JP2014151973A - エレベーター装置及びその非常停止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
制動時に制動部で受け持つ負荷を軽減し、制動部の小型化を図り、省スペース化を可能とすること。
【解決手段】
本発明のエレベーター装置は、上記課題を解決するために、乗りかごを非常停止させる非常停止装置が、前記乗りかごの過速走行時に、該乗りかごに連結されている主ロープ、テールコード、コンペンロープ又はコンペンチェーンの少なくとも1つを前記乗りかごから切り離す切り離し機構を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明はエレベーター装置及びその非常停止方法に係り、特に、昇降体(乗りかご及びつり合いおもり)の過速走行時に、制動部によりガイドレールを挟圧することで昇降体を非常停止させるものに好適なエレベーター装置及びその非常停止方法に関する。
通常、乗りかご及びつり合いおもり等の昇降体の過速走行時に、制動部によりガイドレールを挟圧することで昇降体を非常停止させるエレベーターの非常停止装置にあっては、装置の大型化を防ぐため、制動時の制動部への負荷を軽減することが望まれている。
このような制動時の制動部への負荷を軽減する従来技術として、特許文献1がある。
この特許文献1は、昇降体であるつり合いおもりが、上部つり合いおもりと下部つり合いおもりとから成り、上部つり合いおもりと下部つり合いおもりとを切り離し、分離した個々のつり合いおもりに非常停止装置を設けるものであり、つり合いおもりの一部を切り離すことで、乗りかごとつり合いおもりとのバランスを調整して、昇降体の昇降速度を和らげることが記載されている。
国際公開2003/106321号
しかしながら、前述した特許文献1では、非常制動時につり合いおもりを上部と下部に分離し、分離した個々のつり合いおもりに非常停止装置を設けることで、個々の非常停止装置の制動部への負荷を低減させるものであるが、つり合いおもりの総質量は変化しないため、制動部全体としては、負荷する質量は変化しない。このため、非常停止装置の制動部の小型化、省スペース化を図る点での工夫は十分ではなかった。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、制動時に制動部で受け持つ負荷を軽減し、制動部の小型化を図り、省スペース化を可能とすることができるエレベーター装置及びその非常停止方法を提供することにある。
本発明のエレベーター装置は、上記目的を達成するために、建屋に形成される昇降路を昇降する乗りかご及びつり合いおもりと、前記昇降路の上部に設置される巻上機と、該巻上機のシーブに巻き掛けられると共に、一端が前記乗りかごに、他端が前記つり合いおもりに連結される主ロープと、前記乗りかご及びつり合いおもりの昇降を案内するガイドレールと、一端がエレベーターの運行を制御する制御盤に、他端が前記乗りかごに連結されるテールコードと、一端が前記乗りかごに、他端が前記つり合いおもりに連結されるコンペンロープ又はコンペンチェーンと、前記乗りかごの過速走行時に、該乗りかごを非常停止させる非常停止装置とを備えたエレベーター装置において、前記非常停止装置は、前記乗りかごの過速走行時に、該乗りかごに連結されている前記主ロープ、テールコード、コンペンロープ又はコンペンチェーンの少なくとも1つを前記乗りかごから切り離す切り離し機構を備えていることを特徴とする。
また、本発明のエレベーターの非常停止方法は、上記目的を達成するために、昇降体の過速走行時に、制動部によりガイドレールを挟圧することで前記昇降体を非常停止させるエレベーターの非常停止方法において、前記昇降体に連結されるロープ状体が、過速走行の検出に応じて前記昇降体から切り離された後、前記昇降体を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、調速機の過速走行の検出に応じて昇降体に連結されるロープ状体を昇降体から切り離すことにより、制動時に制動部で受け持つ負荷を軽減し、制動部の小型化が図れ、省スペース化を可能とすることができる。
