JP2014151445A - 駆動波形生成回路、駆動装置、駆動方法および印刷装置 - Google Patents

駆動波形生成回路、駆動装置、駆動方法および印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動素子を駆動する駆動信号の波形を生成するのに、信号線の数を減らしながら、信号波形の解像度を高く維持する。
【解決手段】駆動信号の波形の変化点に対応した所定のタイミングで、所定ビット数のデータを順次切り換え、こうして切り換えられる所定ビット数のデータを、次の変化点に対応したタイミングまで保持する。保持したデータを、所定の合算周期毎に、それまでの出力データに、合算して出力データとして、駆動信号に変換して出力する。こうすることで、少ない信号線でありながら、駆動信号の波形を高解像度で生成することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、液滴の吐出に関与する駆動素子の駆動波形を生成し、駆動する技術およびこれを用いた印刷装置に関する。
インクジェットプリンタなどの印刷装置を初めとする液滴の吐出装置では、液滴の吐出を行なうための駆動素子として、ピエゾ素子やヒーターなどが用いられる。こうした吐出装置では、多数の駆動素子が吐出用のヘッドに搭載される。駆動素子には、所定のタイミングで所定の駆動信号を付与する必要があり、駆動素子を駆動する駆動信号を生成する回路や装置が設けられている。
駆動信号を生成および駆動素子に出力する装置としては、様々な構成が提案されている(例えば、下記特許文献1等)。この特許文献1に記載の技術は、駆動素子に対する駆動信号が一般に次の3つの期間から構成されていることに着目したものである。つまり駆動信号は、電圧などの信号値が所定の傾きで漸増する期間、一定の信号値を維持する期間、所定の傾きで信号が漸減する期間、の組み合わせたものとして表現され得る。この装置では、駆動信号の傾きを複数種類記憶しておき、外部から、その傾きを選択し、これを所定期間維持することにより、駆動波形を生成している。特許文献1に記載の技術は、駆動信号を構成する各部の傾きを選択し組み合わせて、様々な形の駆動波形を作り出すことができる。
特開2001−80071号公報 特開平11−20203号公報
ところで、こうした駆動信号生成装置を設計する際には、以下の点を留意する必要がある。
(A)駆動素子が複数になり、各素子毎に異なる駆動信号を必要とする場合には、駆動素子の数だけ、駆動信号を送信する信号回路が必要となり、配線数が増えてしまう。このため、駆動信号を吐出用ヘッドに出力するための配線数をできるだけ減らす。
(B)駆動信号の波形を決定する十分な解像度を備える。
(C)吐出する液滴の大きさによって駆動信号の波形を、吐出のタイミングで変更できるようにする。
(D)使用される駆動素子には個体差が存在する。こうした個体差に対応して、吐出用ヘッド毎に駆動信号を修正できる機能を付加できる。
上記特許文献1の技術では、信号の傾きを予め記憶し、これを選択するので、信号線の数を減らしながら、信号波形の解像度を高く維持することが可能であるものの、記憶する傾きの種類に対応した容量の記憶装置(メモリ)を用意する必要があった。解像度を高くしようとすれば、メモリの容量も大きくせざる得ない。また、吐出する液滴の大きさや吐出速度などを自由に調整したり、個体差などに対応して吐出ヘッド毎に駆動信号の形状を修正するといった要請には必ずしも応えることができなかった。そのほか、従来の駆動信号生成回路や駆動装置においては、その小型化や、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等が望まれていた
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、駆動信号波形生成回路が提供される。この駆動信号波形生成回路は、波形制御部とデータ保持部と合算部と出力部とを備え、インク滴の吐出を制御する複数の駆動素子を備えたインクヘッドに出力する駆動信号の波形を生成する。波形制御部は、前記駆動信号の波形の変化点に対応した所定のタイミングで、所定ビット数のデータを順次切り換える。また、データ保持部は、前記切り換えられる所定ビット数のデータを、次の変化点に対応したタイミングまで保持する。合算部は、前記保持されたデータを、所定の合算周期毎に、それまでの出力データに、合算して出力データとする。更に、出力部は、前記合算後の出力データを、駆動信号に変換して出力する。かかる駆動信号波形生成回路では、駆動信号の波形を生成するのに、駆動信号の各部の傾きを与えるだけで良く、構成を簡略化することができる。
