JP2014149383A - カラオケ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来構成から大幅な設計変更を行うことなく、出力音響信号に透かし情報を載せる。
【解決手段】カラオケ装置は、透かし付与手段716から出力される透かし付与信号を音量調整して音響出力部72の第2経路72Bに出力する第1ボリューム手段717と、音響信号に効果が付与された効果付与信号効果付与信号を音量調整して外部に出力する第2ボリューム手段725とを備え、第2ボリューム手段を出力状態とすることで、音響出力部から効果付与信号を出力させる第1設定状態と、第2ボリューム手段を非出力状態とし、第1ボリューム手段を出力状態とすることで、音響出力部から透かし付与信号を出力させる第2設定状態と、に切替可能とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、楽曲の演奏に合わせて歌唱を楽しむことのできるカラオケ装置に関する。
従来、楽曲の演奏を行うことで歌唱を楽しむことのできるカラオケ装置では、カラオケ装置から出力された音声は、外部のアンプ等を経由してスピーカから出力されることで、楽曲を聴取させることとしている。MIDI音源などの構成は、効果を付与するエフェクト部とともに、1つのハードウェア(ボード)で構成されることが多い。また、MIDI音源以外による生音などの演奏音(デジタル音声)についても、同じハードウェア上のエフェクト部を経由して出力されている(例えば、特許文献1)。
ここで、最近の技術として、音声信号に透かし情報を載せ、外部機器が音声を自身のマイクで拾った後に解析して情報部分を分離・取得して活用する、いわゆる透かし技術を利用したサービスが検討されている。デジタル音声(例えば、PCM等)に対して情報用のデータを付加する方法は、特許文献2に開示されるように従来から知られた技術である。しかしながら、前述したカラオケ装置のハード構成では、透かし情報を付加できるタイミングや場所が存在しない。生音などの一部音声に透かし情報を乗せることも可能であるが、その後、いくつもエフェクタを経由することで、付加された透かし情報が変質し、外部機器などにて再現することができなくなる可能性がある。
特開2004-295934号公報 特開2012-13792号公報
本発明は、このようなカラオケ装置のハード構成上の制約という課題のもと、カラオケ装置が放音する音響信号に対して、透かし情報を埋め込むことを目的とするものである。
そのため、本発明に係るカラオケ装置は、以下の構成を採用するものである。
主制御部と、音響出力部を備え、
前記主制御部は、
前記主制御部の各手段、並びに、前記音響出力部の第2制御手段を制御可能とする第1制御手段と、
前記音響出力部の音源手段を制御する音源制御手段と、
前記音響出力部の第1経路から入力される効果付与信号に透かし情報を付与して透かし付与信号を出力する透かし付与手段と、
透かし付与信号を音量調整して前記音響出力部の第2経路に出力する第1ボリューム手段とを備え、
前記音響出力部は、
前記音響出力部の各手段を制御可能とする第2制御手段と、
音響信号を出力可能とする音源手段と、
前記音源手段から出力される音響信号に効果を付与して効果付与信号を出力するエフェクタ手段と、
効果付与信号を音量調整して外部に出力する第2ボリューム手段と、
前記第2ボリューム手段前の効果付与信号を主制御部に出力する前記第1経路と、
前記主制御部から出力される信号を前記第2ボリューム手段後に出力する前記第2経路と、を備え、
前記第1制御手段は、
前記第2ボリューム手段を出力状態とすることで、前記音響出力部から効果付与信号を出力させる第1設定状態と、
前記第2ボリューム手段を非出力状態とし、前記第1ボリューム手段を出力状態とすることで、前記音響出力部から透かし付与信号を出力させる第2設定状態と、に切替可能とすることを特徴とする。
本発明に係るカラオケ装置において、
主制御部は、エンコーダ手段、効果音再生手段の少なくとも一方を備え、
前記エンコーダ手段は、前記第1経路を介して入力される効果付与信号をエンコード可能とし、
前記効果音再生手段は、効果音を再生して前記第2経路に出力可能とする。
本発明に係るカラオケ装置によれば、従来のカラオケ装置のハード構成を活用してカラオケ装置から放音される音響信号に透かし情報を埋め込むことが可能となる。
