JP2014145586A - 冷凍装置 - Google Patents

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Susumu Kobayashi
晋 小林
Satoshi Okuda
悟史 奥田
Ryuichi Tsuruma
隆一 鶴間
Hidetoshi Shinya
英俊 新屋
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Abstract

【課題】2基の冷媒回路の動作中に2つのファンの一方が停止しても、冷却能力が1基の冷媒回路のみで運転した場合よりも高い所定能力に維持される冷凍装置を提供する。
【解決手段】第1圧縮機101から吐出された冷媒を第1凝縮器で凝縮させた後に第1蒸発器で蒸発させて冷却作用を得るようにした第1冷媒回路と、第2圧縮機201から吐出された冷媒を第2凝縮器で凝縮させた後に第2蒸発器で蒸発させて冷却作用を得るようにした第2冷媒回路とを備え、同一の風路内に近接して配置される前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器に送風可能に第1ファン105及び第2ファン205を並列に配置し、前記風路内において、前記第1ファン105は前記第1圧縮機101に相対向すると共に、前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器に相対向し、前記第2ファン205は前記第2圧縮機201に相対向すると共に、前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器に相対向する。
【選択図】図5

Description

本発明は、冷凍装置に関する。
圧縮機、凝縮器、減圧装置、及び蒸発器を有する冷媒回路を2基備えた冷凍装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
2基の冷媒回路のそれぞれにおいて冷媒が圧縮され凝縮された後に蒸発することによって、例えば2つの蒸発器に共通に熱接触している冷却対象が冷却される。
このような冷凍装置は、2基の冷媒回路それぞれの凝縮器での熱交換を促進するために、各凝縮器を冷却するためのファンを備えている。つまり、2基の冷媒回路が有する2つの凝縮器は、2つのファンによってそれぞれ個別に冷却されるようになっている。
特開2005−90917号公報
ところで、前述した冷凍装置において、もし2つのファンのうちの一方が例えばファンモータの故障等によって停止した場合、このファンに対応する凝縮器では、冷媒と空気との熱交換量が低下する。このため、凝縮器における冷媒の凝縮量が低下して、蒸発器における冷媒の吸熱量(蒸発量)が低下する。これは、冷媒回路の冷却能力の低下を招く。
このように、停止したファンに対応する凝縮器を有する冷媒回路の冷却能力が低下した場合、冷凍装置は、2基の冷媒回路を備えているにもかかわらず、1基の冷媒回路のみを備えた場合と実質的に同じになり、冷却能力が半減する。
一方のファンが故障して停止すると、高圧側での冷媒圧力が高くなり、保護装置が作動し、動作中の圧縮機を停止させてしまう。ファンの故障後の冷凍装置の冷却能力は、1基の冷媒回路のみを備えた場合と同程度のレベルまで下がってしまう。
前記課題を解決するための発明は、第1圧縮機と、第1凝縮器と、第1減圧装置と、第1蒸発器とを冷媒配管にて環状に接続し前記第1圧縮機から吐出された冷媒を前記第1凝縮器で凝縮させた後に前記第1蒸発器で蒸発させて冷却作用を得るようにした第1冷媒回路と、第2圧縮機と、第2凝縮器と、第2減圧装置と、第2蒸発器とを冷媒配管にて環状に接続し前記第2圧縮機から吐出された冷媒を前記第2凝縮器で凝縮させた後に前記第2蒸発器で蒸発させて冷却作用を得るようにした第2冷媒回路とを備え、前記第1蒸発器と前記第2蒸発器とを同時に同一の庫内の冷却を可能に配置し、同一の風路内に近接して配置される前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器に送風可能に第1ファン及び第2ファンを並列に配置し、前記風路内において、前記第1ファンは前記第1圧縮機に相対向すると共に、前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器に相対向し、前記第2ファンは前記第2圧縮機に相対向すると共に、前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器に相対向することを特徴とする冷凍装置である。
