JP2014144194A - 財布 - Google Patents
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Abstract
【課題】時と場所、場合などに応じて、本体部の模様や色彩が異なるものや、収納部の構造が異なるものに使い分けするのに、本体部と収納部を別体とし、これらを種々組み合わせて使用することができるものとし、それ程多くの財布を用意しなくてもよくなり、また本体部又は収納部の何れかだけが使用できなくなってしまった場合に、そのものだけを新しいものに取り替えることができる財布を提供する。
【解決手段】見開き自在として二つ折りにした本体部1と、小物類を分類して収納できる収納部2を別体として備え、前記本体部1の両側面部1A、1Aの内側に前記収納部2を着脱手段3によって、着脱自在として装着したものとしている。
【選択図】図1
【解決手段】見開き自在として二つ折りにした本体部1と、小物類を分類して収納できる収納部2を別体として備え、前記本体部1の両側面部1A、1Aの内側に前記収納部2を着脱手段3によって、着脱自在として装着したものとしている。
【選択図】図1
Description
この発明は、紙幣や小銭、名刺やカード等の小物類を分類して収納できるようにした財布に関するものである。
従来、この種の財布としては、見開き自在として二つ折りにした本体部の内部に、紙幣や小銭、名刺やカード等の小物類を分類して収納できる収納部を装着したものが存在していた(特許文献1、2)。
このような従来の財布では、小銭入れ、札入れおよびカード入れをそれぞれ別々に持たなくても、これらが一緒になっているので、これらを纏めて持つことができ、非常に便利なものであった。
しかしながら、上記従来の財布は、見開き自在として二つ折りにした本体部と、紙幣や小銭、名刺やカード等の小物類を分類して収納できる収納部とを一体とし、分離できないものとしている。
そのため、上記従来の財布では、時と場所、場合などに応じて、本体部の模様や色彩が異なるものや、収納部の構造が異なるものに使い分けするには、別の財布を用意しなければならなかった。しかも、上記従来の財布は、紙幣や小銭、名刺やカード等の小物類を分類して収納できる収納部を備えているため、小銭入れ、札入れ又はカード入れが単体となった財布に比べ高価なものとなっている。
したがって、上記従来の財布では、本体部の模様や色彩が異なり、収納部の構造が同じものを使用する場合、本体部の模様や色彩が同じで、収納部の構造が異なるものを使用する場合、本体部の模様や色彩が異なり、収納部の構造も異なるものを使用する場合の何れの場合でも、それぞれ別の財布を用意しなければならず、これらの財布を多く揃えるのは、多大な費用がかかり不経済であるという課題を有していた。
また、上記従来の財布では、収納部は、紙幣や小銭、名刺やカード等の小物類を出し入れするため、本体部に比べ一般的に、汚れ易かったり、傷み易かったりする。また、使用状態によっては、収納部より本体部の方が汚れ易かったり、傷み易かったりする場合もある。したがって、財布を長年使用しておれば、本体部又は収納部の何れかだけが使用できなくなってしまうということがあるという課題を有していた。
そこで、この発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、時と場所、場合などに応じて、本体部の模様や色彩が異なるものや、収納部の構造が異なるものに使い分けするのに、本体部と収納部を別体とし、これらを種々組み合わせて使用することができるものとし、それ程多くの財布を用意しなくてもよくなり、また本体部又は収納部の何れかだけが使用できなくなってしまった場合に、そのものだけを新しいものに取り替えることができる財布を提供することを目的とする。
そのため、この発明の財布は、見開き自在として二つ折りにした本体部1と、小物類を分類して収納できる収納部2を別体として備え、前記本体部1の両側面部1A、1Aの内側に前記収納部2を着脱手段3によって、着脱自在として装着したものとしている。
そして、この発明の財布において、前記本体部1は、上端縁1aおよび両側縁1bにかけて開閉ファスナー4を設けたものとし、前記収納部2は、開閉ファスナー付き収納部2Aと、この開閉ファスナー付き収納部2Aの両側方に設けた上方開口の収納部2Bからなるものとしている。
さらに、この発明の財布において、前記着脱手段3は、前記本体部1の両側面部1A、1Aのそれぞれの内側面の各両隅に取り付けたフラップ片10の内面にホック11の一方を取り付け、前記収納部2Bのヒダ部材8の外折返し面8aにホック11の他方を取り付けたものとしている。
また、この発明の財布において、前記フラップ片10は、ヒダ部材8の外折返し面8aを下方に差し込んだときに、この外折返し面8aの全面を覆うようにしている。