本発明に係るエレベーター装置の実施例1を示す概略構成図である。 本発明に係るエレベーターの非常停止装置の調速機を示す構成図である。 本発明に係るエレベーターの非常停止装置の制動部を示す構成図である。 本発明に採用されるコンペンロープ切り離し機構を示す正面図である。 図4に示したコンペンロープ切り離し機構がコンペンロープを切り離した状態を示す正面図である。 本発明に採用される主ロープ切り離し機構の正面図である。 図6に示した主ロープ切り離し機構が主ロープを切り離した状態を示す正面図である。 本発明に採用されるテールコード切り離し機構の正面図である。 図8に示したテールコード切り離し機構がテールコードを切り離した状態を示す正面図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明のエレベーター装置、エレベーターの非常停止装置及びその方法を説明する。
図1に、本発明のエレベーター装置の実施例を示す。該図に示す如く、本実施例のエレベーター装置は、建屋に形成される昇降路1と、この昇降路1を昇降する昇降体、即ち、乗りかご2及びつり合いおもり3と、昇降路1の上部に配置される巻上機4と、この巻上機4のシーブに巻き掛けられると共に、その端部が乗りかご2及びつり合いおもり3にそれぞれ連結される主ロープ5と、乗りかご2及びつり合いおもり3の昇降を案内するガイドレール6と、一端がエレベーターの運行を制御する制御盤13に、他端が乗りかご2にそれぞれ連結されており、しかも、制御盤13の下方から昇降路1の中間部位置まで昇降路1の側面に固定され、制御線や電力線を束ねて構成されるテールコード7と、一端が乗りかご2の下部に、他端がつり合いおもり3の下部にそれぞれ連結されるコンペンロープ8と、乗りかご2の過速走行時に、乗りかご2を非常停止する非常停止装置9とから概略構成されている。
非常停止装置9は、乗りかご2の過速走行を検出する調速機91と、乗りかご2の下部に配置され、調速機91による過速走行検出に応じてガイドレール6を挟圧して乗りかご2を非常制動する制動部92とを備えている。
上述した調速機91は、昇降路1の上部と下部に配置されるガバナプーリ91a、91bと、これらのガバナプーリ91a、91bに巻き掛けられるガバナロープ91cと、図2に示すように、所定の過速度に達したときにキャッチウェイト回転軸91gを回転軸として回転し、当て板91fにガバナロープ91cを押し付け、ガバナロープ91cを把持するキャッチウェイト91eとを備えている。
また、上述した制動部92は、図3に示すように、ガイドレール6を内側で狭圧し、外側が傾斜しているウェッジ92aと、ウェッジ92aの外側の傾斜している面に沿って配置された複数個のローラ92bと、このローラ92bを支持するガイド92dと、ガイド92dを外側から押圧するばね92cと、ウェッジ92aを引き上げる引き上げロッド92eとから概略構成され、調速機91により過速走行が検出されると引き上げロッド92eでウェッジ92aが複数個のローラ92bに沿って引き上げられ、この際に、ばね92cのばね力がガイド92dを介してウェッジ92aに働くことで、ガイドレール6が挟圧されて乗りかご2が非常制動するものである。
そして、本実施例の非常停止装置9は、制動時に制動部92への負荷を軽減するための工夫がなされている。具体的には、調速機91による過速走行の検出に応じて、乗りかご2に連結されるロープ状体、即ち、コンペンロープ8、主ロープ5及びテールコード7を乗りかご2から切り離すようになっている。
つまり、乗りかご2の下部には、コンペンロープ8を乗りかご2から切り離すコンペンロープ切り離し機構10が設けられ、このコンペンロープ切り離し機構10は、図4及び図5に示すように、コンペンロープ8の端部に配置される張力調整ばね8aと、この張力調整ばね8aを受けるばね座8bと、このばね座8bをL字状の一端で保持する一対の第1のアーム10aと、この第1のアーム10aを回転可能に支持する第1の回転軸10bと、第1のアーム10a間に配置され、一対の第1のアーム10aの保持方向にばね力を付勢する第1のばね10cと、一対の第1のアーム10aのL字状の他端にそれぞれ吸引可能に設置され、筒状の部材の軸が入り込むように形成された第1のコイル10dとから概略構成されている。
