JP2014145837A - 写真システム - Google Patents

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Abstract

【課題】店舗に備わっているカメラを利用者が自ら操作して写真を撮影するセルフ式の店舗に適用することができる写真システムを提供する。
【解決手段】店舗サーバ1は、照明設備4を制御する照明制御部17と、移動装置32を制御するカメラ制御部18と、利用者の操作入力に応じて撮影スタイルを選択するスタイル選択部29とを備えている。さらに、店舗サーバ1は、照明設備4の位置と向きと光量と光色との一つ以上を規定する照明パターンを、カメラ3の位置と向きとの少なくとも一方を規定するカメラパターンと組み合わせた撮影スタイルを予め複数記憶したスタイル記憶部28を備えている。照明制御部17は、選択された撮影スタイルの照明パターンに従って、照明設備4を制御するように構成されている。カメラ制御部18は、選択された撮影スタイルのカメラパターンに従って、移動装置32を制御するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、写真を撮影するための店舗に用いられる写真システムに関する。
従来から、写真館のような店舗に用いられる写真システムとして、写真館に配置されたデジタルカメラで撮影された写真の写真データを格納する写真記憶部を備えたシステムが知られている(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の写真システムは、写真記憶部に格納された写真データの画像を写真として写真館に設置されたモニタ装置に表示し、且つ写真館に設置されたセレクタにて所望の写真を選択できるように構成されている。したがって、この種の写真システムを用いれば、写真館の利用者(顧客)は、写真館で撮影された写真の中から写真アルバムに貼付する写真を選択することができる。
特開2008−35398号公報
ところで、写真館のような店舗をより気軽に利用できるようにするためには、店舗に備わっているカメラを利用者が自ら操作して写真を撮影するセルフ式の店舗とすることが考えられる。
しかし、上述したような従来のシステムは、店舗においては撮影も写真データの管理も業者が行うことを前提としているため、セルフ式の店舗に適用するには問題がある。たとえば、従来のシステムでは、写真を撮影する際には業者が照明環境やカメラアングルを設定するので、適宜、照明環境やカメラアングルを最適に設定することで様々なスタイルの写真を撮ることが可能である。これに対して、業者が撮影を行わないセルフ式の店舗においては、撮影のための技術が不十分な一般の利用者は、イメージ通りのスタイルの写真を撮ることは難しい。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、店舗に備わっているカメラを利用者が自ら操作して写真を撮影するセルフ式の店舗に適用することができる写真システムを提供することを目的とする。
本発明の写真システムは、カメラが備わっており利用者が前記カメラを操作して写真を撮影するための撮影ブースを設けた店舗に用いられる写真システムであって、前記撮影ブース内を照明するために当該撮影ブースに備わっている照明設備を制御する照明制御部と、前記カメラの位置と向きとを変化させる移動装置を制御するカメラ制御部と、前記照明設備の位置と向きと光量と光色との一つ以上を規定する照明パターンを、前記カメラの位置と向きとの少なくとも一方を規定するカメラパターンと組み合わせた撮影スタイルを予め複数記憶したスタイル記憶部と、前記利用者の操作入力に応じて前記撮影スタイルを選択するスタイル選択部とを備え、前記照明制御部は、前記スタイル選択部で選択される前記撮影スタイルの前記照明パターンに従って、前記照明設備の位置と向きと光量と光色との少なくとも一つを調節し、前記カメラ制御部は、前記スタイル選択部で選択される前記撮影スタイルの前記カメラパターンに従って、前記カメラの位置と向きとの少なくとも一方を調節するように構成されていることを特徴とする。
本発明の写真システムは、照明設備を制御する照明制御部と、カメラの位置と向きとを変化させる移動装置を制御するカメラ制御部と、利用者の操作入力に応じて撮影スタイルを選択するスタイル選択部とを備えている。さらに、この写真システムは、照明設備の位置と向きと光量と光色との一つ以上を規定する照明パターンを、カメラの位置と向きとの少なくとも一方を規定するカメラパターンと組み合わせた撮影スタイルを予め複数記憶したスタイル記憶部を備えている。照明制御部は、スタイル選択部で選択される撮影スタイルの照明パターンに従って、照明設備の位置と向きと光量と光色との少なくとも一つを調節するように構成されている。カメラ制御部は、スタイル選択部で選択される撮影スタイルのカメラパターンに従って、カメラの位置と向きとの少なくとも一方を調節するように構成されている。
この構成によれば、利用者は、撮影スタイルを選択するだけで、簡単に様々な組み合わせの照明環境およびアングルで写真を撮影できる。したがって、撮影のための技術が不十分な利用者であっても、好みの撮影スタイルを選択することによって、プロのカメラマンが撮影したような写真を自身で撮影することが可能になる。すなわち、撮影ブースに備わっているカメラを利用者が自ら操作して写真を撮影するセルフ式の店舗において、この写真システムを用いれば、撮影のための技術が不十分な一般の利用者でも、容易にイメージ通りのスタイルの写真を撮ることができる。
実施形態に係る写真システムが用いられる店舗の説明図である。 実施形態に係る写真システムの構成を示すシステム構成図である。
本実施形態の写真システムは、撮影ブースに備わっているカメラを利用者が自ら操作して写真を撮影するセルフ式の店舗(フォトスタジオ)に用いられる。以下では、撮影ブースが複数設けられている店舗を想定して説明するが、この構成に限らず、写真システムは撮影ブースが1つだけ設けられている店舗に用いられてもよい。
まず、本実施形態の写真システムが用いられる店舗の概略レイアウトについて図2を参照して説明する。
店舗100には、利用者受付を行うための受付カウンタ101と、着替えやヘアメイクのための準備スペース102と、撮影用の撮影ブース103と、印刷の注文やアルバムの作成に用いられる仕上げスペース104とが設けられている。なお、店舗正面には掲示板105が設置されており、仕上げスペース104は店舗正面の掲示板の裏側のスペースに設けられている。
受付カウンタ101は、店舗100を利用する利用者の受付を行うためのスペースであって、店舗100の入り口付近に配置されている。詳しくは後述するが、受付カウンタ101には、パソコン(パーソナルコンピュータ)やタブレット端末などからなる受付端末2が配置されている。
準備スペース102には、利用者の荷物を保管する鍵付きのロッカー102Aと、利用者が衣装合わせや着替えを行うフィッティングルーム102Bと、利用者がメイクやヘアメイクを行うメイクコーナー102Cとが備わっている。利用者は、ロッカー102Aに荷物を預けることにより、手ぶらで撮影を行うことができる。なお、フィッティングルーム102Bやメイクコーナー102Cには、利用者が自らの姿を映して確認するための鏡(図示せず)や、目隠し用のカーテン(図示せず)が備え付けられている。
撮影ブース103は、ここでは背景が造作された固定背景用の撮影ブース103Aが6つ、クロマキー処理用の撮影ブース103Bが1つ、無背景の個室タイプの撮影ブース103Cが1つで、合計8つ備わっている。なお、以下では固定背景用の撮影ブース103Aとクロマキー処理用の撮影ブース103Bと個室タイプの撮影ブース103Cを特に区別しない場合には、単に「撮影ブース103」という。