本発明によれば、冷凍装置の2基の冷媒回路の動作中に2つのファンの一方が停止しても、冷凍装置の冷却能力が1基の冷媒回路のみで運転した場合よりも高い能力に維持される。
本実施の形態の冷凍装置の一例の正面図である。 図1の冷凍装置1の側面図である。 図1の冷凍装置1のA−A’における断面図である。 本実施の形態の冷媒回路の一例の回路図である。 (a)は、図4の冷媒回路における第1圧縮機及び第2圧縮機と、第1ファン及び第2ファンと、凝縮ユニットとの配置例を示す平面図であり、(b)は、(a)の凝縮ユニットの正面図である。 本実施の形態の冷媒回路の制御を司る制御回路の一例のブロック図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===冷凍装置===
図1乃至図3を参照しつつ、本実施の形態の冷凍装置1の構成例について説明する。図1は、本実施の形態の冷凍装置1の一例の正面図である。図2は、図1の冷凍装置1の側面図である。図3は、図1の冷凍装置1のA−A’における断面図である。
図1乃至図3に例示されるように、冷凍装置1は、冷媒回路150を備えている。また、同図の例示では、冷媒回路150は、後述する蒸発ユニット153を除く殆どが、外箱(筐体)2内の機械室4に格納されている。
外箱2は、例えば鋼板製の略直方形状の箱であり、機械室4と、冷凍物や生体組織等の貯蔵対象を貯蔵するための例えば2つに分けられた貯蔵室51からなる内箱5とを収容している。また、この外箱2の正面開口には、貯蔵室51に対し貯蔵対象を出し入れするための外扉3がヒンジ33を介して開閉可能に取付けられている。
内箱2は、例えば鋼板製の略直方形状の箱であり、2つの貯蔵室51に分かれている。これら2つの貯蔵室51のそれぞれの正面開口には、例えば合成樹脂製の2つの内扉51aが所定のヒンジ(不図示)を介して開閉可能に設けられている。また、この内箱2の正面開口を除く外面には、後述する蒸発ユニット153が取付けられている。
外扉3は、例えば鋼板を略板形状に加工したものであり、利用者が開閉操作をするためのハンドル31と、外箱2の正面開口を閉じた場合にこの外箱2内の気密性を確保するためのパッキン34とが設けられている。ここで、ハンドル31には、例えば、外扉3が外箱2の正面開口を閉じた状態を固定及びこの固定を解除するための所定のロック機構(不図示)が設けられている。また、外扉3の正面には、例えば、内箱3内の温度を利用者が設定するためのキーボードや、内箱3内の現在の温度を表示するための液晶ディスプレイ等を有する操作パネル32が設けられている。尚、この操作パネル32は、例えば、後述する第1圧縮機101及び第2圧縮機201や、貯蔵室51に設けられた所定の温度センサ(不図示)等を統括制御する制御部(例えば後述する制御基板301)に対し、所定の配線(不図示)を介して電気的に接続されている。
尚、本実施の形態では、内箱5の冷却効率を高めるべく、図3に例示されるように、内箱5の外面と、外箱2の内面とを所定距離だけ離間させて、その間隙に断熱材6が充填されている。この断熱材6は、例えば、ポリウレタン樹脂断熱材や、ガラスウール製の真空断熱材等である。また、図3に例示されるように、外扉3の内側にも断熱材6が充填されており、これによって、内扉51aと、外扉3との間の断熱が図られる。更に、図1及び図2に例示されるように、内箱5と、機械室4とについても、所定距離だけ離間されて、前述と同様の断熱が図られている。
===冷媒回路===
