JP2014149096A - 熱交換器の製造方法および製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィンの変形やフィンピッチの乱れによる不良品の発生が抑えられ、性能の安定した製品が得られるフィンアンドチューブ式の熱交換器の製造方法及び製造装置を得る。
【解決手段】管挿入溝1aが形成されたフィン1をフィン挿入部材4に保持させるフィン保持過程と、内部に流体を通流させる管2の外周面に対して、前記管挿入溝内に前記管が入り込むように前記フィン挿入部材を駆動して、前記フィンを前記管に嵌合させるフィン装着過程を含む熱交換器の製造方法であって、前記フィン保持過程は、個片状のフィンが多数連なるように加工されたフィン成形体11から個別のフィンを得るパンチ装置3に連動され、前記パンチ装置から切断直後の個別の前記フィンを受け取り、前記フィン挿入部材に対して位置決め手段5によって位置決めして保持させる動作を含むようにした。
【選択図】図2

Description

この発明は、フィンアンドチューブ式の熱交換器の製造方法および製造装置に関するものである。
従来の空気調和機などに用いられるフィンアンドチューブ式の熱交換器として、装着すべきフィンに対して相対的に、チューブ(管)をその長さ方向に所定速度で連続的に若しくは所定ピッチで間歇的に移動させてフィンを装着する熱交換器の製造方法、及びフィン保持部に保持したフィンのチューブ挿入溝をチューブに嵌合させてフィンをチューブの外周面に装着し、且つ、チューブとフィン保持部との相対的移動に対応してフィンの装着を順次行うことにより複数枚のフィンをチューブの外周面に所定間隔で装着するようにした熱交換器の製造装置がある(例えば特許文献1参照)。
特開2012−30284号公報(第1頁、図1)
前記のような従来の技術においては、組立て方法としてシートもしくはフープ状フィンを個片のフィンに切断し、切断した個片のフィンをフィン保持部で保持し、あらかじめ適宜間隔に配列した偏平状の冷媒管にフィンを挿入している。しかしこの方法では、切断後のフィン把持部へのフィン受渡し時にフィンがフィン保持部の所定の位置を外れると、挿入時にフィンの変形・フィンピッチの乱れに繋がり、熱交換器が不良品、又は手直し品になってしまう、または装置の停止に繋がるという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、フィンの変形やフィンピッチの乱れによる不良品の発生が抑えられ、性能の安定した製品が得られるフィンアンドチューブ式の熱交換器の製造方法及び熱交換器の製造装置を得ることを目的としている。
この発明に係る熱交換器の製造方法は、管挿入溝が形成されたフィンをフィン挿入部材に保持させるフィン保持過程と、内部に流体を通流させる管の外周面に対して、前記管挿入溝内に前記管が入り込むように前記フィン挿入部材を駆動して、前記フィンを前記管に嵌合させるフィン装着過程を含むフィンアンドチューブ式の熱交換器の製造方法であって、前記フィン保持過程は、前記フィンが多数連なるように加工されたフィン成形体から個別の前記フィンを得るパンチ装置に連動され、前記パンチ装置から切断直後の個別の前記フィンを受け取り、前記フィン挿入部材に対して位置決め手段によって位置決めして保持させる動作を含むようにしたものである。
また、この発明に係る熱交換器の製造装置は、保持部材に保持された内部に流体を通流させる管に対して、管挿入溝が形成されたフィンを保持したフィン挿入部材を、前記管挿入溝が前記管の外周面に嵌合されるように駆動することによってフィンアンドチューブ式の熱交換器を製造する装置であって、前記フィンが多数連なるように加工されたフィン成形体を個別の前記フィンに切断するパンチ装置と、このパンチ装置に連動されて該パンチ装置に対向し得るように設けられた前記フィン挿入部材と、前記パンチ装置で切断された前記フィンを受けると共に前記フィンを位置決めして前記フィン挿入部材に保持させる位置決め手段と、を備えるようにしたものである。
この発明の熱交換器の製造方法によれば、フィン保持過程において、個片状のフィンが多数連なるように加工されたフィン成形体から個別のフィンを得るパンチ装置に連動され、前記パンチ装置から切断直後の個別の前記フィンを受け取り、前記フィン挿入部材に対して位置決め手段によって位置決めしつつ保持させる動作を含むようにしたので、位置決めミスなく、所定の位置に挿入できるため、所望のピッチでフィン変形、ピッチ乱れのない熱交換器を製造できるという効果が得られる。
