JP2014141859A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】空調装置を備え、かつ、馬力制御を行うことを前提として、作業性を高めながらエンストを確実に防止でき、しかも必要な設備を簡素化してコストダウンを実現する。
【解決手段】固定容量型の油圧ポンプであるドーザポンプ13のポンプ圧によってオン/オフ作動する圧力スイッチ30を設ける。圧力スイッチ30がオンとなるドーザポンプ圧の設定値は、ドーザトルクを含めた全負荷トルクがエンジントルクを上回る状態となる値として定められ、この圧力スイッチ30のオン作動時にリレー29の常閉接点28を開いて空調回路24を電源23に対して遮断し、全負荷トルクを下げる構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は可変容量型油圧ポンプによる馬力制御(所謂PQ制御)を行い、かつ、空調装置を備えた油圧ショベル等の建設機械に関するものである。
油圧ショベルを例にとって背景技術を説明する。
油圧ショベルは、図4に示すようにクローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が地面に対して垂直となる軸Xのまわりに旋回自在に搭載され、この上部旋回体2に、ブーム3、アーム4、バケット5、及びこれら駆動するブーム、アーム、バケット各シリンダ6,7,8を有するフロントアタッチメント9が取付けられて成っている。2aは上部旋回体2に設けられた操縦室としてのキャビンである。
また、下部走行体1にドーザ10が装着される。このドーザ10は、図示しないドーザシリンダによって昇降駆動され、接地状態で走行しながら地面を平らにする地均し作業や、土を押して運ぶ土運び作業等を行う。
図5は油圧ショベルの駆動系、及び従来のポンプ制御系の構成を示す。
油圧ポンプとして、第1及び第2両メインポンプ11,12と、ドーザシリンダの油圧源となるドーザポンプ13と、パイロット油圧源となるパイロットポンプ14を備え、これら各ポンプ11〜14が共通の動力源としてのエンジン15によって駆動される。
両メインポンプ11,12には、傾転制御装置によって傾転(ポンプ吐出流量)が制御される可変容量型の油圧ポンプが用いられる。
一方、ドーザポンプ13は、ドーザ作業の独立性を担保する等の理由から両メインポンプ11,12とは別ポンプとされ、安価なギヤポンプ等の固定容量型の油圧ポンプが用いられる。
傾転制御装置は、バネ16と、両メイン及びドーザ各ポンプ11〜13のポンプ圧をポンプ圧導入管路17…によりバネ力に対抗する力(制御圧)として導入されるレギュレータ18とを具備し、制御圧(ポンプ圧)とバネ力によってポンプ傾転が大小制御される。
すなわち、負荷トルクがエンジントルクを上回ってエンストが起こることがないように、図6に示すようにトータルのポンプ圧PpTの増加に応じてポンプ流量Qが減少する馬力制御(所謂PQ制御)が行われる。
この場合、ドーザを備えた油圧ショベルにおいては、走行とドーザの両動作が行われるドーザ作業時に負荷トルクが大きくなり、エンストの危険性が生じるため、ドーザポンプ13のポンプ圧の上昇に応じて両メインポンプ11,12の減馬力制御を行う構成がとられる。
これら両メインポンプ11,12及びドーザポンプ13からの圧油はコントロールバルブ19を介して上記各油圧アクチュエータ(代表符号「20」を付している)に供給される。
一方、図示のようなキャビン2aを備えた油圧ショベルにおいては、キャビン用の空調装置(以下、エアコンという)が設けられ、このエアコンのコンプレッサ21が各油圧ポンプ11〜14と共通の動力源としてのエンジン15によって駆動される。
コンプレッサ21は、キャビン2a内に設けられたエアコンスイッチ22を介して電源23に接続され、エアコンスイッチ22のオン操作時に作動する。
すなわち、コンプレッサ21とエアコンスイッチ22とによって空調回路24が構成されている。
ここで、コンプレッサ21のトルク(以下、エアコントルクという)とポンプトルクを合わせたものがトータルの負荷トルク(全負荷トルク)となるため、エアコントルクを考慮して可変容量型ポンプのPQ制御を行う必要がある。
この場合、従来は、エアコン作動時に、エアコントルクを含めた全負荷トルクがエンジントルクを上回らないように馬力制御する構成がとられている。
