JP2014151264A - 水溶液の濃縮装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エネルギの再利用率をより向上させることを可能にする水溶液の濃縮装置及び方法を提供する。
【解決手段】抽出分離工程から供給された生薬の抽出液を蒸気と熱交換させて蒸発濃縮する蒸発缶3と、この蒸発缶3に接続され蒸発缶3内の蒸気をボイラ37からの駆動蒸気により引き込みながら駆動蒸気と共に蒸発缶3に供給して一次稼働を行わせるTVR5と、蒸発缶3にTVR5とは別個に吐出側が接続され蒸発缶3内の蒸気を引き込み圧縮してから蒸発缶3に供給し二次稼働を行わせるMVR7と、TVR5の一次稼働とMVR7の二次稼働とを切り換えるTVR切換弁9及びMVR切換弁10とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、原料物質から溶媒を用いて抽出された漢方薬等の物質の水溶液を蒸発濃縮する水溶液の濃縮装置及び方法に関する.
従来この種の水溶液の濃縮装置及び方法として、特許文献1に記載のものがある。
この濃縮装置は、ブロワー圧縮機(単に、「圧縮機」とも称される。)と蒸気エゼクター(単に、「エジェクタ」とも称される。)を備えた自己蒸気圧縮式蒸発缶(単に、加熱缶とも称される。)によって構成されている。
自己蒸気圧縮式蒸発缶内に水溶液を供給し、この水溶液を、ブロワー圧縮機による蒸気の一段圧縮にて中濃度まで蒸発濃縮し、次いで、この中濃度の水溶液を、ブロワー圧縮機による蒸気の圧縮と、蒸気エゼクターによる蒸気の圧縮との二段圧縮にて最終濃度まで蒸発濃縮する。
したがって、水溶液を、低コストで高い濃度に蒸発濃縮することができるとされている。
しかし、ブロワー圧縮機の吐出側に蒸気エゼクターの吸い込み側が接続され、ブロワー圧縮機により一段圧縮した後にブロワー圧縮機及び蒸気エゼクターにより二段圧縮することはできるものの、蒸気エゼクターの稼働からブロワー圧縮機の稼働へ切り換えて蒸発濃縮を行わせることはできず、エネルギの再利用率に限界があった。
特許第3217706号
解決しようとする問題点は、エネルギの再利用率に限界があった点である.
本発明は、エネルギの再利用率をより向上させることを可能とするために、供給された水溶液を蒸気と熱交換させて蒸発濃縮する蒸発濃縮容器と、この蒸発濃縮容器に接続され該蒸発濃縮容器内の蒸気を蒸気源からの駆動蒸気により引き込みながら駆動蒸気と共に前記蒸発濃縮容器に供給して一次稼働を行わせるエジェクタと、前記蒸発濃縮容器に前記エジェクタとは別個に吐出側が接続され前記蒸発濃縮容器内の蒸気を引き込み圧縮してから前記蒸発濃縮容器に供給し二次稼働を行わせる圧縮機と、前記エジェクタの一次稼働と前記圧縮機の二次稼働とを切り換える切換弁とを備えたことを水溶液の濃縮装置の特徴とする。
本発明は、供給された水溶液を蒸気と熱交換させて蒸発濃縮する蒸発濃縮容器と、この蒸発濃縮容器内の蒸気を蒸気源からの駆動蒸気により引き込みながら駆動蒸気と共に蒸発濃縮容器内へ供給して一次稼働を行わせるエジェクタと、前記蒸発濃縮容器内の蒸気を引き込み圧縮してから前記蒸発濃縮容器に供給し二次稼働を行わせる圧縮機とを備え、前記エジェクタの一次稼働後に前記圧縮機の二次稼働へ切り換えて前記蒸発濃縮を行わせることを水溶液の濃縮方法の特徴とする。
本発明の水溶液の濃縮装置は、上記構成であるから、切換弁によりエジェクタの一次稼働から圧縮機の二次稼働へ切り換えることで、エネルギの再利用の割合を増大させ、再利用率をより向上させることができる。
本発明の水溶液の濃縮方法は、上記構成であるから、エジェクタの一次稼働後に前記圧縮機の二次稼働へ可逆的に切り換えて前記蒸発濃縮を行わせることで、エネルギの再利用の割合を増大させ、再利用率をより向上させることができる。
