JP2014146997A - 車両用ゲートウエイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、装置の追加の際に、ユーザの負担を軽減できる車両用ゲートウエイ装置を提供する。
【解決手段】車両用ゲートウエイ装置の全体の制御を行う制御部と、ネットワークから通信フレームを受信して、該通信フレームの転送経路を定義した経路情報が登録されたルーティングマップに基づいて、転送先のネットワークへ該通信フレームを転送する転送処理部と、制御プログラム、および予め定められた制御ユニットを含む標準制御ユニット群がネットワークに接続されている状態に対応した経路情報が登録された標準ルーティングマップと、を記憶するプログラム記憶領域と、標準制御ユニット群に含まれない制御ユニットがネットワークに接続されたときに、該制御ユニットに対応した経路情報を登録する拡張ルーティングマップを記憶し、プログラム記憶領域とは別に設けられたデータ記憶領域と、を含む記憶部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の通信ネットワーク間を接続して通信フレームの受信処理および送信処理を行なう車両用ゲートウエイ装置に関する。
車両購入後に、その車両に後付けの装置を取り付けたとき、その装置が車両内の情報を使って機能を実現する構成となっていると、車両内の情報を使用できない、あるいは、限定された情報しか使用できないことがあり、装置の機能を十分に利用できず、ユーザの利便性が制約されることがある。
これは、車両の機能を設計する際、その車両に必要な機能を定義し、それ以上の機能や後年に生み出される新しい技術・機能への対応は想定しないからである。また、一部の機能については、オプションとして提供されることもあるが、その時点の技術の範囲に留まる。そのため、ユーザが後年、新しい技術を基にした装置などを後付けしたくても、その装置が必要とする情報を車両側が提供できず、結果として、新しい機能を実現できない場合がある。
複数の通信ネットワーク同士を、ゲートウエイを介して1対1で接続すること、あるいは、複数の通信ネットワークを、ゲートウエイを介して相互に接続することが知られている。上述の問題を解決するために、例えば、後付の装置に対応できるように、伝送データの処理プログラムを更新して、新規機能を追加して性能を向上させることが可能な車載ゲートウエイ装置が開示されている(特許文献1参照)。
また、車載ユニットを交換した場合、あるいは、機能を追加するために車載ユニットを追加した場合、車両の出荷時、あるいはエンジン始動時の場合において、通信手段のIDの割り当てを変更し、車両のネットワークを再構成することで、車載ユニットの応答性に優れた車両ネットワークを構築することが可能な車載通信装置が開示されている(特許文献2参照)。
特開2004−192278号公報 特開2006−295426号公報
特許文献1の構成では、処理プログラムを書き換える必要があり、装置の新規追加の際には、ディーラー等へ車両を持ち込まなければならず、ユーザは簡単に装置を追加することができない。
特許文献2の構成では、車載ユニットの構成が変更される度に、通信手段のIDの割り当てを変更する必要があり、処理負荷が増大する。
上記問題点を背景として、本発明の課題は、簡易な構成で、装置の追加の際に、ユーザの負担を軽減できる車両用ゲートウエイ装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために、制御ユニットが通信線により接続されたネットワークが複数形成され、複数のネットワークが接続された車両用ゲートウエイ装置において、車両用ゲートウエイ装置の全体の制御を行う制御部と、ネットワークから通信フレームを受信して、該通信フレームの転送経路を定義した経路情報が登録されたルーティングマップに基づいて、転送先のネットワークへ該通信フレームを転送する転送処理部と、制御部で実行する制御プログラムとルーティングマップとを記憶する記憶部と、を備え、記憶部は、制御プログラム、および予め定められた制御ユニットを含む標準制御ユニット群がネットワークに接続されている状態に対応した経路情報が登録された標準ルーティングマップと、を記憶するプログラム記憶領域と、標準制御ユニット群に含まれない制御ユニットがネットワークに接続されたときに、該制御ユニットに対応した経路情報を登録する拡張ルーティングマップを記憶し、プログラム記憶領域とは別に設けられたデータ記憶領域と、を含む。