具体的には、パイロットポンプ圧をレギュレータ18に制御圧として導入するパイロット圧導入管路25を設けるとともに、このパイロット圧導入管路25に電磁切換弁26を設け、エアコン作動時にパイロット圧をこの電磁切換弁26を介してレギュレータ18に導入することにより、PQ制御の流量設定を低流量側に下げる構成がとられている。図5中、Tはタンクである。
また、特許文献1に示された公知技術においては、同様の目的を達成する手段として、両メインポンプのポンプ圧を検出してコントローラと電磁比例弁にてPQ制御を行う構成をとり、エアコン作動時にはエアコン停止時よりもPQ制御のトルク設定を下げる構成がとられている。
特開平08−303403号公報
図5に示す従来技術を含む公知技術においては、前記のようにエアコン作動を維持することを前提として、エアコントルクを含めた全負荷トルクがエンジントルクを上回らないように馬力制御するため、エアコン作動時には、常時、エアコントルクの分だけポンプ最大トルクが下がる。このため、作業性が低下する。
また、エアコン作動時と停止時とでトルク設定を変えることによりエンストを防止する制御を行うため、トルク設定を変えるための設備(図5に示す従来技術では電磁切換弁26、特許文献1に示す公知技術では電磁比例弁)が必要となり、コストアップとなる。
そこで本発明は、空調装置を備え、かつ、馬力制御を行うことを前提として、作業性を高めながらエンストを確実に防止でき、しかも必要な設備を簡素化してコストダウンを実現することができる建設機械を提供するものである。
上記課題を解決する手段として、本発明においては、可変容量型のメインポンプを含む複数の油圧ポンプと、空調装置のコンプレッサが共通の動力源としてのエンジンによって駆動され、かつ、上記メインポンプの馬力制御を行う傾転制御装置と、空調スイッチのオン/オフ操作に基づいて上記コンプレッサを作動/停止させる空調回路とを備え、上記傾転制御装置は、制御圧として導入されるポンプ圧とバネ力を用いて、予め設定されたPQ特性に基づき上記メインポンプの傾転を変えてポンプ流量を制御するように構成された建設機械において、上記空調スイッチのオン/オフ操作とは無関係に上記空調回路を電源に対して接続/遮断する開閉手段を設け、この開閉手段は、上記油圧ポンプ及び上記コンプレッサによる負荷トルクがエンジントルクを上回る状態となったときを空調遮断時期として上記空調回路を遮断状態とし、上記負荷トルクがエンジントルクよりも小さいときは上記空調回路を接続状態とするように構成したものである。
この構成によれば、コンプレッサを含めた全負荷トルクがエンジントルクを上回る状態となったときに、空調回路を遮断(エアコン作動中であれば停止させ、停止中であればそのまま停止状態に維持する)して全負荷トルクを下げるため、エンジントルクをポンプ優先で使用し、作業性を高めることができる。
また、馬力制御はポンプ圧のみに基づいて行うため、公知技術のようなエアコン作動時と停止時とでトルク設定を変えるといった余分な制御が不要となる。このため、トルク設定を変えるための電磁弁が不要となり、コストダウンを実現することができる。
しかも、全負荷トルクがエンジントルクを超えるような高負荷作業は、実際上、定常的に継続して行われることがないため、エアコンを停止しても影響は少ない。
本発明において、上記開閉手段は、複数の油圧ポンプのうち一つの油圧ポンプの圧力が設定値を超えたときを上記空調遮断時期として上記空調回路を遮断状態とするように構成することができる(請求項2〜5)。
複数の油圧ポンプのうち一つの油圧ポンプでも、その圧力が設定値を超えると、全負荷トルクがエンジントルクを超える可能性が高くなるため、一つのポンプ圧力に基づいて空調回路を遮断することにより、エンストを防止することができる。
また、一つの油圧ポンプの圧力のみを監視対象とすればよいため、構成が簡単ですむ。
この場合、上記メインポンプに加えて固定容量型の油圧ポンプ(請求項4,5ではドーザポンプ)を備えた建設機械においては、上記開閉手段は、この固定容量型の油圧ポンプの圧力が設定値を超えたときを上記空調遮断時期として上記空調回路を遮断状態とするように構成するのが望ましい(請求項3〜5)。
固定容量型の油圧ポンプを備えた建設機械においては、同ポンプによる作業が高負荷となるとエンストの可能性がとくに高くなるため、同ポンプの圧力に基づいて空調回路を遮断することにより、エンスト防止効果が高くなる。
とりわけ、ドーザ作業は、走行とドーザ動作の複合作業であるため、大トルクを消費する。いいかえれば、ドーザポンプのポンプ圧がエンスト発生の指標となる。このため、請求項4,5のように、このドーザポンプ圧に基づいて空調回路を遮断することにより、エンストを確実に防止することがでる。