図4乃至図6を参照しつ、本実施の形態の冷媒回路150の構成例について説明する。図4は、本実施の形態の冷媒回路150の一例の回路図である。図5(a)は、図4の冷媒回路150における第1圧縮機101及び第2圧縮機201と、第1ファン105及び第2ファン205と、凝縮ユニット152との配置例を示す平面図である。尚、この平面図は、図1のB−B’において矢印の方向に見た場合の図である。図5(b)は、図5(a)の凝縮ユニット152の正面図である。尚、この正面図における点線は、前段凝縮器102及び後段凝縮器104を、図5のC−C’において矢印の方向に見た場合の図である。図6は、本実施の形態の冷媒回路150の制御を司る制御回路(制御装置)300の一例のブロック図である。
図4に例示されるように、冷媒回路150は、略同一の2基の冷媒回路、即ち、第1冷媒回路100と、第2冷媒回路200とを有している。
<<<第1冷媒回路>>>
第1冷媒回路100は、第1圧縮機101と、前段凝縮器102及び後段凝縮器104(第1凝縮器)と、気液を分ける分流器107と、減圧器108及び熱交換器109と、減圧器110及び第1蒸発器111とを備えて、第1圧縮機101から吐出された冷媒が再び第1圧縮機101に戻るように環状に構成されている。第1冷媒回路100には例えば後述する4種類の冷媒を有する非共沸混合冷媒(以後、単に「冷媒」と称する)が封入されている。
また、この第1冷媒回路100は、オイルクーラ(配管)101aを第1圧縮機101内のオイル溜りに備え、配管103を前段凝縮器102及びオイルクーラ101aの間に備え、デハイドレータ106を後段凝縮器104及び分流器107の間に備え、緩衝器112を第1圧縮機101の吸込側及び熱交換器109の間に備える。
第1圧縮機101は、吸込んだ冷媒を圧縮して前段凝縮器102に吐出する。
前段凝縮器102は、第1圧縮機101から吐出される冷媒を放熱させるための例えば銅又はアルミニウム製の管を蛇行させたものである。
後段凝縮器104は、前段凝縮器102から出力される冷媒を更に放熱させるための例えば銅又はアルミニウム製の管を蛇行させたものである。
これら前段凝縮器102及び後段凝縮器104は、同じ管板に一体に構成されているものである。
分流器107は、後段凝縮器104から出力される冷媒を、液相の冷媒と、気相の冷媒とに分流し、液相の冷媒を減圧器(キャピラリチューブ)108を介して減圧した後、熱交換器109の外側管109aで蒸発させる。
熱交換器109は、外側管109a及び内側管109bを有する例えば銅又はアルミニウム製の2重管であり、内側管109bには分流器107からの気相冷媒が流れ、外側管109aでは液相冷媒が蒸発して内側管109bを流れる気相冷媒を冷却するものである。
減圧器110は、熱交換器109の内側管109bで冷却され液相となった冷媒を減圧して、第1蒸発器111に出力する例えばキャピラリチューブである。
第1蒸発器111は、減圧器110によって減圧された冷媒を蒸発させるための例えば銅又はアルミニウム製の管であり、図2に例示されるように、内箱5の正面開口を除く外面に対し熱的に接触するように例えば貼りつけられている。尚、この第1蒸発器111の取付けはこれに限るものではなく、熱的に接触する構成であればよい。
冷媒が第1蒸発器111で蒸発(気化)する際の冷却作用によって内箱5内を冷すものである。この蒸発して気相となった冷媒は熱交換器109にて先の蒸発した冷媒と共に圧縮機101に吸い込まれるものである。
尚、配管103は、図1に例示されるように、外箱2の正面開口の周囲部分の内側に設けられる。この正面開口の周囲部分は、前述した外扉3を閉じた状態でそのパッキン34が密着する部分であり、配管103内は圧縮機101から吐出された高温の冷媒が流れているので、この冷媒で加温されることによって、低温の内箱5側からの冷却による結露を防いでいる。これによって、外箱2内の気密性が向上する。また、デハイドレータ106は、冷媒中に含まれる水分を除去する。また、緩衝器112は、キャピラリチューブ112a及び膨張タンク112bを有し、第1圧縮機101の吸込側における気相の冷媒を、キャピラリチューブ112aを介して膨張タンク112bに収容することによって、第1冷媒回路100を循環する冷媒の量を適正に保っている。
<<<第2冷媒回路>>>