上記構成によって、新しい装置(制御ユニット)をネットワークに接続したとき、該装置が必要とするデータをネットワークから取得できるようになるため、ユーザが必要とする機能を実現することができる。また、車両販売後でも新しい技術への対応が可能になるので、車両自体の陳腐化を防ぐことができる。さらに、ルーティングマップを別領域とすることで、車両の本来の機能が損なわれないようにすることができる。
本発明の車両用ゲートウエイ装置のシステム構成例を示す図。 メモリの構成例を示す図。 通信フレームの構成例を示す図。 拡張ルーティングマップ登録処理を説明するフロー図。 標準ルーティングマップの構成例を示す図。 拡張ルーティングマップの構成例を示す図。 通信フレーム転送制御処理を説明するフロー図。
以下、本発明の車両用ゲートウエイ装置について、図面を用いて説明する。図1のように、車両用ゲートウエイ装置1には、複数の車内通信ネットワーク(本発明のネットワーク)40、50、60が接続されている。
車内通信ネットワーク(40、50、60の総称、以下も同じ)は、通信プロトコルとしてCAN(Controller Area Network)を用いる。無論、CAN以外の通信プロトコルを用いてもよいし、車内通信ネットワーク毎に異なる通信プロトコルを用いてもよい。また、車内通信ネットワークは、例えば、車両の機能ごとに分けられて構成されている。
車内通信ネットワーク40には、通信バス41に、ECU(本発明の制御ユニット) A〜Cが接続されている。これらのECUとしては、車両の旋回挙動を安定化させるためのVSC(Vehicle Stability Control) ECU、車内の空調を制御するエアコンECU、エンジン制御を行うエンジンECUのような走行制御系ECUが挙げられる。ECUには、制御に必要なセンサ群およびアクチュエータ群も接続される。
車内通信ネットワーク50には、通信バス51に、ECU D、Eが接続されている。これらのECUとしては、シートの位置あるいは高さを調整するためのシートECU、窓の開閉制御を行うパワーウインドウECU用、電動ミラーの格納/展開等を行う電動ミラーECU、ドアロック装置の解錠/施錠を行うドアロックECUのような、車両のボディー系のECUが挙げられる。
車内通信ネットワーク60には、通信バス61に、ECU F、Gが接続されている。これらのECUとしては、オーディオ装置あるいはナビゲーション装置のようなマルチメディア系機器が挙げられる。
上述のECU A〜Gが、本発明の標準制御ユニット群に相当する。標準制御ユニット群は、例えば、工場出荷時に車両に取り付けられているECUを総称している。
車両用ゲートウエイ装置1は、制御部20、転送処理部31、プロトコル変換部32、通信インターフェース33を備える。
上述の車両用ゲートウエイ装置1の各部は、CPU、各種メモリ等を含んで、1つあるいは複数のICあるいはASIC等としてハードウエア的に構成されていてもよいし、その一部および全部がソフトウエア的にメモリ上に構築されていてもよい。
制御部20は、マイクロプロセッサ(MPU)21、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体で構成されるメモリ22(本発明の記憶部)、および信号入出力回路等の周辺回路(図示せず)を含み、車両用ゲートウエイ装置1の全体の制御を行う。特に、車内通信ネットワークから受信した通信フレームに含まれる識別情報を取得して、メモリ22に記憶された、通信フレームの転送先を定義したルーティングマップに登録された経路情報を参照し、その経路情報に基づいて通信フレームの転送制御を行う。
転送処理部31は、制御部20の指示に基づき、ルーティングマップに登録された経路情報を参照して、通信フレームを宛先の車内通信ネットワークへ転送する。
プロトコル変換部32は、接続されている車内通信ネットワークから受信した固有のプロトコルのパケットデータを中間パケットデータに変換して転送処理部31に出力し、また、転送処理部31から入力された中間パケットデータを、自身が接続されている通信ネットワークの固有のプロトコルに変換して、該通信ネットワークに送信する。もちろん、車両通信ネットワークが同一のプロトコルで構成されていれば、このプロトコル変換部32は不要な場合もある。
通信インターフェース33には、周知のデータ送受信回路の他に、接続されている車内通信ネットワークおよび車両用ゲートウエイ装置1を流れる信号をチェックし、衝突を検出する機能を有するトランシーバ等が備えられている。
図2に、メモリ22の構成例を示す。周知のとおり、フラッシュメモリは、データの消去単位を示すメモリブロック(イレーズブロックともいう、以下「MB」と略称)の集合として構成され、1バイト単位でデータを書き込み、メモリブロック単位でデータを消去する。
