JP6991655B2 - ハーネス配索構造 - Google Patents

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本発明は、自動車などの車両におけるハーネス配索構造に関する。
車両には多くの電気・電子機器が搭載されているため、これらの機器の電気的接続を図るためのハーネスを様々な位置に通さねばならない場合がある。ここで、ハーネスを配索する場合に、たとえばシートベルト装置のウェビングなどの可動部材と、この可動部材に対向するパネル部材などの固定部材との相互間の位置に、複数のハーネスを通さねばならない場合がある。
この場合、たとえば複数のハーネスをテープで束ねてから、これを適当に支持部材に支持させただけでは、可動部材がテープやハーネスに当接し、これらが損傷する虞がある。
これに対し、従来においては、そのような虞を簡易な構成によって適切に解消し得る手段は、提案されていないのが実情である。
なお、前記したような虞を解消するための手段としては、たとえば支持部材を大型化し、ハーネスに可動部材が当たらないようにすることが考えられる。ところが、このような手段によれば、支持部材の部品コストが高価となる。また、パネル部材と可動部材との隙間が小さい場合には、支持部材を大型化する手段を採用することが困難な場合もある。さらに、支持部材は、車両の固定部材への取付け用のクリップなどを備えた構造とされるのが一般的であるが、可動部材の動作範囲などの実際の状況に対応させて支持部材のサイズなどの仕様を逐一変更するようなことは余り合理的ではなく、ハーネスの配索に要するコストは一層高価となってしまう。
特開平2-155127号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、車両の固定部材と可動部材との相互間の位置に複数のハーネスを適切に通すことを、簡易な構成によって適切かつ廉価に実現することが可能なハーネス配索構造を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供されるハーネス配索構造は、車両の固定部材と可動部材との相互間の位置に複数のハーネスを通すためのハーネス配索構造であって、前記固定部材と前記可動部材との相互間に位置するように取付けられるハーネス用の支持部材と、この支持部材とは別部材であり、かつ前記複数のハーネスの長手方向の一部を保持するためのハーネス用のプロテクタと、を備えており、前記複数のハーネスのうち、前記プロテクタに保持された部分は、他の部分よりも前記固定部材と前記可動部材とが対向する方向の厚みが小さくされ、かつ前記プロテクタの片面に沿った配置の偏平部とされており、前記支持部材は、前記固定部材への取付けが可能なクリップ部を有するアーム部に、平板状の支持プレート部が連設された構成を有しており、前記プロテクタは、前記偏平部が前記プロテクタを挟んで前記可動部材とは反対側に位置するように、前記支持部材の前記支持プレート部に取付けられていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、複数のハーネスは、プロテクタによって保護することができるため、支持部材を大型化する必要はない。プロテクタとしては、たとえば樹脂製の平板部材を用いるなど、構成が簡易で廉価な部材を用いることができる。したがって、ハーネスの配索に要するコストを低減化することが可能である。
第2に、可動部材の動作範囲などの実際の状況に対応させてハーネスを保護する場合、支持部材の仕様を変更する必要はなく、プロテクタの仕様を変更すればよい。既述したように、プロテクタは、たとえば樹脂製の平板部材などでよいため、その仕様変更は容易である。したがって、融通性に優れる。また、支持部材の仕様を逐一変更する必要をなくし、または少なくすることができるため、コストの低減化をより促進することが可能である。
第3に、プロテクタは薄板状でよく、また複数のハーネスのうち、プロテクタに保持された部分は偏平化が図られているため、これらプロテクタおよび複数のハーネスのトータルの幅が大きくならないようにすることが可能である。したがって、固定部材と可動部材との隙間が比較的小さい場合であっても、この隙間にハーネスを適切に通すことが可能となる。
第4に、複数のハーネスをプロテクタに保持させる場合、このプロテクタを複数のハーネスの偏平化を図るためのガイド板として利用し、かつその偏平化が終了した後には、この偏平部とプロテクタとをそのままテープで束ねるといった手段を採用することが可能となる。したがって、プロテクタに複数のハーネスの偏平部を保持させる作業も容易に行なうことができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係るハーネス配索構造の一例を示す要部概略斜視図である。 (a)は、図1のIIa-IIa要部断面図であり、(b)は、(a)の矢視IIbの要部正面図であり、(c)は、(a)の矢視IIcの要部背面図である。 (a)~(f)は、図1および図2に示すハーネス配索構造の製作手順の一例を示す要部斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示すハーネス配索構造Aは、車両の後部座席4用のシートベルト装置5のウェビング50と、 後部座席4の側方に位置するパネル部材6(ルーフサイドインナパネル)との相互間の位置に、複数のハーネス3を配索する構造である。ウェビング50は、リトラクタ51からショルダアンカ52を経て後部座席4側に繰り出されるものであり、本発明でいう「可動部材」の一例に相当する。パネル部材6は、本発明でいう「固定部材」の一例に相当する。
