JP2014149688A - 情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報の視認性を妨げないように地図情報を表示できる。
【解決手段】携帯可能な情報表示装置は、情報表示装置の現在位置と方向を検出する位置方向検出部(701)と、現在位置の周辺環境を表す画像であって、且つ少なくとも奥行きを有する第1画像を取得する第1取得部と、現在位置の周辺地図を表す第2画像を取得する第2取得部と、予め定めた情報に基づき、第1画像内から第2画像を視認可能に表示するための部分領域を検出する領域検出部と、第1画像の部分領域に第2画像を重ね合わせた画像を生成する出力画像生成部(705)と、生成した画像を表示部に表示させる表示制御部(706)と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は情報表示装置に関し、特に、地図画像を表示する情報表示装置に関する。
地図画像を表示するものとして、特許文献1(特開2010−234959号公報)では、所定情報(次の交差点の矢印など)を表す情報像を運転者からみた車両外の風景において運転者の妨げにならないような場所に重畳表示させる技術が提案されている。
また、特許文献2(特開2012−155655号公報)では、拡張現実上で危険物等がある際に観察者に通知する技術が提案されている。また、特許文献3(特開2010−176703号公報)では、実世界に存在する建造物を表現した仮想空間を容易に構築する技術が提案されている。
これら技術を応用したナビゲーションシステムが、非特許文献1に示される。非特許文献1のナビゲーションシステムでは、運転中にAR(拡張現実)画像表示の横に、周辺の平面地図を表示させている。
特開2010−234959号公報 特開2012−155655号公報 特開2010−176703号公報
[平成24年12月12日検索]、インターネット〈URL:http://www.sony.jp/nav-u/products/NV-U3C/feature_3.htmlpukiwiki.sourceforge.jp〉
従来の技術では、地図(拡張現実や立体的な地図)と平面地図(周辺地図)を別ページに表示する、もしくは、拡張現実上に平面地図を重畳表示させるというものとなっており(図7参照)、携帯電話上で表示させると表示領域が小さいため、平面地図を表示させるための十分な領域がなく、重畳表示した場合に観察者が本来見たい情報が隠れてしまう可能性がある。
また、拡張現実表示の一部が表示されていないことで知りたい情報を入手できない、もしくは、眼鏡型携帯電話の場合に歩行中に携帯電話上で地図を見ながら移動するため、視線が安定せず障害物に当たってしまうという課題がある。
それゆえに本発明の目的は、情報の視認性を妨げないように地図情報を表示できる情報表示装置を提供することである。
この発明のある局面に従う、携帯可能な情報表示装置は、情報表示装置の現在位置を検出する位置検出部と、現在位置の周辺環境を表す画像であって、且つ少なくとも奥行きを有する第1画像を取得する第1取得部と、現在位置の周辺地図を表す第2画像を取得する第2取得部と、予め定めた情報に基づき、第1画像内から第2画像を視認可能に表示するための部分領域を検出する領域検出部と、第1画像の部分領域に第2画像を重ね合わせた画像を生成する画像生成部と、画像生成部が生成した画像を表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
本発明によれば、第1画像内から第2画像を視認可能に表示するための部分領域において第2画像を重ね合わせ表示することで、両画像を情報の視認性を妨げないように地図情報を表示できる。
本発明の実施形態1に従う情報表示装置の外観平面図である。 本発明の実施形態1に従う制御装置の構成図である。 本発明の実施の形態1に係るメモリに格納されるデータの一部を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る画像表示処理のための機能構成図である。 本発明の実施の形態1に係る処理フローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る表示例を示す図である。 従来の表示例を説明する図である。
以下、図面を参照しつつ、発明の各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
ここでは、3D地図画像とは、画像の観察者の現在位置の周辺環境を表す画像であって、且つ少なくとも奥行きを有する画像を示す。奥行き方向は、観察者の進行方向(向き)に一致する。たとえば、被写界深度の深度を利用した奥行きのある画像などを示す。これに対して2D地図画像は、画像の観察者の現在位置の周辺地図を表す画像であって、奥行きのない平面的な画像を示す。
<実施の形態1>
(外観とハードウェア構成)
図1は、本発明の実施形態1に従う情報表示装置100の外観平面図である。情報表示装置100はHMD(ヘッドマウントディスプレイ)120を有する。HMD120は、シースルー型(観察者が表示画像に重ねて外界の景色を観察することが可能な方式)とするが、密閉型(外光の入射を遮断し、観察者はHMDによる表示画像のみを観察する方式)であってもよい。
