JP2014143056A - 超電導線材の前駆体および超電導線材 - Google Patents

超電導線材の前駆体および超電導線材 Download PDF

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Abstract

【課題】減面加工時に不均一な断面となるのを抑制することが可能な超電導線材の前駆体および超電導線材を提供する。
【解決手段】NbまたはNb合金からなるNbフィラメント3を、CuとNbフィラメント3の中間のビッカース硬度の第1中間層7で覆った複数のNbエレメント10と、SnまたはSn合金からなるSnフィラメント4を、CuからなるCu層2で覆った複数のSnエレメント9と、複数のNbエレメント10と複数のSnエレメント9の外周に一括して設けられ、Snの拡散を抑制するための拡散バリア層5と、拡散バリア層5の外周に設けられ、超電導を安定化させるための安定化Cu層6と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、高磁場マグネットなどに応用可能な高Jc(臨界電流密度)なNb3Sn超電導線材の前駆体および超電導線材に関するものである。
Nb3Sn(ニオブ3スズ)超電導線材の製造方法として、従来よりブロンズ法が広く用いられている。
ブロンズ法は、Cu−Sn合金(所謂ブロンズ)製のマトリクス中に多数のNbフィラメントを配置した構造の前駆体に熱処理を施すことにより、Cu−Sn合金中のSnをNbフィラメントに拡散させてNbフィラメントの部分にNb3Snを生成し、超電導線材とする方法である。
しかし、Cu−Sn合金におけるSnの固溶限は16質量%程度が上限であるため、ブロンズ方法によるNb3Snの生成には限界があり、臨界電流値(Ic)にも限界が生じていた。
これに対して、Snの供給源をCu−Sn合金以外とし、より多くのSnを供給できる内部スズ法(内部拡散法ともいう)が提案されている。
内部スズ法は、Cu製のマトリクス(Cuマトリクスという)の内部に複数本のNbフィラメントを配置し、さらにCuマトリクスの中心部にSn供給源としてSnまたはSn合金層を配置した構造のサブエレメント線を作製し、これを複数本束ねて作製した多芯線材からなる前駆体に熱処理を行うことにより、SnまたはSn合金層からCuマトリクスを介してNbフィラメントにSnを拡散させ、Nbフィラメントの部分にNb3Snを生成し、超電導線材とする方法である。
また、内部スズ法において、Cuマトリクス中に多芯のNbフィラメントを配置したNbエレメントと、Snあるいは外周にCuを配置した単芯のSnエレメントをそれぞれ複数本複合化して作製した多芯線材からなる前駆体を用いる方法も提案されている(特許文献1)。
さらにまた、本出願人は、内部スズ法において、Cuマトリクス中に1本のNbフィラメントを配置した単芯のNbエレメントとCuマトリクス中に1本のSnフィラメントを配置した単芯のSnエレメントをそれぞれ複数本複合化して作製した多芯線材からなる前駆体を用いる方法を提案している。この方法では、SnフィラメントのサイズをNbフィラメントと同じ程度にすることができ、Snフィラメント変形時のNbフィラメントの配置の乱れを低減し、Snフィラメントに生成するボイドの大きさをNbフィラメントサイズ以下として、電磁力を受けたときのフィラメントの不安定性を改良できる特徴がある。
これらの内部スズ法では、ブロンズ法に比べてSnの複合化の割合を高くすることができるため、超電導線材のJc(臨界電流密度)として例えば12Tの磁場中でnon−Cu Jc=2900A/mm2の高い特性が得られている(非特許文献1)。
特開2006−4684号公報
J.A.Parrell他、「High field Nb3Sn Conductor Development at Oxford Superconducting Technology」、IEEE Transactions on Applied Superconductivity、vol.13、No.2、2003年6月、pp.3470−3473
ところで、内部スズ法では、CuパイプにNbまたはNb合金からなるロッドを挿入して減面加工したNbエレメントと、CuパイプにSnまたはSn合金からなるロッドを挿入して減面加工したSnエレメントとを束ねてCuパイプに収容して多芯ビレットを組み立てた後、押出し、伸線などの減面加工(縮径加工)を経て、所定の線径の多芯線材からなる前駆体を作成する。
