JP2014146157A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大型と小型のいずれの構成も可能とした情報処理装置を提供すること。
【解決手段】情報処理装置は、端末本体部と、端末本体部からの情報を表示する表示ユニットと、端末本体部に設けた第1取付具と、表示ユニットの複数の個所に設けた、第1取付具に組み付く第2取付具と、を備えている。
【選択図】図2
【解決手段】情報処理装置は、端末本体部と、端末本体部からの情報を表示する表示ユニットと、端末本体部に設けた第1取付具と、表示ユニットの複数の個所に設けた、第1取付具に組み付く第2取付具と、を備えている。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、情報処理装置に関する。
商品を販売する店舗に、POS(Point Of Sales)端末を設置し、商品の登録及び決済等を行うことが知られている。POS端末(情報処理装置)は、端末本体部に表示ユニットや印刷機構、入力装置等を取り付けて構成してある。
同一の経営のチェーン店においては、通常、基本的機能が同一の、共通したPOS端末を各店舗に設置する。ところが、店舗ごとに、その売り場面積に相違がある。すると、小規模の店舗で、設置スペースに限りがある場合は、設置するPOS端末に小型のものが好まれる。
ところが、小型のPOS端末では、表示ユニットの一部と印刷機構とが重なり、印刷用紙を補充する場合、表示ユニットを一時的に回動させることが必要になることがある。そこで、大型の店舗で、設置スペースに余裕がある場合は、表示ユニットと印刷機構等各機構が独立して機能し、お互いの間で干渉がない大型のPOS端末の設置が好まれる。しかしながら、基本的機能が同一でありながら、各構成ユニットの配置を異ならせたPOS端末を、店舗の大きさに応じて複数用意するのは、手間とコストがかかる。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、大型と小型のいずれの構成も可能とした情報処理装置を提供することにある。
一実施形態の情報処理装置は、端末本体部と、端末本体部からの情報を表示する表示ユニットと、端末本体部に設けた第1取付具と、表示ユニットの複数の個所に設けた、第1取付具に組み付く第2取付具と、を備えている。
一実施形態の情報処理装置について、POS端末を例に、図面を用いて説明する。図1は、小型状態のPOS端末10を示す正面図である。図2は、POS端末10の組み付け状態を示す分解斜視図である。図3は、小型状態のPOS端末を上面から示す平面図である。
情報処理装置としてのPOS端末10は、図1、図2に示すように、端末本体部12と、表示ユニット14と、印刷機構としてのプリンタ16と、入力装置としてのキーボードユニット18とを備えている。
端末本体部12は、底面が四角形の筐体で周囲が囲われ、内部にPOS端末としての作動に必要な制御装置その他の機構が組み込まれている。以下、POS端末10について、図2の矢印Aに示す方向をPOS端末10の前方とし、その逆を後方とし、それを基準に左右を定める。又、図2に置いた状態で、重力の方向をPOS端末10の下方とし、その逆を上方として説明する。
端末本体部12は、POS端末10としての最少の横幅長と同等の横幅長を有している。プリンタ16は、端末本体部12の、向かって左側に組み込んである。プリンタ16は、印字ヘッドと、蓋体20と、用紙収納部22と、送出口24とを備えた、例えば感熱作用で印刷を行う感熱プリンタである。尚、プリンタ16は、感熱印刷に限らず、熱転写、インクジェットその他の印刷方式でもよい。
蓋体20は、用紙収納部22の上部を塞ぐように端末本体部12の上面に取り付けてある。蓋体20は、端末本体部12の後方に支点部を有し、支点部により上下方向に開閉自在に取り付けてある。用紙収納部22は、ロール状の印刷用紙を収納するに十分な大きさを有する凹部である。用紙収納部22の上部は、通常、蓋体20で塞がれている。
送出口24は、プリンタ16の前方に設けてある。プリンタ16が印刷作業を開始すると、プリンタ16は用紙収納部22に収納されている印刷用紙を引き出し、印刷用紙の表面に印刷を行う。印刷された印刷用紙は、順次送出口24からレシート等の印刷物として送出される。印刷用紙がなくなった場合、蓋体20を開放して、ロール状の印刷用紙を用紙収納部22に補充する。
表示ユニット14は、例えば液晶表示装置を用いている。表示ユニット14は、周囲に表示ユニット筐体30を備え、表示ユニット筐体30の内側に液晶表示装置が組み付けてある。表示ユニット筐体30は、端末本体部12の横幅長とほぼ等しいか、それより若干広い横幅長を有している。尚、表示ユニット14の表示装置は、液晶によるものでなくともよい。
表示ユニット14は、表示ユニット取付部32により端末本体部12に取り付けてある。表示ユニット取付部32は、表示ユニット14側に設けられた受け具34と、端末本体部12に設けられた差し込み具36とを備えている。特許請求の範囲の第1取付具は、差し込み具36に相当し、第2取付具は、受け具34に相当する。
受け具34を、図4に示す。受け部34は、表示ユニット14の裏面(液晶表示装置の画面側を正面(表面)とする)に、横幅方向に2つ並べて取り付けてある。又、受け具34は、表示ユニット筐体30を裏面から見て、向かって左側に設けてある受け具34を左受け具34aとし、向かって右側に設けてある受け具34を右受け具34bとする。左受け具34aと右受け具34bとは、基本的にいずれも差し込み具36に対応した同一の形状を有している。
