JP2014141133A - ハーネス材及び車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用シート内における複数の電線と複数のチューブとの配策スペースを省スペース化する。
【解決手段】複数のチューブ42を連結し連結チューブ材40とし、この連結チューブ材40を複数の電線30の外側を囲むように環状に配置してテープ状の結束部材50で束ねることで、チューブ42が連結されていないバラバラの状態で一体化する場合と比較し、電線30が確実にまた効果的にチューブ42(連結チューブ材40)の弾性によって保護される。よって、電線30を保護する保護材が不要となる。また、結束部材50によって、複数の電線30と連結チューブ材40とが束ねられて一体化されることで、コンパクト化する。したがって、車両用シート10のシートバック20内における複数の電線30と複数のチューブ42との配策スペースが省スペース化する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハーネス材及び車両用シートに関する。
特許文献1には、ロボットアーム内に可撓性を有するエアチューブとワイヤーハーネスとを配策したロボットが開示されている。
また、特許文献2には、外表面が表皮材で被覆してあるクッションパッドの後端面に、ハーネスを表皮材の外側から押し込んで収納することができるハーネス収納用の凹溝が形成された車両用シートクッションが開示されている。
ここで、車両用シート内には、ランバーサポートやサイドサポートなどを動かすための袋体が設けられている場合がある。このような車両用シートでは、袋体に空気を送りこむための複数のチューブと電動ポンプや電動バルブなどに接続される複数の電線が束ねられたワイヤーハーネス(ケーブルハーネス)とがシートバック内に配策されている。なお、ワイヤーハーネスは、厚みのある保護材で複数の電線を覆い、この保護材の外側にテープ状(帯状)の結束材を巻いて束ねた構成となっている。
しかし、車両用シートの薄型化や高機能化に伴って車両用シート内における複数の電線と複数のチューブとの配策スペースを省スペース化することが求められており、この点において改善の余地があった。
特開2009−018398号公報 特開2006−082759号公報 特開平08−002348号公報
本発明は、上記事実を考慮し、車両用シート内における複数の電線と複数のチューブとの配策スペースを省スペース化することが目的である。
請求項1の発明は、車両用シート内に配策される複数の電線と、前記車両用シート内に配策される複数のチューブが長手方向と直交する方向に連結された連結チューブ材と、複数の前記電線と前記連結チューブ材とを束ねて一体化させる結束部材と、を備えている。
請求項1に記載の発明では、複数のチューブが長手方向と直交する方向に連結されることで連結チューブ材が構成される。そして、連結チューブ材と複数の電線とが結束部材によって束ねられて一体化されることで、ハーネス材が構成されている。
このように、チューブを連結して連結チューブ材とし複数の電線と一体化することで、チューブ(連結チューブ材)の弾性によって電線が保護されるので、電線を保護する保護材が不要となる。また、結束部材によって、複数の電線と連結チューブ材とが束ねられて一体化されることで、コンパクト化する。したがって、車両用シート内における複数の電線と複数のチューブとの配策スペースが省スペース化する。
請求項2の発明は、前記連結チューブ材の少なくとも一部において、前記複数の電線の外側を囲むように前記連結チューブ材が環状に配置され、前記結束部材は前記連結チューブ材の外側から束ねられている。
請求項2の発明では、複数の電線の外側を囲むように連結チューブ材が環状に配置され、環状の連結チューブ材の外側から結束部材によって束ねられている。よって、電線がチューブ(連結チューブ材)によって、より確実にまた効果的に保護される。
請求項3の発明は、前記連結チューブ材の少なくとも一部において、前記連結チューブ材は直線状に配置され、前記連結チューブ材の前記チューブ間に形成される凹部に前記電線が配策されている。
請求項3の発明では、直線状に配置された連結チューブ材のチューブ間に形成される凹部に電線が配策されている。このように、直線状に連結チューブ材を配置することで、幅が狭い部位にも容易に配策が可能となる。また、凹部に電線が配策されることで、よりコンパクト化する。