撮影ブース103の各々は、平面視が矩形状となるように、出入口を残して壁あるいはカーテンによって周囲の空間と仕切られており、さらに出入口に関しても開閉可能な扉あるいはカーテンによって周囲の空間と仕切られていてもよい。
図2の例では、固定背景用の撮影ブース103Aは、店舗100の一枚の壁に沿って複数(ここでは6つ)並べて配置されており、全て店舗100の上記壁側を背面としている。これら複数の撮影ブース103Aの背後(上記壁側)には、背景が造作されたスクリーン103Dが設置されている。スクリーン103Dは、撮影ブース103Aごとに異なっていてもよいし、同じであってもよい。また、スクリーン103Dを掛け替えることにより背景を変更できるようにしておけば、たとえば時間帯や季節によって背景を変更することも可能である。ただし、撮影ブース103Aの背景は、スクリーン103Dのように平面的な造作物に限らず、立体的な造作物により構成されていてもよい。
クロマキー処理用の撮影ブース103Bは、固定背景用の個々の撮影ブース103Aよりも広いスペースが割り当てられている。クロマキー処理用の撮影ブース103Bは、内側の壁面のうち出入口となる一面を除いた三面および床面が特定色(たとえば青色や緑色)のスクリーン(図示せず)で覆われている。これにより、この撮影ブース103Bで被写体が撮影された写真は、背景部分が特定色となるので、特定色の部分を任意の背景画像に置き換えるクロマキー合成により、背景画像に被写体が合成された合成写真が得られる。
個室タイプの撮影ブース103Cは、固定背景用の個々の撮影ブース103Aよりもさらに狭いスペースが割り当てられている。この撮影ブース103Cは、特に背景が設定されていないので、たとえば照明写真の撮影に使用される。
撮影ブース103には、撮像素子で撮影した画像をデジタルデータ(写真データ)として記録するデジタルカメラからなるカメラ3と、照明設備4とが備わっている。カメラ3および照明設備4は、各撮影ブース103に1台ずつ備わっているが、この例に限らず、たとえば撮影ブース103の各々にそれぞれ複数台のカメラ3が設けられていてもよい。各撮影ブース103は固有のブース番号が予め割り当てられており、各撮影ブース103に備わるカメラ3および照明設備4には、撮影ブース103と同じブース番号が割り当てられている。
撮影ブース103の各々は、出入口を残して壁あるいはカーテンによって周囲の空間と仕切られており、さらに出入口に関しても開閉可能な扉あるいはカーテンによって周囲の空間と仕切られていることが望ましい。これにより、撮影ブース103へ周囲の空間から光が入射することを防止でき、撮影ブース103の照明環境は、各撮影ブース103の照明設備4によって適宜設定されることになる。
仕上げスペース104には、利用者が写真の印刷の注文や写真の加工などを行うための注文コーナー104Aと、利用者がアルバムの作成を行うためのアルバム作成コーナー104Bとが備わっている。注文コーナー104Aには、アルバムやポストカードやキーホルダー等のアイテムの見本が置かれている。詳しくは後述するが、注文コーナー104Aにはパソコンやタブレット端末からなる注文端末5が複数台(ここでは6台)配置されている。仕上げスペース104においては、利用者が座って作業できるように、机の周囲に適当な数の椅子104Cが配置されている。
なお、掲示板105は、店舗100の外側に画面を向けたモニタ105Aを備えており、モニタ105Aはたとえば宣伝用の映像などを表示する。
また、店舗100においては利用者への衣装の貸出サービスが行われる。すなわち、準備スペース102に多数の衣装が用意されており、利用者は、撮影を行うに当たり好みの衣装を選択し着用することができる。衣装は、様々なデザインのドレスや着物などが複数のサイズに亘って多数用意されている。これらの衣装は、準備スペース102のハンガーラック(図示せず)に吊られている。そのため、利用者は、普段着で店舗100を訪れても、店舗100に用意されている多数の衣装の中から好みの衣装を選んで撮影に臨むことができる。
以下に、上述したような店舗100に用いられる本実施形態の写真システムA1の構成について図1を参照して説明する。
写真システムA1は、店舗100ごとにコンピュータからなる店舗サーバ1を備えている。店舗サーバ1は、上述した受付端末2、カメラ3、照明設備4、注文端末5、さらに後述する利用者端末6と共に店舗装置を構成している。これらの店舗装置は、LAN(Local Area Network)などの店舗内ネットワークを構築し、互いに通信可能に構成されている。つまり、受付端末2、カメラ3、照明設備4、注文端末5、利用者端末6の各々は店舗サーバ1との通信機能を有している。カメラ3や照明設備4においては、外付けの通信ユニット(図示せず)が接続されることにより、店舗サーバ1との通信機能が付加されていてもよい。
利用者端末6は、たとえばタブレット端末などの可搬型の端末からなり、受付カウンタ101で利用者に貸し出される。つまり、利用者端末6は、受付端末2や注文端末5のように定位置で使用されるのではなく、利用者が携帯することで店舗100内の任意の場所で使用される。
カメラ3や照明設備4は複数の撮影ブース103ごとに備わっているので、店舗サーバ1は、各カメラ3、各照明設備4に予め割り当てられているブース番号によって個々のカメラ3あるいは照明設備4を識別する。ここで、店舗装置同士の接続は、基本的にはLANケーブルを用いた有線LAN接続とするが、利用者端末6については利用者が店舗100内で自由に持ち運べるよう無線LAN接続とすることが望ましい。なお、カメラ3と照明設備4と注文端末5と利用者端末6とは、それぞれ1つの店舗100につき複数台ずつ設けられているが、図1では1台のみ図示し残りの図示を省略する。
カメラ3は、撮影ブース103ごとに設けられる専用のリモコン送信器(図示せず)にて遠隔操作が可能に構成されている。リモコン送信器は、利用者が片手で握れる程度に小型であることが望ましく、少なくともシャッタ操作のためのシャッタボタンを具備する。カメラ3は、リモコン送信器のシャッタボタンが操作された直後にシャッタを切るように構成されていてもよいし、シャッタボタンが操作されてから所定の時間遅れをもってシャッタを切るように構成されていてもよい。これにより、利用者は、リモコン送信器を片手で握って操作すれば、自らが被写体となりながらカメラ3のシャッタを切ることができるため、撮影に徹する撮影者が不要になる。リモコン送信器は、店舗内ネットワークには接続されず、たとえば赤外線通信やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信により、カメラ3と通信する。
また、各撮影ブース103には、液晶ディスプレイからなる表示器31がカメラ3と並んで設けられている。表示器31は、カメラ3の被写体となっている利用者から見えるように、画面をカメラ3のレンズと同じ方向に向けて設置されている。カメラ3は、撮像素子からの出力をライブビュー画像として表示器31にリアルタイムで出力し、表示器31にてライブビュー画像を表示させる機能を持つ。つまり、カメラ3は、表示器31には動画像からなるライブビュー画像を出力しており、シャッタが操作されると、その瞬間の写真(静止画像)の写真データを後述する店舗サーバ1に出力する。そのため、利用者は、表示器31に表示されているライブビュー画像を確認することで、カメラ3の被写体となりながら写真にどのように写るのかを確認することができる。
