JP2014148764A - 編地の編成方法、および編地 - Google Patents

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Abstract

【課題】編地に厚みを持たせることができ、かつ伸縮し難い振り柄を編成することができる編地の編成方法を提供する。
【解決手段】FBの編幅方向に連続して並ぶ複数の起点編目2,3,4を選択し、その選択した各起点編目2,3,4に対して連続的に割増しを行なう(工程α)。割増しによってBBに目移しされた起点編目2,3,4を、FBにおいて割増しによって形成される新規編目9,8,7よりも左方にある左方編目8,7,6、または右方にある右方編目10,9,8に重ね合わせ、起点編目2,3,4を左方または右方に傾ける(工程β)。FBに形成される各重ね目8;2,7;3,6;4のウエール方向に連続する止め編目13,14,15を編成し、重ね目8;2,7;3,6;4を固定する(工程γ)。
【選択図】図3

Description

本発明は、編幅方向の左方または右方に傾いた編目を含む振り柄を編成する編地の編成方法、およびその編地の編成方法によって編成された振り柄を有する編地に関する。
従来から横編機を用いて種々の柄を編地に形成することが行なわれている。例えば、特許文献1には、編幅方向の左方または右方に傾いた編目を含む振り柄を編成する技術が開示されている。
特許文献1では、振り柄を編成するにあたり、いわゆるリブ編みを利用している。具体的には、特許文献1の実施形態では、まず一方の針床に係止されるベース編目列の一つ置きの編目を他方の針床に移し、一方の針床と他方の針床との相対的な位置を第1のラッキングによりずらしている(特許文献1の図2の編成コース1〜3を参照)。つまり、この操作により、ベース編目列を構成する編目の編幅方向の並びが入れ換えられる。次に、編目の位置を入れ換えたベース編目列のウエール方向に続いて新たな編目列Pを編成する(編成コース3を参照)。このとき、ベース編目列は一方の針床と他方の針床に振り分けられているので、編目列Pはリブ編みによって編成される。次いで、ベース編目列の編目の並びが第1のラッキングの前の状態に戻るように第2のラッキングを行ない、編目列Pのうちの他方の針床に係止される編目を一方の針床に目移ししている(編成コース4を参照)。つまり、この操作により、編目列Pを構成する編目の編幅方向の並びが入れ換えられ、編目が傾いた状態になる。最後に、編目列Pのウエール方向に続いてさらに編目列Qを編成し、編目列Pの編目が傾斜した状態を固定している(編成コース7、図3の編成コース8を参照)。
上記特許文献1の振り柄を有する編地の編成方法によれば、振り柄の形成にリブ編成を利用しているため、振り柄による編地のデザイン性の向上の他に、編地に厚みを持たせることができる。例えば、ニットウェアや、車のシートカバーなどの厚みを要求される編地の編成に、特許文献1の編成方法を好適に利用できる。
国際公開第2009/072617号
ここで、特許文献1の編成方法では、リブ編みを利用していることによって編地に厚みを持たせることができる反面、編地における振り柄の部分が編幅方向に伸縮し易く、そのことが問題となる場合がある。例えば、ニットウェアと着用者との間、あるいは車のシートとシートカバーとの間のサイズ差が大きくなると、振り柄の部分が伸びてしまい、振り柄のデザインが崩れたり、厚みが薄くなったりすることがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、編地に厚みを持たせることができ、かつ伸縮し難い振り柄を編成することができる編地の編成方法、および編地を提供することにある。
本発明は、少なくとも前後一対の針床を備え、前後いずれかの針床が左右にラッキング可能で、かつ前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて、編地のウエール方向に対して編目が傾斜することで形成される振り柄を編成する編地の編成方法であって、以下の工程α〜工程γを行なうことで振り柄を編成することを特徴とする。
