JP2014147356A - 噴霧器 - Google Patents

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Abstract

【課題】農作業等に用いる噴霧器であってバッテリを電源とする噴霧器であって、定格電圧36Vのポンプモータを駆動源とする36V仕様の噴霧器には、専用の36V仕様のバッテリを取り付ける必要があった。本発明は、普及度の高い18Vバッテリを取り付けて36V仕様の噴霧器を利用できるようにすることで、バッテリコストの低減を図りつつ36V仕様の噴霧器の使い勝手を高めてその普及を図ることを目的とする。
【解決手段】18V仕様の充電式バッテリ30,30を2個直列に取り付けて36V仕様の噴霧器1を利用できるようにする。より普及度の高い電動工具用の18Vバッテリ30,30を流用することによりバッテリコストを低減しつつ36V仕様の噴霧器1を利用することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば園芸作業等において除草剤や消毒剤等の薬剤の噴霧(散布)等に用いられる噴霧器であって、充電により繰り返し使用できるバッテリを電源とする充電式の噴霧器に関する。
この種の噴霧器に関する技術が下記の特許文献に開示されている。この噴霧器は、薬剤を貯留する薬剤タンクと、この薬剤タンク内の薬剤を圧送するための吐出ポンプを備えた駆動部と、駆動部から引き出されたホースの先端に取り付けられ、薬剤が実際に噴霧される噴霧ノズルを備えている。通常、薬剤タンクは駆動部に一体化されており、例えば使用者が背中に背負って噴霧作業を行う。噴霧ノズルは、使用者が手に持って噴霧作業を行う。駆動部の電源スイッチをオンすると吐出ポンプが起動して薬剤タンクから噴霧ノズルに向けて薬剤が圧送される。使用者が片手に把持した噴霧ノズルには手動操作式のノズル開閉バルブが取り付けられている。このノズル開閉バルブを開き操作すると、吐出口から薬剤が噴霧される。
近年、比較的大型の園芸工具である噴霧器についてもコードレス化が図られてきており、これに伴って電源としての充電式バッテリについても例えば出力電圧が36Vの大型バッテリが普及してきている。
特開2005−118674号公報 特開2006−15208号公報
しかしながら、例えば手持ち式の電動ねじ締め機等の電動工具用の充電式バッテリとしては、依然としてより小型の14.4Vバッテリや18Vバッテリが主流であり広く普及している。また、通常電動工具の使用者は予備バッテリを複数個用意して、これを作業と並行して充電しておくことにより、バッテリを取り替えながら一台の電動工具で長時間連続して作業できるようにしている。この点でも、大型の36Vバッテリよりも小型の18Vバッテリの方が広く普及している。
さらに、電動工具用のバッテリは同一電源仕様の別の電動工具間で使い回しできるようになっている。18V仕様の電動工具の機種が豊富で広く普及していることもあって、18Vバッテリの普及度は36Vバッテリよりも大幅に高い。
そこで、本発明は、ねじ締め機等の電動工具のバッテリとして普及している充電式のバッテリを電源として利用できるようにすることで、噴霧器の利便性及び取り扱い性を一層高めることを目的とする。
第1の発明は、薬剤等の噴霧液を貯蔵する貯蔵タンクと、貯蔵タンク内の噴霧液を圧送する吐出ポンプと、吐出ポンプで昇圧された噴霧液を噴出するための噴霧ノズルを備えた噴霧器であって、吐出ポンプは、駆動源としての電動モータを備えており、電動モータに給電するための電源として充電可能なバッテリを複数個取り付け可能な噴霧器である。
第1の発明によれば、例えば36V電源仕様の比較的大型の噴霧器について、より低電圧出力(例えば18V出力)のバッテリを2個電源として使用することができる。
このことから、通常使用者がねじ締め機等の電動工具用の電源として所有するバッテリあるいはその予備バッテリとして複数個用意する等の点でより広く普及している低電圧出力のバッテリをより高電圧仕様の噴霧器の電源として用いることにより、新たな高圧バッテリを用意する必要がなくなるため、高電圧仕様の噴霧器の利便性及び取り扱い性を一層高めることができる。
第2の発明は、第1の発明において、複数個のバッテリに対応して複数のバッテリ取り付け部を備えた噴霧器である。
第2の発明によれば、各バッテリ取り付け部に1個ずつバッテリが取り付けられる。
第3の発明は、第2の発明において、複数個のバッテリとして、他の電動工具の電源に用いられるバッテリを取り付け可能な噴霧器である。
第3の発明によれば、他の電動工具に用いられるバッテリを使い回すことができる。これにより、既に所有するバッテリを有効活用できるとともに、バッテリを備えない単品状態で購入できることから噴霧器の低コスト化を図ることができる。
第4の発明は、第3の発明において、バッテリ取り付け部は、バッテリをスライドさせて取り付け、取り外し可能とする一対のレール部と、バッテリを電気的に接続するための接続端子を備えた噴霧器である。
第4の発明によれば、バッテリ取り付け部に対してバッテリをスライド(平行移動)させることにより、当該バッテリをバッテリ取り付け部に対して取り付け、取り外しすることができる。また、バッテリ取り付け部にバッテリをスライドさせて取り付けると、接続端子を経て当該バッテリがバッテリ取り付け部に対して電気的に接続される。
第5の発明は、第2〜第4の何れか一つの発明において、バッテリ取り付け部は、バッテリをスライド不能に固定するためのロック係合部を備えた噴霧器である。
