JP2014152036A - 乗客コンベア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗継部における乗客の滞留を確実に抑制する乗客コンベア装置の提供。
【解決手段】複数台の乗客コンベア1a、1bを乗り継ぐように設置された乗客コンベア装置において、各乗客コンベア1a、1bは、当該乗客コンベアの運転を制御する運転制御部3a(3b)を有する制御装置2a(2b)と、前記運転制御部3a(3b)により制御され当該乗客コンベア1a、1bの運転速度を可変するインバータ装置8a(8b)とを備え、速度変更指令に応じて、前記制御装置2a(2b)は、後乗り乗客コンベアの運転速度が先乗り乗客コンベアの運転速度と同速以上である関係を保つように乗客コンベアの速度変更の順番を判断し、先に速度変更すべき乗客コンベアの速度変更が完了したことを確認した後に、次の乗客コンベアにて速度変更を行なうようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗客コンベア装置に関する。
複数台の乗客コンベアを乗り継ぐように設置されたものにあって、乗継部での乗客の滞留を抑制する背景技術として、特開昭63−202586号公報に記載のものがある。この公報には、複数フロアに連接して設置されたエスカレータと、各エスカレータを可変速運転する運転手段と、各フロアのエスカレータ乗場の混雑度を検出する混雑度検出手段と、この混雑度検出手段の検出信号を受けて前記各フロアのエスカレータ乗場の混雑度の大小を判定する混雑度判定手段と、この混雑度判定手段の判定した各フロアのエスカレータ乗場の混雑度の大小の組合せに応じて、前記各エスカレータの運転手段に適宜の運転速度を指令する運転速度司令手段とを備えた、と記載されている。
特開昭63−202586号公報
しかしながら、前述した従来のものでは、例えば先乗り乗客コンベア、及び後乗り乗客コンベアの運転速度が共に30m/minの状態から、それぞれの乗客コンベアの運転速度を共に40m/minに変更した際、仮に後乗り乗客コンベアに何らかの故障が発生して速度変更が行なえず30m/minのままとなった場合、先乗り乗客コンベアの運転速度のみが40m/minに変更され、先乗り乗客コンベアの輸送量が後乗り乗客コンベアの輸送量よりも大きくなってしまい、乗継部で乗客の滞留が発生するという課題があった。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、乗客コンベア間の乗継部における乗客の滞留を確実に抑制することのできる乗客コンベア装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、複数台の乗客コンベアを乗り継ぐように設置された乗客コンベア装置において、各乗客コンベアは、当該乗客コンベアの運転を制御する運転制御部を有する制御装置と、前記運転制御部により制御され当該乗客コンベアの運転速度を可変するインバータ装置とを備え、速度変更指令に応じて、前記制御装置は、後乗り乗客コンベアの運転速度が先乗り乗客コンベアの運転速度と同速以上である関係を保つように乗客コンベアの速度変更の順番を判断し、先に速度変更すべき乗客コンベアの速度変更が完了したことを確認した後に、次の乗客コンベアにて速度変更を行なうことを特徴としている。
このように構成した本発明では、速度変更指令装置からの速度変更指令を検出すると、制御装置は、記憶部に予め登録された階層情報、及び検出部より検出した運転方向の情報に基づき先乗り乗客コンベアであるか後乗り乗客コンベアであるかを判定し、この判定結果、検出部より検出した運転速度、通信部を介して得た他の乗客コンベアの運転速度、及び速度変更指令装置からの指令速度に基づき乗客コンベアの速度変更の順番を判断し、先に速度変更すべき乗客コンベアの速度変更が完了したことを確認した後に、次の乗客コンベアにて速度変更を行なう。これによって、速度変更を行なう際、後乗り乗客コンベアの速度が先乗りとなる乗客コンベアの速度よりも低速とならないように制御し、先乗り乗客コンベアの輸送量が後乗り乗客コンベアの輸送量よりも大きくなることを防ぎ、乗継部における乗客の滞留を確実に抑制することができる。
本発明によれば、複数台の乗客コンベアを乗り継ぐように設置された乗客コンベア装置にあって、先乗り乗客コンベアの輸送量が後乗り乗客コンベアの輸送量よりも大きくなることを防ぎ、乗継部における乗客の滞留を確実に抑制することができる。これによって、円滑に乗客を運搬し、サービス性、及び安全性の向上を図ることができる。
