JP2014142997A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池スタックが傾いた際に起こるガス流路の水つまりを確実に防止し、解消できる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】膜電極接合体を、を有する燃料電池スタックと、燃料電池スタックに酸化剤を含むガスを供給するためのポンプと、ガスの圧力を検知するガス圧力センサと、燃料電池スタックの傾斜を検知する加速度センサと、制御部とを備える。燃料電池スタックはカソード電極と対向するように形成されたガスが流通するためのガス流路溝とガスを取り込むガス流路入口を有する。圧力センサはポンプからガス流路入口に吐出されるガスの圧力を検知する。制御部は、加速度センサが検知する燃料電池スタックの傾きが所定の角度以上であることを検知し、圧力センサが検知する圧力が所定圧力以上であることを検知し、かつ燃料電池の発電電力が所定値以下の場合にポンプから吐出される空気量を所定時間増大させる。
【選択図】図11

Description

本発明は、燃料電池システムに関し、特に燃料電池スタックにおいて生成水で流路がつまることを防止する制御に関する。
近年、電子機器のポータブル化、コードレス化が急速に進んでおり、これらの駆動用電源として、小型かつ軽量で、高エネルギー密度を有する二次電池への要望も高まっている。また、小型民生用途のみならず、電力貯蔵用や電気自動車用などの長期に渡る耐久性や安全性が要求される大型の二次電池に対する技術開発も加速してきている。さらに、充電の必要な二次電池よりも燃料供給によって長時間連続使用が可能な燃料電池が注目されている。
燃料電池システムは、セルスタックを含む燃料電池スタックと、このセルスタックに燃料を供給する燃料供給部と、酸化剤を供給する酸化剤供給部とを有する。セルスタックはアノード電極とカソード電極とこれらの電極の間に介在する電解質膜とで構成された膜電極接合体と、セパレータとを積層し、積層方向両端にエンドプレートを配して構成されている。
一般的な燃料電池システムは、酸素と燃料としての水素とを燃料電池スタックに供給し、それらが反応することで発電する。燃料としてメタノールを用いる場合も同様である。この反応に伴い、燃料電池スタックのカソード側に水が生成する。
通常、燃料電池スタックで生成した水は、燃料電池スタックで反応しなかった排ガス等とともに、燃料電池スタック外部に排出される。しかし、燃料電池スタック及びそれを含む燃料電池システムが、例えば傾斜した状態になると効率的に水を排出できずに、燃料電池システム内に水が滞留する、もしくは水により流路が塞がってしまう。水が燃料電池スタックのカソード側の酸化剤流路に滞留することで燃料電池システムの発電効率の低下や、装置の劣化を引き起こす。
そこで、燃料電池の傾斜状況を傾斜センサで検出し、傾斜状況に応じて、燃料電池スタック内に滞留した水を排除するシステムが、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の燃料電池システムでは、燃料電池が傾斜していることが検知された場合に、水つまりを解消するために、燃料ガスあるいは酸化ガスの流量を増加させる。
特開2008−112647号公報
しかし、特許文献1においては、水の滞留を解消する操作を行ったのちに実際に水の滞留が解消しているか否かがわからない。よって、水の滞留を解消する操作を実行した後も依然として、水が滞留している場合がある。また、水の滞留は燃料電池スタックが傾斜したとき以外にも起こりうる。よって、特許文献1のシステムでは、燃料電池が傾斜していない場合での水の滞留に対応することができない。
本発明は、様々な状況における燃料電池スタック内の流路の水による、つまりを防止することができる燃料電池システムを提供する。
本発明による燃料電池システムは、燃料電池スタックと、燃料電池スタックに酸化剤を含むガスを供給するためのポンプと、ガスの圧力を検知する圧力センサと、燃料電池スタックの傾斜を検知する加速度センサと、制御部とを有する。燃料電池スタックは、膜電極接合体を有する。膜電極接合体は、アノード電極と、カソード電極と、アノード電極とカソード電極との間に介在する電解質膜とを積層している。燃料電池スタックはカソード電極と対向するように形成されたガスが流通するためのガス流路溝とガスを取り込むガス流路入口を有する。圧力センサはガス流路入口におけるガスの圧力を検知する。制御部は、加速度センサが検知する燃料電池スタックの傾きが所定の角度以上であることを検知し、圧力センサが検知する圧力が所定圧力以上であることを検知し、かつ燃料電池の発電電力が所定値以下の場合に、ポンプから吐出される空気量を所定時間増大させる。
