JP2014143469A - バスレフダクト、スピーカー装置及び音響機器 - Google Patents

バスレフダクト、スピーカー装置及び音響機器 Download PDF

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Abstract

【課題】音響効果を向上できるバスレフダクトと、これを具えたスピーカー装置及び音響機器を提供する。
【解決手段】バスレフダクトは、スピーカーを収容した筺体に配備され、筺体の内外を連通する筒部72を具えるバスレフダクト70であって、前記筒部には、筺体の内部側が断面曲線状である杆体74を連繋してなる格子枠73が配置されている。前記格子枠73は、筒部72の外部側の開口75から間隔を存して配置することができる。
【選択図】図16

Description

本発明は、低音出力用のバスレフダクトに関するものであり、また、これを具えたスピーカー装置及び音響機器に関するものである。
スピーカー装置やスピーカーを具えた音響機器に、低音域の出力を高めるために、スピーカーの背面側から出た低音を外部に導くバスレフダクトを設けた装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−48176号公報
バスレフダクトは、スピーカー装置や音響機器の内部と連通しているため、異物がバスレフダクトを通ってスピーカー装置等の内部に混入してしまうことがある。
そこで、発明者らは、断面矩形の杆体から格子状に形成された格子枠をバスレフダクト中に設置した。しかしながら、バスレフダクトを通る音が格子枠に当たって反射する結果、音の広がりや音抜けなどの音響効果が十分ではなかった。
本発明の目的は、音響効果を向上できるバスレフダクトと、これを具えたスピーカー装置及び音響機器を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のバスレフダクトは、
スピーカーを収容した筺体に配備され、筺体の内外を連通する筒部を具えるバスレフダクトであって、
前記筒部には、筺体の内部側が断面曲線状である杆体を連繋してなる格子枠が配置されている。
本発明に係るバスレフダクトは、バスレフダクトの筒部に配置される格子枠について、杆体の少なくとも筺体内部側を断面曲線状としているから、バスレフダクトを通過する音声が、杆体に当たって反射してしまうことを防止でき、バスレフダクトから出力される音声の広がりや音抜けなどの音響効果を高めることができる。
図1は、本発明を適用した音響機器の斜視図である。 図2は、本発明を適用した音響機器の分解斜視図である。 図3は、図1の線A−Aに沿う矢視断面図であって、スピーカー用グリルを取り外した状態の断面図である。 図4は、グリルフレームを斜め前方から見た斜視図である。 図5は、グリルフレームを斜め後方から見た斜視図である。 図6は、図5の線B−Bに沿う矢視拡大断面図である。 図7は、被覆材として板状被覆材を採用したスピーカー用グリルの分解斜視図である。 図8は、板状被覆材を第1の被覆材取付凹部に貼着した状態を示す拡大断面図である。 図9は、板状被覆材を採用したスピーカー用グリルの斜視図である。 図10は、被覆材として布状被覆材を採用したスピーカー用グリルの分解斜視図である。 図11は、布状被覆材を第2の被覆材取付凹部に熱圧着した状態を示す拡大断面図である。 図12は、布状被覆材を採用したスピーカー用グリルの斜視図である。 図13は、図5の線C−Cに沿う矢視断面図である。 図14は、図5の円Dの斜視図であって、ボスを拡大して示している。 図15は、バスレフダクトの斜視図である。 図16は、図15の線E−Eに沿う断面図である。 図17は、バスレフダクトの右側面図である。 図18は、図17の線F−Fに沿う矢視断面図である。