しかしながら、この多芯ビレットの減面加工中(伸線加工中)に断面形状の乱れが発生したり、あるいは断線が発生したりしてしまうことがある。
これは、超電導線材を構成する材料間で強度の差が大きく、このような強度の差が大きい材料を隣接して配置していることが原因のひとつと考えられる。
内部スズ法では、上述のように、NbフィラメントやSnフィラメントがCu製のマトリクス(Cuパイプ)に埋め込まれた構造となっており、NbとCuが隣接して配置されている。
また、超電導線材では、超電導の安定化のために最外周部に銅の層(Cuパイプ、以下安定化Cu層という)が必要であるが、熱処理時に最外周部の安定化Cu層にSnが拡散すると安定化の機能が損なわれるため、Cuマトリクス部分と安定化Cu層との間にSnの拡散を防止するためのNbやTaからなる拡散バリア層を設けることが一般的であり、この拡散バリア層に用いられるNbやTaとCuが隣接して配置されている。
さらに、超電導線材の前駆体において、強度の強いTaを補強材(Ta補強材という)として組み込むこともしばしば行われている。この場合、Cu製のパイプにTa棒を組み込んだものを減面加工してCuマトリクス内にTa補強材を埋め込むため、CuとTaが隣接して配置されていることになる。
Cuの強度はビッカース硬度(Hv)で表すとおよそ100〜120程度である。これに対して、Nbのビッカース硬度は約200程度、Taのビッカース硬度は約300程度であり、それぞれCuの2倍から3倍の硬さとなっている。このような硬さの大きく異なる材料を複合化して減面加工(伸線加工)を行うと、加工時に硬さの違いによる変形の違いが現れて、不均一な断面形状となり、最悪の場合線材の断線を引き起こしてしまう。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、減面加工時に不均一な断面となるのを抑制することが可能な超電導線材の前駆体および超電導線材を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、NbまたはNb合金からなるNbフィラメントを、Cuと前記Nbフィラメントの中間のビッカース硬度の第1中間層で覆った複数のNbエレメントと、SnまたはSn合金からなるSnフィラメントを、CuからなるCu層で覆った複数のSnエレメントと、前記複数のNbエレメントと前記複数のSnエレメントの外周に一括して設けられ、Snの拡散を抑制するための拡散バリア層と、前記拡散バリア層の外周に設けられ、超電導を安定化させるための安定化Cu層と、を備えた超電導線材の前駆体である。
前記第1中間層が、Sn、Ge、Si、Alから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むCu合金からなってもよい。
前記Nbフィラメントと前記第1中間層のビッカース硬度の違いを、1.57倍以下としてもよい。
前記拡散バリア層の内周に、Cuと前記拡散バリア層の中間のビッカース硬度の第2中間層を設けてもよい。
前記拡散バリア層がTaまたはTa合金からなり、前記第2中間層が、Nb、または、TaまたはTiから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むNb合金、または、Sn、Ge、Si、Alから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むCu合金からなってもよい。
前記拡散バリア層と前記第2中間層のビッカース硬度の違いを、1.67倍以下としてもよい。
前記拡散バリア層と前記安定化Cu層との間に、前記拡散バリア層と前記安定化Cu層の中間のビッカース硬度の第3中間層を設けてもよい。
前記拡散バリア層がTaまたはTa合金からなり、前記第3中間層が、Nb、または、TaまたはTiから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むNb合金からなってもよい。
TaまたはTa合金からなるTa補強材の周囲に、Cuと前記Ta補強材の中間のビッカース硬度の第4中間層を設けたTa補強材エレメントをさらに備えてもよい。
前記第4中間層が、Nb、または、TaまたはTiから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むNb合金、または、Sn、Ge、Si、Alから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むCu合金からなってもよい。