水溶液の濃縮装置の概略構成図である。(実施例1) TVRのみを使用した場合とTVRの一次稼働及びMVRの二次稼働を切り換える本実施例の場合とを比較したエネルギの再利用率を示す図表である。 水溶液の濃縮装置の概略構成図である。(実施例2) MVR及びTVRの稼働タイムチャートである。(実施例2)
エネルギの再利用率をより向上させることを可能にするという目的を、抽出分離工程から供給された生薬の抽出液を蒸気と熱交換させて蒸発濃縮する蒸発缶3と、この蒸発缶3に接続され蒸発缶3内の蒸気をボイラ37からの駆動蒸気により引き込みながら駆動蒸気と共に蒸発缶3に供給して一次稼働を行わせるエジェクタ5と、蒸発缶3にエジェクタ5とは別個に吐出側が接続され蒸発缶3内の蒸気を引き込み圧縮してから蒸発缶3に供給し二次稼働を行わせる圧縮機7と、エジェクタ5の一次稼働と圧縮機7の二次稼働とを切り換えるTVR切換弁9及びMVR切換弁10とを備えたことにより実現した.
[水溶液の濃縮装置]
図1は、水溶液の濃縮装置の概略構成図である。
図1のように、本発明実施例1の水溶液の濃縮装置1は、水溶液を蒸気と熱交換させて蒸発濃縮するものである。水溶液としては、抽出液を適用している。本実施例では、一例として前工程の抽出分離工程において、例えば精製水などの抽出溶媒を用いて原料物質である原料生薬から抽出された物質である薬剤としての生薬を含む抽出液である。水溶液としては、その他の物質である薬剤として、漢方薬を含む抽出液でも良い。
水溶液の濃縮装置1は、蒸発濃縮容器としての蒸発缶3と、一次稼働を行わせるエジェクタ5(以下、「TVR5」と称する。)と、二次稼働用の圧縮機7(以下、「MVR7」と称する。)と、切換弁としてTVR切換弁9、MVR切換弁10と、切換弁9、10を切り換え制御する切換制御部としてのコントローラ11とを備えている。
蒸発缶3は、供給された水溶液としての抽出液を蒸気と熱交換させて蒸発濃縮するものである。この蒸発缶3は、加熱室13の上下に上室15及び下室17が区画形成されている。加熱室13には、流下パイプ19が複数本並列配置され、流下パイプ19の上端及び下端が、上室15及び下室17に連通接続されている。
加熱室13は、流下パイプ19周囲に蒸気を供給して流下パイプ19外周を加熱するようになっている。なお、加熱室13は、横断面方向で連続したものである。
上室15は、例えば前工程の抽出分離工程(図示せず)に供給弁(図示せず。)を備えた供給配管20を介して接続され、供給弁の切換制御により抽出液の供給を受けるようになっている。
下室17へは、上室15に供給された抽出液が流下パイプ19内を流下する間に加熱室13内の蒸気と熱交換されて流下する。下室17には、蒸発缶3の一部としてセパレータ室21が一体的に設けられ、熱交換により発生した蒸気をセパレータ室21へ分離誘導し、下室17へは濃縮液が収容される。
下室17には、濃縮液取り出し用の移送ポンプ23及び循環ポンプ25が接続されている。移送ポンプ23は、取出し用配管27に介設され、例えば次工呈の乾燥工程(図示せず)に接続されている。この移送ポンプ23により下室17から濃縮液を次工程へ移送する。循環ポンプ25は、循環配管29に介設されている。循環配管29は、下室17及び上室15間を連通接続するものである。加熱室13には、ドレン管31を介してドレン・ポンプ33が接続され、このドレン・ポンプ33により加熱室13に溜まる凝縮水を排出する。
TVR5は、蒸発缶3の上部側側面に接続されている。このTVR5は、蒸発缶3のセパレータ21内の蒸気を蒸気源からの駆動蒸気により引き込みながら駆動蒸気と共に蒸発缶3の加熱室13に供給して一次稼働を行わせるものである。TVR5の吐出側は、TVR切換弁9を介して蒸発缶3に接続され、駆動蒸気を取り入れるTVR5の駆動側には、ボイラ切換弁35を介して蒸気供給源であるボイラ37が接続されている。さらにTVR5の吸込み側には、TVR吸込み管39が接続されている。TVR吸込み管39は、MVR吸込み管41から分岐している。
