JP2014009937A - ガスタービン用移行ダクト - Google Patents

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Patrick Benedict Melton
メルトン・パーク・ベネディクト
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D9/00Stators
    • F01D9/02Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles
    • F01D9/023Transition ducts between combustor cans and first stage of the turbine in gas-turbine engines; their cooling or sealings

Abstract

【課題】エンドフレーム末端端部を貫いて延在する冷却通路を減らす、かつ/または無くすことによって、エンドフレーム末端端部の少なくとも一部の冷却を可能にする移行ダクトを提供すること。
【解決手段】ガスタービンの燃焼器用の移行ダクトは、半径方向外側部、半径方向外側部と対向する半径方向内側部、半径方向外側と半径方向内側部との間の第1の側方部、および半径方向外側と半径方向内側部との間の第1の側方部と対向する第2の側方部を有するエンドフレームを全体的に含む。エンドフレームの半径方向外側部、半径方向内側部、第1の側方部、または第2の側方部のうちの少なくとも1つの中に溝穴があってもよい。第1の複数の軸方向延在通路がエンドフレームの中を通り、溝穴と交わってもよい。エンドフレームの末端端部が溝穴に途切れなく隣接してもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般にガスタービン用移行ダクトに関する。詳細には、本発明は、移行ダクトに関し、移行ダクトの下流端部にエンドフレームが配置されている。
従来のガスタービンシステムは、圧縮機、1つまたは複数の燃焼器、およびタービンを含む。従来のガスタービンシステムでは、圧縮機から1つまたは複数の燃焼器に圧縮空気が供給される。1つまたは複数の燃焼器に入る空気は燃料と混合され、燃焼される。高温の燃焼ガスは1つまたは複数の燃焼器の各々から移行ダクトを通ってタービンに流入し、ガスタービンシステムを駆動して発電する。
燃焼器の設計によっては、移行ダクトの下流端部をエンドフレームが取り囲むことがある。エンドフレームは通常、タービンに概ね隣接する末端端部を含むことができる。その結果、エンドフレーム末端端部は、移行ダクトからタービンに流入する高温ガスによって生じる強烈な熱応力に曝されうる。
熱応力を低減し、エンドフレームの機械的寿命を高めるための種々の技法は、一般的に、エンドフレーム末端端部を貫く冷却通路を機械加工し、それにより、圧縮機からの圧縮空気等の冷却媒体が通路を通って流れることができるようにして、エンドフレーム末端端部を冷却することを含む。エンドフレーム末端端部を貫いて延在する冷却通路を減らす、かつ/または無くすことによって、エンドフレーム末端端部の少なくとも一部の冷却を可能にする移行ダクトが必要である。
本発明の態様および利点は、以下の記載において説明され、あるいは、記載から明らかになることも、本発明の実施を通じて理解されることもある。
本発明の1つの実施形態は、エンドフレームを有する移行ダクトである。エンドフレームは、半径方向外側部、半径方向外側部と対向する半径方向内側部、半径方向外側と半径方向内側部との間の第1の側方部、および半径方向外側と半径方向内側部との間の第1の側方部と対向する第2の側方部、ならびにエンドフレームの半径方向外側部、半径方向内側部、第1の側方部、または第2の側方部のうちの少なくとも1つの中の溝穴を含むことができる。第1の複数の軸方向延在通路がエンドフレームの中を通って延在し、溝穴と交わってもよい。エンドフレームの末端端部が全体的に溝穴に隣接して連続してもよい。
本発明の別の実施形態は、半径方向外側部、半径方向外側部と対向する半径方向内側部、半径方向外側と半径方向内側部との間の第1の側方部、および半径方向外側と半径方向内側部との間の第1の側方部と対向する第2の側方部を有するエンドフレームを全体的に含む移行ダクトである。エンドフレームは、エンドフレームの半径方向外側部、半径方向内側部、第1の側方部、または第2の側方部のうちの少なくとも1つの中の半径方向通路を含むこともできる。第1の複数の軸方向通路がエンドフレームの中を通って延在し、半径方向通路において終端する。エンドフレームの末端端部が全体的に半径方向通路の下流にあってもよく、半径方向通路に隣接した末端端部上には耐熱材料の連続層が配置されてもよい。
