JP2002028019A - 収納ポケット及びこの収納ポケットを備えたスーツケース，鞄又は袋物類 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、例えばスーツケースであればその
中に備えられている内蓋に設けた収納ポケットにおい
て、その内側の対向面部に面状又は線状のファスナーを
固定させて、使用状況により、該収納ポケットの内部空
間を分割自在にしたり、１つの大きなものにすることに
よって、収納ポケットを便利で使い勝手の良いものに変
化させることができることを目的とする。 【構成】 本発明は基材１３面にシートを素材とするポ
ケット用前面材１１の縁部を固定させると共にファスナ
ー１７等による収納口を設けて構成した収納ポケット本
体１５ａにおける前記ポケット用前面材１１の内側面の
一部とその対向面である前記基材１３の面部分に、一対
又は複数対の面状又は線状のファスナー２０，２１を直
線方向に固定させて、前記収納ポケット本体１５ａ内を
分割自在となるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスーツケー
ス等の内外に設けられた収納ポケットにおいて、その内
側に面状又は線状のファスナーを一対又は複数対設け
て、使用状況により、前記収納ポケット本体内の内部空
間を複数に分割自在に構成したり、あるいは１つの大き
なものにすることによって、収納ポケットを便利で使い
勝手の良いものに変化させることができるようにした収
納ポケット及びこの収納ポケットを備えたスーツケー
ス，鞄又は袋物類に関する。

【０００２】

【従来の技術】図１に示す従来構造のスーツケース１Ａ
を開けると、その中の収容スペース２，３は２つに分け
られている。この収容スペース２，３内に被服などを折
り畳んで入れた後、スーツケース１Ａを閉じさせようと
しても中に入れてある被服が崩れ落ちるので、これを防
ぐためにスーツケース１Ａ内には１又は２枚の内蓋４
１，５が備え付けられている。

【０００３】図１はこの内蓋４１，５を用いて、スーツ
ケース１Ａの収容スペース２，３を閉じ得る状態に形成
されており、この内蓋４１，５は収容スペース２，３内
に入れた衣服などの荷物を押さえて保持することによっ
て、ケース１Ａを閉じたり開けたりする途中及び搬送中
において、中の被服が崩れたり形崩れするのを防ぐ等、
このケース１Ａ内を整理し易く構成している。

【０００４】この内蓋４１，５は、ハードタイプとソフ
トタイプの２種類のものがあり、ハードタイプのものは
ベニヤ板又はボール紙或いは樹脂製の薄いプレートに樹
脂製シートを貼り付けて形成したものである。又、ソフ
トタイプのものは樹脂製シートの上端にベニヤ板又はボ
ール紙或いは薄い樹脂製プレートに樹脂製シートを貼り
付けて形成した補強材を繋いだものからなる。そして何
れのタイプにおいても、その下端部とスーツケース１Ａ
内の底部とが短い樹脂製シート６で繋がれており、前記
内蓋４１，５の左右上端部には、スーツケース１Ａ内の
各上端に具備された係止部９，９、１０，１０に引っ掛
けるための被係止部７，７、８，８が装着されている。
このため図１に示すように、被係止部７，７、８，８を
係止部９，９、１０，１０に係合させるだけで収容スペ
ース２，３を内蓋４１，５で閉蓋できるように構成され
ている。

【０００５】ところで、図１に示すように、スーツケー
ス１Ａを開けると、内蓋４１，５の前面側には、多くの
場合、収納ポケット１１，１２が形成されている。

【０００６】この収納ポケット１１，１２は、シャツ，
くつ下，ネクタイ等の小物の衣料やハンカチ，ナイロン
袋などの小物、その他、雑誌やノートなどを整理して入
れるのに適し、通常、この収納ポケット１１，１２の前
面部は、中に物を入れたとき、その物が外部から見え、
且つポケット内の通気性を高め掃除もし易いように、ネ
ットで形成され、その上部にファスナー１７，１７によ
り開閉できる収容口１５，１６が形成されている。

【０００７】そして従来では、図１に示すように、この
収納ポケット１１，１２は内蓋４１，５の前面側に大き
なものが１つずつ構成されていた。

【０００８】ところで、このような収納ポケット１１，
１２はスーツケース１Ａに限らず、例えばアタッシュケ
ース及びプリーフケース等の鞄類であればその内側面又
は外側面に、着替えのシャツ，書類，新聞，雑誌，筆記
具，小物類等を入れておく収納ポケットが、１つ或いは
横に複数個構成されている。