第5の発明によれば、ロック係合部によりバッテリがバッテリ取り付け部に取り付けられた状態にロックされる。
第6の発明は、第1〜第5の何れか一つの発明において、複数個のバッテリを取り付けた状態で左右幅方向中心の基準線Jを中心にして左右幅方向それぞれに前記噴霧器の幅Wの20パーセントの領域E内に重心Gが位置するように複数個のバッテリを取り付け可能な噴霧器である。
第6の発明によれば、複数個のバッテリを取り付けた状態で当該噴霧器の左右方向の重量バランスを概ね左右均等に取ることができ、これにより当該噴霧器の取り扱い性を高めることができる。当該噴霧器の幅方向について重心Gを基準線J上に位置させることが左右の重量バランスの観点から最も望ましいのであるが、現実には基準線Jに対して重心Gが左方又は右方にずれる場合があり、この場合であっても基準線Jから左方又は右方にそれぞれ幅Wの20パーセントの範囲内に位置させることにより、実質的に左右の良好な重量バランスを確保することができる。
第7の発明は、第6の発明において、貯蔵タンクの満杯状態と空の状態の双方で重心Gが前記領域E内に位置する噴霧器である。
第7の発明によれば、貯蔵タンクが満杯状態と空の状態との双方において、当該噴霧器の左右方向の重量バランスをとることができ、これにより当該噴霧器の取り扱い性を一層高めることができる。
第8の発明は、第1〜第7の何れか一つの発明において、複数個のバッテリの取り付け方向が斜め下方に設定された噴霧器である。
第8の発明によれば、バッテリの取り付け、取り外し操作を楽に行うことができ、これにより当該噴霧器の取り扱い性を高めることができる。
第9の発明は、第1〜第8の何れか一つの発明において、複数のバッテリを並列に取り付け可能な噴霧器である。
第9の発明によれば、複数個のバッテリを限られたスペースに効率よく取り付けることができる。
第10の発明は、第1〜第9の何れか一つの発明において、複数のバッテリが吐出ポンプとは壁部で区画されたバッテリ収容部内に取り付けられる噴霧器である。
第10の発明によれば、バッテリの水濡れを未然に防止することができる。
第11の発明は、第10の発明において、バッテリを取り外し方向に変位させるための付勢手段を備えた噴霧器である。
第11の発明によれば、吐出ポンプに対して周囲を壁部で区画されたバッテリ収容部からバッテリを取り出す際の便宜を図ることができる。
第12の発明は、第1〜第11の何れか一つの発明において、バッテリをその取り付け方向の前面と後面を片手で挟んで保持しつつ取り付け、取り外し可能な噴霧器である。
第12の発明によれば、使用者はバッテリの前面と後面を挟み込んだ状態で当該バッテリを片手で把持して取り付け、取り外しすることができ、これにより当該バッテリの取り扱い性を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る噴霧器の全体斜視図である。本図は、噴霧器を左斜め後方から見た状態を示している。また、本図では、ポンプハウジングの内部が透視された状態で示されている。 本発明の第1実施形態に係る噴霧器の後面図である。本図では、ポンプハウジングが縦断面で示されてその内部構造が示されている。 本発明の第1実施形態に係る噴霧器の左側面図である。本図は、ポンプハウジングが縦断面で示されてその内部構造が示されている。 本発明の第1実施形態に係る噴霧器におけるバッテリ収容部の横断面図である。 バッテリ単体の斜視図である。 バッテリ単体を図5中矢印(VI)方向から見た平面図である。 図6中(VII)-(VII)線断面矢視図であって、バッテリ単体の縦断面図である。 バッテリ単体を図5中矢印(VIII)方向から見た後面図である。 2個のバッテリをそれぞれバッテリ取り付け部から取り外した状態を図2中矢印(IX)方向から見た図である。 本発明の第2実施形態に係る噴霧器の左側面図である。本図では、貯留タンクの下部が破断されて、バッテリ収容部が縦断面で示されている。 本発明の第2実施形態に係る噴霧器の後面図である。本図は、ポンプハウジングが縦断面で示されてその内部構造が示されている。 本発明の第3実施形態に係る噴霧器の左側面図である。本図では、貯留タンクの下部が一部破断されてバッテリ収容部が縦断面で示されている。 本発明の第3実施形態に係る噴霧器の前面図である。 本発明の第4実施形態に係る噴霧器の左側面図であって、バッテリ収容部の左側面図である。本図では、ポンプハウジングの一部が破断されてバッテリ収容部が縦断面で示されている。 本発明の第4実施形態に係る噴霧器の後面図であって、バッテリ収容部の左側面図である。本図では、ポンプハウジングが縦断面で示されて、その内部構造が示されている。 本発明の第5実施形態に係る噴霧器の左側面図であって、バッテリ収容部の左側面図である。本図では、ポンプハウジングの一部が破断されてその内部が示されている。 本発明の第5実施形態に係る噴霧器の後面図であって、バッテリ収容部の後面図である。本図では、ポンプハウジングが縦断面で示されてその内部が示されている。 本発明の第6実施形態に係る噴霧器の左側面図であって、バッテリ収容部の左側面図である。本図では、ポンプハウジングが縦断面で示されてその内部が示されている。 本発明の第6実施形態に係る噴霧器の後面図であって、バッテリ収容部の後面図である。 本発明の第7実施形態に係る噴霧器の左側面図であって、バッテリ収容部の左側面図である。