JP2014152756A - 車両用空調制御装置 - Google Patents

車両用空調制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014152756A
JP2014152756A JP2013025625A JP2013025625A JP2014152756A JP 2014152756 A JP2014152756 A JP 2014152756A JP 2013025625 A JP2013025625 A JP 2013025625A JP 2013025625 A JP2013025625 A JP 2013025625A JP 2014152756 A JP2014152756 A JP 2014152756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion engine
internal combustion
negative pressure
time
automatically
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013025625A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Tsukakoshi
哲也 塚越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2013025625A priority Critical patent/JP2014152756A/ja
Publication of JP2014152756A publication Critical patent/JP2014152756A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】自動停止した内燃機関を、自動再始動した時のブレーキ踏力のアシストを維持するとともに、車室内の快適性を向上させる。
【解決手段】車両用空調制御装置において、予め定められた停止条件が成立した時に、内燃機関を自動停止させる自動停止手段と、予め定められた始動条件が成立した時に内燃機関を自動再始動させる自動再始動手段と、自動停止手段により内燃機関が自動停止されてから、自動再始動手段により内燃機関が自動再始動されるまでの時間を計測する時間計測手段と、ブレーキのマスターバック負圧を検出する負圧検出手段とを備え、コンプレッサ駆動制御手段に用いられる予め定められた時間は、時間計測手段により計測された時間に基づいて設定され、さらに、負圧検出手段により検出されたマスターバック負圧が規定値以上である場合に、短縮する。
【選択図】図1

Description

この発明は車両用空調制御装置に係り、特に、アイドリングストップ車の空調装置を駆動制御する車両用空調制御装置に関する。
車両に搭載した空調装置を駆動制御するための車両用空調制御装置においては、内燃機関始動時のブレーキのマスターバック負圧を確保するために、内燃機関始動時に空調装置の冷房用のコンプレッサ駆動を予め定められた時間(以下「エアコンカット時間」と記す。)だけ停止させる制御(以下「エアコンカット制御」と記す。)を採用しているものがある。
しかし、減速時や停車時などに内燃機関を自動停止させるとともに再加速時や発進時などに内燃機関を自動再始動させる制御(以下「アイドリングストップ制御」と記す。)を行う車両、いわゆるアイドリングストップ車においては、内燃機関を停止状態から再始動させる頻度が高くなるため、エアコンカット制御が頻繁に作動し、コンプレッサが停止されるため、空調装置の特に冷房の効きが悪くなる問題点があった。
前記の問題点を解決するために、特開2011−218876号公報に記載の車両用空調制御装置では、空調装置のエアコンカット時間を、内燃機関を自動停止してから自動再始動したときまでの時間(以下「アイドリングストップ時間」と記す。)に基づいて設定している。
特開2011−218876号公報の車両用空調制御装置は、エアコンカット時間の長さを、例えば、図8に示すように、アイドリングストップ時間に対応して設定している。
図9に示すように、車両用空調制御装置は、空調装置を駆動・停止するスイッチ(以下「エアコンスイッチ」と記す。)がONの状態で内燃機関が自動停止されてコンプレッサリレーがOFFでコンプレッサが停止され、その後内燃機関が自動再始動されたときのアイドリングストップ時間Daが長い場合(例えば、図8においてDa=120秒)、コンプレッサ駆動停止のエアコンカット時間Maを長く設定(例えば、図8においてMa=5秒)してエアコンカット制御を行う。