請求項4の発明は、車両用シート内に配策される複数の電線の外側に、前記車両用シート内に配策される複数のチューブ材が環状に配置され、環状に配置された複数の前記チューブ材の外側から結束部材で束ねられて一体化している。
請求項4の発明では、複数の電線の外側を囲むように複数のチューブ材が環状に配置され、環状に配置された複数のチューブ材の外側から結束部材によって束ねられている。よって、電線がチューブの弾性によって効果的に保護されるので、電線を保護する保護材が不要となる。また、結束部材によって、複数の電線と複数のチューブとが束ねられて一体化されることでコンパクト化する。したがって、車両用シート内における複数の電線と複数のチューブとの配策スペースが省スペース化する。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項のハーネス材が、シートバック内に配策された車両用シート。
請求項5の発明では、車両用シートのシートバック内における複数の電線と複数のチューブとの配策スペースが省スペース化する。よって、車両用シートのシートバックを薄型化したり省スペース化されてできたスペースを他の目的に活用することができる。
請求項1に記載の発明によれば、車両用シート内における複数の電線と複数のチューブとの配策スペースを省スペース化することができる。
請求項2に記載の発明では、チューブの弾性によって電線をより確実にまた効果的に保護することができる。
請求項3に記載の発明では、ハーネス材を幅が狭い部位にも容易に配策することできる。
請求項4に記載の発明では、車両用シート内における複数の電線と複数のチューブとの配策スペースを省スペース化することできる。
請求項5に記載の発明では、車両用シートのシートバック内における複数の電線と複数のチューブとの配策スペースを省スペース化することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用シートを斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るハーネス材が配策された車両用シートのシートバックの内部構造を模式的に示すシート幅方向に沿った水平断面図である。 (A)は本発明の第一実施形態に係るハーネス材の長手方向と直交する断面を模式的に示す断面図であり、(B)はチューブを長手方向と直交する方向に連結した連結チューブ材を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るハーネス材の変形例を模式的に示す長手方向と直交する断面の断面図である。 本発明の第二実施形態に係るハーネス材が配策された車両用シートのシートバックの内部構造を模式的に示すシート幅方向に沿った水平断面図である。 (A)は本発明の第二実施形態に係るハーネス材の長手方向と直交する断面を模式的に示す断面図であり、(B)はチューブを長手方向と直交する方向に連結した連結チューブ材を示す斜視図である。 図5に示す車両用シートを模式的に示す、(A)はシート幅方向に見た側面図であり、(B)はシートバックがシート前側に倒れた状態を示す側面図であり、(C)はシートバックを背面側から見た背面図である。 (A)は第二実施形態のハーネス材の他の適用例としてのシートバックの構造を模試的に示すシート正面側から見た正面図であり、(B)は(A)のA−A線に沿った水平断面を模式的に示す断面図である。 ワイヤーハーネスとチューブとが配策された本発明が適用されていない参考例としての車両用シートのシートバックの内部構造を模式的に示すシート幅方向に沿った水平断面図である。 (A)は複数の電線が保護材で覆われ結束材で束ねられたワイヤーハーネスの長手方向と直交する断面を模式的に示す断面図であり、(B)は複数のチューブの長手方向と直交する断面を模式的に示す断面図である。 第一参考例のチューブ材を示す斜視図である。 第二参考例のチューブ材を示す斜視図である。 (A)は、図12に示す第二参考例のチューブ材をコネクタと袋体とに接続した状態を示す側面図であり、(B)は(A)のチューブ材の延出部とコネクトとの接続部の構造を拡大して模式的に示す構造図であり、(C)が(B)のC−C線に沿った断面を模式的に示す拡大断面図である。 第三参考例のチューブ材の長手方向と直交する断面を模式的に示す断面図である。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態に係る車両用シートについて説明する。