また、上記ドーザポンプの圧力が設定値を超えたときにオン作動する圧力スイッチと、上記空調回路に設けられ上記圧力スイッチのオン作動時に開く開閉器によって上記開閉手段を構成するのが望ましい(請求項5)。
請求項2〜5の構成をとる場合、上記開閉手段は、上記油圧ポンプの圧力の設定値について、上記空調回路を遮断状態とする値を、接続状態とする値よりも高く設定して、空調回路の遮断/接続にヒステリシスを持たせるように構成するのが望ましい(請求項6)。
こうすれば、ポンプの脈動等による圧力変動に対して空調回路の遮断/接続の無駄な切換わりを防止し、制御の安定性を実現することができる。
また、本発明において、上記開閉手段は、すべての油圧ポンプの圧力から求められる総負荷トルクがエンジントルクを上回る状態となったときを上記空調遮断時期として上記空調回路を遮断状態とするように構成してもよい(請求項7)。
この構成によれば、全ポンプトータルの負荷トルクに基づいて空調回路を遮断するため、真にエンストが起こる負荷状況でのみ空調作動を停止させることができ、不必要にエアコン停止させてしまうおそれがない。
一方、本発明において、上記空調装置は電動式の送風ファンを備え、この送風ファンを上記空調回路とパラレル状態で電源に接続するのが望ましい(請求項8)。
この構成によれば、エアコン作動中に空調回路が遮断されても、送風ファンによる送風作用は継続されるため、空調機能が極端に低下するおそれがないし、オペレータの違和感や不快感を軽減することができる。
本発明によると、作業性を高めながらエンストを確実に防止でき、しかも必要な設備を簡素化してコストダウンを実現することができる。
本発明の第1実施形態を示す回路図である。 同実施形態における圧力スイッチのヒステリシス特性を示す図である。 本発明の第2実施形態を示す回路図である。 本発明の適用対象の一つである油圧ショベルの概略側面図である。 従来の回路図である。 馬力制御によるポンプ圧とポンプ流量の関係を示す図である。
実施形態は油圧ショベルを適用対象としている。
図1,2に示す第1実施形態、及び図3に示す第2実施形態において、次の点は図5に示す従来技術と同じである。
(A) 油圧ポンプとして、第1及び第2両メインポンプ11,12と、ドーザシリンダの油圧源となるドーザポンプ13と、パイロット油圧源となるパイロットポンプ14を備え、これら各ポンプ11〜14が共通の動力源としてのエンジン15によって駆動される点。
(B) 両メインポンプ11,12には、傾転制御装置によって傾転(ポンプ吐出流量)が制御される可変容量型の油圧ポンプが用いられる一方、ドーザポンプ13は両メインポンプ11,12とは別ポンプとされ、安価なギヤポンプ等の固定容量型の油圧ポンプが用いられる点。
(C) 傾転制御装置は、バネ16と、両メイン及びドーザ各ポンプ11〜13のポンプ圧をポンプ圧導入管路17…によりバネ力に対抗する力(制御圧)として導入されるレギュレータ18とを具備し、制御圧(ポンプ圧)とバネ力によってポンプ傾転が大小制御される点。すなわち、全ポンプトルクがエンジントルクを上回ってエンストが起こることがないように、トータルのポンプ圧の増加に応じてポンプ流量が減少する馬力制御(所謂PQ制御)が行われる点。
なお、図5中のパイロット圧導入管路25及び電磁切換弁26は設ける必要がない。
(D) これら両メインポンプ11,12及びドーザポンプ13からの圧油は、コントロールバルブ19を介して上記各油圧アクチュエータ(代表符号「20」を付している)に供給される点。
(E) 図4に示すようなキャビン2a付きの油圧ショベルにおいては、キャビン2a用の空調装置(以下、エアコンという)が設けられ、このエアコンのコンプレッサ21が各油圧ポンプ11〜14と共通の動力源としてのエンジン15によって駆動される点。
(F) コンプレッサ21は、キャビン内に設けられたエアコンスイッチ22を介して電源23に接続され、エアコンスイッチ22のオン操作時に作動する点。すなわち、コンプレッサ21とエアコンスイッチ22とによって空調回路24が構成されている点。
第1実施形態(図1,2参照)
第1実施形態においては、空調回路24のエアコンスイッチ22と直列に、開閉器としてのリレー27の常閉接点28が接続され、リレー27のソレノイド29が励磁されて常閉接点28が開いたときに、空調回路24が電源23に対して遮断されるように構成されている。
また、ドーザポンプ13の吐出管路に圧力スイッチ30が設けられ、この圧力スイッチ30とリレー27のソレノイド29の直列回路が電源23に接続されている。
