JP2014152989A - 保冷庫 - Google Patents

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Kengo Iwamoto
健吾 岩本
Yuichi Iwaida
裕一 岩井田
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Abstract

【課題】保冷庫のスライド式のドアの閉扉操作を容易に行うこと。
【解決手段】保冷庫のスライド式のドア1の開扉方向端部側に開扉用ハンドル5aを、閉扉方向端部側に閉扉用ハンドル5bをそれぞれ設ける。開扉の際には、開扉用ハンドル5aに手を差し入れて、この開扉用ハンドル5aを手前側に引き、ドア1の開扉方向端部側を少し開放し、このドア1を開扉方向にスライドさせる。閉扉の際には、閉扉用ハンドル5bに手を差し入れて、この閉扉用ハンドル5bを閉扉方向に引いて、このドア1を閉扉方向にスライドさせる。開扉用ハンドル5aよりも使用者の立ち位置に近い位置に閉扉用ハンドル5bを設けたので、ドア1の閉扉操作をスムーズに行うことができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、スライド式のドアを備えた保冷庫において、1枚のドアに複数の開閉ハンドルを設けたものに関する。
スライド式のドアを備えた保冷庫(収納庫)の一例として、特許文献1に開示されているタイプのものがある。この保冷庫(収納庫)は、保冷庫本体の前面に2枚のドアを備えており、このドアで保冷庫本体の開口部を気密に閉塞する。各ドアの表面の開扉方向端部には、開閉ハンドルが一つ設けられている(同文献の図1を参照)。
このドア1及び周辺部材の構成と、その開扉操作を、本願発明に係る図5から図7を用いて説明する。保冷庫本体2の開口部3の上下端には、図5に分解斜視図、図6(a)及び(b)に底面図及び平面図を示すように、上部主ガイド溝9、下部主ガイド溝10、この上部及び下部主ガイド溝9、10から保冷庫本体2の開口部3に向かって連通する上部副ガイド溝11、下部副ガイド溝12がそれぞれ形成されている。上部及び下部副ガイド溝11、12は、各ドア1の閉扉位置において、開扉方向端部側及び閉扉方向端部側に1箇所ずつ形成され、それらのうち閉扉方向端部側に形成されたものについては、その上部及び下部副ガイド溝11、12の終端から上部又は下部主ガイド溝9、10に向かう傾斜が設けられている。
ドア1の上端部には、上部主ガイド溝9及び上部副ガイド溝11によってガイドされるガイドローラ13が、ドア1の下端部には、下部主ガイド溝10及び下部副ガイド溝12内を走行するキャスタ14が、それぞれ設けられている。
この保冷庫の2枚のドア1、1は、閉扉状態において、同一平面上に並ぶように位置している(図7(a)を参照)。このとき、ガイドローラ13は上部副ガイド溝11に、キャスタ14は下部副ガイド溝12にそれぞれ退去している。このドア1を開扉するには、まず、そのドア1の開閉ハンドル5a(5)に手を差し入れて、この開閉ハンドル5a(5)を手前側に引き、ドア1の開扉方向端部側を開放する。すると、そのドア1の開扉方向端部側に設けられたガイドローラ13及びキャスタ14が、上部及び下部副ガイド溝11、12から上部及び下部主ガイド溝9、10に移動する(図7(b)を参照)。開閉ハンドル5a(5)がドアの開扉方向端部に設けられているのは、開扉操作において、この開扉方向端部側の開放を容易に行い得るようにするためである。
次に、この開閉ハンドル5a(5)を開扉方向に引く。すると、そのドアの閉扉方向端部側に設けられたガイドローラ13及びキャスタ14が、上部及び下部副ガイド溝11、12から上部及び下部主ガイド溝9、10に移動する。閉扉方向端部側に形成された上部及び下部副ガイド溝11、12には、上記のように傾斜が設けられているため、この閉扉方向端部側に設けられたガイドローラ13及びキャスタ14を、スムーズに上部及び下部主ガイド溝9、10に移動させることができる。
さらに、この開閉ハンドル5a(5)を開扉方向に引くと、ガイドローラ13が上部主ガイド溝9をガイドされるとともに、キャスタ14が下部主ガイド溝10を走行して、このドア1が開扉方向にスライドし、最終的に完全に開扉した状態となる(図7(c)を参照)。なお、この構成においては、2枚のドア1、1は上部及び下部主ガイド溝9、10を共有しているので、2枚のドア1、1を同時に開扉することはできない。