(2)こうした駆動信号波形生成回路において、前記データ保持部は、前記所定ビット数のデータをシリアル信号として受け取り、該受け取ったシリアル信号をパラレルデータに変換して保持する変換部を備えるものとしても良い。この場合、駆動信号の傾きをシリアルデータとして受け取るので、信号線を更に低減することができる。もとより、駆動信号の波形の変化点に対応した所定のタイミングで、切り換えられる所定ビット数のデータは、パラレルデータとして与えるものとしてもよい。
(3)上記駆動信号波形生成回路において、前記受け取ったデータの一部は、該データの残部の種別を示すステータス信号としてもよい。受け取るデータの一部をステータス信号として扱うことにより、受け取ったデータの解釈を異ならせたり、予め定めた特定の動作を行なわせるといった対応が可能となる。
(4)上記駆動信号波形生成回路において、更に、前記信号変化部および前記合算出力部の出力をリセットするリセット信号を出力するリセット部を備えるものとしても良い。こうすれば、リセット信号を与えるタイミングで、信号の変化や合算値をリセットすることができる。
(5)あるいは上記駆動信号波形生成回路において、前記合算部は、前記合算処理を所定のインターバルで入力するコマンド信号に基づいて行なうものとしてもよい。合算は、駆動信号の傾きを実質的に決定するので、所定のインターバルで入力するコマンド信号に基づいて合算処理を行なうものとすれば、駆動信号の波形の傾きを一定の保つことができる。コマンド信号のインターバルを変更すれば、与えた傾きに対応するデータが同じでも傾きを変更することができる。
駆動信号波形生成回路。
(6)本発明は、液滴を吐出する吐出用ヘッドに搭載され複数の駆動素子を、駆動信号により駆動する装置として、実施することも可能である。この装置は、前記駆動信号の波形の変化点に対応した所定のタイミングで、所定ビット数のデータを順次切り換える波形制御部と、前記切り換えられる所定ビット数のデータを、次の変化点に対応したタイミングまで保持するデータ保持部と、前記保持されたデータを、所定の合算周期毎に、それまでの出力データに、合算して出力データとする合算部と、前記合算後の出力データを、駆動信号に変換して前記駆動素子に出力する出力部とを備える。
(7)あるいは本発明は、液滴を吐出する吐出用ヘッドに搭載され複数の駆動素子を駆動する方法として実施することも可能である。この方法は、前記駆動信号の波形の変化点に対応した所定のタイミングで、所定ビット数のデータを順次切り換え、前記切り換えられる所定ビット数のデータを、次の変化点に対応したタイミングまで保持し、前記保持されたデータを、所定の合算周期毎に、それまでの出力データに、合算して出力データとし、前記合算後の出力データを、駆動信号に変換して出力する。
こうした装置や方法によれば、駆動信号の波形を生成するのに、駆動信号の各部の傾きを与えるだけで良く、構成や処理を簡略化することができる。また駆動信号を柔軟に制御して、駆動素子を駆動することができる。
(8)本発明は、更に、インク滴を吐出して印刷を行なう印刷装置として実施することができる。この印刷装置は、前記インク滴を吐出する複数の駆動素子を備えた吐出ヘッドと、上記(1)から(5)として記載した駆動信号波形生成回路と、前記駆動信号波形生成回路によるインク滴の吐出に伴って、前記インク滴が吐出される印刷媒体を、前記吐出ヘッドに対して相対的に移動する印刷媒体駆動装置とを備える。この印刷装置では、上記駆動信号波形生成回路の利点を生かした印刷を実施することができる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
本発明は、装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、遠心脱水機の製造方法や遠心脱水機の制御方法、その制御方法を実現するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
実施例の印刷装置を示す概略構成図である。 記録ヘッドの電気的な構成を示すブロック図である。 駆動波形生成回路の概略構成を示すブロック図である。 駆動波形を生成する原理を説明する説明図である。 制御部から与えられる傾きデータとそのタイミングを示す説明図である。 シリアルデータSDと傾きレジスタの出力との関係を示す説明図である。 傾きレジスタの値と加算器出力との関係を示す説明図である。 ステータス信号の一例を示す説明図である。 実際の駆動波形COMの一例を示す説明図である。 最上位ビットD17をステータス信号STS1として用いた場合の下位ビットの解釈の一例を示す説明図である。 変形例について説明する説明図である。
本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順で説明する。
A.印刷装置の全体構成:
B.駆動波形生成回路の構成と動作:
B−1.駆動波形生成回路の内部構成:
B−2.駆動波形の生成方法:
C.変形例:
A.印刷装置の全体構成:
図1は、本発明の印刷装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、印刷装置10は、印刷データを出力するコンピュータ100に接続されている。コンピュータ100では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラムが動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバやプリンタドライバが組み込まれており、ディスプレイへの画像の表示や、印刷データを印刷装置10に出力するなどの種々の処理が行なわれる。
コンピュータ100からの印刷データを受け取って印刷を行なう印刷装置10は、制御回路40と、インクを媒体に吐出する印字機構とを備える。印字機構は、インクヘッドとしての記録ヘッド50および各色インクカートリッジ56〜59を搭載したキャリッジ35と、紙送りモータ23と、キャリッジモータ24とを備える。シアンC、マゼンタM、イエロY、ブラックKのインクカートリッジに収容されたインクは、インクカートリッジ56〜59がキャリッジ35に装着されると、記録ヘッド50に供給される。インクは、記録ヘッド50に設けられたピエゾ素子(後述)を駆動することにより、記録ヘッド50から記録媒体(通常は用紙)Pに吐出される。インクの吐出を受ける記録媒体Pは、プラテン30に装着され、紙送りモータ23を動力源とするプラテン30や図示しない紙送りローラの回転により搬送される。また、キャリッジモータ24は、無端ベルト31が張設された一方のプリー33に連結され、プリー33を正転または逆転することにより、この無端ベルト31に固定されたキャリッジ35を、プラテン30に沿った主走査方向に往動・復動させる。
印刷装置10の制御を司る制御回路40は、コンピュータ100からの印刷データ等を受け取るインタフェース41と、各種データの記憶を行うRAM42と、各種データ処理のためのルーチン等を記憶したROM43と、発振回路44と、CPU等からなる制御部45と、駆動波形生成回路46と、紙送りモータ23やキャリッジモータ24や記録ヘッド50に印刷信号や駆動信号を送るためのインタフェース47と、を備えている。
RAM42は、受信バッファ42Aや中間バッファ42Bあるいは出力バッファ42Cとして利用される。コンピュータ100からの印刷データは、インタフェース41を介して受信バッファ42Aに蓄えられる。このデータは、中間コードに変換されて中間バッファ42Bに蓄えられる。そして、ROM43内のフォントデータやグラフィック関数等を参照して制御部45により必要な処理が行われ、ドットパターンデータに展開され、出力バッファ42Cに記憶される。ドットパターンデータは、インタフェース47を介して記録ヘッド50に送られる。記録ヘッド50に送られる信号には、印刷信号SI、クロック信号CLK、ラッチ信号LAT、駆動信号COMが含まれる。このうち、この駆動信号COMは、駆動波形生成回路46により生成される。駆動波形生成回路46は、制御部45から、クロック信号CK、シリアルデータSD、リセット信号RESETを受けとって、駆動信号COMを生成する。この駆動信号COMは、インタフェース47に出力され、他の信号と共に記録ヘッド50に出力される。
図2は、記録ヘッド50の電気的な構成を示すブロック図である。記録ヘッド50は、ノズルの数に対応した複数のシフトレジスタ51A〜51Nと、複数のラッチ回路52A〜52Nと、複数のレベルシフタ53A〜53Nと、複数のスイッチ回路54A〜54Nと、複数のピエゾ素子55A〜55Nと、を備えている。印刷信号SIは、発振回路44からのクロック信号CLKに同期してシフトレジスタ51A〜51Nに入力される。そして、ラッチ信号LATに同期してラッチ回路52A〜52Nにラッチされる。ラッチされた印刷信号SIは、レベルシフタ53A〜53Nによりスイッチ回路54A〜54Nを駆動できる電圧まで増幅され、スイッチ回路54A〜54Nに供給される。スイッチ回路54A〜54Nの入力側には、駆動波形生成回路46からの駆動信号COMが入力され、出力側にはピエゾ素子55A〜55Nが接続されている。
スイッチ回路54A〜54Nは、例えば、印刷信号SIが「1」の場合は駆動信号COMをピエゾ素子55A〜55Nに供給して動作させ、「0」の場合は遮断して動作させない。ピエゾ素子は、周知のように、電圧の印加により結晶構造が歪み、電気−機械エネルギの変換を極めて高速に行う素子である。図示しないが、ピエゾ素子55A〜55Nは、記録ヘッド50に設けられたインク吐出用のノズルに連結したインク室に備えられている。駆動信号COMがピエゾ素子55A〜55Nに供給されると、それに応じてピエゾ素子55A〜55Nは変形し、インク室の壁も変形する。インク室の壁が変形してインク室の容積が変化することにより、ノズルからインク滴が吐出され、インク滴が記録媒体に付着することにより印刷が行なわれる。インク室の容積は、ピエゾ素子55A〜55Nに付与される駆動信号COMに応じて変化し、吐出されるインク滴の大きさは、インク室の容積(引いてはノズル先端のメニスカス)をどのように変化させるかによって定まる。即ち、駆動信号COMの形状により、インク滴の大きさ等の状態が制御される。
