JP2014147506A - 使い捨てのおむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】尿や軟便の漏れを抑制できる使い捨てのおむつの提供。
【解決手段】おむつ1が前胴回り域2と股下域4とのうちの少なくとも股下域4を形成する前パネルと後胴回り域3を形成する後パネルとを有する。前パネルの後端部は、外面が後パネルの内面13aに対して接合しているが、横方向Bの中央部分は後パネルに対して非接合状態にある。後パネルは、中央部分と向かい合い、その中央部分の横方向Bにおける寸法を縮めることが可能な中央弾性域24と、中央弾性域24の側方にあって弾性的に収縮することのない非弾性域22とを有する。
【選択図】図2

Description

この発明は、使い捨てのおむつに関し、より詳しくは後胴回り域からの体液の漏れを防ぐのに効果的な前記おむつに関する。
使い捨てのおむつにおいて、胴回り開口を周回するようにその開口の縁部に沿って取り付けた胴回り弾性部材に加えて、胴回り弾性部材よりも下方において胴回り方向へ伸長状態で延びる補助的な弾性部材を有するものは従来周知である。この補助的な弾性部材は、おむつに組み込まれている吸収体をおむつ着用者の身体に密着させるように作用したり、着用したおむつの側部におけるたるみを目立つことがないように小さくしたりすることにおいて有用なものである。
例えば、特開平4−166150号公報(特許文献1)に記載の使い捨ておむつは、パンツ型のものであって、ウエスト開口部の周縁部全周にわたって延びる弾性部材とレッグ開口部の周縁部全周にわたって延びる弾性部材との間には、胴回りに実質的に連続したギャザーを形成する弾性部材が吸収体を横断して胴回りを周回するように設けられている。
特開平7−236650号公報(特許文献2)に記載の使い捨てパンツは、ウエスト用開口部と脚部用開口部の間において、複数条の弾性部材が横方向、すなわち胴回り方向へ延びている。その弾性部材は、吸収体の配置されている腹部側中央部において非伸長状態にあり、その中央部の左右両側部において伸長状態にある。それゆえ、吸収体には、弾性部材の収縮作用が及ばない。
特開平4−166150号公報 特開平7−236650号公報
従来の使い捨ておむつにおいて、胴回り方向へ伸長状態で延びる弾性部材が吸収体を横断しているものにあっては、その弾性部材が収縮すると、吸収体にはおむつの上下方向へ延びるギャザーが多数生じることがある。おむつを着用したときには、そのギャザーに沿って肌とおむつとの間にすき間が生じ、体液がそのすき間から漏れるということがある。例えば、仰臥姿勢になる時間の多い乳児用のおむつでは、吸収体のうちでもおむつの後胴回り域に位置する部分にギャザーが生じると、尿がそのギャザーを伝い乳児の背中側に漏れ出るということがある。
また、弾性部材が吸収体を横断していても、その弾性部材が非伸長状態にあれば弾性部材の影響で吸収体にギャザーが生じることがなく、おむつの後胴回り域の内面は着用者の尻によく密着する。しかし、このような場合においても、着用者の尻の割れ目とおむつの内面との間にはすき間が生じ易く、そのすき間からは尿や軟便が漏れ易い。
そこで、この発明は、このようにして生じる尿や軟便の漏れを抑制することができるように改良された使い捨てのおむつの提供を課題にしている。
前記課題を解決するために、この発明が対象とするのは、おむつ着用者における前後方向と横方向とに対応する前後方向と横方向とを有し、前胴回り域と股下域とのうちの少なくとも前記股下域を形成する前パネルと後胴回り域を形成する後パネルとが前記おむつ着用者の肌と向かい合う内面と、前記着用者の着衣と向かい合う外面とを有し、前記前パネルの前記股下域では前記内面と前記外面との間に吸収体が介在し、前記前パネルの後端部における前記外面が前記後パネルの前記内面に対して接合している使い捨てのおむつである。
このおむつにおいて、この発明が特徴とするところは、以下のとおりである。すなわち、前記前パネルの前記外面と前記後パネルの前記内面とが下記態様で接合していることが特徴である:
a.前記吸収体は前記前パネルの前記後端部に後端縁を有し、前記前パネルの前記後端部における前記外面および前記吸収体のいずれかは、前記横方向の中央部分が前記吸収体の厚さ方向において前記後パネルとの離間距離を変化させることができるように前記後パネルに対して非接合状態にあり、
b.前記前パネルの前記外面および前記吸収体はまた、前記横方向において前記中央部分に隣接する両外側部分において、前記後パネルの前記内面に対して離間不能に接合した状態にあり、
c.前記後パネルは、前記中央部分と向かい合い前記横方向へ弾性的に収縮して前記中央部分の前記横方向における寸法を縮めることが可能な中央弾性域と、前記中央弾性域の側方にあって前記横方向へ弾性的に収縮することがなく前記両外側部分それぞれにおける少なくとも一部分の前記横方向における寸法を縮めることのない非弾性域とを有している態様。
この発明の実施態様の一つでは、前記横方向において前記中央弾性域が緊張状態にあるときの前記中央部分は、前記横方向の寸法が少なくとも20mmであり、前記吸収体の前記後端縁から前記吸収体に沿って前記前方へ延びる前記前後方向の寸法が少なくとも20mmである。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記両外側部分における前記少なくとも一部分は、前記横方向の寸法が少なくとも20mmである。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記前パネルの前記後端部において、前記中央部分が前記吸収体の前記後端縁からさらに後方へ延びて前記後端縁の後方に位置する前記前パネルの後端縁に達している。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記中央弾性域は、前記横方向へ互いに並行して延びる複数の糸状の中央弾性部材を伸長した状態でかつ収縮可能に前記後パネルに取り付けることにより形成されている。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、複数の前記中央弾性部材は、前記後胴回り域から前記股下域に向かう方向に並んでいて、前記横方向における収縮可能な長さが同じであり、前記方向へ進むにつれて収縮力が大きくなっている。