一方、図10に示すように、車両用空調制御装置は、エアコンスイッチがONの状態で内燃機関が自動停止されてコンプレッサリレーがOFFでコンプレッサが停止され、その後内燃機関が自動再始動されたときのアイドリングストップ時間Dbが図9のアイドリングストップ時間Daよりも短い場合(例えば、図8においてDb=30秒)、コンプレッサ駆動停止のエアコンカット時間Mbを図9のエアコンカット時間Maよりも短く設定(例えば、図8においてMb=3秒)してエアコンカット制御を行う。
これにより、特開2011−218876号公報では、空調装置の効きが悪くなる問題点に対処している。
特開2011−218876号公報
ところで、車両のブレーキにおいては、内燃機関の吸気負圧をマスターバック(真空倍力装置)に導入することで、運転者のブレーキ踏力をアシスト(助勢)している。ブレーキのマスターバック負圧が十分高い状態においては、内燃機関の再始動時にマスターバック負圧を上げる必要がないため、エアコンカット時間を短くしても問題がない。一方、マスターバック負圧が低い状態においては、内燃機関の再始動時にマスターバック負圧を上げる必要があるため、エアコンカット時間を長くして吸気負圧をマスターバックに導入させる必要がある。
しかし、前記特開2011−218876号公報では、アイドリングストップ時間によってエアコンカット時間を設定しているため、マスターバック負圧に関係なくエアコンカット制御が実行される。
これより、マスターバック負圧が十分強い状態においても、マスターバック負圧が弱い状態と同じ長いエアコンカット時間を設定することがあるため、コンプレッサの駆動開始が遅れることになり、空調装置による車室内の快適性が低下する問題がある。
また、マスターバック負圧が弱い状態においても、マスターバック負圧が強い状態と同じ短いエアコンカット時間を設定することがあるため、コンプレッサの駆動開始が早まることになり、マスターバック負圧が弱い状態が継続されてブレーキ踏力のアシストを維持できなくなる問題がある。
この発明は、自動停止した内燃機関を自動再始動した時のブレーキ踏力のアシストを維持するとともに車室内の快適性を向上させることを目的とする。
この発明は、内燃機関の始動時に予め定められた時間だけ空調装置のコンプレッサを停止するコンプレッサ駆動制御手段を備えた車両用空調制御装置において、予め定められた停止条件が成立した時に前記内燃機関を自動停止させる自動停止手段と予め定められた始動条件が成立した時に前記内燃機関を自動再始動させる自動再始動手段と前記自動停止手段により前記内燃機関が自動停止されてから前記自動再始動手段により前記内燃機関が自動再始動されるまでの時間を計測する時間計測手段とブレーキのマスターバック負圧を検出する負圧検出手段とを備え、前記コンプレッサ駆動制御手段に用いられる前記予め定められた時間は、前記時間計測手段により計測された時間に基づいて設定され、さらに、前記負圧検出手段により検出された前記マスターバック負圧が規定値以上である場合に、短縮することを特徴とする。
この発明は、自動停止した内燃機関を自動再始動する時に、ブレーキのマスターバック負圧が規定値以上である場合に空調装置のコンプレッサを停止する時間を短縮するため、ブレーキ踏力のアシストを維持することができるとともに車室内の快適性を向上させることができる。
図1は車両用空調制御装置による空調制御のフローチャートである。(実施例) 図2はアイドリングストップ時間とマスターバック負圧とにより設定されるコンプレッサを停止する時間を示す図である。(実施例) 図3はアイドリングストップ時間が長くマスターバック負圧が規定値以上の場合の空調制御のタイムチャートである。(実施例) 図4はアイドリングストップ時間が短くマスターバック負圧が規定値以上の場合の空調制御のタイムチャートである。(実施例) 図5はアイドリングストップ時間が長くマスターバック負圧が規定値未満の場合の空調制御のタイムチャートである。(実施例) 図6はアイドリングストップ時間が短くマスターバック負圧が規定値未満の場合の空調制御のタイムチャートである。(実施例) 図7は車両用空調制御装置のシステム構成図である。(実施例) 図8は従来においてアイドリングストップ時間により設定されるコンプレッサを停止する時間を示す図である。(従来例) 図9は従来においてアイドリングストップ時間が長い場合の空調制御のタイムチャートである。(従来例) 図10は従来においてアイドリングストップ時間が短い場合の空調制御のタイムチャートである。(従来例)