本図では、ポンプハウジングの一部が破断されてその内部が示されている。 本発明の第7実施形態に係る噴霧器の後面図であって、バッテリ収容部の後面図である。本図では、ポンプハウジングが縦断面で示されてその内部が示されている。 本発明に係る噴霧器の後面図であって、バッテリコントローラの配置に関して2箇所の配置状態を示す図である。 本発明に係る噴霧器の左側面図であって、バッテリの残量表示部の配置に関して2箇所の配置状態を示す図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図23に基づいて説明する。以下説明する第1〜第7実施形態では、何れも充電式のバッテリを電源とする背負い式の電動噴霧器を例示する。図1〜図4は、第1実施形態の噴霧器1を示している。この噴霧器1は、各種の薬剤や洗浄水を貯蔵するための貯蔵タンク10と、貯蔵タンク10内の噴霧液を吐出するピストン式の吐出ポンプ20と、吐出ポンプ20から吐出された噴霧液を噴射する噴霧ノズル15を備えている。以下説明する各実施形態の噴霧器1は、主として吐出ポンプ20を駆動するための電源として充電式のバッテリ30,30を2個用いる点に大きな特徴を有しており、噴霧器としての基本的構成等については公知の技術と同様で足り、各実施形態において特に変更を要しないことから同位の符号を用いてその詳細な説明は省略する。
貯蔵タンク10は耐薬品性を有する樹脂製のタンクで、その上部には噴霧液を投入するための投入口が設けられている。この投入口は蓋11で閉じられている。貯蔵タンク10の右側下部には、投入した噴霧液を全て排出するための排液口12が設けられている。排液口12のキャップ12aを取り外すことにより、貯蔵タンク10内に投入した薬剤あるいは洗浄水等の噴霧液を全て排出して空にすることができる。
貯蔵タンク10の前側には、肩掛けベルトを取り付けるためのベルト掛け部13,13が左右一対設けられている。作業者は、貯蔵タンク10の前面を背中に当接させ、両肩に肩掛けベルトを掛けることにより、当該噴霧器1を背負うことができる。
貯蔵タンク10の下面に、前後左右を壁面で囲うポンプハウジング24が結合されている。ポンプハウジング24の内部に吐出ポンプ20が収容されている。吐出ポンプ20は、前後左右をポンプハウジング24で囲われた状態に収容されている。
図2に示すように吐出ポンプ20は、直流電源式のポンプモータ(DCモータ)21と、ポンプモータ21の回転出力を減速するためのギヤ列を収容した減速ギヤ部22と、減速ギヤ22から出力された回転動力をピストンの往復運動に変換するピストン部23を備えている。ピストンの往復動により噴霧液が噴霧ノズル15側に吐出される。
ポンプハウジング24の左側部には、操作パネル25が配置されている。この操作パネル25には、吐出ポンプ20への給電をオンオフする電源スイッチ25a、吐出ポンプ20の吐出力を調整するための吐出力調整ダイヤル25b、吐出ポンプ20の自動運転モードの有効無効を切り換えるモード切り換えスイッチ25c、噴霧作業後に貯蔵タンク10内に洗浄水を循環させて洗浄するために吐出ポンプ20を一定時間作動させるタイマー機能を内蔵したメンテナンススイッチ25dが配置されている。
吐出ポンプ20のポンプモータ21は、2個のバッテリ30,30を電源として動作する。各実施形態では、18V出力のリチウムイオンバッテリ(18Vバッテリ)を2個直列に接続して合計電圧36Vを出力する電源が構成されている。従って、ポンプモータ21には定格36V仕様のものが用いられている。各バッテリは、当該噴霧器1から取り外して、別途用意した充電器で充電することにより繰り返し使用することができる。また、2個のバッテリ30,30は、何れも電動ねじ締め機や電動切断工具等の他の電動工具の電源としても利用できるものが用いられている。従って、使用者はこれらの電動工具の電源として既に所有している複数個のバッテリをそのまま当該噴霧器1の電源として流用する(使い回す)ことができる。
2個のバッテリ30,30は、ポンプハウジング24の下部に設けたバッテリ収容部31に収容されている。バッテリ収容部31は、ポンプハウジング24の下面側に設けられている。バッテリ収容部31は、その前後左右をそれぞれ前壁部31a、後壁部31b、左壁部31c、右壁部31dで区画されて外部から遮蔽されている。また、バッテリ収容部31の上部は天板部31eによりポンプハウジング24の内部(吐出ポンプ20)から区画されている。また、バッテリ収容部31の下部は底板部31fにより外部から区画されている。左壁部31cには、大型の開閉扉32が設けられている。この開閉扉32は、その上部が支軸32bを介して上下に回動可能に支持されている。開閉扉32の下部には、開閉時に使用者が指先を差し入れる取っ手部32aが設けられている。この開閉扉32を上方へ開放することにより、バッテリ収容部31内のバッテリ30,30を取り外すことができ、逆に取り付けることができる。
バッテリ収容部31の上部であって天板部31eに沿ってバッテリ取り付けベース33が設けられている。このバッテリ取り付けベース33の下面に18Vバッテリ取り付け用のバッテリ取り付け部34,34が前後方向に2箇所横並び(並列)状態で配置されている。両バッテリ取り付け部34,34のそれぞれに1つの18Vバッテリ30が取り付けられる。
