提案されていなかった。
特開2012−69005号公報 特開2012−69013号公報 特開2011−123786号公報
そこで、本発明は、電子書籍を容易に生成することのできる編集システムを提供することを目的とする。
本発明の編集システムは、電子書籍を生成する編集システムであって、ユーザ操作に応じて、生成対象の電子書籍である対象書籍の記事の順番を少なくとも表すF割情報を登録するF割情報登録手段と、ユーザ操作に応じて、対象書籍の各記事の原稿ファイルを登録する入稿手段と、ユーザ操作に応じて、対象書籍を生成する電子書籍生成手段と、を有し、電子書籍生成手段は、対象書籍の記事の順番が、登録されたF割情報で表される記事の順番と一致するように、登録された各記事の原稿ファイルに基づいて対象書籍の各記事のページを生成することにより、対象書籍を生成する。
上記構成によれば、登録されたF割情報で表される記事の順番と一致するように、登録された各記事の原稿ファイルに基づいて対象書籍の各記事のページを生成することにより、記事のページが正確な順番で並んだ対象書籍が生成される。そのため、上記構成によれば、ユーザは、F割情報と各記事の原稿ファイルを登録する、という簡単な作業を行えばよく、対象書籍(電子書籍)を容易に生成することができる。
また、編集システムが、ユーザ操作に応じて、予め用意された複数のスタイル定義ファイルのうちの1つ以上のスタイル定義ファイルであって、マークアップ言語で記述された構造化テキストファイルで参照されるスタイル定義ファイルである記事スタイルを複数登録する記事スタイル登録手段と、原稿ファイルで使用されるスタイル毎のスタイル名を表す定義情報を記憶する記憶手段と、登録されたF割情報、登録された原稿ファイル、登録された記事スタイル、及び、定義情報から、対象書籍の各記事の構造化テキストファイルを生成する構造化テキストファイル生成手段と、をさらに有し、F割情報は、対象書籍の各記事の記事スタイルをさらに表し、構造化テキストファイル生成手段は、登録されたF割情報から対象書籍の各記事の記事スタイルを判断し、対象書籍の記事毎に、その記事の原稿ファイルと記事スタイル、及び、定義情報から、当該記事の構造化テキストファイルを生成し、電子書籍生成手段は、対象書籍の記事毎に、その記事の構造化テキストファイルと記事スタイルから、当該記事のページを生成することが好ましい。
このような構成によれば、記事毎に、原稿ファイルのスタイルと同じスタイルで表示することのできる構造化テキストファイル(xhtmlファイル等)を生成することができ、ひいては、構造化テキストファイルを利用した対象書籍(EPUBファイル等)として、各記事のページのスタイルがその記事の原稿ファイルのスタイルと等しい対象書籍を生成することができる。
また、対象書籍の各記事の作成者は、記事作成用のテンプレートファイルである超原稿用紙に対して記事の各要素を入力することにより、原稿ファイルを作成し、複数の記事スタイルとして、超原稿用紙の種類毎の、その種類の超原稿用紙で使用されているスタイルを表す1つ以上のスタイル定義ファイルが登録されることが好ましい。
このような構成によれば、記事の作成者が超原稿用紙に対して記事の各要素を入力するだけで、体裁(レイアウトやスタイル)が整えられた原稿ファイルが出来上がる。そのため、作成者が作成した原稿ファイルをそのまま最終的な原稿ファイルとして利用することができる。若しくは、作成者が作成した原稿ファイルを微調整するだけで最終的な原稿ファイルを得ることができる。その結果、編集者の負担を軽減することができる。具体的には、ばらばらに入稿された素材(テキストデータ、画像データ、イラスト(線画)データ、手書き原稿、写真など)を配置したり、色付けやフォント設定を行ったりといった、従来の書籍制作で行われていた手間を省くことができる。そして、複数の記事スタイルとして、超原稿用紙の種類毎の、その種類の超原稿用紙で使用されているスタイルを表す1つ以上のスタイル定義ファイルを登録することにより、対象書籍の各記事のスタイルを原稿ファイルのスタイル(超原稿用紙に定義されたスタイル)と一致させることができる。
また、超原稿用紙には、規定の文字列が置換要素として埋め込まれており、電子書籍生成手段は、対象書籍の記事のページに埋め込まれている置換要素を、対象書籍の生成時まで決まらない情報に置き換えることが好ましい。例えば、置換要素は、規定の文字列をリンク先とするハイパーリンクであり、電子書籍生成手段は、対象書籍の記事のページに置換要素として埋め込まれているハイパーリンクのリンク先を置換することが好ましい。
このような構成によれば、対象書籍の生成時まで決まらない情報を対象書籍のページに
加えることができる。例えば、対象書籍内での特定のページをリンク先とするハイパーリンクを対象書籍のページに加えることができる。対象書籍内での特定のページをリンク先とするハイパーリンクを対象書籍のページに加えることにより、閲覧の際に、特定ページまで一気にページを送ることができ(特定のページへジャンプすることができ)、特定のページまで1ページずつページを送る手間を省くことができる。
また、F割情報は、対象書籍の各記事のタイトルをさらに表し、電子書籍生成手段は、登録されたF割情報で表される各記事のタイトルから、対象書籍の目次のページを生成し、目次のページと記事のページとを含む電子書籍を対象書籍として生成することが好ましい。
また、電子書籍生成手段は、対象書籍の各記事のページの生成結果から、対象書籍の各記事のページ位置を判断し、目次のページに記述されている各記事のタイトルに対し、対応する記事のページへのリンクを貼り付けることが好ましい。
このような構成によれば、閲覧の際に、目次のページから所望の記事のページまで一気にページを送ることができ(目次のページから所望の記事のページへジャンプすることができ)、所望のページまで1ページずつページを送る手間を省くことができる。