この発明は、自動停止した内燃機関を自動再始動する時に、ブレーキのマスターバック負圧が規定値以上である場合に空調装置のコンプレッサを停止する時間を短縮することで、ブレーキ踏力のアシストの維持と空調装置による快適性の向上とを図るものである。
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図7は、この発明の実施例を示すものである。図7において、アイドリングストップ車に搭載される多気筒用の内燃機関1は、シリンダブロック2とシリンダヘッド3とシリンダヘッドカバー4とを有している。
シリンダブロック2には、気筒毎の各シリンダ5にピストン6を摺動可能に設け、また、シリンダヘッド3と共働した燃焼室7を形成している。
シリンダヘッド3には、吸気側に吸気ポート8を形成するとともに吸気カム軸9を設置し、この吸気カム軸9で駆動されて吸気ポート8を開閉する吸気弁10を設けている。また、シリンダヘッド3には、排気側に排気ポート11を形成するとともに排気カム軸12を設置し、この排気カム軸12で駆動されて排気ポート11を開閉する排気弁13を設けている。
前記内燃機関1は、吸気装置14を備えている。吸気装置14は、エアクリーナ15と、このエアクリーナ15から燃焼室7に吸入空気を導く吸気通路16を形成するように、吸気管17と、スロットルバルブ18を備えたスロットルボディ19と、サージタンク20を備えてシリンダヘッド3に取り付けられる吸気マニホルド21とを、順次に接続している。
前記内燃機関1は、排気装置22を備えている。排気装置22は、燃焼室7からの排気を導く排気通路23を形成するように、シリンダヘッド3に取り付けられる排気マニホルド24と、触媒コンバータ25を備えた排気管26とを、順次に接続している。
前記内燃機関1は、過給機(ターボチャージャ)27を備えている。過給機27は、吸気マニホルド21の上流側及び排気マニホルド24の下流側に跨るように配設され、エアクリーナ15側からの吸入空気を過給して燃焼室7に供給する。
過給機27は、過給機ケース28内に、吸気管17の途中に配設されたコンプレッサ29と、排気マニホルド24と排気管26の間に配設されて排気流で駆動するタービン30と、コンプレッサ29及びタービン30を連結する回転軸31とを備えている。
過給機ケース28には、ウェストゲート装置32を構成するように、タービン30の上流側と下流側との排気通路23を連通するウェストゲート通路33と、このウェストゲート通路33を開閉するウェストゲートバルブ34とを設けている。ウェストゲートバルブ34は、作動ロッド35を介してウエストゲートアクチュエータ36で開閉動作される。ウエストゲートアクチュエータ36は、コンプレッサ30下流側の吸気通路16の吸気圧により動作される。
過給機27のコンプレッサ29とスロットルバルブ18との間の吸気管17には、過給機27で過給された空気を冷却するインタクーラ37を設けている。
前記内燃機関1は、燃料噴射装置38を備えている。燃料噴射装置38は、燃料タンク39内に電磁式の燃料ポンプ40を設け、燃料ポンプ40に燃料供給管41の一端側を接続している。燃料供給管41の他端側は、燃料噴射弁42に接続している。燃料噴射弁42は、吸気マニホルド21のシリンダヘッド3に接続する端部位に取り付けられ、燃料を吸気ポート8へ噴射する。
また、燃料供給管41には、燃料フィルタ43を設け、燃料フィルタ43よりも燃料噴射弁42側に燃料圧力レギュレータ44を設けている。燃料圧力レギュレータ44には、燃料戻り管45の一端側を接続している。燃料戻り管45の他端側は、燃料タンク39内に開口している。
前記内燃機関1は、蒸発燃料制御装置46を備えている。蒸発燃料制御装置46は、燃料タンク39の上部にエバポ管47の一端側を開口している。エバポ管47の他端側は、キャニスタ48に接続している。エバポ管47の途中には、ツウウェイバルブ49を設けている。キャニスタ48には、パージ管50の一端側を接続している。パージ管50の他端側は、スロットルバルブ18よりも上流側の吸気通路16に開口している。パージ管50の途中には、ワンウェイバルブ51を設けている。
前記内燃機関1は、アイドリング回転数制御装置(ISC装置)52を備えている。アイドリング回転数制御装置52は、スロットルバルブ18を迂回してスロットルボディ19内とサージタンク20内とを連結するアイドリングエア管53を設けている。アイドリングエア管53の途中には、燃焼室7に供給するアイドリング空気量を調整するISCバルブ(アイドリング空気量制御バルブ)54を設けている。