本発明によれば、燃料電池スタックが傾いたことにより発生する水つまりを精度良く検知し、解消することができる。さらに、ポンプから吐出される空気の圧力や燃料電池システムの発電電力も検出しているため、水つまりが解消しているかどうかの判断も可能となる。
本発明の実施の形態における燃料電池システムの構成を示すブロック図 (a)本発明の実施の形態における燃料電池スタックの斜視図、(b)本発明の実施の形態における燃料電池スタックの、図2(a)の反対側を示す斜視図 図2(a)に示す燃料電池スタックの、燃料供給側の拡大断面図 図2(a)に示す燃料電池スタックのセパレータの、アノード電極に対向する面の平面図 図2(b)に示す燃料電池スタックの、空気供給側の拡大断面図 図2(b)に示す燃料電池スタックのセパレータの、カソード電極に対向する面の平面図 図2(a)に示す燃料電池スタックの要部の概略構成を示す概念断面図 図2(b)に示す燃料電池スタックと図1に示すポンプとの接続を説明するための斜視図 図2(b)に示す燃料電池スタックの第2側面の正面図 図2(b)に示す燃料電池スタックの第2側面に取り付ける一体部材の断面図 本発明の実施の形態における制御部の制御フロー図 図11に示す制御フロー図におけるステップ4を説明する図 本発明の実施の形態における制御部の他の制御フロー図 本発明の実施の形態における制御部のさらに他の制御フロー図
以下、本発明の実施の形態について、直接メタノール型燃料電池(DMFC)を例に、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、本明細書に記載された基本的な特徴に基づく限り、以下に記載の内容に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態における燃料電池システムの構成を示すブロック図である。図2(a)、図2(b)は、本発明の実施の形態における燃料電池スタックの斜視図である。図3は図2(a)に示す燃料電池スタックの、燃料供給側の拡大断面図、図4は同燃料電池スタックのセパレータの、アノード電極に対向する面の平面図である。図5は同燃料電池スタックの、空気供給側の拡大断面図、図6は同燃料電池スタックのセパレータの、カソード電極に対向する面の平面図である。図7は同燃料電池スタックの要部の概略構成を示す概念断面図である。
この燃料電池システムは、燃料電池スタック1と、燃料タンク4と、燃料ポンプ5と、ポンプ6と、制御部7と、蓄電部8と、DC/DCコンバータ9と、水回収タンク10と、電流検出器21と、電圧検出器22と、加速度センサ14と、圧力センサ15と、表示部23とを有する。燃料電池スタック1は起電部を有し、発電された電力は負極のアノード端子3と正極のカソード端子2から出力される。出力された電力はDC/DCコンバータ9に入力される。アノード端子3とカソード端子2とは電圧検出器22に接続されており、電圧検出器22は燃料電池スタック1の電圧値を制御部7に出力する。また、カソード端子2には電流検出器21が接続されており、電流検出器21は電流値を制御部7に出力する。制御部7は電圧検出器22と電流検出器21とからの出力から燃料電池スタック1の電力を算出する。燃料ポンプ5は燃料タンク4の中の燃料を燃料電池スタック1のアノード電極31に供給する。ポンプ6は酸化剤である空気を燃料電池スタック1のカソード電極32に供給する。制御部7は燃料ポンプ5とポンプ6の駆動を制御するとともに、DC/DCコンバータ9を制御して外部への出力と蓄電部8への充放電を制御する。燃料タンク4と燃料ポンプ5と制御部7は、燃料電池スタック1内のアノード電極31に燃料を供給する燃料供給部を構成している。一方、ポンプ6と制御部7は、燃料電池スタック1内のカソード電極32に酸化剤である酸素を含むガスを供給するガス供給部を構成している。加速度センサ14は、燃料電池スタック1の傾きを検出し、制御部7に検出値を出力する。圧力センサ15は、ポンプ6から燃料電池スタック1に供給される空気の圧力を検出し、検出値を制御部7に出力する。表示部23は、制御部7から送られる情報を表示することで使用者に各種情報を伝える。