本発明の乗客コンベア装置の一実施例を示す概略構成図である。 本実施例における乗客コンベア装置のブロック図である。 制御装置間における情報のやり取りを示す説明図である。 本実施例における速度変更の制御動作手順を示すフローチャートである。 本実施例における速度変更の制御動作手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る乗客コンベア装置の実施例を図に基づき説明する。
本実施例における乗客コンベア装置は、図1に示すように、複数台の乗客コンベア、例えば階床1Fから階床2Fに架設された乗客コンベア1a、及び階床2Fから階床3Fに架設された乗客コンベア1bを有しており、乗客コンベア1aから乗客コンベア1bの順に乗り継ぐものとする。また、乗客コンベア1aは、図1、図2にも示すように、乗客コンベアの運転制御を行なう制御装置2aと、駆動部に接続され速度制御を行なうインバータ装置8aと、乗客への案内放送を行なう放送装置9aと、運転速度を選択する速度変更指令装置10aとを備えている。乗客コンベア1bも同様に、乗客コンベアの運転制御を行なう制御装置2bと、駆動部に接続され速度制御を行なうインバータ装置8bと、乗客への案内放送を行なう放送装置9bと、運転速度を選択する速度変更指令装置10bとを備えている。
制御装置2aは、図2に示すように、運転制御部3a、検出部4a、及び記憶部7aで構成されている。検出部4aは、乗客コンベア1aの速度を検出する速度検出部5aと、乗客コンベア1aの運転方向を検出する運転方向検出部6aとを備えている。記憶部7aは、乗客コンベア1aの階層情報等を記憶する。運転制御部3aは、検出部4a、記憶部7a、及び速度変更指令装置10aから情報が送られ、乗客コンベア1aが先乗り号機か後乗り号機かの判断、速度変更の可否の判定を行なう。また、運転制御部3aは、インバータ装置8a及び放送装置9aが接続され、これらを制御する。制御装置2bも同様であって、運転制御部3b、検出部4b、速度検出部5b、運転方向検出部6b、及び記憶部7bを備えている。
制御装置2a、及び制御装置2bは、それぞれ図示しない通信部を備えており、これらの制御装置2a、及び制御装置2b間における情報のやりとりは、図3に示すように、運転制御部3aと運転制御部3b間で、互いの乗客コンベアの階層情報、運転速度、及び運転方向に関する信号を送受信していると共に、相手の乗客コンベアに対して速度変更指令を送信し、かつ相手の乗客コンベアからの速度変更指令を受信する。
まず、前提として、速度変更指令の前において、後乗り乗客コンベア1bの運転速度が先乗り乗客コンベア1aの運転速度と同速以上である関係が保たれているものとする。
ここで、本実施例における速度変更のポイントは、後乗り乗客コンベア1bの運転速度が先乗り乗客コンベア1aの運転速度と同速以上である関係を保つように乗客コンベアの速度変更の順番を判断し、先に速度変更すべき乗客コンベアの速度変更が完了したことを確認した後に、次の乗客コンベアにて速度変更を行なう点である。ここで、先に速度変更すべき乗客コンベアの速度変更が完了したことを確認した後に、次の乗客コンベアにて速度変更を行なうことで、仮に何らかの故障が発生して速度変更が行なえなかった場合でも、後乗り乗客コンベア1bの運転速度が先乗り乗客コンベア1aの運転速度と同速以上である関係は保たれているため、乗客コンベア間の乗継部における乗客の滞留を確実に抑制することができる。
ここで、本実施例における速度変更の制御動作手順を図4に基づき説明する。まず、先乗り乗客コンベア1aにて高速化の速度変更指令が生じた場合について説明する。
ステップS1では乗客コンベア1a内において速度変更指令装置10aから速度変更指令が発生したことを運転制御部3aにて検出する。尚、ステップS1において、乗客コンベア1b内において速度変更指令装置10bから速度変更指令が発生した場合には運転制御部3bにて検出する。速度変更指令が発生したことを検出した場合、ステップS2へ進む。ステップS2では記憶部7aにて記憶されている乗客コンベア1aの階層情報と、運転方向検出部6aより検出した運転方向を組み合わせ、乗客コンベア1aが階床1Fから階床2Fへの上昇運転であると判定する。また、乗客コンベア1aの乗継位置に配置された乗客コンベア1bは記憶部7bにて記憶されている乗客コンベア1bの階層情報と、運転方向検出部6bより検出した運転方向を組み合わせ、乗客コンベア1bが階床2Fから階床3Fへの上昇運転であると判定する。制御装置2a、2b間でこれらの位置情報を共有し、乗客コンベア1aが先乗り乗客コンベア、乗客コンベア1bが後乗り乗客コンベアと決定する。