第2冷媒回路200は、前述と同様に、第2圧縮機201と、前段凝縮器202及び後段凝縮器204(第2凝縮器)と、気液を分ける分流器207と、減圧器208及び熱交換器209と、減圧器210及び第2蒸発器211とを備えて、第2圧縮機201から吐出された冷媒が再び第2圧縮機201に戻るように環状に構成されている。第2冷媒回路200には、前述と同様の冷媒が封入されている。また、この第2冷媒回路200は、前述と同様に、オイルクーラ(配管)201aと、配管203と、デハイドレータ206と、緩衝器212とを備える。ここで、熱交換器209は、外側管209a及び内側管209bを有する。また、緩衝器212は、キャピラリチューブ212a及び膨張タンク212bを有する。
尚、前述した配管103及び配管203は、例えば互いに重ねてフレーム管151として、外箱2の正面開口の周囲部分の内側に設けられている。また、前述した第1蒸発器111及び第2蒸発器211は、例えば互いに重ならないようにして蒸発ユニット153として、内箱5の正面開口を除く外面に対し熱的に接触するように例えば貼りつけられている。
<<<冷媒>>>
本実施の形態の冷媒は、例えば、R245fa、R600、R23、及びR14を有する非共沸混合冷媒である。ここで、R245faは、ペンタフルオロプロパン(CHF2CH2CF3)を意味し、沸点は+15.3℃である。R600は、ノルマルブタン(n-C4H10)を意味し、沸点は−0.5℃である。R23は、トリフルオロメタン(CHF3)を意味し、沸点は−82.1℃である。R14は、テトラフルオロメタン(CF4)を意味し、沸点は−127.9℃である。
尚、R600は、沸点(蒸発温度)が高く、オイルや水等を含有し易いものである。また、R245faは、可燃性のR600と所定比率(例えばR245faとR600とが7:3)で混合することにより、これを不燃化するための冷媒である。
第1冷媒回路100においては、第1圧縮機101で圧縮された冷媒は、前段凝縮器102及び後段凝縮器104で放熱し凝縮して液相となった後、デハイドレータ106で水分除去の処理が施された後、分流器107で液体の状態の冷媒(主に沸点の高いR245fa、R600)と、気体の状態の冷媒(R23、R14)とに分流される。尚、本実施の形態では、前段凝縮器102で放熱した冷媒は、オイルクーラ101aで第1圧縮機101内のオイルを冷却した後、再度、後段凝縮器104で放熱する。
分流された液体の状態の冷媒(主にR245fa、R600)は、減圧器108で減圧された後に、熱交換器109の外側管109aにおいて蒸発する。
分流された気体の状態の冷媒(R23、R14)は、熱交換器109の内側管109bを通過する間、前述した外側管109aで蒸発した冷媒(R245fa、R600)の気化熱と、後述する第1蒸発器111からの戻りである気相の冷媒(R23、R14)とによって冷却されて凝縮し、液体の状態になる。この時、第1蒸発器111で蒸発しなかった冷媒が蒸発する。
尚、以上は、第2冷媒回路200についても同様である。
また、前述したように、R245faの沸点はおよそ15℃であり、R600の沸点はおよそ0℃であり、R23の沸点はおよそ−82℃であり、R14の沸点はおよそ−128℃であるため、冷媒回路100及び200では非共沸混合冷媒のうちのR23及びR14をR600の蒸発作用で冷却し、液相となったR23、R14を蒸発ユニット153(第1蒸発器111及び第2蒸発器211)に導いて蒸発させることにより、冷却対象を例えばR23及びR14の沸点に相当する温度(例えばおよそ−82℃乃至−128℃)まで冷却することができる。尚、第1蒸発器111及び第2蒸発器211での未蒸発冷媒は熱交換器109、209で蒸発するものである。
<<<凝縮ユニット、ファン、圧縮機>>>
図5(a)に例示されるように、冷凍装置1には、第1冷媒回路100の前段凝縮器102及び後段凝縮器104と、第2冷媒回路200の前段凝縮器202及び後段凝縮器204とを冷却するための第1ファン105及び第2ファン205が設けられている。尚、本実施の形態の第1ファン105及び第2ファン205は、ファンモータ105a、205aをそれぞれ有するプロペラ式の送風装置である。第1ファン105及び第2ファン205は、機械室4をなす筐体をファンケーシングに見立てて、風の流れる1つの風路を構成している。