HMD120は、画像を表す画像光を観察者の眼に投影するように構成される。HMD120は、使用時は、ヘッドマウント装置14により、観察者の頭部に装着されることで携帯可能な態様とされている。
ヘッドマウント装置14は、フレーム16と、アタッチメント装置18とを備える。フレーム16の一部に、アタッチメント装置18を介してHMD120が搭載される。
図2は、HMD120を制御するための制御装置200の構成図である。ここでは、本実施の形態1に係る情報表示装置は、画像の表示部であるHMD120と制御装置200とからなる。制御装置200は観察者が携帯可能な情報処理端末であって、たとえば観察者のポケット、鞄等に携帯可能なサイズにまで小型化されている。
図1を参照して、HMD120は、単眼式であり、画像を表す画像光を観察者の片眼に眼前から投影して画像を観察者に表示する。
図2に示すように、HMD120は、光源(例えば、LED(発光ダイオード))30からの面状の光を、LCD(液晶ディスプレイ)32を用いて、画素ごとに空間的に変調し、その変調された光を観察者の眼34の瞳孔36を経て、網膜38上に投影する。それにより、観察者は画像を虚像として観察する。
図2において、光源30は、光源駆動回路40によって駆動される。LCD32は、LCD駆動回路42によって駆動される。HMD120は、さらに、光源30からの光に対して必要な光学処理を施してLCD32に入射する照明光学系44と、LCD32から出射した画像光を瞳孔36に誘導する接眼光学系46とを備える。
図1に示すように、HMD120は、シースルー型であるため、HMD120から出射する画像光を曲げて瞳孔36に誘導する反射部材としてのハーフミラー48を有する。観察者の眼34には、ハーフミラー48から反射した画像光のみならず、外界の景色を表す光(外光)がハーフミラー48を透過して入射する。その結果、観察者は、画像光によって表示される画像(表示画像)に重ねて外界の景色を観察することができる。なお、HMD120は、音声信号を処理してイヤホンなどにより観察者に出力する機能を備えてもよい。
制御装置200はHMD120にケーブル60を介し接続されるが、無線で接続されてもよい。制御装置200は、CPU(Central Processing Unit)70と、ROM(Read Only Memory)72およびRAM(Random Access Memory)76を含む揮発性および不揮発性のメモリ領域を構成するメモリ71を備えている。メモリ71には、プログラム及び各種のデータが格納される。
さらに、制御装置200は観察者により操作されて、操作内容から観察者の指示を入力するための操作パネル90、ジャイロセンサ92、GPS(Global positioning System)74、通信部50、および画像処理回路104を備える。ジャイロセンサ92は、角速度からHMD120の進行方向、すなわち観察者の向き(方角)を検出する。GPS74は、通信部50を介して人口衛星と通信することにより緯度および経度からなる絶対座標値によりHMD120の現在位置、すなわち観察者の現在位置を検出する。なお、通信部50は、GPS通信の他に、RF(高周波)信号などによる通信機能も有する。
画像処理回路104は、CPU70から与えられる画像信号を光源駆動信号とLCD駆動信号とに変換し、光源駆動信号は光源駆動回路40に、LCD駆動信号はLCD駆動回路42にそれぞれ供給する。光源駆動回路40は光源駆動信号に基づき光源30の点灯/消灯を制御するとともに、LCD駆動回路42は、LCD駆動信号に基づきLCD32の各画素(液晶素子)を駆動することにより、光源30からの透過光を介してLCD32により画像が表示される。LCD32からの画像光はハーフミラー48に照射されて反射し、観察者の眼34に入射する。
(データ構造)
本実施の形態1では、HMD120に表示される画像には3D地図画像および2D地図画像を含む。これら地図画像に関するデータは、メモリ71に予め格納される。図3は、本発明の実施の形態1に係るメモリ71に格納されるデータの一部を示す図である。
図3を参照してメモリ71には、テーブル300、複数の3D地図画像データ400それぞれに対応のデータBi、複数の3D地図画像データ400、複数の2D地図画像データ500、複数の3D地図画像データ400それぞれに対応の3DデータBi、ならびに複数の2D地図画像データ500それぞれに対応の2DデータCiが格納される。ここでは、3D地図画像データ400および2D地図画像データ500はビットマップデータであると想定する。
テーブル300には、複数のレコードRが格納される。各レコードRは、経度、緯度および方向(方角)の組合せからなる位置方向データ301、当該位置方向において表示されるべき3D地図画像データ400に対応の3Dデータ302、および当該位置方向において表示されるべき2D地図画像データ500に対応の2Dデータ303を関連付けて含む。テーブル300では、位置方向データ301、3Dデータ302および2Dデータ303を関連付けるためにレコード形式を採用したが、データが関連付けられれば、形式はレコードに限定されない。
