JP2014152775A - 機器、特に大型ディーゼルエンジン用のポンプ機器、および機器を清浄化する方法 - Google Patents

機器、特に大型ディーゼルエンジン用のポンプ機器、および機器を清浄化する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】大型ディーゼルエンジン用の改善されたポンプ機器および改善された機器を清浄化する方法を提供する。
【解決手段】本発明は、機器(1)、特に大型ディーゼルエンジン用のポンプ機器に関する。当該機器(1)は、掃気入口(6)と、前記掃気入口(6)と流体連通された掃気ライン(5)と、閉止素子(2)と、を有する。本発明では、前記閉止(2)素子は、第1の材料で構成され、該第1の材料は、前記掃気入口(6)を形成する第2の材料とは異なる熱膨張係数を有する。前記閉止素子(2)は、温度に応じて、前記閉止素子(2)によって前記掃気入口(6)が閉止されるように、前記掃気入口に構成、配置される。
【選択図】図1

Description

本願は、独立請求項1の前提部分に記載の機器、特に大型ディーゼルエンジン用のポンプ機器、および独立請求項14の前提部分に記載の機器を清浄化する方法に関する。
二酸化炭素放出に関する高まる要求により、大型ディーゼルエンジンにおいて、重油燃料(HFO)、海洋ディーゼル油(MDO)、ディーゼル、ガス、ヤシ油等のバイオ燃料などの極めて広い範囲の燃料を使用することが次第に一般化してきている。多くの燃料に関する問題は、重合化であり、これは、大型ディーゼルエンジン全体、特にポンプ、例えば噴射ポンプにおいて問題となり得る。燃料の重合化は、ポンプの燃料誘導チャンバおよび配管に燃料が堆積する結果となり、閉管に至り得る。さらには、重合化によって、例えばエンジンが停止した際に、ポンプが正確な量の燃料を噴射することができなくなる。これは、エンジンに対する相当の損傷につながる。また、燃料の重合化は、ポンプの劣化を助長する。
国際公開第WO2012/140316号により、特にポンプのような機器が知られており、この場合、掃気入口は、ポンプ本体に配置され、掃気出口は、掃気入口の下側に配置される。掃気流体は、掃気入口を介して供給され、掃気出口を介して排気される。また、国際公開第WO2012/140316号で知られる方法では、第1のステップにおいて、掃気流体がポンプに誘導され、次のステップで再度、排気誘導される。前述の機器および方法では、前述の配置のため、温度および燃料種に無関係にポンプが掃気されるという問題がある。
国際公開第WO2012/140316号
従って、本発明の目的は、この従来技術に鑑み、特に、大型ディーゼルエンジン用のポンプ機器に関し、改善された機器および改善された機器を清浄化する方法を提供することである。
この目的は、請求項1の特徴を有する機器および請求項14の特徴を有する機器を清浄化する方法に関する本発明により達成される。
従属請求項は、本発明の特に有意な実施例に関する。
本発明は、機器、特に大型ディーゼルエンジン用のポンプ機器に関し、当該機器は、掃気入口と、前記掃気入口と流体連通された掃気ラインと、閉止素子と、を有する。本発明では、前記閉止素子は、第1の材料で構成され、該第1の材料は、前記掃気入口を形成する第2の材料とは異なる熱膨張係数を有する。前記閉止素子は、温度に応じて、前記閉止素子によって前記掃気入口が閉止されるように、前記掃気入口に構成、配置される。
この機器、特にポンプ機器は、例えば、大型ディーゼルエンジン用の燃料噴射(injection)ポンプであっても良い。この機器は、例えば、ポンプ本体と、該ポンプ本体に配置された燃料チャンバと、掃気供給ラインと、燃料供給ラインとを有しても良い。また、この機器は、例えば、ピストンを有し、該ピストンは、軸方向に往復移動し、燃料に圧力を印加しても良い。掃気入口および閉止素子は、例えば、燃料チャンバおよび/または掃気供給ラインおよび/または燃料供給ラインに配置されても良い。