図7に示すように、アノード電極31には燃料であるメタノール水溶液が供給され、カソード電極32には空気が供給される。なお、燃料供給部、ガス供給部は上述の構成に限定されない。
図2(a)に示すように、燃料電池スタック1は、セルスタック16と、バッキングプレート19、20とを有する。セルスタック16は、図7に示す起電部である膜電極接合体(MEA)35と、MEA35を挟むように配置されたセパレータ34と、一対のエンドプレート17、18とを有する。エンドプレート17、18はMEA35の積層方向両端、すなわちMEA35とセパレータ34との積層方向両端からMEA35とセパレータ34を挟んでいる。図7に示すようにMEA35は、アノード電極31と、カソード電極32と、アノード電極31とカソード電極32との間に介在する電解質膜33とを積層して構成されている。
アノード電極31はセパレータ34の側から順に、拡散層31A、微多孔層(MPL)31B、触媒層31Cを積層して構成されている。カソード電極32もまた、セパレータ34の側から順に、拡散層32A、微多孔層(MPL)32B、触媒層32Cを積層して構成されている。アノード端子3はアノード電極31に、カソード端子2はカソード電極32に、それぞれ電気的に接続されている。拡散層31A、32Aは、例えばカーボンペーパー、カーボンフェルト、カーボンクロスなどからなる。MPL31B、32Bは、例えばポリテトラフルオロエチレンまたはテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体とカーボンとから構成されている。触媒層31C、32Cは白金やルテニウムなど、各電極反応に適した触媒を炭素表面に高分散させ、この触媒体をバインダーで結着させることで形成されている。電解質膜33は水素イオンを透過するイオン交換膜、例えばパーフルオロスルホン酸・テトラフルオロエチレン共重合体で構成されている。
エンドプレート17、18およびセパレータ34は、カーボン材やステンレス鋼で構成されている。図3、図4、図7に示すように、セパレータ34の、アノード電極31に対向する面にはアノード電極31へ燃料を供給するための燃料流路溝34Bが形成されている。一方、図5、図6、図7に示すように、セパレータ34の、カソード電極32に対向する面には、カソード電極32に対向するようにカソード電極32へ空気を供給するためのガス流路溝34Dが形成されている。図4及び図6に示すように、燃料流路溝34Bとガス流路溝34Dとは互いに交差するように形成されている。また、ガス流路溝34Dは燃料電池スタック1の長手方向に平行な方向に伸びる流路が蛇腹状に接続された形状である。そして、ガス流路溝34Dの一端は、燃料電池スタック1の長手方向と直交する面に設けられたガス流路入口343と連通している。また、ガス流路溝34Dの他端は、燃料電池スタック1の長手方向と平行でかつ、ガス流路入口343が設けられた面と直交する面に設けられたガス流路出口344と連通している。なお、流路の形状は上述したものには限られない。
図3に示すように、セパレータ34の、MEA35より外側には平面部(第2平面部)34Aが設けられている。すなわち平面部34Aは積層方向に平行で、第1板ばね11と第2板ばね12から開放された、セルスタック16の第1側面上に設けられている。積層方向における平面部34Aの寸法は、セパレータ34同士、あるいはセパレータ34とエンドプレート17とがMEA35を挟持する部分のセパレータ34の厚さよりも大きい。平面部34Aには、外部から燃料を取り込む燃料入口(第2燃料入口)341が設けられている。そして燃料入口341と燃料流路溝34Bとを連通するように貫通孔34Cが設けられている。一方、図5に示すように、セルスタック16の積層方向に平行な第2側面には、外部から空気を取り込むガス流路入口(第2ガス入り口)343が設けられている。第2側面もまた第1板ばね11と第2板ばね12から開放され、第1側面に対向している。
なお燃料流路溝34Bの、燃料入口341と反対側は、図4に示すように燃料の反応生成物と燃料の反応残分との少なくともいずれかを排出する燃料出口(第2燃料出口)342に連通している。後述するように、ガス流路入口343と燃料出口342とは上記第2側面上に設けられている。