また、図5(a)に例示されるように、第1冷媒回路100の前段凝縮器102及び後段凝縮器104と、第2冷媒回路200の前段凝縮器202及び後段凝縮器204とは、略直方形状の共通の管板152aによりまとめられて凝縮ユニット152を構成している。また、図5(b)に例示されるように、前段凝縮器102及び後段凝縮器104のそれぞれは、凝縮ユニット152の略矩形状の正面と平行に蛇行する冷媒流路を形成している。この構成は、前段凝縮器202及び後段凝縮器204についても同様であり、これら4つの凝縮器102、104、202、204は、凝縮ユニット152において、その略矩形状の正面と平行に、正面から背面にかけて並列(4列)に形成されている。そして、これら4列の凝縮器102、104、202、204のそれぞれは、凝縮ユニット152の背後に並列して設置された第1ファン105及び第2ファン205の双方と対向するように設置されている。即ち、図5(b)において点線で図示した前段凝縮器102及び後段凝縮器104は、略直方形状の凝縮ユニット152において、同図の紙面の左端から右端にかけて延在し各端部で折り返して蛇行するとともに、同図の紙面の上側から下側にかけて延在している。また、図5(b)に図示していない前段凝縮器202及び後段凝縮器204も、同様の形状をなしている。更に、前段凝縮器102及び後段凝縮器104は、略直方形状をなす凝縮ユニット152において、図5(a)の紙面の下側から2列目及び4列目に並列に配置されており、前段凝縮器202及び後段凝縮器204は、略直方形状をなす凝縮ユニット152において、同図の紙面の下側から1列目及び3列目に並列に配置されている。
尚、このような構成に限定されるものではなく、前段凝縮器102及び後段凝縮器104は、略直方形状の凝縮ユニット152において、図5(b)の紙面の左端から、例えば凝縮ユニット152の左右方向の中央部を越えた位置にかけて延在し、前記左端及び前記中央部を越えた位置のそれぞれで折り返して蛇行してもよい。つまり、前段凝縮器102及び後段凝縮器104は、例えば、第1ファン105に対してはその略全部が対向しているが、第2ファン205に対してはその一部が対向する形状をなすものであってもよい。以上は、前段凝縮器202及び後段凝縮器204についても同様である。
更に、図5(a)に例示されるように、第1ファン105及び第2ファン205の双方は、凝縮ユニット152の背面に対向するように並列に配置されている。また、第1圧縮機101は第1ファン105の背後に配置され、第2圧縮機201は第2ファン205の背後に配置されている。尚、同図に例示される、凝縮ユニット152と、第1ファン105及び第2ファン205と、第1圧縮機101及び第2圧縮機201とは、同一水平面上に配置されている。
このような配置によって、本実施の形態では、第1ファン105は、例えば、凝縮ユニット152の背面の略全面に沿うとともに、この第1ファン105を経由して、第2圧縮機201の少なくとも一部を含む第1圧縮機101の略全体をカバーする送風路を形成するようになっている。同様に、本実施の形態では、第2ファン205は、例えば、凝縮ユニット152の背面の略全面に沿うとともに、この第2ファン205を経由して、第1圧縮機101の少なくとも一部を含む第2圧縮機201の略全体をカバーする送風路を形成するようになっている。
尚、本実施の形態では、第1ファン105及び第2ファン205による送風の方向は、冷凍装置1の正面から背面に向かう方向である(図5(a)の白抜きの矢印)。
<<<制御回路>>>
図6に例示されるように、本実施の形態の制御回路300は、第1冷媒回路100の第1圧縮機101及びファンモータ105aと、第2冷媒回路200の第2圧縮機201及びファンモータ205aとを制御するべく、制御基板301、スイッチング電源302、電源スイッチ304、圧縮機リレー305、リレー306、第1圧縮機温度センサ307、及び第2圧縮機温度センサ308を備えている。また、制御回路300は、第1圧縮機101を制御するべく庫内の温度を検出するための第1温度センサ309、第2圧縮機201を制御するべく庫内の温度を検出するための第2温度センサ310、第1ファン105の温度を検出するための第1センサ311、及び第2ファン205の温度を検出するための第2センサ312を備えている。