さらに、本発明に係るカラオケ装置では、従来、音響出力部から主制御部(エンコーダ手段)への信号経路として使用されていた第1経路を、透かし付与手段への信号経路として利用することで、従来のハード構成を活用した透かし付与構成を形成することが可能となる。また、従来、効果付与信号に対して効果音を付与するための信号経路として使用されていた第2経路を、透かし付与手段からの出力経路として使用することで、従来のハード構成を活かした透かし付与構成を形成することが可能となる。
本発明の実施形態に係るカラオケシステムを示す図 音響制御部の従来構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係る音響制御部の構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係る透かし切替処理(非透かし状態→透かし状態)を示すフロー図 本発明の実施形態に係る第1ボリューム、第2ボリューム用テーブルを示す図 本発明の実施形態に係る音響制御部の構成(透かし状態)を示すブロック図 本発明の実施形態に係る透かし切替処理(透かし状態→非透かし状態)を示すフロー図 本発明の実施形態に係る音響制御部の構成(非透かし状態)を示すブロック図 本発明の実施形態に係るボリューム設定処理を示すフロー図
図1は、本発明の実施形態に係るカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、カラオケ装置2(別称「コマンダ」)と、リモコン装置1にて構成されており、これらは、LAN100にて、無線、有線で互いに接続されている。
店舗に設置されるカラオケ装置2は、リモコン装置1(例えば、1a、1b)によりユーザからの各種指示を受け付けることが可能となっている。また、リモコン装置1は表示
部11と操作部17が共有されたタッチパネル表示画面を備え、ユーザに対して各種情報の提供や、操作入力を行うことが可能とされている。リモコン装置1は、LAN100上に設置されたアクセスポイント110を介してカラオケ装置2と無線接続される。例えばカラオケ装置2にはリモコン装置1aと1bが対応付けられ、LAN100aを介して情報を送受信することが可能となっている。また、リモコン装置1a、1bとカラオケ装置2とは赤外線通信部16などを利用した近距離通信を行うことも可能である。
さらに、本実施形態のカラオケシステムでは、ユーザに各種サービスを提供するためインターネットを介したカラオケ用ホスト5(サーバ装置)が設けられ、楽曲情報やユーザ情報、投稿情報(カラオケ投稿映像・音声、補助情報)など、各種サービスに必要な情報を記憶している。そして、ルータ120を通じて、カラオケ装置2、又はリモコン装置1a、1bと、前述した情報の送受信が行うことができる。
カラオケ装置2は、全体を統括制御する制御部30を中心として機能し、主な機能として、演奏処理、楽曲予約処理などを実行可能としている。演奏処理は、入力部21やリモコン装置1にて、ユーザにより指定された歌唱用楽曲に対応する演奏情報をMIDI音源を含んで構成される音響制御部70にて演奏させ、スピーカ42から放音させる処理である。このとき、音響制御部70には、歌唱用マイク44a、44bから入力音声情報を入力するためのマイク音声入力部を有し、このマイク音声入力部から入力された入力音声情報は、演奏音とともにスピーカ42から放音される。
楽曲予約処理は、ユーザからの指定に基づいて歌唱用楽曲を選択、予約するための処理である。本実施形態ではリモコン装置1と連携して実行することとなる。リモコン装置1の操作部17から入力されたユーザの指令はLAN100、あるいは、赤外線通信部19、23を介してカラオケ装置2に伝達される。カラオケ装置2での処理結果は、リモコン装置1側の表示部11に表示され、ユーザは選曲のための各種情報を視認することが可能である。カラオケ装置2とリモコン装置1は、この楽曲指定処理に限らず、ユーザ個別のサービスを提供するためのログイン処理など各種処理を実行することが可能である。
図2は、カラオケ装置1において、演奏処理を実行する従来の音響制御部70について、その構成を示したブロック図である。音響制御部70は、ハードウェア的に分離された2つの基板(メイン基板71、音響基板72)によって構成されている。メイン基板71(本発明における「主制御部」)は、音響基板72(本発明における「音響出力部」)を制御する基板であって、制御手段711、生音デコーダ712、MIDIシーケンサ713、生音エンコーダ714、効果音再生手段715を備えている。音響制御部70は、ハードウエア的に、CPUあるいはDSP等で構成された制御部と、ROM、RAM等の記憶部等にて構成されることとなるが、上述した各手段711〜715は、そのハードウエア構成上においてソフトウェアによって機能的に構成された手段とすることとしてもよい。あるいは、各手段711〜715についてハードウエア的に構成されることとしてもよい。