2個のバッテリ30,30は、取り付けられた状態で、その側部相互間に15ミリメートル程度の間隔があくように設定されている。2個のバッテリ30,30間に、指先を進入可能な程度の約15ミリメートルの隙間があくように取り付けられることから、使用者は、当該一方のバッテリ30の取り付け、取り外し時に他方のバッテリ30が邪魔になることなく左右側部間を指先で挟んで保持することができ、これにより取り付け、取り外し時の操作性を高めることができる。
図5〜図8に示すようにバッテリ30は、概ね直方体形状のバッテリケース30g内に10本のセル30h〜30hを収容したバッテリパックで、その上面には、左右一対のレール受け部30a,30aが設けられている。両レール受け部30a,30a間には、正負の端子受け部30b,30cが配置されている。正負の端子受け部30b,30c間には、充電器で充電する際に当該充電器との間で制御信号を送受信するためのコネクタ部30dを備えている。また、バッテリ30の上面後部には、ロック爪部30eが設けられている。このロック爪部30eは圧縮ばね30iにより上方へ突き出す方向にばね付勢されている。このロック爪部30eは、後面に設けたアンロックボタン30fを指先で押し下げ操作することによりばね付勢力に抗して下方のアンロック位置に移動させることができる。
図9に示すように両バッテリ取り付け部34,34は、相互に同様の構成を備えている。このバッテリ取り付け部34には、左右一対のレール部34a,34aが設けられている。両レール部34a,34a間には、正負の接続端子34b,34cが配置されている。両バッテリ取り付け部34,34の図示上部には、それぞれバッテリ30のロック爪30fが嵌り込むロック係合部(係合凹部)34eが設けられている。また、両バッテリ取り付け部34,34の図示下部には、それぞれ取り付けたバッテリ30を取り外し方向に付勢するための付勢部材34dが設けられている。本実施形態では、付勢部材34dとしてリーフスプリング(板ばね)が用いられている。バッテリ30を取り外す際にアンロックボタン30fを押し下げ操作すると、当該バッテリ30がこの付勢部材34dの付勢力により取り出し方向に変位(ポップアップ)される。このため、使用者は狭いスペースであってもバッテリを確実に把持して楽に取り外すことができる。
図9に示すようにバッテリ取り付け部34に対してバッテリ30を図示下方へスライド(平行移動)させつつそのレール受け部30a,30aをレール部34a,34aに係合させることにより当該バッテリ30をバッテリ取り付け部34に対して機械的に結合することができる。バッテリ30がバッテリ取り付け部34に機械的に結合されると、同時にバッテリ取り付け部34側の接続端子34b,34cがバッテリ30側の端子受け部30b,30cに進入して電気的に接続される。また、バッテリ30がバッテリ取り付け部34に対して機械的に結合されると、ロック爪部30eがロック係合部34e内に弾性的に嵌り込んで当該バッテリ30がスライド方向移動不能に固定された取り付け状態にロックされる。
取り付けたバッテリ30をバッテリ取り付け部34から取り外す際には、アンロックボタン30fを押し下げ操作すれば取り出し方向にポップアップされることからそのまま把持して図9において上方へ引き抜けばよい。これによりレール受け部30a,30aがレール部34a,34aから外れ、接続端子34b,34cが端子受け部30b,30cから離脱してバッテリ30がバッテリ取り付け部34から取り外される。
前記したように第1実施形態の場合は、バッテリ収納部31の左側部に設けた開閉扉32を開放して、2個のバッテリ30,30をバッテリ取り付け部34,34に取り付けることができ、逆に取り外すことができる。図2に示すようにバッテリ取り付け部34,34は、バッテリ収容部31の内方(平面的に見て中央)に向かって下る方向に沿って配置されている。このため、2個のバッテリ30,30は、その上面を上側にして図2中白抜き矢印で示すように斜め下方へ向けて押し込むようにしてスライドさせることによりバッテリ取り付け部34,34に取り付けられ、逆に斜め上方(白抜き矢印とは逆方向)へ引き出すようにしてスライドさせることによりバッテリ取り付け部34,34から取り外すことができる。このように取り付け、取り外し方向を上下に傾斜させた方向とすることにより、使用者はバッテリ30,30のバッテリ取り付け部34,34に対する取り付け、取り外し操作を楽に行うことができる。
バッテリ30のバッテリ取り付け部34に対する取り付け、取り外しは、図1及び図2に示すように当該バッテリ30の取り付け方向後面(アンロックボタン30f側)に親指をあてがい、前面にその他の指先をあてがって片手Hで下から受ける状態に保持して行うことができる。これにより2個のバッテリ30,30を迅速かつ楽に取り付け、取り外すことができる。
2個のバッテリ30,30をバッテリ収容部31内に取り付けた状態では、当該2個のバッテリ30,30は比較的重量物である吐出ポンプ20の主としてポンプモータ21の直下に配置されている。
また、図2に示すように2個のバッテリ30,30をバッテリ収容部31内に取り付けた状態における当該噴霧器1の重心Gが、左右幅W方向について一定の領域E内に位置するようにバッテリ取り付け部34,34の左右幅W方向の位置が設定されている。この一定の領域Eは、当該噴霧器1の左右幅W方向中心の基準線Jを中心にして左右幅W方向それぞれ20パーセント(0.2W)の領域に跨る範囲に設定されている。しかも、貯蔵タンク10は基準線Jに対して左右対称形状を有していることから貯蔵した噴霧液の量に関係なく(満杯状態と空の状態の双方において)この重心Gの左右幅W方向の位置は領域E内に位置することとなる。これにより、当該噴霧器1を背中に背負った使用者は、貯蔵タンク10内の噴霧液の量に関係なく常時左右幅W方向の重量バランスをとった状態で(左右一方に傾くことなく)背負うことができ、この点で当該噴霧器1の取り扱い性及び操作性が確保されている。