前記内燃機関1は、シリンダヘッドカバー4にイグニションコイル55とPCVバルブ56とを取り付けている。PCVバルブ56には、サージタンク20に連通するタンク側ブローバイガス管57を接続している。また、内燃機関1は、シリンダヘッドカバー4にエアクリーナ15内に連結するクリーナ側ブローバイガス管58を接続している。
前記吸気マニホルド21には、この吸気マニホルド21の一部に形成した冷却水通路59内の冷却水温度を検出する水温センサ60を設けている。前記シリンダブロック2には、燃焼室7内のノッキングを検出するノッキングセンサ61を設けている。前記スロットルボディ19には、スロットルバルブ18のスロットル開度を検出するスロットルセンサ62を設けている。また、スロットルボディ19には、スロットルバルブ18よりも下流側の吸気通路16に導圧管63の一端側を接続し、この導圧管63の他端側にスロットルバルブ18の下流側の吸気通路16の圧力である吸気管圧力を吸気負圧として検出する圧力センサ64を設けている。
前記サージタンク20には、負圧管65の一端側を接続し、この負圧管65の他端側をブレーキ66のマスターバック(真空倍力装置)67を接続している。マスターバック67には、ブレーキ踏力のアシストに利用されるマスターバック負圧を検出する負圧検出手段としてマスターバック負圧センサ68を設けている。マスターバック67は、ブレーキ66のマスターシリンダの手前でこのマスターシリンダのピストンを押す力を倍力とするものであり、運転者のブレーキ踏力のみでプッシュロッドを動かしてマスターシリンダのピストンを押すことができるものである。
また、前記サージタンク20には、吸入空気温度を検出する吸気温センサ69を設けている。吸気温センサ69が検出する吸入空気温度は、吸気温補正値の決定等に利用される。前記過給機27のタービン30よりも下流側の排気管26には、排気中の酸素濃度を検出する酸素センサ(O2センサ)70を設けている。
前記燃料ポンプ40と燃料噴射弁42とISCバルブ54とイグニションコイル55と水温センサ60とノッキングセンサ61とスロットルセンサ62と圧力センサ64とマスターバック負圧センサ68と吸気温センサ69と酸素センサ70とは、制御手段71に接続している。
制御手段71には、クランク角センサ72と、メインスイッチ73及びフューズ74を介したバッテリ75と、空調装置76とを接続している。空調装置76は、空調用のコンプレッサ77を備えるとともに、制御手段71に接続したコンプレッサリレー78及び空調装置76を駆動・停止するスイッチ(以下「エアコンスイッチ」と記す。)79とを備えている。コンプレッサリレー78は、フューズ74を介してバッテリ75に接続している。
なお、エアコンスイッチ79を他の装置に接続し、エアコンスイッチ79のON・OFF情報を他の装置から通信によって制御手段71に取得させることも可能である。
前記制御手段71は、コンプレッサリレー78やエアコンスイッチ79と共に車両用空調制御装置80を構成する。車両用空調制御装置80を構成する制御手段71は、内燃機関1の始動時に予め定められた時間(以下「エアコンカット時間」と記す。)だけ空調装置76のコンプレッサ77を停止するコンプレッサ駆動制御手段71Aを備えるとともに、予め定められた停止条件が成立した時に内燃機関1を自動停止させる自動停止手段71Bと、予め定められた始動条件が成立した時に内燃機関1を自動再始動させる自動再始動手段71Cと、自動停止手段71Bにより内燃機関1が自動停止されてから自動再始動手段71Cにより内燃機関1が自動再始動されるまでの時間(以下「アイドリングストップ時間」と記す。)を計測する時間計測手段71Dと、ブレーキ66のマスターバック67のマスターバック負圧を検出するマスターバック負圧センサ68とを備えている。
コンプレッサ駆動制御手段71Aに用いられる予め定められた時間であるエアコンカット時間は、制御手段71によって、時間計測手段71Dにより計測された時間であるアイドリングストップ時間に基づいて設定される。さらに、アイドリングストップ時間に基づいて設定されるエアコンカット時間は、制御手段71によって、マスターバック負圧センサ68により検出されたマスターバック負圧が規定値以上である場合に短縮して設定する。
ここで、マスターバック負圧が規定値以上とは、マスターバック負圧が弱まって規定値よりも大気圧側に近づいた値になった状態を示している。これに対して、マスターバック負圧が規定値未満とは、マスターバック負圧が強くなって規定値よりも大気圧から離れた側の値になった状態を示している。