生音デコーダ712は、演奏情報中、コーラスやスキャット、模範歌唱等、実際の音声が録音された生音情報を再生する手段である。この生音デコーダ712で再生された生音は、USB接続された音響基板72にデジタル情報として出力される。この生音デコーダ712で再生する生音情報には、圧縮もしくは非圧縮の音声情報を採用することが可能である。
MIDIシーケンサ713は、演奏情報中、MIDI規格にて構成されたMIDIデータを音響基板72側のMIDI音源723にて再生させるための手段である。演奏情報に含まれるMIDIデータは、このMIDIシーケンサ713にて解釈され、演奏の進行に
伴ってMIDI音源723を制御することで演奏音を出力させる。
生音エンコーダ714は、歌唱者する音声を録音するために設けられた録音手段として機能する。歌唱用マイク44a、44bから入力された入力音声情報は、音響基板72側に設けられている演奏用エフェクタ724にて効果付与され、演奏音とミキシングされた後、効果音付与信号として経路72Aにてメイン基板71に出力される。生音エンコーダ714は、この効果音付与信号をエンコードすることで録音、すなわち、適宜ファイルとして記録する。録音された効果音付与信号は、カラオケ装置2自体での再生、あるいは、カラオケ装置2の外部に送信され、カラオケ装置以外の再生装置で再生が可能である。
効果音再生手段715は、カラオケ装置2において各種効果音を再生するための手段である。ここで再生される効果音は、生音デコーダ712と同様、圧縮あるいは非圧縮のデジタル音声情報が使用される。ここで再生される効果音は、演奏処理以外の効果音に主として使用される。効果音再生手段715から出力された効果音は音響基板72の演奏用エフェクタ724にて効果付与されることなく外部へ音響出力される。
メイン基板71の制御手段711は、これら生音デコーダ712、MIDIシーケンサ713、生音エンコーダ714、効果音再生手段715の各種手段を統括して制御する。また、制御手段711には、ユーザがボリューム(音量)を調整可能なボリュームつまみ、あるいは、電子的なボリューム調整手段などの入力手段に接続されており、この入力手段で調整されたボリューム値は、音響基板72側の制御手段721を経て第2ボリューム730(図3に示す、本願構成の第2ボリューム725相当)に伝達され、音量調整が行われる。
演奏音や入力音声情報を含む音響信号を出力する音響基板72は、制御手段721、生音キーコン・スピコン722、MIDI音源723、演奏用エフェクタ724、第2ボリューム730(図3に示す、本願構成の第2ボリューム725相当)、D/A変換器726を備えている。
生音キーコン・スピコン722は、メイン基板71の生音デコーダ712から出力される生音に対して音程変更、速度変更を行う手段である。演奏処理では、音程、速度変更が行われた場合、MIDIシーケンサ713において音程、速度変更が実行され、MIDI音源723に反映され、この生音キーコン・スピコン722に対して同様に音程、速度変更が行われることで、演奏音の整合性が取られている。
MIDI音源723は、MIDIシーケンサ713の制御に基づいて、演奏音(音響信号)を出力する手段である。なお、本実施形態では、前述した生音キーコン・スピコン722とこのMIDI音源723にて音源手段を構成しているが、音源手段としては、MIDI音源723のみとするなど、演奏情報に基づいて演奏を行う各種形態を採用することが可能である。
演奏用エフェクタ724(本発明における「エフェクタ手段」)は、生音キーコン・スピコン722にて音程、速度調整された生音とMIDI音源723から出力される演奏音に対して、各種効果(エフェクト)を付与して出力する手段である。演奏用エフェクタ724には、この他、歌唱用マイク44a、44bからの入力音声情報も入力され、これら各種信号に対して個別、あるいは、全体的に効果を付与することが可能である。本実施形態では、この演奏用エフェクタ724にて、入力音声情報をミキシングする形態となっており、生音、演奏音、入力音声情報の3つの信号がミキシングされて効果付与信号として出力される。