また、この発明に係る熱交換器の製造装置によれば、パンチ装置によって切断されたフィンを位置決め手段によって位置決めしつつフィン挿入部材に保持させるようにしたので、フィンの変形やフィンピッチの乱れによる不良品の発生が抑えられ、性能の安定した製品が得られる。
本発明の実施の形態によって製造された熱交換器の要部構成を概念的に示す斜視図。 本発明の実施の形態1による熱交換器の製造装置の要部構成を概念的に示す図。 図2に示された可動位置決め部材の動作を説明する軌跡図。 本発明の実施の形態2による熱交換器の製造装置の位置決め手段周辺の要部構成を概略的に示す図。 本発明の実施の形態3による熱交換器の製造装置の要部構成を概念的に示す図。 図5に示されたパンチ装置部周辺と位置決め手段の動作を概念的に示す図。 本発明の実施の形態4による熱交換器の製造装置のパンチ装置部周辺の要部構成を概念的に示す図。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1〜4によって製造される熱交換器の要部構成を概念的に示す斜視図である。熱交換器はフィンアンドチューブ式の熱交換器であって、フィン1と扁平状の管2から成り、該管2は該フィン1の所定部をU字状に切り欠く如く設けられた管挿入溝1aに挿入され、互いに接合されている。フィン1は平板状であって一定の間隔で平行に多数積層されている。それぞれのフィン1に設けられた管挿入部であるU字状の管挿入溝1aは所定の間隔で複数形成されており、管挿入溝1aを介してそれぞれに区画された主面1bにはそれぞれ複数のスリット1cが互いに平行で管2の並設方向(図の左右方向)に形成されている。そして、フィン1の同一面側には、それぞれの管挿入溝1aの縁部の全長に渡って管2とフィン1とを密着させて接合するためのフィンカラー1dがフィン1の延在面に対して垂直に立ち上がっている。
図における上下方向に隣り合う2本1組のスリット1c相互の間の面は、フィン1の主面1bに対しフィンカラー1dと同じ方向に盛り上がるように突出された突出面1eとなっている。一方、管2は扁平状をなし、その内部に水や冷媒などの流体が流れるようになっている。管2を扁平形状とすることで、通風抵抗を増大させることなく冷媒量を多くすることができ、それにより、小型化した場合であっても十分な熱交換器としての性能を得ることができる。そして、管挿入溝1aに扁平状の管2が挿入されてフィンカラー1dのスプリングバック力により密着され接合されている。
次に図2、図3を参照して本発明の実施の形態1による熱交換器の製造方法及び熱交換器の製造装置について具体的に説明する。なお、図2は本発明の実施の形態1による熱交換器の製造装置の要部構成を概念的に示す図、図3は図2に示された可動位置決め部材の動作を説明する軌跡図である。図において、熱交換器の製造装置は、個片状のフィン1が多数連なるように加工されたシート状もしくはフープ状に繋がったフィン成形体11を個別のフィン1に切断するパンチ装置3と、このパンチ装置3に連動されてパンチ装置3に対向し得るように、後述する回転体としてのドラム7に回動可能に設けられたフィン挿入部材4と、パンチ装置3で切断された個別のフィン1を受けると共に、そのフィン1を位置決めしつつフィン挿入部材4に保持させる位置決め手段5を備えている。
なお、フィン成形体11は図1の個別のフィン1が図の上下方向に連なった形状に予め加工されている。パンチ装置3はパンチ31とダイ32を用いて構成されており、搬送されたフィン成形体11の所定部を切断することで個片状の1枚のフィン1が得られる。パンチ装置3の下方部の所定位置には複数の管2をテーブル60上に所定間隔で保持する保持部材6(図示省略)が設置されている。パンチ装置3とテーブル60の間には保持部材6に保持された管2の延在方向に直交する方向に平行な軸Oのまわりにモータ(図示省略)によって矢印E方向に連続的に、または間欠的に回転駆動される回転体であるドラム7が設けられている。