本発明によれば、本発明は、電子書籍を容易に生成することができる。
図1は、本実施形態に係る編集システムのシステム構成の一例を示す図である。 図2は、本実施形態に係る編集システムを用いた電子書籍の生成の流れの一例を示す図である。 図3は、本実施形態に係る雑誌情報を登録するための画面の一例を示す図である。 図4は、本実施形態に係る編集システムで生成する電子書籍で使用するcssファイルを登録するための画面の一例を示す図である。 図5は、本実施形態に係る記事スタイルを登録するための画面の一例を示す図である。 図6は、本実施形態に係るF割情報を登録するための画面の一例を示す図である。 図7は、本実施形態に係る超原稿用紙の一例、及び、原稿ファイルからxhtmlファイルへの変換方法の一例を示す図である。 図8は、本実施形態に係る原稿ファイルを登録するため、本実施形態に係る原稿ファイルをxhtmlファイルへ変換するため、及び、本実施形態に係るxhtmlファイル等から電子書籍を生成するための画面の一例を示す図である。 図9は、本実施形態に係る電子書籍を閲覧するためのビューワの画面の一例を示す図である。 図10は、本実施形態に係るxhtmlファイル等から電子書籍を生成する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る編集システムのシステム構成の一例を示す図である。本実施
形態に係る編集システム100は、電子書籍としてEPUBファイルを生成するシステムであり、図1に示すように、ネットワークで互いに接続されたフロントサーバ101とバックエンドサーバ102を有する。本実施形態では、雑誌のEBUPファイルを生成する例について説明する。
なお、編集システム100は1つのコンピュータで構成されていてもよい。即ち、1つのコンピュータが、フロントサーバ101の機能と、バックエンドサーバ102の機能との両方を有していてもよい。
フロントサーバ101は、Webブラウザ経由でバックエンドサーバ102に対し各種指示を行う。
バックエンドサーバ102は、以下の機能を有する。
・WUI(Web User Interface)データやフロントサーバから送られたデータの保管
・Wordファイルからxhtmlファイル(マークアップ言語で記述された構造化テキストファイル)への変換
・EPUBファイルの生成
本実施形態では、記事毎に、Wordファイルがxhtmlファイル、画像ファイル、及び、cssファイル(スタイル定義ファイル)に変換され、各記事のxhtmlファイル、画像ファイル、及び、cssファイルを用いて、EPUBファイルが生成される。
<処理フロー>
編集システム100を用いたEPUBファイルの生成の流れについて、図2を用いて説明する。図2は、編集システム100を用いたEPUBファイルの生成の流れの一例を示す図である。EPUBファイルの生成は、例えば、フロントサーバ101がWebブラウザで所定のURL(バックエンドサーバ102内のWUIデータ)にアクセスすることにより表示された画面を、ユーザが操作して行われる。
(雑誌情報登録)
まず、編集長が、フロントサーバ101を用いて、生成対象の雑誌(対象雑誌)の雑誌情報を登録する。なお、本工程は、少なくとも雑誌の第1号(創刊号)を作る際に行われればよく、第2号以降の雑誌を作る際には、創刊号の生成時に登録された雑誌情報が流用されてもよい。
「雑誌情報登録」時には、例えば、図3に示すような画面400がモニタ(フロントサーバ101に接続されたモニタ)に表示される。画面400は、入力部401〜404、選択部405〜408、及び、登録ボタン409を有する。
入力部401は、対象雑誌の雑誌名を入力する部分である。図3の例では、入力部401はテキストボックスで構成されており、編集長はテキストボックスに対象雑誌の雑誌名を入力する。
入力部402は、対象雑誌の発行サイクル(日刊、週刊、月間、不定期など)を入力する部分である。図3の例では、入力部402は、発行サイクル毎のチェックボックスで構成されており、編集長は、対象雑誌の発行サイクルに対応するチェックボックスにチェックを入れる。
入力部403は、対象雑誌のキーワードを入力する部分である。図3の例では、入力部
403はテキストボックスで構成されており、編集長はテキストボックスに対象雑誌のキーワードを入力する。なお、ここで入力されるキーワードは、電子書籍(EPUBファイル)のストアなどでの対象雑誌の検索に利用されるものであり、同じ雑誌の他の号と共通のキーワードである。
入力部404は、テキストボックスで構成されており、編集長は、テキストボックスに対象雑誌の説明を入力する。なお、ここで入力される説明は、電子書籍のストアなどでの対象雑誌の紹介に利用されるものであり、同じ雑誌の他の号と共通の説明である。
選択部405は、対象雑誌の編集長にあたる人物を選択する部分である。選択部405は領域405a,405bを有しており、編集長は、領域405aを操作することにより、編集長とする人物を選択することができ、領域405bを操作することにより、選択された人物を編集長から除外することができる。
選択部406は、対象雑誌のAD(アートディレクター)にあたる人物を選択する部分であり、領域406a,406bを有する。領域406a,406bの意味は領域405a,405bと同様であり、編集長にあたる人物の選択と同様の方法で、ADにあたる人物が選択される。
選択部407は、対象雑誌の進行(制作者)にあたる人物を入力する部分であり、領域407a,407bを有する。領域407a,407bの意味は領域405a,405bと同様であり、編集長にあたる人物の選択方法と同様の方法で、進行にあたる人物が選択される。