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、複数の前記中央弾性部材は、前記後胴回り域から前記股下域に向かう方向に並んでいて、前記横方向における収縮可能な長さが同じであり、前記方向へ進むにつれて収縮率が大きくなっている。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、複数の前記中央弾性部材は、前記後胴回り域から前記股下域に向かう方向に並んでいて、収縮率が同じであり、前記方向へ進むにつれて収縮可能な長さが長くなっている。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記中央弾性域は、一枚のシート状弾性部材を前記横方向へ伸長した状態で前記後パネルに取り付けることにより形成されている。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記股下域は前記横方向の両側それぞれにおける側縁部に前記前後方向へ延びる脚回り弾性部材が取り付けられ、前記脚回り弾性部材が弾性的に収縮することのない態様にある前後端部のそれぞれと、前記前後端部の間にあって弾性的に収縮可能な中間部とを有し、前記中央弾性域はそれを前記横方向へ平行移動しても前記中間部とは交差することのない位置にある。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記中央部分において、前記吸収体は、前記横方向の寸法を二等分する中心線上の部分の厚さが前記中心線上の部分の両側に位置する部分の厚さよりも薄く形成されている。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記中央部分において、前記吸収体は、前記横方向の寸法を二等分する中心線上の部分に前記中心線に沿って延びていて前記吸収体における芯材を厚さ方向において貫通するスリット状の透孔が形成されている。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記後パネルは、前記横方向において前記前パネルの外側に位置する側方部分が前記横方向へ弾性的に収縮可能に形成され、前記側方部分と前記中央弾性域とが収縮状態にあるときに、前記側方部分を前記横方向へ伸長しても、前記中央弾性域は前記横方向へ伸張することがない。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記おむつは、前記前胴回り域を形成する前胴回りパネルと、前記後胴回り域を形成する後胴回りパネルと、前記股下域を形成する股下パネルとを有し、前記股下パネルが前記前パネルを形成し、前記後胴回りパネルが前記後パネルを形成している。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記おむつは、前記前胴回り域と前記股下域とが一体化した状態にある一体化パネルと、前記後胴回り域を形成する後胴回りパネルとを有し、前記一体化パネルが前記前パネルを形成し、前記後胴回りパネルが前記後パネルを形成している。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記おむつが乳児用のものである。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記おむつがパンツ型おむつおよび開放型おむつのいずれかである。
この発明に係る使い捨てのおむつでは、互いに重なり合って接合している前パネルと後パネルとのうちの前パネルにおける中央部分が後パネルに対して非接合状態にあり、後パネルはその中央部分と向かい合う中央弾性域を有する。中央弾性域は、それが横方向へ弾性的に収縮するときに、前パネルにおける中央部分の横方向の寸法を縮めるように作用する。寸法が縮まった中央部分は、おむつの内側に向かって突出するように変形する。そのように変形した中央部分は、おむつ着用者の尻の割れ目をふさいで、割れ目を伝う尿や軟便の流れを止めて、おむつにおけるそれらの漏れを抑えることができる。
発明の一実施態様であるパンツ型の使い捨てのおむつの前胴回り域を示す図。 図1のおむつの後胴回り域を示す斜視図。 図2のおむつの部分破断図。 図3のIV−IV線断面図。 図1のおむつの分解組立図。 図5の部分VIを拡大して示す図。 後胴回りパネルの製造工程の一部分を例示する図。 実施態様の一例を示す図6と同様な図。 実施態様の一例を示す図6と同様な図。 実施態様の一例を示す図2と同様な図。 実施態様の一例を示す図5と同様な図。 実施態様の一例である開放型おむつの斜視図と分解組立図。 実施態様の一例である開放型おむつについての図4と同様な図。 実施態様の一例である開放型おむつについての他の一例を示す図。
添付の図面を参照して、この発明に係る使い捨てのおむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1,2は、使い捨てのおむつの一例であるパンツ型おむつ1の前側、すなわち胴回り域2の側を示す斜視図と、後側、すなわち後胴回り域3の側を示す斜視図であって、着用者(図示せず)における縦方向と、横方向と、前後方向、およびそれらの方向に対応するおむつ1の縦方向と、横方向と、前後方向とが双頭矢印A,B,Cで示されている。おむつ1は、前胴回り域2を形成する前胴回りパネル12と、後胴回り域3を形成する後胴回りパネル13と、股下域4を形成する股下パネル14とを有するものであって、図示例のおむつ1では、これらパネル12,13,14に含まれる後記弾性部材が弛緩した状態にある。パネル12,13,14は、おむつ着用者の肌と向かい合う内面12a,13a,14aと、着用者の着衣と向かい合う外面12b,13b,14bとを有する。前胴回りパネル12と後胴回りパネル13とは、側縁部12c,13cどうしが合掌状に重なり合い、互いに接合して胴回り開口16を形成している。股下パネル14は、前後胴回りパネル12,13から垂下して、おむつ1の横方向Bの両側それぞれに脚回り開口17を形成している。