さらに、本実施形態の写真システムA1は、撮影ブース103に備わっているカメラ3の位置と向きとを変化させる移動装置32を、撮影ブース103ごとに備えている。移動装置32は、カメラ3を鉛直方向(上下)、水平方向(前後左右)に移動させる三軸のスライド機構と、カメラ3をパン、チルトさせる二軸の首振り機構とを具備している。スライド機構は、複数のレールを組み合わせて実現されていてもよいし、ロボットアームを用いて実現されていてもよい。写真システムA1は、このような移動装置32を設けたことにより、人がカメラ3を持って撮影する場合には困難な高所からでも撮影可能になる。この移動装置32は、後述する店舗サーバ1のカメラ制御部18によって制御され、カメラ3の位置と向きとの少なくとも一方を調節する。
なお、移動装置32を制御するカメラ制御部の機能は、上述したリモコン送信器に備わっていてもよい。この場合、リモコン送信器は、上述したような近距離無線通信により、移動装置32と通信する。これにより、利用者は、リモコン送信器を操作することでカメラ3の位置、向きを調節することができる。
照明設備4は、位置と向きと光量と光色との少なくとも一つが可変に構成されている。少なくともクロマキー処理用の撮影ブース103Bの照明設備4は、位置および向きを変化させる可動機構と、光量および光色を変化させる点灯回路とを有しており、これにより位置と向きと光量と光色との全てが可変に構成されている。可動機構は照明設備4の灯体を機械的に移動させることで照明設備4の位置を変化させるが、多灯式の照明設備4であれば、可動機構に代えて、点灯させる灯体を点灯回路にて切り替えることで位置を変化させることができる。照明設備4は、後述する店舗サーバ1の照明制御部17によって制御され、位置と向きと光量と光色との少なくとも一つが調節される。
また、店舗内ネットワークには、ゲートウェイ7が接続されている。ゲートウェイ7は、インタネット8に接続されている。インタネット8には、集約装置としてのセンタサーバ91と、写真の印刷等を行う印刷所に設置されている印刷所サーバ92とが接続されている。店舗サーバ1は、インタネット8を介してこれらセンタサーバ91および印刷所サーバ92との間で通信可能に構成されている。ここで、店舗サーバ1とセンタサーバ91と印刷所サーバ92との間には、インタネット8を利用したVPN(Virtual Private Network)が構築されていることが望ましい。また、VPNに代えて専用線が用いられてもよい。なお、図1では1つの店舗100しか図示してないが、実際には店舗100は複数存在し、店舗サーバ1等は各店舗100に設けられている。したがって、センタサーバ91および印刷所サーバ92の各々には、インタネット8を介して複数の店舗100の店舗サーバ1が接続されることになる。
本実施形態では、カメラ3および照明設備4を除く店舗装置の機能を店舗サーバ1に集中させ、受付端末2、注文端末5、利用者端末6については、操作入力や表示などのユーザインタフェイスとしての機能に絞ったシンクライアントとして用いられている。
ここでは、受付端末2と注文端末5と利用者端末6とは、いずれもタッチパネルディスプレイを採用しており、入力装置および表示装置として機能する。さらに、受付端末2および利用者端末6は、必要に応じてプリンタを接続するためのインタフェイスを備えていてもよい。一方、店舗サーバ1においては、利用者の操作入力を受け付けるための入力装置や、情報を表示するための表示装置などは必須ではない。ただし、店舗管理者によるメンテナンスなどを考慮すれば、店舗サーバ1にも入力装置や表示装置が設けられていることが望ましい。
店舗サーバ1は、基本的な機能として、店舗内ネットワークに接続される通信インタフェイス(以下、「通信I/F」と表記する)11と、現在時刻を計時する時計部12とを有している。また、店舗サーバ1は、利用者の受け付けから撮影ブース103の割り当てまでの処理に関する構成として、受付部13と、割当部14と、提示部15と、割当記憶部16とを有している。また、店舗サーバ1は、撮影ブース103での撮影時の処理に関する構成として、照明制御部17と、カメラ制御部18と、スタイル記憶部28と、スタイル選択部29とを有している。さらに、店舗サーバ1は、撮影された写真の取り込みから出力までの処理に関する構成として、取込部19と、写真記憶部20と、再生部21と、選択部22と、出力部23とを有している。また、店舗サーバ1は、クロマキー処理に関する構成として、合成部24と、背景選択部25と、背景記憶部26と、パターン記憶部27とを有している。
本実施形態では、店舗サーバ1はコンピュータからなるため、記憶装置(図示せず)に記憶されたプログラムを適宜実行することにより、各部の機能を実現する。なお、プログラムが記憶媒体に記憶されている場合には、コンピュータは、記憶媒体からプログラムをコピーすることにより、店舗サーバ1として動作可能となる。
以下、店舗サーバ1の各部の構成および機能について説明する。
まず、利用者の受け付けから撮影ブース103の割り当てまでの処理に関する受付部13、割当部14、提示部15、割当記憶部16について説明する。
受付部13は、キーボード、マウス、タッチパネルディスプレイ、カードリーダ等の入力装置から利用者を識別する利用者データの入力を受け付ける機能を持つ。本実施形態では、タッチパネルディスプレイを採用した受付端末2が入力装置として用いられ、受付部13は、通信I/F11を介して受付端末2から利用者データの入力を受け付ける。
本実施形態では、写真システムA1を初めて利用する利用者が、受付端末2にて住所、氏名、電話番号等の利用者情報を入力することで会員登録を行い、会員登録の完了時にパスワードと共に発行される利用者IDが利用者データとして用いられる。具体的には、受付端末2は、会員登録時に入力された住所、氏名、電話番号等の利用者情報を店舗サーバ1の受付部13に送信する。受付部13は、受付端末2から受信した利用者情報を通信I/F11を介してセンタサーバ91に送信し、利用者IDの発行を要求する。センタサーバ91は、利用者情報に対応付けて利用者IDおよびパスワードを発行し、要求元の店舗サーバ1に送信する。発行された利用者IDおよびパスワードは、センタサーバ91にて利用者情報と対応付けて管理される。
そのため、会員登録が完了した利用者は、写真システムA1を利用する場合、利用者データとしての利用者IDを受付端末2にてパスワードと併せて入力すればよい。受付端末2は、入力された利用者IDおよびパスワードを店舗サーバ1の受付部13に送信する。受付部13は、受付端末2から受信した利用者IDおよびパスワードをセンタサーバ91に送信し、センタサーバ91は、利用者IDの認証に成功すれば、この利用者IDの利用者に対して写真システムA1の利用を許可する。なお、利用者IDの発行はたとえば利用者IDの付与された会員カードの発行をもって行われてもよく、この場合、受付端末2は会員カードの利用者IDを読み込むためのカードリーダを具備していてもよい。
ここで、利用者データは利用者一人一人について入力されることは必須ではなく、たとえば家族や友人同士など複数人のグループで店舗100を利用する利用者は、グループの代表者の情報のみを利用者データとして入力してもよい。このように、利用者の受付は入力装置としての受付端末2を使用して利用者自ら行う。なお、受付端末2は、パソコンやタブレット端末のような汎用の装置に限らず、専用の装置であってもよい。