【０００９】また一部のリュックサック等の袋物ではそ
の外側に収納ポケットが構成されているものがある。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
収納ポケットは、いずれも固定した大きさ及び数のもの
である。すなわち、前述したスーツケースの場合であれ
ば、収納ポケットは内蓋の横幅いっぱいの大きさのもの
が１個構成されており、前述したアタッシュケース及び
プリーフケース等の鞄類であれば、内側面の横幅いっぱ
いの大きさのものが１つ、或いは横方向に２個並んで構
成されており、前述したリュックサックでは１個又は２
個が構成されており、これら収納ポケットの大きさに合
わせて収納する物や収納する場所を決める必要があっ
た。

【００１１】ところが、例えば、前述したスーツケース
に構成されているような大きな収納ポケットに小物を入
れたりすると、スーツケースの向きを変えたり移動させ
たりする途中で収納している小物が収納ポケット内で散
らかり易く、また整理小分けして収納し難いなどの問題
があった。特にこの収納ポケット内にネクタイや書類な
どを入れたりすると他の物と一緒に重なったり押された
りしてシワになり易い。

【００１２】しかしながら、この収納ポケットを横半分
になるように区切ったものに構成すると、大きなものが
入れられないという不具合が生じる。

【００１３】これはスーツケースの収納ポケットに限ら
ず、前述した鞄類や袋物類の収納ポケットの場合でも同
じことが言える。

【００１４】つまり、これら収納ポケットは、その大き
さや数などを、使用者の好みやそのときの都合等に合わ
せて変化させることができない構造に形成されている。

【００１５】そこで、本発明者はこのような不具合を解
消すベく新規な構造を有する収納ポケットの開発に着手
した。そしてその後の鋭意検討を重ねてきた結果、遂に
本発明に係る収納ポケットを完成するまでに至った。

【００１６】このような経緯を経て完成した本発明に係
る収納ポケットは、その内部の対向面に一対又は複数対
の面状又は線状のファスナーを直線方向に固定させて、
前記収納ポケット本体内を分割自在となるように構成す
ることによって、使用者の好みや収容する物の大きさや
数などの状況に応じて、収納ポケットを便利で使い勝手
の良い大きさ及び数に変化させることができる、極めて
有用な収納ポケットを提供することを目的する。

【００１７】またこの収納ポケットを備えたスーツケー
ス，鞄又は袋物類を提供することを目的する。

【００１８】

【課題を解決するための手段】本発明に係る収納ポケッ
トは、前記の目的を達成するために、基材面にはシート
材からなるポケット用前面材の縁部を固定させると共に
収納口を設けて構成した収納ポケット本体における前記
ポケット用前面材の内側面の一部とその対向面である前
記基材の前面部に、一対又は複数対の面状又は線状のフ
ァスナーを設けて、前記収納ポケット本体内を複数に分
割且つ開閉自在となるように構成したことを特徴とす
る。

【００１９】本発明に係る収納ポケットの背面部分を形
成する基材は、どのような物にこの収納ポケットを構成
するかによって異なり、その物の具体例としては、詳し
く後述するが、例えばスーツケースの内蓋面、アタッシ
ュケースやブリーフケースやランドセル等の鞄類、リュ
ックサック等の袋物類などが挙げられる。このため、こ
れらの基材を構成する素材としては、例えば樹脂製シー
ト，織布，不織布，編み物，皮革シート，樹脂製の成形
物又はベニヤ板等が挙げられる。

【００２０】そして本発明に係る収納ポケットの前面部
分を形成するポケット用前面材は、前述したように、織
布，不織布，編み物，樹脂製シート，皮革シート等の柔
軟な素材が挙げられるのであり、このポケット用前面材
の縁部を前記基材に固定すると共に、収納口を設けて収
納ポケット本体を構成する。つまり収納ポケット本体は
従来の収納ポケットの場合と同様の構造を有する。

【００２１】本発明に係る収納ポケットは、このような
従来構造の収納ポケットと同じ構造を有する収納ポケッ
ト本体内の対向面どうしを一対又は複数対の面状又は線
状のファスナーを直線方向に固定させて、前記収納ポケ
ット本体内を複数に分割且つ開閉自在となるように構成
されている。

【００２２】面状ファスナーは、その１例として、ファ
スナー基材の片面に鉤状の突起を多数起立させたもの
と、ファスナー基材の片面にこれら突起が引っ掛かるル
ープを多数突出形成させたものとの一対のものが挙げら
れ、これら双方の面を合わせて軽く押しつけるだけで接
合し、強く引っぱると離れる構造を有する、いわゆるマ
ジックテープ（登録商標）とも呼ばれるものが挙げられ
る。