各レコードRの3DデータBi(i=1、2、3、…n)は、対応の3D地図画像データ400の画像内におけるビル,家屋などの建造物の画像の有無を示すデータB10、当該建造物画像内に壁面画像があるか否かを示すデータB11、当該壁面画像の3D地図画像データ400における画像の向き(方向)を示すデータB12、当該壁面画像の大きさであるサイズ(ビットマップサイズ)を示すデータB13、当該壁面画像の3D地図画像内の位置を示すデータB14、対応の3D地図画像データ400の画像内における建造物の背景画像サイズ(ビットマップサイズ)を示すデータB15、およびポインタデータB16を含む。ポインタデータB16は、メモリ71における対応の3D地図画像データ400の格納位置を示すためのポインタ型のデータである。
各レコードRの2DデータCi(i=1、2、3、…、n)のそれぞれは、対応の2D地図画像データ400のサイズ(ビットマップサイズ)を示すデータC10、およびポインタデータC11を含む。ポインタデータC11は、メモリ71における対応の2D地図画像データ500の格納位置を示すためのポインタ型のデータである。
(機能構成)
図4には、本発明の実施の形態1に係る画像表示処理のためのCPU70の機能構成が示される。図4の各部は、メモリ71に格納されるプログラムを含んで構成されて、CPU70がメモリ71からプログラムを読出し命令を実行することにより、装置内の各部が制御されて、機能が実現される。CPU70は、機能として、観察者の現在位置方向(緯度および経度ならびに進行方向(方角))を取得するための位置方向取得部701、メモリ71から、現在の位置方向に対応の3D地図画像データを取得するための3D地図画像取得部702、現在の位置方向に対応の2D地図画像データを取得するための2D地図画像取得部703、取得された3D地図画像データおよび2D地図画像データから、3D地図画像内における2D地図画像の表示位置であって、2D地図画像を視認可能に表示するための部分領域の位置を決定するための表示位置決定部704、出力画像生成部705、および表示制御部706を備える。出力画像生成部705は、3D地図画像内の決定された表示位置に2D地図画像を配置(重ね合せ)することにより出力画像データを生成する。表示制御部706は、出力画像生成部705が生成した画像をHMD12に表示させるよう画像信号を生成し、画像処理回路104に出力する。
(処理フロー)
図5は、本発明の実施の形態1に係る処理フローチャートである。図5に示す処理フローチャートは、予めプログラムとしてメモリ71に格納されており、CPU70がメモリ71から当該プログラムを読出し命令を実行することにより、処理が実現される。
動作において、観察者が操作パネル90を操作し、CPU70は操作内容から地図表示の指示を入力すると、指示内容から2D地図の表示が設定されたか否かを判定する(ステップS3)。2D地図表示の設定がされていると判定すると(ステップS3で“ON”)、CPU70は、3D地図画像に建造物が映っているか否かを判定する(ステップS5)。
具体的には、CPU70の位置方向取得部701は、GPS74およびジャイロセンサ92の出力から、観察者の現在位置方向を検出する。3D地図画像取得部702は、検出された現在位置方向に基づきメモリ71のテーブル300を検索する。検索結果、現在位置方向に一致する位置方向データ301のレコードRを読出す。読出したレコードRの3DデータBiのデータB10に基づき、当該現在位置方向で表示するべき3D地図画像に建造物画像が有るか否かを判定する。建造物画像が有ると判定すると(ステップS5でYES)、CPU70の表示位置決定部704は、当該3DデータBiのデータB11に基づき当該建造物画像に壁面画像が有るか否かを判定する(ステップS7)。
壁面画像が有ると判定すると(ステップS7でYES)、表示位置決定部704は当該壁面画像は正面を向いているか否かを判定する(ステップS9)。具体的には、当該3DデータBiのデータB12が示す方向と、ジャイロセンサ92を用いて検出されている観察者の現在の進行方向(向き)とに基づき、壁面画像の向きと観察者の向きとが対向する関係にあるか否かを判定する。
対向の関係にある、すなわち当該壁面は観察者から見て正面を向いている(観察者側を向いている)と判定すると(ステップS9でYES)、CPU70の表示位置決定部704は、当該データBiのデータB13が示す壁面のサイズと、2D地図画像データのサイズとを比較し、その比較結果から、当該壁面画像に2D地図画像を表示可能なスペースがあるか否かを判定する(ステップS11)。
具体的には、CPU70は、ステップS5で読出されたレコードRの2DデータCiのデータC10が示す2D地図のサイズデータC10と当該3DデータBiの壁面サイズのデータB13とを比較し、データB13のサイズデータがデータC10のサイズデータよりも大きいか否かに基づいて判定する。