閉止素子は、第1の材料で構成され、該第1の材料は、掃気入口を構成する第2の材料とは異なる熱膨張係数を有する。第1および/または第2の材料は、例えば、特に鋳鉄、タングステンもしくはタングステン炭化物のような金属、特にシリコン炭化物もしくはシリコン窒化物のようなセラミック材料、複合材料、特にニッケルチタンのような形状記憶合金、またはプラスチックであっても良い。本発明において、第1の材料が第2の材料とは異なる熱膨張係数を有することは重要である。熱膨張係数は、材料の寸法の変化に対する挙動、すなわち温度変化の際の熱膨張を表すパラメータとして理解される。従って、この挙動の効果によって、使用材料に応じた熱膨張が生じる。従って、これは、材料の−固有材料パラメータである。この点に関し、熱膨張は、ある空間方向において、例えば軸方向において、別の空間方向、例えば半径方向よりも大きくなったり、小さくなったりする。
閉止素子は、温度に応じて、前記閉止素子によって前記掃気入口が閉止されるように、前記掃気入口に構成、配置される。閉止素子は、ニードル、シール素子、調整素子、および固定素子を有する。閉止素子は、固定素子によりホルダに固定され、閉止素子は、掃気入口が閉止され得るように、調整素子によって位置合わせされ、配置されても良い。閉止素子には、ノッチまたは溝が形成され、シール素子は、例えば、そこに配置されても良い。しかしながら、シール素子は、ホルダの凹部、特に溝に配置されても良い。ニードルは、特に軸方向において、例えば、主として円柱状または多角形状であっても良い。ニードルは、例えばテーパ状で、一端が円錐状であっても良く、あるいは掃気入口が閉止され得る先端を有しても良い。ただし、ニードルには、凹部、例えばノッチ、溝、またはボアホールが提供されても良い。ニードルは、温度に応じて、閉止入口により凹部が開閉されるようにして、掃気入口に配置することができる。ホルダは、例えばボアホールであっても良い。
掃気入口は、燃料チャンバおよび/または燃料供給ラインおよび/または掃気供給ラインに、例えばボアホールとして形成されても良い。掃気入口は、例えば円形または多角形状であり、掃気入口は、特に閉止素子の形状に適合され、あるいは閉止素子と掃気入口は、閉止素子によって掃気入口が閉止され得るように、相互に適合されても良い。特に、掃気流体に対して閉止され、シールされても良い。温度に応じて、閉止素子によって閉止可能な掃気入口とは、例えば、掃気入口および/または閉止素子が、半径方向または軸方向に、熱的に膨脹可能であり、これにより、閉止素子および掃気入口の相互に対する位置が変化し、これにより、閉止素子が掃気入口を開放または閉止することであると理解される。この点、閉止素子による掃気入口の開放は、例えば、閉止素子および掃気入口の加熱によって生じ、閉止は、閉止素子および掃気入口の冷却によって生じても良い。しかしながら、閉止素子による掃気入口の開放は、例えば、閉止素子および掃気入口の冷却によっても生じ、閉止は、閉止素子および掃気入口の加熱によっても生じ得る。掃気入口が開放されると、例えば掃気流体が、掃気入口を介して流れるようになる。
従来の機器に対する本発明による機器の利点は、機器の制御のための制御ユニットまたは他の手段が不要となることである。これは、掃気入口は純粋に機械的な装置であり、掃気入口は、温度に応じて、閉止素子によって機械的に閉止できるためである。また、掃気入口は、閉止素子によって開閉することができ、逆に、ニードルの凹部は、例えば、掃気流体の温度、特に機器を流通する燃料の温度に応じて、掃気入口により開閉することができる。
