JP2014148964A - ガスタービン尾筒シール及びガスタービン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃焼ガス流路に面する壁部83内で燃焼ガス流路に面する壁面84に沿うように形成されると共に壁部83の下流側端部で折り返す冷却流路85を複数備え、これらの第一流路86が壁部83の上流側で車室に連通する入口開口部86aを有すると共に、第二流路87が壁部83の上流側かつ入口開口部86aの近傍で燃焼ガス流路に連通する出口開口部87aを有する。
【選択図】図5
Description
すなわち、前記尾筒シール180の壁部83は、その上流側端と尾筒22との間の隙間から漏れ出した車室32内の空気により冷却されるが、下流側ほど高温になる傾向にある。上記従来の尾筒シール180の構成では、壁部83の下流側端に冷却流路185の出口が開口するため、この出口周辺に破損が生じ易くなる。
また、冷却通路の出口となる第二流路の出口開口部が、壁部の壁面に配置されることで、壁部の下流側端部から開口を無くすことができ、冷却空気の出口周辺の損傷を抑えることができる。
この構成によれば、両側に配置された第一流路を流れる冷却空気により、冷却されるので、出口開口部の周辺の温度が高温になることがさらに抑制され、出口開口部の損傷を回避することができる。
この構成によれば、出口開口部から吐出する空気が、入口開口部から流入したばかりの空気によって冷却されると共に、第二流路の流路長も十分確保することができる。したがって、出口開口部周辺が冷却されることで、出口開口部周辺の損傷を抑えることができると共に、冷却空気量の低減も図ることができる。
この構成によれば、入口流路に流入したばかりの空気によって、出口開口部から吐出する空気及び出口開口部周辺を良好に冷却できる。
この構成によれば、冷却流路を前記上下流方向及び周方向で壁部の全体に渡って配置でき、壁面近傍をより一層良好に冷却できる。
この構成によれば、複数の冷却流路の接続流路を、周方向で壁部を貫通する流路で形成することが可能となり、複数の冷却流路の形成を容易にできる。
この構成によれば、壁面をその上流側端部から良好にフィルム冷却できる。
この構成によれば、第一流路から第二流路に折り返す際の空気流の衝突により、接続流路周辺を良好にインピンジメント冷却でき、壁部の下流側端部の冷却ができる。
まず、図1及び図2を用いて、本実施形態のガスタービンの基本構成について説明する。
図1に示すように、ガスタービン1は、外気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機10と、燃料供給源からの燃料を前記圧縮空気に混合して燃焼させて燃焼ガスを生成する複数の燃焼器20と、前記燃焼ガスにより駆動するタービン30と、を備える。
圧縮機10は、タービン30に対して、ロータ軸Arの軸方向Daの一方側に配置される。タービン30のケーシング31は、ロータ軸Arを中心とした円筒状をなしている。
以下、軸方向Daで圧縮機10が配置されている側を上流側、その反対側を下流側とする。また、ロータ軸Arを中心とした径方向Drで、ロータ軸Arから遠ざかる側を径方向外側、ロータ軸Arに近づく側を径方向内側とする。また、燃焼ガスの流れ方向に関して、燃焼器20が配置されている側を上流側、その反対側のタービン30が配置されている側を下流側とする。
次に、図3及び図4を用いて、本実施形態のガスタービン尾筒シール(以下、単に尾筒シールということがある。)について説明する。
図3に示すように、尾筒シール80は、燃焼器20の尾筒22の出口フランジ23と、第一静翼段40aの第一静翼41aの内側シュラウド45及び外側シュラウド43の各上流側端部と、の間をシールするシール部材である。
出口フランジ23は、尾筒出口22aの開口を挟んで、径方向Drに配置される一対の径方向フランジ部と周方向Dcに配置される一対の周方向フランジ部とを有する。尾筒シール80は、一対の周方向フランジ部に沿って配置される。
尾筒シール80の下流側部分には、燃焼ガス流路Pgの流れ方向で上流側に向かって凹む係合溝82が、周方向Dcに延びるように形成される。係合溝82には、第一静翼41aの内側シュラウド45の係合凸部44が嵌入される。