[工程α]…一方の針床に係止されるベース編目列のうち、編幅方向に連続して並ぶ複数の起点編目を選択し、その選択した各起点編目に対して連続的に割増しを行なう。
[工程β]…割増しによって他方の針床に目移しされた起点編目を、一方の針床において下記条件Iを満たす新規編目よりも左方にある左方編目、または右方にある右方編目に重ね合わせ、起点編目を左方または右方に傾ける。
(条件I)…割増しによって起点編目から引き出された状態で一方の針床に形成される編目。
[工程γ]…工程βで一方の針床に形成される各重ね目のウエール方向に連続する止め編目を編成し、重ね目を固定する。
上記一連の工程によって、起点編目を重ねた編目が、起点編目を寄せた方向と反対方向に傾き、編地に振り柄が形成される。つまり、左方編目は右方に、右方編目は左方に傾く。起点編目を寄せた方向と、起点編目を重ねた編目の傾く方向と、が逆になるのは、起点編目が寄せる前の位置に戻ろうとすることで、起点編目が起点編目を重ねた編目を引っ張るからである。
ここで、割増しとは、一方の針床に係止される起点編目を他方の針床に目移しすると共に、その起点編目から引き出される新規編目を一方の針床に形成する公知の編成動作である(特許第2604653号公報などを参照)。例えば、前針床の編針Xに起点編目が係止されている場合、その起点編目に対して割増しを行なえば、起点編目は後針床の編針Y(編針Xに対向する編針)に移動し、編針Xには起点編目から引き出される新規編目が形成される。
また、左方編目(右方編目)は、新規編目から1〜3目程度左方(右方)にある編目である。ここで、起点編目を重ね合わせる左方編目(右方編目)は、その起点編目とは別の起点編目と対をなす新規編目であっても良い。例えば、編幅方向の左側から順に並ぶ起点編目を起点編目X,Y,Z、割増しによって各起点編目X,Y,Zから引き出される新規編目を新規編目x,y,zとしたとき、起点編目Yを重ね合わせる左方編目(右方編目)としては新規編目x(z)もしくは新規編目x(z)よりも左方(右方)にある編目を挙げることができる。
本発明の編地の編成方法の一形態として、下記左寄せユニットの編成と右寄せユニットの編成とを予め決定しておいた編地のパターン図に従って行なう形態を挙げることができる。
[左寄せユニットの編成]…工程α〜工程γを複数回繰り返し、その繰り返しに含まれる全ての工程βで起点編目を左方編目に重ねる。
[右寄せユニットの編成]…工程α〜工程γを複数回繰り返し、その繰り返しに含まれる全ての工程βで起点編目を右方編目に重ねる。
ここで、起点編目を左方編目に重ねた左寄せユニットは、右方に傾いた状態となる。これは、左方編目に重ねるために左方に寄せた起点編目が元の位置に戻ろうとして左方編目を右方に引っ張るからである。同様に、右寄せユニットも、起点編目を寄せる方向である右方とは逆の左方に傾いた状態になる。
本発明の編地の編成方法の一形態として、前側編地部と後側編地部とを備える筒状編地を編成する際、前側編地部と後側編地部のいずれか一方にのみ振り柄を編成する形態を挙げることができる。
また、本発明は、少なくとも前後一対の針床を備え、前後いずれかの針床が左右にラッキング可能で、かつ前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編成された編幅方向の左方または右方に傾いた編目を含む振り柄を備える編地に係る。この本発明の編地の振り柄は、天竺組織で形成され、編幅方向に連続して並ぶ複数の起点編目と、各起点編目に対して割増やしを行なうことで形成された新規編目と、を備える。起点編目は、新規編目の編幅方向の左方にある左方編目、または右方にある右方編目に重ね合わされている。また、起点編目と、左方編目(または右方編目)と、からなる重ね目のウエール方向に連続して形成される止め編目によって重ね目が固定されていることを特徴とする。
本発明の編地の編成方法によれば、本発明の編地を編成することができる。この本発明の編地では、割増しの対象となる起点編目が存在し、その起点編目が編幅方向の左方(右方)に寄せられた状態で左方編目(右方編目)に重ねられて固定されている。そのため、振り柄の編幅方向の伸びが拘束されるため、振り柄のデザインが崩れ難く、また振り柄の厚みが薄くなり難い。