本発明の実施例では、第1の材料は、第2の材料よりも小さな熱膨張係数を有する。例えば、第1の材料で構成される閉止材料は、加熱の際に、全ての空間方向において、掃気入口を構成する第2の材料よりも小さな膨脹を示す。閉止素子、特にニードルは、その形状のため、特に空間方向に膨脹し、これは軸方向であることが好ましい。掃気入口を構成する第2の材料は、より大きな熱膨張係数を有するため、加熱の際に、第1の材料よりも大きく膨脹し、その結果、閉止素子は、掃気入口を開放し、例えば掃気流体が掃気ラインに流れるようになる。従って、閉止素子による掃気入口の開閉は、温度変化のみによって生じ、特に温度上昇のみによって生じるという利点が得られる。
本発明の実施例では、閉止素子は、軸方向において、半径方向とは異なる形状的膨脹を示し、あるいは掃気入口は、半径方向において、軸方向とは異なる形状的膨脹を示す。閉止素子は、例えば、軸方向において、半径方向よりも大きな形状的膨脹を示し、および/または掃気入口は、例えば、半径方向において、軸方向よりも大きな形状的膨脹を示す。従って、閉止素子、特にニードルは、例えば、半径方向よりも軸方向に膨脹し、および/または掃気入口は、例えば、軸方向よりも半径方向に膨脹する。閉止素子は、例えば、軸空間方向に、軸に沿って配置され、掃気入口の開放表面は、この軸に対して、半径空間方向に配置されても良い。これにより、閉止素子および掃気入口の熱膨張が、反対の空間方向に生じるという利点が得られる。
本発明の実施例では、掃気入口は、所定の温度上昇に基づいて、閉止素子によって開放される。所定の温度上昇は、例えば掃気流体、特に燃料によってもたらされても良い。このため、掃気流体は、例えば未加熱のディーゼルであっても良く、この場合、閉止素子は、掃気入口を閉止する。掃気流体が変化すると、すなわち例えば重油燃料のような液化可能な掃気流体が使用されると、まず液化される掃気流体が加熱され、掃気入口は、閉止素子によって開放される。従って、掃気入口の開閉は、使用される掃気流体の温度に応じてなされるという利点が得られる。
本発明の実施例では、ホルダは、ボアホールとして構成される。閉止素子は、固定素子によりボアホールに固定され、調整素子により調整されても良い。また、閉止素子とホルダの間に、シール配置が配置される。
この点に関し、ボアホールは、半径方向において、閉止素子の形状に適合され、これにより閉止素子は、ボアホール内に押し付けられる。例えば、ボアホールには、スレッドが存在し、これがニードルを受け、または閉止素子全体を受けても良い。固定素子は、例えば、ナットもしくはボルトとして構成され、ボアホール(内)に配置され、閉止素子の軸公報の動きが抑制されても良い。固定素子は、例えば、ニードルのみを、または閉止素子全体を、ボアホールで保持しても良い。調整素子は、軸方向および/または掃気入口の方向における閉止素子の位置合わせを支援する。調整素子は、例えば、ナットまたはネジとして構成されても良い。シール素子は、シールとして構成され、特にエラストマー材料、金属、または弾性材料で構成されたOリングとして構成されても良い。また、2または3以上のシール素子、特にOリングを相互に並べて配置しても良い。シール素子は、例えば、閉止素子またはホルダの収容スペースもしくは溝に、配置されても良い。
実践的に特に重要な第1の実施例では、機器は、ポンプであり、ポンプ本体および燃料チャンバを有する。燃料チャンバは、ポンプ本体内に配置され、掃気入口は、ポンプ本体の一部として構成される。燃料チャンバは、ホルダと掃気入口の間の領域に配置され、閉止素子は、燃料チャンバ内に配置される。