マスターバック67のマスターバック負圧は、内燃機関1の停止時に徐々に弱化して大気圧に近づいていく。自動停止した内燃機関1の自動再始動時には、弱化したマスターバック負圧を強くするために、空調装置76のコンプレッサ77を停止させる制御(以下「エアコンカット制御」と記す。)を実施する。一方、内燃機関1を自動停止・自動再始動させる制御(以下「アイドリングストップ制御」と記す。)による内燃機関1の自動停止から自動再始動するまでのアイドリングストップ時間は短いので、内燃機関1の再始動時にマスターバック負圧はあまり弱化しない。
そこで、内燃機関1のアイドリングストップ制御を行うアイドリングストップ車において、内燃機関1の自動再始動時に空調装置76のコンプレッサ77の駆動を予め定められたエアコンカット時間だけ停止させるエアコンカット制御を行う車両用空調制御装置80は、アイドリングストップ制御による内燃機関1の再始動時に、アイドリングストップ時間及びマスターバック負圧に基づいて設定したエアコンカット時間だけコンプレッサ77を停止するエアコンカット制御を行うことで、ブレーキ踏力のアシストを維持するとともに空調装置76の冷房による快適性を向上させるものである。
なお、エアコンカット制御による空調装置76のコンプレッサ77の停止は、制御手段71のコンプレッサ駆動制御手段71Aにより制御されるコンプレッサリレー78を遮断することで行う。
次に、車両用空調制御装置80による空調制御を、図1のフローチャートに基づいて説明する。
図1に示すように、車両用空調制御装置80は、制御手段71によるプログラムが開始すると(A01)、先ず、内燃機関1を自動停止してから自動再始動するまでのアイドリングストップ時間を計測し(A02)、内燃機関1の自動停止(アイドリングストップ)からの再始動であるか否かを判断する(A03)。
この判断(A03)がNOの場合は、この判断(A03)を繰り返す。この判断(A03)がYESの場合は、アイドリングストップ時間から空調装置76のコンプレッサ77の駆動開始を遅延させるエアコンカット時間を設定し(A04)、マスターバック負圧センサ68によりブレーキのマスターバック負圧を検出し(A05)、マスターバック負圧が規定値以上であるか否かを判断する(A06)。
この判断(A06)がYESの場合は、前記設定(A04)において設定したエアコンカット時間を短縮し(A07)、短縮したエアコンカット時間が経過したか否かを判断する(A08)。この判断(A06)がNOの場合は、前記設定(A04)において設定したエアコンカット時間が経過したか否かを判断する(A08)。
この判断(A08)がNOの場合は、この判断(A08)を繰り返す。この判断(A08)がYESの場合は、空調装置76のコンプレッサリレー78をONしてコンプレッサ77を駆動し(A09)、プログラムを終了する(A10)。
なお、コンプレッサ77の駆動(A09)においては、エアコンスイッチ79がONに設定されている場合、コンプレッサ77を駆動する一方、エアコンスイッチ79がOFFに設定されている場合、コンプレッサ77を非駆動のままとする。
次に、車両用空調制御装置80による空調制御を、図2のマップ及び図3〜図6のタイムチャートに基づいて説明する。
車両用空調制御装置80は、エアコンカット時間の長さを、例えば、図2に示すように設定している。図2において、エアコンカット時間は、マスターバック負圧が規定値未満で強く、マスターバック負圧の強化を必要としない場合、アイドリングストップ時間に対応して設定し、さらに、マスターバック負圧が規定値以上で弱く、マスターバック負圧の強化を必要とする場合、前記マスターバック負圧の強化を必要としない場合に設定したアイドリングストップ時間を短縮して設定している。
図3に示すように、車両用空調制御装置80は、エアコンスイッチ79がONの状態で内燃機関1が自動停止され、コンプレッサリレー78のOFFでコンプレッサ77が停止され、その後内燃機関1が自動再始動されたときのマスターバック負圧が規定値未満で強く、アイドリングストップ時間D1が長い場合(例えば、図2においてD1=120秒)、コンプレッサ77の駆動を停止するエアコンカット時間M1を長く設定(例えば、図2においてM1=5秒)してエアコンカット制御を行う。
また、図4に示すように、車両用空調制御装置80は、エアコンスイッチ79がONの状態で内燃機関1が自動停止され、コンプレッサリレー78のOFFでコンプレッサ77が停止され、その後内燃機関1が自動再始動されたときのマスターバック負圧が規定値未満で強く、アイドリングストップ時間D2が前記図3のアイドリングストップ時間D1よりも短い場合(例えば、図2においてD2=30秒)、コンプレッサ77の駆動を停止するエアコンカット時間M2を前記エアコンカット時間M1よりも短く設定(例えば、図2においてM2=3秒)してエアコンカット制御を行う。