そして、第1のばね10cのばね力に打ち勝ち第1のコイル10dが吸引することで、一対の第1のアーム10aが第1の回転軸10bを中心にして回転し、これにより一対の第1のアーム10aの一端が解放されるため、この解放部分からコンペンロープ8を切り離すことができる。
一方、乗りかご2の上部には、主ロープ5を乗りかご2から切り離す主ロープ切り離し機構11が設けられ、この主ロープ切り離し機構11は、図6及び図7に示すように、主ロープ5の端部に配置される張力調整ばね5aと、この張力調整ばね5aを受けるばね座5bと、このばね座5bをL字状の一端で保持する一対の第2のアーム11aと、この第2のアーム11aを回転可能に支持する第2の回転軸11bと、第2のアーム11a間に配置され、一対の第2のアーム11aの保持方向にばね力を付勢する第2のばね11cと、一対の第2のアーム11aのL字状の他端にそれぞれ吸引可能に設置され、筒状の部材が入り込むように形成された第2のコイル11dとから概略構成されている。
そして、第2のばね11cのばね力に打ち勝ち第2のコイル11dが吸引することで、一対の第2のアーム11aが第2の回転軸11bを中心にして回転し、これにより一対の第2のアーム11aの一端が解放されるため、この解放部分から主ロープ5を切り離すことができる。
更に、乗りかご2の下部には、テールコード7を乗りかご2から切り離すテールコード切り離し機構12が設けられ、このテールコード切り離し機構12は、図8及び図9に示すように、テールコード7の端部を保持する一対の第3のアーム12aと、この一対の第3のアーム12aをそれぞれ回転可能に支持する第3の回転軸12bと、一対の第3のアーム12a間に配置され、第3のアーム12aの保持方向にばね力を付勢する第3のばね12cと、一対の第3のアーム12aのL字状の他端にそれぞれ吸引可能に設置され、筒状の部材が入り込むように形成された第3のコイル12dとから概略構成されている。
そして、第3のばね12cのばね力に打ち勝ち第3のコイル12dが吸引することで、一対の第3のアーム12aが第3の回転軸12bを中心にして回転し、これにより一対の第3のアーム12aの一端が解放されるため、この解放部分からテールコード7を切り離すことができる。
ところで、調速機91には、図2に示すように、キャッチウェイト91eの近傍に、キャッチウェイト91eの把持動作に応じて接点が切り替わる(ON、OFFが切り替わる)キャッチウェイトスイッチ91dが配置されており、このキャッチウェイトスイッチ91dの接点の切り替り(OFF→ON、又はON→OFF)に応じて、前述した第1のコイル10d、第2のコイル11d及び第3のコイル12dを吸引状態にしている。
このとき、キャッチウェイトスイッチ91dの接点切り替わりの信号は、テールコード7により制御盤13から乗りかご2側に伝えられるため、第1のコイル10dと第2のコイル11dが同時に、次いで、第3のコイル12dが若干の時間差を設けつつ吸引状態となり、コンペンロープ8と主ロープ5が同時に、次いで、テールコード7が若干の時間差を設けつつ、切り離されていくようになっている。
本実施例にあっては、主ロープ5の破断により乗りかご2が急降下した場合、乗りかご2の速度が定格速度の1.4倍を越えないうちに調速機91のキャッチウェイト91eがガバナロープ91cを把持し、この把持動作により制動部92が、ガイドレール6を挟圧して乗りかご2を非常制動している。
また、このとき、キャッチウェイトスイッチ91dの接点が切り替わり、これに応じて第1のコイル10d、第2のコイル11d及び第3のコイル12dが吸引状態(図5、図7及び図9参照)となる。
図5に示すように、第1のコイル10dが吸引状態となることで、第1のアーム10aが解放状態となってコンペンロープ8が乗りかご2から切り離される。また、図7に示すように、第1のコイル10dの吸引と同時に、第2のコイル11dが吸引状態となり、第2のアーム11aが解放状態となって主ロープ5が乗りかご2から切り離される。次いで、図9に示すように、第1のコイル10dと第2のコイル11dとは若干の時間差を設けつつ、第3のコイル12dが吸引状態となり、第3のアーム12aが解放状態となってテールコード7がテールコード連結部7aから切り離され、乗りかご2から切り離される。