選択部408は、対象雑誌の編集者にあたる人物を入力する部分であり、領域408a,408bを有する。領域408a,408bの意味は領域405a,405bと同様であり、編集長にあたる人物の選択方法と同様の方法で、編集者にあたる人物が選択される。
後述する各工程には、その工程を行うことのできる人物の役職が予め決まっており、役職(編集長、AD、進行、又は、編集者)に割り当てられた人物は、その役職に対応する工程を行うことができる。なお、本実施形態では、1つの役職に対して複数の人物を割り当てることができる。
登録ボタン409は、雑誌情報を登録するためのボタンであり、編集長が登録ボタン409を押下すると、入力された雑誌名、発行サイクル、キーワード、説明、編集長、AD、進行、及び、編集者を表す情報が雑誌情報としてバックエンドサーバ102に送られ、登録される。
(cssファイル登録)
次に、ADが、フロントサーバ101を用いて、対象雑誌で使用するcssファイルを登録する。cssファイルは、xhtmlファイルの要素をどのようなスタイル(フォント、サイズ、色、行間、余白など)で表示するかを指示するファイルであり、cssファイルでは、スタイル毎に、そのスタイルがスタイル名と対応付けて定義されている。xhtmlファイルでは、各要素がスタイル名と対応付けて記述され、xhtmlファイルの各要素は、cssファイルで定義されているスタイルのうち、その要素に対応するスタイル名のスタイルで表示される。本工程において登録されるcssファイルは、例えば、対象雑誌で使用される複数のスタイルのうちの少なくとも一部のスタイルを定義するcssファイルであり、対象雑誌の記事中のタイトル、本文、コラム、注釈、画像などを表示する際のスタイルを決定する際に利用される。
「cssファイル登録」時には、例えば、図4に示すような画面500がモニタ(フロントサーバ101に接続されたモニタ)に表示される。画面500は、領域501,502を有する。
ADが、領域501内にある選択ボタン501aを押下して、予め用意された複数のcssファイルの中から、登録するcssファイルを選択すると、選択されたcssファイルのファイル名が領域501内にあるテキストボックス501bに表示される。そして、ADが領域501内にある追加ボタン501cを押下すると、選択されたcssファイルがバックエンドサーバ102に送られ、登録される。
領域502には、登録されているcssファイルのリスト502aが表示される。また、領域502には、リスト502a内にあるcssファイル(登録されているcssファイル)毎に、そのcssファイルに対応するチェックボックス502bが表示される。ADが、チェックボックスにチェックを入れ、領域502内にある削除ボタン502cを押下すると、チェックが入れられていたチェックボックスに対応するcssファイルの登録が解除され、当該cssファイルがリストから削除される。
(記事スタイル登録)
次に、編集長または進行が、1つ以上のcssファイルの集まりを「記事スタイル」として登録する。
「記事スタイル登録」時には、例えば、図5に示すような画面600がモニタ(フロントサーバ101に接続されたモニタ)に表示される。画面600は、テキストボックス601、領域602、領域603、及び、登録ボタン604を有する。
テキストボックス601は、「記事スタイル」の名前を入力するためのものである。編集長または進行は、テキストボックス601に「記事スタイル」の名前を入力する。
領域602,603は、入力された名前の「記事スタイル」に対応するcssファイル、及び、その順番を決定するために操作される。編集長または進行は、領域602を操作することにより、「スタイル登録」で登録されたcssファイルの中から、入力された名前の「記事スタイル」に対応するcssファイルを選択することができ、領域603を操作することにより、選択されたcssファイルの順番を変更したり、選択されたcssファイルを、入力された名前の「記事スタイル」に対応するcssファイルから除外したりすることができる。
登録ボタン604は、「記事スタイル」を登録するためのボタンである。編集長または進行が登録ボタン604を押下すると、「記事スタイル」を表す情報(「記事スタイル」の名前、及び、「記事スタイル」に対応するcssファイル及びその順番を表す情報)が、バックエンドサーバ102に送られ、登録される。
編集長または進行は、上述した登録を繰り返し行うことにより、複数の「記事スタイル」を登録することができる。
なお、詳細は後述するが、xhtmlファイルでは、「記事スタイル」に含まれるcssファイルがその順番で参照されることになる。そして、xhtmlファイルに記述されているスタイル名のスタイルが「記事スタイル」に含まれる複数のcssファイルで定義されている場合には、最後に参照されたcssファイルで定義されているスタイルが採用される。即ち、「記事スタイル」として、図5に示すように、main.cssとtoz
an.cssの2つのcssファイルがその順番で登録されており、xhtmlファイルに記述されているスタイル名に対応するスタイルが当該2つのcssファイルで定義されている場合には、tozan.cssで定義されているスタイルが採用される。そのため、複数のcssファイルを含む「記事スタイル」を登録する際に、当該複数のcssファイルの順番は重要である。
(F割登録)
次に、編集長または進行が、対象雑誌の記事構成を設計し、設計結果として、記事の情報(記事のタイトルと記事スタイルを少なくとも表す情報)と順番を表す情報を登録する。従来の雑誌制作では、制作者は、折り単位で雑誌(印刷物)のどこにどのページが割り当たるかを表す台割(台割表)を作成したうえで、つまり、記事の順番と各記事のページ数とを決めたうえで、雑誌の制作にとりかかっていた。従来の雑誌制作において記事の順番と各記事のページ数を厳密に決める必要があるのは、刷版上でページをどのようにレイアウトするかを決める必要があったためである。しかし、電子出版の場合には、ページ数の制約がないため、ページ数を厳密に決める必要はなく、電子出版には台割はそぐわない。そこで、本実施形態では、設計結果として、記事の情報と順番を表す情報を登録する。上述したように、本実施形態では、記事毎に原稿ファイル(Wordファイル)が用意される。そこで、本実施形態では、記事の情報と順番を表す情報を「F(ファイル)割情報」と呼ぶこととする。