MVR7は、蒸発缶3にTVR5とは別個に吐出側が接続されている。このMVR7は、蒸発缶3のセパレータ21内の蒸気を引き込み圧縮してから蒸発缶3の加熱室13に供給し、二次稼働を行わせる。この二次稼働では、TVR5の一次稼働後に蒸発濃縮を行わせる。
MVR7は、吸込み側がMVR吸込み管41によりセパレータ室21に接続され、同吐出側が、MVR吐出管43及びMVR切換弁10を介して蒸発缶3の加熱室13中間部に接続されている。
MVR吸込み管41には、コンデンサ分岐管45が接続され、このコンデンサ分岐管45は、コンデンサ47に接続されている。コンデンサ47は、余剰の蒸気を凝縮させて排出するものであり、冷却回路49及びドレン・ポンプ51が接続されている。
冷却回路49には、工程水槽53、冷凍機55、冷水槽57、冷却水供給ポンプ59が備えられている。
工程水槽53は、蒸気を凝縮するために熱交換した後の工程水をコンデンサ47から収容するものである。冷凍機55は、熱交換により昇温している工程水を冷凍サイクルにより冷却するものである。冷水槽57は、冷凍機55で冷却された工程水を収容するものである。冷却水供給ポンプ59は、冷水槽57からコンデンサ47へ冷却された工程水を再循環駆動するものである。
ドレン・ポンプ51は、コンデンサ47から凝縮水を排出するものである。
コントローラ11は、出力側に、MVR7、TVR切換弁9、MVR切換弁10、ボイラ切換弁35、ボイラ37の駆動部等が接続され、入力側に、TVR5の駆動圧検出センサ61が接続され、TVR5の検出駆動圧が入力されるようになっている。なお、TVR5の検出駆動圧は、蒸発缶3の加熱室13内の圧力状態を間接的にみるものであり、TVR5の吐出圧に代えることもでき、蒸発缶3の加熱室13内圧力を直接検出しても良い。
コントローラ11は、TVR5の一次稼働開始によりTVR5の検出駆動圧が設定圧になってから設定時間経過したか否かをカウントするタイマを備えている。
したがって、駆動圧検出センサ61及びコントローラ11のタイマは、本実施例の蒸気検出部を構成し、蒸発缶3の加熱室13内にMVR7による二次稼働を可能にする蒸気が満たされる条件を検出することになる。具体的には、蒸気が満たされる条件を、駆動圧検出センサ61で検出するTVR5の駆動圧力が設定圧になったこと、及びこの設定圧になってからタイマ稼働により設定時間経過することとしている。
また、コントローラ11の入力側には、蒸発缶3の下室17に取り付けられた糖度センサ63及び液面センサ65の検出値が入力されるようになっている。
蒸気が満たされる条件を検出したときTVR5の一次稼働からMVR7の二次稼働へ切り換えるようにTVR切換弁9を閉じ、MVR切換弁10を開く制御がコントローラ11により行われる。この二次稼働では、ボイラ切換弁35も閉じるように制御される。ボイラ37の稼働を停止するように駆動部を制御しても良い。
コントローラ11は、TVR5の駆動圧力及び経過時間により一次稼働を二次稼働へ切り換える制御に代え、加熱室13内の温度を検出し、この温度が蒸発潜熱に至った時に一次稼働を二次稼働へ切り換える構成にすることもできる。
さらに、TVR5の一次稼働により抽出液の初期のある程度の蒸発濃縮を行わせ、MVR7の二次稼働により所望濃度への蒸発濃縮を行わせるようにTVR切換弁9及びMVR切換弁10を切り換え制御する機能をコントローラ11にプログラムすることもできる。このとき、ボイラ切換弁35及びボイラ37も上記同様に適宜制御される。
場合によっては、一次稼働及び二次稼働を同時に行わせることもできる。例えば、TVR吸込み管39にバルブを設けることでセパレータ21からTVR5及びMVR7へ吸い込まれる蒸気を調節し、同時稼働を行わせることができる。その他、同時稼働について、実施例2で説明する。