一方、割当部14は、受付部13で入力された利用者データ(利用者ID)に撮影ブース103を割り当てる機能を持つ。本実施形態では撮影ブース103が複数ある場合を想定しているので、割当部14は、1つの利用者データに対して複数の撮影ブース103のうち少なくとも1つの撮影ブース103を割り当てるように機能する。
つまり、割当部14は、利用者データと撮影ブース103とが一対一あるいは一対多となるように、割当ブース103の割り当てを行う。1つの利用者データに対し1つの撮影ブース103が割り当てられた場合、複数の撮影ブース103を複数の利用者データで同時に使用できる。一方、店舗100内の全ての撮影ブース103が同一の利用者データに割り当てられた場合には、全ての撮影ブース103は一利用者の貸し切りとなる。
ここで、割当部14は、時計部12で計時される所定時間単位で撮影ブース103を割り当てるように構成されている。つまり、割当部14は、利用者データに対して撮影ブース103を割り当てる際、所定時間を単位とする時間制限を設けて撮影ブース103の割り当てを行う。ここでいう所定時間は利用者に撮影ブース103を割り当てる最小単位となる時間(たとえば10分、15分、30分など)であって、予め設定されている。
受付端末2は、利用者データの入力受付時に、所定時間を単位として利用予定時間の入力を受け付け、割当部14は、撮影ブース103の割当時に、利用予定時間を反映した制限時間を設定する。たとえば、10分単位で利用時間を設定できる場合に、15:00に来店した利用者が利用予定時間を「30分」と指定すれば、割当部14は、この利用者に対して15:00(利用開始時刻)から15:30(利用終了時刻)まで、撮影ブース103を割り当てる。
また、提示部15は、割当部14にて割り当てた内容、つまりどの撮影ブース103をいつまで割り当てたのかを利用者に提示する。具体的には、提示部15は、割り当てられた撮影ブース103のブース番号と、利用開始時刻および利用終了時刻とを、利用者データ(利用者ID)と共に提示情報として受付端末2に送信する。受付端末2は、これらの提示情報をディスプレイに表示することによって利用者に提示してもよいし、たとえばプリンタにて紙に印刷することによって利用者に提示してもよい。
割当記憶部16は、撮影ブース103ごとの利用者データとの対応関係を表す稼働テーブルを格納している。ここでは、割当部14は、利用者データに撮影ブース103を割り当てる度に、この撮影ブース103のブース番号に対応付けて、利用者データ(利用者ID)および利用開始時刻並びに利用終了時刻を、割当記憶部16内の稼働テーブルに書き込む。したがって、店舗サーバ1は、店舗100内の全ての撮影ブース103についての稼働状況、つまりどの撮影ブース103がどの利用者に割り当てられていて、どの撮影ブース103が空いているのかを、稼働テーブル上で一元管理できる。
なお、割当部14は、全ての撮影ブース103がいずれかの利用者データに割り当てられている場合には、受付部13が新たな利用者データの入力を受け付けても、すぐには、新たな利用者データに対して撮影ブース103を割り当てることができない。この場合、割当部14は、稼働テーブルで利用終了時刻を確認し、利用終了時刻以降に撮影ブース103が割り当てられるよう、利用者データに対応付けて撮影ブース103の予約を行う。このように割当部14が撮影ブース103の予約を行った場合でも、提示部15は、ブース番号と、利用開始時刻および利用終了時刻とを、利用者データ(利用者ID)と共に提示情報として受付端末2に送信する。
次に、撮影ブース103での撮影時の処理に関する照明制御部17、カメラ制御部18、スタイル記憶部28、スタイル選択部29について説明する。
照明制御部17は、撮影ブース103内を照明するために撮影ブース103に備わっている照明設備4を制御する機能を有している。この照明制御部17は、通信I/F11を介して照明設備4に制御信号を送信することにより、撮影ブース103ごとに、照明設備4の位置と向きと光量と光色との少なくとも一つを調節するように構成されている。
ここで、照明制御部17は、基本的には利用者の操作入力に応じて、照明設備4の位置と向きと光量と光色との少なくとも一つを調節する。本実施形態では、タッチパネルディスプレイを採用した利用者端末6が入力装置として用いられ、照明制御部17は、利用者端末6に対する利用者の操作入力の内容を通信I/F11を介して利用者端末6から受信する。
具体的には、利用者端末6は、メニュー画面から「照明制御」の項目が選択されると、制御対象とする照明設備4のブース番号、並びに照明設備4の位置と向きと光量と光色との少なくとも一つを指定するための照明制御画面を表示する。さらに、利用者端末6は、照明制御画面で利用者が指定した位置、向き、光量、光色を特定するための情報を、利用者による操作入力の内容として店舗サーバ1の照明制御部17に送信する。これにより、利用者は、利用者端末6を操作することで、撮影ブース103の照明設備4を制御し、任意の照明環境を実現することができる。
カメラ制御部18は、カメラ3の位置と向きとを変化させる移動装置32を制御する機能を有している。このカメラ制御部18は、通信I/F11を介して移動装置32に制御信号を送信することにより、撮影ブース103ごとに、カメラ3の位置と向きとの少なくとも一方を調節するように構成されている。
ここで、カメラ制御部18は、基本的には利用者の操作入力に応じて、カメラ3の位置と向きの少なくとも一方を調節する。本実施形態では、タッチパネルディスプレイを採用した利用者端末6が入力装置として用いられ、カメラ制御部18は、利用者端末6に対する利用者の操作入力の内容を通信I/F11を介して利用者端末6から受信する。
具体的には、利用者端末6は、メニュー画面から「カメラ制御」の項目が選択されると、位置等の制御対象とするカメラ3のブース番号、並びにカメラ3の位置と向きとの少なくとも一方を指定するためのカメラ制御画面を表示する。さらに、利用者端末6は、カメラ制御画面で利用者が指定した位置、向きを特定するための情報を、利用者による操作入力の内容として店舗サーバ1のカメラ制御部18に送信する。これにより、利用者は、利用者端末6を操作することで、撮影ブース103の移動装置32を制御し、任意のカメラアングルを実現することができる。
また、カメラ制御部18は、カメラ3自体を遠隔操作することで、カメラ3のシャッタを切ったり、ズームを設定したり、タイマーや連写の有無を設定したり、シャッタスピードや絞り値などの撮影条件を設定したりする機能を有していてもよい。この場合、カメラ制御部18は、入力装置である利用者端末6に対する利用者の操作入力に応じて、通信I/F11を介してカメラ3に制御信号を送信し、制御信号によってカメラ3を遠隔操作する。
具体的には、利用者端末6は、メニュー画面から「カメラ操作」の項目が選択されると、操作対象とするカメラ3のブース番号を指定し、且つカメラ3の遠隔操作を行うためのカメラ操作画面を表示する。カメラ操作画面は、シャッタ操作のためのシャッタボタンの他、ズーム操作のためのズームボタン、タイマーや連写の有無を設定するための操作ボタン、撮影条件を設定するための操作ボタンを含んでいる。さらに、利用者端末6は、カメラ操作画面で利用者が行った操作内容を特定するための情報を、利用者による操作入力の内容として店舗サーバ1のカメラ制御部18に送信する。これにより、利用者は、利用者端末6を操作することで、上述したようなリモコン送信器を用いなくても撮影ブース103のカメラ3を遠隔操作することができる。