前記Ta補強材と前記第4中間層のビッカース硬度の違いを、1.67倍以下としてもよい。
また、本発明は、前記超電導線材の前駆体を熱処理して形成される超電導線材である。
本発明によれば、減面加工時に不均一な断面となるのを抑制することが可能な超電導線材の前駆体および超電導線材を提供できる。
本発明の一実施の形態に係る超電導線材の前駆体を示す横断面図および部分拡大図である。 本発明の一実施の形態に係る超電導線材の前駆体を示す横断面図および部分拡大図である。 本発明の一実施の形態に係る超電導線材の前駆体を示す横断面図および部分拡大図である。 本発明の比較対象となる比較例の超電導線材の前駆体を示す横断面図および部分拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係る超電導線材の前駆体を示す横断面図である。
図1に示すように、超電導線材の前駆体1は、複数のNbエレメント10と、複数のSnエレメント9と、拡散バリア層5と、安定化Cu層6と、を備えている。
Snエレメント9は、断面六角形状のSnまたはSn合金からなるSnフィラメント4を、CuからなるCu層2で覆ったものであり、全体として断面形状が六角形状に形成される。
拡散バリア層5は、Snの拡散を抑制するためのものであり、複数のNbエレメント10と複数のSnエレメント9の外周に一括して設けられる。拡散バリア層5は、TaまたはTa合金からなる。複数のNbエレメント10と複数のSnエレメント9は、Snエレメント9が隣接しないように分散配置される。
安定化Cu層6は、超電導を安定化させるためのものであり、拡散バリア層5の外周に設けられる。安定化Cu層6は、Cuからなる。
本実施の形態では、Nbエレメント10は、断面六角形状のNbまたはNb合金からなるNbフィラメント3を、CuとNbフィラメント3の中間のビッカース硬度の第1中間層7で覆って構成され、全体として断面形状が六角形状に形成される。第1中間層7のビッカース硬度は、Cuのビッカース硬度より大きく、Nbフィラメント3のビッカース硬度よりも小さい。
第1中間層7としては、Sn、Ge、Si、Alから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むCu合金からなるものを用いるとよい。本実施の形態では、第1中間層7として、Snを0.1質量%〜5質量%含むCu合金(Cu−Sn合金)からなるものを用いた。なお、Cu合金では、添加する元素の量を調整することで、ビッカース硬度を調整することができる。
超電導線材の前駆体1は、Cu−Sn合金からなるCu−Sn合金パイプにNbまたはNb合金からなるロッドを挿入して減面加工した断面六角形状のNbエレメント素線と、CuパイプにSnまたはSn合金からなるロッドを挿入して減面加工した断面六角形状のSnエレメント素線とを束ね、束ねたNbエレメント素線とSnエレメント素線を、内周面にTaシートを設けたCuパイプに収容して多芯ビレットを組み立てた後、押出し、伸線などの減面加工(縮径加工)を経て形成される。多芯ビレットを減面加工することにより、Nbエレメント素線のロッドがNbフィラメント3に、Snエレメント素線のロッドがSnフィラメント4になる。さらに、Nbエレメント素線のCu−Sn合金パイプは第1中間層7となり、Snエレメント素線のCuパイプはCu層2となる。Nbエレメント素線とSnエレメント素線を収容するCuパイプは、減面加工を経て安定化Cu層6となり、その内周面に設けられたTaシートは拡散バリア層5となる。
Cuのビッカース硬度は、およそ100〜120程度である。これに対して、Nbフィラメント3がNbからなる場合、Nbフィラメント3のビッカース硬度は約200程度である。Cuのビッカース硬度を120、Nbフィラメント3のビッカース硬度を220とすると、Nbフィラメント3のビッカース硬度は、Cuのビッカース硬度の約1.83倍となる。ビッカース硬度は変形し難さを表す変形抵抗に比例するものであり、ビッカース硬度が1.83倍になると同じ変形をするのに必要な力も1.83倍になる。