本発明は、半径方向外側部、半径方向外側部と対向する半径方向内側部、半径方向外側と半径方向内側部との間の第1の側方部、および半径方向外側と半径方向内側部との間の第1の側方部と対向する第2の側方部を有するエンドフレームと、エンドフレームの末端端部とを全体的に含む移行ダクトを含むこともできる。移行ダクトはエンドフレーム末端端部の冷却手段も含む。
当業者は、本明細書を検討することによって、こうした実施形態およびその他の特徴および態様を理解しよう。
本願明細書の後の部分では、添付の図への参照を含めつつ、当業者にとって本発明の最良の形態を含む、本発明の完全で実施可能な程度の開示をより詳細に示す。
例示的なガスタービンの部分断面図である。 図1に示される通りの例示的な燃焼器の断面の側面図である。 本開示の少なくとも1つの実施形態による、図2に示される通りの例示的な移行ダクトの斜視図である。 本開示の少なくとも1つの実施形態による、図3に示される通りの線A−Aに沿った移行ダクトの一部の断面の上面図である。 本開示の少なくとも1つの実施形態による、図3に示される通りの移行ダクトの一部の線B−Bに沿った断面の側面図である。 本開示の少なくとも1つの実施形態による、図3に示される通りの移行ダクトの一部の線B−Bに沿った断面の側面図である。 本開示の少なくとも1つの実施形態による、図3に示される通りの移行ダクトの一部の側面図である。 本開示の少なくとも1つの実施形態による、図3に示される通りの線A−Aに沿った移行ダクトの一部の断面の上面図である。 本開示の少なくとも1つの実施形態による、図3に示される通りの線B−Bに沿った断面の一部の側面図である。 本開示の少なくとも1つの実施形態による、図3に示される通りの線B−Bに沿った断面の一部の側面図である。
次に、本発明の実施形態を提示するために詳細な論及を行う。実施形態の1つまたは複数の例が添付の図面に示されている。詳細な記載は、図面中の特徴を参照するために数字および文字符号を用いる。図面および記載中の同じまたは類似の符号は、本発明の同じまたは類似の部分を参照するために用いられている。
本願明細書では、用語「第1」、「第2」および「第3」は、1つの構成要素を他と区別するために交換可能に用いられてもよいものであり、個々の構成要素の位置または重要性を意味することを意図されてはいない。加えて、用語「上流」および「下流」は流体経路における構成要素の相対位置を指す。例えば、流体が構成要素Aから構成要素Bに流れる場合には、構成要素Aは構成要素Bの上流になる。逆に、構成要素Bが構成要素Aからの流体の流れを受ける場合には、構成要素Bは構成要素Aの下流になる。
それぞれの例は、本発明を限定するためでなく、本発明を説明するために提供されている。実際、本発明において、その範囲または精神から逸脱することなく変更および変形を加えることができることは当業者には明らかであろう。例えば、1つの実施形態の一部として図示または記載されている特徴が、別の実施形態に用いられてさらに別の実施形態を生み出してもよい。故に、本発明は、このような変更および変形を、添付の請求項およびそれらの均等物の範囲に入るものとして含むことが意図されている。
本発明の種々の実施形態はガスタービンの燃焼器用の移行ダクトを含む。移行ダクトは、移行ダクトの下流端部を取り囲むエンドフレームを全体的に含む。エンドフレームは、全体的にガスタービンのタービン部に隣接して配置される末端端部を含む。特定の実施形態では、エンドフレームは1つまたは複数の溝穴を含むことができる。1つまたは複数の溝穴は、下流側表面から軸方向に隔てられた上流側表面を含むことができる。ここで、1つまたは複数の溝穴の下流側表面は全体的にエンドフレーム末端端部に隣接している。エンドフレームは、エンドフレームの一部の中を通って延在し、1つまたは複数の溝穴と交わる複数の軸方向延在通路を含むこともできる。このようにして、圧縮作動流体が複数の軸方向延在通路の少なくとも一部を通って1つまたは複数の溝穴に流入することができ、それにより、圧縮作動流体は、エンドフレーム末端端部に隣接する1つまたは複数の溝穴の下流側表面に衝突する、かつ/またはそこを流れて通り抜ける。溝穴の下流側表面とエンドフレームの末端端部との間の容積は、エンドフレームとタービン部との間に一体の熱シールドを形成することができる。その結果、圧縮作動流体がエンドフレーム末端端部を冷却することができ、それにより、エンドフレームに対する熱応力が低減し、エンドフレームおよび移行ダクトの機械的寿命が改善する。