演奏用エフェクタ724から出力された効果付与信号は、ボリューム730にて音量調整された後、D/A変換器726にてアナログ信号に変換されて外部出力される。制御手段721は、メイン基板71の制御手段711とUSB接続され、制御手段711から入力される各種指令を、音響基板72が備える各手段に実行させることが可能である。音量調整機能は、制御手段721にて実行される一機能であり、制御手段711から入力された音量調整指令を受信した場合、ボリューム730のボリューム値を変更することで、演奏用エフェクタ724から出力される効果音付与信号の音量調整が実行される。
また、音響基板72において、演奏用エフェクタ724とボリューム730の間には、演奏用エフェクタ724から出力される効果付与信号を外部に出力する第1経路72Aが形成されている。この第1経路72Aは、メイン基板71の生音エンコーダ714に接続されており、効果付与信号を生音エンコーダ714にて録音可能な経路を形成している。一方、ボリューム730の出力側には、第2経路72Bが接続されている。この第2経路72Bによって、メイン基板71の効果音再生手段715からの効果音は、ボリューム730にて音量調整された効果音付与信号とミキシングされて外部出力される。
以上、音響制御部70についてその従来構成を説明したが、このような音響制御部70の従来構成では、特に音響基板72側においては、MIDI音源723、D/A変換器726等の主に専用ハードウェアを備えた構成である。このため、新たな機能を追加する場合に設計変更を行う自由度は低いものであって、音響制御部70が出力する音響信号に対して透かし情報を付加することは困難な状況にある。本実施形態のカラオケ装置2は、このような状況を鑑みたものであって、従来の音響制御部70のハード構成を活かし、出力する音響信号に対して透かしを付加することを特徴とするものである。
図3は、本発明の実施形態に係る音響制御部70の構成を示すブロック図である。本実施形態の音響制御部70は、図2で説明した従来の音響制御部70の構成に対し、メイン基板71側に透かし付与手段716と、第1ボリューム717を備えた点において異なった構成となっている。なお、音響基板72側に設けられた第2ボリューム725は、図2で示した従来構成のボリューム730と同じ機能を有するものである。このように音響基板72側は、透かし情報を付与可能とする本実施形態の構成においても手を加える必要が無く、従来構成のものをそのまま使用することが可能である。さらに、構成上、CPU(図示せず)が各種プログラムを実行する制御手段711を備え、機能的に柔軟性を有するメイン基板71側では、透かし付与手段716、第1ボリューム717をソフトウェアで構成することが可能であり、従来のメイン基板(ハード構成)を使用してこれらの手段を構成することが可能である。具体的なソフトウェアとして、透かし付与手段716は周知の音信号に対して透かし情報を付与するプログラムを実行し、第1ボリューム717は、データに対するビットシフト操作などを実行する。
メイン基板71の接続は以下のように構成される。従来、生音エンコーダ72Aのみに入力されていた第1経路72Aは、メイン基板71側にて分岐して透かし付与手段716にも入力される。透かし付与手段716は、演奏用エフェクタ724から出力される効果付与信号に対して透かし情報を付与して第1ボリューム717に出力する。本実施形態のように音響信号に対して付与される透かし情報は、聴覚上、違和感なく音響信号を聴取できるように付与されるデジタル情報であり、通常、付与対象となるコンテンツの不正コピーや改ざんなどの検出に使用されることが多い。透かし情報の付与については、既存の各種手法を採用することが可能であるため、本明細書での説明は割愛する。
本実施形態では、この透かし情報として、現在演奏している楽曲についての各種情報などを内容として有するものである。スピーカ42から放音された透かし情報を含む音は、ユーザが所持する携帯電話やスマートホンなどの携帯情報端末のマイクロホンに入力され
る。携帯情報端末には透かし情報再生用のプログラムがインストールされており、このプログラムによって、透かし情報が取り出され、文字情報あるいは画像情報などに変換されユーザに提供される。このように本実施形態では、スピーカ42から出力される音響信号に、ユーザに提供する各種情報を透かし情報として載せることしている。特に、カラオケ装置2で実行する各種処理に応じた情報を透かし情報に載せることが可能であり、例えば、楽曲の演奏中においては当該楽曲に関する情報をユーザに提供することが可能となる。あるいは、カラオケ装置2にて曲間に広告を表示する場合には、当該広告についての情報や購入のためのリンク情報をユーザに提供することが可能である。
