JP2014152967A - 焼物調理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトな構成で、遠赤外線と近赤外線とをバランス良くミックスして食材に照射でき、低コストな焼物調理器を提供する。
【解決手段】食材2が載せられる焼網3の下方に配置され、下部の開口4bから内部に火炎7が導入され、加熱されることで遠赤外線を放射するセラミック層4cが外面に被着された熱変換部材4と、熱変換部材4の上部に、上方から見て熱変換部材4の上部の開口4aを覆うと共に、その下面と熱変換部材4の上部の開口4aとの間に隙間8が形成されるように取り付けられ、加熱されることで遠赤外線を放射するセラミック層5cが上面に被着されたカバー5とを備えている。熱変換部材4とカバー5との隙間8から排出される火炎7の近赤外線で食材2を加熱し、同時に、熱変換部材4のセラミック層4c及びカバー5のセラミック層5cから放射される遠赤外線で食材2を加熱する。
【選択図】図4

Description

本発明は、魚介類、肉類等の食材を加熱焙焼する焼物調理機に関する。
魚介類、肉類等の食材を加熱焙焼する場合、ガスバーナー(以下バーナー)の火炎を直接食材に当てると、火炎の近赤外線が主として食材に作用するため、食材の表面が部分的に焦げて芯は生であったり、逆に食材の芯まで熱を通そうとすると、表面がパサつき又は黒く焦げてしまう。すなわち、近赤外線のみでは、食材を美味しく焙焼することは困難である。食材の表面は香ばしく、芯はふっくらとした焼き上がりを実現するためには、食材に近赤外線に加えて遠赤外線を照射し、遠赤外線によって食材を均等にじっくり加熱する必要がある。
食材に遠赤外線と近赤外線とを照射して加熱焙焼する焼物調理機として、食材が載せられる焼網の上方及び下方に、遠赤外線を放射する遠赤外線用ヒーターと、近赤外線を放射する近赤外線ヒーターとを、水平方向に交互に配置したものが知られている(特許文献1参照)。この焼物調理器によれば、遠赤外線用ヒーターから放射される遠赤外線と、近赤外線用ヒーターから放射される近赤外線とを食材に照射できるので、遠赤外線による焼き上がり効果と近赤外線による焼き上がり効果とを発揮できる。
また、上述した遠赤外線用ヒーター及び近赤外線ヒーターの焼網とは反対側に、一面が磨き面で他面がセラミック塗装面となった制御板を、複数反転可能に並設した焼物調理機が知られている(特許文献2参照)。この焼物調理機によれば、遠赤外線用ヒーターからの遠赤外線、近赤外線ヒーターからの近赤外線を夫々焼網上の食材に照射でき、加えて、制御板の磨き面をヒーター側に向けることで反射によって食材への加熱制御を行い、制御板のセラミック塗装面をヒーター側に向けることで、セラミック塗装面を加熱してセラミック塗装面から遠赤外線を発生させて食材への加熱制御を行うことができる。
特開平9−252959号公報 特開平9−159187号公報
ところで、上述した各焼物調理機においては、次のような課題が存在する。
遠赤外線用ヒーターと近赤外線ヒーターとを、焼網と平行に水平方向に交互に配置しているため、焼網上の食材を加熱焙焼する際、近赤外線用ヒーターに近い食材には近赤外線が強く照射され、遠赤外線用ヒーターに近い食材には遠赤外線が強く照射されてしまう。このため、近赤外線と遠赤外線とをバランス良くミックスして食材に照射することが困難である。
遠赤外線用ヒーターと近赤外線ヒーターとを水平方向に交互に配置しているため、これらヒーターを設置するための専有面積が大きくならざるを得ず、装置(焼物調理機)のコンパクト化が困難である。
遠赤外線用ヒーターと近赤外線ヒーターとの二種類のヒーターを用意する必要があり、コストアップの原因となる。
一面が磨き面で他面がセラミック塗装面となった制御板を反転させるタイプにおいては、構造が複雑になるため、更なるコストアップが生じる。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、コンパクトで簡素な構成で、遠赤外線と近赤外線とをバランス良くミックスして食材に照射でき、低コストな焼物調理器を提供することにある。