一方、図5に示すように、車両用空調制御装置80は、エアコンスイッチ79がONの状態で内燃機関1が自動停止され、コンプレッサリレー78のOFFでコンプレッサ77が停止され、その後内燃機関1が自動再始動されたときのマスターバック負圧が規定値以上で弱く、アイドリングストップ時間D3が前記図3のアイドリングストップ時間D1と同様に長い場合(例えば、図2においてD3=120秒)、コンプレッサ77の駆動を停止するエアコンカット時間M3を前記図3のエアコンカット時間M1よりも短縮して設定(例えば、図2においてM3=4秒)してエアコンカット制御を行う。
また、図6に示すように、車両用空調制御装置80は、エアコンスイッチ79がONの状態で内燃機関1が自動停止され、コンプレッサリレー78のOFFでコンプレッサ77が停止され、その後内燃機関1が自動再始動されたときのマスターバック負圧が規定値以上で弱く、アイドリングストップ時間D4が前記図4のアイドリングストップ時間D2と同様に短い場合(例えば、図2においてD4=30秒)、コンプレッサ77の駆動を停止するエアコンカット時間M4を前記図4のエアコンカット時間M2よりも短縮して設定(例えば、図2においてM4=1秒)してエアコンカット制御を行う。
なお、アイドリングストップ時間が特に短い場合には、マスターバック負圧の弱化は小さいので、内燃機関1を再始動する時に、エアコンカット制御を行わずにコンプレッサ77を駆動することも可能である。
このように、車両用空調制御装置80は、自動停止した内燃機関1を自動再始動する時に、ブレーキ66のマスターバック負圧が規定値以上である場合に空調装置76のコンプレッサ77を停止するエアコンカット時間を短縮するため、マスターバック67のマスターバック負圧が弱くなることを防止してブレーキ踏力のアシストを維持することができるとともに、コンプレッサ77の駆動開始が早めて車室内の快適性を向上させることができる。
なお、上述実施例においては、マスターバック負圧センサ68を備えた車両用空調装置76を例示したが、マスターバック負圧スイッチを備えた車両用空調制御装置にも適用することができる。
この発明に係る車両用空調制御装置は、過給機を備えない他の内燃機関を搭載した車両にも適用可能である。
1 内燃機関
66 ブレーキ
67 マスターバック
68 マスターバック圧センサ
71 制御手段
71A コンプレッサ駆動制御手段
71B 自動停止手段
71C 自動再始動手段
71D 時間計測手段
76 空調装置
77 コンプレッサ
78 コンプレッサリレー
79 空調装置スイッチ
80 車両用空調制御装置

Claims (1)

  1. 内燃機関の始動時に予め定められた時間だけ空調装置のコンプレッサを停止するコンプレッサ駆動制御手段を備えた車両用空調制御装置において、予め定められた停止条件が成立した時に前記内燃機関を自動停止させる自動停止手段と予め定められた始動条件が成立した時に前記内燃機関を自動再始動させる自動再始動手段と前記自動停止手段により前記内燃機関が自動停止されてから前記自動再始動手段により前記内燃機関が自動再始動されるまでの時間を計測する時間計測手段とブレーキのマスターバック負圧を検出する負圧検出手段とを備え、前記コンプレッサ駆動制御手段に用いられる前記予め定められた時間は、前記時間計測手段により計測された時間に基づいて設定され、さらに、前記負圧検出手段により検出された前記マスターバック負圧が規定値以上である場合に、短縮することを特徴とする。
JP2013025625A 2013-02-13 2013-02-13 車両用空調制御装置 Pending JP2014152756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013025625A JP2014152756A (ja) 2013-02-13 2013-02-13 車両用空調制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013025625A JP2014152756A (ja) 2013-02-13 2013-02-13 車両用空調制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014152756A true JP2014152756A (ja) 2014-08-25

Family