このドア1の閉扉操作は、上記の開扉操作の逆操作を行えばよい。すなわち、開扉操作に用いたのと同じ開閉ハンドル5a(5)に手を差し入れて、この開閉ハンドル5a(5)を閉扉方向に引く。すると、ガイドローラ13が上部主ガイド溝9をガイドされるとともに、キャスタ14が下部主ガイド溝10を走行して、このドア1が閉扉方向にスライドする。このドア1が閉扉方向の終端部近くまでスライドすると、そのドア1の閉扉方向端部側に設けられたガイドローラ13及びキャスタ14が、上部及び下部主ガイド溝9、10から上部及び下部副ガイド溝11、12に退去する。この場合も、開扉の際と同様に、閉扉方向端部側に形成された上部及び下部副ガイド溝11、12に設けられた傾斜により、この閉扉方向端部側に設けられたガイドローラ13及びキャスタ14を、スムーズに上部及び下部副ガイド溝11、12に退去させることができる。さらに、そのドア1の開扉方向端部側を少し押し込むと、そのドア1の開扉方向端部側に設けられたガイドローラ13及びキャスタ14が、上部及び下部主ガイド溝9、10から上部及び下部副ガイド溝11、12に退去する。この一連の操作によって、ドア1を閉扉状態とすることができる。
特許第4204532号公報
特許文献1に係る保冷庫(収納庫)は、開扉後に再び閉扉する際に、その閉扉操作に手間取ることがある。すなわち、使用者は開扉しようとするドア1の前に立ち、そのドア1に設けられた開閉ハンドル5a(5)に手を差し入れて、上記において説明した開扉操作によってそのドア1を開扉する。この開閉ハンドル5a(5)は、上記において説明したように開扉方向端部側に設けられていることが多く、ドア1を開扉した状態では、保冷庫本体2の開口部3の前(すなわち、ドア1から見て閉扉方向側)で作業を行う使用者から容易に手が届かないことがある。この場合、使用者は、開閉ハンドル5a(5)の操作のためにドア1の開扉方向端部まで移動しなければならず、非常に面倒であるとともに、作業効率を損なうことがある。この閉扉操作の際に、開閉ハンドル5a(5)に使用者の手が届きにくいという問題は、一般的な家庭用の小型保冷庫と比較してドア1の大きさが大きい業務用の保冷庫で一層顕著になる。
そこで、この発明は、保冷庫のスライド式のドアの閉扉操作を容易に行うことを課題とする。
上記の課題を解決するため、この発明は、スライド式のドアを備えた保冷庫において、前記ドアの開閉方向の異なる複数の位置に開閉ハンドルを設けて、その保冷庫を構成した。
このように複数の位置に開閉ハンドルを設けることにより、開扉操作の際には最も開扉方向側にある開閉ハンドルを用いる一方で、閉扉操作の際には開閉操作で用いた開閉ハンドルよりも閉扉方向側にある開閉ハンドルを用いる、というように開閉ハンドルを使い分けることができる。そのようにすれば、保冷庫本体の開口部の前に位置する使用者の手が、この閉扉方向側に設けた開閉ハンドルに届きやすくなって、閉扉操作の際に使用者が開閉ハンドルの位置まで移動しなければならない場合と比較して作業性が向上する。
前記の構成においては、前記異なる複数の位置が、前記ドアの開扉方向端部と閉扉方向端部の2箇所とするのが好ましい。
開扉方向端部に設けることにより、開扉の際に、ドアの開扉方向端部を容易に開放することができるため、その開扉操作をスムーズに行うことができる。また、ドアを完全に開扉状態とした場合、保冷庫本体の開口部の前に位置する使用者から見て、そのドアの閉扉方向端部が最も近い状態となっている。そこで、この閉扉方向端部に開閉ハンドルを設けることにより、使用者の手がこの開閉ハンドルに届きやすくなって、閉扉操作を一層スムーズに行うことができる。ここでいう開扉方向端部又は閉扉方向端部における「端部」は、ドアの開扉方向又は閉扉方向の「エッジに近い部分」という狭い領域に限定するものではない。例えば、ドアに2箇所の開閉ハンドルを設ける場合において、そのドアを開扉側と閉扉側に大きく2分割し、一方の開閉ハンドルを2分割したうちの開扉側のいずれかの位置、他方の開閉ハンドルを2分割したうちの閉扉側のいずれかの位置、というように広い領域を含む。