このように当該噴霧器1の幅方向について重心Gを基準線J上に位置させることが左右の重量バランスの観点から最も望ましいのであるが、現実には基準線Jに対して重心Gが左方又は右方にずれる場合があり、この場合であっても基準線Jから左方又は右方にそれぞれ幅Wの20パーセントの範囲内に位置させることにより、実質的に左右の良好な重量バランスを確保することができる。
2個のバッテリ30,30の合計重量と、吐出ポンプ20の重量と比較して、より重い方を下側に配置し、また使用者の背中側に配置することにより、使用者はより安定した姿勢で楽に背負うことができ、この点で当該噴霧器1の取り扱い性を一層高めることができる。この観点から、第1実施形態では、より重い2個のバッテリ30,30が吐出ポンプ20に対して下方に取り付けられ、かつ前側(使用者の背中側)に配置された構成となっている。
また、前後に横並び状態に取り付けられた2個のバッテリ30,30間には指先を進入できる程度の約15ミリメートルの隙間があくよう当該両バッテリ30,30の取り付け位置が設定されていることから、使用者はバッテリ30の左右側部を指先で挟んで保持しつつ当該バッテリ30を楽に取り付け、取り外しすることができる。なお、バッテリケースの容積が200cm3以上の大形のバッテリの場合には、上記の間隔を15ミリメートよりも小さくしてより接近した状態で複数個のバッテリを取り付ける構成とすることにより、当該複数個の大形のバッテリをバッテリ収容部内によりコンパクトに収容することができる。
以上のように構成した第1実施形態の噴霧器1によれば、定格電圧36Vのポンプモータ21を駆動源とする36V仕様の噴霧器1を、1個の36Vバッテリではなく2個の18Vバッテリ30,30を取り付けて利用することができる。このことから、使用者は18V仕様の電動工具用の電源として既に所有している18Vバッテリ30,30を当該噴霧器1の電源として流用することができ、これにより当該噴霧器1の利便性及び取り扱い性を一層高めることができる。
図10及び図11には、第2実施形態の噴霧器2が示されている。第2実施形態の噴霧器2は、2個のバッテリ30,30の取り付け位置及び取り付け方向が第1実施形態とは異なっている。その他第1実施形態と同様の部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。
第2実施形態では、2個のバッテリ30,30は、貯蔵タンク40と吐出ポンプ20(ポンプハウジング24)と間に取り付けられている。第2実施形態の貯蔵タンク40は、その後面側下部に段付き形状の凹みが設けられている。この凹みがバッテリ収容部41となっている。また、第2実施形態の場合、ポンプハウジング24の上部にバッテリ取り付けベース33を介して2箇所のバッテリ取り付け部34,34が設けられている。
バッテリ30を下向き(レール受け部30a,30a側を下方に向けて)に保持して、図10中白抜き矢印で示すようにバッテリ収容部41の後方から内方(前方)に向けてスライドさせることにより、各バッテリ取り付け部34に対してバッテリ30を取り付けることができる。取り外すには、第1実施形態と同様アンロックボタン30fをアンロック側(第2実施形態の場合は上側)へ押し込み操作した状態でその後部を把持して後方(図10中白抜き矢印とは逆方向)へスライドさせればよい。取り付けたバッテリ30とバッテリ収容部41の上面との間には、指先を進入させるに足る隙間43が確保されている。
第2実施形態の場合、バッテリ30のスライド方向は水平方向になっているが、第1実施形態よりも十分に高い部位に取り付ける構成であるので、バッテリ30の取り付け、取り外しの際の良好な操作性が確保されている。
図11に示すようにバッテリ取り付け部34,34は、基準線Jに対して左右対称に配置されている。従って、両バッテリ30,30は、基準線Jに対して左右対称に取り付けられる。このため、噴霧器2の左右幅W方向の重心Gの位置についてはバッテリ30,30を取り付けたことが影響を及ぼすことはなく、従って第1実施形態と同じく領域E内に位置している。
第2実施形態の場合、貯蔵タンク40とポンプハウジング24との間にバッテリ30,30が取り付けられており、第1実施形態におけるバッテリ収容部31(前後左右の壁部31a,31b,31c,31d及び底部31f)は省略されている。
以上のように構成した第2実施形態の噴霧器2によっても、第1実施形態と同様定格電圧36Vのポンプモータ21を駆動源とする36V仕様の噴霧器2を、1個の36Vバッテリではなく2個の18Vバッテリ30,30を電源として取り付けて利用することができる。このことから、使用者は18V仕様の電動工具用の電源として既に所有している18Vバッテリ30,30を当該噴霧器1の電源として流用することができ、これにより当該噴霧器1の利便性及び取り扱い性を一層高めることができる。
図12及び図13には第3実施形態の噴霧器3が示されている。この第3実施形態も、2個のバッテリ30,30の取り付け位置及び取り付け方向について第1、第2実施形態とは異なっている。第1、第2実施形態と同じ部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。