尾筒シール80の壁部83には、壁面84周辺を冷却するための冷却流路85が形成される。
第二流路87は、壁部83の上流側端部で燃焼ガス流路Pgに開放する出口開口部87aと、出口開口部87aから車室32側へ径方向Drに沿って延びる出口流路87bと、出口流路87bの先端側から壁面84に沿って燃焼ガスGの流れ方向の下流側へ延びる第二流路本体87cと、を有する。
冷却流路85の出口流路87bを、燃焼ガス流路Pg側ほど下流側に位置するように傾斜させ、この出口流路87bから流出した冷却空気Aが壁面84に沿って流れ易くしてもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
20 燃焼器
22 尾筒
30 タービン
32 車室
A 冷却空気(空気)
40a 第一静翼段
43 外側シュラウド
45 内側シュラウド
80 ガスタービン尾筒シール
Pg 燃焼ガス流路
83 壁部
84 壁面
Dc 周方向
85 冷却流路
86 第一流路
86a 入口開口部
86b 入口流路
86c 第一流路本体
87 第二流路
87a 出口開口部
88 接続流路
Claims (9)
- 燃焼器の尾筒と、該尾筒よりも燃焼ガスの流れ方向の下流側の第一静翼段の内側シュラウド及び外側シュラウドと、の間をシールするガスタービン尾筒シールにおいて、
燃焼ガス流路に沿う壁部内で、前記燃焼ガス流路に面する壁面に沿うように形成され、前記燃焼ガス流路外方の車室内から流入した空気を前記壁部内で前記下流側に流す第一流路と、
前記壁部内で、前記燃焼ガスの流れ方向と直交すると共に前記壁面に沿う周方向で、前記第一流路に隣接するように形成され、前記第一流路を流れた空気を前記壁部内で前記燃焼ガスの流れ方向の上流側に流す第二流路と、
前記壁部内に形成され、前記第一流路及び第二流路の前記下流側を接続してこれらを折り返すように連通させる接続流路と、を含む冷却流路を備え、
前記第一流路は、前記壁部の前記上流側で前記車室に連通する入口開口部を有し、
前記第二流路は、前記壁部の前記壁面で前記燃焼ガス流路に連通する出口開口部を有することを特徴とするガスタービン尾筒シール。 - 前記出口開口部は、前記入口開口部よりも前記下流側で、隣接する二つの前記第一流路の間に配置されることを特徴とする請求項1に記載のガスタービン尾筒シール。
- 前記出口開口部は、前記入口開口部よりも前記下流側で、前記入口開口部に近接して配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のガスタービン尾筒シール。
- 前記第一流路は、前記壁面に沿う第一流路本体と、前記入口開口部から前記燃焼ガス流路側へ延びて前記壁面の近傍で前記第一流路本体に接続される入口流路と、を含み、
前記入口流路と前記出口開口部とが近接することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のガスタービン尾筒シール。 - 前記冷却流路は、前記周方向で並ぶように複数形成されることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のガスタービン尾筒シール。
- 前記接続流路は、前記周方向に延びて複数の前記冷却流路の第一流路及び第二流路を連通すること特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のガスタービン尾筒シール。
- 前記出口開口部は、前記壁面の上流側端部に開口し、前記壁面のフィルム冷却孔として機能することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のガスタービン尾筒シール。
- 前記接続流路は、前記第一流路を流れる空気の衝突によって内壁面を冷却するインピンジメント冷却がなされることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載のガスタービン尾筒シール。
- 請求項1から8の何れか一項に記載のガスタービン尾筒シールと、前記尾筒を含む燃焼器と、前記燃焼器が発生した燃焼ガスで駆動するタービンと、を備えることを特徴とするガスタービン。
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