この発明の財布は、以上に述べたような構成としているので、時と場所、場合などに応じて、本体部の模様や色彩が異なるものや、収納部の構造が異なるものに使い分けするのにも、本体部と収納部とを種々組み合わせて使用することができるので、それ程多くの財布を用意しなくてもよくなり、また本体部又は収納部の何れかだけが使用できなくなってしまった場合にも、そのものだけを新しいものに取り替えることができるものとなり、経済的にも優れたものとなった。
以下、この発明の財布を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
この発明の財布は、図1に示したように、見開き自在として二つ折りにした本体部1と、小物類を分類して収納できる収納部2を別体として備え、前記本体部1の両側面部1A、1Aの内側に前記収納部2を着脱手段3によって、着脱自在として装着したものとしている。
本体部1は、図示したものでは、上端縁1aおよび両側縁1bにかけて開閉ファスナー4を設けたものとして、見開き自在として二つ折りにしている。この本体部1は、外側面に各種の模様や色彩を施したり、外側面の材質を布地としたり、天然皮革や合成皮革とするなど各種の材質としている。なお、前記本体部1は、開閉ファスナー4を設けることなく、見開き自在とした一方側の開放端部に係着部材(図示せず)の一方を設け、他方側の開放端部に係着部材の他方を設けたものとして実施することもできる。
収納部2は、開閉ファスナー付き収納部2Aと、この開閉ファスナー付き収納部2Aの両側方に設けた上方開口の収納部2Bからなるものとしている。
開閉ファスナー付き収納部2Aは、上端部に形成した開口部5の周縁に開閉ファスナー6を設けたものとし、小銭等のばらつくものを収納し易いように袋状としている。なお、この開閉ファスナー付き収納部2Aは、図示していないが、上端部および一方の側部にかけて形成した開口部5の周縁に開閉ファスナー6を設けたものとしてもよく、さらに前記開口部5を上端部および両側部にかけて形成したものとし、この開口部5の周縁に前記開閉ファスナー6を設けたものとしてもよい。
上方開口の収納部2Bは、前記開閉ファスナー付き収納部2Aの両側方に一個ずつ又は複数個ずつ設けたものとし、開閉ファスナー付き収納部2Aの両側端と仕切り部材7の両端部、又は複数の仕切り部材7の両端部どうしを、この収納部2Bの内方に向けて外折返し面8a、内折返し面8bを有したヒダ部材8でそれぞれ固着したものとしており、紙幣等を折り畳むことなく広げたまま、出し入れし易いようにしている。さらに、前記収納部2Bには、仕切り部材7の側面に複数のポケット9を設け、名刺やカード等を差し込めるようにしている。
着脱手段3は、前記本体部1の両側面部1A、1Aのそれぞれの内側面の各両隅に取り付けたフラップ片10の内面にホック11の一方を取り付け、前記収納部2Bのヒダ部材8の外折返し面8a(複数個の収納部2Bを設けたものとした場合は、一番外寄りの収納部2Bのヒダ部材8の外折返し面8a)にホック11の他方を取り付けたものとし、これらホック11の一方と他方を引っ付けたり外したりすることにより、本体部1の内側に収納部2を着脱自在として装着したものとしている。
フラップ片10は、ヒダ部材8の外折返し面8aと略同じ大きさか、少し大きく形成しており、後に述べるように、ヒダ部材8の外折返し面8aを下方に差し込んだときに、この外折返し面8aの全面を覆うようにしている。なお、前記フラップ片10には、ホック11の一方である雌ホックを取り付け、ヒダ部材8には、ホック11の他方である雄ホックを取り付けたものとしているが、これを逆にして取り付けてもよく、また前記ホック11に代えて面接着ファスナー(図示せず)を取り付けたものとしてもよい。
以上のように構成したこの発明の財布において、本体部1に収納部2を装着するには、図1に示したように、本体部1の両側面部1A、1Aの各両隅に取り付けたフラップ片10を起こし、図2、3に示したように、これらフラップ片10の下方に前記収納部2Bのヒダ部材8の外折返し面8aを差し込み、前記フラップ片10を倒して、フラップ片10に取り付けたホック11の一方と、ヒダ部材8に取り付けたホック11の他方を引っ付ければよい。この場合、前記収納部2Bのヒダ部材8の外折返し面8aは、本体部1のフラップ片10の下方に差し込まれた状態で、フラップ片10に全面を覆われ、前記ホック11の一方と他方が引っ付けられた状態となっているので、本体部1から収納部2が非常に外れ難いものとなっており、使用中などにおいて本体部1から収納部2が外れてしまうようなことはない。
この発明の財布を使用するには、開閉ファスナー付き収納部2Aの開閉ファスナー6を開き、小銭等のばらつくものはこの開閉ファスナー付き収納部2Aに収納し、紙幣等は収納部2Bに収納し、名刺やカードは収納部2Bのポケット9に収納し、開閉ファスナー付き収納部2Aの開閉ファスナー6を閉じると共に、本体1の開閉ファスナー4を閉じればよい。そして、財布から紙幣や小銭、名刺やカード等の小物類を取り出すには、前記本体1の開閉ファスナー4を開くと共に、開閉ファスナー付き収納部2Aの開閉ファスナー6を開けば、前記収納部2A、2Bやポケット9から、これらの小物類を簡単に取り出すことができる。