左寄せユニットと右寄せユニットとを所定のパターン図に従って編成する本発明の編地の編成方法によれば、編地のデザイン性を向上させることができる。例えば、パターン図を工夫すれば、後述する実施形態1の図1に示すように波模様の編地や、市松模様の編地を編成することができる。
筒状編地の前側編地部と後側編地部の一方にのみ振り柄を編成する本発明の編地の編成方法によれば、筒状編地の全体的な伸縮性を向上させることができる。例えば、車のシートカバーなどは、シートへの装着性が良いことが求められる。シートカバーの前側編地部と後側編地部の両方に、本発明の編成方法による振り柄が形成されていた場合、振り柄の部分が伸び難いため、シートカバーの装着性が悪くなる恐れがある。これに対して、座面となるシートカバーの前側編地部に振り柄を形成することで座面のデザイン性と厚みを確保し、後側編地部に振り柄を形成しないことでシートカバーをシートに装着する際に後側編地部が伸びるようにし、シートカバーの装着性を良くすることができる。
実施形態1の編地の部分拡大写真を示す図である。 図1に示す振り柄の形成状態を示す模式図である。 振り柄の編成工程図である。 振り柄のループ図である。 実施形態2の編地の部分拡大写真を示す図である。 図5に示す振り柄の形成状態を示す模式図である。
以下、本発明の編地の編成方法の実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態では、左右方向に延び、かつ、前後方向に互いに対向する前針床(以下、FB)と後針床(以下、BB)を備え、BBが左右にラッキング可能な2枚ベッド横編機を用いた編成例を説明する。もちろん、使用する横編機は、2枚ベッド横編機に限定されるわけではなく、4枚ベッド横編機であっても良い。
<実施形態1>
≪全体構成≫
図1の写真に示す本実施形態の編地は、図2の模式図に示すように、左寄せユニット101と、右寄せユニット102と、を組み合わせることで、全体的に波模様が形成された編地100である。左寄せユニット101は、編幅方向の左方に寄せた起点編目(起点編目については後述する)を有する振り柄であって、全体的に右方に傾いた状態となっている。一方、右寄せユニット102は、編幅方向の右方に寄せた起点編目を有する振り柄であって、全体的に左方に傾いた状態となっている。編地100における左寄せユニット101と右寄せユニット102以外の部分は非振り柄部103であって、例えば天竺編みによって編成されている。
上記編地100を編成するには、予め左寄せユニット101と右寄せユニット102の配置状態を決定しておいたパターン図に従って編成プログラムを作成しておけば良い。以下、図3の編成工程図、および図4のループ図を参照して左寄せユニット101の編成手順を説明する。なお、パターン図は、両ユニット101,102をどのように組み合わせるかによってほぼ無限に存在するといって良い。例えば、左寄せユニット101あるいは右寄せユニット102のみでパターン図を形成しても良い。
≪編成手順≫
図3は、左寄せユニット(振り柄)を編成する手順を示す編成工程図である。図中の左欄の「S+数字」は編成工程の番号を示し、右欄には各編成工程における編目の係止状態が示されている。右欄の黒点はFBおよびBBに備わる編針、○は旧編目、●は各編成工程で新たに編成される編目、◎は重ね目、矢印は編目の目移しの方向を示す。また、右欄の大文字アルファベットA〜Kは編針の位置を示す。一方、図4は、図3の編成工程に従って編成された左寄せユニット101近傍のループ図である。
S1には、FBの編針J,H,F,D,Bに編目1,2,3,4,5が係止された状態が示されている。これをベース編目列とする。このベース編地列のうち、編目(起点編目)2,3,4のウエール方向に連続して左寄せユニット101を編成していく。
S2では、編幅方向の右方(紙面右方)に給糸口を移動させる間に、編目5,1のウエール方向に連続する編目6,10を編成すると共に、起点編目2,3,4に対して割増しを行なう(本発明の工程α相当)。割増しによって、S1においてFBの編針H,F,Dに係止されていた起点編目2,3,4は、BBの編針H,F,Dに目移しされると共に、FBの編針H,F,Dには編目(新規編目)9,8,7が形成される。新規編目9,8,7はそれぞれ、起点編目2,3,4から引き出された状態で形成される編目である(図4を合わせて参照)。