B.駆動波形生成回路の構成と動作:
B−1.駆動波形生成回路の内部構成:
図3は、駆動波形生成回路46の内部構成を示すブロック図である。駆動波形生成回路46は、以下に示す回路をオンチップにまとめたSoC(System on Chip)として提供されている。駆動波形生成回路46は、内部の制御全体を司るコントローラ81、シリアルパラレル変換を行なうシフトレジスタ83、18ビットのデータを記憶するレジスタ85、二つの16ビットのデジタルデータの加算を行なう加算器87、加算器87の出力うち上位10ビットを保持する出力レジスタ89、出力レジスタ89の出力データをデジタルアナログ変換するデジタルアナログ変換器(DAC)90を備える。これらの回路が制御部45と共に、波形制御部、データ保持部、合算部、出力部の各部に対応している。
駆動波形生成回路46に、外部から、クロック信号CK、リセット信号RESET、シリアルデータSDが入力されていることは既に説明した。このうち、クロック信号CKは、コントロール81のクロック信号入力端子CKに接続されている。シリアルデータSDは、コントローラ81のスタート信号端子STと、シフトレジスタ83のシリアルデータ入力端子Sidに接続されている。リセット信号RESETは、コントローラ81のリセット信号受付端子Resetに接続されている。
コントローラ81は、シフトレジスタ83,傾きレジスタ85,加算器87,出力レジスタ89と、信号線で接続されており、各種の信号をやり取りしている。以下、これらの信号のやり取りについて説明する。コントローラ81は、シフトレジスタ83にはクロック信号CKを出力する。このクロック信号CKは、シフトレジスタ83において、シリアルデータSDを、ロードするタイミング信号として用いられる。コントローラ81は、傾きレジスタ85にコマンド信号CM1を出力し、傾きレジスタ83からは2ビットのステータス信号STS1、STS2とを入力する。更に、コントローラ81は、加算器87にコマンド信号CM2を、出力レジスタ89にコマンド信号CM3を、それぞれ出力する。これらの信号CM1〜CM3、STS1,STS2等の役割については、後で詳しく説明する。
B−2.駆動波形の生成方法:
駆動波形生成回路46が駆動信号COMを生成する基本原理について説明してから、駆動波形生成回路46の各部の働きについて説明する。図4は、駆動波形COMの一例を示す説明図である。図示するように、この駆動波形COMは、以下に示す5つの期間から構成されているものとする。
(1)期間L1:駆動信号COMが傾きG1で単調増加する期間。
(2)期間L2:駆動信号COMの傾きG2が値0であり、駆動信号COMが一定値に保たれる期間。
(3)期間L3:駆動信号COMが傾きG3で単調減少する期間。
(4)期間L4:駆動信号COMの傾きG4が値0であり、駆動信号COMが一定値に保たれる期間。
(5)期間L5:駆動信号COMがリセット信号を受けて値0に保たれ、次の駆動信号COMが立ち上がるまで保持される期間。
上記の期間のうち、期間L1〜L4の4つの期間では、駆動信号COMの傾きは、それぞれの期間で一定に保たれている。この傾きG1〜G4は、それらの期間が開始される直前に、シリアルデータSDにより与えられる。シリアルデータSDにより、例えば傾きG1が与えられると、駆動信号COMは、傾きG1で漸増する。傾きG1とは、単位時間あたりの電圧増加分が値G1、という意味である。シリアルデータSDにより与えられる傾きの値は、符号付き15ビット(トータル16ビット)である。この傾きの値は、制御部45から駆動信号COMの生成時にリアルタイムで与えられる。制御部45は、記録ヘッド50から吐出するインク滴の大きさ(大中小)により予め駆動信号COMの各期間を構成する傾きの値を記憶しており、駆動信号COMの生成に必要なタイミングでこれを順次出力する。なお、リセット信号RESETが出力されると、駆動信号COMは値0に強制的にリセットされる。
実際の駆動信号COMの生成する際の各部の働きについて説明する。制御部45は、図5に示す駆動信号生成テーブルを記憶しており、駆動信号生成回路46に対して、傾きの値(以下、「傾きデータ」との言う)を順次出力する。制御部45が、傾きデータをシリアルデータSDの形で出力する際、最初の1ビットはスタートビットとして、必ず付与される。図6は、制御部45が出力するシリアルデータSDの一例を示す説明図である。シリアルデータの最初の1ビット(スタートビット)STが入力されると、コントローラ81は、これを検出し、このスタートビットSTの入力タイミングを基準として、クロック信号CKを用いて、シリアルデータSDをシフトレジスタ83に取り込む。シフトレジスタ83は、取り込んだ18ビットのデータを内部のレジスタに保存する。