MVR7の故障等による稼働不可時は、復旧が困難であることを作業者が確認したとき、レバー操作等の手動によりTVR切換弁9を開き、MVR切換弁10を閉じることを可能としている。
MVR7の稼働不可を検出する不稼働検出部を備え、切換制御部としてのコントローラ11は、不稼働検出部がMVR7の稼働不可を検出すると、MVR7の二次稼働からTVR5の一次稼働へ戻し、MVR7を介さずにTVR5の一次稼働を行わせるようにTVR切換弁9を開き、MVR切換弁10を閉じるように切り換えを戻す構成にすることもできる。
不稼働検出部としては、蒸発缶3内の蒸気圧力を見る蒸気圧力センサ、MVR7の吐出圧を見る圧力センサ、MVR7の回転を見る回転センサ、MVR7の電圧を見る電圧センサ等、MVR7の不稼働を検出できるものであればよい。
[水溶液の濃縮方法]
(一次稼働)
一次稼働は、ボイラ37が稼働された状態でTVR5により行われる。この一次稼働では、コントローラ11の制御によりTVR切換弁9及びボイラ切換弁35が開かれ、MVR切換弁10が閉じられる。
ボイラ37の稼働によりTVR5に駆動蒸気が供給されるとTVR5の駆動によりTVR吸込み管39からの引き込みを伴ってTVR切換弁9を介し蒸発缶3の加熱室13内へ駆動蒸気が連続的に供給される。
上室15には、前工程である抽出分離工程の抽出機において精製水を用いて抽出された生薬を含む抽出液が供給配管20により供給される。上室15に供給された抽出液は、流下パイプ19内を流下する。
したがって、加熱室13内で、流下パイプ19外の蒸気と流下パイプ19内の抽出液との間で熱交換され、加熱室13内が蒸発潜熱に至っていれば、流下パイプ19内の抽出液中の水分の一部が蒸発し、濃縮されながら下室17内に流下収容される。加熱室13内が蒸発潜熱に至っていなければ、流下パイプ19内の抽出液は、そのまま下室17内に流下収容される。
上室15への抽出液の供給は、一定量になると上流側の供給弁(図示せず)が閉じられ、下室17内に収容された加熱抽出液又はその濃縮液は、循環ポンプ25の駆動により循環配管29を通って上室15に戻される。上室15に戻された加熱抽出液又はその濃縮液は、再度流下パイプ19内を流下しながら流下パイプ19外の蒸気と熱交換される。
熱交換により発生する蒸気は、下室17内に至るとセパレータ室21側に移り、TVR5による引き込み力を受けてMVR吸込み管41、TVR吸込み管39へと流れ、TVR5の駆動蒸気と共に再度加熱室13内へ供給される。
(二次稼働)
一次稼働により、TVR5の駆動圧力が設定圧になり、この設定圧になってからタイマ稼働により設定時間経過すると、加熱室13内にMVR7による二次稼働を可能にする蒸気が満たされた条件を検出したものとする。この検出でコントローラ11が、TVR切換弁9、MVR切換弁10等を切換制御してTVR5の一次稼働からMVR7の二次稼働へ切り換える。
この二次稼働では、コントローラ11によりボイラ切換弁35が閉じられ、ボイラ37が停止し、ボイラ37からの新たな駆動蒸気の供給は無く、コントローラ11により、MVR7が駆動制御される。
MVR7の駆動によりセパレータ室21内の蒸気がMVR吸込み管41を介して大部分がMVR7に吸い込まれ、残りがコンデンサ分岐管45からコンデンサ47に至る。
MVR7に吸い込まれた蒸気は、MVR7により圧縮を受けMVR7からMVR吐出管43へ吐出される。MVR吐出管43へ吐出された循環蒸気は、MVR切換弁10を介して加熱室13内に供給され、上記同様に流下パイプ19内外での熱交換に供される。
この熱交換により発生した蒸気は、セパレータ室21からMVR7に吸い込まれ、圧縮されて加熱室13内に供給されるサイクルが繰り返される。
流下パイプ19内外での熱交換により蒸発を伴った濃縮液は、設定した濃度になるまで循環ポンプ25の駆動により上室15に戻され、再度流下パイプ19内外での熱交換が行われるサイクルを繰り返す。