第3実施形態では、2個のバッテリ30,30が貯蔵タンク50の前面側に取り付けられる構成となっている。貯蔵タンク50の前面には、下方へ開放された凹み部が設けられており、この凹み部がバッテリ収容部51とされている。このバッテリ収容部51内に、バッテリ取り付けベース33を介して2つのバッテリ取り付け部34,34が左右方向に横並び状態で配置されている。バッテリ30,30は、図12,13中白抜き矢印で示すようにそれぞれバッテリ収容部51の上方から斜め下方に向けてスライドさせることにより取り付けることができる。図12に示すようにバッテリ取り付け部34,34に取り付けられた両バッテリ30,30は、バッテリ収容部51内にほぼ収容されて貯蔵タンク50により上方、左右側方及び後方を囲われた状態となり、これにより噴霧作業中等におけるバッテリ30,30の水濡れが防止されてその保護が図られるようになっている。
両バッテリ30,30は、バッテリ収容部51内に取り付けられると、その取り付け方向後部上面側の角部が貯蔵タンク50の前面から僅かにはみ出す状態となる。第3実施形態では、この両はみ出し部52,52が当該噴霧器3を背負った使用者の左右の肩甲骨付近に当たるよう両バッテリ取り付け部34,34の位置が設定されている。第3実施形態の場合、当該噴霧器3を背負った際の使用者の背中に対するクッション性を確保するために貯蔵タンク50の前面に背当てパッドを被せておくことが望ましい。バッテリ30,30のはみ出し部52,52により形成される背当てパッドの盛り上がり部を肩甲骨付近に当てることにより、使用者は当該噴霧器3を安定した姿勢で背負うことができる。
図13に示すように両バッテリ30,30は、左右幅W方向中心を通る基準線Jに対して左右対称に取り付けられる。このため、第2実施形態と同様、両バッテリ30,30を取り付けた状態で当該噴霧器3の左右幅W方向について重心Gの位置が領域E内に位置している。これにより、当該噴霧器3の左右方向の重量バランスが良好に保たれて、使用者は当該噴霧器3をより一層安定した姿勢で背負うことができる。
第3実施形態によっても、使用者が既に所有している18V仕様の2個のバッテリ30,30を電源として36V仕様の噴霧器3を利用することができることから、当該噴霧器3の利便性及び取り扱い性を一層高めることができる。
第3実施形態では、バッテリ取り付け部34,34に対してバッテリ30,30を上方から斜め下方に向けて取り付ける構成であるので、その取り付け、取り外しの際の操作を迅速かつ楽に行うことができる。但し、これに代えて第2実施形態と同じく、貯蔵タンクの前面に設けたバッテリ収容部に対してバッテリ30,30を水平にスライドさせて取り付ける構成としても、第1実施形態よりも十分に高い位置であるので、当該バッテリ30,30を取り付け、取り外しする際の操作性が良好に確保される。
図14及び図15には第4実施形態の噴霧器4が示されている。第4実施形態では、第1実施形態と同様吐出ポンプ20の下方にバッテリ収容部60を備えている。但し、バッテリ30,30の取り付け、取り外し方向が第1実施形態の左側部側とは異なっている。第4実施形態では、後面側からバッテリ30,30を取り付け、取り外しする構成となっている。第1〜第3実施形態と同様の部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。
ポンプハウジング24の下方には、第1実施形態と同じく、前後左右の壁部31a,31b,31c,31d及び天板部31eと底部31fで区画されたバッテリ収容部60が設けられている。図14に示すように第4実施形態の場合、後壁部31bが開閉扉61となっている。この開閉扉61も第1実施形態における開閉扉32と同じくその上部を中心にして上下に開閉可能に支持されている。この開閉扉61の下部にも開閉時の便宜を図るための取っ手部61aが設けられている。
このように設けられたバッテリ収容部60の天板部31eの下面に、バッテリ取り付けベース33を介して2つのバッテリ取り付け部34,34が左右に横並び状態で配置されている。2個のバッテリ30,30は、それぞれバッテリ取り付け部34に対して、図14中白抜き矢印で示すように後面側から前方斜め下方(バッテリ収容部60の内方)へ向けてスライドさせることにより取り付けられる。
図16及び図17には、第5実施形態の噴霧器5が示されている。第5実施形態の噴霧器5は、吐出ポンプ20の下方にバッテリ収容部70を備えている。バッテリ収容部70は、前後左右の壁部31a,31b,31,31d及び天板部31eと底部31fで外部及び吐出ポンプ20側から区画されている。第5実施形態の場合、前壁部31aが上下に回動可能に支持されて開閉扉71とされている。開閉扉71の下部には取っ手部71aが設けられている。
このように設けられたバッテリ収容部70の天板部31eの下面に、第4実施形態と同じくバッテリ取り付けベース33を介して2つバッテリ取り付け部34,34が左右に横並び状態で配置されている。2個のバッテリ30,30の取り付け方向は、図16中白抜き矢印で示すように前面側から後方斜め下方に向けた方向になっている。
第3〜第5実施形態では、バッテリ30,30の取付け方向が斜め下方となっていることから、使用者はバッテリ収容部51,60,70内を覗き込むような窮屈な姿勢をとることなく、楽な姿勢でバッテリ30,30の取り付け、取り外し操作を行うことができる。