尚、制御基板301は、マイクロコンピュータ301aを有しており、第1圧縮機温度センサ307及び第2圧縮機温度センサ308からの検出信号に基づいて2つのリレー306をそれぞれ開閉するための制御信号を出力したり、ファンモータ105a、205aの運転を開始又は停止するための制御信号を出力したりする。また、第1圧縮機温度センサ307は、第1圧縮機101の温度を検出し、第2圧縮機温度センサ308は、第2圧縮機201の温度を検出する。
マイクロコンピュータ301aは、第1圧縮機101の動作中に、第1圧縮機温度センサ307により検出された第1圧縮機101の温度が所定温度を超えたことを検出すると、第1圧縮機101に対応するリレー306を通じて同機101に対応する圧縮機リレー305を動作させることにより、同機101に対する3相電圧の入力を遮断するようになっている。これは、第1圧縮機101の温度上昇に係る保護回路として機能するものであり、第2圧縮機201についても同様である。尚、第1圧縮機101及び第2圧縮機201は、電源スイッチ304をオンにした時点で、3相の電源ケーブル303から電力が供給されて、冷媒の圧縮動作を開始するようになっている。また、不図示ではあるが、マイクロコンピュータ301aは、例えば、第1温度センサ309により検出された庫内の温度と予め定められた温度とを比較し、その比較結果に応じて、第1圧縮機101のモータ(不図示)の回転速度を制御するようになっている。これは、庫内の温度に応じて第1圧縮機101の圧縮能力を制御するものであり、第2圧縮機201についても同様である。尚、第1温度センサ309及び第2温度センサ310は、同一のセンサであってもよい。
一方、図6に例示されるように、マイクロコンピュータ301aは、以上述べた第1圧縮機101及び第2圧縮機201の制御とは別々に、ファンモータ105a、205aを制御するようになっている。また、不図示ではあるが、マイクロコンピュータ301aは、例えば第1センサ311により検出された第1ファン105の温度が予め定められた温度を越えたことを検出すると、ファンモータ105aの運転を停止するようになっている。これは、第1ファン105の温度上昇に係る保護回路として機能するものであり、第2ファン205についても同様である。尚、第1センサ311及び第2センサ312は、例えば双方のファンモータ105a、205aの近傍に設けられる単一のセンサで共用していてもよい。
つまり、本実施の形態では、例えばファンモータ105a、205aが故障しても、動作中の第1圧縮機101及び第2圧縮機201は、これとは無関係に冷媒の圧縮動作を継続するようになっている。
以上述べた構成によれば、第1及び第2凝縮器は、第1ファン105により形成される送風路と、第2ファン205により形成される送風路とが同一になる領域に配置されるため、一方のファンからの送風が停止しても他方のファンからの送風によって双方の凝縮器が冷却される。また、第1圧縮機101は第1ファン105と対向するように配置され、第2圧縮機201は第2ファン205と対向するように配置されている。
また、並列する第1ファン105及び第2ファン205は、同じ風路内において、第1圧縮機101及び第2圧縮機201とそれぞれ対向するように配置されているため、第1ファン105及び第2ファン205の何れか一方が回転すれば、これと対向していない圧縮機(第1圧縮機101又は第2圧縮機201)であっても、少なくともその一部に対して送風されて冷却される。
更に、制御回路300においては、例えばファンモータ105a、205aが故障しても、圧縮動作中の第1圧縮機101及び第2圧縮機201はこれとは関係なく動作を継続するように構成されている。つまり、第1ファン105及び第2ファン205は、第1圧縮機101及び第2圧縮機201とは個別に回転する。
以上から、冷凍装置1の動作中にたとえ一方のファン(第1ファン105又は第2ファン205)が停止したとしても、その冷却能力は、1基の冷媒回路のみによる能力を超えた冷却能力に維持される。