フィン挿入部材4はこのドラム7の外周部に前記軸Oと平行な軸Pの周りに回動可能に、図示の例ではA、B、C、及びDの位置に等角度で4つ設けられている。そして、フィン挿入部材4は、パンチ装置3に対向する位置では切断されたフィン1を受けて位置決め保持する図の例では水平方向の姿勢となる。そして、保持部材6に保持された管6に接近する過程では保持されたフィン1を管2の外周面に嵌合させるように図示省略しているフィン挿入部材駆動手段によってドラム7の回転に連動して回動駆動される。
前記図示省略しているフィン挿入部材駆動手段は、例えば図示省略しているモータで駆動するように構成し、あるいは前記特許文献1に開示されているものと同様のカム機構を用いた構成とすることができる。この発明の特徴部分の一つである位置決め手段5は、フィン挿入部材4が図2の位置Aにおいて切断されたフィン1を受ける際に水平方向に回動されたときに、フィン挿入部材4の回動軌跡の先端部近傍におけるドラム7の外周面に突出されてフィン1の一端部(図2の左端部側)をガイドする位置決め突起51と、そのときのフィン1の他端部をガイドするように形成され、ドラム7の円周方向内側端部付近を軸芯Qとして回動し得るようにドラム7に取り付けられた可動位置決め部材52と、この可動位置決め部材52を所定時に管2に装着されたフィン1と干渉しないように回動させるカム53(図3に図示)を用いて構成されている。
図において、位置決め突起51、可動位置決め部材52、及びカム53は何れも模式的に図示しており、位置決め突起51および可動位置決め部材52の形状は、例えば、フィン1の対向された長辺の一方及び他方の形状の大部分に沿うような板形状や、離間された2箇所以上で部分的に沿うような板、もしくは円筒形状の棒などでよい。図2の位置Aにおけるフィン1の図の左右方向をX軸、紙面の前後方向をY軸とすると、位置決め突起51および可動位置決め部材52はX軸方向の位置決めを行い、Y軸方向に対しては、例えば位置決め突起51の可動位置決め部材52に対する対向面に、管挿入溝1a(図1に図示)に進入する少なくとも1つの突部(図示省略)を設けることで位置決めを行うことができる。
なお、パンチ装置3から落下するように下降するフィン1を確実に受け止めて、正確に位置決めするために、位置決め突起51または可動位置決め部材52に、図の上部がフィン1形状に対して隙間が広がるように形成された傾斜あるいは滑らかなガイド曲面を設けることが望ましい。また、位置決め突起51及び可動位置決め部材52の表面を、滑動し易い材料、例えば樹脂材料などを用いて形成することは好ましい。
次に、上記のように構成された実施の形態1の動作について説明する。フィン成形体11が図の右方向に搬送されてパンチ装置3の所定位置に供給されると、パンチ31が上方より矢印F方向に下降し、パンチ31とダイ32で個片状のフィン1に切断する。切断された1枚のフィン1はダイ32のすき間を通過後、ドラム7に設けられたフィン挿入部材4に対して位置決め突起51と可動位置決め部材52で位置決めされた状態で保持される。なお、フィン1はフィン挿入部材4に対して例えば負圧を利用した真空吸着によって保持される(図示省略)。管2はその断面の長径方向が鉛直となるように図示されていない保持装置6によってテーブル60上に保持され、矢印G方向に所定速度で移動される。
可動位置決め部材52は図2のAに示す最上端の位置からドラム7の回動によって最下端のCの位置に達するまでに、図3(a)→(b)→(c)に示すように、ドラム7に連動されたカム53によって回動され、管2に対して既に挿入されたフィン1と干渉しない位置に回動される。前記カム53による可動位置決め部材52の動作は、位置決め手段5の退避過程を構成している。フィン挿入部材4は、ドラム7のA→Bへの回転に伴って起立され、ドラム7がB→Cの最下端の位置まで移動するときに、ドラム7の回動力によって、保持された1枚のフィン1をテーブル60上に所定間隔で互いに平行に並ぶように保持されている管2の外周面に垂直に装着する。管2は矢印G方向に、予め設定された速度またはピッチで連続的または間欠的に移動されており、その設定により隣り合うフィン相互の間隔が決定される。