なおアノード電極31に対向するアノード側のエンドプレート17にも燃料流路溝17Bが形成され、カソード電極32に対向するカソード側のエンドプレート18にも空気を供給するためのガス流路溝18Dが形成されている。燃料流路溝17Bは燃料流路溝34Bと同様の形状に形成され、ガス流路溝18Dはガス流路溝34Dと同様の形状に形成されている。またエンドプレート17には燃料入口(第1燃料入口)171が設けられた平面部(第1平面部)17Aが形成され、燃料流路溝17Bは貫通孔17Cによって燃料入口171と連通している。セルスタック16の積層方向に平行な第2側面には、外部から空気を取り込むガス流路入口(第1ガス入口)181が設けられている。
バッキングプレート19はセルスタック16におけるアノード電極31の側に配置され、バッキングプレート20はカソード電極32の側に配置されている。バッキングプレート19、20は絶縁性の樹脂やセラミック、あるいはガラス繊維を含む樹脂、絶縁膜をコーティングされた金属板などで構成されている。
第1板ばね11、第2板ばね12は、バッキングプレート19、20を介してセルスタック16をそのばね弾性力によって締め付けている。第2板ばね12は第1板ばね11に対向するように配置されている。第1板ばね11、第2板ばね12は、ばね鋼材などで構成されている。
次に、燃料電池スタック1における動作について簡単に説明する。図1、図7に示すように、アノード電極31にはメタノールを含む水溶液が燃料ポンプ5によって供給される。一方、カソード電極32にはポンプ6によって加圧された空気が供給される。アノード電極31に供給された燃料であるメタノール水溶液とこれに由来するメタノールと水蒸気は拡散層31AにてMPL31Bの全面に拡散する。これらはさらにMPL31Bを通過して触媒層31Cに達する。
一方、カソード電極32に供給された空気に含まれる酸素は、拡散層32AにてMPL32Bの全面に拡散する。酸素はさらにMPL32Bを通過して触媒層32Cに達する。触媒層31Cに達したメタノールは(1)式のように反応し、触媒層32Cに達した酸素は(2)式のように反応する。
Figure 2014142997
Figure 2014142997
その結果、電力が発生するとともに、アノード電極31側には二酸化炭素が、カソード電極32側には水が、それぞれ反応生成物として生成する。二酸化炭素は、燃料電池スタック1の外へと排気される。またカソード電極32で反応しない窒素などの気体や未反応の酸素もまた燃料電池スタック1の外へと排気される。なお、アノード電極31側では水溶液中のメタノールが全て反応するわけではないので、図1に示すように排出された水溶液を燃料ポンプ5へ戻すのが一般的である。またアノード電極31の反応では水が消費されるため、図1に示すようにカソード電極32で生成した水をアノード電極31側へ戻してもよい。
次に、燃料電池スタック1とポンプ6との接続について、図2(b)と図8〜図10を用いて説明する。図8は燃料電池スタック1とポンプ6との接続を説明するための斜視図である。図9は燃料電池スタック1の第2側面の正面図である。図10は第2側面に取り付ける一体部材61の断面図である。
ガス供給部を構成するポンプ6は、図10に示すようにガス吐出口6Aを有し、図8に示すようにネジ等によって一体部材61に取り付けられている。一体部材61はガス吐出部73、受け部74、排出管75を有する。ガス吐出口6Aは一体部材61のガス吐出部73に連通している。受け部74は燃料出口172、342からの排出を受け取るように構成されている。受け部74はさらに排出管75に連通している。このように一体部材61はガス吐出部73と燃料出口172、342からの排出を受け取る受け部74とを一体化して構成されている。
一方、セルスタック16の、ガス流路入口181、343、および燃料出口172、342が形成された第2側面には、図8、図9に示すようにシール材(第3シール材)62が取り付けられている。シール材62には、ガス流路入口181、343に対応する位置に第1の開口63が設けられている。一方、燃料出口172、342に対応する位置に第2の開口64が設けられている。
一体部材61はバッキングプレート19、20に設けられたねじ孔67にねじ65を締めこむことで、シール材62を間に挟みながら燃料電池スタック1に取り付けられる。この状態で、シール材62はガス流路入口181、343と、燃料出口172、342とを隔離する。またシール材62はガス吐出部73とガス流路入口181、343とを結合する。したがってポンプ6から送られた空気はガス流路入口181、343へ供給される。さらに、シール材62は受け部74と燃料出口172、342とを結合している。