データB13のサイズデータの方が大きい、すなわち壁面画像には視認可能に2D地図画像データを表示できる十分なスペースがあると判定すると(ステップS11でYES)、CPU70の2D地図画像取得部703は当該2DデータCiのポインタデータC11が示す2D地図画像データ500をメモリ71から読出す。そして、出力画像生成部705は、当該3DデータBiのポインタデータB15が指示する3D地図画像データ400をメモリ71から読出し、当該3D地図画像データ400と先に読み出されていた2D地図画像データ500の両データを用いて、出力画像を生成する(ステップS15)。
出力画像の生成においては、たとえば、3D地図画像データ400の、データB14が示す壁面のビットマップ位置に基づき、2D地図画像データ500のピットマップ画像を重ね合せ処理する。これにより、3D地図画像内の建造物の壁面画像に2D地図画像が重畳表示されるような出力画像データが生成される。
生成された出力画像データは、表示制御部706により画像信号に変換されて画像処理回路104に出力されて、HMD120により画像表示される。これにより、観察者は現在位置方向に対応した3D地図を確認しながら、当該3D地図内で現在位置の周辺地図である2D地図を確認することができる。
その後、CPU70は、観察者の操作により終了指示が入力されたか否かを判定する(ステップS17)。終了指示が入力されると(ステップS17でYES)、地図の表示を終了する。一方、終了操作がされないと判定すると(ステップS17でNO)、ステップS3の処理に戻り、ステップS3以降の処理が同様に繰返される。
一方、2D地図表示の設定がされないと判定されると(ステップS3で“OFF”)、CPU70は、2D地図画像データの表示はせずに、検出されている現在位置方向に対応した3D地図画像データのみの出力画像を生成し、これを表示する(ステップS19)。その後、ステップS17に移行する。
また、ステップS5で3D地図画像に建造物が映っていないと判定された場合(ステップS5でNO)、または建造物には壁面がないと判定された場合(ステップS7でNO)、または壁面は観察者側に向いていないと判定された場合(ステップS9でNO)、または3D地図画像に建造物の壁面は有るが、2D地図画像を表示可能なスペースを有していないと判定した場合(ステップS11でNO)、処理はステップS13に移行する。
ステップS13では、3DデータBiのデータB15が示す画像内の背景画像のサイズと、データCiのデータC10が示す地図サイズとを比較する。比較結果から、(データB15のサイズ>データC10のサイズ)と判定した場合には(ステップS13でYES)、処理はステップS15に移行する。
このように、背景画像に2D地図画像を表示可能なスペースがあると判定された場合には(ステップS13でYES)、ステップS15において、3D地図画像データ400の背景画像部分に、対応の2D地図画像データ500が示す2D地図画像が重畳表示されるような画像データが生成される。その後、ステップS17に移行する。
一方、(データB15のサイズ≦データC10のサイズ)と判定すると(ステップS13でNO)、すなわち背景画像に2D地図画像を表示可能なスペースはないと判定された場合には(ステップS13でNO)、出力画像生成部705は、ステップS5で読出したレコードRのポインタデータB16が指示する3D地図画像データ400をメモリ71から読出し、読出した3D地図画像データ400のみで出力画像データを生成し、表示制御部706に出力する(ステップS21)。その後、ステップS5に移行し、観察者の現在位置方向を検出した後に、以降の処理を同様に繰り返す。
したがって、3D地図画像内に2D地図画像を視認可能に表示するための部分領域が検出されないと判定されたときは、HMD12を装着した観察者に対しては、現在位置の周辺環境を表す画像であって、且つ進行方向(観察者の向き)に延びる奥行きを有する画像のみが表示される。
図5に従えば、HMD120を装着した観察者は、現在の進行方向に従う3D地図画像とともに、3D画像内の情報の視認性が妨げられない位置(壁面、背景など)において現在位置の周辺地図である2D地図画像とを確認することができる。
(表示例)
図6は、本発明の実施の形態1に係る表示例を示す図である。図6を参照して、観察者の視野内には、観察者の進行方向に一致する画像奥行き方向に延びる道路と、その周辺建造物を含む3D地図画像が表示されるとともに、その3D地図画像内の建造物の壁面領域(1)または(2)においては、現在位置の周辺地図である2D地図画像510が表示される。また、建造物の壁面領域(1)または(2)に2D地図画像を表示可能なスペースがない時などは3D地図画像の背景スペース(3)において2D地図画像が表示される。
(変形例1)
図5のフローチャートは3D地図画像内に建造物が1つしかない場合の例であったが、地図内に複数建造物がある場合は、以下のような条件でどの壁面に表示するかを選択するようにしてもよい。
つまり、観察者の進行方向に対向する壁面のうち、最もサイズ(面積)が大きい壁面を選択する。または、観察者の視点から見て最も正面に近い(歪みが少ない)壁面を選択する。または、交差点のランドマークを避けて選択する。進行方向直前の交差点付近は避けて選択する、などである。