以下、本発明をパソコン、ハードディスク、テレビなどからの入力された音楽、映像、画像などの情報や、ネットワークなどを経由して入力された音楽、映像、画像などの情報を内部メモリに記録したり、内蔵されたスピーカー(12)(12)から音声出力、外部接続されたテレビやパソコンのディスプレイなどの表示手段に表示することのできる音響機器(10)、所謂「サウンドバー」に適用した実施形態について説明するが、本発明はサウンドバーに限定されるものではなく、本発明の構成を含むスピーカー装置やその他の音響機器に適用できることは勿論である。
図1は、本発明の一実施形態に係る音響機器(10)の斜視図である。図1に示すように、横長形状に構成することができる。図示では、音響機器(10)の前面側(図1の手前側)は、背面側に比して幅方向に拡大した形状である。
図2は、音響機器(10)の分解斜視図である。音響機器(10)は、主要な部品を樹脂の一体成型品からなる筺体(20)の内部に収容して構成することができる。筺体(20)は、図1及び図2に示すように、横長形状であり、背面側に比して前面側が幅方向に拡大している。
筺体(20)の上面には、電源表示部(LED)(15)と、音量操作部(16)を有する。音量操作部(16)は、周囲をタッチパネル式の操作部とすることができ、音量操作部(16)の近傍に触れることで音量調整を行なうことができる
筺体(20)は、図2及び図3に示すように、底面が開口しており、底面には底板(21)により閉じられる。底板(21)は、筺体(20)にネジ止め等により取り付けることができる。
筺体(20)の前面には、左右にスピーカー(12)が嵌まるスピーカー用孔(23)が開設された前壁(22)を有する。前壁(22)は格子状とすることができ、スピーカー用孔(23)(23)間に開口(24)が形成されており、該開口(24)は、開口(24)の形状と同じ矩形の補助前壁(25)によって閉止される。スピーカー用孔(23)(23)間に開口(24)を形成することで、上記した電源表示部(15)と音量操作部(16)の設置や後述する端子ボックス(17)の設置を開口(24)から行なうことができる。
また、筺体(20)の一方の側面には、後述するバスレフダクト(70)が臨出するバスレフダクト用開口(27)が開設されている。図2中符号(71)は、バスレフダクト(70)の先端外周をカバーする環状の化粧板(71)である。
筺体(20)の内部には、スピーカー(12)(12)、バスレフダクト(70)、電子部品の実装された基板(14)が収容される。基板(14)は、底板(21)に装着することができる。
基板(14)には、スピーカー(12)(12)から音声出力を行なうためのチューナーやアンプ等の電子部品、商用電源への接続や外部接続のための端子を具える端子ボックス(17)、入力された映像や音声を記憶するメモリ、入力された情報をテレビやパソコンなどの出力デバイスに出力するデコーダ等、音響機器(10)に係るすべての動作、制御等に必要な電子部品が実装されている。なお、端子ボックス(17)の端子は、筺体(20)の背面側に臨出するよう設置される。
上記のように筺体(20)について、底面側を開口させ、基板(14)を底板(21)に取り付けることで筺体(20)の底面を塞ぐようにしたことで、以下の利点がある。
基板(14)を予め底板(21)に取り付けることができるから、前面を開口させて、基板(14)を筺体(20)に挿入して固定する場合に比して、組立てが容易である。
また、筺体(20)の前面を開口させて、後から別途パネルで閉じる場合に、ネジ止め用のボスを筺体(20)の上面、側面及び/又は底面に設け、さらには、パネルの外周からの音漏れを防止するための密閉用の溝等を設ける必要があるが、底板(21)を取り付ける構成であれば、側面のみにボスを設ければよいから、筺体(20)の上面及び底面を薄型化することができ、音響機器(10)の薄型化やデザイン性の向上を達成できる。また、部品点数を削減できる利点もある。
筺体(20)の前面には、図1及び図2に示すように、筺体(20)の前面を覆うスピーカー用グリル(30)が取り付けられる。スピーカー用グリル(30)は、グリルフレーム(40)と、該グリルフレーム(40)の前面を覆う被覆材(60)とを有している。