前後胴回りパネル12,13のそれぞれには、胴回り開口16の周縁に沿って延びる方向、すなわち胴回り方向へ伸長状態で延びる糸状の弾性部材33,37が収縮することによって、胴回り方向への弾性的な伸長と収縮との反復が可能な多数のギャザー18,19が形成されている。換言すると、前胴回りパネル12においてギャザー18が形成されている部位および後胴回りパネル13においてギャザー19が形成されている部位は、胴回り方向においての弾性的な伸長と収縮の反復が可能な弾性域である。前後胴回りパネル12,13のそれぞれにはまた、胴回り方向の中央に、非弾性域21,22のそれぞれが形成されている。非弾性域21,22は、胴回り方向において弾性的に伸長することも収縮することもなく、好ましいおむつ1の前胴回りパネル12と後胴回りパネル13とにおいては、非弾性域21,22における外面12b,13bは滑らかである。ただし、後胴回りパネル13では、非弾性域22における胴回り方向の中央に、中央弾性域24が形成されている。中央弾性域24は、胴回り方向においての弾性的な伸長と収縮との反復が可能な弾性域であって、縦方向Aへ延びる複数のギャザー25を有する。股下パネル14には、脚回り開口17の周方向において弾性的な伸長と収縮との反復が可能な多数のギャザー26が形成されている。なお、この発明では、前胴回りパネル12と股下パネル14とを併せて前パネルといい、後胴回りパネル13を後パネルということがある。
図3,4のうちで、図3は図2のおむつ1を部分的に破断して示す図であり、図4は図3のIV−IV線断面図である。図3において、前胴回りパネル12は、内面シート31と外面シート32との間に胴回り方向へ延びる複数の糸状の弾性部材33を伸長状態で介在させることにより形成されている。図示例の如く自然状態にあるときのおむつ1では、その弾性部材33が収縮していることによって、一群のギャザー18が形成されている。後胴回りパネル13は、内面シート35と外面シート36との間に胴回り方向へ延びる複数の糸状の弾性部材37を伸長状態で介在させることにより形成されている。後胴回りパネル13には、弾性部材37が収縮していることによって、一群のギャザー19が形成されている。後胴回りパネル13における中央弾性域24では、後胴回りパネル13の胴回り方向における寸法を二等分する中心線38(図5参照)と交差して胴回り方向へ伸長状態で延びる複数の糸状の中央弾性部材39が内面シート35と外面シート36との間に介在し、その中央弾性部材39が収縮して内面シート35と外面シート36とに一群のギャザー25が形成されている。中央弾性域24の周囲には、非弾性域22が形成されている。非弾性域22は、内面シート35と外面シート36とを含んでいるが、弾性部材37,39のいずれをも含むことがないか、または弾性部材37,39の少なくとも一方を含むことがあっても、その弾性部材が弛緩した状態にあることによって、または弾性的な伸長性がない状態にあることによって、弾性的に伸長したり収縮したりすることがない。図示してはいないが、内面シート31と外面シート32および内面シート35と外面シート36は、ドット状やビード状等の適宜のパターンで塗布されたホットメルト接着剤で接合しておくことができる他に、加熱下のエンボス加工によって接合しておくこともできる。弾性部材33は、それに塗布したホットメルト接着剤または内面シート31および外面シート32のうちの少なくとも一方に塗布したホットメルト接着剤によって、内面シート31および/または外面シート32に収縮と伸長との反復を可能な状態で接合してあり、弾性部材37,39は、それらに塗布したホットメルト接着剤または内面シート35および外面シート36のうちの少なくとも一方に塗布したホットメルト接着剤によって内面シート35および/または外面シート36に収縮と伸長との反復を可能な状態で接合してある。ただし、弾性部材33,37,39それぞれの端部は、おむつ1を着脱するときに、伸長したり収縮したりすることのない状態にある。
股下パネル14は、前胴回りパネル12の内面12aに接合する前端部14cと、後胴回りパネル13の内面13aに接合する後端部14dと、前胴回りパネル12と後胴回りパネル13とから垂下した状態にある中間部14eとを有する。前端部14cは、第1ホットメルト接着剤41を介して前胴回りパネル12に接合し、後端部14dは、第2ホットメルト接着剤42を介して後胴回りパネル13に接合している。ただし、その後端部14dでは、後胴回りパネル13における中央弾性域24と向かい合う股下パネル14の中央部分45が後胴回りパネル13に対して非接合状態にあって、後記吸収体51の厚さ方向において後胴回りパネル13に対して離間と接近とが可能である。この発明の好ましい実施態様において、非接合状態にある中央部分45は、図3の縦方向Aでみたときに、股下パネル14に含まれる後記吸収体51の後端縁51b(図5参照)から下方に向かい、少なくとも中央弾性域24における下端の中央弾性部材39eにまで延びている。また、この発明のさらに好ましい実施態様において、非接合状態にある中央部分45は、図示例の如く吸収体51の後端縁51bを越えて上方に向かい股下パネル14の後端縁14gにまで延びる一方、中央弾性部材39eを越えて下方に向かい後胴回りパネル13の下端縁13fにまで延びている。図3において、かような中央部分45は、中央弾性部材39の収縮に伴う中央弾性域24の収縮によって、横方向Bにおける寸法が縮み、おむつ1の内側に向かって、すなわち、おむつ着用者の肌に向かって突出するように変形し、突出した先端部分45aは、尻の割れ目への進入が可能になる。中央部分45が股下パネル14の後端縁14gから後胴回りパネル13の下端縁13fにまで延びている図示例の態様は、中央部分45において後胴回りパネル13と股下パネル14とが接合して中央部分45が突出するように変形することの妨げになるという要因を少なくするうえにおいて好ましい。なお、図3においての中心線38は、おむつ1の横方向Bの寸法を二等分する中心線でもある。
図5,6において、図5は、図2に示されている前胴回りパネル12と後胴回りパネル13との側縁部12c,13cどうしの接合を解いて、おむつ1を横方向Bと前後方向Cとに伸展して得られる伸展おむつ1aの斜視図であり、その伸展おむつ1aについての分解組立図も併せて示してある。図6は、図5の部分VIの拡大図である。伸展おむつ1aにおいては、それに使用されているすべての弾性部材が伸長されて緊張状態にあり、また弾性部材の収縮によって生じていたギャザー(図1参照)が消失した状態にある。また、図5のうちの分解組立図では、前胴回りパネル12、後胴回りパネル13、股下パネル14のそれぞれを部分的に破断することによって、各パネルの構成部材が示されている。