このようにして、下室17内の濃縮液が設定した濃度になると、糖度センサ63が検出する糖度により換算した濃度の検出を受けたコントローラ11が、移送ポンプ23を駆動制御して下室17から設定濃度の濃縮液を次工程の乾燥工程へ移送する。
この下室17から濃縮液の取り出しで、下室17内の液面が下降すると、液面センサ65がこれを検出する。
コントローラ11は、供給配管20の供給弁を開き、再度抽出液を上室15内へ供給する。このときの供給量は、下室17内から取り出した濃縮液に相当する。
かかる熱交換サイクルの繰り返しにより、設定濃度の濃縮液を連続して取り出すことができる。
加熱室13内での熱交換により凝縮した蒸気は、加熱室13内下部側に凝縮水として溜まる。この凝縮水が一定量になるとセンサの検出などによりコントローラ11がドレン・ポンプ33を駆動する。このドレン・ポンプ33の駆動により、加熱室13内の凝縮水の排出が行われる。この凝縮水の排出は、垂れ流しにすることもできる。
コンデンサ47では、供給される冷却水との熱交換でコンデンサ分岐管45から送られた蒸気が凝縮する。コンデンサ47内の凝縮水がある程度溜まると、センサ等の検出によりコントローラ11がドレン・ポンプ51を駆動制御する。このドレン・ポンプ51の駆動制御により、コンデンサ47内の凝縮水が排出される。
コンデンサ47に供給される冷却水は、コントローラ11による冷却水供給ポンプ59の駆動制御により冷水槽57から供給される。コンデンサ47で熱交換後の冷却水は、工程水槽53に溜められ、冷凍機55での熱交換により設定温度まで冷却されて冷水槽57に溜められ、冷却水として前記のようにコンデンサ47へ供給される。
(MVR故障モード)
MVR7の故障等による稼働不可時は、復旧が困難であることを作業者が確認し、レバー操作などの手動によりTVR切換弁9を開き、MVR切換弁10を閉じる。
この操作により、MVR7の停止後もTVR5により蒸発缶3の加熱室13内へ蒸気を供給し、濃縮動作を継続し、不用意な完全停止に至ることを抑制できる。
この点、従来の装置では、ブロワー圧縮機の故障時に、蒸気エゼクターの稼働を継続させよとしたとき、故障しているブロワー圧縮機を介して自己蒸気圧縮式蒸発缶から蒸気を引き込むことになり、実際の稼働は困難となり、不用意な完全停止に至る恐れがある。
特に、漢方製剤等の品質の劣化が懸念される多成分物質の水溶液では、ブロワー圧縮機の修理、交換等による回復までの完全停止により、大きなダメージを与えてしまうことになる。
本願発明の実施例1では、上記のように、濃縮動作を継続し、不用意な完全停止に至ることを抑制できるため、濃縮動作を継続させることができ、漢方製剤等の品質に対するダメージを抑制できる。
MVR7の修理交換は、蒸発缶3内に封入されて循環濃縮動作が行われている抽出液の設定濃度までの濃縮作業が終了し、排出されたときに行うことができる。
MVR7の稼働不可を検出する蒸気センサ等で検出したとき、コントローラ11が、MVR7の二次稼働からTVR5の一次稼働へ戻し、MVR7を介さずにTVR5の一次稼働を行わせるようにTVR切換弁9を開き、MVR切換弁10を閉じるように自動制御で切り換えを戻すこともできる。
[作用効果]
本発明実施例の水溶液の濃縮装置は、抽出分離工程から供給された生薬の抽出液を蒸気と熱交換させて蒸発濃縮する蒸発缶3と、この蒸発缶3に接続され蒸発缶3内の蒸気をボイラ37からの駆動蒸気により引き込みながら駆動蒸気と共に蒸発缶3に供給して一次稼働を行わせるTVR5と、蒸発缶3にTVR5とは別個に吐出側が接続され蒸発缶3内の蒸気を引き込み圧縮してから蒸発缶3に供給し二次稼働を行わせるMVR7と、TVR5の一次稼働とMVR7の二次稼働とを切り換えるTVR切換弁9及びMVR切換弁10とを備えた。