第1中間層7をNbフィラメント3の周囲に設けることで、従来のようにNbフィラメント3の周囲にCu層を設けた場合と比較して、隣接する部材間のビッカース硬度の差を小さくし、減面加工時のNbフィラメント3の変形を抑制することが可能となる。換言すれば、Nbフィラメント3の周囲に第1中間層7を設けることで、Nbフィラメント3とSnエレメント9のCu層2との間で硬さの急激な変化を抑制し、均一な伸線加工が可能となる。
ところで、第1中間層7のビッカース硬度が、Cuのビッカース硬度に近すぎる値であったり、あるいはNbフィラメント3のビッカース硬度に近すぎる値であったりすると、減面加工時の変形抑制の効果が十分に得られなくなる。よって、第1中間層7のビッカース硬度は、Cuのビッカース硬度と、Nbフィラメント3のビッカース硬度の中間値程度とすることが望ましい。
より具体的には、減面加工時の変形抑制の効果を十分に得るために、Nbフィラメント3と第1中間層7のビッカース硬度の違い(Nbフィラメント3のビッカース硬度/第1中間層7のビッカース硬度)は、1.57倍以下とすることが望ましい。第1中間層7のビッカース硬度を140〜190程度とすれば、ビッカース硬度の違いをNbフィラメント3に対しても、隣接するSnエレメント9のCu層2に対しても1.6倍以下とすることができる。
また、本実施の形態では、拡散バリア層5の内周に、Cuと拡散バリア層5の中間のビッカース硬度の第2中間層8を設けている。第2中間層8のビッカース硬度は、Cuのビッカース硬度より大きく、拡散バリア層5のビッカース硬度よりも小さい。
第2中間層8は、上述の第1中間層7と同様に、拡散バリア層5の周囲に設けられることで、隣接する部材のビッカース硬度の差を小さくし、減面加工時の拡散バリア層5の変形を抑制する役割を果たすものである。
拡散バリア層5としてTaまたはTa合金からなるものを用いる場合、第2中間層8としては、Nb、または、TaまたはTiから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むNb合金、または、Sn、Ge、Si、Alから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むCu合金からなるものを用いるとよい。本実施の形態では、第2中間層8としてCu−Sn合金からなるものを用いた。
第2中間層8は、上述の多芯ビレットにおいてTaシートの内側にさらにCu−Sn合金シートを設けておくことで形成できる。この多芯ビレットを減面加工することで、Cu−Sn合金シートが第2中間層8となる。
拡散バリア層5と第2中間層8のビッカース硬度の違い(拡散バリア層5のビッカース硬度/第2中間層8のビッカース硬度)は、1.67倍以下とするとよい。
本実施の形態に係る超電導線材の前駆体1を熱処理すれば、Snフィラメント4のSnがCu層2や第1中間層7を介してNbフィラメント3に拡散し、Nbフィラメント3の部分にNb3Snが生成されて、本実施の形態に係る超電導線材が得られる。このとき、超電導線材の前駆体1を650℃以上700℃以下の温度で、50時間以上300時間以下の時間熱処理して、超電導線材を製造するとよい。
本実施の形態の作用を説明する。
本実施の形態に係る超電導線材の前駆体1では、Nbフィラメント3を、CuとNbフィラメント3の中間のビッカース硬度の第1中間層7で覆ってNbエレメント10を構成している。
超電導線材の前駆体1は、ビッカース硬度の異なる材料が隣接した複合材料であり、減面加工時に硬さの違いにより各部材に異なる変形の応力が発生している。そして硬さの違いが大きいほど各部材の応力の違いも大きくなり、これにより各部材の変形に差が生じ伸線が進むにつれて断面の不均一化が発生していた。このような断面の不均一化を抑制するためには、隣接する部材のビッカース硬度の差が2倍以内、より好ましくは1.6倍以内とすることが望ましいといえる。
超電導線材の前駆体1では、第1中間層7を設けることにより、Nbフィラメント3とSnエレメント9のCu層2との間で隣接する部材のビッカース硬度の違いを小さくし、急激な硬さの変化を緩和しており、これにより、減面加工時の変形を抑制し、減面加工時に不均一な断面となるのを抑制することが可能になる。
また、超電導線材の前駆体1では、拡散バリア層5の内周に、Cuと拡散バリア層5の中間のビッカース硬度の第2中間層8を設けているため、Snエレメント9のCu層2と拡散バリア層5のビッカース硬度の違いによる減面加工時の変形を抑制し、減面加工時に不均一な断面となるのをより確実に抑制することが可能になる。
次に、本発明の他の実施の形態を説明する。
