JP2014146501A - 全固体電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気的特性の低下を抑制することができる全固体電池を提供すること。
【解決手段】全固体電池1は、正極材層2と、負極材層3と、正極材層2と負極材層3との間に積層された固体電解質層4と、正極材層2と固体電解質層4とにより挟まれ、積層方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21を覆う正極側絶縁部材50と、負極材層3と固体電解質層4とにより挟まれ、積層方向から見た場合に、負極材層3の周縁部31を覆う負極側絶縁部材60と、を備えている。正極側絶縁部材50は、正極材層2と固体電解質層4とを接触させる開口部52を形成しており、負極側絶縁部材60は、負極材層3と固体電解質層4とを接触させる開口部62を形成している。積層方向から見た場合に、正極側絶縁部材50の開口部52の面積は、負極側絶縁部材60の開口部62の面積よりも小さい。
【選択図】図1

Description

本発明は、全固体電池に関する。
従来、固体電解質を有する全固体電池が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の全固体電池は、固体電解質層、活物質層(正極材層、負極材層)及び集電体の他に、絶縁性材料を備えている。絶縁性材料は、固体電解質層と活物質層とにより挟まれており、活物質層の周縁部を覆っている。全固体電池の製造時においては、例えばCIP(Cold Isostatic Press、冷間等方圧加圧)等により、積層された固体電解質及び活物質層等を加圧する。加圧の際、活物質層の周縁部により固体電解質層に応力が負荷され、固体電解質層に割れ等の変形が生じる場合がある。固体電解質層に変形が生じると、全固体電池の使用時に、活物質層同士が短絡するおそれがある。特許文献1の全固体電池では、上述の絶縁性材料により、固体電解質層の変形に起因する活物質層同士の短絡を抑制している。
特開2012−38425号公報 特開2009−211920号公報
上述のような全固体電池においては、充電及び放電によりイオンが析出し、電気的特性が低下する場合がある。
本発明は、電気的特性の低下を抑制することができる全固体電池を提供することを目的とする。
本発明の全固体電池は、正極材層と、負極材層と、正極材層と負極材層との間に積層され、正極材層及び負極材層のそれぞれと当接する固体電解質層と、正極材層と固体電解質層とにより挟まれ、積層方向から見た場合に、正極材層の周縁部を覆う正極側絶縁部材と、負極材層と固体電解質層とにより挟まれ、積層方向から見た場合に、負極材層の周縁部を覆う負極側絶縁部材と、を備え、正極側絶縁部材は、正極材層と固体電解質層とを接触させる開口部を形成しており、負極側絶縁部材は、負極材層と固体電解質層とを接触させる開口部を形成しており、積層方向から見た場合に、正極側絶縁部材の開口部の面積は、負極側絶縁部材の開口部の面積よりも小さい。
本発明の全固体電池では、正極材層と固体電解質層との間に正極側絶縁部材が挟まれると共に、負極材層と固体電解質層との間に負極側絶縁部材が挟まれる。正極材層と固体電解質層とを当接させる正極側絶縁部材の開口部の面積は、負極材層と固体電解質層とを当接させる負極側絶縁部材の開口部の面積よりも小さい。従って、正極材層から負極材層へと向かうイオンは、負極側絶縁部材に析出し難くなる。よって、電気的特性の低下を抑制することができる。
正極側絶縁部材及び負極側絶縁部材の少なくとも一方は、複数の開口部を画設する補強部を有していてもよい。この場合、正極側絶縁部材及び負極側絶縁部材の少なくとも一方が補強部により補強されることになるため、正極側絶縁部材及び負極側絶縁部材の少なくとも一方の変形を抑制することができる。
本発明によれば、電気的特性の低下を抑制することができる全固体電池を提供することが可能になる。
本発明の実施形態に係る全固体電池を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る絶縁部材を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る絶縁部材を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る絶縁部材を示す平面図である。 本発明の第4実施形態に係る絶縁部材を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態に係る全固体電池について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示される全固体電池1は、例えば自動車等に搭載される。全固体電池1は、例えば略直方体状を呈している。全固体電池1は、正極材層(活物質層)2、負極材層(活物質層)3、固体電解質層4、正極側集電体層5、負極側集電体層6、正極側絶縁部材50及び負極側絶縁部材60を備えている。