ID=51574847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013025625A Pending JP2014152756A (ja) 2013-02-13 2013-02-13 車両用空調制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014152756A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107097606A (zh) * 2017-06-12 2017-08-29 安徽安凯汽车股份有限公司 一种混合动力客车空调启动控制系统及方法
CN113320349A (zh) * 2021-05-13 2021-08-31 Tcl空调器(中山)有限公司 空调控制方法、装置、电子设备和可读存储介质

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107097606A (zh) * 2017-06-12 2017-08-29 安徽安凯汽车股份有限公司 一种混合动力客车空调启动控制系统及方法
CN107097606B (zh) * 2017-06-12 2023-03-28 安徽安凯汽车股份有限公司 一种混合动力客车空调启动控制系统及方法
CN113320349A (zh) * 2021-05-13 2021-08-31 Tcl空调器(中山)有限公司 空调控制方法、装置、电子设备和可读存储介质
CN113320349B (zh) * 2021-05-13 2022-07-29 Tcl空调器(中山)有限公司 空调控制方法、装置、电子设备和可读存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2566192C2 (ru) Способ определения состояния впускного воздушного фильтра двигателя (варианты) и система диагностики впускного воздушного фильтра
US9890718B2 (en) Control apparatus for internal combustion engine
RU2716338C2 (ru) Способ (варианты) и система регулирования эжектирующего потока
CN105840329B (zh) 控制吸气器动力流的方法
CN103038478B (zh) 带增压器的内燃机的控制装置
US10174672B2 (en) Electric waste gate valve control device
JP4434174B2 (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2012007544A (ja) 可変容量型過給機の制御装置
WO2015141149A1 (ja) Egr制御装置
JP6132092B2 (ja) エンジンの制御装置
US9702321B2 (en) Fuel supply system for an internal combustion engine
JP2007303294A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2014152756A (ja) 車両用空調制御装置
JP2016148256A (ja) 車両制御装置
JP2019027296A (ja) エンジンシステム
JP2018155167A (ja) 内燃機関の制御装置
JP6128425B2 (ja) 内燃機関の過給機制御装置
JP5081117B2 (ja) 過給機付エンジンの制御装置
JP2006105026A (ja) 内燃機関用過給制御装置
JP2011218876A (ja) 車両用空調制御装置
WO2013168247A1 (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP5578113B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP7494792B2 (ja) アイドルストップ機能を有する車両の制御装置
JP3183218B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2012097678A (ja) ウエストゲートバルブの開閉制御装置