図5において、股下パネル14は、体液吸収性の吸収体51と、吸収体51の内面、すなわちおむつ着用者の肌と向かい合う面を被覆している透液性の内面シート52と、吸収体51の外面、すなわちおむつ着用者の着衣と向かい合う面を被覆して互いに重なり合う第1,第2外面シート53,54とを有している。第1外面シート53は不透液性のものであり、第2外面シート54は好ましくは通気性、より好ましくは通気撥水性、さらに好ましくは通気難透液性のものである。ここでいう第2外面シートについての難透液性とは、排泄物における尿等の液体成分の透過を抑制する性能が第1外面シートの性能ほどではないことを意味している。内面シート52と第1外面シート53とは吸収体51の周縁から延出して重なり合い、ホットメルト接着剤やエンボス加工等の接合手段(図示せず)を介して互いに接合している。第2外面シート54は、第1外面シート53に対してホットメルト接着剤やエンボス加工等の接合手段(図示せず)を介して接合している。第2外面シート54はまた、横方向Bの両側それぞれにおいて第1外面シート53から延出する部分が内面シート52のうちでも第1外面シート53から延出している部分に対してホットメルト接着剤(図示せず)を介して接合している。第2外面シート54はさらにまた、横方向Bの両側において内面シート52から延出している部分が、Z字型または逆Z字型に折り返されて重なり合っている。重なり合う第2外面シート54どうしおよび重なり合う第2外面シート54と内面シート52とは、股下パネル14の前端部14cと後端部14dとにおいてホットメルト接着剤(図示せず)を介して互いに分離不能に接合する一方、股下パネル14の中間部14eでは接合しておらず、図1のおむつ1では、互いの重なり合いを解くように上方に向かって起立して防漏堤56を形成することができる。防漏堤56には、かかる起立を可能にするために、前後方向Cへ延びる弾性部材57が伸長状態で取り付けられている。また、防漏堤56の基部となる部分には、おむつ1における脚回り開口17の周縁部を弾性的に収縮させるための脚回り弾性部材58(図3参照)が伸長状態で取り付けられている。股下パネル14は、中心線38に関して対称となるように形成されている。
図5においてはまた、後胴回りパネル13が、中心線38に関して対称に形成されている。胴回り方向、すなわち図5においての横方向Bへ延びる弾性部材37は、一方の側縁部13cからもう一方の側縁部13cにまで伸長状態で延びる後胴回り弾性部材37aと、側縁部13cのそれぞれから非弾性域22にまで伸長状態で延びる後胴回り補助弾性部材37bとを含んでいる。後胴回り弾性部材37aは、それが収縮するときに,後胴回りパネル13のうちで胴回り開口16の周縁部となる部分にギャザー19を形成するように作用する(図2,3参照)。後胴回り補助弾性部材37bは、それが収縮するときに、後胴回りパネル13のうちで側縁部13cのそれぞれと非弾性域22との間に位置する側方部分13gにギャザー19を形成するように作用する(図2,3参照)。
後胴回りパネル13に形成されている中央弾性域24は、緊張状態にある中央弾性部材39の存在している範囲であって、横方向Bに寸法Lを有し、前後方向Cに寸法Pを有する。その寸法Lは、図の中央弾性部材39が収縮と伸長とを反復することのできる弾性材料としての有効長を意味している。換言すると、寸法Lは、中央弾性部材39の両端にあって、おむつ1が着用されるときに伸長することもなければ収縮することもない部分を含むことのない寸法である。なお、この発明において、複数条の中央弾性部材39の間で寸法Lが異なる場合には、寸法Lの平均値をもっておむつ1の寸法Lとする。寸法Pは、前後方向Cの両端それぞれに位置する中央弾性部材39のうちの中央弾性部材39aと39eとの最外側間の寸法を意味している。
中央弾性域24はまた、寸法Q,Rと寸法Mとによって後胴回りパネル13における位置が定まる。寸法Qは後胴回りパネル13の上端縁13e(図3参照)から中央弾性域24の上端、すなわち中央弾性部材39aまでの寸法であって、中央弾性域24と後胴回り弾性部材37aとが重なり合うことを避けることができるようにその値が定められる。寸法Rは、後胴回りパネル13の下端縁13f(図3参照)から中央弾性域24の下端、すなわち中央弾性部材39eまでの寸法である。中央弾性部材39eを含む中央弾性域24は、それを横方向Bへ平行移動させたときに、股下パネル14における脚回り弾性部材58のうちで弾性的な伸長と収縮とを反復することが可能な中間部58cと交差することのない位置(図6参照)にあることが好ましいもので、中央弾性域24がそのような位置にあるときの中央弾性部材39は、脚回り弾性部材58を中心線38に向かって引き寄せる作用が弱く、おむつ1において好ましいものになる。寸法Mは、中心線38に関して対称な中央弾性域24と中心線38の両側それぞれにおける後胴回り補助弾性部材37bとの横方向Bにおける離間寸法を意味している。ただし、その寸法Mは、後胴回り補助弾性部材37bそれぞれの内端部61と中央線38との横方向Bにおける離間寸法Nのうちの最小値と、中央弾性域24における寸法Lの1/2との差として求められる値である。後胴回り補助弾性部材37bの内端部61とは、後胴回り補助弾性部材37bにおいて、弾性的な収縮と伸長とを反復することのできる部位の横方向Bにおける内側の端部を意味している。おむつ1が、新生児を含む乳児用のものである場合、図5における寸法Xは280−340mmの範囲にあり、寸法Yは300−400mmの範囲にあることが好ましい。このような大きさのおむつ1における寸法L,M,Pのそれぞれは、少なくとも20mmであることが好ましい。
図5における分解斜視図のうちの後胴回りパネル13に示されている仮想線14g,51bは、後胴回りパネル13に取り付けられる股下パネル14の後端縁と、その股下パネル14における吸収体51の後端縁との位置を示している。股下パネル14の後端縁14gは、その後方(図3における上方)に、すなわち寸法Qの範囲内に少なくとも一条の後胴回り弾性部材37aが位置する態様で後胴回りパネル13に取り付けられる。吸収体51の後端縁51bは、後胴回り弾性部材37aの前方(図3における下方)に位置し、好ましくは中央弾性域24に重なっている。吸収体51の両側縁部51cは、後胴回り補助弾性部材37bの内端部61と重なり合っていて、図2,3における後胴回り補助弾性部材37bが胴回り方向へ伸長するときに、吸収体51には、それを胴回り方向へ伸長させる力が作用するようになっている。そのような力の作用する吸収体51の後端縁51bに沿う部分は、内面シート52を介して着用者の身体によく密着する。