(車両用シートの全体構成)
まず、車両用シートの全体構成を説明する。
図1に示すように、車両用シート10は、着座乗員の尻部を支持するシートクッション12と、シートクッション12の後端部に配置され着座乗員の背部を支持するシートバック20と、を備えている。また、シートバック20の上端部には、着座乗員の頭部を支持するヘッドレスト14が設けられている。
なお、車両用シート10のシート前後方向、シート上下方向、シート幅方向は、それぞれ車両の車両前後方向、車両上下方向、車幅方向外側と略一致している。
シートバック20は、シートクッション12の後端部に設けられた図示していないリクライニング機構によって、シートクッション12に対する傾斜角が調節可能となっている(第二実施形態で説明する図7(A)及び図7(B)を参照)。
また、シートバック20は、シート幅方向における両側部のサイドサポート部22が中央部の背もたれ部25に比べてシート前方側へ膨出している(図2も参照)。なお、サイドサポート部22は、着座乗員の側方を支持することで、着座乗員のホールド性を確保するために設けられている。
シートバック20の背もたれ部25における乗員の腰部が当接するランバーサポート部27内及びサイドサポート部22内には、図示していない袋体(ブラダー)が設けられている。そして、袋体に空気を送り込むことで、ランバーサポート部27及びサイドサポート部22が動くようになっている。
図2に示すように、車両用シート10のシートバック20内におけるシート幅方向の両端部には、シートバック20の骨格を構成するシートフレーム24が上下方向に沿って設けられている。また、これらシートフレーム24にシート背面部に設けられたシートシェル26が支持されている。そして、シートシェル26の背面外側に、シートカバー28が設けられている。
車両用シート10のシートバック20内におけるシートシェル26とシートカバー28との間には、後述する複数の電線30と複数のチューブ42(連結チューブ材40)とがテープ状の結束部材50で束ねられて一体化された第一実施形態のハーネス材100がシート上下方向に沿って配策されている。
そして、ハーネス材100を構成する複数のチューブ42を介して、前述したランバーサポート部27内及びサイドサポート部22内に設けられている袋体(ブラダー)に図示していない電動ポンプから空気が送られる。また、ハーネス材100を構成する複数の電線30は、図示してはない電動ポンプや電動バルブなどに接続されている。
(ハーネス材)
つぎに、第一実施形態のハーネス材100について説明する。
図3(A)に示すように、各電線30は、金属製の素線32の外周が絶縁材34で被覆された構成となっている。また、複数のチューブ42は、図3(B)に示すように、長手方向と直交する方向に連結されることで連結チューブ材40となっている。
図3(A)に示すように、複数の電線30の外側を囲むように連結チューブ材40を環状に配置している(複数の電線30を連結チューブ材40で巻いている)。そして、テープ状(帯状)の結束部材50が連結チューブ材40の外側に巻かれることで、複数の電線30と複数のチューブ42(連結チューブ材40)とが束ねられて一体化されたハーネス材100となっている。
また、一部の電線30は、連結チューブ材40のチューブ42間に形成される凹部44(図3(B)も参照)に配置されている。
(作用及び効果)
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。
複数のチューブ42を連結して連結チューブ材40とし、この連結チューブ材40で複数の電線30を巻いて覆う。そして、連結チューブ材42の外側からテープ状の結束部材50を巻いて束ねている。よって、チューブ42が連結されていないバラバラの状態で結束部材50を巻いて束ねる場合と比較し、複数の電線30が確実に又効果的にチューブ42(連結チューブ材40)の弾性によって保護される。よって、電線30を保護する保護材が不要となる。
また、複数の電線30と連結チューブ材40とがテープ状の結束部材50によって束ねられて一体化されると共に、連結チューブ材40の凹部44に電線30が配置されることで、コンパクト化する。