上記目的を達成するために創案された本発明に係る焼物調理器は、食材が載せられる焼網の下方に配置され、上部及び下部に開口を有し、下部の開口から内部に火炎が導入され、火炎によって加熱されることで遠赤外線を放射するセラミック層が外面に被着された熱変換部材と、熱変換部材の上部に、上方から見て熱変換部材の上部の開口を覆うと共に、その下面と熱変換部材の上部の開口との間に隙間が形成されるように取り付けられ、火炎によって加熱されることで遠赤外線を放射するセラミック層が上面に被着されたカバーとを備え、熱変換部材の上部の開口とカバーの下面との隙間から排出される火炎の近赤外線で焼網に載せられた食材を加熱すると同時に、熱変換部材の外面のセラミック層及びカバーの上面のセラミック層から放射される遠赤外線によって食材を加熱する、ことを特徴とする焼物調理機である。
本発明の焼物調理機は、カバーの熱変換部材に対する取付高さを調節することで、カバーの下面と熱変換部材の上部の開口との隙間を調節する調節機構を備え、調節機構によって上記隙間を調節することで、食材に作用する近赤外線の量を調整可能としてもよい。
本発明の焼物調理機は、カバーの縁に、間隔を隔てて切欠部を複数形成し、切欠部の切欠深さが、上方から見て熱変換部材の上部の開口が見えない深さに設定されていてもよい。
本発明の焼物調理機は、熱変換部材の対向する側面の双方に、括れ部を水平方向に沿って夫々形成し、これら括れ部の位置が、対向する一方の側面と他方の側面とで、高さ方向に異なっていてもよい。
本発明の焼物調理機は、括れ部が、熱変換部材の対向する双方の側面から夫々内方に傾斜した下部傾斜面と、下部傾斜面の上端から熱変換部材の外方に傾斜した上部傾斜面とを有し、熱変換部材の対向する一方の側面の上部傾斜面の上端とカバーとの間、他方の側面の上部傾斜面の上端とカバーとの間に、夫々隙間が形成され、これら隙間が等しくなるように 一方の側面の上部傾斜面の傾斜角度と他方の側面の上部傾斜面の傾斜角度とが異なっていてもよい。
本発明の焼物調理機は、熱変換部材の対向する双方の側面に、括れ部よりも下方に位置して、熱変換部材の外部の空気を内部に導くための空気導入孔を設けてもよい。
本発明の焼物調理機は、カバーを、熱変換部材の上部に、水平方向に対して斜めに取り付けることで、熱変換部材の上部の開口とカバーの下面との隙間に、狭い部分と広い部分とを形成してもよい。
本発明に係る焼物調理機によれば、バーナー等の火炎が熱変換部材の下部の開口から内部に導入されると、その火炎は、熱変換部材を加熱し、熱変換部材の上部の開口とカバーの下面との隙間から上方に排出される。
熱変換部材が加熱されることで、その外面に被着されたセラミック層から遠赤外線が放射され、その遠赤外線が熱変換部材の上方に配置された焼網の食材に照射される。同時に、熱変換部材の上部の開口とカバーの下面との隙間から上方に排出された火炎の熱が、近赤外線としてカバーの上方に配置された焼網の食材に照射される。加えて、上記隙間から排出される火炎によってカバーが加熱されるため、カバーの上面に被着されたセラミック層から遠赤外線が放射され、その遠赤外線がカバーの上方に配置された焼網の食材に照射される。
このように、この焼物調理機によれば、熱変換部材の下部の開口から導入された単独の火炎の熱が遠赤外線と近赤外線とに変換され、それら遠赤外線及び近赤外線がミックスされて、上方に配置された焼網の食材に作用する。よって、コンパクトで簡素な構成で、遠赤外線と近赤外線とをバランス良くミックスして食材に照射でき、低コストな焼物調理器を実現できる。
また、上方から見てカバーが熱変換部材の上部の開口を覆っているので、熱変換部材の上方に配置され遠赤外線と近赤外線とがミックスして照射される焼網上の食材から落滴した焼き汁やタレが、熱変換部材の上部の開口から内部に入り込む事態を回避でき、焼き汁やタレが熱変換部材内の火炎で燃えることによる煙の発生を防止できる。
本発明の一実施形態に係る焼物調理機の斜視図である。 上記焼物調理機の組立図であり、(a)はカバーの斜視図、(b)は熱変換部材の斜視図、(c)は高さ調節用のピンを示す斜視図である。 上記焼物調理機の平面図である。 上記焼物調理機の使用状態を示す断面図である。 上記焼物調理機のカバーの取り付け高さを変更した様子を示す説明図であり、(a)は取り付け高さが低い場合を示す部分断面図、(b)は取り付け高さが中間の場合を示す部分断面図である。 上記焼物調理機のカバーを傾斜して取り付けた様子を示す側面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(焼物調理機1の概要)