さらに、図10に示すように、ポンプ6のガス吐出口6Aからガス吐出部73へ至る間の空間に圧力センサ15が設けられている。これにより、ポンプ6から燃料電池スタック1へ吐出される空気の圧力を検出できる。すなわち、ポンプ6からガス流路入口181、343に吐出されるガスの圧力を検知する。
次に燃料電池スタック1のカソード側のガス流路において生成した水による流路つまりを防止する制御について図11及び図12を用いて説明する。図11は、本実施の形態における制御部7の行う制御フローを示す図である。図12は、図11で示す制御フロー図におけるステップ4の詳細を示す図である。
燃料電池スタック1及びそれを含む燃料電池システムが傾斜した場合、カソード側のガス流路で生成する水によりガス流路の経路上やガス流路入口343もしくはガス流路出口344付近がつまる虞がある。そこで、流路が水でつまることを防止および解消するために本実施の形態における燃料電池システムの制御部7は以下に説明するようなフローで各構成を制御する。
図11に示すように、まず制御部7は、加速度センサ14の出力から燃料電池スタック1の傾きを算出する。そして、燃料電池スタック1の傾きXが所定の傾き量Xpよりも大きいかどうかを判断する(ステップ1)。
燃料電池スタック1の傾きXは具体的には、ポンプ6から吐出される空気がカソード側のガス流路を下方から上方に流れる方向と重力方向に対して垂直な平面との間の傾きであることが好ましい。このような場合の傾きXが所定角度以上となっていると、ガスの流れと逆行する方向に重力が働くため、生成した水がうまくガス流路出口344に流れず、流路がつまる可能性が高まる。
次に、制御部7は、圧力センサ15の出力からポンプ6から燃料電池スタック1のガス流路入口343に流入するガスの圧力Yを算出する。そして、圧力Yが所定の圧力値Ypよりも大きいかどうかを判断する(ステップ2)。
ポンプ6は、燃料電池スタック1内を流れるガスの流量が一定になるように空気を吐出するように制御されている。よってポンプ6は、通常運転時には一定の圧力で空気を燃料電池スタック1内へ送りだす。しかし、カソード側のガス流路が水でつまった場合には、ガス流路を流れるガスの流量が減少する。このとき、制御部7はそれを補うためにポンプ6の出力を上げる。結果として、圧力センサ15により検出されるポンプ6から吐出されるガスの圧力が上昇する。
上述の所定の圧力Ypとしては、通常発電時におけるガスの圧力の1.2〜1.3倍程度の圧力を設定するのが好ましい。例えば、通常運転時が1.2kPa程度のガス圧力の場合には、圧力Ypは1.5kPa程度とするのが好ましい。
次に、制御部7は、電流検出器21と電圧検出器22とからの出力から燃料電池システムの発電電力Zを算出する。そして、発電電力Zが所定の電力Zpよりも小さいかどうかを判断する(ステップ3)。
ここで所定の電力Zpは、必要最低レベルの電力に設定するのが好ましい。例えば、定格電力の80%程度に設定するのが好ましい。
次に、制御部7は、ステップ1〜3の判断結果より、A〜Cのいずれかの制御を行うかを判定する(ステップ4)。以下に、それぞれの場合について図12を参照しながら説明する。
図12に示すように、ステップ1の判断がYes、ステップ2の判断がYes、ステップ3の判断がYesだった場合(ケース1)、制御部7は、燃料電池スタック1が傾いたことによりカソード側のガス流路の一部に重度の水つまりが発生していると判断する。そして、制御部7は流路を塞いでいる水を除去するために、後述する流路つまり解消モードを実行する(A、ステップ5)。
ステップ1の判断がYes、ステップ2の判断がYes、ステップ3の判断がNoとなる場合(ケース2)は通常考えられない。すなわち、燃料電池スタック1が傾き、かつポンプ6から吐出される圧力が高い場合には、ほぼ確実に流路に水つまりが起こっていると考えられ、結果として燃料電池システムの発電電力が低下していると考えられる。よって万が一ケース2の状態になった場合には、燃料電池の発電には大きな影響が無いが、制御部7は表示部23に上記したような状況であることを表示して使用者に知らせるようにする(D、ステップ8)。
ステップ1の判断がYes、ステップ2の判断がNo、ステップ3の判断がYesの場合(ケース3)、制御部7は燃料電池スタック1が傾いたことによる水つまりは起こっていないが何らかの原因で燃料電池の発電電力が低下していると判断する。この場合制御部7は、例えば燃料電池システム自体を一時的に停止させる(C、ステップ6)。