【００２３】線状ファスナーは、樹脂製の線状突起を線
状の凹部に突入させて係止させることによって接合させ
ることができる構造を有し、一般にはビニールやナイロ
ン袋等の袋口に多く形成されているものである。

【００２４】本発明においては、これら何れのファスナ
ーを用いても良いのである。尚、これらファスナーはテ
ープ状のものが用いられ、これらの基材或いはポケット
用前面材への固定は縫合又は接着或いは熱圧着により行
われる。

【００２５】ファスナーを固定させる位置及び方向並び
に本数は、特に限定されるものではないが、縦方向又は
横方向の何れか、又はこれらの組み合わせにするのが収
納ポケット本体の構造上、望ましい。好適な一例として
は、ファスナーを縦方向に固定させて収納ポケット本体
を横方向に分割させる構造にして、上方向から物品の出
し入れが自在な構造にする方法が提案される。また、フ
ァスナーを横方向に固定させて収納ポケット本体を縦方
向に分割する方法も考えられるが、この場合は分割後の
各収納ポケット毎に物品の収納口を確保することが必要
である。

【００２６】物品の収納口は開放口であっても良いし、
小さな歯を交互に直線に噛み合わせる構造のファスナー
を用いた収納口であっても良いのである。また、開放口
の上から舌片状の蓋を被せる構造のものであっても良い
のである。どのような収納口にするかは適用される物品
によっても異なる。

【００２７】ところで、本発明者に係る収納ポケット
を、スーツケースの中に備え付けられている内蓋に構成
すると、ファスナーを接合するだけで、収納ポケット内
に物品を整理小分けして入れることができるようにな
り、しかもファスナーの接合を外すだけで、従来の収納
ポケットと同様に、大きな収納ポケットを確保すること
もできるようになる。

【００２８】このような使い方は、アタッシュケースや
ブリーフケース及びランドセル等の鞄類、リュックサッ
ク等の袋物類についても好適である。このため、本発明
に係る収納ポケットの適用対象範囲を、アタッシュケー
スやブリーフケース及びランドセル等の鞄類、リュック
サック等の袋物類にも及ぶように構成しても良いのであ
る。

【００２９】ところで、前述のように、例えば面ファス
ナーで収納ポケット内を複数に仕切った場合、この面フ
ァスナーを開いて、例えばセーター等の衣類を収納する
と、このセーター等の衣類が面ファスナーに接合し、当
該衣類を破損させる恐れがある。従って、雄タイプの面
ファスナーには雌タイプの面ファスナーを張り付けて被
覆し、又、逆に、雌タイプの面ファスナーには雄タイプ
の面ファスナーを張り付けて被覆し、セーター等の衣類
の破損を防止するように構成することが望ましい。この
場合、雄雌の面ファスナーは別品として販売或いはサー
ビス品としてスーツケース，鞄又は袋物類に取り付けれ
ば良いのである。

【００３０】

【発明の実施の形態】本発明の目的及び構成は以上の通
りであり、続いて本発明に係る収納ポケット及びその適
用対象物品の具体的な構成を添付図面に示した実施例に
沿って詳述する。尚、以下に述べる収納ポケットは面状
ファスナーを使用したものを挙げた。

【００３１】図２は本発明に係る収納ポケット１５を備
えたスーツケース１を開けて示した斜視図であり、同図
に示すように、該スーツケース１内には、大きな収納ス
ペース２，３が形成されており、該ケース１内の基端部
において、内蓋４，５がその下端部とスーツケース１内
の底部とが樹脂製の短いシート６で連結されている。

【００３２】この内蓋４，５は何れも樹脂製シートで形
成された基材１３，１４の上部分の前面に樹脂製シート
を素材とする前面材１３ａ，１４ａで覆い、さらにその
下方の広い前面部を樹脂製ネットを素材とするポケット
用前面材１１，１２で覆って前記基材１３，１４の周縁
を前記前面材１３ａ，１４ａ、１１，１２と共に縫合
し、さらに前記前面材１３ａ，１４ａと前記前面材１
１，１２の縁が揃っている部分に収納口となるファスナ
ー１７を縫合することによって、前記内蓋４，５の表面
に大きな収納ポケット本体１５ａ，１６が形成されてい
る。

【００３３】本実施例において、本発明に係る収納ポケ
ット１５は、この２つの収納ポケット本体１５ａ，１６
のうちの一方の収納ポケット本体１５ａ内の収納空間を
２分割自在になるように構成されている。このため、他
方の収納ポケット本体１６は、従来構造の収納ポケット
と同じ構造のものである。