フィン1を管2に挿着した後、可動位置決め部材52は最上端のAの位置に移動するまでに、当初の位置決め位置に回動される。また、フィン挿入部材4は、図3(c)の位置(図2のCの位置)から一旦反時計回りに回動されて管2に装着されたフィン1と干渉しない位置に退避された後、Dの位置を経て、Aの位置ではパンチ装置3に対向された姿勢となるように一連の動作を図示省略しているカムによって駆動される。そして、ドラム7の回転で1枚のフィン1を管2に装着する過程を同様に繰り返すことで、所望数のフィン1が装着された図1に示す熱交換器を得ることができる。なお、上記フィン挿入部材4がフィン1を保持した後、管2に嵌合させる動作自体は、例えば前記特許文献1などに記載された公知の技術と同様である。
上記のように実施の形態1の熱交換器の製造方法によれば、フィン保持過程において、個片状のフィン1がシートもしくはフープ状に多数連なるように加工されたフィン成形体11から個別のフィン1を得るパンチ装置3に連動され、パンチ装置3から切断直後の個別のフィン1を受け取り、位置決め手段5によって位置決めしつつフィン挿入部材4に対して保持させる動作を含むようにしたので、位置決めミスなく、偏平の管2に1枚ずつ所定の位置に挿入できるため、所望のピッチでフィン変形や、ピッチ乱れなどのない熱交換器を製造できるという効果が得られる。
また、実施の形態1の熱交換器の製造装置によれば、個片状のフィン1がシートもしくはフープ状に連なったフィン成形体11をパンチ装置3によって一枚ずつ切断されたフィン1を可動位置決め部材52と位置決め突起51からなる位置決め手段5によって位置決めしつつフィン挿入部材4に保持させるようにしたので、フィン1の変形やフィンピッチの乱れによる不良品の発生が抑えられ、性能の安定した高性能な熱交換器を短時間・高品質で製造できる。従って、歩留まりが向上され、熱交換効率も向上された高効率な熱交換器を得ることができ、省エネルギーにできる。また、ここでは位置決め手段5を位置決め突起51、可動位置決め部材52、及びカム53によって構成したので、可動位置決め部材52の駆動源をドラム7の駆動源と共用できる。
実施の形態2.
図4は本発明の実施の形態2による熱交換器の製造装置の位置決め手段周辺の要部構成を概略的に示す図である。図4において、ドラム7の周方向に複数設けられた可動位置決め部材52には、可動位置決め部材駆動装置としてのモータ54が個別に取り付けられており、各可動位置決め部材52は個別のモータ54によって所定のタイミングでそれぞれ独立して回動されるように構成されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
上記のように構成された実施の形態2によれば、可動位置決め部材52の駆動を独自の駆動部にしたことで、実施の形態1に示した可動位置決め部材52と管2に挿入されたフィン1とが干渉しない位置に移動するタイミングの自由度が増し、タイミング変更等が生じ、カムの再製作を行う必要が出来ても再製作をしなくて良くなり、設備費の抑制に繋がる。また、独自駆動になることで設備調整が容易になり、設備費の抑制・設備トラブルが少なくなるという効果が得られる。
実施の形態3.
図5は本発明の実施の形態3による熱交換器の製造装置の要部構成を概念的に示す図、図6は図5に示されたパンチ装置部周辺と位置決め手段の動作を概念的に示す図である。なお、図6(a)は切断前の状態、図6(b)は切断後の状態を模式的に示している。図5、図6において、位置決め手段5Aは、パンチ装置3と、その下部に位置するドラム7の上端部の位置Aにおけるフィン挿入部材4との間における、ダイ32またはその近傍部分に、上下移動可能に保持された対向された一対の上下駆動位置決め部材55a、55bからなり、該上下駆動位置決め部材55a、55bはパンチ31に設けられた押駒56の移動に従動して上下移動するように構成されている。
上下駆動位置決め部材55a、55bの相互の対向面にはフィン1をXY方向に位置決めするための図示省略している突部等が実施の形態1と同様に形成されており、パンチ装置3によって切断されたフィン1を受けた後、そのフィン1をフィン挿入部材4に対して位置決めした後フィン挿入部材4に保持させるように構成されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
上記のように構成された実施の形態3においては、図6(a)→図6(b)に示すように、パンチ31に取り付けた押駒56により、パンチ31の下降に伴い、上下駆動位置決め部材55a、55bが下降し、フィン1をフィン挿入部材4の直前まで位置決めしつつ、フィン挿入部材4に受け渡す。ここでは、上下駆動位置決め部材55a、55bを2部品に分けているが、搬送方向(図の左右方向)の前後部で連結し、1個の押駒で駆動させるようにしても良い(図示省略)。なお、フィン1を切断した後、パンチ31の上昇に伴い上下駆動位置決め部材55a、55bも上昇する。