機器は、ポンプであり、例えば特に大型ディーゼルエンジン用の噴射ポンプまたは燃料噴射ポンプであっても良い。ポンプは、ポンプ本体を有し、該ポンプ本体は、第2の材料で構成され、特に鋳鉄または同様の材料で構成される。ポンプ本体は、燃料チャンバを有し、該燃料チャンバは、例えば、燃料用の燃料入口および燃料出口を有するリング本体を形成する。この点に関し、燃料入口は、燃料供給ラインと流体連通され、燃料出口は、燃料流出ラインと流体連通される。掃気入口は、ポンプ本体の燃料チャンバに配置され、第2の材料で構成されても良い。さらに、掃気入口は、作動状態において、燃料チャンバと流体連通される。掃気入口は、ポンプ本体に配置され、あるいは、例えば、ポンプ本体に、ラインとして配置されても良い。閉止素子のホルダは、掃気入口とは反対の側に配置された燃料チャンバの側に形成、配置され、その結果、燃料チャンバは、掃気入口とホルダの間に配置される。閉止素子は、燃料チャンバの内部に配置され、ホルダによって保持される。従って、周囲には、掃気流体、例えば、特にディーゼルまたは重油燃料のような燃料が流れる。掃気流体、特に重油燃料は、機器、特にポンプ機器に噴射される前に、加熱されても良い。実際の加熱方法は、1または2以上の加熱素子によって掃気流体が加熱される同伴加熱方法であり、この加熱素子は、掃気流体の分配通路に沿って配置される。
第2の実施例では、機器は、ポンプであり、掃気供給ラインを有する。閉止素子は、掃気ラインの内部に配置され、掃気入口およびホルダは、掃気供給ラインの一部として構成される。この第2の実施例では、掃気入口、閉止素子、およびホルダは、燃料供給ラインおよび燃料チャンバとは独立した、掃気供給ラインに配置される。従って、掃気流体は、燃料チャンバおよび燃料供給ラインとは独立に、機器に誘導されるという利点が得られる。
第2の実施例の変形例では、閉止素子は、燃料供給ラインおよび掃気供給ラインに配置され、掃気入口は、掃気供給ラインに形成され、ホルダは、燃料供給ラインに形成される。この点に関し、閉止素子は、燃料供給ラインで加熱され、掃気供給ラインの掃気入口が開放されても良い。従って、掃気入口は、燃料供給ラインの温度変化、およびこれに続く閉止素子の熱膨張によって開閉されるという利点が得られる。なお、掃気流体は、別個の掃気供給ラインを用いて同時に供給されても良い。
第3の実施例では、機器はポンプであり、燃料供給ラインを有し、燃料供給ラインは、燃料チャンバと流体連通され、閉止素子は、燃料供給ライン内に配置され、掃気入口およびホルダは、燃料供給ラインの一部として構成される。第1の実施例とは異なり、この第3の実施例では、閉止素子、掃気入口、およびホルダは、燃料供給ラインに配置されても良い。掃気ラインの一部は、例えば、ポンプ本体とは別個の、燃料供給ラインからポンプ本体に誘導されるラインとして、構成されても良い。この実施例は、運転中の機器が、例えば、清浄化装置により改良(retrofit)される点で有意である。
本発明の実施例では、機器はポンプであり、スプリングチャンバを有し、該スプリングチャンバは、掃気入口と掃気出口の間の領域に配置される。さらに、掃気入口は、掃気ラインにより、スプリングチャンバと流体連通される。スプリングチャンバには、例えば、ピストンを閉止するスプリングが配置されても良い。
さらに、本発明では、機器、特に大型ディーゼルエンジン用のポンプ機器を清浄化する方法に関し、前記機器は、掃気入口と、前記掃気入口と流体連通された掃気ラインと、閉止素子と、を有する。本発明では、閉止素子は、第1の材料で構成され、該第1の材料は、前記掃気入口を形成する第2の材料とは異なる熱膨張係数を有する。前記閉止素子は、温度に応じて、前記閉止素子によって前記掃気入口が閉止されるように、前記掃気入口に構成、配置される。前記閉止素子は、ホルダに形成され、温度に応じて、閉止素子によって掃気入口が閉止されるように、掃気入口に配置されても良い。
本発明の実施例では、機器を清浄化する掃気流体は、燃料、特に重油燃料である。
この方法は、本発明による機器を用いて実施されても良い。機器の信頼性は、改善され、例えば、燃料の重合化によって生じる問題は、本発明の機器および方法によって、抑制される。
さらなる有意な方策および好適な方法の実施例は、従属請求項から得られる。
以下、図面および実施例を参照して、機器およびプロセスの両方の技術的態様に関して、本発明をより詳しく説明する。