図4及び図5は、グリルフレーム(40)の斜視図である。グリルフレーム(40)は、樹脂製とすることができ、外周を構成する外フレーム(41)を具え、該外フレーム(41)間は、1又は複数のリブ(50)(50)により懸架されている。
外フレーム(41)は、図4及び図6に示すように、前面側を一周するよう凹設された第1の被覆材取付凹部(42)が形成されている。該第1の被覆材取付凹部(42)は、外フレーム(41)の内周側に外周側に比べて低い段部となるよう形成することが望ましい。
前記第1の被覆材取付凹部(42)には、図7に示すように、被覆材(60)として、パンチングメタルの如き多数の孔を有する板状被覆材(61)が装着される。板状被覆材(61)は、金属製又は樹脂製とすることができ、所望に応じて着色や文字、図柄を付すことができる。
板状被覆材(61)は、図8に示すように、第1の被覆材取付凹部(42)に両面テープ(62)や接着などにより装着することができる。
図9は、グリルフレーム(40)に板状被覆材(61)を装着したスピーカー用グリル(30)の斜視図である。板状被覆材(61)をグリルフレーム(40)に装着することで、グリルフレーム(40)は、外フレーム(41)の外周を残し、前面は板状被覆材(61)に覆われた状態となる。
また、外フレーム(41)は、図5及び図6に示すように、背面側を一周するよう凹設された第2の被覆材取付凹部(43)が形成されている。該第2の被覆材取付凹部(43)は、外フレーム(41)の外周から間隔を存して形成することができる。
前記第2の被覆材取付凹部(43)には、図10に示すように、被覆材(60)として、メッシュ状のサランネット(ジャージネット)の如き布状被覆材(63)が装着される。布状被覆材(63)は、所望により種々の色から選択することができ、文字や模様を付すことができる。
布状被覆材(63)は、図11に示すように、グリルフレーム(40)の前面側から被せて、周縁を外フレーム(41)の背面まで延出させ、第2の被覆材取付凹部(43)に熱圧着や接着などにより装着される。
熱圧着により布状被覆材(63)を装着する場合、第2の被覆材取付凹部(43)の底面に、図6に示すように底面の他の部分よりも盛り上がった突条(44)を形成しておき、熱圧着の際に、突条(44)を溶融させることで、図11に示すように、第2の被覆材取付凹部(43)と布状被覆材(63)との接合強度を高めることができ、布状被覆材(63)の剥離を防ぐことができる。
図12は、グリルフレーム(40)に布状被覆材(63)を装着したスピーカー用グリル(30)の斜視図である。布状被覆材(63)をグリルフレーム(40)に装着することで、グリルフレーム(40)は、前面及び外周のすべてが布状被覆材(63)に覆われた状態となる。
上記のように、グリルフレーム(40)に被覆材(60)として、板状被覆材(61)と布状被覆材(63)の何れかを選択して装着することができるようにしたことで、グリルフレーム(40)の共通化を図ることができる。また、所望により、板状被覆材(61)と布状被覆材(63)を選択してグリルフレーム(40)に装着できるから、スピーカー用グリル(30)のデザインバリエーションを多様化することができ、音響機器(10)の意匠性を高めることができる。
グリルフレーム(40)の外フレーム(41)間に懸架されたリブ(50)は、前記被覆材(60)に指や異物が当たったときに、被覆材(60)の変形や破損を防止するためのものである。
リブ(50)は、図4及び図5に示すように、スピーカー(12)(12)と対向する位置がスピーカー(12)の形状似合わせた抜き孔(51)となるように構成し、リブ(50)のその他の部分は、矩形等の格子状とすることが望ましい。スピーカー(12)(12)と対向する位置以外も抜き形状とすることで、部品コストの削減やグリルフレーム(40)の軽量化を達成することができる。
リブ(50)は、少なくとも、背面側の断面形状を図13に示すように断面曲線状とする。これにより、スピーカー(12)から出力された音声がリブ(50)に当たって反射してしまうことを防止でき、スピーカー(12)から出力される音声の広がりや音抜けなどの音響効果を高めることができる。