以上説明したように、本実施の形態の冷凍装置1は、少なくとも、第1圧縮機101と、第1凝縮器(前段凝縮器102や後段凝縮器104等)と、第1蒸発器111とを有する第1冷媒回路100と、第2圧縮機201と、第2凝縮器(前段凝縮器202や後段凝縮器204等)と、第2蒸発器211とを有する第2冷媒回路200と、第1圧縮機101及び第2圧縮機201とは個別に動作する第1ファン105と、第1圧縮機101及び第2圧縮機201とは個別に動作する第2ファン205とを備え、第1及び第2凝縮器と第1ファン105及び第2ファン205とは、第1冷媒回路100及び第2冷媒回路200が共に動作しているときに一方のファン(第1ファン105又は第2ファン205)が停止した場合、他方のファンが第1凝縮器及び第2凝縮器を共に冷却するように配置されていればよい。
この冷凍装置1によれば、第1冷媒回路100及び第2冷媒回路200の動作中に第1ファン105及び第2ファン205の一方が停止しても、他方によって第1及び第2凝縮器が共に冷却されつつ、双方の冷媒回路100、200の動作が継続される。よって、2基の冷媒回路100、200を備えた冷凍装置1の冷却能力は、たとえ一方のファンが停止しても、例えば1基の冷媒回路のみを備えた場合よりも高く維持され得る。
また、前述した冷凍装置1において、第1及び第2圧縮機と第1ファン105及び第2ファン205とは、第1冷媒回路100及び第2冷媒回路200が共に動作しているときに一方のファンが停止した場合、他方のファンが第1圧縮機101及び第2圧縮機201を共に冷却するように配置されている。
この冷凍装置1によれば、第1冷媒回路100及び第2冷媒回路200の動作中にたとえ一方のファンが停止しても、他方のファンによって第1圧縮機101及び第2圧縮機201が冷却され圧縮機の温度の上昇を抑制できるものである。
また、前述した冷凍装置1において、第1ファン105及び第2ファン205は、並列に配置され、第1及び第2凝縮器は、第1ファン105及び第2ファン205に共に相対向するように配置されている。
この冷凍装置1によれば、第1及び第2凝縮器は、第1ファン105により形成される送風路と、第2ファン205により形成される送風路とが同一になる領域に配置されるため、一方のファンからの送風が停止しても他方のファンからの送風によって双方の凝縮器が冷却される。
===その他の実施の形態===
前述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更や改良等が可能であり、また本発明はその等価物も含むものである。
前述した実施の形態では、第1冷媒回路100及び第2冷媒回路200は、略同一の単元冷媒回路であったが、これに限定されるものではなく、例えば互いに異なる構成や能力等を有するものであってもよい。
前述した実施の形態では、熱交換器109、209は、外側管109a、209a及び内側管109b、209bを有する2重管式のものであったが、これに限定されるものではなく、例えば多管式のもの、プレート式のものであってもよい。
前述した実施の形態では、冷媒は、R245fa、R600、R23、及びR14を有する非共沸混合冷媒であったが、これに限定されるものではない。例えば、R245fa及びR600は、これが凝縮ユニット152で凝縮されると略液体の状態になるような沸点を有するものであればよい。また、例えば、R23及びR14は、これらが凝縮ユニット152で凝縮されても略気体の状態のままであるが、熱交換器109、209で略液体の状態になるような沸点を有する冷媒であればよい。
前述した実施の形態では、凝縮ユニット152と、第1ファン105及び第2ファン205とは、同一水平面上に配置されていたが、これに限定されるものではない。例えば、これらの配置面に段差があっても、各ファン(第1ファン105又は第2ファン205)が凝縮ユニット152に送風可能な配置及び姿勢をとっていればよい。
前述した実施の形態では、第1ファン105及び第2ファン205は、ファンモータ105a、205aをそれぞれ有するプロペラ式の送風装置であったが、これに限定されるものではない。各ファンは、要するに、凝縮ユニット152を冷却するための所定の構成を有していればよい。
1 冷凍装置 2 外箱
3 外扉 4 機械室
5 内箱 6 断熱材
31 ハンドル 32 操作パネル
33 ヒンジ 34 パッキン