(変形例2)
上記の実施の形態1では、画像は観察者が装着するHMD120に表示される場合を想定したが、これは、車のダッシュボード上に置かれるカーナビゲーションのディスプレイに表示されてもよく、または、スマートフォン,タブレット端末などの携帯型端末のディスプレイに表示されるとしてもよい。
また、2D地図画像が重畳される画像を、3D地図画像としたが、観察者の現在位置の周辺環境を表す画像であって、且つ少なくとも観察者の向き(進行方向)に延びる奥行きを有する画像であればAR(仮想現実)による画像、またはHMD120に搭載されたカメラ撮影時の画像に代替することもできる。
(実施の形態の効果)
3D地図上には、正面の進行方向以外にも両端に多くの情報が表示される領域がある。これら領域のうち、地図上に周辺地図を表示させる際に観察者の視点の邪魔とならないような領域(建造物の壁面、背景など)を利用して2D地図画像を表示することで、観察者は、情報の視認性の妨げとならずに両方の地図を確認することができる。とりわけ表示領域が横長の場合(たとえば、本実施の形態1のようなHMD12の場合)には、当該2D地図画像を表示可能な領域を多く含み、効果的である。
また、拡張現実や3D地図上では、都市部ではビルが多く建っていることが多いことから、進行方向の両端や画面上の上や左右の端に映る建造物の壁面が十分な大きさである場合が多い。したがって、建造物の壁面がユーザの進行方向と対向している面であれば、当該壁面上に2D地図画像を表示させることが容易に可能となり、情報の視認性の妨げとならずに両方の地図を表示することができる。
<実施の形態2>
上述した実施の形態1に係る情報表示処理は、プログラムとして提供することができる。このようなプログラムは、制御装置200に付属する図示しないフレキシブルディスク、CD(Compact-Disk)−ROM、ROM、RAMおよびメモリカードなどのCPU70が読取り可能な記録媒体にて非一時的に記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、制御装置200に内蔵する図示しないハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワーク経由で通信部50を介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、メモリ71などのプログラム格納部にインストールされてCPU70によりメモリ71から読出されて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
14 ヘッドマウント装置、100 情報表示装置、120 HMD、200 制御装置、300 テーブル、400 3D地図画像データ、500 2D地図画像データ、701 位置方向取得部、702 3D地図画像取得部、703 3D地図画像取得部、704 表示位置決定部、705 出力画像生成部、706 表示制御部。

Claims (5)

  1. 携帯可能な情報表示装置であって、
    前記情報表示装置の現在位置を検出する位置検出部と、
    前記現在位置の周辺環境を表す画像であって、且つ少なくとも奥行きを有する第1画像を取得する第1取得部と、
    前記現在位置の周辺地図を表す第2画像を取得する第2取得部と、
    予め定めた情報に基づき、前記第1画像内から前記第2画像を視認可能に表示するための部分領域を検出する領域検出部と、
    前記第1画像の前記部分領域に前記第2画像を重ね合わせた画像を生成する画像生成部と、
    前記画像生成部が生成した画像を表示部に表示させる表示制御部と、を備える、情報表示装置。
  2. 前記周辺環境は、建造物を含み、
    前記部分領域は、前記周辺環境における建造物の壁面の画像領域を含み、
    前記予め定めた情報は、前記第1画像内における壁面の画像領域の位置情報を含む、請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 前記予め定めた情報は、前記第1画像内における壁面画像の向きを示す向き情報を含み、
    前記情報表示装置は、さらに、
    前記情報表示装置の向きを検出する向き検出部と、
    前記情報表示装置の向きと前記壁面の向き情報とから、当該壁面の部分領域に前記第2画像を重ね合わせるか否かを判定する判定部と、を備える、請求項2に記載の情報表示装置。
  4. 前記部分領域は、前記周辺環境における建造物の背景を示す画像領域を含み、
    前記予め定めた情報は、前記第1画像内における背景を示す画像領域の位置情報を含む、請求項1から3のいずれかに記載の情報表示装置。
  5. 前記表示部は、表示画像の観察者の頭部に装着されるヘッドマウント型のディスプレイを含む、請求項1から4のいずれかに記載の情報表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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