かかる装置により、TVR5の一次稼働後にMVR7の二次稼働へ切り換えて蒸発濃縮を行わせる。
このため、MVR7の二次稼働を主に使用し、或いは一次稼働及び二次稼働の切り換えの最適化を可能とし、蒸気エネルギの回収によるエネルギの再利用率を向上させることができる。
図2は、TVRのみを使用した場合とTVRの一次稼働及びMVRの二次稼働を切り換える本実施例の場合とを比較したエネルギの再利用率を示す図表である。
稼働条件は同一であり、蒸発能力は、4400kg/hで濃縮温度は45℃である。蒸気使用量は、TVRのみの場合(前者)、全濃縮時間において1794kg/hであったのに対し、実施例(後者)の場合、生産ユニット開始時の5分間のみ930kg/hであった。コンデンサ47での冷却水使用量は、前者の場合80m/h、後者の場合10m/hであった。
エネルギの再利用率で見ると、前者の場合55%、後者の場合95%であり、実施例の場合、TVRのみの場合に比較してエネルギの再利用率が圧倒的に向上した。
このように、本実施例では、エネルギの使用量を低減できるため、年間を通しての電気使用量も削減でき、ランニング費用の削減のみならず、地球温暖化の抑制にも寄与する。
したがって、TVRとMVRとを同時に使用する従来例と比較してもエネルギの再利用率が圧倒的に向上することは明らかである。
蒸発缶3内にMVR7による二次稼働を可能にする蒸気が満たされる条件を検出する蒸気検出部を駆動圧検出センサ61及びコントローラ11のタイマとし、駆動圧検出センサ61によりTVR5の駆動圧力が設定圧になったことを検出し、この設定圧になってから設定時間経過することをコントローラ11のタイマがカウントすることで、前記条件を検出したとき一次稼働から二次稼働へ切り換えるようにコントローラ11がTVR切換弁9及びMVR切換弁10を切り換え制御する。
このため、TVR5の一次稼働からMVR7の二次稼働への切り換えを、MVR7の稼働に支障を来たさないように正確に行わせることができる。
TVR5の一次稼働により抽出液の初期の蒸発濃縮を行わせ、MVR7の二次稼働により所望濃度への蒸発濃縮を行わせるようにTVR切換弁9及びMVR切換弁10をコントローラ11が切り換え制御することもできる。
この場合、一次稼働と二次稼働とを適切に使い分け、適切な蒸発濃縮を可能とする。
MVR7の故障等による稼働不可時は、復旧が困難であることを作業者が確認し、レバー操作などの手動によりTVR切換弁9を開き、MVR切換弁10を閉じる。
この操作により、MVR7の停止後もTVR5により蒸発缶3内へ蒸気を供給し、濃縮動作を継続し、不用意な完全停止に至ることを抑制できる。
MVR7の稼働不可を検出する圧力センサ等で検出したとき、コントローラ11が、MVR7の二次稼働からTVR5の一次稼働へ戻し、MVR7を介さずにTVR5の一次稼働を行わせるようにTVR切換弁9を開き、MVR切換弁10を閉じるように切り換えを戻す。
この場合は、作業者がMVR7の故障等による稼働不可に気が付かなくても、濃縮動作を継続し、不用意な完全停止に至ることを抑制できる。
図3、図4は、本発明の実施例2に係り、図3は、水溶液の濃縮装置の概略構成図、図4は、MVR及びTVRの稼働タイムチャートである。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一構成部分には、同符号を付し、対応する構成部分には同符号にAを付し、重複した説明は省略する。
図3のように、本実施例の水溶液の濃縮装置1Aは、実施例1同様に、蒸発缶3、TVR5、MVR7等を同様に備えている。図示はしないが、TVR5とMVR7との切り換えは、実施例1同様に切換弁で行うようになっている。
この水溶液の濃縮装置1Aを実施例1と同様に稼働させ、抽出液として、A、B、C、Dの異なる原液を連続的に濃縮し、製品A、B、C、Dを順に得るものである。但し、連続的に濃縮すると言っても、各液処理の間にTVR5及びMVR7を共に休止させ、洗浄時間を採っている。