図18及び図19には、第6実施形態の噴霧器6が示されている。この第6実施形態の噴霧器6も、吐出ポンプ20の下方にバッテリ収容部80を備えている。バッテリ収容部80は、前後左右の壁部31a,31b,31c,31dと底部31fにより外部から区画され、かつ天板部31eにより吐出ポンプ20側から区画されている。第6実施形態の場合、バッテリ収容部80を区画する左右の壁部31c,31dが何れも開閉扉83,84とされている。左側の開閉扉83を開放することにより、左側のバッテリ30を取り付け、取り外しすることができる。右側の開閉扉84を開放することにより、右側のバッテリ30を取り付け、取り外しすることができる。
第6実施形態の場合、天板部31eの下面に2つのバッテリ取り付けベース81,82が一体に設けられている。両バッテリ取り付けベース81,82にそれぞれ1つのバッテリ取り付け部34が設けられている。
図19中白抜き矢印で示すように左側のバッテリ30の取り付け方向は右斜め下方であり、右側のバッテリ30の取り付け方向は左斜め下方に向けた方向(相互に接近する方向)となっている。
図20及び図21には、第7実施形態の噴霧器7が示されている。この第7実施形態の噴霧器7も吐出ポンプ20の下方にバッテリ収容部90を備えている。第7実施形態の場合、バッテリ収容部90を区画する前側の壁部が開閉扉93とされ、後側の壁部が開閉扉94とされている。前後の開閉扉93,94は、それぞれ上部を支点にして上下に開閉可能に設けられている。
2箇所のバッテリ取り付け部91,92は、吐出ポンプ20の前方と下方に配置されている。前側のバッテリ取り付け部91はほぼ上下方向に沿って配置され、後側のバッテリ取り付け部92は前側へ低くなる方向に傾斜した姿勢で配置されている。前側のバッテリ取り付け部91の前面側に18Vバッテリ30が取り付けられている。図20中白抜き矢印で示すように前側のバッテリ30はバッテリ収容部90の底部に向けたほぼ下方に向けてスライドさせることにより取り付けられ、後側のバッテリ30は後部側の開口から前方斜め下方に向けてスライドさせることにより取り付けられる。
以上説明した第4〜第7実施形態によっても、18V仕様の2個のバッテリ30,30を電気的に直列に接続して36V仕様の噴霧器4〜7の電源とする構成であることから、専用の36Vバッテリを新たに用意することなく、使用者が既に所有している18Vバッテリを流用して噴霧器4〜7を利用することができ、これにより当該噴霧器4〜7の利便性及び取り扱い性を一層高めることができる。
以上説明した各実施形態にはさらに変更を加えて実施することができる。例えば、2個の18Vバッテリ30,30を取り付ける構成を例示したが、定格電圧nVのリチウムイオンバッテリをN個直列に取り付けて、出力電圧(n×N)Vの電源とすることができ、これにより(n×N)V仕様の噴霧器を利用することができる。
また、以上説明した各実施形態において、種々のバッテリ配置形態を示したが、バッテリの配置は上記例示した形態に限られるものではない。例えば、上記で示した複数のバッテリ配置箇所に、バッテリが1個ずつ配置される構成であってもよい。
さらに、上記例示した各実施形態では、同一容積、同一重量のバッテリ30を複数用いた例を示したが、異なる容積、重量のバッテリを配置するものであってもよい。
特に、複数個のバッテリ30〜30を直列的に接続する場合には、少なくとも各バッテリ30の電圧を監視するバッテリコントローラを備えることが望ましい。
バッテリコントローラは、ポンプモータ21の駆動状態を制御するモータコントローラと一体(一つのマイコンで処理を行う)であってもよいし、別体(別々のマイコンで処理を行う)であってもよいが、占有空間の減少、配線の削減などの観点から、一体であることが望ましい。
バッテリコントローラC1の配置位置としては、配線の削減の観点からは、図22に示すようにバッテリ取り付け部34,34の近傍が望ましい。
また、同様に配線の削減の観点からバッテリコントローラC2は、電源スイッチ25a、圧力調整スイッチ25bなどが配置される操作パネル25の裏側に設置されることが望ましい。操作パネル25は、製品の外装に配置されるため、バッテリコントローラC2は製品外装の内側面に沿って配置されることとなる。
さらに、発熱するバッテリコントローラを冷却するという観点からは、通常、ポンプを駆動するポンプモータのモータ軸に取付けられるファンによって発生する空気流に接するように配置されることが望ましい。すなわち、製品の外装を貫通する吸気孔から始まり、モータファンへ通じる空気通路、又は、モータファンから始まり、排気孔へ通じる空気通路、いずれかの通路の途中に配置されることが望ましい。この場合、より冷却されやすいモータの近傍に配置されることが望ましいことからも、上記操作パネル25の裏側であってポンプモータ21の後方に配置されることが望ましい。
また、複数個のバッテリ30〜30を直列的に接続する場合には、いずれか1つのバッテリ30の故障、放電によって当該噴霧器1(又は、2〜7)を使用できなくなる。このため、どのバッテリ30が放電などにより停止したかを知るために、各バッテリ30の残容量の報知手段があることが望ましい。