図1は本発明の一実施形態に係る焼物調理機1の斜視図、図2は焼物調理機1の組立図、図3は焼物調理機1の平面図、図4は焼物調理機1の使用状態を示す断面図である。この焼物調理機1は、食材2が載せられる焼網3の下方に配置された熱変換部材4と、熱変換部材4の上部に取り付けられたカバー5とを有する。なお、図3のカバー5の長さは、作図上の都合により、図1及び図2のカバー5と異なっている。
図4に示すように、熱変換部材4は、上部及び下部に開口4a、4bを有し、下部の開口4bから内部にバーナー6の火炎7が導入され、火炎7によって内方から加熱され、火炎7を上方に案内する。熱変換部材4の外面には、加熱されることで遠赤外線(波長2.5〜1000μm、ピーク波長3〜5μm)を放射するセラミック層4cが、被着されている。一方、カバー5は、熱変換部材4の上部に、上方から見て熱変換部材4の上部の開口4aを覆うと共に、その下面と熱変換部材4の上部の開口4aとの間に隙間8が形成されるように取り付けられ、火炎7によって下方から加熱される。カバー5の上面には、加熱されることで遠赤外線を放射するセラミック層5cが、被着されている。
かかる焼物調理機1は、熱変換部材4の上部の開口4aとカバー5の下面との隙間8から排出される火炎7の近赤外線(波長0.7〜2.5μm、ピーク波長約1μm)によって焼網3に載せられた食材2を加熱すると同時に、熱変換部材4の外面のセラミック層4c及びカバー5の上面のセラミック層5cから放射される遠赤外線によって食材2を加熱するものである。ここで、図1、図4において、近赤外線は一点鎖線の矢印で示し、遠赤外線は破線の矢印で示す。
(熱変換部材4)
図4に示すように、熱変換部材4は、上部及び下部に開口4a、4bを有し、下部の開口4bから内部にバーナー6の火炎7が導入されるようになっている。熱変換部材4は、図2、図3に示すように、上方から見て細長い矩形状に形成されており、長辺部分を構成する左右一対の側面(側面板41、42)、短辺部分を構成する正面板43及び背面板44を有し、上部の開口4a、下部の開口4bは、夫々細長い矩形状となっている。バーナー6は、熱変換部材4の下部の開口4bの下方に、開口4bの長手方向に沿って配設されている(図6参照)。図2(b)、図4に示すように、熱変換部材4は、金属板を曲げて溶接して成形されており、上部の開口4aの縁、下部の開口4bの縁は、熱的強度を高めるため、金属板が折り返されてる。金属板の素材には例えば耐熱鋼(SUH409等)、耐熱性ステンレス(SUS430等)が用いられ、金属板の板厚は例えば1.5mm程度となっている。
図4に示すように、熱変換部材4の外面には、下部の開口4bから内部に導入された火炎7によって加熱されることで遠赤外線を放射するセラミック層4cが、被着されている。セラミック層4cは、例えば、アルミニウム等の無機化合物を配合した粉末状の遠赤外線セラミックを熱変換部材4の外面に塗布し、高温(例えば1000℃以上)で焼結処理することで被着される。なお、セラミック層4cは、溶射、蒸着等によって、熱変換部材4の外面に被着してもよい。セラミック層4cの厚さは例えば0.5mm程度となっている。
(括れ部9)
図1、図2(b)、図4に示すように、熱変換部材4の対向する側面板41、42の双方には、水平方向に沿った括れ部9が夫々形成されている。括れ部9は、熱変換部材4の側面板41、42に内方に傾斜して形成された下部傾斜面9aと、下部傾斜面9aの上端から熱変換部材4の外方に傾斜された上部傾斜面9bとを有し、断面く字状に成形されている。このように、熱変換部材4の側面板41、42に括れ部9を形成することで、図4に示すように、熱変換部材4の内部に供給されたバーナー6の火炎7の熱流が、括れ部9の内面に衝突して蛇行し熱変換部材4の加熱が促進され、外面のセラミック層4cから放射される遠赤外線(破線の矢印)の量が効率よく増大する。