次に、この発明の財布を時と場所、場合などに応じて、本体部1の模様や色彩が異なるものや、収納部2の構造が異なるものに使い分けする場合には、模様や色彩が異なる本体部1及び構造が異なる収納部2をそれぞれ数種類、用意し、これらを交互に取り替えて使用すればよい。
この発明の財布は、前記本体部1のフラップ片10を起こすことにより、このフラップ片10に取り付けたホック11の一方と、前記収納部2Bのヒダ部材8に取り付けたホック11の他方を外せば、本体部1から収納部2を簡単に取り外すことができるので、本体部1と収納部2を交互に取り替えるのも簡単に行うことができる。また、本体部1又は収納部2の何れかだけが、汚れたり、傷んだりして使用できなくなってしまった場合にも、そのものだけを新しいものに取り替えるのも簡単に行うことができる。
この発明の財布おいて、例えば、模様や色彩が異なる本体部1を二種類、構造が異なる収納部2を二種類ずつ用意しておけば、これらを四通りに組み合わせて使用することができ、さらに本体部1と収納部2をそれぞれ三種類ずつ用意しておけば、これらを九通りに組み合わせて使用することができ、従来のように高価な財布を多く揃えておかなくてもよくなる。
したがって、この発明の財布は、時と場所、場合などに応じて、本体部1の模様や色彩が異なるものや、収納部2の構造が異なるものに使い分けするのにも、本体部1と収納部2とを種々組み合わせて使用することができるので、それ程多くの財布を用意しなくてもよくなり、また本体部1又は収納部2の何れかだけが使用できなくなってしまった場合にも、そのものだけを新しいものに取り替えることができるものとなり、経済的にも優れたものとなる。
1 本体部
1A 側面部
1a 上端縁
1b 側縁
2 収納部
2A 開閉ファスナー付き収納部
2B 上方開口の収納部
3 着脱手段
4 開閉ファスナー
8 ヒダ部材
8a 外折返し面
10 フラップ片
11 ホック
1A 側面部
1a 上端縁
1b 側縁
2 収納部
2A 開閉ファスナー付き収納部
2B 上方開口の収納部
3 着脱手段
4 開閉ファスナー
8 ヒダ部材
8a 外折返し面
10 フラップ片
11 ホック
Claims (4)
- 見開き自在として二つ折りにした本体部(1)と、小物類を分類して収納できる収納部(2)を別体として備え、前記本体部(1)の両側面部(1A、1A)の内側に前記収納部(2)を着脱手段(3)によって、着脱自在として装着したことを特徴とする財布。
- 前記本体部(1)は、上端縁(1a)および両側縁(1b)にかけて開閉ファスナー(4)を設けたものとし、前記収納部(2)は、開閉ファスナー付き収納部(2A)と、この開閉ファスナー付き収納部(2A)の両側方に設けた上方開口の収納部(2B)からなるものとしたことを特徴とする請求項1記載の財布。
- 前記着脱手段(3)は、前記本体部(1)の両側面部(1A、1A)のそれぞれの内側面の各両隅に取り付けたフラップ片(10)の内面にホック(11)の一方を取り付け、前記収納部(2B)のヒダ部材(8)の外折返し面(8a)にホック(11)の他方を取り付けたものとしたことを特徴とする請求項1記載の財布。
- 前記フラップ片(10)は、ヒダ部材(8)の外折返し面(8a)を下方に差し込んだときに、この外折返し面(8a)の全面を覆うようにしたことを特徴とする請求項3記載の財布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013015571A JP2014144194A (ja) | 2013-01-30 | 2013-01-30 | 財布 |
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Cited By (2)
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CN110123001A (zh) * | 2019-03-25 | 2019-08-16 | 诸暨市勇远箱包有限公司 | 一种扩容钱包 |
JP2020174836A (ja) * | 2019-04-17 | 2020-10-29 | 株式会社ナダヤ | 収納ケース |
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- 2013-01-30 JP JP2013015571A patent/JP2014144194A/ja active Pending
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