このような本実施例によれば、過速走行検出に応じて、乗りかご2に連結されるロープ状体、即ち、コンペンロープ8、主ロープ5及びテールコード7を乗りかご2から切り離すことにより、制動時に非常停止装置9の制動部92が負荷する(受け持つ)質量を減少させることができ、これにより、制動部92にかかる負荷が軽減され、非常停止装置9の制動部92の小型化が図れ、省スペース化を可能とすることができる。
なお、本実施例では、ロープ状体であるコンペンロープ8、主ロープ5及びテールコード7の全てを乗りかご2から切り離すようにしたが、本発明はこれに限らず、エレベーターの仕様等に応じて、コンペンロープ8、主ロープ5及びテールコード7の少なくとも1つを切り離すようにすればその効果を挙げることができる。
また、前述した実施例では、乗りかご2にコンペンロープ8が接続されたエレベーターとしたが、コンペンロープ8の代わりにコンペンチェーンが設けられたエレベーターにも適用できることはいうまでもない。また、つり合いおもり3についても非常停止装置9が必要な場合、乗りかご2と同様の装置、システムとすることで、乗りかご2の時と同等の効果を得ることができる。
このように本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれ、例えば、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成を置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…昇降路、2…乗りかご、3…つり合いおもり、4…巻上機、5…主ロープ、5a…張力調整ばね、5b…ばね座、6…ガイドレール、7…テールコード、8…コンペンロープ、8a…張力調整ばね、8b…ばね座、9…非常停止装置、10…コンペンロープ切り離し機構、10a…第1のアーム、10b…第1の回転軸、10c…第1のばね、10d…第1のコイル、11…主ロープ切り離し機構、11a…第2のアーム、11b…第2の回転軸、11c…第2のばね、11d…第2のコイル、12…テールコード切り離し機構、12a…第3のアーム、12b…第3の回転軸、12c…第3のばね、12d…第3のコイル、13…制御盤、91…調速機、91a、91b…ガバナプーリ、91c…ガバナロープ、91d…キャッチウェイトスイッチ、91e…キャッチウェイト、91f…当て板、91g…キャッチウェイト回転軸、92…制動部、92a…ウェッジ、92b…ローラ、92c…ばね、92d…ガイド、92e…引き上げロッド。

Claims (10)

  1. 建屋に形成される昇降路を昇降する乗りかご及びつり合いおもりと、前記昇降路の上部に設置される巻上機と、該巻上機のシーブに巻き掛けられると共に、一端が前記乗りかごに、他端が前記つり合いおもりに連結される主ロープと、前記乗りかご及びつり合いおもりの昇降を案内するガイドレールと、一端がエレベーターの運行を制御する制御盤に、他端が前記乗りかごに連結されるテールコードと、一端が前記乗りかごに、他端が前記つり合いおもりに連結されるコンペンロープ又はコンペンチェーンと、前記乗りかごの過速走行時に、該乗りかごを非常停止させる非常停止装置とを備えたエレベーター装置において、
    前記非常停止装置は、前記乗りかごの過速走行時に、該乗りかごに連結されている前記主ロープ、テールコード、コンペンロープ又はコンペンチェーンの少なくとも1つを前記乗りかごから切り離す切り離し機構を備えていることを特徴とするエレベーター装置。
  2. 請求項1に記載のエレベーター装置において、
    前記非常停止装置は、前記乗りかごの過速走行を検出する調速機と、前記乗りかごの下部に設置され、前記調速機による加速走行検出に応じて前記ガイドレールを狭圧して前記乗りかごを制動する制動部とを備え、前記調速機による加速走行の検出に応じて、前記切り離し機構により前記主ロープ、テールコード、コンペンロープ又はコンペンチェーンの少なくとも1つを前記乗りかごから切り離すことを特徴とするエレベーター装置。
  3. 請求項2に記載のエレベーター装置において、