透かし付与手段716は、第1経路72Aを介して入力される効果付与信号に対して、前述した各種内容を有する透かし情報を載せた後、第2経路72Bを介して音響基板72へ出力する。その際、メイン基板71に設けられた第1ボリューム717にて音量調整が実行される。このように本実施形態では、従来、生音エンコーダ714に効果音付与信号を入力するための第1経路72Aと、効果音を出力するための第2経路72Bを、透かし付与のために使用することで、特に、音響基板72側の構成を変更することなく、透かしを付与することが可能となっている。
制御部711は、従来構成と同様、生音デコーダ712、MIDIシーケンサ713、生音エンコーダ714、効果音再生手段715を統括して制御する。さらに、本実施形態では新しく加わった透かし付与手段716、第1ボリューム717に対する制御も実行可能としている。制御部711は、新たに第1ボリューム717と、従来と同様、音響基板72側の第2ボリューム725のボリューム値を制御することで、透かし付与する場合と、透かし付与しない場合との切替制御を実行可能としている。
図4は、本発明の実施形態に係る透かし切替処理(非透かし状態→透かし状態)を示すフロー図であり、図3で説明した本実施形態の音響制御部70において、透かしを載せない状態(非透かし状態)から透かしを載せた状態(透かし状態)への切替処理を示すフロー図である。本実施形態では、非透かし状態と透かし状態とを切り換えることが可能である。例えば、前述したようにカラオケ装置2は、曲間などの非演奏処理中には透かし情報を載せない非透かし状態とし、演奏処理中においては演奏している楽曲に関する情報を透かし情報として載せる透かし状態に切り換える。この切替制御は、カラオケ装置2の制御部30からの指令に応じて実行される。
メイン基板71の制御手段711は、制御部30の指令に応じて透かし切替処理が開始されると、まず切替中であることを示すフラグを立てておく(S101)。そして、調整されているボリューム値を読み取る(S102)。このボリューム値は、カラオケ装置2の操作部21に設けられたボリューム調整つまみなどの入力手段で設定された状態に基づく値であり、スピーカ42から出力される音響信号の音量を示す値である。次に、消音状態を示すボリュームミュート値を第2ボリューム用テーブルに適用し、取得したセット値を第2ボリューム725にセットする(S103)。この処理により第2ボリューム725は非導通(非出力)状態となる。次に、S102にて読み取ったボリューム値を第1ボリューム用テーブルに適用し、取得したセット値を第1ボリューム717にセットする(S104)。
このように透かし状態では、第1ボリューム717を出力状態とし、第2ボリューム725を非出力状態とすることで、第1経路72Aによる透かし付与手段716への効果音付与信号の入力、並びに、第2経路72Bによる透かし付与手段716からの外部音響出力を可能としている。また、この状態における音量調整は、第1ボリューム717によって実行可能となっている。各ボリューム717、725の設定後、S101で立てた切替中を示すフラグを削除して処理を終了する(S105)。
図5には、本発明の実施形態に係る第1ボリューム、第2ボリューム用テーブルを示す図が示されている。各ボリューム用テーブルは0〜255までのボリューム値と、実際に各ボリューム717、725に設定されるセット値が対応付けられている。S103、S104では、ボリュームミュート値、あるいは、読み取ったボリューム値に基づいて、各第1、第2ボリューム717、725にセット値を設定することしている。
図6には、図5の透かし切替処理を実行後の音響制御部70の構成(透かし状態)を示すブロック図が示されている。このブロック図は、図3のブロック図中、機能する経路のみを記載した図であって、信号が通っていない経路は不図示の状態としている。また、第2ボリューム725はミュート状態にあるため破線で示している。このブロック図中、透かし付与に関与する経路は、以下のとおりである。
演奏用エフェクタ724から出力された効果付与信号は、第1経路72Aを通じて透かし付与手段716に入力される。透かし付与手段716では、制御手段711の制御に基づいて効果付与信号に透かし情報が付与され出力される。透かし付与手段716から出力された透かし付与後の効果付与信号は、第1ボリューム717にて音量調整された後、音響基板72の第2経路72Bを介して、D/A変換器726に出力された後、外部出力される。このように透かし状態においては、第1経路72Aを透かし付与手段716への入力経路として使用し、第2経路72Bを透かし付与手段716からの出力経路として使用することが可能となり、音響基板72側では特段設計変更を行うことなく、音響制御部70に透かし付与機能を追加することが可能となる。