ステップ1の判断がYes、ステップ2の判断がNo、ステップ3の判断がNoだった場合(ケース4)、制御部7は燃料電池スタック1が傾いているものの流路のつまりは発生していないと判断する。よって、特別な制御は行わない(B)。
ステップ1の判断がNo、ステップ2の判断がYes、ステップ3の判断がYesの場合(ケース5)、制御部7は燃料電池スタック1が傾いていないにもかかわらず重度の流路のつまりが起こっていると判断する。よって、水つまりを解消するために、流路つまり解消モードを実行する(A、ステップ5)。
ステップ1の判断がNo、ステップ2の判断がYes、ステップ3の判断がNoの場合(ケース6)、制御部7は燃料電池スタック1が傾いていないにもかかわらず、発電に支障のない程度に流路のつまりが起こっていると判断する。この場合、図13に示すように、燃料電池システムの運転を継続し、ユーザーに表示部23を介して流路がつまっている可能性があることを知らせる(D、ステップ8)。
ステップ1の判断がNo、ステップ2の判断がNo、ステップ3の判断がYesの場合(ケース7)、制御部7は燃料電池スタック1が傾いておらずかつ水つまりも起こっていないにもかかわらず、発電電力が低下していると判断する。この場合、後述する燃料ポンプ5、ポンプ6の故障判定及び燃料電池スタック1の劣化判定を行う(E、ステップ9、ステップ10)。
ステップ1の判断がNo、ステップ2の判断がNo、ステップ3の判断がNoの場合(ケース8)、制御部7は燃料電池システムには異常が無いと判断する(B)。
つまり、ケース1及びケース5の場合には、制御部7は流路つまり解消モード(A)を実行する。そして、流路つまり解消モード実行後、所定時間経過後に図11に示すフローを再度実行する(ステップ7)。
また、ケース2、4、8の場合には、制御部7は何も制御を行わない(B)。そして、所定時間経過後に図11に示す制御を再度実行する(ステップ5)。
また、ケース3の場合には、制御部7は燃料電池システムの運転を一時停止させる。燃料電池システム停止後、所定時間経過した後、制御部7は燃料電池システムの運転を再開させる(ステップ6)。所定時間経過後、制御部7はフローを再度実行する(ステップ5)。
また、ケース6の場合には、制御部7は燃料電池システムの運転は継続させ、表示部23に燃料電池スタック1のガス流路の一部に流路のつまりが発生していることを表示する(D)。
また、ケース7の場合には、制御部7は燃料ポンプ5、ポンプ6の故障判定及び燃料電池スタック1の劣化判定を行う(E)。
次にケース7の場合に行う故障判定のフローについて図14を参照しながら説明する。図14はケース7の場合の制御を示すフロー図である。
ステップ4において、ケース7と判断された場合には、制御部7は燃料ポンプ5及びポンプ6の故障がないかの判定を行う(ステップ9)。具体的には、燃料ポンプおよびポンプの電流や、ポンプの回転数や、ポンプの吐出圧力等を計測することで判定を行う。その結果、ポンプの電流や回転数、吐出圧力が所定値未満を示した場合には、燃料ポンプ5及びポンプ6が呼称して入ると判定し、制御部7は、ステップ9の結果がNGであると判断する。逆に、いずれのポンプにも異常が見られない場合には、制御部7はステップ9の結果がOKであると判断する。
次に、制御部7は、燃料電池スタック1の劣化が起こっているかどうかの判定を行う(ステップ10)。具体的には燃料電池の所定の燃料ガス及び酸素の流量の条件時における発電電力を計測し、劣化前の同条件時の発電電力と比較して判定を行なう。その結果、劣化前の発電電力と比較して、計測された発電電力は所定の割合まで減少していた場合には、制御部7は、燃料電池スタック1が劣化していると判定し、ステップ10の結果がNGであると判断する。逆に、計測された発電電力に大きな減少が見られない場合にはステップ10の結果がOKであると判断する。
次に、制御部7は、ステップ9及びステップ10の少なくともいずれか一方の結果がNGであるかどうかを判断し(ステップ11)、ステップ11の判断がYesの場合には、表示部23に結果を表示する(ステップ12)。
特に、ステップ9の判定がNGかを判定し(ステップ13)、ステップ13がYesであった場合には、燃料電池システムを停止する(ステップ14)。
ステップ9およびステップ10の結果として燃料ポンプ5、ポンプ6が故障しておらず、かつ燃料電池スタック1が劣化していなかった場合(ステップ11のNo)や、ステップ13の結果がNoだった場合(燃料ポンプ5とポンプ6との少なくとも一方が故障していると判定された場合)には、図11に示すフローのSTARTから再度フローを繰り返す。