図1は、例示的なガスタービン、およびガスタービンの一部の断面図を示す。図2は、図1に示される通りのガスタービンの燃焼器の断面図を示す。図1に示されるように、ガスタービン10は、圧縮機12、圧縮機12の下流の1つまたは複数の燃焼器14、および複数の燃焼器14の下流のタービン部16を全体的に含む。図示のように、複数の燃焼器14はガスタービン10の軸方向中心線の周りに環状アレイ状に配置されてもよい。タービン部16は、静翼18および動翼20の交互になった段を全体的に含むことができる。動翼20は、タービン部16を貫いて延在するシャフト22に結合されてもよい。図2に示されるように、複数の燃焼器14は各々、一方の端部にエンドカバー24を含み、他方の端部に移行ダクト26を含むことができる。1つまたは複数の燃料ノズル28がエンドカバー24から概ね下流へ延在してもよい。燃焼器ライナ30が1つまたは複数の燃料ノズル28を少なくとも部分的に取り囲み、そこから下流へ延在してもよい。移行ダクト26は燃焼器ライナ30から下流へ延在してもよく、静翼18の1段目に隣接して終了してもよい。別の設計では、移行ダクト26は1つまたは複数の燃料ノズル28から下流へ延在してもよい。図1および2に示されるように、プレナム34を形成するべく外筒32が1つまたは複数の燃焼器14を取り囲むことがある。プレナム34は燃焼器ライナ30および/または移行ダクト26を少なくとも部分的に取り巻いている。
動作時には、図1に示されるように、外気等の作動流体36が圧縮機12に入り、圧縮機12を通って圧縮作動流体38としてプレナム34に流入する。図2に示されるように、圧縮作動流体38の一部は、移行ダクト26を通り抜けて、方向を反転させるまでエンドカバー24に向かって流れることができる。圧縮作動流体38は、燃焼器ライナ30の内部に少なくとも部分的に画定されてもよい燃焼室40内で1つまたは複数の燃料ノズル28からの燃料と混合して可燃混合気を形成する。可燃混合気は燃焼され、急膨張する高温ガス42を発生する。高温ガス42は通常、燃焼器ライナ30が存在する場合には、そこから、移行ダクト26を通ってタービン部16に流入する。そこで、高温ガス42からのエネルギーは、シャフト22に取り付けられた動翼20の種々の段に伝達され、それによって、シャフト22を回転させ、機械的仕事を発生させる。発生した機械的仕事は、圧縮機12、または電気を発生する発電機(不図示)等の他の外部負荷を駆動することができる。プレナム34からの圧縮作動流体38の他の一部は、主として複数の燃焼器14および/またはタービン部16内の種々の構成要素を冷却するために利用することができる。
図3は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、図2に示される通りの例示的な移行ダクト26の斜視図を示す。図2および3に示されるように、移行ダクト26は、前端部46および前端部46の下流の後端部48を有する管状体44を全体的に含む。前端部46は概ね環状であってもよく、燃焼器ライナ30と係合するように構成されてもよい。特定の実施形態では、移行ダクト26は、管状体44の後端部48の周囲を少なくとも部分的に取り囲むエンドフレーム50を含むことができる。実施形態によっては、エンドフレーム50は、管状体44の後端部48の一体部分として鋳造および/または機械加工されてもよい。他の実施形態では、エンドフレーム50は、管状体44の後端部48に接続される別個の構成要素であってもよい。例えば、限定するものではないが、エンドフレーム50は溶接によって後端部48に接続されてもよい。
図2および3に示されるように、エンドフレーム50は、上流端部52、および上流端部から軸方向に隔てられた末端端部54を全体的に含む。図2に示されるように、エンドフレーム50の末端端部54は、全体的にタービン部16の静翼18の1段目に隣接して配置されてもよい。図3に示されるように、エンドフレーム50の末端端部54は概ね平坦であってもよい。特定の実施形態では、末端端部の少なくとも一部は連続的であってもよい。本願明細書において用いられているように、用語「連続的」は、全体的に貫通孔または貫通通路のない、中実で途切れのない表面を意味する。