図5における分解斜視図のうちの前胴回りパネル12も、中心線38に関して対称に形成されている。弾性部材33は、一方の側縁部12cからもう一方の側縁部12cにまで伸長状態で延びる前胴回り弾性部材33aと、側縁部12cのそれぞれから非弾性域21にまで伸長状態で延びる前胴回り補助弾性部材33bとを含んでいる。前胴回り弾性部材33aは、それが収縮するときに、前胴回りパネル12のうちで胴回り開口16の周縁部となる部分にギャザー18を形成するように作用し、前胴回り補助弾性部材33bは、それが収縮するときに、前胴回りパネル12のうちで側縁部12cのそれぞれと非弾性域21との間に位置する側方部分にギャザー19を形成するように作用する(図1参照)。
吸収体51は、前胴回りパネル12に重なる部位のうちの大部分が非弾性域21に重なる態様で前胴回りパネル12に取り付けられていて、弾性部材33が収縮してもその影響で吸収体51に多くのギャザーが生じることを防ぐことができる。ただし、吸収体51の両側縁部51cは、前胴回り補助弾性部材33bの内端部60と重なり合っていて、図1において前胴回り補助弾性部材33bが横方向Bへ、より正確には胴回り方向へ伸長するときに、吸収体51にはそれを横方向Bへ伸展させる力が作用するようになっている。そのような力の作用する吸収体51の前端縁51aに沿う部分は、内面シート52を介して着用者の身体によく密着するばかりでなく、前後方向C(図3の縦方向A)へ延びるギャザーを有する場合には、そのギャザーが消失し易くなる。このような吸収体51を含む股下パネル14の前端部14cは、前胴回り弾性部材33aと重なりあうことがあっても、前胴回りパネル12の前端縁12eには届くことのないことが好ましい(図3参照)。
このように形成されているおむつ1では、股下パネル14の後端部14dにおいて、後胴回りパネル13の中央弾性域24に対して非接合状態にある中央部分45がおむつ着用者の尻の割れ目に向かって突出することができるから、その割れ目を伝っておむつ1の外へ漏れ出ようとする尿や軟便の流れを止めて、おむつ1における尿や軟便の漏れを防ぐことができる。特に、図3に例示の如く中央部分45における先端部分45aが鋭角を成すように突出している場合には、股下パネル14の尻の割れ目に対する進入が容易になる。また、中央部分45が後胴回りパネル13と向かい合う部分の全体において後胴回りパネル13に対して非接合状態であると、中央部分45は突出することが容易になる。このように作用する中央弾性域24と中央部分45とを有するおむつ1は、その着用者を特に限定するものではないが、おむつ着用者のうちでも仰臥姿勢となる時間が多い乳児に着用させたときに顕著な効果を挙げることができる。
おむつ1が乳児用または幼児用のものである場合の一例において、前胴回りパネル12の内面シート31と外面シート32、および後胴回りパネル13の内面シート35と外面シート36とには、熱可塑性合成繊維で形成された通気性の不織布を使用することが好ましい。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリエステル樹脂等の合成繊維(複合繊維を含む)で形成され、単位面積当たりの質量が10−40g/mであるスパンボンド不織布、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド不織布等を使用することができる。股下パネル14における内面シート52には、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリエステル樹脂等の合成繊維(複合繊維を含む)で形成され、単位面積当たりの質量が8−25g/mであるスパンボンド不織布等の不織布であって、親水化処理され、透液性を有する不織布を使用することができる。股下パネル14における第1外面シート53は吸収体51に吸収された体液がおむつ1の外側へ滲出することを防ぐためのもので、その第1外面シート53には、不透液性の合成樹脂フィルム、より好ましくは通気不透液性の合成樹脂フィルムを使用することができる。例えば、0.01−0.03mmの厚さを有するポリエチレンフィルムを使用することができる。第2外面シート54は、股下域4の外面を布様の肌触りにするためと、防漏堤56を形成するためとのもので、その第2外面シート54には、1−4dtexの繊度を有する熱可塑性合成繊維で形成され、単位面積当たりの質量が15−40g/mである不織布、好ましくは撥水性の不織布を使用することができる。吸収体51は、粉砕パルプや粉砕パルプと高吸水性ポリマー粒子との混合物等によって形成される吸水性材料の集合体である芯材50aをティシューペーパや透液性の不織布で形成されたラッピングシートで被覆することにより形成されている。おむつ1が乳児用または幼児用のものである場合、芯材50aの単位面積当たりの質量は200−600g/mの範囲にあることが好ましい。ただし、吸収体51では、中央部分45のうちの横方向Bにおける少なくとも一部分、例えば中心線38上の部分51e(図4参照)における厚さを中央部分45におけるその他の部分の厚さよりも薄くしたり(後記図12参照)、中央部分45の全体についての厚さを中央部分45に隣接している外側部分46(図3,4参照)の厚さよりも薄くしたり、図4および後記図12の部分51eにおいて断面形状が仮想線で示されているように、縦方向Aへ延びるスリット状の透孔50dを芯材50aに形成したりすることによって、突出した中央部分45における先端部分45a(図3,4参照)が容易にとがった状態となるようにしたり、中央弾性域24が収縮するときに中央部分45がおむつ1の内側に向かって容易に突出することができるようにしたりすることができる。中央部分45の厚さを薄くするには、芯材50aを作るときに、芯材50aにおける単位面積当たりの質量を部分的に小さくしたり、芯材50aを部分的に圧搾したりする方法を使用することができる。なお、このような質量を有する場合の芯材50aにおいて、高吸水性ポリマー粒子は、0−60質量%の範囲で使用することが好ましい。高吸水性ポリマー粒子には、アクリロニトリル−澱粉グラフト共重合体やポリアクリル酸ナトリウム系のもの等、当該技術分野においての汎用品を使用することができる。