シフトレジスタ83は、18ビットのシリアルデータSDを取り込み、これを18ビットのパラレルデータとして、パラレル出力ポートP0〜P17に出力する。シフトレジスタ83の出力P0〜P17は、次のスタートビットSTをコントローラ81が受け取ったとき、コントローラ81が出力するコマンド信号CM1により、傾きレジスタ83に取り込まれる。図6では、この18ビットのデータに、傾きデータG1、G2が含まれるとして記載した。図示するように、シフトレジスタ83に取り込まれた傾きのデータG1は、次のスタートビットSTの入力のタイミングで、傾きレジスタ85から出力される。このとき、傾きレジスタ85は、18ビットのパラレルデータのうち、上位の2ビットをステータス信号STS1,STS2としてコントローラ81に出力し、下位の16ビットを加算器87に出力する。
加算器87に出力された下位16ビットのデータDD1は、加算器87の一方の入力に入り、コントローラ81からのコマンド信号CM2に応じて他方の入力データDD2と加算される。加算された結果である16ビットのデータは、出力レジスタ89に入力し、コマンド信号CM3に応じて、出力レジスタ89から出力される。出力された16ビットのうち、上位の10ビットは後段のDAC90に入力され、アナログ信号に変換されて、駆動信号COMとして、インタフェース回路47へ出力され、最終的には記録ヘッド50に出力されて、ピエゾ素子55A〜55Nを駆動するのに用いられる。出力レジスタ89の16ビットの出力は、加算器87の他方の入力DD2に戻されており、加算器87における次の加算に用いられる。結局、加算器87は、自らの加算結果(DD2)と傾きレジスタ85が出力するデータDD1とを、コマンド信号CM2を受け付ける度に繰り返すことになる。コマンド信号CM2は、傾きを定めた際の単位時間毎に繰り返し出力されるので、加算器87の出力は、単位時間ut毎に、傾きレジスタ85の出力値分だけ漸増(漸減)していくことになる。この様子を図7に示した。図7は、図6とは、横軸の縮尺が異なる(図6より長い時間を示す)ことに留意されたい。
図7は、図5に示した傾きデータが、制御部45から順次出力されているものとして、駆動信号波形の生成の様子を示した。図示するように、傾きレジスタ85からの出力が値「0」の場合には、コマンド信号CM2により加算を繰り返しても、加算器87の出力は、値J0に保たれる。その後、コマンド信号CM1を受けて、傾きレジスタ85の出力が値「−g1」となると、加算器87の出力は、単位時間毎に−g1だけ変化する。結局、時間tを用いて、加算器87の出力は、
J1=J0−g1・t
と表されることになる。なお、式において右辺のJ0は、傾きレジスタ85の出力が、値「0」から値「−g1」に切り換えられたタイミングでの加算器87の出力値(直前の期間における最終的な値)である。他の式においても、右辺のJ2、J3・・・は、同様に、直前の期間における最終的な値を示している。また、図7において、加算器87の出力欄にも、時間tを用いた式を記載したが、加算器87は、デジタル演算により加算を行なうので、実際の出力は単位時間ut毎に飛び飛びの値となるデジタル値である。加算器87による加算結果は、一旦出力レジスタに89に保持され、出力レジスタ89に対する加算結果の出力タイミングを示すコマンド信号CM3を受けて、DAC90に出力される。このコマンド信号はCM3は、加算器87に対する加算のタイミングを示すコマンド信号CM2より僅かに遅れて出力される。コマンド信号CM3を受けて出力レジスタ89から出力される加算結果のデジタル値を、DAC90でアナログ信号に変換することにより、駆動信号COMが得られる。尚、DAC90の出力側には、積分回路が更に挿入されており、駆動信号COMは、最終的には滑らかに変化する信号とされている。
以上、シリアルデータSDとして入力された傾きのデータから、駆動信号COMが生成されるまでの信号の流れと処理について説明したが、傾きレジスタ85に取り込まれた18ビットのデータのうち、加算器87による加算に用いられるのは、最大で16ビットである。傾きレジスタ85が出力する18ビットのデータのうち、2ビットは、他の16ビットのデータの種別を示すステータス信号STS1、STS2として用いられる。コントローラ81は、このステータス信号STS1,STS2を受け、データの種別を判別して、駆動信号生成回路46の動作を変更する。ステータス信号の一例を図8に示した。最上位ビットD17に相当するステータス信号STS1が値0であれば、下位16ビット(D0〜D15)のデータは、符号付きの傾きデータであることを示しており、STS1が値1であれば、下位の16ビット(D0〜D15)が、傾きを示すデータではなく、駆動信号COMの出力値を直接指示する値であることを示している。また最上位ビットの一つ下のビットD16は、値0のときは何も意味せず(N/A)、値1のときに、下位6ビットの値をクリアすることを意味している。