正極材層2、負極材層3、固体電解質層4、正極側集電体層5及び負極側集電体層6のそれぞれは、例えば、四角板状(詳細には、正方形板状)を呈している。正極材層2と負極材層3とは、X方向(全固体電池1における積層方向)から見た場合に、重複するように配置されている。固体電解質層4は、正極材層2と負極材層3との間に積層されており、正極材層2及び負極材層3のそれぞれと当接している。正極側集電体層5は、正極材層2における固体電解質層4との当接面と逆側の面上に積層されている。正極側集電体層5には、端子(不図示)が接続されている。負極側集電体層6は、負極材層3における固体電解質層4との当接面と逆側の面上に積層されている。負極側集電体層6には、端子(不図示)が接続されている。
正極材層2、負極材層3、固体電解質層4、正極側集電体層5及び負極側集電体層6のそれぞれを形成する材料としては、一般的な全固体電池で用いられている材料を使用することが可能である。正極材層2は、例えばLiCoO、LiNiO、LiCo1/3Ni1/3Mn1/3、LiMnO、LiFePo等により形成されている。負極材層3は、例えばカーボン活物質(高配向性グラファイト(HOPG)、ハードカーボン、ソフトカーボン等)、金属活物質(In、Al、Si等)等により形成されている。固体電解質層4は、例えば硫化物固体電解質(例えば、LiS−P、LiS−P−LiI等を含む材料)等により形成されている。正極側集電体層5は、例えばSUS(ステンレス鋼)、Al、Ni、Fe等により形成されている。負極側集電体層6は、例えばSUS、Cu、Ni等により形成されている。
図1,2に示されるように、正極側絶縁部材50は、X方向から見た場合に、例えば、四角環状を呈している。正極側絶縁部材50の内周縁部51は、開口部52を形成している。正極側絶縁部材50は、正極材層2と固体電解質層4とにより挟まれている。正極側絶縁部材50の開口部52では、正極材層2と固体電解質層4とが接触している。正極側絶縁部材50は、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41を覆っている。
具体的には、正極側絶縁部材50の開口部52は、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41の内側に配置されている。より具体的には、正極側絶縁部材50の開口部52の一辺の長さd1は、正極材層2の周縁部21の一辺の長さd2及び固体電解質層4の周縁部41の一辺の長さd3よりも短い。正極側絶縁部材50の外周縁部は、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41よりも大きく、正極材層2と固体電解質層4との間からはみ出している。
負極側絶縁部材60は、X方向から見た場合に、例えば、四角環状を呈している。負極側絶縁部材60の内周縁部61は、開口部62を形成している。負極側絶縁部材60は、負極材層3と固体電解質層4とにより挟まれている。負極側絶縁部材60の開口部62では、負極材層3と固体電解質層4とが接触している。負極側絶縁部材60は、X方向から見た場合に、負極材層3の周縁部31及び固体電解質層4の周縁部41を覆っている。
具体的には、負極側絶縁部材60の開口部62は、X方向から見た場合に、負極材層3の周縁部31及び固体電解質層4の周縁部41の内側に配置されている。より具体的には、負極側絶縁部材60の開口部62の一辺の長さd4は、負極材層3の周縁部31の一辺の長さd5及び固体電解質層4の周縁部41の一辺の長さd3よりも短い。負極側絶縁部材60の外周縁部は、X方向から見た場合に、負極材層3の周縁部31及び固体電解質層4の周縁部41よりも大きく、負極材層3と固体電解質層4との間からはみ出している。
X方向から見た場合に、正極側絶縁部材50の開口部52の面積は、負極側絶縁部材60の開口部62の面積よりも小さい。具体的には、正極側絶縁部材50の開口部52の一辺の長さd1は、負極側絶縁部材60の開口部62の一辺の長さd4よりも小さい。すなわち、正極材層2と固体電解質層4との接触面積は、負極材層3と固体電解質層4との接触面積よりも小さい。正極側絶縁部材50及び負極側絶縁部材60は、例えばPETフィルム等により形成されている。正極側絶縁部材50及び負極側絶縁部材60は、例えば5〜20μm程度の厚み(X方向における長さ)を有している。
全固体電池1では、充電の際、イオンが正極材層2から負極材層3に向かって固体電解質層4中を移動し、放電の際、イオンが負極材層3から正極材層2に向かって固体電解質層4中を移動する。
特に、本実施形態に係る全固体電池1では、正極材層2と固体電解質層4との間に正極側絶縁部材50が挟まれていると共に、負極材層3と固体電解質層4との間に負極側絶縁部材60が挟まれている。正極材層2と固体電解質層4とを当接させる正極側絶縁部材50の開口部52の面積は、負極材層3と固体電解質層4とを当接させる負極側絶縁部材60の開口部62の面積よりも小さいため、正極材層2から負極材層3へと向かうイオンは、負極材層3に好適に取り込まれる。従って、イオンは負極側絶縁部材60に析出し難くなり、好適に充電が行われ、出力電圧の低下が抑制される。よって、全固体電池1では、電気的特性の低下を抑制することができる。