【００３４】このように収納ポケット本体１５ａ内の収
納空間を２分割自在にする方法として、本実施例では収
納ポケット本体１５ａ内の空間が横方向に２分割自在に
できるように、前記基材１３と前記ポケット用前面材１
１の縦方向の直線対向面に、一対の面状ファスナー２
０，２１をそれぞれ縫合して形成されている。

【００３５】この面状ファスナー２０，２１は、ファス
ナー基材の片面に鉤状の突起を多数起立させたもの２０
と、ファスナー基材の片面にこれら突起が引っ掛かるル
ープを多数突出形成させたもの２１とが一対になってお
り、これら双方２０，２１の対向面を合わせて軽く押し
つけるだけで接合し、強く引っぱると離れる構造を有す
る、いわゆるマジックテープとも呼ばれるものが用いら
れている。

【００３６】このようにして収納ポケット１５を構成し
た内蓋４と、従来構造と同様の収納ポケット本体１６を
構成した内蓋５は、何れもその開閉端の縁の左右に被係
止部７，７、８、８が装着されており、この被係止部
７，７、８、８をスーツケース１の開閉端縁内に装着さ
れている係止部９，９、１０，１０にそれぞれ引っ掛け
ることによって、それぞれスーツケース１内の収納スペ
ース２，３に蓋をした状態にすることができる。図中に
おける２４は操作把手でしる。つまり図２において殆ど
隠れた状態に構成されている内蓋４，５の背面側全体が
収納スペース２，３となる。尚、この内蓋４，５の裏側
の収納スペース２，３にも被服を止め押さえるテープ２
５，２５が備えられている。

【００３７】図３及び図４は本発明に係る収納ポケット
１５が構成されている内蓋４を示しており、本実施例に
おいては、前記前面材１３ａを不透明の樹脂製シートで
形成し、この前面材１３ａの背面側の基材１３は芯板を
入れて補強されている。そして、前記基材１３，１４の
周縁を前記前面材１３ａ，１４ａ、１１，１２と共に縫
合するに際しては、縁布２３が用いられている。

【００３８】図５は基材１３側に縫合する面状ファスナ
ー２１の固定位置を示しており、図６はポケット用前面
材１１側に縫合する面状ファスナー２０の固定位置を示
している。

【００３９】このようにして基材１３とポケット用前面
材１１の対向直線面に縦方向に面状ファスナー２１，２
０をそれぞれ固定すると、図７，図８及び図９，図１０
に示すように、双方の面状ファスナー２１，２０を離し
たり接合させたりするだけで、収納ポケット１５内の空
間を１つにしたり横方向に分割したりすることができ
る。

【００４０】ところで、本発明において、面状ファスナ
ーの使用本数、固定位置、固定方向は特に限定されるも
のではない。このため、図１１及び図１２に示す他の実
施例における収納ポケット１５を備えた内蓋４Ａのよう
に、一対の面状ファスナー２０，２１を前述と同様に縦
方向に固定し、更に収納ポケット１５内の左半分の空間
を上下に仕切る横方向に一対の面状ファスナー３０，３
１を固定して、この左半分の空間を上下に２分割するよ
うにしても良い。尚、このとき左半分の下側の空間の収
納口としてのファスナー３３がその前面上部のポケット
用前面材１１に取り付けられている。

【００４１】尚、本発明に係る収納ポケットは前述した
スーツケース１の場合だけに限られず、例えば、図１３
に示す他の実施例のように、アタッシュケース４０の内
側面に本発明に係る収納ポケット４６を構成すると、使
い勝手が更に高まる。図中４２，４３及び４４，４５は
面状ファスナーである。

【００４２】また、図１４に示す更に他の実施例のよう
に、リュックサック５０の正面に本発明に係る収納ポケ
ット５１を構成すると、その使い勝手が更に高まる。５
２，５３は面状ファスナーであり、その固定構造は前述
した第１実施例と同様である。このように本発明に係る
収納ポケットは各種鞄類、袋物類に適用することが可能
である。

【００４３】ところで、前述のように、例えば面ファス
ナーで収納ポケット内を複数に仕切った場合、この面フ
ァスナーを開いて、例えばセーター等の衣類を収納する
と、このセーター等の衣類が面ファスナーに接合し、当
該衣類を破損させる恐れがある。従って、雄タイプの面
ファスナーには雌タイプの面ファスナーを張り付けて被
覆し、又、逆に、雌タイプの面ファスナーには雄タイプ
の面ファスナーを張り付けて被覆し、セーター等の衣類
の破損を防止するように構成することが望ましい。この
場合、雄雌の面ファスナーは別品として販売或いはサー
ビス品としてスーツケース，鞄又は袋物類に取り付けれ
ば良いのである。