また、空調装置は電動式の送風ファン31を備え、この送風ファン31が、空調回路24とパラレル状態で電源23に接続されている。
圧力スイッチ30は、ドーザポンプ13の圧力が予め定められた設定値未満のときはオフ、設定値を超えたときにオンとなる。
そして、この圧力スイッチ30がオンとなると、リレー27が作動して空調回路24が電源23に対して遮断、すなわちエアコン作動が停止する(停止中であれば停止状態に維持される)ように構成されている。
ここで、ドーザポンプ13に必要なドーザポンプトルクTdと、両メインポンプ11,12に必要なメインポンプトルクTmと、エアコン(コンプレッサ21)の作動に必要なエアコントルクTaの和が全負荷トルクT0となる。
この場合、ドーザ作業は走行とドーザの複合作業であって、必要なトルクはドーザポンプトルクTdと、両メインポンプ11,12のうち走行モータに使用される一方のメインポンプのトルクTmの和である。
そして、ドーザ作業時に走行に使用される平均的なメインポンプトルクTmは決まっているため、全負荷トルクT0がエンジントルクTeを上回るか否かはドーザポンプトルクTd次第となる。
そこで、
Te>Td+Tm
となるように圧力スイッチ30の設定値が決められている。
こうして、コンプレッサ21を含めた全負荷トルクT0がエンジントルクTeを上回る状態となったときを空調遮断時期として、エアコンスイッチ22に関係なく空調回路24を遮断して全負荷トルクT0を下げ、全負荷トルクT0がエンジントルクTeよりも小さいときは空調回路24を接続状態とするように構成されている。
これにより、エンストを防止しながら、エンジントルクをポンプ優先で使用し、作業性を高めることができる。
また、馬力制御は、両メインポンプ11,12とドーザポンプ13の圧力(ポンプ圧)のみに基づいて行うため、公知技術のようなエアコン作動時と停止時とでトルク設定を変えるといった余分な制御が不要となる。このため、トルク設定を変えるための電磁弁が不要となり、コストダウンを実現することができる。
しかも、全負荷トルクT0がエンジントルクTeを超えるような高負荷作業は、実際上、定常的に継続して行われることがないため、エアコンを停止しても影響は少ない。
また、エアコン作動中に空調回路24が遮断されても、送風ファン31による送風作用は継続されるため、空調機能が極端に低下するおそれがないし、オペレータの違和感や不快感を軽減することができる。
一方、圧力スイッチ30の設定値について、図2に示すように、同スイッチ30がオンとなる(空調回路24を遮断する)設定値Pd1が、オフとなる設定値Pd2よりも高く設定されている。図2中、Prはドーザポンプ13のリリーフ圧である。
いいかえれば、相対的に高い圧力でオンとなり、低い圧力でオフとなるように、つまり、空調回路24の遮断/接続にヒステリシスを持たせるように構成されている。
こうすれば、ドーザポンプ13の脈動等による圧力変動に対して空調回路24の遮断/接続の無駄な切換わりを防止し、制御の安定性を実現することができる。
第2実施形態(図3参照)
第1実施形態との相違点のみを説明する。
第1実施形態では、ドーザポンプ13の圧力をもとに全負荷トルクT0がエンジントルクTeを上回る状態となったときを空調遮断時期として空調回路24を遮断する構成とされているのに対し、第2実施形態においては、パイロットポンプ14を除く全ポンプ11〜13のポンプ圧を検出して実際の全負荷トルクT0を求め、これがエンジントルクTeを上回る状態となったときを空調遮断時期として空調回路24を遮断する構成とされている。
すなわち、両メインポンプ11,12及びドーザポンプ13の圧力を検出する圧力センサ32,33,34と、検出された全ポンプ圧力をもとにトルク演算を行うコントローラ35が設けられ、このコントローラ35によって空調回路24の遮断/接続を制御する構成がとられている。
いいかえれば、圧力センサ32〜34と、コントローラ35と、リレー27とによって、空調回路24を接続/遮断する開閉手段が構成されている。
コントローラ35は次の処理を行う。
(i) 全ポンプ圧力から全ポンプトルクを求め、これにエアコントルクTaを加えて全負荷トルクT0を求める。
(ii) この全負荷トルクT0とエンジントルクTeを比較し、T0>Teのときに空調回路24を遮断する処理、すなわちリレー27のソレノイド29を励磁し、T0<Teのときに空調回路24を接続する処理、すなわちソレノイド29の励磁を停止する。