S3では、BBに目移しされた起点編目2,3,4を、FBにおいて起点編目2,3,4に相対する新規編目9,8,7よりも左方にある左方編目に重ね合わせる(本発明の工程β相当、図4を合わせて参照)。ここで、本実施形態における編目2、編目3、および編目4を重ねる左方編目はそれぞれ、編目8、編目7、及び編目6である。左方編目8は、起点編目3に割増しを行なうことで形成される新規編目でもあり、左方編目7は、起点編目4に割増しを行なうことで形成される新規編目でもある。
S4では、編幅方向の左方に給糸口を移動させる間に、編目10,9および重ね目8;2,7;3,6;4のウエール方向に続く編目11,12,13,14,15を編成する(本発明の工程γ相当)。これら編目11〜15のうち、編目13,14,15はそれぞれ、重ね目8;2,7;3,6;4を固定する止め編目として機能する(図4を合わせて参照)。
S5では、編幅方向の右方に給糸口を移動させる間に、編目15,14,13,12,11のウエール方向に続く編目16,17,18,19,20を編成する。以降は、これらの編目16,17,18,19,20を新たなベース編目列と規定し、S2〜S5と同様の編成を繰り返す。参考までにS2〜S4に相当する編成をS6〜S8に示す。S6〜S8はそれぞれ、編成方向がS2〜S4とは逆である以外、S2〜S4と同じことを行なっている。
なお、S5の編成は、S6〜S8の編成を行ない易くするための編成であって省略することができる。S5を省略する場合、S4の編目11〜15をベース編目列と規定すれば良い。
以上説明した図3に示す編成工程に従えば、図1,2に示す左寄せユニット101を編成することができる。右寄せユニット102は、図3のS3(S7)で編幅方向の右方に起点編目2,3,4を目移しすることで編成できる。その場合、編目2、編目3、および編目4を重ねる右方編目はそれぞれ、編目10、編目9、および編目8である。
≪編地≫
図4に示すように、左寄せユニット101では、編幅方向に並ぶ起点編目2,3,4がそれぞれ、編幅方向の左方に位置する左方編目8,7,6に重ねられ、止め編目13,14,15によって固定されている。ここで、左方に寄せられた起点編目2,3,4は、元の位置、つまり寄せられた方向と反対の右方に戻ろうとする。そのため、起点編目2,3,4が重ねられる左方編目8,7,6が右方に引っ張られ、右方に傾いた状態になる。左方編目8,7,6は編地の表面側に配置されているため、左寄せユニット101は外観上右方に傾いた状態になる(図1,2を合わせて参照)。
上記左寄せユニット101に重ね目が形成されることで、左寄せユニット101に厚みが出るし、左寄せユニット101における編目の動きが拘束されるため、左寄せユニット101の伸縮性が抑えられる。なお、右寄せユニット102についても、左寄せユニット101と同様のことが言える。
<実施形態2>
実施形態2では、図5の写真に示す市松模様が形成された編地の編成方法を説明する。
図5の写真に示す本実施形態の編地は、図6の模式図に示すように、左寄せユニット101と、右寄せユニット102と、非振り柄部103と、を組み合わせて編成された編地100’である。この編地100’は、チェス盤状のパターン図を用いて編成される。具体的には、チェス盤の黒マス(図6のクロスハッチング部を参照)の位置に左寄せユニット101または右寄せユニット102を配置し、白マスの位置に非振り柄部103を配置したパターン図を作成する。さらに、そのパターン図では、任意の左寄せユニット101に近接する黒マスの位置には右寄せユニット102が配置されるようにする。なお、パターン図のマス目が正方形であって、図5,6に示す実際の編地100’では、起点編目の傾きによってユニット101,102および非振り柄部103は歪んで平行四辺形になる。
<用途>