図2に示す超電導線材の前駆体21は、図1の超電導線材の前駆体1において、拡散バリア層5と安定化Cu層6との間に、拡散バリア層5と安定化Cu層6の中間のビッカース硬度の第3中間層22をさらに設けたものである。第3中間層22のビッカース硬度は、安定化Cu層6のビッカース硬度より大きく、拡散バリア層5のビッカース硬度よりも小さい。
第3中間層22は、上述の第1中間層7や第2中間層8と同様に、安定化Cu層6と拡散バリア層5間に介在することで、隣接する部材のビッカース硬度の差を小さくし、減面加工時の拡散バリア層5や安定化Cu層6の変形を抑制する役割を果たすものである。
拡散バリア層5としてTaまたはTa合金からなるものを用いる場合、第3中間層22としては、Nb、または、TaまたはTiから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むNb合金からなるものを用いるとよい。本実施の形態では、拡散バリア層5としてNbからなるものを用いた。
なお、安定化Cu層6(拡散バリア層5よりも外側の層)は低抵抗である必要があるため、第3中間層22としてCu合金を用いることはできない。例えば、拡散バリア層5の外周にビッカース硬度200程度のNbからなる第3中間層22を配置することで、第3中間層22の拡散バリア層5および安定化Cu層6に対するビッカース硬度の差を2倍以内とすることができる。
第3中間層22は、多芯ビレットにおいてTaシートの外側にさらにNbシートを設けておくことで形成できる。Nbシートを設けた多芯ビレットを減面加工することで、Nbシートが第3中間層22となる。
第3中間層22を設けることで、安定化Cu層6と拡散バリア層5のビッカース硬度の違いによる減面加工時の変形を抑制し、減面加工時に不均一な断面となるのをより確実に抑制することが可能になる。
図3に示す超電導線材の前駆体31は、図2の超電導線材の前駆体21において、TaまたはTa合金からなるTa補強材32の周囲に、CuとTa補強材32の中間のビッカース硬度の第4中間層33を設けたTa補強材エレメント34をさらに備えたものである。第4中間層33のビッカース硬度は、Cuのビッカース硬度より大きく、Ta補強材32のビッカース硬度よりも小さい。
第4中間層33は、Ta補強材32を用いる場合に、Ta補強材32とSnエレメント9のCu層2との間に介在することで、隣接する部材のビッカース硬度の差を小さくし、減面加工時の変形を抑制する役割を果たすものである。
第4中間層33としては、Nb、または、TaまたはTiから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むNb合金、または、Sn、Ge、Si、Alから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むCu合金からなるものを用いるとよい。Ta補強材エレメント34は、前述の材料からなるパイプ内にTaまたはTa合金からなるロッドを挿入して減面加工した断面六角形状のTa補強材エレメント素線を作成し、この補強材エレメントをNbエレメントやSnエレメントと束ねてCuパイプに挿入し減面加工することで、形成される。減面加工により、TaまたはTa合金からなるロッドがTa補強材32に、TaまたはTa合金からなるロッドを収容するパイプが第4中間層33となる。
Ta補強材32と第4中間層33のビッカース硬度の違い(Ta補強材32のビッカース硬度/第4中間層33のビッカース硬度)は、1.67倍以下とすることが望ましい。
Ta補強材32のビッカース強度を300程度、Cuのビッカース強度を120程度とすると、第4中間層33のビッカース硬さを150〜240とすることで、隣接する部材のビッカース硬度の差を1.6倍以下とすることができる。
第4中間層33を設けることで、Ta補強材32を備える場合であっても、ビッカース硬度の違いによる減面加工時の変形を抑制し、減面加工時に不均一な断面となるのを抑制することが可能になる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記実施の形態では、隣接する部材でビッカース硬度が比較的大きくなる部分、すなわち、Cu層2とNbフィラメント3間、Cu層2と拡散バリア層5間、安定化Cu層6と拡散バリア層5間、Cu層2とTa補強材32間に、中間硬度の中間層7,8,22,33を設ける場合を説明したが、中間層7,8,22,33と隣接する部材との間に、さらに中間硬度の中間層を形成する(つまり、隣接する部材間に中間層を複数形成する)ことも可能である。