図4に示すように、括れ部9の位置は、熱変換部材4の左右の側面板41、42で高さ方向(鉛直方向)に異なっており、下部傾斜面9aと上部傾斜面9bとを接続する頂点9cの位置が、左右で高さ方向に異なっている。このように、括れ部9の頂点9cを高さ方向に左右の側面板41、42で異ならせることで、高さが同一の場合と比べて、熱変換部材4の内部の断面積が上下方向にて一番狭くなる部分(スロート部分)が大きくなって、火炎7の熱流がスロート部分で詰まり難くなってスムーズに上昇し、熱変換部材4の上部の開口4aとカバー5との隙間8から排出される近赤外線(一点鎖線の矢印)の量が増大する。
図4に示すように、熱変換部材4の一方の側面板41の上部傾斜面9bの上端とカバー5との間、他方の側面板42の上部傾斜面9bの上端とカバー5との間には、夫々隙間8が形成されており、これら左右の隙間8からは、上述したように火炎7の近赤外線(一点鎖線の矢印)が排出される。ここで、この焼物調理機1においては、左右の上部傾斜面9bの傾斜角度を異ならせることで、左右の隙間8を等しくしている。すなわち、左右の括れ部9の頂点9cの高さ方向の位置が異なっていても、左右の隙間8が等しくなるように、左側の括れ部9の上部傾斜面9bの傾斜角度と右側の括れ部9の上部傾斜面9bの傾斜角度とが異ならされている。この結果、左側の隙間8から排出される火炎7の近赤外線(一点鎖線の矢印)の量と、右側の隙間8から排出される火炎7の近赤外線(一点鎖線の矢印)の量とが略等しくなり、熱変換部材4の上方に配置された食材2を左右バランスよく焙焼できる。
(空気導入孔10)
図1、図4に示すように、熱変換部材4の左右の側面板41、42には、括れ部9よりも下方に位置して、熱変換部材4の外部(側面板41、42の外方)の空気を内部に導くための空気導入孔10が形成されている。空気導入孔10は、熱変換部材4の長手方向(水平方向)に間隔を隔てて複数形成されている。図4に示すように、バーナー6の火炎7が上昇することで、熱変換部材4の外部の空気が空気導入孔10から内部に引き込まれ、熱変換部材4の内部に安定した火炎7の熱流が上方に向けて生成されると共に、不完全燃焼が回避される。図1、図4において、空気導入孔10から内部に引き込まれる空気を矢印で示す。
(カバー5)
図1、図2に示すように、熱変換部材4の上部には、カバー5が取り付けられている。カバー5は、上方から見て細長く、断面山型(逆さU字状でもよい)に形成されており、上方から見て熱変換部材4の上部の開口4aを覆うように、熱変換部材4の上部に取り付けられている。カバー5が熱変換部材4の上部の開口4aを覆っているので、図4に示す食材2から落滴した焼き汁やタレが熱変換部材4の上部の開口4aから内部に入り込む事態を回避できる。また、カバー5は、その下面と熱変換部材4の上部の開口4aとの間に隙間8が形成されるように、熱変換部材4の上部に取り付けられている。すなわち、側方から見て、カバー5の下面と熱変換部材4の上部の開口4aとの間には、隙間8が形成されている。この隙間8からは、上述したように、バーナー6の火炎7の熱が近赤外線(一点鎖線の矢印)として排出される。
図2(a)に示すように、カバー5は、金属板を曲げて成形されている。金属板の素材には例えば耐熱鋼(SUH409等)、耐熱性ステンレス(SUS430等)が用いられ、金属板の板厚は例えば3.0mm程度となっている。図3に示すように、カバー5の左右の縁には、カバー5の長手方向に間隔を隔てて切欠部51が複数形成されている。なお、図3のカバー5の切欠部51の数は、作図上の都合により、図1及び図2のカバー5の切欠部51の数と異なっている。切欠部51の切欠深さ51dは、上方から見て熱変換部材4の上部の開口4aが見えない深さに設定されている。これにより、図4に示す食材2から落滴した焼き汁やタレが、切欠部51から熱変換部材4の上部の開口4aに入り込む事態を回避できる。
図4に示すように、カバー5の上面には、熱変換部材4の上部の開口4aから排出される火炎7の熱によって加熱されることで遠赤外線を放射するセラミック層5cが、被着されている。セラミック層5cは、例えば、アルミニウム等の無機化合物を配合した粉末状の遠赤外線セラミックをカバー5の上面に塗布し、高温(例えば1000℃以上)で焼結処理することで被着される。なお、セラミック層5cは、溶射、蒸着等によって、カバー5の上面に被着してもよい。セラミック層5cの厚さは例えば0.5mm程度となっている。