    前記調速機は、前記昇降路の上部と下部に設置されたガバナプーリと、この上部と下部のガバナプーリに巻き掛けられるガバナロープと、所定の過速度に達したときにキャッチウェイト回転軸を回転軸として回転し、当て板に前記ガバナロープを押し付け、該ガバナロープを把持するキャッチウェイトとを備えていることを特徴とするエレベーター装置。
  4. 請求項1又は2に記載のエレベーター装置において、
    前記切り離し機構は、前記主ロープを切り離す主ロープ切り離し機構、前記コンペンロープ又はコンペンチェーンを切り離すコンペンロープ又はコンペンチェーン切り離し機構及び前記テールコードを切り離すテールコード切り離し機構から成り、前記乗りかごの上部に前記主ロープ切り離し機構、前記乗りかごの下部に前記コンペンロープ又はコンペンチェーン切り離し機構及び前記テールコード切り離し機構が設置されていることを特徴とするエレベーター装置。
  5. 請求項4に記載のエレベーター装置において、
    前記主ロープ切り離し機構とコンペンロープ又はコンペンチェーン切り離し機構は、前記主ロープ或いはコンペンロープ又はコンペンチェーンの端部に配置される張力調整ばねと、該張力調整ばねを受けるばね座と、該ばね座を一端で保持する一対のアームと、該一対のアームをそれぞれ回転可能に支持する回転軸と、前記一対のアーム間に配置され、前記一対のアームの保持方向にばね力を付勢するばねと、前記一対のアームの他端のそれぞれに吸引可能に設置されたコイルとから成り、前記ばねのばね力に打ち勝ち前記一対のアームの他端に設置された前記コイルが吸引することで前記一対のアームの一端を解放状態にすることを特徴とするエレベーター装置。
  6. 請求項4に記載のエレベーター装置において、
    前記テールコード切り離し機構は、前記テールコードの端部を保持する一対のアームと、該一対のアームをそれぞれ回転可能に支持する回転軸と、前記一対のアーム間に配置され、前記一対のアームの保持方向にばね力を付勢するばねと、前記一対のアームの他端のそれぞれに吸引可能に設置されたコイルとから成り、前記ばねのばね力に打ち勝ち前記一対のアームの他端に設置された前記コイルが吸引することで前記一対のアームの一端を解放状態にすることを特徴とするエレベーター装置。
  7. 請求項5又は6に記載のエレベーター装置において、
    前記調速機には、前記キャッチウェイトに近傍に、該キャッチウェイトの把持動作に応じて接点が切り替わるキャッチウェイトスイッチが配置され、該キャッチウェイトスイッチの接点の切り替えに応じて前記一対のアームの他端に設置された前記コイルが吸引状態になることを特徴とするエレベーター装置。
  8. 請求項7に記載のエレベーター装置において、
    前記キャッチウェイトスイッチの接点切り替わりの信号は、前記テールコードにより前記制御盤から前記乗りかごに伝えられ、前記主ロープ切り離し機構と前記コンペンロープ又はコンペンチェーン切り離し機構の前記コイルは同時に、前記テールコード切り離し機構の前記コイルは、前記主ロープ切り離し機構と前記コンペンロープ又はコンペンチェーン切り離し機構の前記コイルと時間差を持って吸引状態になり、前記主ロープと前記コンペンロープ又はコンペンチェーンは同時に、前記テールコードは、前記主ロープ及び前記コンペンロープ又はコンペンチェーンと時間差を持って切り離されることを特徴とするエレベーター装置。
  9. 昇降体の過速走行時に、制動部によりガイドレールを挟圧することで前記昇降体を非常停止させるエレベーターの非常停止方法において、
    前記昇降体に連結されるロープ状体が、過速走行の検出に応じて前記昇降体から切り離された後、前記昇降体を停止させることを特徴とするエレベーターの非常停止方法。
  10. 請求項9に記載のエレベーターの非常停止方法において、
    前記ロープ状体は、コンペンロープ又はコンペンチェーン、主ロープ及びテールコードから成り、前記テールコードが前記コンペンロープ又はコンペンチェーンと主ロープに対し時間差を持って前記昇降体から切り離された後、前記昇降体を停止させることを特徴とするエレベーターの非常停止方法。
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