正極材層2と固体電解質層4との間に正極側絶縁部材50が挟まれていると共に、負極材層3と固体電解質層4との間に負極側絶縁部材60が挟まれているため、固体電解質層4の変形に起因する正極材層2と負極材層2との短絡を抑制することができる。
次に、第2実施形態に係る絶縁部材について説明する。図3に示されるように、本実施形態に係る正極側絶縁部材70が第1実施形態に係る正極側絶縁部材50(図2参照)と異なる点は、補強部材を有している点である。
正極側絶縁部材70は、枠部71及び補強部72を有している。枠部71は、X方向から見た場合に、例えば、四角環状を呈している。枠部71は、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41を覆う。
具体的には、枠部71の内周縁部71aは、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41の内側に配置されている。より具体的には、枠部71の内周縁部71aの一辺の長さd6は、正極材層2の周縁部21の一辺の長さd2及び固体電解質層4の周縁部41の一辺の長さd3よりも短い。枠部71の外周縁部は、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41よりも大きく、正極材層2と固体電解質層4との間からはみ出している。
補強部72は、X方向から見た場合に、例えば、十字形状を呈している。補強部72は、枠部71の内側に設けられており、その4つの端部は枠部71の内周面に連結されている。枠部71及び補強部72は、4つの開口部73を画設している。開口部73は、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41の内側に配置されている。X方向において、枠部71と補強部72とは、面一になっている。枠部71と補強部72とは、同一の材料によって一体に形成されている。
本実施形態に係る正極側絶縁部材70を備える全固体電池は、第1実施形態に係る正極側絶縁部材50を備える上述の全固体電池1と同様な効果を奏する。
全固体電池では、イオンが移動可能な面積を確保するため、積層方向から見た場合に、絶縁部材が活物質層及び固体電解質層を覆う面積は、小さいことが好ましい。また、絶縁部材において活物質層と固体電解質層との間からはみ出している部分が大きいと、例えば樹脂等により積層部分を覆う場合に、全固体電池の容積が大きくなる。このため、絶縁部材において活物質層と固体電解質層との間からはみ出している部分は、小さいことが好ましい。これらの場合、絶縁部材は比較的細くなるため、絶縁部材が変形しやすくなる。絶縁部材が変形すると、活物質層と固体電解質層との間に絶縁部材を挟む際に、絶縁部材が外れるおそれがある。
これに対し、正極側絶縁部材70は複数の開口部73を画設する補強部72を有しており、正極側絶縁部材70が補強部72により補強されるため、正極側絶縁部材70の変形が抑制される。従って、正極材層2と固体電解質層4との間に正極側絶縁部材70を挟む際に、正極側絶縁部材70が外れることを抑制することができる。
次に、第3実施形態に係る絶縁部材について説明する。図4に示されるように、本実施形態に係る正極側絶縁部材80が第1実施形態に係る正極側絶縁部材50(図2参照)と異なる点は、補強部材を有している点である。
正極側絶縁部材80は、X方向から見た場合に、例えば、略四角環状を呈している。正極側絶縁部材80の内周縁部81は、開口部82を形成している。正極側絶縁部材80は、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41を覆う。
具体的には、正極側絶縁部材80の開口部82は、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41の内側に配置されている。より具体的には、正極側絶縁部材80の開口部82の一辺の長さd7は、正極材層2の周縁部21の一辺の長さd2及び固体電解質層4の周縁部41の一辺の長さd3よりも短い。
正極側絶縁部材80において、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41よりも内側の領域には、複数の開口部83が形成されている。複数の開口部83は、正極側絶縁部材80の内周縁部81に沿って、等間隔に設けられている。開口部83は、円形状を呈している。正極側絶縁部材80において、隣り合う開口部83,83の間の部分、及び、開口部83よりも内周縁部81側の部分は、複数の開口部83を画設する補強部として機能する。
本実施形態に係る正極側絶縁部材80を備える全固体電池は、第1実施形態に係る正極側絶縁部材50を備える上述の全固体電池1と同様な効果を奏する。
正極側絶縁部材80は、開口部82及び複数の開口部83を画設する補強部を有している。正極側絶縁部材80が補強部により補強されるため、正極側絶縁部材80の変形が抑制される。従って、正極材層2と固体電解質層4との間に正極側絶縁部材80を挟む際に、正極側絶縁部材80が外れることを抑制することができる。