【００４４】

【発明の効果】以上、説明した本発明に係る収納ポケッ
トによれば、その内側の対向面部に面状又は線状のファ
スナーを固定させて、当該収納ポケットの内部空間を分
割自在にすることによって、使用状況などに応じて、収
納ポケットを複数に分割したり一つの大きなものにする
ことが出来るため、収納する物品の大きさや数などに合
わせて、これらを整理小分けして収納することが出来る
などの効果を奏するのである。

【００４５】しかもこの収納ポケットの分割を面状或い
は線状のファスナーを用いて行う構造にしたことによっ
て、収納ポケット内の空間を分割したり１つにするなど
の操作が至極簡単に行うことが出来るのである。

【００４６】さらに、このような構造を有する本発明に
係る収納ポケットを、スーツケースの中蓋や、アタッシ
ュケース，ブリーフケース，ショルダーバッグ，ランド
セル等の鞄類又はリュックサック等の袋物類に適用した
ことによって、これらの収納性と使い勝手を更に高める
ことが出来る効果を奏するのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は従来構造の収納ポケットを備えたスーツ
ケースを開けた状態を示す斜視図である。

【図２】図２は本発明に係る収納ポケットを備えたスー
ツケースを開けた状態を示す斜視図である。

【図３】図３は本発明に係る収納ポケットを備えたスー
ツケースの内蓋を示す正面図である。

【図４】図４は同じく右側面図である。

【図５】図５は本発明に係る収納ポケットを備えたスー
ツケースの内蓋を一部破断して示す正面図である。

【図６】図６は本発明に係る収納ポケットを備えたスー
ツケースの内蓋を一部破断して示す背面図である。

【図７】図７は本発明に係る収納ポケットを備えたスー
ツケースの内蓋の収納空間を１つにした状態を示す平面
図である。

【図８】図８は本発明に係る収納ポケットを備えたスー
ツケースの内蓋の収納空間を１つにした状態を示す正面
断面図である。

【図９】図９は本発明に係る収納ポケットを備えたスー
ツケースの内蓋の収納空間を２つに分割した状態を示す
平面図である。

【図１０】図１０は本発明に係る収納ポケットを備えた
スーツケースの内蓋の収納空間を２つに分割した状態を
示す正面断面図である。

【図１１】図１１は本発明に係る収納ポケットを備えた
スーツケースの内蓋の収納空間を３つに分割した状態を
示す正面図である。

【図１２】図１２は本発明に係る収納ポケットを備えた
スーツケースの内蓋の収納空間を３つに分割した状態を
示す正面断面図である。

【図１３】図１３は本発明に係る収納ポケットを備えた
アタッシュケースを開いて示す斜視図である。

【図１４】図１４は本発明に係る収納ポケットを備えた
リュックサックを示す斜視図である。

【符号の説明】

１ スーツケース ２，３ 収容スペース ４，５ 内蓋 ６ シート ７，８ 被係止部 ９，１０ 係止部 １１，１２ ポケット用前面材 １３，１４ 基材 １３ａ，１４ａ 前面材 １５ 収納ポケット １５ａ，１６ 収納ポケット本体 １７ ファスナー ２０，２１ 面状ファスナー

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 基材面にはシート材からなるポケット用
   前面材の縁部を固定させると共に収納口を設けて構成し
   た収納ポケット本体における前記ポケット用前面材の内
   側面の一部とその対向面である前記基材の前面部に、一
   対又は複数対の面状又は線状のファスナーを設けて、前
   記収納ポケット本体内を複数に分割且つ開閉自在となる
   ように構成したことを特徴とする収納ポケット。
2. 【請求項２】 面状又は線状のファスナーの固定方向が
   縦又は横或いはこれらの組み合わせである請求項１に記
   載の収納ポケット。
3. 【請求項３】 基材がスーツケース本体，鞄本体又は袋
   物本体の内側に設けられた内蓋であり、この内蓋の前面
   に請求項１又は２に記載の収納ポケットを備えたスーツ
   ケース，鞄又は袋物類。
4. 【請求項４】 基材がスーツケース本体，鞄本体又は袋
   物類本体を構成するものであり、この基材の全面には請
   求項１又は２に記載の収納ポケットを備えたスーツケー
   ス，鞄又は袋物類。