コントローラ81は、この2ビットD17,D16の値を見て、必要な制御を行なう。具体的には、最上位ビットD17が値0の場合には、単位時間に相当するインターバルutでコマンド信号CM2、CM3を出力して、出力レジスタ89の出力、引いてはDAC90が出力する駆動信号COMを、傾きレジスタ85に保持された傾きgで変化させる。最上位ビットD17が値1の場合の制御については、変形例で説明する。
また、最上位ビットの一つ下のビットD16が値1の場合には、コントローラ81は、コマンド信号CM1を出力し、傾きレジスタ85の下位6ビットをクリアする。傾きレジスタ85の下位6ビットをクリアするのは、駆動信号COMの各周期の始まりと終わりのタイミングであり、これはデータを処理した際に生じる誤差の累積をキャンセルするために行なわれる。なお、駆動信号COMの周期の始まりと終わりが、信号値として0であれば、以下に図9を用いて示すように、リセット信号RESETによって、誤差をキャンセルするものとしても良い。
図5に示したデータが制御部45から送られてくる場合の駆動信号COMの生成の様子を図9を用いて説明する。図9は、記録ヘッド50に周期Tで送信される駆動信号COMの波形を示している。制御部からまずリセット信号RESETが送られると、インタフェース回路47のコントローラ81は、各レジスタ85,89や加算器87の出力をリセットする。これが図9の時間t0である。制御部45から、傾き「−g1」がシリアルデータの形式で入力され、時間t1で、このデータが傾きレジスタ85から出力されると、以後、コマンド信号CM1毎に、加算器はこの傾きを加算する。ここでは傾きはマイナスの符号を有するので、駆動信号COMは、図9に示したように、漸減していく。次の傾き「0」が入力されて傾きレジスタ85から、時間t2で出力されると、傾きは値0なので、駆動信号COMは直前の値に維持される。同様に、時間t3以降は、傾き「+g2」で漸増し、時間t4以降は直前の値を維持し、時間t5以降は、傾き「−g3」で漸減する。以下同様に、時間t10まで、駆動信号COMは、図5に示した傾きで、その波形が生成される。これで1周期Tが終了し、次のリセット信号RESETの入力から、上記の波形生成処理を繰り返す。なお、傾きを切り換えるタイミングt1、t2、t3・・・は、駆動信号COMの次の傾きを示すシリアルデータSDを制御部45が出力するタイミングにより決定される。従って、駆動信号COMの傾きの切換のタイミングは、図5に示したテーブルを参照して、制御部45が管理している。タイミングの決定には、内蔵のタイマが用いられている。
次の周期Tにおいても、制御部45は、上述したように、同じタイミングで、傾きデータを出力し、駆動信号COMの波形を生成する。周期Tで、こうした駆動信号COMおよび印刷信号SIを受け、記録ヘッド50の各ピエゾ素子55A〜55Nは駆動され、インクを記録媒体Pに吐出する。
駆動信号COMは、その一周期T内において、t0〜t10のタイミング毎に、その傾きが変化している。図9に例示した二つの周期Tでは、制御部45が、全く同じ傾きデータを同じタイミングで出力しているため、両周期での駆動信号COMは全く同じ波形となっているが、各周期毎に制御部45が出力する傾きデータを変えれば、各周期毎に駆動信号COMの波形を変えることも可能である。実際、本実施例では、記録ヘッド50により、大中小のインク滴を吐出しており、大ドットを吐出するとき、中ドットを吐出するとき、小ドットを吐出するとき、それぞれの駆動信号COMは異なっている。
以上説明した第1実施形態によれば、駆動信号生成回路46は、制御部45から、所定のタイミングで、駆動信号COMの傾きを示すシリアルデータSDを受け取るだけで駆動信号COMを生成することができる。このため、制御部45との間でやり取りする信号線を僅か数本まで低減することができる。また、傾きデータはその都度、制御部45から受け取るので、予め傾きデータを複数記憶しておく必要がなく、しかもリアルタイムで駆動信号COMを設定することができる。
また、本実施形態によれば、DAC90に出力される10ビットのデータに対して、加算器87の演算は16ビットで行なっているので、駆動信号COMの波形の解像度を出力されるデータの解像度より高くすることができ、駆動信号COMの精密な生成が可能となっている。しかも、出力されない下位6ビットに演算誤差が蓄積されないように、駆動信号COMが所定の値を取るとされているタイミングで下位の6ビットをクリアしているので、演算上の誤差が蓄積されることがない。
