JP2014141256A - ピラー構造及びピラー構造製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リーンフォースメント1にあっては、単一の板材をプレス加工によって、伸張させて、板材を伸張させる度合いが大きい程、板材の加工硬化が高められるといった技術を応用したものである。板材のプレス加工による加工硬化を利用し、車両のピラーの補強に利用されているリーンフォースメント1の剛性分布を長手方向で容易に変えることができる。板材が伸張されている度合いを長手方向で変えることは、プレス成形の金型によって容易に行うことができるので、成形性が良好になるといった効果を奏する。しかも、均一な肉厚をもった板材を利用することができるので、コスト低減を可能にし、薄い板材であっても、容易に剛性をもたせることができ、車両のピラー構造の軽量化が可能になる。
【選択図】図1
Description
また、このような構成を採用すると、リーンフォースメントのベルトライン部から下側の衝突変形予定領域で、側突時に確実に変形させて、ベルトライン部より上側の衝突非変形領域での変形を適切に抑制することができる。
衝突変形予定領域において、アッパーヒンジ座部とロアヒンジ座部との間の2箇所に座屈予定部を作り出し、側突時に座屈予定部を座屈させてリーンフォースメントに生じる曲げモーメントを抑制することができ、これによって、衝突非変形領域の部位の変形を低減させることができる。しかも、座屈予定部を時間差をもって下から折るようにしているので、リーンフォースメントにおける衝突非変形領域の部位を立たせるように制御することができ、側突時の居住空間の確保を確実ならしめている。
このようなピラー構造を製造することにより、リーンフォースメントのベルトライン部から下側の衝突変形予定領域で、側突時に確実に変形させて、ベルトライン部より上側の衝突非変形領域での変形を適切に抑制することができる。
また、衝突変形予定領域において、アッパーヒンジ座部とロアヒンジ座部との間の2箇所に座屈予定部を作り出し、側突時に座屈予定部を座屈させてリーンフォースメントに生じる曲げモーメントを抑制することができ、これによって、衝突非変形領域の部位の変形を低減させることができる。しかも、座屈予定部を時間差をもって下から折るようにしているので、リーンフォースメントにおける衝突非変形領域の部位を立たせるように制御することができ、側突時の居住空間の確保を確実ならしめている。
メンバは、プレス圧により板材が伸張される度合いを長手方向で変えて、メンバの剛性が長手方向で変えられていることを特徴としてもよい。
補強部材は、プレス圧により板材が伸張される度合いを長手方向で変えて、補強部材の剛性が長手方向で変えられていることを特徴としてもよい。
板材の縁部を第1の金型部と第2の金型部とで挟み込むための挟持圧を、板材の長手方向で変えることで、プッシャによるプレス圧によって板材が伸張される度合いを長手方向で変えることを特徴としてもよい。
Claims (2)
- 板材がプレス成形されてなるリーンフォースメントが利用される車両のピラー構造において、
前記リーンフォースメントは、プレス圧により板材の伸張度合いを長手方向で変えて、前記リーンフォースメントの剛性が長手方向で変えられており、
前記リーンフォースメントのベルトライン部より上側の衝突非変形領域における伸張度合いは、前記リーンフォースメントの前記ベルトライン部から下側の衝突変形予定領域における伸張度合いに対して高められており、
前記衝突変形予定領域は、アッパーヒンジ座部とロアヒンジ座部とを含み、前記アッパーヒンジ座部を挟んで且つ前記ベルトライン部にまで達する領域Bの伸張度合いと、前記ロアヒンジ座部の上部から離間して且つ前記領域Bまで達する領域Aの伸張度合いと、前記衝突非変形領域Cの伸張度合いと、の関係は、C>A>Bを満足することを特徴とするピラー構造。 - 板材の縁部を第1の金型部と第2の金型部とで挟み込んだ状態で、プッシャによって前記板材を車両のピラー構造に利用されるリーンフォースメントに変形させるようにしたピラー構造製造方法において、
前記板材の前記縁部を前記第1の金型部と前記第2の金型部とで挟み込むための挟持圧を、前記板材の長手方向で変えることで、前記プッシャによるプレス圧によって前記板材の伸張度合いを長手方向で変えるプレス工程を備え、
前記プレス工程では、
前記リーンフォースメントのベルトライン部より上側の衝突非変形領域における伸張度合いを、前記リーンフォースメントの前記ベルトライン部から下側の衝突変形予定領域における伸張度合いに対して高めるように前記板材をプレスし、
アッパーヒンジ座部とロアヒンジ座部とを含む前記衝突変形予定領域において、前記アッパーヒンジ座部を挟んで且つ前記ベルトライン部にまで達する領域Bの伸張度合いと、前記ロアヒンジ座部の上部から離間して且つ前記領域Bまで達する領域Aの伸張度合いと、前記衝突非変形領域Cの伸張度合いと、の関係が、C>A>Bを満足するように前記板材をプレスすることを特徴とするピラー構造製造方法。
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2014
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