また、照明設備4の位置と向きと光量と光色との一つ以上を規定する照明パターンと、カメラ3の位置および向きと撮影条件との少なくとも一方を規定するカメラパターンとを組み合わせた撮影スタイルが、スタイル記憶部28に複数記憶されている。また、スタイル選択部29は、利用者の操作入力に応じて撮影スタイルをスタイル記憶部28に記憶された複数の撮影スタイルの中から選択する機能を有する。本実施形態では、タッチパネルディスプレイを採用した利用者端末6が入力装置として用いられ、スタイル選択部29は、利用者端末6に対する利用者の操作入力の内容を通信I/F11を介して利用者端末6から受信する。ここで、スタイル記憶部28は、撮影スタイルごとに撮影可能な見本写真を記憶しており、利用者端末6は、撮影スタイルの選択時に見本写真を表示する。
これにより、たとえば利用者端末6にて任意の撮影スタイルが選択されると、照明制御部17は、選択された撮影スタイルの照明パターンに従って、照明設備4の位置と向きと光量と光色との少なくとも一つを調節する。このとき、カメラ制御部18は、選択された撮影スタイルのカメラパターンに従って、カメラ3の位置および向きと撮影条件との少なくとも一方を調節する。このように、照明パターンとカメラパターンとの組み合わせが撮影スタイルとして予め複数設定されていることにより、利用者は、撮影スタイルを選択するだけで、様々な組み合わせの照明パターンとカメラパターンとを用いて写真を撮影できる。また、スタイル記憶部28に記憶されるカメラパターンは、シャッタスピードや絞り値などの撮影条件を含んでいてもよく、この場合、カメラ制御部18は、選択された撮影スタイルのカメラパターンに従って、カメラ3を遠隔操作する。
なお、利用者データに対して撮影ブース103が一対一に割り当てられている場合、利用者は、利用者端末6に利用者データ(利用者ID)を入力することで、制御対象となる照明設備4あるいはカメラ3のブース番号の特定が不要になる。つまり、照明制御部17およびカメラ制御部18は、割当記憶部16の稼働テーブルを参照することで、利用者端末6で入力された利用者データに対応付けられている撮影ブース103のブース番号を特定することができる。
また、利用者端末6は、上述した照明制御画面、カメラ制御画面、カメラ操作画面において、カメラ3からライブビュー画像を受信し、リアルタイムで表示する構成であってもよい。これにより、利用者は、利用者端末6に表示されているライブビュー画像を確認することで、写真にどのように写るのかを確認しながら照明設備4や移動装置32の制御、並びにカメラ3の遠隔操作を行うことが可能である。
次に、撮影された写真の取り込みから出力までの処理に関する取込部19、写真記憶部20、再生部21、選択部22、出力部23について説明する。
取込部19は、カメラ3で撮影された写真の写真データを、通信I/F11を介してカメラ3から取り込み、写真記憶部20に記憶する。ここでは、取込部19は、カメラ3で写真が撮影される(シャッタが切られる)度に、撮影された写真の写真データを、撮影日時やカメラ3のブース番号、シャッタスピードや絞り値などの撮影条件に関する付加情報と共にカメラ3から取り込む。さらに、取込部19は、割当記憶部16の稼働テーブルを参照し、付加情報に含まれているブース番号が現在時刻において割り当てられている利用者データ(利用者ID)を特定し、この利用者データに対応付けて写真データを写真記憶部20に記憶する。
このようにして、写真記憶部20は、撮影ブース103のカメラ3で撮影された写真の写真データを、この撮影ブース103が割り当てられている利用者データに対応付けて記憶する。さらに、写真記憶部20は、取込部19にて写真データと共に取り込んだ付加情報についても、写真データと対応付けて記憶する。ここで、店舗サーバ1は、予め決められている保存期間(たとえば当日、1週間、1ヶ月など)の写真データを写真記憶部20に保存する。保存期間が当日であれば、店舗サーバ1は、当日中に撮影された写真の写真データを写真記憶部20に保存し、毎日、営業開始時刻になると前日以前に撮影された写真の写真データを付加情報と共に写真記憶部20から消去する。
再生部21は、写真記憶部20に記憶された写真を利用者データごとにディスプレイ、プロジェクタ等の表示装置に表示させる機能を持つ。本実施形態では、タッチパネルディスプレイを採用した注文端末5が表示装置として用いられ、再生部21は、通信I/F11を介して注文端末5に写真データを送信する。具体的には、注文端末5は、利用者データ(利用者ID)が入力されると、この利用者データを店舗サーバ1に送信し、写真データを要求する。店舗サーバ1は、注文端末5から利用者データを受信すると、再生部21にてこの利用者データに対応付けられている写真の写真データを写真記憶部20から読み出し、要求元の注文端末5に送信する。
これにより、注文端末5は、写真記憶部20に記憶されている写真のうち入力された利用者データに対応する写真を表示する。したがって、利用者は、撮影ブース103のカメラ3で撮影した写真を注文端末5にて閲覧することができ、写真の写り具合等を確認できる。このとき、注文端末5は、写真を1枚ずつ表示してもよいし、複数枚の写真のサムネイル画像を一覧表示してもよい。なお、注文端末5は、パソコンやタブレット端末のような汎用の装置に限らず、専用の装置であってもよい。
選択部22は、再生部21により表示装置としての注文端末5に表示された写真の中から出力対象とする写真を、利用者の操作入力に応じて選択する機能を持つ。本実施形態では、タッチパネルディスプレイを採用した注文端末5が入力装置としても用いられ、選択部22は、注文端末5に対する利用者の操作入力の内容を通信I/F11を介して注文端末5から受信する。
具体的には、注文端末5は、再生部21により写真を表示する際、各写真に一対一に対応するチェックボックスを表示し、写真が1回タッチされるとチェックボックスにチェックを入れ、再度タッチされるとチェックボックスのチェックを外すように動作する。チェックボックスにチェックが入っている写真が出力対象として選択される写真であって、注文端末5は、チェックの入った写真を特定するための情報(たとえばファイル名など)を、利用者による操作入力の内容として店舗サーバ1の選択部22に送信する。これにより、利用者は、注文端末5に表示される写真を見ながら、出力対象とする写真を選択することができる。
ここにおいて、本実施形態に係る写真システムA1は、写真の出力方法として、印刷所において印刷する他、店舗100において写真データを記憶媒体に出力する等、様々な方法に対応している。また、印刷所で印刷する場合でも、印刷枚数や用紙サイズ等の印刷条件が選択可能であったり、アルバムやポストカードやキーホルダー等のアイテムが選択可能であったりと、様々な印刷方法に対応している。そこで、選択部22は、出力対象の写真の選択だけでなく、その出力方法や印刷方法を指定する注文処理についても、入力装置としての注文端末5に対する利用者の操作入力に応じて行うように構成されている。
具体的には、注文端末5は、出力対象とする写真の選択が終わると、選択された写真ごとに出力方法や印刷方法を選択するための注文フォームを表示するよう動作する。注文フォームにおいては、注文端末5は、写真ごとにラジオボタンや選択メニューを表示し、これらラジオボタンや選択メニューに対する利用者の操作入力の内容を、各写真の出力方法や印刷方法を指定する注文データとして店舗サーバ1の選択部22に送信する。選択部22は、このようにして選択された出力対象の写真の写真データおよびこれに対応する利用者データを写真記憶部20から読み出して出力部23に出力し、且つ各写真の注文データを出力部23に出力する。