次いでステップS3では、速度変更内容を判定する。ここで先乗り乗客コンベア1aの高速化と判定した場合はステップS4aに進み、速度変更指令が生じた先乗り乗客コンベア1aから後乗り乗客コンベア1bに対して制御装置間で通信を行なって後乗り乗客コンベアの速度情報を入手する。一方、ステップS3で、後乗り乗客コンベア1bの低速化と判定した場合はステップS4bに進み、速度変更指令が生じた後乗り乗客コンベア1bから先乗り乗客コンベア1aに対して制御装置間で通信を行なって先乗り乗客コンベアの速度情報を入手する。また、ステップS3で、先乗り乗客コンベア1aの低速化または後乗り乗客コンベア1bの高速化である場合には、図5に示すようにステップS10cに進む。
ここでは、先乗り乗客コンベア1aを高速化する場合であることから、ステップS4aにて乗客コンベア1aは制御装置2aと制御装置2b間の通信により、後乗り乗客コンベア1bの速度を検出する。ステップS5aにて、先乗り乗客コンベア1aの変更指令速度(速度変更後の運転速度)と後乗り乗客コンベア1bの速度(現在の運転速度)を比較し、後乗り乗客コンベア1bの速度(現在の運転速度)が先乗り乗客コンベア1aの変更指令速度(速度変更後の運転速度)より低速となってしまう場合には、ステップS6aに進み、後乗り乗客コンベア1bの速度(現在の運転速度)が先乗り乗客コンベア1aの変更指令速度(速度変更後の運転速度)と同等以上であれば、ステップS10aに進む。ステップS6aでは、後乗り乗客コンベア1bの運転速度を先乗り乗客コンベア1aの変更指令速度(速度変更後の運転速度)と同速以上にするため、放送装置9bにて速度変更(高速化)をする旨の注意喚起を行なう。
注意喚起の完了後、ステップS7aにて後乗り乗客コンベア1bの速度変更(高速化)を行なう。ステップS8aではステップS4aと同様に後乗り乗客コンベア1bの速度を制御装置2aと制御装置2b間の通信によって検出する。ステップS9aでは、ステップS8aにより検出した乗客コンベア1bの速度に基づいて後乗り乗客コンベア1bの速度変更が行なわれたかの確認を行なう。正常に速度変更が行なわれていた場合にはステップS10aへ進み、一方、正常に速度変更が行なわれなかった場合にはステップS12aへ進む。ステップS10aではステップS5a或はステップS9aに基づき、先乗り乗客コンベア1aの速度変更を行なっても問題ないことを確認した後、放送装置9aにて先乗り乗客コンベア1aの速度変更(高速化)をする旨の注意喚起を行なう。
次いでステップS11aにて先乗り乗客コンベア1aの速度変更(高速化)を行なう。ステップS12aではステップS9aにより後乗り乗客コンベア1bの速度を先乗り乗客コンベア1aの変更指令速度(速度変更後の運転速度)と同速以上にできない場合に、先乗り乗客コンベア1aでの速度変更指令を中止する制御を行なう。
これにより、先乗り乗客コンベア1aにて運転速度の高速化を行うときでも、後乗り乗客コンベア1bの運転速度が先乗り乗客コンベア1aの運転速度と同速以上である関係が保たれる。
次に、後乗り乗客コンベア装置1bにて低速化の速度変更指令が生じた場合について説明する。なお、ステップS1〜S3までは、先の高速化の速度変更指令が生じた場合と同様であるため説明を省略する。
ここでは、乗客コンベア1bを低速化する指令であるため、ステップS4bにて乗客コンベア1bは制御装置2aと制御装置2b間の通信により、先乗り乗客コンベア1aの速度を検出する。ステップS5bにて、後乗り乗客コンベア1bの変更指令速度(速度変更後の運転速度)と先乗り乗客コンベア1aの速度(現在の運転速度)を比較し、先乗り乗客コンベア1aの速度(現在の運転速度)が後乗り乗客コンベア1bの変更指令速度(速度変更後の運転速度)より高速となってしまう場合には、ステップS6bに進み、先乗り乗客コンベア1aの速度(現在の運転速度)が後乗り乗客コンベア1bの変更指令速度(速度変更後の運転速度)と同等以下であれば、ステップS10bに進む。ステップS6bでは、先乗り乗客コンベア1aの速度を後乗り乗客コンベア1bの変更指令速度(速度変更後の運転速度)と同速以下にするため、放送装置9aにて速度変更(低速化)をする旨の注意喚起を行なう。