図4のように、本実施例の水溶液の濃縮装置1Aでは、TVR5及びMVR7を同時に稼働させて、遷移期間での蒸発缶3内の蒸気圧力、温度を維持するようにしている。
原液Aの処理の開始により、TVR5の一次稼働からMVR7の二次稼働へ切り換えるとき、t間でTVR5を100%稼働から0%へ落とし、同時にMVR7を対称的に0%から100%稼働へ移行させる。
このような一次、二次稼働の切り換えにより、一次稼働から二次稼働へ切り換わるときでも、蒸発缶3内の圧力、温度を一定に維持させることができる。
T時間は、MVR7の100%稼働で二次稼働が行われる。蒸発缶3内での蒸発処理量が少なくなるT後、MVR7を0%へ落とすと共にTVR5を100%稼働にしてt間で0%へ落とす。このt間のTVR5稼働により、残り少なくなった処理量を最後まで処理することができる。
間で処理が終了すると、t間での洗浄時間が採られ、蒸発缶3内等の洗浄が行われ、原液Bの濃縮処理に移行する。
原液Bの濃縮処理でも原液A同様に、TVR5及びMVR7を同時に稼働させ、TVR5の一次稼働からMVR7の二次稼働へ切り換える。
このようにして、原液A〜Dを連続的に効率的に濃縮処理することができる。
1、1A 水溶液の濃縮装置
3 蒸発缶(蒸発濃縮容器)
5 エジェクタ
7 圧縮機
9 TVR切換弁(切換弁)
10 MVR切換弁(切換弁)
11 コントローラ(切換制御部、タイマ(蒸気検出部))
61 駆動圧検出センサ(蒸気検出部)

Claims (16)

  1. 供給された水溶液を蒸気と熱交換させて蒸発濃縮する蒸発濃縮容器と、
    この蒸発濃縮容器に接続され該蒸発濃縮容器内の蒸気を蒸気源からの駆動蒸気により引き込みながら駆動蒸気と共に前記蒸発濃縮容器に供給して一次稼働を行わせるエジェクタと、
    前記蒸発濃縮容器に前記エジェクタとは別個に吐出側が接続され前記蒸発濃縮容器内の蒸気を引き込み圧縮してから前記蒸発濃縮容器に供給し二次稼働を行わせる圧縮機と、
    前記エジェクタの一次稼働と前記圧縮機の二次稼働とを切り換える切換弁と、
    を備えたことを特徴とする水溶液の濃縮装置。
  2. 請求項1記載の水溶液の濃縮装置であって、
    前記蒸発濃縮容器内に前記圧縮機による二次稼働を可能にする蒸気が満たされる条件を検出する蒸気検出部と、
    前記蒸気検出部が前記条件を検出したとき前記一次稼働から前記二次稼働へ切り換えるように前記切換弁を切り換え制御する切換制御部と、
    を備えたことを特徴とする水溶液の濃縮装置。
  3. 請求項1又は2項記載の水溶液の濃縮装置であって、
    前記蒸気検出部は、前記エジェクタの駆動圧力が設定圧になったことを検出する駆動圧検出センサと、この設定圧になってから設定時間経過することを検出するタイマとを備えた、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮装置。
  4. 請求項1記載の水溶液の濃縮装置であって、
    前記エジェクタの一次稼働により前記水溶液の初期の蒸発濃縮を行わせ、前記圧縮機の二次稼働により前記所望濃度への蒸発濃縮を行わせるように前記切換弁を切り換え制御する切換制御部を備えた、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項記載の水溶液の濃縮装置であって、
    前記圧縮機の稼働不可を検出する不稼働検出部を備え、
    前記切換制御部は、前記不稼働検出部が前記圧縮機の稼働不可を検出すると、前記圧縮機の二次稼働から前記エジェクタの一次稼働へ戻し、前記圧縮機を介さずに前記エジェクタの一次稼働を行わせるように前記切換弁の切り換えを戻す、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1記載の水溶液の濃縮装置であって、