図3に示されるように、エンドフレーム50は、エンドフレーム50の軸方向中心線から半径方向外側に配置された半径方向外側部56、および半径方向外側部56から半径方向内側に配置された半径方向内側部58を全体的に含むことができる。エンドフレーム50は一対の側方部60をさらに含むことができる。一対の側方部60は各々、半径方向外側部56と半径方向内側部58との間に概ね半径方向に延在する。特定の実施形態では、半径方向内側部58、半径方向外側部56、および一対の側方部60は全体的にエンドフレーム50の末端端部54に隣接してもよい。
図4は、図3の線A−Aに沿ったエンドフレーム50の一対の側方部60のうちの一方の断面図である。図5および6は、図3に示される通りの線B−Bに沿ったエンドフレーム50の半径方向内側部58および半径方向外側部56の断面図である。特定の実施形態では、図4〜6に示されるように、エンドフレーム50は、エンドフレーム50の少なくとも一部の中を通り、エンドフレーム50の末端端部54を貫いて概ね軸方向に延在する複数の軸方向延在通路62を含むことができる。複数の軸方向延在通路62は、複数の軸方向延在通路62を通じた流れを促すように、いかなるサイズのものであってもよく、いかなる断面形状を有してもよく、またはいかなる方法で配置されてもよい。このようにして、圧縮作動流体38の少なくとも一部が燃焼器14のプレナム34から軸方向延在通路62を通って流れることができ、それにより、エンドフレーム50の少なくとも一部を部分的に冷却する。
特定の実施形態では、図4〜6に示されるように、エンドフレーム50の末端端部54の少なくとも一部が耐熱材料64で被覆されてもよい。例えば、限定するものではないが、遮熱コーティングである。特定の実施形態では、複数の軸方向延在通路62の少なくとも一部は、エンドフレーム50の末端端部54を貫き、耐熱材料64を貫いて延在してもよい。このようにして、耐熱材料64は、エンドフレーム50の末端端部54と、移行ダクト26からタービン部16に流入する高温ガス42との間に熱障壁を形成することができる。加えて、エンドフレーム50に対して、特に、エンドフレーム50の末端端部54に対して圧縮作動流体38が冷却することができる。その結果、エンドフレームの機械的寿命が高められうる。
図7は、図3に示される通りのエンドフレーム50の側面図を示す。図8は、図3における線A−Aに沿ったエンドフレーム50の一対の側方部60のうちの一方の断面図を示す。図9は、図3に示される通りの線B−Bに沿ったエンドフレーム50の半径方向外側部56の断面図を示す。図10は、図3に示される通りの線B−Bに沿ったエンドフレーム50の半径方向内側部58の断面図を示す。図7〜10に示されるように、本発明の種々の実施形態は、エンドフレーム50の末端端部54の冷却手段を含むことができる。特定の実施形態では、エンドフレーム50の末端端部54の冷却構造は、図9に示されるように、エンドフレーム50の半径方向外側部56、図10に示されるように、半径方向内側部58、または図8に示されるように、一対の側方部60のうちの少なくとも1つの中に溝穴66を含むことができる。特定の実施形態では、図3および図7〜10にまとめて示されるように、溝穴66は全体的にエンドフレーム50の周囲に円周方向に途切れのないように延在してもよい。図7〜10に示されるように、溝穴66は、上流側表面68、および上流側表面68から概ね軸方向に隔てられた下流側表面70を画定する形状になされてもよい。例えば、限定するものではないが、溝穴66は概ね「U」字状であってもよい。特定の実施形態では、図7〜10に示されるように、溝穴66は、溝穴下流側表面70が全体的にエンドフレーム50の末端端部54に隣接するように配置されてもよい。特定の実施形態では、図7〜10に示されるように、溝穴66の下流側表面70は全体的にエンドフレーム50の末端端部54に隣接して連続してもよい。特定の実施形態では、図7〜10に示されるように、溝穴66の下流側表面70とエンドフレーム50の末端端部54との間のエンドフレームの容積が、エンドフレーム50に対して一体となった熱シールド71を少なくとも部分的に画定することができ、それにより、移行ダクト26からタービン部に流入する高温ガス42との間の防護障壁を形成する。