図2の例では、メモリブロックは、MB1〜MB5の5個で構成される。このうち、MB1〜MB3をプログラム領域22aとして用いる。プログラム領域22aのうち、MB1およびMB2には、車両用ゲートウエイ装置1の制御を行うための制御プログラム(1、2)が記憶される。また、MB3には、上述のような、車内通信ネットワークに標準制御ユニット群のみを含む構成での経路情報を定義した標準ルーティングマップM1が記憶される。
プログラム領域22a(少なくとも標準ルーティングマップM1を含んでいればよい)は、制御プログラムにより内容を読み出すことができるが、書き換えることはできない。また、車両用ゲートウエイ装置1に、周知のダイアグツール等の外部機器を接続した場合にも、書き換えについては、パスワード認証を必要とする、ユーザごとに権限を設定する、あるいは書き換え領域を限定する等、限定した条件下でのみ実行可能である。
また、MB4およびMB5をデータ領域22bとして用いる。このうち、MB4には、車内通信ネットワークに、標準制御ユニット群には含まれないECUの経路情報を定義した拡張ルーティングマップM2が記憶される。データ領域22b(少なくとも拡張ルーティングマップM2)は、制御プログラムにより書き込み可能な領域である。また、車両用ゲートウエイ装置1に、外部機器を接続した場合にも、データの読出しおよび書き込みが可能である。
上述の構成が、標準ルーティングマップは書き換えが制限され、拡張ルーティングマップは書き換えが制限されないものに相当する。本構成によって、例えば、標準ルーティングマップを「書き換え不可能」としておくことで、最低限、車両販売時の機能の実現を確保でき、車両本来の機能が損なわれないようにすることができる。
また、上述の、メモリ2の構成が、記憶部はフラッシュメモリを含んで構成され、フラッシュメモリは複数のメモリブロックを有し、標準ルーティングマップおよび拡張ルーティングマップ(もしくは、プログラム領域およびデータ領域)は、異なるメモリブロックに割り当てられるものに相当する。本構成によって、フラッシュメモリの特長を利用することで、データの誤書き込みあるいは誤消去をより確実に防止することができる。
また、拡張ルーティングマップM2と、標準ルーティングマップM1とでは、書き換えに必要なセキュリティレベル(例えば、書き換えのために必要となる権限)やコマンドを異なるものとすることで、標準ルーティングマップM1は車両の工場で書き込むことはできても、車両販売後には書き換えできないようにすることも可能となる。
図3に通信フレームの構成例を示す。通信フレームは、通信フレームの送信元であるノード(すなわち、ECU)を示すノード情報、通信フレームを識別するための識別情報およびデータを含む。
図4を用いて、メモリ22に記憶された制御プログラムに含まれてMPU21が実行する、拡張ルーティングマップ登録処理について説明する。本処理が、標準制御ユニット群に含まれない制御ユニットがネットワークに接続されたとき、制御部は、該制御ユニットから受信した通信フレームに基づいて経路情報を生成し、拡張ルーティングマップに登録するものに相当する。本構成によって、例えば、ディーラーの整備工場等で、外部機器を接続して登録操作を行う必要がなくなる。本構成は、いわゆる「プラグアンドプレイ」と同様の形式である。
また、本処理が、通信フレームは、該通信フレームを識別するための識別情報を含み、標準制御ユニット群に含まれない制御ユニットがネットワークに接続されたとき、制御部は、該制御ユニットから、該制御ユニットが転送を要求する通信フレームの識別情報を取得し、識別情報と該制御ユニットが接続されたネットワークとを関連付けたものを経路情報とするものに相当する。
まず、車内通信ネットワークから、通信フレームを受信する(S11)。次に、受信した通信フレームからノード情報を取得し(S12)、そのノード(すなわち、ECU)がメモリ22に含まれるノード情報記憶領域に記憶されているか否かを調べる。ノード情報記憶領域は、標準構成に含まれるECUについてはMB3に記憶してあり、それ以外のものについてはMB4に記憶するようになっている。
MB3およびMB4のいずれかにノード情報が登録されているとき(S13:No)、本処理を終了する。一方、MB3およびMB4のいずれにもノード情報が登録されていないとき(S13:Yes)、該ノードに経路情報を要求して、これを取得する(S14)。経路情報を要求しなくても、車両用ゲートウエイ装置1が停止要求を送信するまで、制御ユニットが経路情報を送信するようにしてもよい。このとき、該ノード情報をMB4に記憶する。そして、取得した経路情報を拡張ルーティングマップM2に登録する(S15)。