また、前記ドアの開扉方向端部と閉扉方向端部の2箇所に開閉ハンドルを設ける構成においては、前記開閉ハンドルが、前記ドアをその厚み方向の内側にくり抜いて形成された凹部と、この凹部の開口縁に設けられる指掛け部と、を備え、前記開扉方向端部側に設けた開閉ハンドルが、前記凹部に対して前記指掛け部がドアの開扉方向となるように構成された開扉用ハンドルであり、前記閉扉方向端部側に設けた開閉ハンドルが、前記凹部に対して前記指掛け部がドアの閉扉方向となるように構成された閉扉用ハンドルとするのが好ましい。
開扉用ハンドルは、上記の開扉操作の手順において説明したように、ドアの開扉側を開放状態とするのに適しており、閉扉用ハンドルは、ドアが完全に開扉した状態において、保冷庫本体の開口部に位置する使用者から最も近い位置にあり閉扉操作に適している。前記ドアの開閉の際には、使用者が、この開閉ハンドルに設けられた指掛け部に指先を引っ掛けて、このドアをスライドさせる。そして、このとき、ドアのスライドする方向に指掛け部を設けることにより、使用者の指先がこの指掛け部にしっかりと引っ掛かって、ドアの開閉操作をスムーズに行うことができる。
また、スライド式のドアを備える保冷庫においては、複数枚のドアが重なり合うようにスライドするため、ドア同士の間の隙間が小さいことが多い。このため、開閉ハンドルがドアの表面から突出していると、ドアの開閉の際に、一方のドアの開閉ハンドルと他方のドアの裏面側が干渉する恐れがある。そこで、上記のように開閉ハンドルを凹部状に構成し、このドアの表面からの突出量を極力小さくすると、そのような干渉が防止され、ドアの開閉をスムーズに行うことができる。
この発明は、スライド式のドアを備えた保冷庫において、1枚のドアに複数の開閉ハンドルを設けた構成を採用した。このように複数の開閉ハンドルを設けることにより、開扉操作の際には最も開扉方向側にある開閉ハンドルを操作する一方で、閉扉操作の際には最も閉扉方向にある開閉ハンドルを操作するというように、複数の開閉ハンドルを使い分けることができる。このため、開扉方向側に1箇所のみ開閉ハンドルを設けた場合と比較して、使用者の手が開閉ハンドルに届きやすくなって、閉扉操作の際に使用者が開閉ハンドルの位置まで移動する必要がなく、作業性を向上することができる。
本願発明に係る保冷庫を示す斜視図 図1に示す保冷庫のドアを開扉した状態を示す正面図 本願発明に係る保冷庫のドアを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図 本願発明に係る保冷庫のドアの開閉ハンドルを示し、(a)は正面図、(b)は同図(a)中のa−a線に沿う断面図 本願発明に係る保冷庫のドア、上部及び下部主ガイド溝、及び上部及び下部副ガイド溝を示す分解斜視図 本願発明に係る保冷庫のガイド溝の平面図を示し、(a)は上部主ガイド溝及び上部副ガイド溝、(b)は下部主ガイド溝及び下部副ガイド溝 本願発明に係る保冷庫のドアの開扉操作を示し、(a)はドアを閉扉した状態、(b)はドアの開扉方向端部側を開放した状態、(c)はドアを開扉した状態
本願発明に係る保冷庫の斜視図及び正面図を図1及び図2に示す。この保冷庫は、保冷庫本体の前面に2枚のスライド式のドア1を備えており、このドア1で、保冷庫本体2の開口部3を気密に閉塞する。2枚のドア1のうち一方のドア1を、他方のドア1の側にスライドさせることにより開口部3が開口して、食品等の物品を保冷庫本体2内に設けた収納棚4に収納することができる。
図3にこのドア1(図1に示す保冷庫の2枚のドア1、1のうち右側のドア)の(a)正面図、(b)側面図、及び(c)平面図をそれぞれ示す。このドア1の表面には、開扉方向端部(左側)と閉扉方向端部(右側)に開閉ハンドル5が一つずつ設けられている。このドア1に設けた2箇所の開閉ハンドル5、5のうち、左側に設けられた開閉ハンドル5は開扉用(以下、適宜開扉用ハンドル5aという。)、右側に設けられた開閉ハンドル5は閉扉用(以下、適宜閉扉用ハンドル5bという。)となる。これは、開扉用ハンドル5aは、以下において説明する開扉操作において、ドア1の開扉側を開放状態とするのに適しており、閉扉用ハンドル5bは、ドア1が完全に開扉した状態において、保冷庫本体2の開口部3に位置する使用者から最も近い位置にあり閉扉操作に適しているからである。左側のドア1は、開扉及び閉扉方向が右側のドア1とは逆になるため、開扉用ハンドル5aと閉扉用ハンドル5bの位置は、左右反対となる(図1を参照)。