図1、図4に示すように、カバー5の切欠部51からはバーナー6の火炎7の近赤外線(一点鎖線の矢印)が上方に放射されて焼網3上の食材に作用し、カバー5の切欠部51以外の部分52からはセラミック層5cから放射される遠赤外線(破線の矢印)が上方に放射されて焼網3上の食材2に作用する。ここで、カバー5に切欠部51が等間隔を隔てて複数形成されているので、遠赤外線と近赤外線とがバランスよく食材2に作用することになる。また、切欠部51の切欠深さ51dが、上方から見て熱変換部材4の上部の開口4aが見えない深さに設定されているので、食材2から焼き汁やタレがカバー5の切欠部51に落下しても、焼き汁やタレが熱変換部材4の内部に進入することはなく、焼き汁やタレがバーナー6の火炎7で燃えることによる煙の発生を防止できる。
(調整機構)
図1、図2、図5に示すように、カバー5は、熱変換部材4に対する取付高さを調節する調整機構11を介して、熱変換部材4の上部に取り付けられている。調整機構11は、カバー5の熱変換部材4に対する取付高さを調節することで、カバー5と熱変換部材4の開口4aとの隙間8を調節し、焼網3上の食材2に作用する近赤外線の量を調整するものである。図1、図2に示すように、調整機構11は、カバー5に設けられた係合部12と、熱変換部材4に設けられた被係合部13と、係合部11と被係合部12とを係脱する係脱部材(ピン)14とを有する。
図2(a)に示すように、係合部12は、カバー5から熱変換部材4の正面板43及び背面板44の縁部を抱き込むように下方に延出された一対の柱部12aと、これら柱部12aに掛け渡され水平方向に延出された梁部12bと、梁部12bに貫通形成された係合孔12cとから成る。係合孔12cは、水平方向に間隔を隔てて一対(2個)形成されている。図2(b)に示すように、被係合部13は、熱変換部材4の正面板43及び背面板44の上部に高さ方向に間隔を隔てて貫通形成された複数の被係合孔13cから成る。被係合孔13cは、係合孔12cの間隔に合わせて一対ずつ形成されており、高さ方向に上段、中段、下段と3段階に形成されている。なお、2段階でも4段階以上でも構わない。図2(c)に示すように、ピン14は、係合孔12c及び被係合孔13cに挿抜される一対のピン本体14aと、これらピン本体14aを繋ぐ連結バー14bとから成る。ピン本体14aの先端は、差し込み易いようにテーパー状となっていることに加え、屈曲されており、図5(a)、図5(b)に示すように、一旦、係合孔12c及び被係合孔13cに差し込まれると、屈曲部が引っ掛かって意に反して抜け難くなっている。
図5(a)に示すように、係合孔12cを下段の被係合孔13cに合わせてピン14を差し込むことで、カバー5と熱変換部材4との隙間8が最小となり、食材2に作用する近赤外線の量が最小となる。このとき、熱変換部材4の正面板43及び背面板44の山型の頂部がカバー5の下面に当接する。図5(b)に示すように、係合孔12cを中段の被係合孔13cに合わせてピン14を差し込むことで、カバー5と熱変換部材4との隙間8が中間となり、食材2に作用する近赤外線の量が中間となる。このとき、熱変換部材4の正面板43及び背面板44の頂部とカバー5との間に隙間15が形成される。同様に、図示はしないが、係合孔12cを上段の被係合孔12cに合わせてピン14を差し込むことで、カバー5と熱変換部材4との隙間8が最大となり、食材2に作用する近赤外線の量が最大となる。
(作用・効果)
図4に示すように、本実施形態に焼物調理機1によれば、バーナー6の火炎7が熱変換部材4の下部の開口4bから内部に導入されると、その火炎7は、熱変換部材4を内側から加熱し、熱変換部材4の上部の開口4aとカバー5の下面との隙間8から上方に排出される。
熱変換部材4が加熱されることで、その外面に被着されたセラミック層4cから遠赤外線(破線の矢印)が放射され、その遠赤外線が熱変換部材4の上方に配置された焼網3上の食材2に照射される。同時に、熱変換部材4の上部の開口4aとカバー5の下面との隙間8から上方に排出された火炎7の熱が、近赤外線(一点鎖線の矢印)としてカバー5の上方に配置された焼網3上の食材2に照射される。加えて、上記隙間8から排出される火炎7の熱によってカバー5が下方から加熱されるため、カバー5の上面に被着されたセラミック層5cから遠赤外線(破線の矢印)が放射され、その遠赤外線がカバー5の上方に配置された焼網3上の食材2に照射される。