図4において、新たに車内通信ネットワークに接続した装置(すなわち、制御ユニット)のうち、MB3およびMB4のいずれにもノード情報が登録されていないとき、かつ、予め定められた登録条件を満たしたもののみ、経路情報を拡張ルーティングマップM2に登録するようにしてもよい。この判定は、ステップS13で合わせて行う。これは、車両の盗難を目的とした装置など、車両の動作あるいは使用に悪影響を及ぼすことが推定される装置の接続を許可しないために行う。これにより、車両に接続されることの妥当性を持つ装置だけを、拡張ルーティングマップM2への登録の対象とすることで、車両の安全を確保することができる。
例えば、ISO(例えば、15031−7)に規定されたダイアグ通信、その中でも、セキュリティアクセス機能を応用することによって、以下のように判定を行う。
・まず、車両用ゲートウエイ装置1(すなわち、制御部20)から制御ユニットに、SEEDと呼ばれる数値(2バイト以上のデータ)を送信し、制御ユニットは、受信したSEEDから特別なアルゴリズムを使ってKEYと呼ばれる数値を算出し、これを送信する。
・次に、制御部20は、受信したKEYと、自身で算出したKEYの値と比較して、一致したら登録条件を満たすと判定する。
図5に標準ルーティングマップM1の構成例を示す。また、図6に拡張ルーティングマップM2の構成例を示す。各ルーティングマップは、例えば3桁の16進数である識別情報と、対応する転送先の通信ネットワークとを関連付けて記憶する。
図5の例では、例えば、車両用ゲートウエイ装置1が、識別情報:000の通信フレームを受信したとき、該通信フレームを、車内通信ネットワーク40および50に転送する。つまり、車内通信ネットワークに接続されたECUが、送信を要求するデータの識別情報を、該車内通信ネットワークに関連付けて示したものである。標準ルーティングマップM1については、ECU A〜Gを含む構成での経路情報が登録されている。
図6の例では、車内通信ネットワーク60に、新たにECU H(図1参照)を追加したとき、車両用ゲートウエイ装置1の要求にしたがって、ECU Hは、送信を要求する通信フレームの識別情報として、識別情報:000および008を送信する。識別情報を受信した車両用ゲートウエイ装置1(すなわち、制御部10)では、識別情報の送信元の車内通信ネットワークを特定できるので、識別情報:000および008に対応した通信フレームを、車内通信ネットワーク60に送信する旨を拡張ルーティングマップM2に登録する。
また、図6の識別情報:000のように、標準ルーティングマップM1に登録済みとなっている識別情報についても、新たな転送先の通信ネットワークについては、拡張ルーティングマップM2に登録する。標準ルーティングマップM1の書き込みが制限あるいは禁止されているためである。
上述の図3、図5、および図6の構成が、通信フレームは、該通信フレームを識別するための識別情報を含み、経路情報は、識別情報と該通信フレームの転送先のネットワークとを関連付けたものであるものに相当する。本構成によって、経路情報は、「通信フレームをどのネットワークに転送するか」というものになり、「このネットワークには以下の通信フレームを転送する必要がある」という構成よりも、効率的にルーティングテーブルを構成することができる。このため、メモリ消費量も少なくて済む。さらに、ルーティングテーブルを参照して必要な経路情報を取得するために要する時間も短くなる。
図7を用いて、メモリ22に記憶された制御プログラムに含まれてMPU21が実行する、通信フレーム転送制御処理について説明する。まず、車内通信ネットワークから通信フレームを受信する(S31)。次に、受信した通信フレームから識別情報を取得する(S32)。
次に、標準ルーティングマップM1を参照し、取得した識別情報に対応する経路情報が登録されているか否かを調べる(S33)。標準ルーティングマップM1に経路情報が登録されていないとき(S34:No)、ステップS36へ進む。一方、経路情報が登録されているとき(S34:Yes)、登録内容に基づいて、受信した通信フレームを転送先の車内通信ネットワークへ送信する。すなわち、通信フレームを中継する(S35)。
ステップS36では、拡張ルーティングマップM2を参照し、取得した識別情報に対応する経路情報が登録されているか否かを調べる。拡張ルーティングマップM2に経路情報が登録されていないとき(S37:No)、本処理を終了する。一方、経路情報が登録されているとき(S37:Yes)、登録内容に基づいて、受信した通信フレームを転送先の車内通信ネットワークへ送信する(S38)。