さらに、店舗サーバ1は、選択部22で選択された写真について、注文端末5に対する利用者の操作入力に応じて明るさやコントラストの調整、トリミング等の加工を行う機能を有していてもよい。この場合、出力部23に出力される写真は加工後の写真となる。ただし、店舗サーバ1は、写真記憶部20には加工前の写真と加工後の写真との両方を記憶してもよい。
出力部23は、選択部22から写真データと注文データとを受けると、注文データの内容に従って写真データの出力を行う。すなわち、出力部23は、印刷所において写真を印刷する場合、通信I/F11を介して印刷所サーバ92に写真データおよび注文データを送信し、店舗100において写真データを記憶媒体に出力する場合、記憶媒体への写真データの書き込みを行う。
ここで、出力部23は、印刷所サーバ92に写真データを送信する際には、この写真データに対応する利用者データも併せて送信する。センタサーバ91は、利用者データを、会員登録時に入力された住所、氏名、電話番号等の利用者情報と対応付けて管理しているので、印刷所サーバ92は、センタサーバ91にアクセスすることにより、受信した利用者データに対応する利用者情報を特定できる。
本実施形態の写真システムA1は、印刷所に設けられ印刷所サーバ92に接続された印刷装置93をさらに備えている。印刷装置93は、印刷所サーバ92が受信した注文データの内容に従って、選択部22で選択された出力対象の写真を印刷する。
本実施形態の写真システムA1は、撮影ブース103の利用時間によって決まる撮影料と、商品の購入総額によって決まる商品代との合計金額を利用者に課金する。そこで、店舗サーバ1は、撮影ブース103の利用時間と単価との積から撮影料を算出し、さらに注文データから商品代を算出し、これら撮影料と商品代との合計金額を請求金額として注文端末5に表示させる。ここでいう単価は、割当部14が撮影ブース103を割り当てる際の最小単位となる所定時間当たりの利用料であって、撮影ブース103によって異なっていてもよいし同じであってもよい。
次に、クロマキー処理に関する合成部24、背景選択部25、背景記憶部26、パターン記憶部27について説明する。
合成部24は、クロマキー処理用の撮影ブース103Bのカメラ3で撮影された写真の写真データのうち、特定色の領域にクロマキー処理により背景画像を合成する。つまり、クロマキー処理用の撮影ブース103Bで撮影された写真は、背景部分が特定色となるので、合成部24は、特定色の部分を任意の背景画像に置き換えるクロマキー合成により、背景画像に被写体が合成された合成写真を生成する。ここでは、合成部24は、写真記憶部20から読み出した写真データについてクロマキー合成を行い、生成した合成写真を写真記憶部20に記憶する。ただし、店舗サーバ1は、写真記憶部20に合成前の写真と合成写真との両方を記憶してもよい。
また、合成部24は、カメラ3から送信されるライブビュー画像についてリアルタイムでクロマキー合成を行い、合成写真を表示器31に送信する機能を有する。これにより、表示器31は、特定色の背景部分が背景画像に置き換えられたライブビュー画像をリアルタイムで表示できる。したがって、利用者は、表示器31に表示されているライブビュー画像を確認することで、背景に合わせた位置決め、ポージングが可能になる。
背景選択部25は、利用者の操作入力に応じて背景画像を複数のサンプル画像の中から選択する機能を有する。背景画像の候補となるサンプル画像は、背景記憶部26に予め複数記憶されている。背景記憶部26は、サンプル画像として、たとえば観光地や映画のワンシーン、人物、動物、ゲームやアニメのキャラクターなどの画像を記憶している。
本実施形態では、タッチパネルディスプレイを採用した利用者端末6が入力装置として用いられ、背景選択部25は、利用者端末6に対する利用者の操作入力の内容を通信I/F11を介して利用者端末6から受信する。具体的には、利用者端末6は、メニュー画面から「背景選択」の項目が選択されると、背景記憶部26に記憶されているサンプル画像を読み出して背景選択画面として表示する。さらに、利用者端末6は、背景選択画面で利用者が選択したサンプル画像を特定するための情報(たとえばファイル名など)を、利用者による操作入力の内容として店舗サーバ1の背景選択部25に送信する。これにより、利用者は、クロマキー処理用の撮影ブース103Bでの撮影時に、利用者端末6に表示されるサンプル画像を見ながら、背景画像として用いるサンプル画像を選択することができる。
さらに、本実施形態の写真システムA1は、背景選択部25で選択された背景に応じて撮影ブース103Bの照明環境が自動的に設定されるように、以下に説明する構成を採用している。
すなわち、パターン記憶部27は、クロマキー処理用の撮影ブース103Bの照明設備4の位置と向きと光量と光色との一つ以上を規定する照明パターンを、サンプル画像ごとに対応付けたパターンテーブルを予め記憶している。ここで、パターンテーブルは、サンプル画像ごとに、このサンプル画像を背景とする場合に最適な照明環境を実現するための照明パターンを対応付けたテーブルである。
照明制御部17は、背景選択部25で選択されるサンプル画像にパターン記憶部27にて対応付けられている照明パターンに従って、クロマキー処理用の撮影ブース103Bの照明設備4の位置と向きと光量と光色との少なくとも一つを調節する。本実施形態では、照明パターンは、照明設備4の位置と向きと光量と光色との全てを規定するデータであるため、照明制御部17は、照明パターンに従って照明設備4の位置と向きと光量と光色との全てを調節する。
さらにまた、パターン記憶部27は、カメラ3の位置および向きと、シャッタスピードや絞り値などの撮影条件との少なくとも一方を規定するカメラパターンについても、サンプル画像ごとに対応付けてパターンテーブルとして記憶していてもよい。この場合、カメラ制御部18は、背景選択部25で選択されるサンプル画像にパターン記憶部27にて対応付けられているカメラパターンに従って、クロマキー処理用の撮影ブース103Bのカメラ3の位置および向きと、撮影条件との少なくとも一方を調節する。なお、パターンテーブルでは、照明パターンとカメラパターンとの両方がサンプル画像に対応付けられていてもよいし、いずれか一方のみがサンプル画像に対応付けられていてもよい。
ところで、センタサーバ91は、写真データを店舗サーバ1から取得する取得部911と、写真データを記憶する記憶装置912とを有している。
取得部911は、選択部22で出力対象として選択された写真の写真データを、この写真データに対応する利用者データと併せて店舗サーバ1から取得する。本実施形態では、出力部23は、選択部22から写真データおよび注文データを受けたときに、通信I/F11を介して写真データを対応する利用者データと共にセンタサーバ91に送信するように構成されている。そのため、センタサーバ91は、アップロードされた写真データおよび利用者データを取得部911で随時取得することができる。なお、取得部911は、写真データおよび利用者データを店舗サーバ1から定期的に取得してもよい。
記憶装置912は、所定期間に複数の店舗サーバ1から取得部911にて取得した写真データを利用者データごとに記憶する。つまり、センタサーバ91は、複数の店舗100の店舗サーバ1と通信可能に構成されているので、複数の店舗100で撮影された写真の写真データを一元管理することができる。ここで、記憶装置912に写真データが保存される期間(所定期間)は、店舗サーバ1の写真記憶部20の保存期間に比べて十分に長く設定されていることが望ましく、たとえば1年6ヶ月に設定される。