(実施例1〜5)
外径が20mm、内径が17.5mmでSnをそれぞれ0.5質量%(実施例1)、1質量%(実施例2)、2質量%(実施例3)、4質量%(実施例4)、および6質量%(実施例5)含むCu−Sn合金パイプに、直径が17.4mmのNb−1質量%Ta合金製のロッドを挿入し、これを減面加工して対辺間の長さが1.2mmの断面六角形状の単芯のNbエレメントを作製した。
次に、外径20mm、内径17.5mmのCuパイプに外径が17.4mmのSn−2質量%Ti合金製のロッドを挿入し、これを減面加工して対辺間の長さが1.2mmの断面六角形状の単芯のSnエレメントを作製した。
その後、外径32mm、内径26.5mmのCuパイプの内周面に沿って厚さ0.1mmのTa製のシートを4層重ね巻きし、その内側に、121本のSnエレメントと、240本のNbエレメントを、Snエレメントが隣接しないように分散させて配置して多芯ビレットを作成した。作成した多芯ビレットを線径1mmに減面加工して、超電導線材の前駆体を作製した。
(実施例6〜10)
外径が20mm、内径が17.5mmでSnをそれぞれ0.5質量%(実施例6)、1質量%(実施例7)、2質量%(実施例8)、4質量%(実施例9)、および6質量%(実施例10)含むCu−Sn合金パイプに、直径が17.4mmのNb−1質量%Ta合金製のロッドを挿入し、これを減面加工して対辺間の長さが1.2mmの断面六角形状の単芯のNbエレメントを作製した。
次に、外径20mm、内径17.5mmのCuパイプに外径が17.4mmのSn−2質量%Ti合金製のロッドを挿入し、これを減面加工して対辺間の長さが1.2mmの断面六角形状の単芯のSnエレメントを作製した。
その後、外径32mm、内径26.5mmのCuパイプの内周面に沿って厚さ0.1mmのTa製のシートを4層、その内側に厚さ0.1mmのCu−Sn製シートを2層重ね巻きし、その内側に、121本のSnエレメントと、240本のNbエレメントを、Snエレメントが隣接しないように分散させて配置して多芯ビレットを作成した。作成した多芯ビレットを線径1mmに減面加工して、図1の超電導線材の前駆体1を作製した。Cu−Sn製シートとしては、Snをそれぞれ0.5質量%(実施例6)、1質量%(実施例7)、2質量%(実施例8)、4質量%(実施例9)、および6質量%(実施例10)含むものを用いた。
(実施例11,12)
外径が20mm、内径が17.5mmでSnをそれぞれ2質量%含むCu−Sn合金製パイプに直径が17.4mmのNb−1質量%Ta合金製のロッドを挿入し、これを減面加工して対辺間の長さが1.2mmの断面六角形状の単芯のNbエレメントを作製した。
次に、外径20mm、内径17.5mmのCuパイプに外径が17.4mmのSn−2質量%Ti合金製のロッドを挿入し、これを減面加工して対辺間の長さが1.2mmの断面六角形状の単芯のSnエレメントを作製した。
その後、外径32mm、内径26.5mmのCuパイプの内周面に沿って厚さ0.1mmのNbシートを2層、その内側に厚さ0.1mmのTa製のシートを2層、その内側に厚さ0.1mmのCu−4質量%Sn製シートを2層重ね巻きし、その内側に、121本のSnエレメントと、240本のNbエレメントを、Snエレメントが隣接しないように分散させて配置し、これを線径1mmに減面加工して、図2の超電導線材の前駆体21(実施例11)を作製した。
同様にして、Cu−4質量%Sn製シートを、厚さ0.1mmのNb製シートに変更して超電導線材の前駆体21(実施例12)を作製した。
(実施例13〜17)
外径が20mm、内径が17.5mmでSnを2質量%含むCu−Sn合金製パイプに直径が17.4mmのNb−1質量%Ta合金製のロッドを挿入し、これを減面加工して対辺間の長さが1.2mmの断面六角形状の単芯のNbエレメントを作製した。
次に、外径20mm、内径17.5mmのCuパイプに外径が17.4mmのSn−2質量%Ti合金製のロッドを挿入し、これを減面加工して対辺間の長さが1.2mmの断面六角形状の単芯のSnエレメントを作製した。
次に、外径が20mm、内径が17.5mmでSnをそれぞれ1質量%(実施例13)、2質量%(実施例14)、4質量%(実施例15)、6質量%(実施例16)、10質量%(実施例17)含むCu−Sn合金製パイプに直径が17.4mmのTa製のロッドを挿入し、これを減面加工して対辺間の長さが1.2mmの断面六角形状の補強材エレメントを作製した。