したがって、車両用シート10のシートバック20内における複数の電線30と複数のチューブ42との配策スペースが省スペース化する。つまり、本実施形態では、シートバック20におけるシートシェル26とシートカバー28との間に占める配策スペースが省スペース化される。よって、車両用シート10のシートバック20を薄型化したり省スペース化されてできたスペースを他の目的に活用することができる。
(比較例)
つぎに、本発明が適用されていない比較例について説明する。
比較例では、図10(A)に示すワイヤーハーネス(ケーブルハーネス)800と、図10(B)に示す複数のチューブ42と、が図9に示すように、それぞれシートシェル26とシートカバー28との間に、別々に配策されている。このように、ワイヤーハーネス800と複数のチューブ42とが別々に配策されることで、それぞれ配策するためのスペースが必要となる。
また、図10(A)に示すワイヤーハーネス800は、複数の電線30を厚みのある保護材802で巻いて覆い、この保護材802の外側にテープ状の結束材50を巻いて束ねた構成となっている。よって、保護材802の厚み分配策スペースが大きくなる。
このような理由から、比較例では、シートシェル26とシートカバー28との間の配策スペースが大きくなる。
これに対して本実施形態では、前述したように、連結チューブ材40(チューブ42)が保護材802の機能を果たすので保護材802が不要となるとと共に、連結チューブ材40(チューブ42)と複数の電線30とを薄いテープ状の結束部材50で束ねて一体化することで、コンパクト化されている。よって、比較例と比較し、シートバック20におけるシートシェル26とシートカバー28との間に占める配策スペースが省スペース化される。
(変形例)
つぎに、第一実施形態のハーネス材の変形例について説明する。
図4に示す変形例のハーネス材101では、連結されていない複数のチューブ42が複数の電線30の外側を囲むように環状に配置されている。そして、テープ状の結束部材50をチューブ42の外側に巻くことで、複数の電線30と複数のチューブ42とが束ねられて一体化されたハーネス材101となっている。
なお、本変形例のハーネス材101も第一実施形態のハーネス材100と同様に、複数の電線30の外側を囲むように環状にチューブ42を配置し、テープ状の結束部材50で束ねることで、複数の電線30が効果的にチューブ42の弾性によって保護される。よって、電線30を保護する保護材802(図10(A)を参照)が不要となる。また、複数の電線30と連結チューブ材40とが、結束部材50によって束ねられて一体化されることで、コンパクト化する。
<第二実施形態>
つぎに、図5〜図7を用いて、本発明の第二実施形態に係る車両用シートについて説明する。なお、第一実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(車両用シートの全体構成)
まず、車両用シートの全体構成を説明する。
図5に示すように、車両用シート11のシートバック21におけるシートシェル26とシートカバー28との間には、後述する複数の電線30と複数のチューブ42(連結チューブ材40)とがテープ状の結束部材50で束ねられて一体化された第二実施形態のハーネス材200がシート上下方向に沿って配策されている。
そして、ハーネス材200を構成する複数のチューブ42を介して、第一実施形態と同様に、ランバーサポート部27(図1参照)内及びサイドサポート部22内に設けられた袋体(ブラダー)に電動ポンプから空気が送られる。また、ハーネス材200を構成する複数の電線30は、図示してはない電動ポンプや電動バルブなどに接続されている。
また、図7に示すように、ハーネス材200は、シートバック21からシートクッション12に跨って配策され湾曲している(ハーネス材200には、湾曲部202が形成されている)。
(ハーネス材)
つぎに第二実施形態のハーネス材200について説明する。
図6(A)に示すように、第一実施形態と同様に、各電線30は、金属製の素線32の外周が絶縁材34で被覆された構成となっている。また、複数のチューブ42は、図6(B)に示すように、長手方向と直交する方向に連結されることで連結チューブ材40となっている。
図6(A)に示すように、連結チューブ材40は直線状に配置され、連結チューブ材40のチューブ42間に形成される凹部44に電線30が配置されている。そして、テープ状の結束部材50が巻かれることで、複数の電線30と複数のチューブ42(連結チューブ材40)とが束ねられて一体化されたハーネス材200となっている。