図7〜10に示されるように、エンドフレーム50の末端端部54の冷却手段は、溝穴66の上流側表面68と下流側表面70との間に少なくとも部分的に画定される半径方向通路72を含むことができる。図示のように、エンドフレーム50内には、複数の溝穴66によって画定される複数の半径方向通路72があってもよい。図7および8に示されるように、半径方向通路72はエンドフレーム50の一対の側方部60内の溝穴66によって画定することができる。加えて、または代替的に、図7、9および10に示されるように、半径方向通路72はエンドフレーム50の半径方向外側部56および/または半径方向内側部58内に画定されてもよい。
エンドフレーム50の末端端部54の冷却手段は、エンドフレーム50の少なくとも一部の中を通って延在し、溝穴66と交わる複数の軸方向延在通路74をさらに含むことができる。複数の軸方向延在通路74は、複数の軸方向延在通路74を通じた流れを促すように、いかなるサイズのものであってもよく、いかなる断面形状を有してもよく、またはいかなる方法で配置されてもよい。特定の実施形態では、図7〜10に示されるように、軸方向延在通路74の少なくとも一部は、エンドフレーム50の上流端部52に概ね隣接する位置から延在してもよい。特定の実施形態では、図8に示されるように、複数の軸方向延在通路74の少なくとも一部は、エンドフレーム50の一対の側方部60のうちの少なくとも一方の中の溝穴66と交わってもよい。加えて、または代替的に、図9および10にそれぞれ示されるように、複数の軸方向延在通路74の少なくとも一部は、エンドフレーム50の半径方向外側部56または半径方向内側部58のうちの少なくとも一方の中の溝穴66と交わってもよい。
実施形態によっては、図7および8に示されるように、複数の軸方向延在通路74のうちの少なくとも1つは溝穴66の上流側表面68と概ね垂直に交わってもよい。このようにして、溝穴66に流入する圧縮作動流体38は溝穴66の下流側表面70に衝突することができ、それにより、下流側表面70に対してインピンジメント冷却を提供し、かくしてエンドフレーム50の末端端部54を冷却する。加えて、または代替的に、図7、9および10に示されるように、軸方向延在通路74の少なくとも一部は、エンドフレーム50の軸方向中心線に対して鋭角の角度で溝穴66と交わってもよい。このようにして、溝穴66に流入する圧縮作動流体38は溝穴66の下流側表面70に対して、なお少なくとも部分的に衝突してもよく、それにより、下流側表面70に対してインピンジメント冷却を提供し、かくしてエンドフレーム50の末端端部54をインピンジメント冷却する。加えて、圧縮作動流体は溝穴66の下流側表面70を流れて通り抜けることができ、それにより、溝穴66の下流側表面70およびエンドフレーム50の末端端部54に対して対流および/または伝導冷却を提供する。
種々の実施形態では、図7〜10に示されるように、溝穴66に流入する圧縮作動流体38は、半径方向通路72を通ってタービン部16内へと導かれてもよい。その結果として、圧縮作動流体38は溝穴66の上流側および下流側表面68、70に対して冷却することができ、それにより、エンドフレーム50および末端端部54を冷却する。加えて、圧縮作動流体38は、タービン部16の静翼18の1段目に対して冷却することができる。
図8〜10に示されるように、エンドフレーム下流端部の冷却手段は耐熱材料76を含むこともできる。特定の実施形態では、図8〜10に示されるように、耐熱材料76は、エンドフレーム50の末端端部54の、溝穴66の下流側表面70に隣接した部分上に少なくとも配置されてもよい。種々の実施形態では、図8〜10に示されるように、耐熱材料76は、エンドフレーム50の末端端部54の、溝穴66の下流側表面70に隣接している部分に沿った連続層内に施されてもよい。このようにして、耐熱材料76は、移行ダクト26からタービン部16に流入する高温ガス42から、エンドフレーム50の末端端部54を少なくとも部分的に保護することができる。このようにして、耐熱材料76と、溝穴66に流入する圧縮作動流体38によって提供される溝穴66の下流側表面70の衝突、対流および/または伝導冷却とが組み合わさり、エンドフレーム50の末端端部54上の熱応力を低減することができる。その結果、エンドフレームの寿命が改善され、それにより、燃焼器14の全体的な機械的性能が高めることができる。
特定の実施形態では、エンドフレーム末端端部は、エンドフレーム末端端部の冷却手段に加えて、末端端部の一部を貫いて延在する複数の軸方向延在通路62の一部を含むことができる。例えば、複数の軸方向延在通路62は、図5および6に示されるように、エンドフレーム50の半径方向内側部および/または半径方向外側部に隣接したエンドフレーム50の末端端部54を貫いて延在してもよく、一方、一対の側方部60は、図8に示されるように、溝穴66および軸方向延在冷却通路74を含むことができる。