注意喚起の完了後、ステップS7bにて先乗り乗客コンベア1aの速度変更(低速化)を行なう。ステップS8bではステップS4bと同様に先乗り乗客コンベア1aの速度を制御装置2aと2b間の通信によって検出する。ステップS9bでは、ステップS8bにより検出した先乗り乗客コンベア1aの速度に基づいて先乗り乗客コンベア1aの速度変更が行なわれたかの確認を行なう。正常に速度変更が行なわれていた場合にはステップS10bへ進み、一方、正常に速度変更が行なわれなかった場合にはステップS12bへ進む。ステップS10bではステップS5b或いはステップS9bに基づき、後乗り乗客コンベア1bの速度変更を行なっても問題ないことを確認した後、放送装置9bにて後乗り乗客コンベア1bの速度変更(低速化)をする旨の注意喚起を行なう。次いでステップS11bにて後乗り乗客コンベア1bの速度変更(低速化)を行なう。ステップS12bではステップS9bにより先乗り乗客コンベア1aの速度を後乗り乗客コンベア1bの変更指令速度(速度変更後の運転速度)と同速以下にできない場合に、後乗り乗客コンベア1bでの速度変更指令を中止する制御を行なう。
これにより、後乗り乗客コンベア1bにて運転速度の低速化を行うときでも、後乗り乗客コンベア1bの運転速度が先乗り乗客コンベア1aの運転速度と同速以上である関係が保たれる。
また、ステップS3で、先乗り乗客コンベア1aの低速化または後乗り乗客コンベア1bの高速化であると判断された場合には、そのまま速度変更を実施しても後乗り乗客コンベア1bの運転速度が先乗り乗客コンベア1aの運転速度と同速以上である関係が保たれるため、図5に示すように、ステップS10cにおいて、速度変更対象に該当する乗客コンベア1a、1bは対応する放送装置9a、9bにて速度変更放送を実施し、ステップS11cにおいて速度変更対象に該当する乗客コンベア1a、1bは速度変更を実施する。
本実施例によれば、複数台、例えば2台の乗客コンベア1a、1bを乗り継ぐように設置された乗客コンベア装置にあって、速度変更指令装置10a(10b)からの速度変更指令に応じて、制御装置2a(2b)は、記憶部7a(7b)に予め登録された階層情報、及び検出部4a(4b)より検出した運転方向の情報に基づき当該乗客コンベアが先乗り乗客コンベアであるか後乗り乗客コンベアであるかを判定し、この判定結果、検出部4a(4b)より検出した運転速度、通信部を介して得た他の乗客コンベアの運転速度、及び速度変更指令装置10a(10b)からの速度変更指令の指令速度(変更指令速度)に基づき後乗り乗客コンベアの運転速度が先乗り乗客コンベアの運転速度と同速以上である関係を保つように乗客コンベアの速度変更の順番を判断し、先に速度変更すべき乗客コンベアの速度変更が完了したことを確認した後に、次の乗客コンベアにて速度変更を行なう。すなわち乗客コンベア装置の速度変更を行なう場合において、先乗り乗客コンベア1aを高速化する場合には後乗り乗客コンベア1bの高速化を先に行ない、後乗り乗客コンベア1bの高速化が正常に行なわれなかった場合には先乗り乗客コンベア1aの速度変更を中止するため、先乗り乗客コンベア1aのみ速度が高速化してしまうことはない。
また、後乗り乗客コンベア1bを低速化する場合には、先乗り乗客コンベア1aの低速化を先に行ない、先乗り乗客コンベア1aの低速化が正常に行なわれなかった場合には後乗り乗客コンベア1bの速度変更を中止するため、後乗り乗客コンベア1bのみ速度が低速化してしまうことはない。これによって、先乗り乗客コンベアの輸送量が後乗り乗客コンベアの輸送量よりも大きくなることを防ぎ、乗継部における乗客の滞留を確実に抑制することができる。したがって、円滑に乗客を運搬し、サービス性、及び安全性の向上を図ることができる。