例えば2個のバッテリ30,30の残量表示Z1,Z2の表示位置としては、使用者のバッテリ取り付け時、又は、操作パネル25の近傍に、バッテリ30の位置に対応して表示されることが望ましい。例えば、図23には、左側部の開閉扉32を開放した取り付け姿勢で2個のバッテリ30,30が前後(使用者から見て左右)に位置して見える場合には、各バッテリ30の残量表示Z1,Z2もバッテリ取り付けベース33の左側部に、あるいは操作パネル25の上側に左右に並ぶように表示されることが望ましい。残量表示Z1,Z2は、表示ボタンZbの押し操作により点灯表示する。
また、使用者への報知の方法も、上記の残量表示Z1,Z2のように複数のバーで残容量を示すものに限られず、色、点滅速度、音などで行ってもよい。
なお、バッテリが所定値を下回る残容量となった場合(駆動停止状態の場合)に、どのバッテリが原因かを示す機能(ランプの点滅、赤色表示)を備えていてもよい。
また、上記した各実施形態では、複数個のバッテリを噴霧器本体に設けた複数箇所のバッテリ取り付け部に直接取り付ける構成を例示したが、1箇所のバッテリ取り付け部を有する噴霧器本体に、例えば2つのバッテリを取り付けたバッテリコンバータを取り付けて当該2つのバッテリを電源とする構成としてもよい。
1…噴霧器(第1実施形態)
2…噴霧器(第2実施形態)
3…噴霧器(第3実施形態)
4…噴霧器(第4実施形態)
5…噴霧器(第5実施形態)
6…噴霧器(第6実施形態)
7…噴霧器(第7実施形態)
10…貯蔵タンク
11…蓋
12…排液口、12a…キャップ
13…ベルト掛け部
15…噴霧ノズル
20…吐出ポンプ
21…ポンプモータ
22…減速ギヤ部
23…ピストン部
24…ポンプハウジング
25…操作パネル
30…バッテリ(18Vリチウムイオンバッテリ)
30a…レール受け部、30b…端子受け部(正)、30c…端子受け部(負)
30d…コネクタ部、30e…ロック爪部、30f…アンロックボタン
31…バッテリ収容部
32…開閉扉
33…バッテリ取り付けベース
34…バッテリ取り付け部
34a…レール部、34b…接続端子(正)、34c…接続端子(負)
34d…付勢部材、34e…ロック係合部
40…貯蔵タンク(第2実施形態)
41…バッテリ収容部(第2実施形態)
43…隙間
50…貯蔵タンク(第3実施形態)
51…バッテリ収容部(第3実施形態)
52…はみ出し部
60…バッテリ収容部(第4実施形態)
61…開閉扉(後壁部31b)、61a…取っ手部
70…バッテリ収容部(第5実施形態)
71…開閉扉、71a…取っ手部
80…バッテリ収容部(第6実施形態)
81…バッテリ取り付けベース(左側)
82…バッテリ取り付けベース(右側)
83,84…開閉扉
90…バッテリ収容部(第7実施形態)
91…バッテリ取り付け部(前側)
92…バッテリ取り付け部(後側)
93…開閉扉(前側)
94…開閉扉(後側)
C1,C2…バッテリコントローラ
Z1,Z2…バッテリの残量表示、Zb…表示ボタン

Claims (12)

  1. 薬剤等の噴霧液を貯蔵する貯蔵タンクと、該貯蔵タンク内の噴霧液を圧送する吐出ポンプと、該吐出ポンプで昇圧された噴霧液を噴出するための噴霧ノズルを備えた噴霧器であって、
    前記吐出ポンプは、駆動源としての電動モータを備えており、該電動モータに給電するための電源として充電可能なバッテリを複数個取り付け可能な噴霧器。
  2. 請求項1記載の噴霧器であって、前記複数個のバッテリに対応して複数のバッテリ取り付け部を備えた噴霧器。
  3. 請求項2記載の噴霧器であって、前記複数個のバッテリとして、他の電動工具の電源に用いられるバッテリを取り付け可能な噴霧器。
  4. 請求項3記載の噴霧器であって、前記バッテリ取り付け部は、前記バッテリをスライドさせて取り付け、取り外し可能とする一対のレール部と、前記バッテリを電気的に接続するための接続端子を備えた噴霧器。
  5. 請求項2〜4の何れか1項に記載した噴霧器であって、前記バッテリ取り付け部は、前記バッテリをスライド不能に固定するためのロック係合部を備えた噴霧器。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載した噴霧器であって、前記複数個のバッテリを取り付けた状態で左右幅方向中心の基準線Jを中心にして左右幅方向それぞれに前記噴霧器の幅Wの20パーセントの領域E内に重心Gが位置するように前記複数個のバッテリを取り付け可能な噴霧器。
  7. 請求項6記載の噴霧器であって、前記貯蔵タンクの満杯状態と空の状態の双方で重心Gが前記領域E内に位置する噴霧器。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載した噴霧器であって、前記複数個のバッテリの取り付け方向が斜め下方に設定された噴霧器。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載した噴霧器であって、前記複数のバッテリを並列に取り付け可能な噴霧器。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載した噴霧器であって、前記複数のバッテリが前記吐出ポンプとは壁部で区画されたバッテリ収容部内に取り付けられる噴霧器。
  11. 請求項10記載の噴霧器であって、前記バッテリを取り外し方向に変位させるための付勢手段を備えた噴霧器。
  12. 請求項1〜11の何れか1項に記載した噴霧器であって、前記バッテリをその取り付け方向の前面と後面を片手で挟んで保持しつつ取り付け、取り外し可能な噴霧器。
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