このように、この焼物調理機1によれば、熱変換部材4の下部の開口4bから導入された単独(一種類)のバーナー6の火炎7の熱が遠赤外線と近赤外線とに変換され、それら遠赤外線及び近赤外線がミックスされて、上方に配置された焼網3上の食材2に作用する。よって、コンパクトで簡素な構成で、遠赤外線と近赤外線とをバランス良くミックスして食材2に照射でき、低コストな焼物調理器1を実現できる。
また、上方から見てカバー5が熱変換部材4の上部の開口4aを覆っているので、熱変換部材4の上方に配置され遠赤外線と近赤外線とがミックスして照射される焼網3上の食材2から落滴した焼き汁やタレが、熱変換部材4の上部の開口4aから内部に入り込む事態を回避でき、焼き汁やタレが熱変換部材4内の火炎7で燃えることによる煙の発生を防止できる。
また、図5(a)、図5(b)に示すように、この焼物調理機1によれば、調節機構11によって、カバー5の熱変換部材4に対する取付高さを調節できる。これにより、カバー5と熱変換部材4との隙間8を調節でき、食材2の種類に応じて食材2に作用させる近赤外線の量を最適な量に調整できる。
また、図6に示すように、カバー5を熱変換部材4の上部に、水平方向に対して斜めに取り付け、熱変換部材4の上部の開口4aとカバー5の下面との隙間に、狭い部分と広い部分とを形成してもよい。すなわち、カバー5の長手方向の一端の取付高さを他端の取付高さとを異ならせ、図6にて左方の隙間8よりも右方の隙間8を広くして使用する態様(左右逆でもよい)も考えられる。これにより、バーナー6の火炎7の強さを長手方向に調整しなくても、図6にて左方の食材2への近赤外線の量よりも右方の食材2への近赤外線の量を多くすることができる。なお、図6のカバー5の長さ及び切欠部51の数は、作図上の都合により、他の図のカバー5と異なっている。
図1に示すように、この焼物調理機1においては、カバー5の左右の縁に、長手方向に間隔を隔てて切欠部51が複数形成されている。これにより、カバー5の切欠部51からはバーナー6の火炎7の熱の近赤外線(一点鎖線の矢印)が焼網3上の食材2に作用し、カバー5の切欠部51以外の部分52からはセラミック層5cから放射される遠赤外線(破線の矢印)が食材に作用し、遠赤外線と近赤外線とをバランスよく食材2に作用させることができる。
図3、図4に示すように、この焼物調理機1においては、切欠部51の切欠深さ51dが、上方から見て熱変換部材4の上部の開口4aが見えない深さに設定されている。よって、食材2から焼き汁やタレがカバー5の切欠部51に落下しても焼き汁やタレが熱変換部材4の内部に進入することはなく、焼き汁やタレがバーナー6の火炎7で燃えることによる煙の発生を防止できる。
図4に示すように、この焼物調理機1においては、熱変換部材4の左右の側面板41、42に、括れ部9が形成されている。これにより、熱変換部材4の内部に供給されたバーナー6の火炎7の熱流が、括れ部9の内面に衝突して蛇行し、熱変換部材4の加熱が促進されることになり、外面のセラミック層4cから放射される遠赤外線の量が効率よく増大する。
図4に示すように、この焼物調理機1においては、括れ部の位置4が、熱変換部材4の左右の側面板41、42で高さ方向に異なっており、下部傾斜面9aと上部傾斜面9bとを接続する頂点9cの位置が、左右で高さ方向に異なっている。このように、括れ部9の高さを左右の側面板41、42で異ならせることで、高さが同一の場合と比べて、熱変換部材4の内部の断面積が上下方向にて一番狭くなる部分(スロート部分)が大きくなって、火炎7の熱流がスロート部分で詰まり難くなってスムーズに蛇行して流れるため、熱変換部材4の上部の開口4aとカバー5との隙間8から排出される近赤外線の量が増大する。