その後、外径32mm、内径26.5mmのCuパイプの内周面に沿って厚さ0.1mmのNbシートを2層、その内側に厚さ0.1mmのTa製のシートを2層、その内側に厚さ0.1mmのCu−4質量%Sn製シートを2層重ね巻きし、その内側に、中心に補強材エレメントを91本配置しその周囲に90本のSnエレメントと、180本のNbエレメントを、Snエレメントが隣接しないように分散させて配置し、これを線径1mmに減面加工して、図3の超電導線材の前駆体31を作製した。
(比較例)
外径が20mm、内径が17.5mmのCuパイプに直径が17.4mmのNb−1質量%Ta合金製のロッドを挿入し、これを減面加工して対辺間の長さが1.2mmの断面六角形状の単芯のNbエレメントを作製した。
次に、外径20mm、内径17.5mmのCuパイプに外径が17.4mmのSn−2質量%Ti合金製のロッドを挿入し、これに減面加工を施して、対辺間の長さが1.2mmの断面六角形状の単芯のSnエレメントを作製した。
その後、外径32mm、内径26.5mmのCuパイプの内周面に沿って厚さ0.1mmのTa製のシートを6層重ね巻きし、その内側に、121本のSnエレメントと、240本のNbエレメントを、Snエレメントが隣接しないように分散させて配置し、これを線径1mmに減面加工して、図4の超電導線材の前駆体41を作製した。超電導線材の前駆体41は、基本的に図1の超電導線材の前駆体1と同じ構成であるが、第1中間層7をCuからなるCu層42とし、第2中間層8を省略したものである。
実施例1〜17および比較例において、伸線中の超電導線材の前駆体から試料を取得して、断面内の各部材の硬さをビッカース硬度計を用いて測定し、また部材の変形の状況を調べた。結果をまとめて表1に示す。なお、表1では拡散バリア層5をTaバリアと記載している。
表1に示すように、Cu−Sn合金では、Sn濃度が増加するほどビッカース硬度が増加していることが分かる。
第1中間層7のみを設けた実施例1〜5においては、第1中間層7のSn濃度を0.5質量%とした実施例1、および、Sn濃度を1質量%とした実施例2では、ビッカース硬度が140以下になり、Nbフィラメント3にやや変形が見られた(表1の△印)。これに対し、第1中間層7のSn濃度を2質量%以上とした実施例3〜5では、ビッカース硬度が150以上になり、Nbフィラメント3の変形は見られず良好な形状を維持していた。
Nbフィラメント3のビッカース硬度は約220であり、実施例2におけるNbフィラメント3と第1中間層7のビッカース硬度の違いは220/140=1.5714倍となるので、Nbフィラメント3の変形を抑制するためには、Nbフィラメント3と第1中間層7のビッカース硬度の違いを1.57倍以下とすることが望ましいことが分かる。
なお、実施例1〜5では、第2中間層8を形成しておらず、拡散バリア層5の内周がCu(ビッカース硬度は約120)となっているので、ビッカース硬度の差の影響を受けて、拡散バリア層5はやや波打った形状となった。
第1中間層7と第2中間層8を設けた実施例6〜10においては、第2中間層8のSn濃度を0.5質量%とした実施例6、および、Sn濃度を1質量%とした実施例7では、ビッカース硬度が150以下になり、拡散バリア層5に変形が見られた(表1の×印)。これに対し、第2中間層8のSn濃度を2質量%以上とした実施例8〜10では、ビッカース硬度が190以上になり、拡散バリア層5の変形は見られず良好な形状を維持していた。
拡散バリア層5のビッカース硬度は約300であり、実施例8における拡散バリア層5と第2中間層8のビッカース硬度の違いが300/180=1.67倍となるので、拡散バリア層5の変形を抑制するためには、拡散バリア層5と第2中間層8のビッカース硬度の違いを1.67倍以下とすることが望ましいことが分かる。
第1中間層7、第2中間層8、および第3中間層22を設けた実施例11,12では、拡散バリア層5は平滑な形状を呈していることが認められ、変形は見られなかった。実施例11,12における拡散バリア層5と第2中間層8のビッカース硬度の違いは、それぞれ1.58倍、1.50倍であり、1.67倍以下である。