図4に開扉用ハンドル5aの(a)正面図、(b)同図(a)のa−a線に沿う断面図をそれぞれ示す。この開扉用ハンドル5aは、ドア1をその厚み方向の内側にくり抜いて形成された凹部6と、この凹部6の開口縁に設けられる指掛け部7とを備え、凹部6に対して指掛け部7がドア1の開扉方向となるように構成されている。この凹部6の内面には、樹脂材等が被覆されている。また、指掛け部7の表面側にはカバー部材8が取り付けられている。ドア1を開扉する際には、使用者が、この開扉用ハンドル5aに設けられた指掛け部7に指先を引っ掛けて、このドア1を開扉方向にスライドさせる。このとき、使用者の指先がこの指掛け部7にしっかりと引っ掛かるため、ドア1の開扉操作をスムーズに行うことができる。閉扉用ハンドル5bの構成も、この開扉用ハンドル5aの構成と同じであるが、凹部6に対して指掛け部7がドア1の閉扉方向となる点のみが異なっている。
スライド式のドア1を備える保冷庫においては、複数枚のドア1が重なり合うようにスライドするため、ドア1同士の間にほとんど隙間がないことが多い。このため、開閉ハンドル5がドア1の表面から突出していると、ドア1の開閉の際に、一方のドア1の開閉ハンドル5と他方のドア1の裏面側が干渉する恐れがある。そこで、上記のように開閉ハンドル5を凹部状に構成し、このドア1の表面からの突出量を極力小さくすることによって、この開閉ハンドル5とドア1との間の干渉が防止され、ドア1の開閉をスムーズに行うことができる。
このドア1及び周辺部材の構成と、その開扉操作を、図5から図7を用いて説明する。保冷庫本体2の開口部3の上下端には、図5に分解斜視図、図6(a)及び(b)に底面図及び平面図を示すように、上部主ガイド溝9、下部主ガイド溝10、この上部及び下部主ガイド溝9、10から保冷庫本体2の開口部3に向かって連通する上部副ガイド溝11、下部副ガイド溝12がそれぞれ形成されている。上部及び下部副ガイド溝11、12は、各ドア1の閉扉位置において、開扉方向端部側及び閉扉方向端部側に1箇所ずつ形成され、それらのうち閉扉方向端部側に形成されたものについては、その上部及び下部副ガイド溝11、12の終端から上部又は下部主ガイド溝9、10に向かう傾斜が設けられている。
ドア1の上端部には、上部主ガイド溝9及び上部副ガイド溝11によってガイドされるガイドローラ13が、ドア1の下端部には、下部主ガイド溝10及び下部副ガイド溝12内を走行するキャスタ14が、それぞれ設けられている。
この保冷庫の2枚のドア1、1は、閉扉状態において、同一平面上に並ぶように位置している(図7(a)を参照)。このとき、ガイドローラ13は上部副ガイド溝11に、キャスタ14は下部副ガイド溝12にそれぞれ退去している。このドア1を開扉するには、まず、そのドア1の開扉用ハンドル5aに手を差し入れて、この開扉用ハンドル5aを手前側に引き、ドア1の開扉方向端部側を開放する。すると、そのドア1の開扉方向端部側に設けられたガイドローラ13及びキャスタ14が、上部及び下部副ガイド溝11、12から上部及び下部主ガイド溝9、10に移動する(図7(b)を参照)。この上部副ガイド溝11と連通する上部主ガイド溝9の壁面部には緩衝部材15が設けられ、この緩衝部材15により、ガイドローラ13が上部副ガイド溝11から上部主ガイド溝9に移動して、この上部主ガイド溝9の壁面に当接した際の衝撃を緩和している。開扉用ハンドル5aがドア1の開扉方向端部に設けられているのは、開扉操作において、この開扉方向端部側の開放を容易に行い得るようにするためである。
次に、この開扉用ハンドル5aを開扉方向に引く。すると、そのドア1の閉扉方向端部側に設けられたガイドローラ13及びキャスタ14が、上部及び下部副ガイド溝11、12から上部及び下部主ガイド溝9、10に移動する。閉扉方向端部側に形成された上部及び下部副ガイド溝11、12には、上記のように傾斜が設けられているため、この閉扉方向端部側に設けられたガイドローラ13及びキャスタ14を、スムーズに上部及び下部主ガイド溝9、10に移動させることができる。
さらに、この開扉用ハンドル5aを開扉方向に引くと、ガイドローラ13が上部主ガイド溝9をガイドされるとともに、キャスタ14が下部主ガイド溝10を走行して、このドア1が開扉方向にスライドし、最終的に完全に開扉した状態となる(図7(c)を参照)。なお、この構成によると、2枚のドア1、1は上部及び下部主ガイド溝9、10を共有しているので、2枚のドア1、1を同時に開扉することはできない。