次に、第4実施形態に係る絶縁部材について説明する。図5に示されるように、本実施形態に係る正極側絶縁部材90が第1実施形態に係る正極側絶縁部材50(図2参照)と異なる点は、補強部材を有している点である。
正極側絶縁部材90は、枠部91及び複数の補強部92を有している。枠部91は、X方向から見た場合に、例えば、四角環状を呈している。枠部91は、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41を覆う。
具体的には、枠部91の内周縁部91aは、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41の内側に配置されている。より具体的には、枠部91の内周縁部91aの一辺の長さd8は、正極材層2の周縁部21の一辺の長さd2及び固体電解質層4の周縁部41の一辺の長さd3よりも短い。枠部91の外周縁部は、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41よりも大きく、正極材層2と固体電解質層4との間からはみ出している。
補強部92は、X方向から見た場合に、例えば、略長方形の棒状を呈している。複数の補強部92は、X方向から見た場合に、複数の三角形状の開口部93を枠部91の内側に形成するように連結されている。開口部93は、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41の内側に配置されている。複数の補強部92のうち一部の補強部92は、枠部91に連結されている。複数の補強部92のうち枠部91に連結されていない補強部92により、X方向から見た場合に四角形状の開口部94が形成されている。開口部94は、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21及び固体電解質層4の周縁部41の内側に配置されている。X方向において、枠部91と複数の補強部92とは、面一になっている。枠部91と複数の補強部92とは、同一の材料によって一体に形成されている。
本実施形態に係る正極側絶縁部材90を備える全固体電池は、第1実施形態に係る正極側絶縁部材50を備える上述の全固体電池1と同様な効果を奏する。
正極側絶縁部材90は、複数の開口部93及び開口部94を画設する複数の補強部92を有している。正極側絶縁部材90が補強部92により補強されるため、正極側絶縁部材90の変形が抑制される。従って、正極材層2と固体電解質層4との間に正極側絶縁部材90を挟む際に、正極側絶縁部材90が外れることを抑制することができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、正極側絶縁部材70〜90が補強部を有しているが、負極側絶縁部材が上述のような補強部を有していてもよい。要は、正極側絶縁部材及び負極側絶縁部材の少なくとも一方が補強部を有していてもよく、この際、積層方向から見た場合に、正極側絶縁部材の開口部の面積が負極側絶縁部材の開口部の面積よりも小さければよい。
上記実施形態では、正極側絶縁部材50,70〜90は、X方向から見た場合に、正極材層2の周縁部21の全周及び固体電解質層4の周縁部41の全周を覆っているが、正極材層2の周縁部21の一部及び固体電解質層4の周縁部41の一部を覆っていなくてもよい。すなわち、正極側絶縁部材は、必ずしも環状の部分を有している必要はなく、閉じた形状でなくてもよい。開口部は、必ずしも閉じている必要はなく、正極材層2と固体電解質層4とが接触できる形状であればよい。負極側絶縁部材についても、同様である。
上記実施形態では、全固体電池1は、正極材層2、負極材層3及び固体電解質層4を一つずつ備える単層の電極体により形成されているが、正極材層2、負極材層3及び固体電解質層4を複数備える複数層の電極体により形成されていてもよい。
1…全固体電池、2…正極材層、3…負極材層、4…固体電解質層、50,70,80,90…正極材層、60…負極材層、52,62,73,82,83,93,94…開口部、72,92…補強部。

Claims (2)

  1. 正極材層と、
    負極材層と、
    前記正極材層と前記負極材層との間に積層され、前記正極材層及び前記負極材層のそれぞれと当接する固体電解質層と、
    前記正極材層と前記固体電解質層とにより挟まれ、積層方向から見た場合に、前記正極材層の周縁部を覆う正極側絶縁部材と、
    前記負極材層と前記固体電解質層とにより挟まれ、前記積層方向から見た場合に、前記負極材層の周縁部を覆う負極側絶縁部材と、を備え、
    前記正極側絶縁部材は、前記正極材層と前記固体電解質層とを接触させる開口部を形成しており、
    前記負極側絶縁部材は、前記負極材層と前記固体電解質層とを接触させる開口部を形成しており、
    前記積層方向から見た場合に、前記正極側絶縁部材の前記開口部の面積は、前記負極側絶縁部材の前記開口部の面積よりも小さい、
    全固体電池。
  2. 前記正極側絶縁部材及び前記負極側絶縁部材の少なくとも一方は、複数の前記開口部を画設する補強部を有する、
    請求項1記載の全固体電池。
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