なお、リブ(50)の断面曲線状の形状とは、曲線部分が真円である必要はなく、楕円形状であってもよい。また、リブ(50)の背面側が尖った紡錘形とすることもできる。音響効果は若干劣るが、リブ(50)の背面から側面に向かう周面のみを曲線状とし、リブ(50)の背面の一部に直線状部分が残っていても構わない。
上記構成のスピーカー用グリル(30)は、筺体(20)の前面に取り付けられる。
スピーカー用グリル(30)は、図5に示すようにグリルフレーム(40)から突設されたボス(52)を筺体(20)に形成された嵌合孔(26)に挿入することで筺体(20)に取り付けするフレームの取付構造が採用できる。なお、図示では、筺体(20)の前壁(22)と、前壁(22)に取り付けられる補助前壁(25)に嵌合孔(26)を形成している。
図14は、グリルフレーム(40)から突設されたボス(52)の拡大斜視図である。図に示すように、ボス(52)は、グリルフレーム(40)の背面から筺体(20)側に向けて突設された筒状壁面(53)を有しており、該筒状壁面(53)は、その突設方向に向けて、1又は複数のスリット(54)が切り欠かれて形成されている。
また、ボス(52)は、筒状壁面(53)の外周の1又は複数箇所とグリルフレーム(40)の背面とを連繋する補強リブ(55)を突設している。補強リブ(55)は、グリルフレーム(40)の背面側から先端側に向けて外周が縮小する方向に抜き勾配を設けておくことが望ましい。
ボス(52)の形状を上記のようにスリット(54)を有する筒状壁面(53)と補強リブ(55)からなる構成とすることで、筺体(20)の嵌合孔(26)にボス(52)を嵌め込んだときに、補強リブ(55)の外周面が嵌合孔(26)の内面に当たり、筒状壁面(53)を内側に撓ませながらボス(52)が嵌合孔(26)に侵入する。
補強リブ(55)の外周面が嵌合孔(26)に当たることで、面当たりの場合に比べて挿入抵抗を小さくすることができる。また、補強リブ(55)の外周に抜き勾配を設けておくことで、ボス(52)や嵌合孔(26)に大きさのバラツキがあっても、補強リブ(55)は先端が縮径しているから、嵌合孔(26)に嵌りやすい。
さらに、筒状壁面(53)にスリット(54)を設けたことで、筒状壁面(53)にバネ性をもたせることができるから、ボス(52)の挿入時に筒状壁面(53)が内側に撓み、嵌合孔(26)に確実に補強リブ(55)を当接させることができる。
従って、ボス(52)が嵌合孔(26)に嵌らないような状況や、嵌まった場合でも抜けなくなるような状況、遊びが大きくてがたついたり簡単に外れてしまうことを防止できる。また、ボス(52)を上記構成としたことで、スピーカー用グリル(30)の筺体(20)への着脱を容易に行なうことができるから、メンテナンス性にもすぐれる。
図15は、図2に示す如く筺体(20)の内部に収容されるバスレフダクト(70)の斜視図である。バスレフダクト(70)は、筺体(20)の内部と筺体(20)の外部を連通する筒部(72)を有しており、スピーカー(12)(12)の背面側に配置されて、スピーカー(12)(12)の後面から発生する音声の低音域をヘルムホルツ共鳴により増幅して、外部に出力するものである。
バスレフダクト(70)は、上記のように、筺体(20)の内外を連通するものであるため、バスレフダクト(70)から筺体(20)内に異物が混入すると、音響機器(10)の誤作動や故障の原因となる。そこで、バスレフダクト(70)の筒部(72)内に図16に示すように格子枠(73)を配備している。
格子枠(73)は、複数の杆体(74)を連繋して構成することができ、図17及び図18に示すように、少なくとも筺体(20)の内部側を断面曲線状とする。これにより、バスレフダクト(70)を通過する音声が、杆体(74)に当たって反射してしまうことを防止でき、バスレフダクト(70)から出力される音声の広がりや音抜けなどの音響効果を高めることができる。