本発明の編地の編成方法を適用する編地としては、例えば、ニットウェアや車のシートカバー、あるいはタペストリーやコースター、テーブルクロスなどのインテリア小物などを挙げることができる。特に、筒状のシートカバーなどに本発明の編地の編成方法を適用する場合、シートカバーの座面となる前側編地部に振り柄を形成し、背面となる後側編地部には振り柄を形成しないことが好ましい。そうすることで、座面のデザイン性と厚みを保持しつつ、シートカバーの装着性を向上させることができる。シートカバーの装着性が良いのは、シートカバーをシートに装着する際、振り柄が無い背面が伸びるからである。
100,100’ 編地
101 左寄せユニット 102 右寄せユニット 103 非振り柄部
1〜20 編目
2〜4 編目(起点編目)
7〜9 編目(新規編目)
6〜8 編目(左方編目)
8〜10 編目(右方編目)
13〜15 編目(止め編目)
8;2,7;3,6;4 重ね目

Claims (4)

  1. 少なくとも前後一対の針床を備え、前後いずれかの針床が左右にラッキング可能で、かつ前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて、編幅方向の左方または右方に傾いた編目を含む振り柄を編成する編地の編成方法において、
    一方の針床に係止されるベース編目列のうち、編幅方向に連続して並ぶ複数の起点編目を選択し、その選択した各起点編目に対して連続的に割増しを行なう工程αと、
    前記割増しによって他方の針床に目移しされた起点編目を、前記一方の針床において下記条件Iを満たす新規編目よりも左方にある左方編目、または右方にある右方編目に重ね合わせ、前記起点編目を左方または右方に傾ける工程βと、
    工程βで一方の針床に形成される各重ね目のウエール方向に連続する止め編目を編成し、前記重ね目を固定する工程γと、
    を行なうことで振り柄を編成することを特徴とする編地の編成方法。
    (条件I)…前記割増しによって前記起点編目から引き出された状態で前記一方の針床に形成される編目。
  2. 前記工程α〜前記工程γを複数回繰り返し、その繰り返しに含まれる全ての工程βで前記起点編目を前記左方編目に重ねる左寄せユニットの編成と、
    前記工程α〜前記工程γを複数回繰り返し、その繰り返しに含まれる全ての工程βで前記起点編目を前記右方編目に重ねる右寄せユニットの編成と、を
    予め決定しておいた編地のパターン図に従って行なうことを特徴とする請求項1に記載の編地の編成方法。
  3. 前側編地部と後側編地部とを備える筒状編地を編成する際、
    前記前側編地部と前記後側編地部のいずれか一方にのみ前記振り柄を編成することを特徴とする請求項1または2に記載の編地の編成方法。
  4. 少なくとも前後一対の針床を備え、前後いずれかの針床が左右にラッキング可能で、かつ前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編成された編幅方向の左方または右方に傾いた編目を含む振り柄を備える編地において、
    前記振り柄は、天竺組織で形成され、
    編幅方向に連続して並ぶ複数の起点編目と、
    各起点編目に対して割増やしを行なうことで形成された新規編目と、
    を備え、
    前記起点編目は、前記新規編目の編幅方向の左方にある左方編目、または右方にある右方編目に重ね合わされており、かつ
    前記起点編目と、前記左方編目または前記右方編目と、からなる重ね目のウエール方向に連続して形成される止め編目によって前記重ね目が固定されていることを特徴とする編地。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014163027A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Shima Seiki Mfg Ltd 編地の編成方法
JP2016060990A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 株式会社島精機製作所 編地の編成方法
CN110409043A (zh) * 2018-04-27 2019-11-05 株式会社岛精机制作所 针织物的编织方法及针织物

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