図7は、本発明の実施形態に係る透かし切替処理(透かし状態→非透かし状態)を示すフロー図である。この切替処理は、図4で説明した切替処理と逆の処理であり、透かし状態から非透かし状態へ切り換える際の処理を示したものである。
メイン基板71の制御手段711は、制御部30の指令に応じて透かし切替処理が開始されると、まず切替中であることを示すフラグを立てておく(S201)。そして、調整されているボリューム値を読み取る(S202)。次に、消音状態を示すボリュームミュート値を第1ボリューム用テーブルに適用し、第1ボリューム用テーブルから取得したセット値を第1ボリューム717にセットする(S203)。この処理により第1ボリューム717は非導通(非出力)状態となる。次に、S202にて読み取ったボリューム値を第2ボリューム用テーブルに適用し、第2ボリューム用テーブルから取得したセット値を第2ボリューム725にセットする(S204)。
このように非透かし状態では、第1ボリューム717を非出力状態とし、第2ボリューム725を出力状態とすることで、従来同様、第2ボリューム725による音量調整を可能とするとともに、第1経路72Aによる生音エンコーダ714への出力、及び、第2経路72Bによる効果音再生手段715による効果音の外部出力を可能としている。各ボリューム717、725の設定後、S201で立てた切替中を示すフラグを削除して処理を終了する(S205)。
図8には、図7の透かし切替処理を実行後の音響制御部70の構成(非透かし状態)を示すブロック図が示されている。このブロック図は、図3のブロック図中、機能する経路のみを記載した図であって、信号が通っていない経路は付図視の状態としている。また、第1ボリューム717はミュート状態にあるため破線で示している。このブロック図中、主な信号の経路は、以下のとおりである。
演奏用エフェクタ724から出力された効果付与信号は、第1ボリューム725にて音
量調整された後、D/A変換器726に出力された後、外部出力される。また、演奏用エフェクタ724から出力された効果付与信号は、第1経路72Aを介して生音エンコーダ714に入力され、生音エンコーダ714による録音を可能としている。一方、効果音再生手段715から出力された効果音は、第2経路72Bを介してD/A変換器726に出力され、効果付与信号とミキシングされて外部出力されることで、効果音を音響出力することを可能としている。このように非透かし状態においては、図2で説明した従来構成と同様の信号経路を取ることが可能であり、生音エンコーダ714による録音、並びに、効果音再生手段715による効果音再生を可能としている。
図6、図8のブロック図から分かるように透かし状態(図6)では、第1ボリューム717により出力音の音量調整が行われ、非透かし状態(図8)では、第2ボリューム725により出力音の音量調整が行われることとなる。本実施形態の音響制御部70における音量調整について説明する。
図9は、本発明の実施形態に係るボリューム設定処理を示すフロー図である。本実施形態では、透かし状態と非透かし状態で異なるボリュームを調整する必要がある。そのため以下に説明するボリューム設定処理が実行されることとなる。ボリューム設定処理は、操作部21に設けられたボリューム調整つまみなど各種入力手段から入力されるボリューム値に基づいて実行される。
まず、透かし状態、非透かし状態の切替中であるか否かが判定される(S301)。この切替は図4、図7で説明した切替中を示すフラグの有無によって判定される。切替中であることが判定された場合には、S309にて一定時間待った後、再度判定を行う。このように本実施形態では切替中の音量調整を避けることしている。次に入力手段にて設定されているボリューム値が読み取られる(S302)。S302で読み取ったボリューム値が前回と同じ値である場合(S303:Yes)、音量調整を行う必要が無いためボリューム値の監視に戻る。一方、ボリューム値が前回と異なる場合(S303:No)には、現在透かし付与状態にあるか否か、すなわち、図6の透かし状態に設定されているか、図8の非透かし状態に設定されているかが判定される(S304)。