おむつ1における前後胴回り弾性部材33a,37aや前後胴回り補助弾性部材33b,37b、防漏堤用弾性部材57、脚回り弾性部材58には、天然ゴムやスパンデックス等の弾性材料で形成されたものを使用することができる。スパンデックスであれば、例えば350−1080dtexを有するライクラ(LYCRA、登録商標)のWhiteを非伸長状態にあるときの長さに対する伸長倍率が1.5−3.5倍となるように伸長して使用することができる。その弾性部材33a,33b,37a,37b,57,58は、それを使用する部位によって、径の大きさや伸長倍率を変化させることができる他に、引張弾性率の異なるものを使い分けることができる。後胴回りパネル13の中央弾性域24における中央弾性部材39もまた、天延ゴムやスパンデックス等で形成されたものを使用することができる。例えば、後胴回り補助弾性部材37bと同様に350−700dtexのライクラのWhiteを伸長倍率が1.5−3.5倍となるように伸長して使用することができる。おむつ1を製造するときに、中央弾性部材39は中央弾性域24において縦方向Aへ並ぶ位置と間隔とが後胴回り補助弾性部材37bの縦方向Aへ並ぶ位置と間隔とに同じであり、太さ(繊度)と伸長倍率も後胴回り補助弾性部材37bの太さと伸長倍率とに同じであってもよいが、中央弾性部材39は太さ(dtex)および/または伸長倍率を後胴回り補助弾性部材37bのものよりも大きくしておくと、図2の後胴回りパネル13を横方向Bへある程度まで伸長したときに、後胴回りパネル13の側方部分13gが伸長しても、中央弾性域24はそれと同時に伸長することがないか、伸長したとしても伸長倍率の小さくなることがあり、それによって、中央部分45の突出した状態を維持できるということがある。この発明ではまた、側方部分13gを横方向Bへ伸長しても、中央弾性域24が追随して横方向Bへ伸長することがないように、収縮状態にある中央弾性域24を弾性的に伸長し難くしておくことができる。図6の中央弾性部材39はまた、緊張状態にあるときの個々の長さLが同じであっても、すなわち収縮可能な長さがおなじであっても、後胴回りパネル13の下端縁13fに近づくほど収縮力や収縮率が大きくなる態様のものであってもよい。そのようなおむつ1では、中央弾性域24の突出する高さが下端縁13fに近づくほど高くなることがある。
中央弾性部材39の個々の収縮力や収縮率は、個々の中央弾性部材39を一定の幅の内面シート35と外面シート36とともにおむつ1から切り出すことによって作られた試験片を使用して比較することができる。この発明における収縮力は、中央弾性部材39がもはや収縮することのない弛緩状態にある試験片を引張り試験機で引張り、中央弾性部材39を緊張状態にするために要した引張り力に相当する値を意味している。また、収縮率は、緊張状態にある中央弾性部材39の長さZと弛緩状態にある中央弾性部材39の長さZとの差を緊張状態にある中央弾性部材39の長さZで除した値、すなわち(Z−Z)/Zを意味している。
図7は、後胴回りパネル13を連続的に製造する工程の一例を示す図である。図の第1工程Iにおいては、後胴回りパネル13の内面シート35を得るための不織布で形成された第1ウエブ301が機械方向MDに向かって供給され、その第1ウエブ301には、ローラコータ311を使用して、ホットメルト接着剤312が塗布される。第1ウエブ301において交差方向CDへ延びる仮想線305は、後胴回りパネル13を得るための切断予定位置を示している。第2工程IIにおいては、後胴回り弾性部材37aの連続体である複数条の糸状弾性部材313が所要倍率だけ伸長された状態で第1ウエブ301に向かって供給され、一対の加圧ロール314の作用下にホットメルト接着剤312を介して第1ウエブ301に接合される。第3工程IIIでは、一対のローラコータ316を使用して、ホットメルト接着剤317が塗布されて、仮想線305と305との間において、第1塗布域318と第2塗布域319とが形成されるとともに、両塗布域318,319の間に非塗布域320が形成される。第4工程IVでは、後胴回り補助弾性部材37bと中央弾性部材39との連続体である複数条の糸状弾性部材321が所要倍率だけ伸長された状態で第1ウエブ301に向かって供給され、一対の加圧ロール322の作用下に第1塗布域318と第2塗布域319とにおいて第1ウエブ301に接合される。第5工程Vでは、一対のカッターロール323を使用して、糸状弾性部材321のそれぞれが第4工程IVで示されている部位325において切断される。部位325は非塗布域320にあり、切断された糸状弾性部材321のそれぞれは、第1塗布域318および/または第2塗布域319にまで収縮する。第6工程VIでは、後胴回りパネル13における外面シート36を得るための不織布で形成された第2ウエブ302の片面のほぼ全体に対して一対のローラコータ326を使用してホットメルト接着剤(図示せず)が塗布される。第2ウエブ302が、それに塗布されたホットメルト接着剤を介して第1ウエブ301に対して接合されると、糸状弾性部材313,321が第1ウエブ301と第2ウエブ302とでサンドウィッチされた状態にある複合ウエブ303が得られる。複合ウエブ303は、仮想線305に沿って切断されて後胴回りパネル13となる。複合ウエブ303において、第1塗布域318に位置する糸状弾性部材321は、おむつ1においての後胴回り補助弾性部材37bとなり、第2塗布域319に位置する糸状弾性部材321は、おむつ1において中央弾性部材39となる。このようにして得られる後胴回りパネル13では、後胴回り補助弾性部材37bと中央弾性部材39とがおむつ1の横方向Bにおいて列を形成するように並び、両弾性部材37b,39の伸長倍率が同じである。
後胴回りパネル13は、図7の工程に様々な変更を加えて得ることができる。例えば、第1ウエブ301に対して第1塗布域318を形成し、その第1塗布域318に糸状弾性部材321を接合して隣り合う第1塗布域318どうしの間で糸状弾性部材321を切断してから、第1ウエブ301に第2塗布域319を形成することができる。その第2塗布域319には、糸状弾性部材321とは太さや弾性率、伸長倍率、交差方向CDでの並び方などが異なる弾性部材を取り付けることができる。また、第2塗布域319において交差方向CDに並ぶ糸状弾性部材どうしの間において、太さや弾性率、伸長倍率を変化させたり、間隔を変化させたりすることができる。例えば、後胴回りパネル13の上方から下方に向かって中央弾性部材39の伸長倍率や中央弾性部材39どうしの間隔が次第に小さくなるように図7の工程を変更することによって、おむつ1では、後胴回りパネル13を横方向Bへ引張ったときでも、股下パネル14における中央部分45の突出した状態を容易に維持することができるようになる。