(作用及び効果)
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。
複数のチューブ42を連結し連結チューブ材40とし、この連結チューブ材40の凹部44に電線30を配置して、テープ状の結束部材50で束ねて一体化することで、コンパクト化する。
また、複数の電線30が連結チューブ材40の弾性によって保護される。よって、電線30を保護する保護材802(図10(A)を参照)が不要となる。
したがって、車両用シート11のシートバック21内における複数の電線30と複数のチューブ42との配策スペースが省スペース化する。つまり、本実施形態では、シートバック21におけるシートシェル26とシートカバー28との間に占める配策スペースが省スペース化される。よって、シートバック21を薄型化したり省スペース化されてできたスペースを他の目的に活用することができる。
また、ハーネス材200は、チューブ42の連結方向には長くなるが、連結方向と長手方向とに直交する厚み方向は薄くなる。つまり、本実施形態では、ハーネス材200はシート幅方向に長くなるが、シート前後方向には薄くなる。よって、シートシェル26とシートカバー28との間隔を狭くできる、或いは、隙間の狭い部位にもハーネス材200を配策することができる。
また、本実施形態では、図7(A)及び図7(B)に示すように、ハーネス材200は、シートバック21からシートクッション22に跨って配策され湾曲している。更に、シートバック21は、シートクッション12に対する傾斜角が調節されることで、湾曲部202の曲率が変化する。
しかし、本実施形態のように、ハーネス材200の連結チューブ材40の連結方向及び長手方向に対して直交する厚み方向(図6の矢印Kを参照)に湾曲させて配策することで、各チューブ42及び各電線30の曲率が略同一となり、各チューブ42及び各電線30にかかる負担が均一化する。よって、特定のチューブ42や電線30の曲率が大きくなることによる(歪みが大きくなることによる)チューブ42や電線30の破損や折れ曲がりが防止される。
<第二実施形態のハーネス材の別の適用例>
つぎに第二実施形態のハーネス材200の別の適用例について説明する。
図8に示すように、車両用シート60のシートバック62の背もたれ部65には、マッサージ用の袋体(セル体)250が上下方向に並んで設けられている。そして、各袋体250には、第二実施形態のハーネス材200(図6(A)参照)から分岐した各チューブ42が接続されている。ハーネス材200はシートバック62のパッド材63に設けられた貫通孔部69から背面側に配策され湾曲している(ハーネス材200には湾曲部202が形成されている)。
前述したように、ハーネス材200を連結チューブ材40の厚み方向(図6の矢印Kを参照)に湾曲させて配策することで、各チューブ42及び各電線30の曲率が略同一となり、各チューブ42及び各電線30にかかる負担が均一化する。よって、特定のチューブ42や電線30の曲率が大きくなることによる(歪みが大きくなることによる)チューブ42や電線30の破損や折れ曲がりが防止される。
なお、図8では、シート幅方向の一方の端部側のみに袋体(セル体)250及びハーネス材200が図示されているが、実際には、シート幅方向の他方の端部側にも同様に設けられている。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、第一実施形態のハーネス材100を第二実施形態のハーネス材200のように湾曲させて使用してもよい(図7及び図8を参照)。
また、連結チューブ材40の長手方向の一部のみを(ハーネス材の長手方向の一部における長手方向と直交する断面のみを)、第一実施形態のハーネス材100のような構成(図3(A)参照)としてもよいし、第二実施形態のハーネス材200のような構成(図6(A)参照)としてもよい。
或いは、連結チューブ材40の長手方向の一部を(ハーネス材の長手方向の一部を)第一実施形態のハーネス材100のような構成(図3(A)参照)とし、別の部位、例えば幅狭部や湾曲する部位には第二実施形態のハーネス材200のような構成(図6(A)参照)としてもよい。つまり、一本のハーネス材が第一実施形態のハーネス材100のような構成(図3(A))と第二実施形態のハーネス材200のような構成(図6(A))との二つを備える構成であってもよい。