第1中間層7、第2中間層8、第3中間層22、および第4中間層33を設けた実施例13〜17においては、第4中間層33のSn濃度を1質量%とした実施例13、および、Sn濃度を2質量%とした実施例14では、ビッカース硬度が150以下になり、Ta補強材32にやや変形が見られた(表1の△印)。これに対し、第4中間層33のSn濃度を4質量%以上とした実施例15〜17では、ビッカース硬度が180以上になり、Ta補強材32の変形は見られず良好な形状を維持していた。
Ta補強材32のビッカース硬度は約300であり、実施例15におけるTa補強材32と第4中間層33のビッカース硬度の違いが300/180=1.67倍となるので、Ta補強材32の変形を抑制するためには、Ta補強材32と第4中間層33のビッカース硬度の違いを1.67倍以下とすることが望ましいことが分かる。
1 超電導線材の前駆体
2 Cu層
3 Nbフィラメント
4 Snフィラメント
5 拡散バリア層
6 安定化Cu層
7 第1中間層
8 第2中間層
9 Snエレメント
10 Nbエレメント

Claims (12)

  1. NbまたはNb合金からなるNbフィラメントを、Cuと前記Nbフィラメントの中間のビッカース硬度の第1中間層で覆った複数のNbエレメントと、
    SnまたはSn合金からなるSnフィラメントを、CuからなるCu層で覆った複数のSnエレメントと、
    前記複数のNbエレメントと前記複数のSnエレメントの外周に一括して設けられ、Snの拡散を抑制するための拡散バリア層と、
    前記拡散バリア層の外周に設けられ、超電導を安定化させるための安定化Cu層と、
    を備えたことを特徴とする超電導線材の前駆体。
  2. 前記第1中間層が、Sn、Ge、Si、Alから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むCu合金からなる
    請求項1記載の超電導線材の前駆体。
  3. 前記Nbフィラメントと前記第1中間層のビッカース硬度の違いを、1.57倍以下とした
    請求項1または2記載の超電導線材の前駆体。
  4. 前記拡散バリア層の内周に、Cuと前記拡散バリア層の中間のビッカース硬度の第2中間層を設けた
    請求項1〜3いずれかに記載の超電導線材の前駆体。
  5. 前記拡散バリア層がTaまたはTa合金からなり、
    前記第2中間層が、Nb、または、TaまたはTiから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むNb合金、または、Sn、Ge、Si、Alから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むCu合金からなる
    請求項4記載の超電導線材の前駆体。
  6. 前記拡散バリア層と前記第2中間層のビッカース硬度の違いを、1.67倍以下とした
    請求項4または5記載の超電導線材の前駆体。
  7. 前記拡散バリア層と前記安定化Cu層との間に、前記拡散バリア層と前記安定化Cu層の中間のビッカース硬度の第3中間層を設けた
    請求項1〜6いずれかに記載の超電導線材の前駆体。
  8. 前記拡散バリア層がTaまたはTa合金からなり、
    前記第3中間層が、Nb、または、TaまたはTiから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むNb合金からなる
    請求項7記載の超電導線材の前駆体。
  9. TaまたはTa合金からなるTa補強材の周囲に、Cuと前記Ta補強材の中間のビッカース硬度の第4中間層を設けたTa補強材エレメントをさらに備えた
    請求項1〜8いずれかに記載の超電導線材の前駆体。
  10. 前記第4中間層が、Nb、または、TaまたはTiから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むNb合金、または、Sn、Ge、Si、Alから少なくともひとつの元素を0.1質量%〜5質量%含むCu合金からなる
    請求項9記載の超電導線材の前駆体。
  11. 前記Ta補強材と前記第4中間層のビッカース硬度の違いを、1.67倍以下とした
    請求項9または10記載の超電導線材の前駆体。
  12. 請求項1〜11いずれかに記載の超電導線材の前駆体を熱処理して形成される
    ことを特徴とする超電導線材。
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