差し込み具36は、端末本体部12に回動自在に取り付けてある。差し込み具36の回動中心は、端末本体部12の底面と基本的に垂直に設けてある。差し込み具36の上部は、受け具34に差し込むと受け具34に固着する形状を有している。差し込み具36は、左右のいずれの受け具34にも差し入れ可能で、又、いずれとも固着できる。受け具34と差し込み具36とは、止めねじや係合爪部などを用いて固定し、表示ユニット14が容易に外れないようにすることが好ましい。
図2に示すように差し込み具36を左受け具34aに取り付けると、図1に示すように表示ユニット14を正面に向けた状態で、端末本体部12の上部に表示ユニット14が、それぞれの中心がほぼ一致した状態で縦に連続して配置される。
一方、図7に示すように、差し込み具36を右受け具34bに取り付けると、図5に示すように表示ユニット14を正面に向けた状態で、表示ユニット14の向かって左端が、プリンタ16の右端の位置にほぼ一致するように表示ユニット14が配置される。
キーボードユニット18は、台座部40と、台座部40に設けられた複数のボタン42やカードリーダ44とを備えている。台座部40は、長方形状で、端末本体部12の横幅長とほぼ等しい横幅長と、端末本体部12の送出口24の下端から端末本体部12の正面側端縁までの長さとほぼ等しい縦幅長とを有している。
台座部40の上面には、各種のボタン42が設けられている。ボタン42は、通常のキーボードのボタンスイッチである。尚、キー配列は、適宜変更してもよい。又、カードリーダ44が台座部40の向かって右端に設けられている。
キーボードユニット18は、端末本体部12に、ねじと取付孔により固定される。これらねじと取付孔が、特許請求の範囲でいう入力装置取付機構である。キーボードユニット18と端末本体部12とは、図1に示すように端末本体部12の中心とキーボードユニット18の中心とをほぼ一致させた位置と、図5に示すように端末本体部12の側方にキーボードユニット18を移動させた位置の、いずれかの個所に取り付けられる。尚、入力装置取付機構は、ねじと取付孔でなく、キーボードユニット18を端末本体部12に組み付ける組み付け機構等であってもよい。
キーボードユニット18は、図5に示すようにキーボードユニット18を端末本体部12の右方に移動させた位置に取り付けた場合でも、キーボードユニット18の向かって左端縁が、送出口24の向かって右端縁の位置より左に位置することがない。
又、キーボードユニット18を端末本体部12の右方にずらして取り付けたときには、キーボードユニット18の左側に、図7に示す吟味台56を取り付ける。吟味台56は、客から受け取った代金を載せたり、つり銭を載せて確認するための台である。
又、端末本体部12の右端縁から右側に突出したキーボードユニット18の下部に、カバー部材58を設ける。カバー部材58は、キーボードユニット18の下面を覆い、かつ、キーボードユニット18の端末本体部12への取り付けを補強する。
次に、POS端末10の作用、効果について説明する。まず、小型状態のPOS端末10について説明する。図2に示すように、表示ユニット14の左受け具34aに端末本体部12の差し込み具36を差し入れ、表示ユニット14を端末本体部12に固定する。又、キーボードユニット18を、端末本体部12の中心に合わせて取り付ける。
すると、POS端末10では、図1に示すように、表示ユニット14及びキーボードユニット18が、共に端末本体部12の横幅長とほとんど変わらない横幅長の範囲内に取り付けられる。これにより、POS端末10は、小型状態となり、設置スペースが縮小でき、POS端末のために設置スペースを大きく取れない小規模の店舗に容易に設置できる。
小型状態のPOS端末10は、印刷用紙を補充するときは、図3に示すように表示ユニット14をほぼ90度回動させる。これにより、表示ユニット14と蓋体20との干渉がなくなり、蓋体20を開放して印刷用紙を用紙収納部22に補充できる。印刷用紙の補充が終了したなら、蓋体20を閉め、表示ユニット14を正面に回動させる。
一方、大型状態のPOS端末10の場合は、図7に示すように、表示ユニット14の右受け具34bに差し込み具36を差し入れ、表示ユニット14を端末本体部12に固定する。これにより、表示ユニット14は、図5、図6に示すように、端末本体部12から向かって右方向にずれた位置に取り付けられ、蓋体20との干渉がなくなる。したがって、例えば、印刷用紙を補充するため、蓋体20を開放しても、蓋体20が表示ユニット14に当接することがなく、補充作業が簡易にできる。
更に、キーボードユニット18を、端末本体部12の右方に突出させて端末本体部12に取り付ける。これにより、送出口24から送出されたレシート等とキーボードユニット18との干渉がなくなり、キーボードユニット18による入力操作が容易にできる。又、POS端末10の左方に吟味台56を設けることができ、POS端末10を介した金銭の授受が容易にできる。
このように大型状態のPOS端末10は、設置スペースに余裕のある店舗に設置し、ユニット間での干渉を生じさせることなく、使い勝手のよいPOS端末10として使用することができる。