なお、ステップ9の故障判定とステップ10の劣化判定は図14に示す順番で行う必要はなく、逆の順番で行っても構わない。また、ステップ9とステップ10を同時に行っても構わない。また、いずれか一方だけを行うようにしても構わない。
このように、ケース7のように原因不明の電力低下が起こった場合にも、制御部7は燃料ポンプ5及びポンプ6の故障判定と、燃料電池スタック1の劣化判定を行うことで、電力低下の原因を特定し、適切な制御を行うことができる。
なお、図11に示す制御を例えば、制御部7は所定時間毎に行うのが好ましい。これにより、常に様々な異常を検知、解消することができる。
または、ステップ1の結果がYesとなることを制御部7の制御開始のトリガーとしても良い。この場合にも、ステップ2およびステップ3の結果に基づいて図12に示すステップ4の制御を行うことで同様の効果が得られる。
また、ステップ1〜3の判断は図11に示すような順序で行う必要は無く、異なる順序や同時でも良い。
次に、流路つまり解消モードについて説明する。本実施の形態における流路つまり解消モード時には、制御部7は、ポンプ6の出力を通常よりも高くしてポンプ6から吐出されるガス量を増大させる。これにより、カソード側のガス流路につまっている水を吹き飛ばす。具体的には、流路つまり解消モード時には、制御部7はポンプ6から吐出されるガスの目標流量を一時的に増加させる。また、流路つまり解消モードを実行する時間は5〜10秒程度が好ましい。これ以外にもポンプ6を一時的に最大定格出力で運転させても良い。
また、流路つまり解消モード時には、制御部7はポンプ6から吐出される空気の目標流量を増加させ、その状態を流路つまりが解消したと判断されるまで継続させるように制御しても良い。具体的には、制御部7が加速度センサ14の検出値が所定の角度未満であることを検知し、かつ圧力センサ15の検出値が所定の圧力未満であることを検知し、かつ燃料電池の発電電力が所定値以上であることを検知するまで、ポンプ6から吐出される空気の目標流量を増加させることが好ましい。このように制御することで、より確実に流路のつまりを解消することができ、より安定した燃料電池システムを実現できる。
このように、本実施の形態の燃料電池システムは、燃料電池スタック1の傾き、ポンプ6から吐出される空気の圧力、燃料電池システムの発電電力をそれぞれ検出することで、燃料電池スタック1が傾いたことにより発生する流路のつまりを確実に検知し、解消することができる。さらに、ポンプ6から吐出されるガスの圧力や燃料電池システムの発電電力も検出しているため、流路のつまりが解消しているかどうかを確実に判断できる。
また、燃料電池スタック1の傾き以外に、ポンプ6から吐出される空気の圧力と燃料電池システムの発電電力を検出することで、傾き以外の要素により流路のつまりが起こった場合や、傾いたにもかかわらず流路のつまりが起こっていない場合を検知できるので、より効率的かつ高精度な制御を行える。
なお、以上の説明では、燃料電池スタック1の第1側面に燃料入口171、341と、第2側面にガス流路入口181、343を設けた構成を説明したが、本発明はこの構成に限定されない。同じ側面上に燃料入口171、341とガス流路入口181、343を設けてもよい。例えば長細い燃料電池スタックでは1つの側面に燃料入口171、341とガス流路入口181、343を設けることができる。
またバッキングプレート19、20を用いずに、板ばね(図示せず)で直接、エンドプレート17、18を挟んでもよい。この場合、板ばねの断面C字型の内側に絶縁膜を形成し板ばねによって短絡が発生しないようにする。また、燃料ポンプ5や一体部材61との締結部(ねじ孔67など)をエンドプレート17、18に設ける。すなわちバッキングプレート19、20は必須ではない。
本実施の形態ではDMFCを例に説明したが、セルスタック16と同様の発電素子を用いる燃料電池であれば本発明の構成は適用可能である。例えば、水素を燃料とする、いわゆる高分子固体電解質燃料電池やメタノール改質型の燃料電池などにも適用できる。
本発明の燃料電池システムでは、燃料電池スタックが傾いた場合に起こる流路のつまりを確実に防止、解消できる。このような燃料電池システムは、特に小型電子機器の電源として有用である。
1 燃料電池スタック
2 カソード端子
3 アノード端子
4 燃料タンク