代替の実施形態では、複数の軸方向延在通路62は、図4に示されるように、エンドフレーム50の一対の側方部60に隣接したエンドフレーム50の末端端部54を貫いて延在してもよく、一方、半径方向外側部56および半径方向内側部58は、図9〜10に示されるように、溝穴66および軸方向延在冷却通路74を含むことができる。このようにして、エンドフレーム50の末端端部54を貫いて延在する軸方向延在通路62の配置に対する溝穴66および軸方向延在冷却通路74の配置によって、熱応力を選択的に制御することができる。
本明細書は、例を用い、最良の形態を含む本発明を開示し、同様に、任意の装置またはシステムを製作し利用すること、および任意の組み込まれている方法を実施することを含めて、当業者であれば誰でも本発明を実施できるようにする。本発明の特許性のある範囲は特許請求の範囲によって定義されており、当業者が想到する他の例を含むことができる。このような他の例は、特許請求の範囲の文言とは異ならない構造要素を含む場合、または特許請求の範囲の文字通りの文言とはごくわずかの相違しかない均等な構造要素を含む場合には、特許請求の範囲に含まれることが意図されている。
10 ガスタービン
12 圧縮機
14 燃焼器
16 タービン部
18 静翼
20 動翼
22 シャフト
24 エンドカバー
26 移行ダクト
28 燃料ノズル
30 燃焼器ライナ
32 外筒
34 プレナム
36 作動流体
38 圧縮作動流体
40 燃焼室
42 高温ガス
44 管状体
46 前端部
48 後端部
50 エンドフレーム
52 上流端部
54 末端端部
56 半径方向外側部
58 半径方向内側部
60 側方部
62 軸方向延在通路
64 耐熱コーティング
66 溝穴
68 溝穴上流側表面
70 溝穴下流側表面
71 熱シールド
72 半径方向通路
74 軸方向延在通路
76 耐熱材料

Claims (7)

  1. a.半径方向外側部(56)、前記半径方向外側部(56)と対向する半径方向内側部(58)、前記半径方向外側(56)と半径方向内側部(58)との間に延在する一対の対向する側方部(60)を有するエンドフレーム(50)と、
    b.前記半径方向外側部(56)、前記半径方向内側部(58)または前記一対の対向する側方部(60)の一方もしくは両方のうちの少なくとも1つの中に画定される溝穴(66)と、
    c.前記エンドフレーム(50)の中を通って延在し、前記溝穴(66)と交わる第1の複数の軸方向延在通路(74)と、
    d.前記溝穴(66)に隣接して連続している前記エンドフレーム(50)の末端端部(54)と、
    を備える移行ダクト(26)。
  2. 前記溝穴(66)が、前記エンドフレーム(50)の半径方向外側部(56)の中を通って延在する、請求項1記載の移行ダクト(26)。
  3. 前記溝穴(66)が、前記エンドフレーム(50)の半径方向内側部(58)の中を通って延在する、請求項1または2記載の移行ダクト(26)。
  4. 前記エンドフレーム(50)の中を通って延在する第2の複数の軸方向延在通路(62)をさらに備え、前記第2の複数の軸方向延在通路(62)が、前記エンドフレーム(50)の末端端部(54)を貫通する、請求項1乃至3のいずれか記載の移行ダクト(26)。
  5. 前記第1の軸方向延在通路(74)のうちの少なくともいくつかが、前記溝穴(66)に対して実質的に垂直である、請求項1乃至4のいずれか記載の移行ダクト(26)。
  6. 前記第1の軸方向延在通路(74)のうちの少なくともいくつかが、前記エンドフレーム(50)の軸方向中心線に対して鋭角をなして前記溝穴(66)と交わる、請求項1乃至5のいずれか記載の移行ダクト(26)。
  7. 前記溝穴(66)に隣接する前記エンドフレーム(50)の末端端部(54)上に配置された耐熱材料(76)の連続層をさらに備える、請求項1乃至6のいずれか記載の移行ダクト(26)。
JP2013131231A 2012-06-29 2013-06-24 ガスタービン用移行ダクト Pending JP2014009937A (ja)

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