また、センタサーバ91は、店舗サーバ1から利用者データを含む要求信号を受信すると、記憶装置912に記憶されている写真データのうち、要求信号に含まれている利用者データに対応する写真データを店舗サーバ1に送信するように構成されている。すなわち、店舗サーバ1は、たとえば利用者端末6で利用者データ(利用者ID)が入力されると、この利用者データを含む要求信号を通信I/F11を介してセンタサーバ91に送信し、この利用者データに対応する写真データを要求する。店舗サーバ1は、センタサーバ91から写真データを受信すると、利用者データが入力された利用者端末6にこの写真データを表示させる。
以上説明した本実施形態の写真システムA1によれば、下記(1)〜(9)に示すような効果がある。
(1)この写真システムA1は、入力装置から利用者を識別する利用者データの入力を受け付ける受付部13と、受付部13で入力された利用者データに撮影ブース103を割り当てる割当部14とを備えている。さらに、写真システムA1は、撮影ブース103のカメラ3で撮影された写真の写真データを当該撮影ブース103が割り当てられている利用者データに対応付けて記憶する写真記憶部20を備えている。
この構成によれば、利用者データが入力されると、利用者データに撮影ブース103が自動的に割り当てられ、この撮影ブース103のカメラ3で撮影された写真が自動的に利用者データに対応付けられて写真記憶部20に記憶される。したがって、撮影ブース103に備わっているカメラ3を利用者が自ら操作して写真を撮影するセルフ式の店舗100でありながらも、利用者に撮影ブースが自動的に割り当てられ、利用者と、この利用者が撮影した写真とを確実に対応付けることができる。
さらに、写真システムA1は、写真記憶部20に記憶された写真を利用者データごとに表示装置に表示させる再生部21と、表示装置に表示された写真の中から出力対象とする写真を利用者の操作入力に応じて選択する選択部22とを備えている。そのため、利用者は、自身の撮影した写真のみを表示装置に表示させて確認し、その中から気に入った写真のみを出力対象として選択することが可能である。
(2)この写真システムA1は、選択部22は店舗100ごとに設置されている店舗装置(本実施形態では店舗サーバ1)に設けられており、複数の店舗100の店舗装置と通信可能なセンタサーバ91をさらに備えている。センタサーバ9は、選択部22で選択された写真の写真データを対応する利用者データと併せて店舗装置から取得する取得部911と、所定期間に複数の店舗装置から取得部911にて取得した写真データを利用者データごとに記憶する記憶装置912とを有している。
これにより、この写真システムA1を利用して撮影され、且つ選択部22で選択された写真は、センタサーバ9にて利用者データごとに一元管理される。そのため、利用者から写真の焼き増しなどの要望があった場合に、店舗100には既に写真データが残っていなくても、センタサーバ9に保存されている写真データを用いて写真の焼き増しなどが可能になる。
(3)この写真システムA1は、センタサーバ91が、店舗装置から利用者データを含む要求信号を受信すると、記憶装置912に記憶されている写真データのうち当該利用者データに対応する写真データを当該店舗装置に送信するように構成されている。
この構成によれば、利用者は、店舗100の異同にかかわらず、センタサーバ91の記憶装置912に写真データが保存される期間内に、本実施形態の写真システムA1を利用していれば、過去に撮影した写真を店舗装置で確認することができる。そのため、利用者は、たとえば家族写真や成長記録用の写真などを、前回撮影したときと同じ構図で撮影したい場合などに、センタサーバ91の記憶装置912に保存されている写真を店舗装置にて確認することができる。
(4)この写真システムA1は、選択部22で選択された出力対象の写真を印刷する印刷装置93を備えるので、撮影された写真を、写真データだけでなく印刷された写真として利用者に提供することができる。また、本実施形態のように印刷装置93が印刷所に設置されている場合には、印刷装置93として高性能の装置を導入することができ、高品質な写真を提供できるという利点がある。
(5)この写真システムA1は、写真データのうち特定色の領域にクロマキー処理により背景画像を合成する合成部24と、利用者の操作入力に応じて背景画像を複数のサンプル画像の中から選択する背景選択部25とを備えている。さらに、写真システムA1は、照明設備4を制御する照明制御部17と、照明設備4の位置と向きと光量と光色との一つ以上を規定する照明パターンをサンプル画像ごとに対応付けたパターンテーブルを予め記憶したパターン記憶部27とを備えている。照明制御部17は、背景選択部25で選択されるサンプル画像に対応する照明パターンに従って、照明設備4の位置と向きと光量と光色との少なくとも一つを調節するように構成されている。
この構成によれば、クロマキー処理用の撮影ブース103Bでの撮影時、利用者は、合成する背景画像を複数のサンプル画像の中から選択するだけで、そのサンプル画像に合わせて照明設備4の位置等が自動的に調節され、最適な照明環境に設定される。たとえば、背景画像として夕方の風景が選択されている場合には、照明制御部17は、照明設備4の光色を赤味の強い色に調節することで、照明設備4からの光に照らされた被写体と背景との整合をとることができる。
(6)この写真システムA1は、照明制御部17が、利用者の操作入力に応じて照明設備4の位置と向きと光量と光色との少なくとも一つを調節するように構成されているので、利用者の好みの照明環境に設定することができる。
(7)この写真システムA1は、カメラ3の位置と向きとを変化させる移動装置32を制御するカメラ制御部18を備え、カメラ制御部18が、利用者の操作入力に応じてカメラ3の位置と向きとの少なくとも一方を調節するように構成されている。したがって、利用者は、好みのアングルからの写真を撮ることができる。
(8)この写真システムA1は、照明設備4を制御する照明制御部17と、カメラ3の位置と向きとを変化させる移動装置32を制御するカメラ制御部18と、利用者の操作入力に応じて撮影スタイルを選択するスタイル選択部29とを備えている。さらに、写真システムA1は、照明設備4の位置と向きと光量と光色との一つ以上を規定する照明パターンを、カメラ3の位置と向きとの少なくとも一方を規定するカメラパターンと組み合わせた撮影スタイルを予め複数記憶したスタイル記憶部28を備えている。照明制御部17は、スタイル選択部29で選択される撮影スタイルの照明パターンに従って、照明設備4の位置と向きと光量と光色との少なくとも一つを調節するように構成されている。カメラ制御部18は、スタイル選択部29で選択される撮影スタイルのカメラパターンに従って、カメラ3の位置と向きとの少なくとも一方を調節するように構成されている。
この構成によれば、利用者は、撮影スタイルを選択するだけで、簡単に様々な組み合わせの照明環境およびアングルで写真を撮影できる。したがって、撮影のための技術が不十分な利用者であっても、好みの撮影スタイルを選択することによって、プロのカメラマンが撮影したような写真を自身で撮影することが可能になる。
(9)この写真システムA1は、時間を計時する時計部12を備え、割当部14は、時計部12で計時される所定時間単位で撮影ブースを割り当てるように構成されている。これにより、割当部14は、利用者データに対して撮影ブース103を割り当てる際、所定時間を単位とする時間制限を設けて撮影ブース103の割り当てを行うので、限られた数の撮影ブース103を極力多くの利用者に割り当てることができる。また、この構成によれば、撮影した写真の枚数に依らず撮影ブース103の利用時間によって撮影料が決まる課金方式を採用でき、利用者は、撮影枚数を気にすることなく撮影することができる。