上述の構成が、制御部は、通信フレームを受信したとき、標準ルーティングマップに、受信した通信フレームに対応した経路情報が登録されていないとき、拡張ルーティングマップを参照するものに相当する。本構成によって、適切な経路情報を取得できるとともに、処理負荷を低減することができる。
上述の標準ルーティングマップM1に経路情報が登録されているときにも、拡張ルーティングマップM2を参照する構成が、制御部は、通信フレームを受信したとき、標準ルーティングマップに、受信した通信フレームに対応した経路情報が登録されているときも、拡張ルーティングマップに通信フレームに対応した経路情報が登録されているか否かを確認するものに相当する。本構成によって、図5および図6のように、後付のECUが、標準ルーティングマップに登録されている通信フレームの転送を要求した場合にも対処できる。
通信フレーム転送制御処理に先立って、拡張ルーティングマップ登録処理を実行すれば、標準ルーティングマップM1および拡張ルーティングマップM2のいずれにも経路情報が登録されていないという状況には至らない。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 車両用ゲートウエイ装置
20 制御部
31 転送処理部
22 メモリ(記憶部)
22a プログラム記憶領域
22b データ記憶領域
40、50、60 車内通信ネットワーク
M1 標準ルーティングマップ
M2 拡張ルーティングマップ

Claims (6)

  1. 制御ユニットが通信線により接続されたネットワークが複数形成され、前記複数のネットワークが接続された車両用ゲートウエイ装置において、
    前記車両用ゲートウエイ装置の全体の制御を行う制御部と、
    前記ネットワークから通信フレームを受信して、該通信フレームの転送経路を定義した経路情報が登録されたルーティングマップに基づいて、転送先のネットワークへ該通信フレームを転送する転送処理部と、
    前記制御部で実行する制御プログラムと前記ルーティングマップとを記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記記憶部は、
    前記制御プログラム、および予め定められた制御ユニットを含む標準制御ユニット群が前記ネットワークに接続されている状態に対応した経路情報が登録された標準ルーティングマップと、を記憶するプログラム記憶領域と、
    前記標準制御ユニット群に含まれない制御ユニットが前記ネットワークに接続されたときに、該制御ユニットに対応した経路情報を登録する拡張ルーティングマップを記憶し、前記プログラム記憶領域とは別に設けられたデータ記憶領域と、
    を含むことを特徴とする車両用ゲートウエイ装置。
  2. 前記標準ルーティングマップは書き換えが制限され、
    前記拡張ルーティングマップは書き換えが制限されない請求項1に記載の車両用ゲートウエイ装置。
  3. 前記制御部は、前記通信フレームを受信したとき、
    前記標準ルーティングマップに、受信した通信フレームに対応した経路情報が登録されていないとき、前記拡張ルーティングマップを参照する請求項1または請求項2に記載の車両用ゲートウエイ装置。
  4. 前記標準制御ユニット群に含まれない制御ユニットが前記ネットワークに接続されたとき、
    前記制御部は、該制御ユニットから受信した通信フレームに基づいて前記経路情報を生成し、前記拡張ルーティングマップに登録する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用ゲートウエイ装置。
  5. 前記通信フレームは、該通信フレームを識別するための識別情報を含み、
    前記経路情報は、前記識別情報と該通信フレームの転送先のネットワークとを関連付けたものである請求項4に記載の車両用ゲートウエイ装置。
  6. 前記通信フレームは、該通信フレームを識別するための識別情報を含み、
    前記標準制御ユニット群に含まれない制御ユニットが前記ネットワークに接続されたとき、
    前記制御部は、該制御ユニットから、該制御ユニットが転送を要求する通信フレームの識別情報を取得し、前記識別情報と該制御ユニットが接続されたネットワークとを関連付けたものを前記経路情報とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用ゲートウエイ装置。
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