尚、上記例では、表示ユニット14の左受け具34aと右受け具34bとを同一の平面上に並べて設けたが、これに限らない。例えば、左受け具34aと右受け具34bとの設置位置を上下方向にずらしたり、あるいは、互いの取付角度を変更してもよい。すると、大型状態のPOS端末10と、小型状態のPOS端末10とで、取り付けられる表示ユニット14の高さや角度を異ならせ、POS端末10のバリエーションを拡大させることができる。
又、キーボードユニット18を、側方にずらして取り付けるのではなく、例えば、サイズが大きく、端末本体部12の横幅長より横幅長の長いキーボードユニットを別途用意し端末本体部12に取り付けてもよい。又、本発明は、POS端末に限るものではない。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
A…矢印、10…POS端末、12…端末本体部、14…表示ユニット、16…プリンタ、18…キーボードユニット、20…蓋体、22…用紙収納部、24…送出口、30…表示ユニット筐体、32…表示ユニット取付部、34…受け具、34a…左受け具、34b…右受け具、36…差し込み具、40…台座部、42…ボタン、44…カードリーダ、56…吟味台、58…カバー部材。
Claims (6)
- 端末本体部と、
前記端末本体部からの情報を表示する表示ユニットと、
前記端末本体部に設けた第1取付具と、
前記表示ユニットの複数の個所に設けた、前記第1取付具に組み付く第2取付具と、を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 前記端末本体部に設けられた印刷機構を、更に備え、
前記第2取付具は、前記表示ユニットの2か所に設けてあり、一方の第2取付具に前記第1取付具を組み付けると、前記端末本体部の横幅方向の中心に前記表示ユニットの中心を合わせた位置で、他方の第2取付具に前記第1取付具を組み付けると、前記表示ユニットと前記印刷機構との干渉を避けた位置で、前記表示ユニットが前記端末本体部に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 端末本体部と、
前記端末本体部に設けられた印刷機構と、
前記端末本体部に取り付けられ、前記端末本体部からの情報を表示する表示ユニットと、
前記端末本体部の上面に取り付けられ、前記端末本体部に入力操作する入力装置と、
前記表示ユニットを、前記端末本体部に、前記端末本体部の横幅方向の中心に前記表示ユニットの中心を合わせた位置と、前記表示ユニットと前記印刷機構との干渉を避けた位置とのいずれかにて取り付ける表示ユニット取付部と、
前記入力装置を、前記端末本体部に、前記端末本体部の横幅方向の中心に前記入力装置の中心を合わせた位置と、前記表示ユニットを前記印刷機構との干渉を避けた位置に配置したときの前記表示ユニットの移動方向と同方向に移動した位置で、前記表示ユニットの移動方向外側の端縁より、前記入力装置の端縁が内側となる位置と、のいずれかにて取り付ける入力装置取付機構と、を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 前記入力装置を前記表示ユニットの移動方向と同方向に移動させたとき、前記端末本体部の上面の前記入力装置の側方に吟味台を設けることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記表示ユニット取付部は、前記表示ユニットに設けられた受け具と、前記端末本体部に取り付けられ、前記受け具に差し込まれる差し込み部とを備え、更に、前記受け具は、前記表示ユニットの少なくとも2か所の異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
- 前記表示ユニット取付部は、前記端末本体部に回動自在に設けてあることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013014186A JP2014146157A (ja) | 2013-01-29 | 2013-01-29 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013014186A JP2014146157A (ja) | 2013-01-29 | 2013-01-29 | 情報処理装置 |
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Family Applications (1)
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JP2013014186A Pending JP2014146157A (ja) | 2013-01-29 | 2013-01-29 | 情報処理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2014146157A (ja) |
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2013
- 2013-01-29 JP JP2013014186A patent/JP2014146157A/ja active Pending
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