本発明による第1の実施例の詳細図を概略的に示した図である。 開閉状態における閉止素子および掃気入口の実施例を概略的に示した図である。 開閉状態における閉止素子および掃気入口の実施例を概略的に示した図である。 開閉状態における閉止素子および掃気入口の別の実施例を概略的に示した図である。 開閉状態における閉止素子および掃気入口の別の実施例を概略的に示した図である。 本発明による機器の第1の実施例を示した図である。 本発明による機器の第2の実施例の変形実施例を示した図である。 本発明による機器の第3の実施例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例について、詳しく説明する。
図1には、本発明による第1の実施例の詳細図を概略的に示す。示された機器1は、特に、大型ディーゼルエンジン用のポンプ機器である。大型ディーゼルエンジンは、特に、大型内部燃焼エンジンであり、例えば、船舶のおよび電力発生用の電力プラントにおける主エンジンとして、または予備エンジンとして、使用され得る。この点、大型ディーゼルエンジンのそれぞれのシリンダは、自身の機器1を有し、あるいは一つの機器が全てのシリンダを有しても良い。大型ディーゼルエンジンは、例えば、ディーゼルまたは重油燃料で作動し、重油燃料は、通常、機器1において、堆積または他の問題を生じる。機器1は、例えば、ポンプ、噴射ポンプ、または燃料噴射ポンプである。図1に示された機器は、閉止素子2、燃料チャンバ3、燃料供給ライン4、掃気入口6、掃気ライン5、およびポンプ本体7を有する。燃料供給ライン4および燃料チャンバ3は、流体連通され、掃気入口6と掃気ライン5も同様である。閉止素子2は、ニードル26、シール素子25、調整素子22、および固定素子21を有する。閉止素子2またはニードル26は、ポンプ本体7のホルダ24内に配置され、このホルダは、例えばボアホールであっても良い。素子23は、例えばスレッド(thread)であり、ホルダ24に配置される。閉止素子2またはニードル26は、素子23に配置または固定できる。閉止素子2は、固定素子21によりホルダ24に固定され、閉止素子2は、調整素子22により、掃気入口6が閉止されるように位置合わせされ配置される。閉止素子2、特にニードル26の周囲には、掃気流体、例えば作動時に、燃料供給ライン4および燃料チャンバ3を通って流れる燃料が流れる。
図2aおよび2bには、閉止素子2(図1参照)および掃気入口6の閉状態(図2a)の実施例、ならびに開状態(図2b)の実施例を概略的に示す。閉止素子2またはニードル26は、ポンプ本体7内に形成された掃気入口6に配置され、掃気入口6を閉止する。ニードル26を含む閉止素子2(図1参照)は、第1の材料で構成され、この材料は、ポンプ本体7を構成する第2の材料とは異なる熱膨張係数を有するため、第1の材料と第2の材料の加熱の際に、異なる熱膨張が生じる。加熱により、閉止素子2(図1参照)、特にニードル26は、例えば、軸Aに沿った軸方向に優先的に膨脹し、ポンプ本体7は、軸Aに対する半径方向に優先的に膨脹する。その結果、掃気入口6が開になる。掃気入口6は、掃気ライン5と流程連通されているため、これにより、掃気入口6が開いた開状態において、掃気ライン5に掃気流体が流れる。
図3aおよび図3bには、閉止素子2(図1参照)と掃気入口6の閉状態(図3a)および開状態(図3b)の別の実施例を概略的に示す。ニードル26は、凹部を有し、これがポンプ本体7または燃料供給ライン4または掃気供給ライン10(図5参照)とともに、掃気入口6を形成する。ポンプ本体7または燃料供給ライン4または掃気供給ライン10(図5参照)は、凹部に配置され、これにより掃気入口6が閉止される。ニードル26を有する閉止素子2(図1参照)は、第1の材料で構成され、この材料は、ポンプ本体7または燃料供給ライン4または掃気供給ライン10(図5参照)を構成する第2の材料とは異なる熱膨張係数を有するため、第1の材料および第2の材料の加熱の際に、異なる熱膨張が生じる。加熱により、閉止素子2(図1参照)、特にニードル26は、軸Aに沿った軸方向に優先的に膨脹し、ポンプ本体7または燃料供給ライン4または掃気供給ライン10(図5参照)は、軸Aに対する半径方向に優先的に膨脹し、その結果、掃気ライン6が開になる。