「F割登録」時には、例えば、図6に示すような画面700がモニタ(フロントサーバ101に接続されたモニタ)に表示される。画面700は、領域701、領域702、及び、登録ボタン703を有する。
領域701は、対象雑誌の号情報を入力する領域である。具体的には、領域701は、テキストボックス701a〜701eを有する。テキストボックス701aは、対象雑誌の発行年を表す情報(「2012年」など)を入力するためのものであり、テキストボックス701bは、対象雑誌の発行日を表す情報(「10月25日号」など)を入力するためのものであり、テキストボックス701cは、対象雑誌が通巻何号かを表す情報(「通巻6号」など)を入力するためのものである。また、テキストボックス701dは、対象雑誌のキーワードを入力するためのものであり、テキストボックス701eは、対象雑誌の説明を入力するためのものである。編集長または進行は、テキストボックス701a〜701eのそれぞれに情報を入力する。なお、ここで入力されるキーワード及び説明は、電子書籍(EPUBファイル)のストアなどでの対象雑誌の検索に利用されるものであり、対象雑誌の号に限ったキーワード及び説明である。
領域702は、F割情報を入力する領域であり、記事情報入力部702a、追加ボタン702b、及び、削除ボタン702cを有する。
記事情報入力部702aは、1つの記事に関する情報(記事情報)を入力するためのものである。図6に示すように、本実施形態では、記事情報として、「括り」、「タイプ」、「タイトル」、「スタイル」、及び、「担当」が入力される。具体的には、「括り」として、記事の種別が入力され、「タイプ」として、後述する超原稿用紙の種類が入力され、「タイトル」として、入力対象の記事のタイトルが入力される。そして、「スタイル」として、入力された「タイプ」の超原稿用紙で使用されるスタイルを定義する「記事スタイル」の名前が入力され、「担当」として、入力対象の記事の担当者が入力される。本実施形態では、記事の種別、超原稿用紙の種類、「記事スタイル」の名前、担当者などが事前に登録されており、「括り」、「タイプ」、「スタイル」、及び、「担当」については、事前に登録されたもののリストから選択することができるようになっている。「タイトル」については、テキストボックスを用いて入力することができるようになっている。
また、記事情報入力部702aは、チェックボックス702a1、UPボタン702a2、及び、DOWNボタン702a3をさらに有する。画面700では複数の記事情報入力部702aが上から下に並べて表示される。UPボタン702a2は、対応する記事情報入力部702aを1つ上の記事情報入力部702aと順番を入れ替えるためのボタンであり、DOWNボタン702a3は、対応する記事情報入力部702aを1つ下の記事情報入力部702aと順番を入れ替えるためのボタンである。記事情報入力部702aの順番は雑誌内での記事の順番に対応しており、編集長または進行は、UPボタン702a2やDOWNボタン702a3を押下して記事情報入力部702aの順番を変更することにより、記事の順番を変更することができる。チェックボックス702a1は、対応する記事情報入力部702aを削除するために使用される。
追加ボタン702bは、記事情報入力部702aを追加するためのボタンである。編集長または進行は、記事を追加したい場合に、追加ボタン702bを押下する。追加ボタン702bが押下されると、新たな記事情報入力部702aが追加される。
削除ボタン702cは、記事情報入力部702aを削除するためのボタンである。編集長または進行は、削除したい記事情報入力部702aのチェックボックス702a1にチェックを入れ、削除ボタン702cを押下する。それにより、チェックボックス702a1にチェックが入れられた記事情報入力部702aが削除される。
登録ボタン703は、号情報やF割情報を登録するためのボタンである。編集長または進行が登録ボタン703を押下すると、テキストボックス701a〜701eに入力された情報が号情報としてバックエンドサーバ102に送られ、登録される。また、領域702に入力された記事情報(雑誌内での記事の順番で並んだ記事情報のリスト)がF割情報としてバックエンドサーバ102に送られ、登録される。
(原稿作成依頼)
次に、編集者が、ライター(記事の作成者)に原稿ファイルの作成を依頼する。なお、本工程は、「F割登録」の工程より後に行われてもよいし、「記事スタイル登録」から「F割登録」までの工程と並列に行われてもよい。
このとき、編集者は、超原稿用紙と呼ばれる、記事作成用のテンプレートファイルをライターに渡す。本実施形態では、F割情報を決定する際に、各括りの記事をどのようにデザインするかが決められ、各括りの記事に対して、その括り用の種類(上述した「タイプ」)の超原稿用紙が作成される。そして、「F割登録」において決定された各記事の「タイプ」に応じた超原稿用紙がライターに渡される。図7は超原稿用紙301の一例を模式的に示している。超原稿用紙301では、記事の構成要素(ヘッダ、記事タイトル、本文、写真、写真の説明など)のレイアウト、各構成要素のスタイル(フォント、サイズ、色など)などが予め定められている。超原稿用紙301は、例えば、一般的な文書作成ソフト(例えば、マイクロソフト社製の「Word」)を用いて生成されており、スタイルやレイアウトは、文書作成ソフトの機能を用いて予め定められている。本実施形態では、超原稿用紙はWordファイルであるものとする。