現在の状態が透かし付与状態にあると判定された場合(S304:Yes)には、S302で読み取ったボリューム値を第1ボリューム用テーブルに適用し、取得したセット値を第1ボリューム717にセットする(S305)。したがって、図6に示す透かし状態にて音量調整(変更)が行われた場合、制御手段711は第1ボリュームに対してセット値を適用することで、外部出力される音響信号の音量を変更する。
一方、現在の状態が非透かし付与状態にあると判定された場合(S304:No)には、S302で読み取ったボリューム値を第2ボリューム用テーブルに適用し、取得したセット値を第2ボリューム725にセットする(S306)。したがって、図8に示す非透かし状態にて音量調整(変更)が行われた場合、制御手段711は第2ボリューム725に対してセット値を適用することで出力される音響信号の音量を変更する。以上のボリューム設定処理を繰り返して実行することで、入力手段にて入力されたボリューム値が実際の出力音の音量に反映されることとなる。
以上、本発明の実施形態に係るカラオケ装置では、音響制御部の従来構成を活かしつつ、カラオケ装置から出力される音響信号に透かし情報を付与することが可能となる。透かし情報に楽曲に関連する各種情報などを載せることで、透かし情報を読み取ることのできる携帯情報端末などを使用するユーザに対して各種情報を提供することが可能となる。
なお、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の
構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
1a、1b…リモコン装置、11…表示部、12…ビデオRAM、13…映像制御部、14…メモリ、15…制御部、16…無線LAN通信部、17…操作部、18…操作処理部、19…赤外線通信部、2…カラオケ装置、21…操作部、22…操作処理部、23…赤外線通信部、24…インターフェイス部、27…メモリ、28…ビデオRAM、29…映像再生部、30…制御部、31…映像制御部、32…ハードディスク、41…モニタ装置、42…スピーカ、44a…歌唱用マイク、44b〜44d…外部楽器、100…LAN、110…アクセスポイント、120…ルータ、5…カラオケ用ホスト、51…記憶部、52…送受信手段、53…サーバ側制御手段、54…楽曲再生部、71…メイン基板(主制御部)、711…制御手段、712…生音デコーダ、713…MIDIシーケンサ、714…生音エンコーダ714、715…効果音再生手段、716…透かし付与手段、717…第1ボリューム、72…音響基板(音響出力部)、721…制御手段、722…生音キーコン・スピコン、723…MIDI音源、724…演奏用エフェクタ、725…第2ボリューム、730…ボリューム

Claims (2)

  1. 主制御部と、音響出力部を備え、
    前記主制御部は、
    前記主制御部の各手段、並びに、前記音響出力部の第2制御手段を制御可能とする第1制御手段と、
    前記音響出力部の音源手段を制御する音源制御手段と、
    前記音響出力部の第1経路から入力される効果付与信号に透かし情報を付与して透かし付与信号を出力する透かし付与手段と、
    透かし付与信号を音量調整して前記音響出力部の第2経路に出力する第1ボリューム手段とを備え、
    前記音響出力部は、
    前記音響出力部の各手段を制御可能とする第2制御手段と、
    音響信号を出力可能とする音源手段と、
    前記音源手段から出力される音響信号に効果を付与して効果付与信号を出力するエフェクタ手段と、
    効果付与信号を音量調整して外部に出力する第2ボリューム手段と、
    前記第2ボリューム手段前の効果付与信号を主制御部に出力する前記第1経路と、
    前記主制御部から出力される信号を前記第2ボリューム手段後に出力する前記第2経路と、を備え、
    前記第1制御手段は、
    前記第2ボリューム手段を出力状態とすることで、前記音響出力部から効果付与信号を出力させる第1設定状態と、
    前記第2ボリューム手段を非出力状態とし、前記第1ボリューム手段を出力状態とすることで、前記音響出力部から透かし付与信号を出力させる第2設定状態と、に切替可能とすることを特徴とする
    カラオケ装置。
  2. 主制御部は、エンコーダ手段、効果音再生手段の少なくとも一方を備え、
    前記エンコーダ手段は、前記第1経路を介して入力される効果付与信号をエンコード可能とし、
    前記効果音再生手段は、効果音を再生して前記第2経路に出力可能とする
    請求項1に記載のカラオケ装置。
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