図4には、本発明による機器の第1の実施例が概略的に示されている。機器1、特に大型ディーゼルエンジン用のポンプ機器は、ポンプ1であり、例えばボアホールのようなホルダ24(図1参照)には、閉止素子2が配置され、ポンプ本体7には、例えばスレッドのような素子23(図1参照)が配置される。掃気入口6は、閉止素子2により閉止可能であり、閉止素子2の周囲には、作動状態において、燃料チャンバ3内の掃気流体が流れる。図1、図2a、図2b、図3a、図3bを参照して詳しく示したように、閉止素子2は、ポンプ本体7を構成する第2の材料とは異なる膨張係数を有する第1の材料で構成され、掃気入口6が形成される。掃気流体は、特に重油燃料、ディーゼル、または大型ディーゼルエンジンに適した別の燃料であり、これは、燃料供給ライン4を介して、燃料チャンバ3に誘導される。
掃気入口6および閉止素子2は、例えば、好ましくは100℃前後から、特に好ましくは120℃前後からの加熱の際に熱膨張するため、掃気入口6は、温度に応じて閉止素子2により開にされ、閉止素子2は、掃気入口6を開放する。掃気入口6の開状態において、燃料チャンバ3、掃気入口6、および掃気ライン5は、相互に流体連通されるため、掃気流体は、スプリングチャンバ8に流れるようになる。さらに、掃気ライン5がスプリングチャンバ8と流体連通されているため、掃気流体は、開放された掃気入口6により、スプリングチャンバ8に流入する。スプリングチャンバ6に流入し、予め設定された温度になっている掃気流体により、スプリングチャンバ内で重合化された掃気流体が開放され、これが掃気出口9を介して機器1から誘導される。
図5には、図4と実質的に一致する、本発明による機器の第2の実施例の変形例が概略的に示されている。掃気ライン10は、掃気ライン5と流体連通するように提供され、これにより、掃気流体は、別個に供給され、燃料チャンバ4から除去される。閉止素子2は、例えばボアホールのようなホルダ24(図1参照)に配置され、例えばスレッドのような素子23(図1参照)が、燃料供給ライン4に配置される。開口、例えばボアホールとしての掃気入口6が形成されるニードル26は、掃気供給ライン10に配置される。掃気流体による加熱によって、閉止素子2に熱膨張が生じると、ニードル26が膨脹し、掃気入口6が開放され、掃気供給ライン10から掃気ライン5を介して、スプリングチャンバ8内に掃気流体が流れる。
図6には、図4および図5と実質的に一致する、本発明による機器の第3の実施例を概略的に示す。閉止素子2は、例えばボアホールのようなホルダ24(図1参照)に配置され、例えばスレッドのような素子23(図1参照)は、燃料供給ライン4に配置される。凹部として掃気入口6が形成されるニードル26は、掃気ライン5を閉止する。掃気流体による加熱によって、閉止素子2に熱膨張が生じると、ニードル26が膨脹し、掃気入口6が開放される。
1 ポンプ機器
2 閉止素子
3 燃料チャンバ
4 燃料供給ライン
5 掃気ライン
6 掃気入口
7 ポンプ本体
10 掃気供給ライン
26 ニードル

Claims (15)

  1. 機器、特に大型ディーゼルエンジン用のポンプ機器であって、
    掃気入口と、
    前記掃気入口と流体連通された掃気ラインと、
    閉止素子と、
    を有し、
    前記閉止素子は、第1の材料で構成され、該第1の材料は、前記掃気入口を形成する第2の材料とは異なる熱膨張係数を有し、