従来の雑誌制作では、テキストデータ、画像データ、イラスト(線画)データ、あるいは手書き原稿や写真などの素材がばらばらに入稿され、編集者がページレイアウトソフトを用いてそれらの素材を配置したり、色付けやフォント設定を行ったりして、最終的なページデータを生成するのが一般的であった。これに対し、本実施形態では、各ライターに超原稿用紙を提供し、その超原稿用紙に定義されたスタイルやレイアウトに従って執筆(テキストの打ち込みや画像の貼り付け)を行ってもらう。それにより、レイアウトやスタ
イルが整えられた原稿ファイルが出来上がるため、編集者の負担を軽減することができる。
また、超原稿用紙には、置換要素を埋め込むことができる。置換要素とは、後述するEPUBファイル生成時に、その時点まで決まらない情報に置き換えられる要素である。置換要素は、例えば、EPUBファイル内の所定のページ(目次、先頭ページ、前ページ、後ページ、最終ページなど)、関連する記事、URIなどへのハイパーリンク、EPUBファイルの生成日時、EPUBファイル生成時における株価、電子書籍のストアで定められた定型文などに置き換えられる要素である。上述したように、置換要素の置き換え後の情報は原稿執筆時には未定であるため、置換要素では置き換え後の情報の代わりに規定の文字列(規定の文字列をリンク先とするハイパーリンク)を埋め込んでおく。そして、EPUBファイル生成時に上記規定の文字列の置き換えが自動で行われる。
(原稿登録)
次に、編集者が、ライターから受け取った原稿ファイル(Wordファイル)を登録する。
(xhtml変換)
そして、編集長または進行が、フロントサーバ101を用いて、各記事のWordファイルの、xhtmlファイルへの変換を行う。なお、本工程は、全ての記事のWordファイルが登録(入稿)された後に行われてもよいし、一部の記事のみのWordファイルが登録されている状態で行われてもよい。
(EPUB生成)
次に、編集長または進行が、フロントサーバ101を用いて、EPUBファイルの生成を行う。なお、本工程は、全ての記事についてxhtmlファイルへの変換が行われた後に行われる。
「原稿登録」時、「xhtml変換」時、及び「EPUB生成」時には、図8に示すような画面800が表示される。画面800は、領域801とxhtml変換ボタン802を有する。領域801には、記事毎に、その記事の記事情報と、当該記事のステータス(「未入稿」、「変換待ち」、又は、「変換済み」)とが表示される。「未入稿」は原稿が登録されていない状態であり、「変換待ち」は、原稿が登録されているが、Wordファイルからxhtmlファイルへの変換が行われていない状態であり、「変換済み」は、原稿が登録されており、Wordファイルからxhtmlファイルへの変換も済んでいる状態である。なお、ここでは、記事情報として、編集者が記事を判断することができる情報が表示されればよく、「F割登録」時に入力された情報(「括り」、「タイプ」、「タイトル」、「スタイル」、及び、「担当」)の全てが表示されてもよいし、一部が表示されてもよい。
画面800のステータスはボタンとなっており、編集者がステータスを押下するとファイル選択画面が表示される。編集者がファイル選択画面を用いてWordファイルを選択すると、選択されたWordファイルが、バックエンドサーバ102に送られ、押下されたステータスに対応する記事情報に対応付けられて登録される。
具体的には、編集者が「未入稿」を押下してWordファイルを選択すると、選択されたWordファイルが、バックエンドサーバ102に送られ、押下された「未入稿」に対応する記事情報に対応付けられて登録される。そして、ステータスが「未入稿」から「変換待ち」に切り替わる。
編集者が「変換待ち」を押下してWordファイルを選択すると、選択されたWordファイルが、バックエンドサーバ102に送られ、押下された「変換待ち」に対応する記事情報に対応付けられて登録されているWordファイルが、選択されたWordファイルに更新される。ステータスは「変換待ち」のまま変わらない。
編集者が「変換済み」を押下してWordファイルを選択すると、選択されたWordファイルが、バックエンドサーバ102に送られ、押下された「変換済み」に対応する記事情報に対応付けられて登録されているWordファイルが、選択されたWordファイルに更新される。そして、ステータスが「変換済み」から「変換待ち」に切り替わる。
xhtml変換ボタン802は、Wordファイルをxhtmlファイルに変換するためのボタンである。xhtml変換ボタン802が押下されると、バックエンドサーバ102により、「変換待ち」の記事情報に対応するWordファイルをxhtmlファイルに変換する処理が行われ、変換によって得られたxhtmlファイルが、変換元のWordファイルに対応する記事情報に対応付けられる。その後、「変換待ち」であるステータスが「変換済み」に切り替わる。
Wordファイルからxhtmlファイルへの変換について詳しく説明する。
バックエンドサーバ102には、Wordファイルのスタイル毎のスタイル名を表す定義情報が予め格納されており、バックエンドサーバ102(バックエンドサーバ102が有する変換エンジン)は、図7に示すように、上記定義情報と、変換対象のWordファイルに対応する記事情報に含まれる「記事スタイル」とを用いて、変換対象のWordファイルをxhtmlファイルに変換する。本実施形態では、「記事スタイル」に含まれるcssファイルをその順番(「記事スタイル」におけるcssファイルの順番)で参照することが、xhtmlファイルに記述される。また、Wordファイルに画像が貼り付けられている場合には、当該画像の画像ファイルが生成される。そして、Wordファイルの要素(文章や画像ファイル)毎に、その要素のスタイルを表すスタイル名が上記定義情報から判断され、当該要素が、判断されたスタイル名と対応付けてxhtmlファイルに記述される。このとき、スタイル名として、上記定義情報に従ったスタイル名が記述される。以上の処理により、Wordファイルがxhtmlファイルに変換される。