図7の工程においてはまた、第1ウエブ301に対してホットメルト接着剤312と317とが塗布されることに代えて、糸状弾性部材313と321とに対してホットメルト接着剤312と317とが塗布されるように工程を変更することができる。ただし、その場合には、糸状弾性部材313はその全長に対してホットメルト接着剤312が塗布され、糸状弾性部材321は図7における非塗布域320に位置することとなる部分に対してはホットメルト接着剤317が塗布されず、それ以外の部分に対してホットメルト接着剤が塗布されるように工程を変更する。このように変更した工程を採用することによっても、図7の第4工程IVで得られるウエブと同等のウエブを得ることができる。
図7の工程においてはさらにまた、第4工程IVに続いて図7の第6工程VIに示されている第2ウエブ302を供給して糸状弾性部材313,321を第1,第2ウエブ301,302でサンドウィッチし、しかる後に第5工程Vに示されているカッターロール323によって糸状弾性部材321を切断するように工程を変更することもできる。さらには、第1,第2ウエブ301,302でサンドウィッチしてある糸状弾性部材321は、図7の第3工程IIIに示されている第1ウエブ301の非塗布域320に位置する部分を加熱することによって収縮することがないように、すなわち非弾性的な部分となるように変質させることによって、第4工程IVに示されている部位325においての切断作業に代えることができる。
なお、この発明は、縦方向Aにおいて、中央弾性部材39の並ぶ位置と間隔とが、後胴回り補助弾性部材37bが並ぶ位置と間隔とに同じであることを必須の条件とするものではない。おむつ1は、中央弾性部材39についての位置や間隔が後胴回り補助弾性部材37bについての位置や間隔と異なっていてもよいものである。
図8は、実施態様の一例を示す図6と同様な図である。図8における後胴回りパネル13では、図6における複数の糸状の中央弾性部材39に代えて、1枚のシート状の中央弾性部材39が横方向Bに伸長された状態で使用されている。伸長状態にある中央弾性部材39は、図6における場合と同様に寸法L,M,P,Q,Rを有する。中央弾性部材39は、天然ゴムや合成ゴム等の弾性材料で形成されていて、ホットメルト接着剤(図示せず)を介して内面シート35および/または外面シート36に接合している。
図9もまた、実施態様の一例を示す図6と同様な図である。図9における後胴回りパネル13では、前後方向Cに並ぶ複数条の中央弾性部材39それぞれの長さが、上端縁13eから下端縁13fに向かって次第に長くなっている。中央弾性部材39の伸長倍率が同じであるときに、このような後胴回りパネル13に取り付けられた股下パネル14では、おむつ1の内側に向かって突出した状態になる中央部分45のすそ野における横方向Bの寸法、すなわち後胴回りパネル13における中央弾性域24の横方向Bの寸法が、後胴回りパネル13の上方から下方に向かうにしたがって次第に大きくなる。このような形状にある中央部分45は、尻の割れ目とその周辺域に対してフィットし易いものになる。なお、この後胴回りパネル13およびその他の図示例の後胴回りパネル13において、糸状の中央弾性部材39は、図示例の5条に限定されるわけではなく、適宜増減することができる。
図10,11もまた、実施態様の一例を示す図2,5と同様な図である。ただし、図10におけるおむつ1は、図1に例示のおむつ1と異なり、図5に示されている後胴回り補助弾性部材37bを有していないものである(図11参照)。このようなおむつ1は、図1に例示のおむつ1と比べると、股下パネル14の後端部14dをおむつ着用者の身体にフィットさせることにおいて劣る場合があるが、仰臥姿勢になる時間が多い乳児のおむつとしては有用なものである。
図12もまた、実施態様の一例を示す図4と同様な図である。図12のおむつ1では、後胴回りパネル13と股下パネル14の後端部14dにおける第1外面シート53と第2外面シート54とがホットメルト接着剤(図示せず)を介して接合して中央弾性域24を形成している。この中央弾性域24は、中央弾性部材39が収縮することに伴って収縮し、後胴回りパネル13と第1外面シート53と第2外面シート54とにギャザー25が形成されている。股下パネル14の後端部14dでは、吸収体51が吸液性材料の集合体でである芯材50aと、芯材50aを被覆する透液性のラッピングシート50bとを有し、股下パネル14の中央部分45では、ラッピングシート50bがホットメルト接着剤(図示せず)を介して芯材50aに接合しているが、第1外面シート53には接合しておらず、中央弾性域24が収縮することに伴って吸収体51と内面シート52とがおむつ1の内側に向かって突出している。このように、この発明では、中央弾性域24を後胴回りパネル13と股下パネル14における一部の部材とによって作ることもできる。図12における吸収体51はまた、中心線38上の部分51eが、部分51eの両側に位置する部分よりも薄く形成されていて、突出した中央部分45の先端部分45aがとがった形状になり易い。
図13は、実施態様の一例である開放型おむつ101の斜視図である。おむつ101の形状と構造は、図5における展開おむつ1aのそれとほぼ同じである。ただし、おむつ101には、後胴回りパネル13の側縁部13cのそれぞれにテープファスナ102が取り付けられている。テープファスナ102は、前胴回りパネル12の外面12bまたはその外面12bに設けられたターゲット域に対して取り外し可能に止着することのできる手段103を有している。手段103には、粘着剤やメカニカルファスナのフック部材等、当該技術分野において慣用のものを使うことができる。
図14は、図13の開放型おむつ101とは態様の異なる開放型おむつ101の斜視図である。図13の開放型おむつ101は、前胴回りパネル12と、後胴回りパネル13と、股下パネル14とが別体に作られているものであったが、図14の開放型おむつ101では、前胴回りパネル12と股下パネル14とに代えて、これらが一体化されたパネルである前パネル114と、図2の後胴回りパネル13と同じに形成されている後パネル113とが使用されている。この前パネル114では、図5の股下パネル14に使用されている内面シート52と第2外面シート54とのサイズを拡張することによって、内面シート152と第2外面シート154とが形成されている。吸収体151と第2外面シート154との間には、図5における第1外面シート53と同じものである第1外面シート153が使用されている。図14の開放型おむつ101は、防漏堤を有していないものであるが、防漏堤が必要な場合には、その防漏堤を内面シート152とは別体のシートで作ることができる。