このドア1の閉扉操作は、上記の開扉操作の逆操作を行えばよい。この閉扉操作においては、閉扉方向端部側に設けられた閉扉用ハンドル5bに手を差し入れて、この閉扉用ハンドル5bを閉扉方向に引く。すると、ガイドローラ13が上部主ガイド溝9をガイドされるとともに、キャスタ14が下部主ガイド溝10を走行して、このドア1が閉扉方向にスライドする。このドア1が閉扉方向の終端部近くまでスライドすると、そのドア1の閉扉方向端部側に設けられたガイドローラ13及びキャスタ14が、上部及び下部主ガイド溝9、10から上部及び下部副ガイド溝11、12に退去する。この場合も、開扉の際と同様に、閉扉方向端部側に形成された上部及び下部副ガイド溝11、12に設けられた傾斜により、この閉扉方向端部側に設けられたガイドローラ13及びキャスタ14を、スムーズに上部及び下部副ガイド溝11、12に退去させることができる。さらに、そのドア1の開扉方向端部側を少し押し込むと、そのドア1の開扉方向端部側に設けられたガイドローラ13及びキャスタ14が、上部及び下部主ガイド溝9、10から上部及び下部副ガイド溝11、12に退去する。この一連の操作によって、ドア1を閉扉状態とすることができる。
本願発明の構成のように、スライド式のドア1を備えた保冷庫のそのドア1に複数の開閉ハンドル5を設けることにより、開扉操作の際には最も開扉方向側にある開閉ハンドル5を用いる一方で、閉扉操作の際には開閉操作で用いた開閉ハンドル5よりも閉扉方向側にある開閉ハンドル5を用いるようにすることができる。そのようにすれば、保冷庫本体の開口部3の前に位置する使用者の手が、この閉扉方向側にある開閉ハンドル5に届きやすくなって、閉扉操作の際に使用者が開閉ハンドル5の位置まで移動しなければならない場合と比較して作業性を向上することができる。
上記の実施形態においては、開閉ハンドル5をドアの開閉方向端部に設けた態様を示したが、この開閉ハンドル5の位置はこれに限定されない。例えば、開扉用ハンドル5aの位置を図3に示す位置としつつ、閉扉用ハンドル5bの位置を同図に示す位置よりも、さらに開扉用ハンドル5aに近い位置に変更することもできる。また、閉扉用ハンドル5bを2箇所以上にすることもできる。このようにすれば、使用者が自分の立ち位置に応じて最も使用しやすい閉扉用ハンドル5bを自由に選択することができ、閉扉操作を一層スムーズに行うことができるためである。また、開閉ハンドル5の形状は当然ながら図4の形状に限定されず、左右対称形状のものを採用することもできる。
上記の実施形態においては、2枚のドア1、1を備えた保冷庫について説明したが、3枚以上のドア1を備えた保冷庫についても、各ドア1に複数の開閉ハンドル5を設けることで、保冷庫のスライド式のドア1の閉扉操作を容易に行う、という本願発明の課題を解決することができる。
1 ドア
2 保冷庫本体
3 開口部
4 収納棚
5 開閉ハンドル
5a 開扉用ハンドル
5b 閉扉用ハンドル
6 凹部
7 手掛け部
8 カバー部材
9 上部主ガイド溝
10 下部主ガイド溝
11 上部副ガイド溝
12 下部副ガイド溝
13 ガイドローラ
14 キャスタ
15 緩衝部材

Claims (3)

  1. スライド式のドア(1)を備えた保冷庫において、前記ドア(1)の開閉方向の異なる複数の位置に開閉ハンドル(5)を設けたことを特徴とする保冷庫。
  2. 前記異なる複数の位置が、前記ドア(1)の開扉方向端部と閉扉方向端部の2箇所であることを特徴とする請求項1に記載の保冷庫。
  3. 前記開閉ハンドル(5)が、前記ドア(1)をその厚み方向の内側にくり抜いて形成された凹部(6)と、この凹部(6)の開口縁に設けられる指掛け部(7)と、を備え、前記開扉方向端部側に設けた開閉ハンドル(5)が、前記凹部(6)に対して前記指掛け部(7)がドア(1)の開扉方向となるように構成された開扉用ハンドル(5a)であり、前記閉扉方向端部側に設けた開閉ハンドル(5)が、前記凹部(6)に対して前記指掛け部(7)がドア(1)の閉扉方向となるように構成された閉扉用ハンドル(5b)であることを特徴とする請求項2に記載の保冷庫。
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