例えば、「記事スタイル」が、main.cssとtozan.cssの2つのcssファイルがその順番で並べられた「記事スタイル」である場合、当該2つのcssファイルをその順番で参照することがxhtmlファイルに記述される。そして、Wordファイルで、「秋に訪れてもらいたい山の1つとして○○山があります。真っ赤なドレスを着た○○山の姿に魅了された登山者も多いことでしょう。」という文章がスタイル「本文」で記述されおり、定義情報で「本文」とスタイル名「スタイルA」が対応付けられていた場合、xhtmlファイルには、上記文章が「スタイルA」と対応付けて記述される。Wordファイルに存在する他の要素についても、同様に、定義情報に応じたスタイル名と対応付けて記述される。それにより、Wordファイルがxhtmlファイルに変換される。このようなxhtmlファイルでは、例えば、「スタイルA」に対応するスタイルが上記2つのcssファイルから判断され、判断されたスタイルで上記文章が表示される。
全ての記事についてxhtmlファイルへの変換が行われると、図8の画面800にEPUB生成ボタン803が表示される。EPUB生成ボタン803は、EPUBファイルを生成するためのボタンであり、EPUB生成ボタン803が押下されると、バックエンドサーバ102により、EPUBファイルを生成する処理が行われる。本実施形態では、EPUBファイルは、F割情報と、各記事のxhtmlファイル、画像ファイル、及び、cssファイルとに基づいて生成される。
EPUBファイルの生成について、図10のフローチャートを用いて詳しく説明する。図10のフローチャートの処理は、EPUB生成ボタン803が押下されたことをトリガとして開始される。
まず、バックエンドサーバ102が、目次用のメタデータを生成する(S1001)。電子書籍を閲覧するためのビューワは、電子書籍のページを表示する機能の他に、目次として記事のタイトルのリスト(タイトルリスト)を表示する機能を有する。図9(a)〜(c)は、ビューワの画面の一例を示す図である。編集長または進行がメニューバー901の表示タグボタン902を押下すると、図9(b)に示すように、表示タグのメニューリスト903が表示される。そして、編集長または進行がメニューリスト903内にある目次ボタン904を押下すると、図9(c)に示すように、タイトルリスト905が表示される。目次用のメタデータは、このようなタイトルリストを表示するためのものである。バックエンドサーバ102は、F割情報に含まれる記事情報の順番で、各記事のタイトル(記事情報に含まれる「タイトル」)を取得し、各記事のタイトルを取得順に記載したテキストデータを、目次用メタデータとして生成する。
次に、バックエンドサーバ102が、目次のページを自動生成する(S1002)。目次のページは、上述したタイトルリストのようにビューワの独自機能によって表示されるものではなく、図9(a)に示すような雑誌内のページである。バックエンドサーバ102は、F割情報に含まれる記事情報の順番で、各記事のタイトル(記事情報に含まれる「タイトル」)を取得し、各記事のタイトルを取得順に記載したページを、目次のページとして生成する。なお、各記事のタイトルの取得は、S1001において行われているため、S1002において改めて行われなくてもよい。例えば、S1001で生成されたテキストデータを用いて、目次のページが生成されてもよい。
ビューワの操作に慣れている読者であれば、S1001で生成されたメタデータに基づく上記タイトルリスト(ビューワの独自機能によって表示されるタイトルリスト)を表示することは容易であるが、ビューワの操作に慣れていない読者は、上記タイトルリストを容易に表示することができず、煩わしさを感じることがある。本実施形態では、目次のページが生成されるため、本を読む感覚で目次を確認することが可能となり、ビューワの操作に慣れていない読者でも容易に目次を確認することが可能となる。
S1002の次に、バックエンドサーバ102が、対象雑誌の各記事に対応するxhtmlファイル、及び、当該xhtmlファイルで参照される画像ファイルとcssファイルから、目次のページの後に続くページを生成する(S1003)。具体的には、バックエンドサーバ102は、F割情報で表される記事の順番(F割情報を構成する記事情報の順番)で、記事毎に、その記事のxhtmlファイル、及び、当該xhtmlファイルで参照される画像ファイルとcssファイルから、現在のページの後に続くページを生成する。即ち、複数のxhtmlファイルに対応する複数の記事のページであって、目次のページの後に続く複数の記事のページが、F割情報で表される記事の順番に従って生成される。それにより、記事のページを正確な順番で生成することができる。このような処理が可能なのは、xhtmlファイルと記事情報が対応付けられており、F割情報が記事の順番を表す情報を含んでいる(F割情報が記事順に並んだ記事情報を含む)ためである。
次に、バックエンドサーバ102が、目次のページに記述されている各記事のタイトルに対して、対応する記事のページへのリンクを貼り付ける(S1004)。具体的には、バックエンドサーバ102は、対象雑誌の各記事のページの生成結果から各記事のページを判断し、各記事のページの判断結果に従ってリンクの貼り付けを行う。