フィン1を保持したドラム7に設けられたフィン挿入部材4はドラム7を図示していないモータ等によって回転させることで図の時計方向に回転移動する。上下駆動位置決め部材55a、55bをフィン挿入部材4の間際までフィン1の位置決め可能な位置に移動すると、回転移動するフィン挿入部材4と干渉するため、上下駆動位置決め部材55a、55bが上昇し、干渉しない位置に移動後、ドラム7を回転させ、フィン挿入部材4を最下端まで移動し、フィン1をテーブル60上に並んでいる管2に対し垂直に挿入する。
上記のように実施の形態3によれば、位置決め手段5Aを上下駆動位置決め部材55a、55bによって構成し、その上下駆動位置決め部材55a、55bをダイ32に対して上下移動可能に設け、パンチ31の上下動に連動して上下させるようにしたことで、実施の形態1、2に示した可動位置決め部材52の管2に挿入されたフィン1と干渉しない位置に移動するためのカム等の位置決め駆動部が必要なくなり構成部品が少なくなるので、機構がより簡素になり、設備費の抑制・設備トラブルを少なくできる効果が得られる。
実施の形態4.
図7は本発明の実施の形態4による熱交換器の製造装置のパンチ装置部周辺の要部構成を概念的に示す図である。図において、位置決め手段5Aを構成する上下駆動位置決め部材55a、55bは、パンチ31とは独立した図示省略している駆動部によって上下動される1つの押駒56Aによって上下方向に駆動される。この実施の形態4では、パンチ31が下降し、フィン1が切断されるまでに、押駒56Aによって上下駆動位置決め部材55a、55bが下降し、フィン1をフィン挿入部材4の直前まで位置決めしつつ、フィン挿入部材4に受け渡すように動作する。なお、上下駆動位置決め部材55a、55bを2部品に分けているが、搬送方向の前後部で相互に連結して1部品として構成しても良い。その他の構成は実施の形態3と同様である。
上記のように構成された実施の形態4においては、フィン1を保持したドラム7に設けられたフィン挿入部材4はドラム7を図示していないモータ等によって回転させることで回転移動する。なお、上下駆動位置決め部材55a、55bをフィン挿入部材4の間際までフィン1の位置決め可能な位置に移動すると、回転移動するフィン挿入部材4と干渉するため、上下駆動位置決め部材55a、55bが上昇し、干渉しない位置に移動後、ドラム7を回転させ、フィン挿入部材4を最下端まで移動し、フィン1をテーブル60上に並んでいる管2に対し垂直に挿入する。
この例では、上下方向に駆動される押駒56Aは、シートもしくはフープ状に連なったフィン成形体11の下に配置されているが、例えばフィン成形体11の上、もしくは両脇などに位置していてもよい。また、可動位置決め部材の駆動装置(図示省略)は、例えばエアシリンダ、モータ、ソレノイドアクチュエータなど、フィン成形体11の切断間隔に応じて、適宜選定すればよい。
上記のように構成された実施の形態4によれば、実施の形態3に示したパンチ31の上下駆動と上下駆動位置決め部材55a、55bが従属関係でないため、フィン挿入部材4にフィン1が保持されたあと、任意のタイミングで上下駆動位置決め部材55a、55bを上昇させることが可能であり、生産時間の削減につながり、設備費が抑制される。また、上下駆動位置決め部材55a、55bに独自の駆動部を持たせたことで、設備の調整が容易になる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の一部または全部を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。例えば、ドラム7は必ずしも円筒状のものに限定されるものではなく、例えば複数のフレーム材を組み合わせて回転体とすることもできる。また、可動位置決め部材52あるいは上下駆動位置決め部材55a、55bはドラム7の中心方向(軸Oの方向)に退避させるようにしても良い。その他、種々の変形や変更ができることは言うまでもない。