図4に示すように、この焼物調理機1においては、括れ部9を構成する上部傾斜面9bの傾斜角度を、左右の側面板41、42で異ならせることで、左右の隙間8を等しくしている。これにより、左右の括れ部9の位置が高さ方向に異なっていても、左側の隙間8から排出される火炎7の近赤外線の量と、右側の隙間8から排出される火炎7の近赤外線の量とが略等しくなり、熱変換部材4の上方の焼網3に載置された食材2をバランスよく焙焼できる。
図1、図4に示すように、この焼物調理機1においては、熱変換部材4の左右の側面板41、42に、空気導入孔10が形成されている。これにより、熱変換部材4の内部でバーナー6の火炎7が上昇するに伴って、外部の空気が空気導入孔10から内部に引き込まれ、熱変換部材4の内部に安定した強い火炎7の熱流が上方に向けて生成される。この結果、近赤外線を効率よく食材2に作用させることができ、同時に不完全燃焼を回避できる。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例又は修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
本発明は、魚介類、肉類等の食材を、近赤外線及び遠赤外線によって加熱焙焼する焼物調理機に利用できる。
1 焼物調理機
2 食材
3 焼網
4 熱変換部材
4a 開口(上部)
4b 開口(下部)
4c セラミック層
5 カバー
5c セラミック層
51 切欠部
51d 切欠深さ
6 バーナー
7 火炎
8 隙間
9 括れ部
9a 下部傾斜面
9b 上部傾斜面
10 空気導入孔
11 調節機構

Claims (7)

  1. 食材が載せられる焼網の下方に配置され、上部及び下部に開口を有し、下部の開口から内部に火炎が導入され、該火炎によって加熱されることで遠赤外線を放射するセラミック層が外面に被着された熱変換部材と、
    該熱変換部材の上部に、上方から見て前記熱変換部材の上部の開口を覆うと共に、その下面と前記熱変換部材の上部の開口との間に隙間が形成されるように取り付けられ、前記火炎によって加熱されることで遠赤外線を放射するセラミック層が上面に被着されたカバーとを備え、
    前記熱変換部材の上部の開口と前記カバーの下面との隙間から排出される火炎の近赤外線で前記焼網に載せられた食材を加熱すると同時に、前記熱変換部材の外面のセラミック層及び前記カバーの上面のセラミック層から放射される遠赤外線によって前記食材を加熱する、ことを特徴とする焼物調理機。
  2. 前記カバーの前記熱変換部材に対する取付高さを調節することで、前記カバーの下面と前記熱変換部材の上部の開口との隙間を調節する調節機構を備え、該調節機構によって前記隙間を調節することで、前記食材に作用する近赤外線の量を調整可能とした、請求項1に記載の焼物調理機。
  3. 前記カバーの縁に、間隔を隔てて切欠部を複数形成し、該切欠部の切欠深さが、上方から見て前記熱変換部材の上部の開口が見えない深さに設定された、請求項1又は2に記載の焼物調理機。
  4. 前記熱変換部材の対向する側面の双方に、括れ部を水平方向に沿って夫々形成し、該括れ部の位置が、対向する一方の側面と他方の側面とで、高さ方向に異なっている、請求項1から3の何れか1項に記載の焼物調理機。
  5. 前記括れ部が、前記熱変換部材の対向する双方の側面から夫々内方に傾斜した下部傾斜面と、該下部傾斜面の上端から前記熱変換部材の外方に傾斜した上部傾斜面とを有し、
    前記熱変換部材の対向する一方の側面の上部傾斜面の上端と前記カバーとの間、他方の側面の上部傾斜面の上端と前記カバーとの間に、夫々隙間が形成され、
    これら隙間が等しくなるように 前記一方の側面の上部傾斜面の傾斜角度と前記他方の側面の上部傾斜面の傾斜角度とが異なっている、請求項4に記載の焼物調理機。
  6. 前記熱変換部材の対向する双方の側面に、前記括れ部よりも下方に位置して、前記熱変換部材の外部の空気を内部に導くための空気導入孔を設けた、請求項4又は5に記載の焼物調理機。
  7. 前記カバーを、前記熱変換部材の上部に、水平方向に対して斜めに取り付けることで、前記熱変換部材の上部の開口と前記カバーの下面との隙間に、狭い部分と広い部分とを形成した、請求項1から6の何れか1項に記載の焼物調理機。
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