    前記閉止素子は、温度に応じて、前記閉止素子によって前記掃気入口が閉止されるように、前記掃気入口に構成、配置されることを特徴とする機器。
  2. 前記第1の材料は、前記第2の材料よりも小さな熱膨張係数を有することを特徴とする請求項1に記載の機器。
  3. 前記閉止素子は、軸方向において、半径方向とは異なる形状的膨脹を示し、または、前記掃気入口は、半径方向において、軸方向とは異なる形状的膨脹を示すことを特徴とする請求項1または2に記載の機器。
  4. 前記掃気入口は、所定の温度上昇に基づいて、前記閉止素子によって開放されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の機器。
  5. 前記閉止素子は、ホルダに配置され、該ホルダは、ボアホールとして構成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の機器。
  6. 前記閉止素子は、固定素子によって前記ボアホールに固定され、調整素子によって調整されることを特徴とする請求項5に記載の機器。
  7. 前記閉止素子と前記ホルダの間には、シール素子が配置されることを特徴とする請求項5または6に記載の機器。
  8. 当該機器は、ポンプであり、ポンプ本体および燃料チャンバを有し、
    前記燃料チャンバは、前記ポンプ本体内に配置され、前記掃気入口は、前記ポンプ本体の一部として形成されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一つに記載の機器。
  9. 前記燃料チャンバは、前記ホルダと前記掃気入口の間の領域に配置され、
    前記閉止素子は、前記燃料チャンバ内に配置されることを特徴とする請求項8に記載の機器。
  10. 当該機器は、ポンプおよび掃気供給ラインを有し、
    前記閉止素子は、前記掃気供給ライン内に配置され、
    前記掃気入口と前記ホルダは、前記掃気供給ラインの一部として構成されることを特徴とする請求項5乃至9の何れか一つに記載の機器。
  11. 前記機器は、ポンプおよび燃料供給ラインを有し、
    前記燃料供給ラインは、前記燃料チャンバと流体連通され、
    前記閉止素子は、前記燃料供給ライン内に配置され、
    前記掃気入口および前記ホルダは、前記燃料供給ラインの一部として構成されることを特徴とする請求項5乃至10の何れか一つに記載の機器。
  12. 前記閉止素子は、前記燃料供給ラインおよび前記掃気供給ラインに配置され、
    前記掃気入口は、前記掃気供給ラインに形成され、
    前記ホルダは、前記燃料供給ラインに形成されることを特徴とする請求項5乃至11の何れか一つに記載の機器。
  13. 当該機器は、スプリングチャンバを有し、
    該スプリングチャンバは、前記掃気入口と掃気出口の間の領域に配置されることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一つに記載の機器。
  14. 機器、特に大型ディーゼルエンジン用のポンプ機器を清浄化する方法であって、
    前記機器は、
    掃気入口と、
    前記掃気入口と流体連通された掃気ラインと、
    閉止素子と、
    を有し、
    前記閉止素子は、第1の材料で構成され、該第1の材料は、前記掃気入口を形成する第2の材料とは異なる熱膨張係数を有し、
    前記閉止素子は、温度に応じて、前記閉止素子によって前記掃気入口が閉止されるように、前記掃気入口に構成、配置されることを特徴とする方法。
  15. 前記機器を清浄化する掃気流体は、燃料であり、特に、重油燃料であることを特徴とする請求項14に記載の方法。
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