また、第一実施形態の変形例のハーネス材101(図4参照)の構造と第一実施形態の構造又は第二実施形態の構造とを組み合わせてもよい。
また、連結チューブ材40(図3(B)、図6(B))を、第一実施形態のハーネス材100では環状とし、第二実施形態のハーネス材200では直線状として用いていたが、これに限定されるものではない。例えば、連結チューブ材40を二つ折りにして、間に電線30を挟む構成であってもよい。
また、チューブ42は、気体(空気)でなく液体を送るために用いてもよい。
また、電線30は、電動ポンプや電動バルブ以外、例えばシートバック内のヒーターや各種センサー等の電気機器に接続されてもよい。
また、上記実施形態では、結束材50は、テープ状(帯状)であったが、これに限定されるものではない。複数の電線と複数のチューブとを束ねて一体化でできればよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
<参考例>
つぎに、本発明が適用されていない参考例について説明する。
(第一参考例)
図11に示す第一参考例のチューブ材300は、チューブ42の肉厚部分に素線32が埋設されている。よって、チューブ42が素線32の外周に被覆される絶縁材34(図3(A)を参照)及び保護材802(図10(A)参照)の両方の機能を果たしている。したがって、チューブ42とワイヤーハーネス800(図10参照)とを配策する場合と比較し、省スペース化される。
(第二参考例)
図12に示す第二参考例のチューブ材302は、チューブ42の径方向の対向する部位の肉厚部分に素線32がまとめられて埋設されている。そして、素線32が埋設された部分は、帯状に延出した延出部310となっている。
また、図13(A)に示すように、チューブ材302にチューブ42は袋体360に接続され、延出部310の端部にはコネクタ350が接続されている。また、図13(B)及び図13(C)に示すように、素線32の間隔を調整することで、延出部310の端部を既存のコネクタ350の端子部352に圧着接続することができる。よって、電気的な配線が第一参考例と比較し、容易である。
なお、図13では、延出部312にはコネクタ350が接続されていないが、延出部310と同様にコネクタ350を接続してもよい。
(第三参考例)
図14に示す第三参考例のチューブ材304は、チューブ42内に電線30が挿通されている。よって、チューブ42とワイヤーハーネス800(図10参照)とを配策する場合と比較し、省スペース化される。
(その他)
第一参考例のチューブ材300、第二参考例のチューブ材302、及び第三変形例のチューブ材304を、図3(B)に示すように連結して連結チューブ材としてもよいし、図3(A)、図4、図6(A)のように結束部材50で束ねて一体化させてハーネス材としてもよい。
10 車両用シート
11 車両用シート
20 シートバック
21 シートバック
30 電線
40 連結チューブ材
42 チューブ
44 凹部
50 結束部材
60 車両用シート
62 シートバック
100 ハーネス材
101 ハーネス材
200 ハーネス材

Claims (5)

  1. 車両用シート内に配策される複数の電線と、
    前記車両用シート内に配策される複数のチューブが長手方向と直交する方向に連結された連結チューブ材と、
    複数の前記電線と前記連結チューブ材とを束ねて一体化させる結束部材と、
    を備えるハーネス材。
  2. 前記連結チューブ材の少なくとも一部において、前記複数の電線の外側を囲むように前記連結チューブ材が環状に配置され、前記結束部材は前記連結チューブ材の外側から束ねる請求項1に記載のハーネス材。
  3. 前記連結チューブ材の少なくとも一部において、前記連結チューブ材は直線状に配置され、前記連結チューブ材の前記チューブ間に形成される凹部に前記電線が配策されている請求項1又は請求項2に記載のハーネス材。
  4. 車両用シート内に配策される複数の電線の外側に、前記車両用シート内に配策される複数のチューブ材が環状に配置され、環状に配置された複数の前記チューブ材の外側から結束部材で束ねられて一体化したハーネス材。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項のハーネス材が、シートバック内に配策された車両用シート。
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