5 燃料ポンプ
6 ポンプ
6A ガス吐出口
7 制御部
8 蓄電部
9 DC/DCコンバータ
11 第1板ばね
12 第2板ばね
14 加速度センサ
15 圧力センサ
16 セルスタック
17,18 エンドプレート
17A 平面部(第1平面部)
17B,34B 燃料流路溝
17C,34C 貫通孔
18D,34D ガス流路溝
19,20 バッキングプレート
21 電流検出器
22 電圧検出器
31 アノード電極
31A,32A 拡散層
31B,32B 微多孔層(MPL)
31C,32C 触媒層
32 カソード電極
33 電解質膜
34 セパレータ
34A 平面部(第2平面部)
35 膜電極接合体(MEA)
52A シール材(第1シール材)
52B シール材(第2シール材)
61 一体部材
62 シール材(第3シール材)
63 第1の開口
64 第2の開口
65 ねじ
67 ねじ孔
73 ガス吐出部
74 受け部
75 排出管
171 燃料入口(第1燃料入口)
172 燃料出口(第1燃料出口)
181 ガス流路入口(第1ガス入口)
341 燃料入口(第2燃料入口)
342 燃料出口(第2燃料出口)
343 ガス流路入口(第2ガス入口)

Claims (6)

  1. アノード電極と、カソード電極と、前記アノード電極と前記カソード電極との間に介在する電解質膜とを積層した膜電極接合体と、
    を有する燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックに酸化剤を含むガスを供給するためのポンプと、
    前記ガスの圧力を検知する圧力センサと、
    前記燃料電池スタックの傾斜を検知する加速度センサと、
    制御部と、を備え、
    前記燃料電池スタックは、前記カソード電極に対向するように形成された前記ガスが流通するためのガス流路溝と前記ガスを取り込むガス流路入口を有し、
    前記圧力センサは前記ポンプから前記ガス流路入口に吐出されるガスの圧力を検知し、
    前記制御部は、前記加速度センサが検知する前記燃料電池スタックの傾きが所定の角度以上であることを検知し、前記圧力センサが検知する圧力が所定圧力以上であることを検知し、かつ燃料電池の発電電力が所定値以下である場合に、
    前記ポンプから吐出される空気量を、所定時間増大させる、燃料電池システム。
  2. 前記加速度センサが検知する前記燃料電池の傾きの方向は、前記ガス流路溝内において前記ポンプから吐出される空気が下方から上方へ流れる方向であることを特徴とする
    請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記制御部は、前記加速度センサが検知する前記燃料電池スタックの傾きが所定の角度未満であることを検知し、前記圧力センサが検知する圧力が所定の圧力以上であることを検知し、かつ燃料電池の発電電力が所定値まで低下した場合に、
    前記ポンプから吐出される空気量を所定時間増大させる、
    請求項1に記載の燃料電池システム。
  4. 前記制御部は、前記加速度センサが検知する前記燃料電池スタックの傾きが所定の角度以上であることを検知し、前記圧力センサが検知する圧力が所定圧力以上であることを検知し、かつ燃料電池の発電電力が所定値まで低下した場合に、
    前記ポンプから吐出される空気量を、前記加速度センサが検知する前記燃料電池スタックの傾きが所定の角度未満であることを検知し、前記圧力センサが検知する圧力が所定圧力未満であることを検知し、かつ燃料電池の発電電力が所定値まで復帰するまで増大させる
    請求項1または3に記載の燃料電池システム。
  5. 前記制御部は、前記加速度センサが検知する前記燃料電池スタックの傾きが所定の角度より小さいことを検知し、前記圧力センサが検知する圧力が所定圧力より小さいことを検知し、かつ燃料電池の発電電力が所定値まで低下した場合に、
    前記制御部は、前記ポンプと前記燃料電池スタックに還元剤を含むガスを供給するための燃料ポンプとの故障判定と、前記燃料電池スタックの劣化判定を行う
    請求項1に記載の燃料電池システム。
  6. 前記制御部は、前記故障判定の結果前記燃料ポンプと前記ポンプの少なくとも一方が故障している場合には、燃料電池システムを停止する
    請求項5に記載の燃料電池システム。
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