これにより、エンストを防止しながら、エンジントルクをポンプ優先で使用して作業性を高めることができる等、第1実施形態と基本的に同じ効果を得ることができる。
また、第2実施形態によると、全ポンプトータルの負荷トルクに基づいて空調回路を遮断するため、真にエンストが起こる負荷状況でのみ空調作動を停止させることができ、不必要にエアコン停止させてしまうおそれがない。
他の実施形態
(1) 第1実施形態の変形形態として、ドーザポンプ圧を圧力センサで検出し、第2実施形態のようにコントローラによってリレー27を制御する構成をとってもよい。
(2) ドーザポンプ13ではなく、両メインポンプ11,12の一方または双方のポンプ圧、または一方のメインポンプ圧とドーザポンプ圧を検出し、これらの合計のポンプ圧に基づいてリレー27を制御する構成をとってもよい。
1 下部走行体
2 上部旋回体
2a 空調装置が設けられたキャビン
10 ドーザ
11,12 メインポンプ
13 ドーザポンプ
15 エンジン
16 傾転制御装置を構成するバネ
17 同、ポンプ圧導入管路
18 同、レギュレータ
21 空調装置のコンプレッサ
22 同、エアコンスイッチ
23 電源
24 空調回路
27 開閉器としてのリレー
28 リレーの常閉接点
29 同、ソレノイド
30 圧力スイッチ
31 送風ファン
32〜34 開閉手段を構成する圧力センサ
35 同、コントローラ

Claims (8)

  1. 可変容量型のメインポンプを含む複数の油圧ポンプと、空調装置のコンプレッサが共通の動力源としてのエンジンによって駆動され、かつ、上記メインポンプの馬力制御を行う傾転制御装置と、空調スイッチのオン/オフ操作に基づいて上記コンプレッサを作動/停止させる空調回路とを備え、上記傾転制御装置は、制御圧として導入されるポンプ圧とバネ力を用いて、予め設定されたPQ特性に基づき上記メインポンプの傾転を変えてポンプ流量を制御するように構成された建設機械において、上記空調スイッチのオン/オフ操作とは無関係に上記空調回路を電源に対して接続/遮断する開閉手段を設け、この開閉手段は、上記油圧ポンプ及び上記コンプレッサによる負荷トルクがエンジントルクを上回る状態となったときを空調遮断時期として上記空調回路を遮断状態とし、上記負荷トルクがエンジントルクよりも小さいときは上記空調回路を接続状態とするように構成したことを特徴とする建設機械。
  2. 上記開閉手段は、複数の油圧ポンプのうち一つの油圧ポンプの圧力が設定値を超えたときを、上記空調遮断時期として上記空調回路を遮断状態とするように構成したことを特徴とする建設機械。
  3. 上記メインポンプに加えて、固定容量型の油圧ポンプを備え、上記開閉手段は、この固定容量型の油圧ポンプの圧力が設定値を超えたときを上記空調遮断時期として上記空調回路を遮断状態とするように構成したことを特徴とする請求項2記載の建設機械。
  4. 下部走行体と、この下部走行体に取付けられたドーザと、このドーザを昇降させるドーザシリンダと、このドーザシリンダの油圧源としての固定容量型のドーザポンプとを備え、上記開閉手段は、上記ドーザポンプの圧力が設定値を超えたときを上記空調遮断時期として上記空調回路を遮断するように構成したことを特徴とする請求項3記載の建設機械。
  5. 上記ドーザポンプの圧力が設定値を超えたときにオン作動する圧力スイッチと、上記空調回路に設けられ上記圧力スイッチのオン作動時に開く開閉器によって上記開閉手段を構成したことを特徴とする請求項4記載の建設機械。
  6. 上記開閉手段は、上記油圧ポンプの圧力の設定値について、上記空調回路を遮断状態とする値を、接続状態とする値よりも高く設定して、空調回路の遮断/接続にヒステリシスを持たせるように構成したことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の建設機械。
  7. 上記開閉手段は、すべての油圧ポンプの圧力から求められる総負荷トルクがエンジントルクを上回る状態となったときを上記空調遮断時期として上記空調回路を遮断状態とするように構成したことを特徴とする請求項1記載の建設機械。
  8. 上記空調装置は電動式の送風ファンを備え、この送風ファンを上記空調回路とパラレル状態で電源に接続したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の建設機械。
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