さらに、図17に示すように、杆体(74)は、開口(75)の内周形状と相似する形状とすることで、より一層の音抜けが良くなると共に、風切り音も減少させることができる。
なお、図18では、杆体(74)は、筺体(20)の内部側と外部側の両方を断面曲線状とした紡錘形である。
杆体(74)の断面曲線状の形状とは、曲線部分が真円である必要はなく、楕円形状であってもよい。また、図18のような紡錘形としてもよく、このような構造にすると、紡錘形は、真円に比べて空気の流れが良くなるため、音響効果はより良好になる。さらに、紡錘形以外でも、音響効果は若干劣るが、杆体(74)の背面から側面に向かう周面のみを曲線状とし、杆体(74)の背面の一部に直線状部分が残っていたり、バスレフダクト(70)の長手方向に向けて長辺を有する直方体形状としても構わない。
格子枠(73)は、バスレフダクト(70)の側面に形成された切り欠き(図示せず)から格子枠(73)を挿入することで、バスレフダクト(70)に取り付けすることができる。また、バスレフダクト(70)を長手方向又は径方向の分割構造とし、格子枠(73)を挟み込むようにしてもよい。さらには、バスレフダクト(70)を長手方向の分割構造とし、一方の端面に格子枠(73)を一体に成型するようにしてもよい。
何れの場合においても、格子枠(73)の設置位置は、バスレフダクト(70)の外部側の開口(75)から離れた位置とすることが好適であり、バスレフダクト(70)の長手方向の略中央又は略中央よりも内部側の開口(76)寄りとすることが望ましい。バスレフダクト(70)の外部側の開口(75)近傍に格子枠(73)を設置すると、空気の出入りが激しいため、風切り音を発することがあるからである。
音響機器(10)に上記バスレフダクト(70)を採用することで、バスレフダクト(70)から出力される音声の音響効果を可及的に高めることができる。
本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、スピーカー用グリル(30)や音響機器(10)は、上記及び図示した外観形状等に限定されるものではない。また、音響機器(10)の構成や機能も上記に限定されるものではない。さらに、本発明は、音響機器(10)だけでなく、音響機器(10)にその構成及び機能の一部が含まれるスピーカー装置にも適用できることは勿論である。
また、バスレフダクト(70)の筒部(72)も直管である必要はなく、筺体(20)の外部に向けて拡径する形状や、屈曲した形状とすることもできる。さらには、筺体(20)の側面ではなく、前面、上面、底面等で開口するようにしてもよい。
本発明は、音響効果を向上できるバスレフダクトと、これを具えたスピーカー装置及び音響機器として有用である。
(10) 音響機器
(12) スピーカー
(20) 筺体
(21) 底板
(30) スピーカー用グリル
(40) グリルフレーム
(41) 外フレーム
(42) 第1の被覆材取付凹部
(43) 第2の被覆材取付凹部
(50) リブ
(52) ボス
(60) 被覆材
(61) 板状被覆材
(63) 布状被覆材
(70) バスレフダクト
(73) 格子枠

Claims (4)

  1. スピーカーを収容した筺体に配備され、筺体の内外を連通する筒部を具えるバスレフダクトであって、
    前記筒部には、筺体の内部側が断面曲線状である杆体を連繋してなる格子枠が配置されていることを特徴とする、バスレフダクト。
  2. 前記格子枠は、筒部の外部側の開口から間隔を存して配置される、請求項1に記載のバスレフダクト。
  3. スピーカーと、
    該スピーカーを収容した筺体と、
    前記スピーカーの背面側から生じる音声を出力するバスレフダクトと、
    を具えるスピーカー装置であって、
    前記バスレフダクトとして、請求項1又は請求項2に記載のバスレフダクトを用いることを特徴とする、
    スピーカー装置。
  4. 請求項3に記載のスピーカー装置を具える音響機器。
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