目次のページに記述されている各記事のタイトルにリンクが貼られていない場合、読者は、目次のページから所望の記事のページまで1ページずつページを送らなければならないが、本実施形態では、目次のページに記述されている各記事のタイトルにリンクを貼ることにより、目次のページから所望の記事のページまで一気にページを送ることができ(目次のページから所望の記事のページへジャンプすることができ)、所望のページまで1ページずつページを送る手間を省くことができる。
S1004の次に、バックエンドサーバ102が、記事のページに記述されている置換要素の置換を行う(S1005)。具体的には、バックエンドサーバ102は、本ステップまでに生成された各ページ内をスキャンして置換要素を検出し、所定の方法で置換要素の置換後の情報を判断する。そして、バックエンドサーバ102は、検出した置換要素を、判断した置換後の情報に置換する。なお、置換要素の置換方法(置換後の情報の判断方法、置換要素の検出方法など)の具体例については後述する。
そして、バックエンドサーバ102は、以上の方法で生成された各ページとメタデータとを含むファイルを、EPUBファイルとして生成する(S1006)。なお、生成されたEPUBファイルは、予め用意されたチェッカーを用いて、正常なファイルが作成されたか否かがチェックされてもよい。
以下に置換要素の置換方法(S1005の処理)の具体例を説明する。
図7の例では、ページ内の所定の位置に、「目次へ」「前記事へ」、「後記事へ」の3つの置換要素が埋め込まれている。「目次へ」は、「toc」という文字列(予約語)をリンク先とするハイパーリンクであり、「前記事へ」は、「previousTopic」をリンク先とするハイパーリンクであり、「後記事へ」は、「nextTopic」をリンク先とするハイパーリンクである。また、図7の例では、ページ内の所定の位置に、置換要素である「生成日」が埋め込まれている。S1005では、「目次へ」、「前記事へ」、「後記事へ」のリンク先が置換される。また、S1005では、「生成日」が、EPUBファイル生成時の日付を表す「****年**月**日版」に置換される。
(「目次へ」のリンク先の置換について)
「目次へ」のリンク先の置換を行う際には、リンク先を「toc」とするハイパーリンクが検出され、S1002の処理結果から、目次のページが判断される。そして、検出したハイパーリンクのリンク先が「toc」から目次のページに置換される。
(「前記事へ」のリンク先の置換について)
「前記事へ」のリンク先の置換を行う際には、リンク先を「previousTopic」とするハイパーリンクが検出され、F割情報とxhtmlファイルの対応付けから、検出されたハイパーリンクが埋め込まれている記事の1つ前の記事のページが判断される。そして、検出したハイパーリンクのリンク先が「previousTopic」から1つ前の記事のページに置換される。但し、最初の記事に埋め込まれているハイパーリンクについては、1つ前の記事が存在しないため、リンク先の置換が行われずに、ハイパーリンクが削除される。
(「後記事へ」のリンク先の置換について)
「後記事へ」のリンク先の置換を行う際には、リンク先を「nextTopic」とするハイパーリンクが検出され、F割情報とxhtmlファイルの対応付けから、検出されたハイパーリンクが埋め込まれている記事の1つ後の記事のページが判断される。そして、ハイパーリンクのリンク先が「nextTopic」から1つ後の記事のページに置換される。但し、最後の記事に埋め込まれているハイパーリンクについては、1つ後の記事
が存在しないため、リンク先の置換が行われずに、ハイパーリンクが削除される。
「目次へ」、「前記事へ」、及び、「後記事へ」などのハイパーリンクが埋め込まれていない従来の電子書籍では、読者は、現在のページから所望の記事のページまで1ページずつページを送らなければならなかったが、本実施形態では、上記ハイパーリンクを埋め込むことにより、所望のページまで一気にページを送ることができ、所望のページまで1ページずつページを送る手間を省くことができる。
(「生成日」の置換について)
「生成日」の置換を行う際には、「生成日」が記述されている箇所が検出され、バックエンドサーバ102の内蔵時計やインターネットから現在の日付が判断される。そして、検出した「生成日」の記述が、現在の日付を表す「****年**月**日版」に置換される。
このように、本実施形態では、置換要素を利用することにより、EPUBファイルの生成時まで決まらない情報をページに加えることが可能となる。なお、ページ単位で対象雑誌の設計を行えば、雑誌内の他のページへのハイパーリンクとして、正確なページをリンク先とするハイパーリンクを予め埋め込むことができるが、記事の数や順番に変更があったり、記事のページ数が増減したりすると、その都度、それに合わせてリンク先を修正しなくてはならない。本実施形態では、置換要素を利用して正確なリンク先が自動で設定されるため、リンク先を修正する手間を省くことができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、登録されたF割情報で表される記事の順番と一致するように、登録された各記事の原稿ファイルに基づいて対象雑誌の各記事のページを生成することにより、記事のページが正確な順番で並んだ対象雑誌が生成される。そのため、ユーザは、F割情報と各記事の原稿ファイルを登録する、という簡単な作業を行えばよく、対象雑誌を容易に生成することができる。
なお、本実施形態に係る他の処理(雑誌情報、号情報、及び、記事スタイルの登録、原稿ファイルからxhtmlファイルへの変換、目次のページの生成、リンクの貼り付け、置換要素の置き換え、など)は必ずしも行われなければならないものではなく、必要に応じて省略することもできる。
なお、各工程の実施者の役職は、図2に示す役職に限らない。例えば、1つの役職の人物が図2に示す各工程を実施することができてもよいし、全ての役職の人物が図2に示す各工程を実施することができてもよい。