1 使い捨てのおむつ
2 前胴回り域
3 後胴回り域
4 股下域
12 前パネル、前胴回りパネル
12a 内面
12b 外面
13 後パネル、後胴回りパネル
13a 内面
13b 外面
13g 側方部分
14 股下パネル
14a 内面
14b 外面
14d 後端部
14g 後端縁
14h 側縁部
22 非弾性域
24 中央弾性域
38 中心線
39 中央弾性部材、シート状弾性部材
39a−39e 中央弾性部材
45 中央部分
46 外側部分
50a 芯材
50d 透孔
51 吸収体
51b 後端縁
58 脚回り弾性部材
58c 中間部
101 開放型おむつ
113 後パネル
114 一体化パネル(前パネル)
151 吸収体
L 長さ
B 横方向
C 前後方向

Claims (17)

  1. おむつ着用者における前後方向と横方向とに対応する前後方向と横方向とを有し、前胴回り域と股下域とのうちの少なくとも前記股下域を形成する前パネルと後胴回り域を形成する後パネルとが前記おむつ着用者の肌と向かい合う内面と、前記着用者の着衣と向かい合う外面とを有し、前記前パネルの前記股下域では前記内面と前記外面との間に吸収体が介在し、前記前パネルの後端部における前記外面が前記後パネルの前記内面に対して接合している使い捨てのおむつであって、
    前記前パネルの前記外面と前記後パネルの前記内面とが下記態様で接合していることを特徴とする前記おむつ:
    a.前記吸収体は前記前パネルの前記後端部に後端縁を有し、前記前パネルの前記後端部における前記外面および前記吸収体のいずれかは、前記横方向の中央部分が前記吸収体の厚さ方向において前記後パネルとの離間距離を変化させることができるように前記後パネルに対して非接合状態にあり、
    b.前記前パネルの前記外面および前記吸収体はまた、前記横方向において前記中央部分に隣接する両外側部分において、前記後パネルの前記内面に対して離間不能に接合した状態にあり、
    c.前記後パネルは、前記中央部分と向かい合い前記横方向へ弾性的に収縮して前記中央部分の前記横方向における寸法を縮めることが可能な中央弾性域と、前記中央弾性域の側方にあって前記横方向へ弾性的に収縮することがなく前記両外側部分それぞれにおける少なくとも一部分の前記横方向における寸法を縮めることのない非弾性域とを有している態様。
  2. 前記横方向において前記中央弾性域が緊張状態にあるときの前記中央部分は、前記横方向の寸法が少なくとも20mmであり、前記吸収体の前記後端縁から前記吸収体に沿って前記前方へ延びる前記前後方向の寸法が少なくとも20mmである請求項1記載のおむつ。
  3. 前記両外側部分における前記少なくとも一部分は、前記横方向の寸法が少なくとも20mmである請求項1または2記載のおむつ。
  4. 前記前パネルの前記後端部において、前記中央部分が前記吸収体の前記後端縁からさらに後方へ延びて前記後端縁の後方に位置する前記前パネルの後端縁に達している請求項1−3のいずれかに記載のおむつ。
  5. 前記中央弾性域は、前記横方向へ互いに並行して延びる複数の糸状の中央弾性部材を伸長した状態でかつ収縮可能に前記後パネルに取り付けることにより形成されている請求項1−4のいずれかに記載のおむつ。
  6. 複数の前記中央弾性部材は、前記後胴回り域から前記股下域に向かう方向に並んでいて、前記横方向における収縮可能な長さが同じであり、前記方向へ進むにつれて収縮力が大きくなっている請求項5記載のおむつ。
  7. 複数の前記中央弾性部材は、前記後胴回り域から前記股下域に向かう方向に並んでいて、前記横方向における収縮可能な長さが同じであり、前記方向へ進むにつれて収縮率が大きくなっている請求項5記載のおむつ。
  8. 複数の前記中央弾性部材は、前記後胴回り域から前記股下域に向かう方向に並んでいて、収縮率が同じであり、前記方向へ進むにつれて収縮可能な長さが長くなっている請求項5記載のおむつ。
  9. 前記中央弾性域は、一枚のシート状弾性部材を前記横方向へ伸長した状態で前記後パネルに取り付けることにより形成されている請求項1−4のいずれかに記載のおむつ。
  10. 前記前パネルの前記股下域は前記横方向の両側それぞれにおける側縁部に前記前後方向へ延びる脚回り弾性部材が取り付けられ、前記脚回り弾性部材が弾性的に収縮することのない態様にある前後端部のそれぞれと、前記前後端部の間にあって弾性的に収縮可能な中間部とを有し、前記中央弾性域はそれを前記横方向へ平行移動しても前記中間部とは交差することのない位置にある請求項1−9のいずれかに記載のおむつ。
  11. 前記中央部分において、前記吸収体は、前記横方向の寸法を二等分する中心線上の部分の厚さが前記中心線上の部分の両側に位置する部分の厚さよりも薄く形成されている請求項1−10のいずれかに記載のおむつ。
  12. 前記中央部分において、前記吸収体は、前記横方向の寸法を二等分する中心線上の部分に前記中心線に沿って延びていて前記吸収体における芯材を厚さ方向において貫通するスリット状の透孔が形成されている請求項1−11のいずれかに記載のおむつ。
  13. 前記後パネルは、前記横方向において前記前パネルの外側に位置する側方部分が前記横方向へ弾性的に収縮可能に形成され、前記側方部分と前記中央弾性域とが収縮状態にあるときに、前記側方部分を前記横方向へ伸長しても、前記中央弾性域は前記横方向へ伸張することがない請求項1−12のいずれかに記載のおむつ。
  14. 前記おむつは、前記前胴回り域を形成する前胴回りパネルと、前記後胴回り域を形成する後胴回りパネルと、前記股下域を形成する股下パネルとを有し、前記股下パネルが前記前パネルを形成し、前記後胴回りパネルが前記後パネルを形成している請求項1−13のいずれかに記載のおむつ。
  15. 前記おむつは、前記前胴回り域と前記股下域とが一体化した状態にある一体化パネルと、前記後胴回り域を形成する後胴回りパネルとを有し、前記一体化パネルが前記前パネルを形成し、前記後胴回りパネルが前記後パネルを形成している請求項1−13のいずれかに記載のおむつ。
  16. 前記おむつが乳児用のものである請求項1−15のいずれかに記載のおむつ。
  17. 前記おむつがパンツ型おむつおよび開放型おむつのいずれかである請求項1−16のいずれかに記載のおむつ。
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