    前記水溶液は、溶媒を用いて原料物質から抽出された物質の水溶液である、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮装置。
  7. 請求項6記載の水溶液の濃縮装置であって、
    前記物質は、薬剤である、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮装置。
  8. 請求項7記載の水溶液の濃縮装置であって、
    前記薬剤は、生薬、生薬の組合せ、漢方薬である、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮装置。
  9. 供給された水溶液を蒸気と熱交換させて蒸発濃縮する蒸発濃縮容器と、
    水溶液が供給された蒸発濃縮容器に対し該蒸発濃縮容器内の蒸気を蒸気源からの駆動蒸気により引き込みながら駆動蒸気と共に供給して一次稼働を行わせるエジェクタと、
    前記蒸発濃縮容器に前記エジェクタとは別個に吐出側が接続され前記蒸発濃縮容器内の蒸気を引き込み圧縮してから前記蒸発濃縮容器に供給し二次稼働を行わせる圧縮機とを備え、
    前記エジェクタの一次稼働後に前記圧縮機の二次稼働へ切り換えて前記蒸発濃縮を行わせる、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮方法。
  10. 請求項9記載の水溶液の濃縮方法であって、
    前記エジェクタの一次稼働は、前記蒸発濃縮容器内に前記圧縮機による二次稼働を可能にする蒸気が満たされるまで行わせる、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮方法。
  11. 請求項10記載の水溶液の濃縮方法であって、
    前記エジェクタの一次稼働により前記蒸気が満たされる条件を、前記エジェクタの駆動圧力が設定圧になったこと、及びこの設定圧になってから設定時間経過することとする、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮方法。
  12. 請求項9記載の水溶液の濃縮方法であって、
    前記エジェクタの一次稼働により前記水溶液の初期の蒸発濃縮を行わせ、
    前記圧縮機の二次稼働により前記所望濃度への蒸発濃縮を行わせる、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮方法。
  13. 請求項9〜12の何れか1項記載の水溶液の濃縮方法であって、
    前記圧縮機の稼働不可時に、前記圧縮機の二次稼働から前記エジェクタの一次稼働へ戻し、前記圧縮機を介さずに前記エジェクタの一次稼働を行わせる、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮方法。
  14. 請求項9〜13の何れか1項記載の水溶液の濃縮方法であって、
    前記水溶液は、原料物質から溶媒を用いて抽出された物質の水溶液である、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮方法。
  15. 請求項14記載の水溶液の濃縮方法であって、
    前記物質は、薬剤である、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮方法。
  16. 請求項15記載の水溶液の濃縮方法であって、
    前記薬剤は、生薬、生薬の組合せ、漢方薬である、
    ことを特徴とする水溶液の濃縮方法。
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