更に、本実施形態によれば、駆動信号生成回路46全体の入出力信号数が減らせるため、駆動信号生成回路46をSiCにする際、チップに必要なピン数を大幅に低減することができる。また、こうした駆動信号生成回路は、回路単体として扱い、印刷装置以外の種々の液滴吐出装置に組み込んで用いることも可能である。更には、液滴吐出ヘッドとしてヒーターを用い、バブルの発生により液体を吐出するヘッドに出力する駆動波形生成回路に適用することも差し支えない。
上記実施形態では、解像度などの要請から、データを18ビットとしたが、低解像度でよければ18ビットより少ないビット数としても良く、また必要があれば19ビット以上としても良い。また、シリアルデータとして受け取るデータの内容および構造も、種々の形態とて差し支えない。例えば最初のデータは傾きデータとし、以後のデータは、最初に与えた傾きデータからの差分や、比率として与えても差し支えない。あるいは、データの形式を浮動小数点形式としたり、典型的に用いられる傾きからの差分や比率として定義しておくことも差し支えない。また、最初からパラレルデータとして扱うものとしても良いし、更にこれを多重化し、8ビット×3回のように、複数回の送信で一組の傾きデータとして扱うものとしても良い。本発明は、更に下記に示すような変形例として実施することも可能である。
C.変形例:
・変形例1:上記各実施形態では、制御部45からは常に傾きデータが出力されるものとして説明したが、傾きを示すデータではなく、直接駆動信号COMの値をしてすることも可能である。実施態様では、シリアルデータSDの最上位ビットD17が値0の場合には、傾きレジスタ85の値を直接駆動信号COMに反映させるものとしている。図10に、最上位ビットD17が値0の場合と値1の場合とで、下位16ビット(D0〜D15)がどのように解釈されるかを示した。シリアルデータSDの最上位ビットD17が値0の場合には、D6〜D15までの10ビットが符号付きの傾きデータとして、またD0〜D5までの6ビットが傾きデータのいわば小数点以下のデータとして、それぞれ扱われる。シリアルデータSDの最上位ビットD17が値1の場合には、下位の16ビット(D0〜D15)は、駆動信号COMの値そのものとして扱われる。シリアルデータSDの最上位ビットD17が値1の場合には、加算器87における加算動作を禁止し、傾きレジスタ85の値を直接出力レジスタ89から出力させる。なお、傾きレジスタ85の出力を直接出力レジスタ89から出力させるには、加算器87の加算動作を止めることによっても良いし、傾きレジスタ85から出力レジスタ89にデータを直接出力する回路を設けるものとしても良い。
・変形例2:上記実施形態では、傾きデータは、シリアルデータSDとして、制御部45から駆動信号生成回路46に受け渡される。シリアルデータSDの転送には、クロック信号CKで最低19ビット分の時間が必要になる。従って、傾きの異なる区間が、このシリアルデータの転送時間よりも短い場合に備えて、1ビットのデータを用いることができる。例えば、D16のビットの意味を下位6ビットクリアではなく、期間指定の飛び越しの指定に用いても良い。つまり、図11に示すように、値0の期間が極めて短いような場合、D16のビットが値1である場合には、傾きデータは、一つ次の期間の傾きを示すものとし、予め定めた一定時間ggだけ、現在の駆動信号COMの値を維持すると決めておくのである。図11に示した例では、傾きデータG12は期間t2aからt2bまでの駆動信号COMの傾きを指定し、傾きデータDし13は、期間t2bからt2cまでの期間を飛ばして、次の期間t2cからt2dまでの駆動信号COMの傾きを指定している。こうすれば、駆動信号COMにおいて値を維持する期間が、シリアルデータによるデータ転送に要する時間より短い場合でも、傾きデータにより駆動信号COMの波形を生成することができる。もとより、こうしたデータの指定には、D16以外のビットを用いても差し支えない。
・変形例3:上記実施形態では、傾きデータとその切換のタイミング(図9に示したタイミングt0〜t10等)は、制御部45から指定するものとしたが、制御部45は傾きデータのみを順次出力し、傾きを切り換えるタイミングは別途指定するものとしても良い。例えば、傾きを切り換えるタイミングは予め決定されているものとすれば、駆動信号生成回路46が切換のタイミングを記憶しておき、自ら駆動信号COMの傾きを順次切り換えていくものとしても良い。あるいは切換のタイミングは、制御部45が、別の信号線により、シリアルデータSDの送信のタイミングとは別に指定するものとしても良い。あるいは、他の信号線により、合算部が合算を行なうタイミングであるコマンド信号CM2のインターバルを変更しても良い。こうすれば、予め与えた傾きデータは変更せずに、合算処理のインターバルを変えることで、駆動信号COMの傾きを変更することができる。