1 フィン、 1a 管挿入溝、 11 フィン成形体、 2 管、 3 パンチ装置、 31 パンチ、 32 ダイ、 4 フィン挿入部材、 5、5A 位置決め手段、 51 位置決め突起、 52 可動位置決め部材、 53 カム、 54 モータ、 55a、55b 上下駆動位置決め部材、 56、56A 押駒、 6 保持部材、 60 テーブル、 7 ドラム(回転体)、 O 軸。

Claims (8)

  1. 管挿入溝が形成されたフィンをフィン挿入部材に保持させるフィン保持過程と、内部に流体を通流させる管の外周面に対して、前記管挿入溝内に前記管が入り込むように前記フィン挿入部材を駆動して、前記フィンを前記管に嵌合させるフィン装着過程を含むフィンアンドチューブ式の熱交換器の製造方法であって、前記フィン保持過程は、前記フィンが多数連なるように加工されたフィン成形体から個別の前記フィンを得るパンチ装置に連動され、前記パンチ装置から切断直後の個別の前記フィンを受け取り、前記フィン挿入部材に対して位置決め手段によって位置決めして保持させる動作を含むことを特徴とする熱交換器の製造方法。
  2. 前記フィン保持過程によって前記フィンが前記フィン挿入部材に保持された後、前記フィン装着過程の前に、前記位置決め手段を前記フィン挿入部材の動作範囲、または前記管に既に嵌合された前記フィンと干渉する位置から退避させる位置決め手段退避過程を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器の製造方法。
  3. 保持部材に保持された内部に流体を通流させる管に対して、管挿入溝が形成されたフィンを保持したフィン挿入部材を、前記管挿入溝が前記管の外周面に嵌合されるように駆動することによってフィンアンドチューブ式の熱交換器を製造する装置であって、前記フィンが多数連なるように加工されたフィン成形体を個別の前記フィンに切断するパンチ装置と、このパンチ装置に連動されて該パンチ装置に対向し得るように設けられた前記フィン挿入部材と、前記パンチ装置で切断された前記フィンを受けると共に前記フィンを位置決めして前記フィン挿入部材に保持させる位置決め手段と、を備えたことを特徴とする熱交換器の製造装置。
  4. 前記パンチ装置の下方部に前記保持部材が設置され、かつ前記パンチ装置と前記保持部材との間に前記保持部材に保持された管の延在方向に直交する方向に平行な軸のまわりに回転駆動されるように設けられた回転体と、前記回転体の外周部に前記軸と平行な軸の周りに回動可能に設けられた前記フィン挿入部材と、前記フィン挿入部材を前記回転体の回転に応じて回動させ、前記パンチ装置に対向する位置では前記切断された前記フィンを受けて位置決め保持する姿勢とし、前記保持部材に保持された管に接近する過程では前記保持された前記フィンを前記管の外周面に嵌合させるように駆動するフィン挿入部材駆動手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の熱交換器の製造装置。
  5. 前記位置決め手段は、前記フィン挿入部材が前記切断されたフィンを受ける際の該フィン挿入部材の回動軌跡の先端部近傍における前記回転体の外周面に突出されて前記フィンの一端部をガイドする位置決め突起と、そのときの前記フィンの他端部をガイドするように形成され、前記回転体に対して回動し得るように取り付けられた可動位置決め部材を用いてなることを特徴とする請求項4に記載の熱交換器の製造装置。
  6. 前記可動位置決め部材を独立して駆動し得る可動位置決め部材駆動装置を備えていることを特徴とする請求項5に記載の熱交換器の製造装置。
  7. 前記位置決め手段は、前記パンチ装置を構成するダイまたはその近傍部に上下移動可能に設けられ、前記パンチ装置を構成するパンチの移動に応じて、前記切断された前記フィンを位置決めしつつ前記フィン挿入部材の近傍まで下降し、前記フィン挿入部材に受け渡すことを特徴とする請求項4に記載の熱交換器の製造装置。
  8. 前記位置決め手段は、前記パンチ装置を構成するダイまたはその近傍部に上下移動可能に設けられ、かつ、その前記位置決め手段を上下動させる独立した駆動部を備え、前記パンチ装置によって切断された前記フィンを位置決めしつつ前記フィン挿入部材の近傍まで下降し、前記フィン挿入部材に受け渡すことを特徴とする請求項4に記載の熱交換器の製造装置。
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