なお、F割情報は、少なくとも記事の順番を表していればよく、他の情報(各記事の「括り」、「タイプ」、「タイトル」、「スタイル」、「担当」等)を表していなくてもよい。また、本実施形態では、記事情報の順番によって記事の順番が表されるものとしたが、記事の順番を表し方はこれに限らない。例えば、記事毎にその記事の順番を表す数値が割り当てられてもよい。
なお、本実施形態では、対象書籍(電子書籍)として雑誌のEPUBファイルを生成する例を説明したが、対象書籍はこれに限らない。例えば、対象書籍は、コミック、小説、参考書、などの電子書籍であってもよいし、対象書籍のファイル形式は、EPUBファイル以外のファイル形式であってもよい。
100 編集システム
101 フロントサーバ
102 バックエンドサーバ
301 超原稿用紙
400,500,600,700,800 画面
401〜404 入力部
405〜408 選択部
405a,405b,406a,406b 領域
407a,407b,408a,408b 領域
409,604,703 登録ボタン
501,502,602,603,701,702,801 領域
501a 選択ボタン
501b,601,701a〜701e テキストボックス
501c,702b 追加ボタン
502a リスト
502b,702a1 チェックボックス
502c,702c 削除ボタン
702a 記事情報入力部
702a2 UPボタン
702a3 DOWNボタン
802 xhtml変換ボタン
803 EPUB生成ボタン
901 メニューバー
902 表示タグボタン
903 メニューリスト
904 目次ボタン
905 タイトルリスト

Claims (8)

  1. 電子書籍を生成する編集システムであって、
    ユーザ操作に応じて、生成対象の電子書籍である対象書籍の記事の順番を少なくとも表すF割情報を登録するF割情報登録手段と、
    ユーザ操作に応じて、前記対象書籍の各記事の原稿ファイルを登録する入稿手段と、
    ユーザ操作に応じて、前記対象書籍を生成する電子書籍生成手段と、
    を有し、
    前記電子書籍生成手段は、前記対象書籍の記事の順番が、登録されたF割情報で表される記事の順番と一致するように、登録された各記事の原稿ファイルに基づいて前記対象書籍の各記事のページを生成することにより、前記対象書籍を生成する
    ことを特徴とする編集システム。
  2. ユーザ操作に応じて、予め用意された複数のスタイル定義ファイルのうちの1つ以上のスタイル定義ファイルであって、マークアップ言語で記述された構造化テキストファイルで参照されるスタイル定義ファイルである記事スタイルを複数登録する記事スタイル登録手段と、
    原稿ファイルで使用されるスタイル毎のスタイル名を表す定義情報を記憶する記憶手段と、
    登録されたF割情報、登録された原稿ファイル、登録された記事スタイル、及び、前記定義情報から、前記対象書籍の各記事の構造化テキストファイルを生成する構造化テキストファイル生成手段と、
    をさらに有し、
    前記F割情報は、前記対象書籍の各記事の記事スタイルをさらに表し、
    前記構造化テキストファイル生成手段は、登録されたF割情報から前記対象書籍の各記事の記事スタイルを判断し、前記対象書籍の記事毎に、その記事の原稿ファイルと記事スタイル、及び、前記定義情報から、当該記事の構造化テキストファイルを生成し、
    前記電子書籍生成手段は、前記対象書籍の記事毎に、その記事の構造化テキストファイルと記事スタイルから、当該記事のページを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の編集システム。
  3. 前記対象書籍の各記事の作成者は、記事作成用のテンプレートファイルである超原稿用紙に対して記事の各要素を入力することにより、原稿ファイルを作成し、
    前記複数の記事スタイルとして、前記超原稿用紙の種類毎の、その種類の超原稿用紙で使用されているスタイルを表す1つ以上のスタイル定義ファイルが登録される
    ことを特徴とする請求項2に記載の編集システム。
  4. 前記超原稿用紙には、規定の文字列が置換要素として埋め込まれており、
    前記電子書籍生成手段は、前記対象書籍の記事のページに埋め込まれている置換要素を、前記対象書籍の生成時まで決まらない情報に置き換える
    ことを特徴とする請求項3に記載の編集システム。
  5. 前記置換要素は、規定の文字列をリンク先とするハイパーリンクであり、
    前記電子書籍生成手段は、前記対象書籍の記事のページに置換要素として埋め込まれているハイパーリンクのリンク先を置換する
    ことを特徴とする請求項4に記載の編集システム。
  6. 前記対象書籍の生成時まで決まらない情報は、前記対象書籍内でのページ位置を含む
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の編集システム。
  7. 前記F割情報は、前記対象書籍の各記事のタイトルをさらに表し、
    前記電子書籍生成手段は、登録されたF割情報で表される各記事のタイトルから、前記対象書籍の目次のページを生成し、目次のページと記事のページとを含む電子書籍を前記対象書籍として生成する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の編集システム。
  8. 前記電子書籍生成手段は、
    前記対象書籍の各記事のページの生成結果から、前記対象書籍の各記事のページ位置を判断し、
    前記目次のページに記述されている各記事のタイトルに対し、対応する記事のページへのリンクを貼り付ける
    ことを特徴とする請求項7に記載の編集システム。
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