また、速度変更を行う場合、速度変更前に予告放送を行うため、乗客は速度の変更を予測でき、より安全な乗客コンベアを得ることができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば前述した実施例では、乗客コンベア1a、1bに放送装置9a、9bを備えた例を示したが、本発明はこれに限らず、放送装置9a、9bを省くと共に、前述した図4のフローチャートから、ステップS6a、S10a、S6b、S10b、S10cを省略した構成としても良い。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置き換えをすることが可能である。さらに、前述の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計することによりハードウェアで実現しても良い。さらにまた、前述の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現しても良い。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD等の記録装置に置くことができる。
1a、1b 乗客コンベア
2a、2b 運転制御装置
3a、3b 運転制御部
4a、4b 検出部
5a、5b 速度検出部
6a、6b 運転方向検出部
7a、7b 記憶部
8a、8b インバータ装置
9a、9b 放送装置
10a、10b 速度変更指令装置

Claims (5)

  1. 複数台の乗客コンベアを乗り継ぐように設置された乗客コンベア装置において、
    各乗客コンベアは、当該乗客コンベアの運転を制御する運転制御部を有する制御装置と、前記運転制御部により制御され当該乗客コンベアの運転速度を可変するインバータ装置とを備え、速度変更指令に応じて、前記制御装置は、後乗り乗客コンベアの運転速度が先乗り乗客コンベアの運転速度と同速以上である関係を保つように乗客コンベアの速度変更の順番を判断し、先に速度変更すべき乗客コンベアの速度変更が完了したことを確認した後に、次の乗客コンベアにて速度変更を行なうことを特徴とする乗客コンベア装置。
  2. 前記速度変更指令に応じて、前記先乗り乗客コンベアにて運転速度の高速化を行なうとき、当該乗客コンベアの前記制御装置は、前記先乗り乗客コンベアの速度変更後の運転速度が前記後乗り乗客コンベアの現在の運転速度よりも高速となることが判断されると、前記後乗り乗客コンベアの運転速度を前記先乗り乗客コンベアの速度変更後の運転速度と同速以上に変更するとともに、前記後乗り乗客コンベアの速度変更が完了したことを確認した後に、前記先乗り乗客コンベアの速度変更を行うことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア装置。
  3. 前記速度変更指令に応じて、前記後乗り乗客コンベアにて運転速度の低速化を行なうとき、当該乗客コンベアの前記制御装置は、前記後乗り乗客コンベアの速度変更後の運転速度が前記先乗り乗客コンベアの現在の運転速度よりも低速となることが判断されると、前記先乗り乗客コンベアの運転速度を前記後乗り乗客コンベアの速度変更後の運転速度と同速以下に変更するとともに、前記先乗り乗客コンベアの速度変更が完了したことを確認した後に、前記後乗り乗客コンベアの速度変更を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の乗客コンベア装置。
  4. 前記運転制御装置に接続される放送装置を備え、前記放送装置により乗客コンベアの速度変更を行なう前に予告放送を行なうことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の乗客コンベア装置。
  5. 前記各乗客コンベアの前記制御装置は、当該乗客コンベアの運転速度と運転方向を検出する検出部と、当該乗客コンベアの階層情報を記憶する記憶部とを有し、
    前記各乗客コンベアは、前記速度変更指令を出力する速度変更指令装置と、他の乗客コンベアと運転情報をやりとりする通信部とを備え、
    前記速度変更指令装置からの速度変更指令に応じて、前記制御装置は、前記記憶部に予め登録された階層情報、及び前記検出部より検出した運転方向の情報に基づき当該乗客コンベアが先乗り乗客コンベアであるか後乗り乗客コンベアであるかを判定し、この判定結果、前記検出部より検出した運転速度、前記通信部を介して得た他の乗客コンベアの運転速度、及び前記速度変更指令装置からの前記速度変更指令の指令速度に基づき前記後乗り乗客コンベアの運転速度が前記先乗り乗客コンベアの運転速度と同速以上である関係を保つように乗客コンベアの速度変更の順番を判断することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の乗客コンベア装置。
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