ところで、写真システムA1は、カメラ3の位置や向きを順次変えながら、複数毎の写真を連続的に撮影する自動撮影モードを有していてもよい。この自動撮影モードでは、店舗サーバ1は、撮影とカメラ3の移動とが交互に繰り返されるように、カメラ3で撮影される度に、カメラ制御部18によりカメラ3を移動させる。パターン記憶部27には、自動撮影モードでのカメラ3の移動パターンと撮影枚数とを組み合わせた撮影パターンが予め複数記憶されている。利用者が、利用者端末6を操作して自動撮影モードを選択し且つ任意の撮影パターンを選択すると、店舗サーバ1は、この撮影パターン(カメラ3の移動パターンおよび撮影枚数)に従って移動装置32およびカメラ3を制御する。カメラ3が1箇所につき撮影する枚数は、1枚に限らず複数枚であってもよい。なお、パターン記憶部27は、撮影パターンごとに撮影可能な見本写真を記憶しており、利用者端末6は、撮影パターンの選択時に見本写真を表示する。
自動撮影モードでは、カメラ3の位置に合わせて照明環境も変わることが望ましい。そこで、店舗サーバ1は、照明設備4の位置と向きと光量と光色との一つ以上を規定する照明パターンを、撮影パターンに対応付けて予めパターン記憶部27に記憶している。照明制御部17は、選択された撮影パターンに対応付けられている照明パターンに従って、照明設備4の位置と向きと光量と光色との少なくとも一つを調節する。
さらに、自動撮影モードでは、カメラ3の位置が次々に変わるので、最適な被写体の立ち位置も変化する。そこで、店舗サーバ1は、最適な立ち位置を利用者に知らせる機能を有することが望ましい。具体的には、店舗サーバ1は、レーザポインタ(図示せず)を制御して、撮影ブース103の床面における最適な被写体の立ち位置にレーザ光を照射することにより、最適な立ち位置を利用者に知らせることができる。レーザポインタの制御パターンは、撮影パターンに対応付けてパターン記憶部27に予め記憶される。また、レーザポインタからのレーザ光の色が可変であれば、店舗サーバ1は、レーザ光の色によって、たとえば立位、座位などのポーズを指定することも可能である。
また、上述のように店舗100にて衣装の貸出サービスが行われる場合にあっては、写真システムA1は衣装の管理機能を備えていてもよい。具体的には、準備スペース102のハンガーラックは、衣装ごとにハンガーを吊るす位置が予め決められており、衣装ごとに貸出中か否かを管理する機能を持つ貸出装置(図示せず)を備えている。貸出装置は、タッチパネルディスプレイ(図示せず)と、各衣装に設けられているICタグと非接触で通信を行うタグリーダ(図示せず)と、ハンガーごとに設けられている荷重センサ(図示せず)とを有している。
貸出装置は、常時はハンガーにロックをかけることにより衣装を取り出せないようにしており、タッチパネルディスプレイにて正規の利用者IDおよびパスワードが入力されると、その後の一定時間だけハンガーのロックを解除して衣装を貸出可能な状態とする。貸出装置は、衣装の貸し出しあるいは返却があったことを荷重センサで判断し、その際、タグリーダにてICタグと通信することによって衣装の有無を確認する。貸出装置は、貸出中の衣装の写真をタッチパネルディスプレイに表示するように構成されている。そのため、他の利用者は、貸出装置の表示画面を見ることで、どのような衣装が貸出中であるかを知ることができる。
さらに、貸出装置は、店舗内ネットワークに接続されており、衣装の貸し出しがある度に貸し出された衣装の情報を店舗サーバ1に送信し、衣装の返却がある度に返却された衣装の情報を店舗サーバ1に送信する。このとき、衣装が貸し出された場合には、貸出装置は、衣装を貸した利用者の利用者ID、つまりタッチパネルディスプレイで入力された利用者IDを、貸し出された衣装の情報と共に送信する。店舗サーバ1は、タグリーダから受信した情報に基づいて、利用者IDごとに貸出中の衣装を管理する。このように、管理サーバ1は、利用者IDと貸出中の衣装とを対応付けて管理することにより、どの衣装がどの利用者に貸し出されているかを管理できるので、衣装の盗難防止を図ることができる。
また、店舗サーバ1は、衣装が貸し出された時点から所定の許容時間の経過後を返却予定時刻に設定し、返却予定時刻の数分前(たとえば5分前)になると、この衣装を貸出中の利用者が持つ利用者端末6に報知信号を送信し、衣装の返却を促す通知を行わせる。これにより、利用者は衣装の返却が促されることになる。さらに、店舗サーバ1は、返却予定時刻を含む情報を貸出装置に送信して、貸出装置のタッチパネルディスプレイに返却予定時刻を表示させる。これにより、他の利用者は、貸出中の衣装の返却予定時刻を知ることができる。
ここで、返却予定時刻を決める許容時間は、一律でなく衣装によって異なっていてもよい。たとえば、新作の衣装や人気のある衣装においては、許容時間が比較的短く設定されることにより、より多くの利用者へ貸し出されるようにすることが望ましい。
なお、本実施形態では、上述したように店舗装置の機能を店舗サーバ1に集約させ、受付端末2、注文端末5、利用者端末6はユーザインタフェイスとしての機能に絞ったシンクライアントとして用いられている。ただし、この構成に限定する趣旨ではなく、店舗サーバ1の機能は、受付端末2、注文端末5、利用者端末6等に分散して備わっていてもよい。また、受付端末2、注文端末5、利用者端末6は写真システムA1に必須の構成ではなく、たとえば受付端末2および注文端末5が省略され、利用者端末6のみがユーザインタフェイスとして使用される構成であってもよい。
1 店舗サーバ(店舗装置)
12 時計部
13 受付部
14 割当部
17 照明制御部
18 カメラ制御部
20 写真記憶部
21 再生部
22 選択部
24 合成部
25 背景選択部
27 パターン記憶部
28 スタイル記憶部
29 スタイル選択部
2 受付端末(入力装置、表示装置)
3 カメラ
4 照明設備
5 注文端末(入力装置、表示装置)
6 利用者端末(入力装置、表示装置)
91 センタサーバ(集約装置)
911 取得部
912 記憶装置
93 印刷装置
100 店舗
103,103A,103B,103C 撮影ブース
A1 写真システム

Claims (1)

  1. カメラが備わっており利用者が前記カメラを操作して写真を撮影するための撮影ブースを設けた店舗に用いられる写真システムであって、
    前記撮影ブース内を照明するために当該撮影ブースに備わっている照明設備を制御する照明制御部と、
    前記カメラの位置と向きとを変化させる移動装置を制御するカメラ制御部と、
    前記照明設備の位置と向きと光量と光色との一つ以上を規定する照明パターンを、前記カメラの位置と向きとの少なくとも一方を規定するカメラパターンと組み合わせた撮影スタイルを予め複数記憶したスタイル記憶部と、
    前記利用者の操作入力に応じて前記撮影スタイルを選択するスタイル選択部とを備え、
    前記照明制御部は、前記スタイル選択部で選択される前記撮影スタイルの前記照明パターンに従って、前記照明設備の位置と向きと光量と光色との少なくとも一つを調節し、
    前記カメラ制御部は、前記スタイル選択部で選択される前記撮影スタイルの前記カメラパターンに従って、前記カメラの位置と向きとの少なくとも一方を調節するように構成されている
    ことを特徴とする写真システム。
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