51 貯蔵室 51a 内扉
100 第1冷媒回路 101 第1圧縮機
101a オイルクーラ 102、202 前段凝縮器
103、203 配管 104、204 後段凝縮器
105 第1ファン 105a、205a ファンモータ
106、206 デハイドレータ 107、207 分流器
108、110、208、210 減圧器
109、209 熱交換器 109a、209a 外側管
109b、209b 内側管 111 第1蒸発器
112、212 緩衝器 112a、212a キャピラリチューブ
112b、212b 膨張タンク 150 冷媒回路
151 フレーム管 152 凝縮ユニット
152a 管板 153 蒸発ユニット
200 第2冷媒回路 201 第2圧縮機
205 第2ファン 211 第2蒸発器
300 制御回路 301 制御基板
301a マイクロコンピュータ 302 スイッチング電源
303 電源ケーブル 304 電源スイッチ
305 圧縮機リレー 306 リレー
307 第1圧縮機温度センサ 308 第2圧縮機温度センサ
309 第1温度センサ 310 第2温度センサ
311 第1センサ 312 第2センサ

Claims (2)

  1. 第1圧縮機と、第1凝縮器と、第1減圧装置と、第1蒸発器とを冷媒配管にて環状に接続し前記第1圧縮機から吐出された冷媒を前記第1凝縮器で凝縮させた後に前記第1蒸発器で蒸発させて冷却作用を得るようにした第1冷媒回路と、第2圧縮機と、第2凝縮器と、第2減圧装置と、第2蒸発器とを冷媒配管にて環状に接続し前記第2圧縮機から吐出された冷媒を前記第2凝縮器で凝縮させた後に前記第2蒸発器で蒸発させて冷却作用を得るようにした第2冷媒回路とを備え、前記第1蒸発器と前記第2蒸発器とを同時に同一の庫内の冷却を可能に配置し、同一の風路内に近接して配置される前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器に送風可能に第1ファン及び第2ファンを並列に配置し、前記風路内において、前記第1ファンは前記第1圧縮機に相対向すると共に、前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器に相対向し、前記第2ファンは前記第2圧縮機に相対向すると共に、前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器に相対向することを特徴とする冷凍装置。
  2. 第1圧縮機と、第1凝縮器と、第1減圧装置と、第1蒸発器とを冷媒配管にて環状に接続し前記第1圧縮機から吐出された冷媒を前記第1凝縮器で凝縮させた後に前記第1蒸発器で蒸発させて冷却作用を得るようにした第1冷媒回路と、第2圧縮機と、第2凝縮器と、第2減圧装置と、第2蒸発器とを冷媒配管にて環状に接続し前記第2圧縮機から吐出された冷媒を前記第2凝縮器で凝縮させた後に前記第2蒸発器で蒸発させて冷却作用を得るようにした第2冷媒回路とを備え、前記第1蒸発器と前記第2蒸発器とを同時に同一の庫内の冷却を可能に配置し、同一の風路内に近接して配置される前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器に送風可能に第1ファン及び第2ファンを並列に配置し、前記風路内において、前記第1ファンは前記第1圧縮機に相対向すると共に、前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器に相対向し、前記第2ファンは前記第2圧縮機に相対向すると共に、前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器に相対向し、前記第1圧縮機及び前記第2圧縮機の運転を制御するための温度センサを前記庫内の温度を検出可能に設け、前記第1ファンを前記第1圧縮機とは別個に回転制御すると共に、前記第2ファンを前記第2圧縮機とは別個に回転制御し、前記第1ファンまたは前記第2ファンの一方が停止しても前記第1冷媒回路及び前記第2冷媒回路の動作を継続することを特徴とする冷凍装置。
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