・変形例4:上記実施形態では、ステータス信号STSとして、2ビット(D16,D17)を用いたが、更に1ないし数ビットをステータス信号として用意しても良い。ステータス信号をビット数を増やすことにより、例えば、省電力モードに移行することを駆動信号生成回路46に指示したり、駆動信号生成回路46を停止させたりしても良い。あるいは特定のステータス信号によって、駆動信号生成回路46が予め定められた駆動信号COMを出力できるものとしても良い。こうした所与の駆動信号COMは、後段の回路や記録ヘッド50のテストなどに用いることができる。あるいは、記録ヘッド50をホームポジションにおいてインクを吐出させるクリーニング動作などに用いても良い。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…印刷装置
23…紙送りモータ
24…キャリッジモータ
30…プラテン
31…無端ベルト
33…プリー
35…キャリッジ
40…制御回路
41…インタフェース
42…RAM
42A…受信バッファ
42B…中間バッファ
42C…出力バッファ
43…ROM
44…発振回路
45…制御部
46…駆動信号生成回路
47…インタフェース回路
50…記録ヘッド
51A〜51N…シフトレジスタ
52A〜52N…ラッチ回路
53A〜53N…レベルシフタ
54A〜54N…スイッチ回路
55A〜55N…ピエゾ素子
56〜59…インクカートリッジ
81…コントローラ
83…シフトレジスタ
85…傾きレジスタ
87…加算器
89…出力レジスタ
90…DAC
100…コンピュータ

Claims (8)

  1. インク滴の吐出を制御する複数の駆動素子を備えたインクヘッドに出力する駆動信号の波形を生成する駆動信号波形生成回路であって、
    前記駆動信号の波形の変化点に対応した所定のタイミングで、所定ビット数のデータを順次切り換える波形制御部と、
    前記切り換えられる所定ビット数のデータを、次の変化点に対応したタイミングまで保持するデータ保持部と、
    前記保持されたデータを、所定の合算周期毎に、それまでの出力データに、合算して出力データとする合算部と、
    前記合算後の出力データを、駆動信号に変換して出力する出力部と
    を備えた駆動信号波形生成回路。
  2. 前記データ保持部は、前記所定ビット数のデータをシリアル信号として受け取り、該受け取ったシリアル信号をパラレルデータに変換して保持する変換部を備える請求項1記載の駆動信号波形生成回路。
  3. 前記受け取ったデータの一部は、該データの残部の種別を示すステータス信号である請求項1または請求項2に記載の駆動信号波形生成回路。
  4. 更に、前記信号変化部および前記合算出力部の出力をリセットするリセット信号を出力するリセット部を備える請求項1から請求項3のいずれか一項記載の駆動信号波形生成回路。
  5. 前記合算部は、前記合算処理を所定のインターバルで入力するコマンド信号に基づいて行なう請求項1から請求項4のいずれか一項記載の駆動信号波形生成回路。
  6. 液滴を吐出する吐出用ヘッドに搭載され複数の駆動素子を、駆動信号により駆動する装置であって、
    前記駆動信号の波形の変化点に対応した所定のタイミングで、所定ビット数のデータを順次切り換える波形制御部と、
    前記切り換えられる所定ビット数のデータを、次の変化点に対応したタイミングまで保持するデータ保持部と、
    前記保持されたデータを、所定の合算周期毎に、それまでの出力データに、合算して出力データとする合算部と、
    前記合算後の出力データを、駆動信号に変換して前記駆動素子に出力する出力部と
    を備えた駆動装置。
  7. 液滴を吐出する吐出用ヘッドに搭載され複数の駆動素子を駆動する方法であって、
    前記駆動信号の波形の変化点に対応した所定のタイミングで、所定ビット数のデータを順次切り換え、
    前記切り換えられる所定ビット数のデータを、次の変化点に対応したタイミングまで保持し、
    前記保持されたデータを、所定の合算周期毎に、それまでの出力データに、合算して出力データとし、
    前記合算後の出力データを、駆動信号に変換して出力する
    駆動方法。
  8. インク滴を吐出して印刷を行なう印刷装置であって、
    前記インク滴を吐出する複数の駆動素子を備えた吐出ヘッドと、
    請求項1から請求項5の何れか一項記載の駆動信号波形生成回路と、
    前記駆動信号波形生成回路によるインク滴の吐出に伴って、前記インク滴が吐出される印刷媒体を、前記吐出ヘッドに対して相対的に移動する印刷媒体駆動装置と
    を備えた印刷装置。
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