図2に示すように、ハーネス配索構造Aは、パネル部材6に取付けられるハーネス用の支持部材1、およびプロテクタ2を備えている。なお、複数のハーネス3は、後述する偏平部30の一部を除き、テープ9A~9Cが巻かれて束ねられている。
支持部材1は、クリップ部11を上部に有するアーム部12の下部に、平板状の支持プレート部10が連設された構成を有するたとえば樹脂成形品であり、クリップ部11を利用してパネル部材6に取付けられている。プロテクタ2は、たとえば樹脂製の平板部材であり、このプロテクタ2の片面(側面)には、複数のハーネス3が保持されている。
複数のハーネス3は、その一般部分は、テープ9Aを利用して束ねられ、全体の断面形状が円形または楕円などの非偏平状となっているが、プロテクタ2に保持された部分は、前記一般部分よりも水平方向の厚みが小さくされ、かつプロテクタ2の片面に沿った縦長偏平状の偏平部30とされている。この偏平部30の左右両端部およびプロテクタ2には、テープ9Bが巻き付けられており、それらの部位はテープ9Bによって一体的に束ねられている。
また、プロテクタ2および支持部材1の支持プレート部10には、テープ9Cが巻き付けられていることにより、これらは一体的に束ねられている。このことによって、支持部材1に、プロテクタ2および複数のハーネス3の偏平部30が保持されている。ここで、複数のハーネス3の偏平部30は、プロテクタ2を挟んでウェビング50とは反対側に位置するように設定されている。プロテクタ2は、支持プレート部10を介してウェビング50とは反対側に位置するように設定されている。
前記した複数のハーネス3の偏平化、およびプロテクタ2および支持部材1への取付けは、図3に示す製造工程により行なうことができる。
すなわち、まず図3(a)に示すように、上面が開口した断面コ字状のジグ7、およびプロテクタ2を準備する。同図(b)に示すように、プロテクタ2は、ジグ7の底部の凹溝70に進入させて起立させる。次いで、同図(c)に示すように、複数のハーネス3をジグ7内に進入させる。その際、複数のハーネス3のうち、プロテクタ2に対面する部分、およびその近傍部分については、テープ9Aが巻かれていない状態にしておく。その後は、同図(d)に示すように、複数のハーネス3のうち、プロテクタ2に対面する部分を、プロテクタ2の片面に沿わせるようにして上下に並べて偏平化し、偏平部30を形成する。偏平部30を形成した後には、同図(e)に示すように、偏平部30の形態が崩れることを阻止すべく、テープ9Bを偏平部30の両端部およびその近傍とプロテクタ2とに巻き付ける。このことにより、プロテクタ2への偏平部30の保持が図られる。その後は、同図(f)に示すように、支持部材1の支持プレート部10にプロテクタ2を重ね合わせてから、これらにテープ9Cを巻き付け、支持プレート部10に、プロテクタ2および偏平部30を保持させる。このことにより、前記したハーネス配索構造Aに用いられる複数のハーネス3の支持構造が得られる。
次に、前記したハーネス配索構造Aの作用について説明する。
まず、シートベルト装置5のウェビング50は、その繰り出し時や巻取り時に、車幅方向に振れを生じる場合があるが、複数のハーネス3は、プロテクタ2を挟んでウェビング50とは反対側に位置するため、ウェビング50が複数のハーネス3に接触するようなことは適切に阻止される。本実施形態においては、プロテクタ2の長さが、支持部材1の支持プレート部10よりも長くされている。また、プロテクタ2の上下幅も、支持プレート部10の一般部分の上下幅よりも大きくされている。このため、支持部材1の大型化を適切に解消しつつ、複数のハーネス3の広い範囲をプロテクタ2によって適切に保護することが可能である。支持部材1を大きなサイズに形成する必要はないため、全体の製造コストを低減することも可能である。プロテクタ2は、既述したように、樹脂製の平板部材であるため、このプロテクタ2のサイズを大きくしたとしても、その部品コストは廉価であり、全体の製造コストが大きく上昇する不具合はない。
ウェビング50の実際の挙動に対応させて複数のハーネス3の保護を適切に図る場合、支持部材1の仕様を変更する必要はなく、プロテクタ2を適切なサイズに変更すればよい。したがって、シートベルト装置5のウェビング50の配置が変更されるなど、種々の設
計仕様の変更に対して臨機応変に対応することが可能であり、融通性にも優れたものとなる。
複数のハーネス3は、その偏平部30がプロテクタ2に保持されているため、これらの全体の厚みを小さくすることが可能である。したがって、図2に示すように、パネル部材6と支持部材1との隙間の幅Lbが比較的小さい場合であっても、この部分にハーネス3を適切に通すことが可能である。プロテクタ2は、平板部材であり、その厚みが小さいために、偏平部30とプロテクタ2との全体の厚みを小さくする上で、一層好ましいものとすることも可能である。
本実施形態によれば、図3(c),(d)を参照して説明したように、プロテクタ2を、複数のハーネス3の偏平化を図るためのガイド板として利用することが可能であり、その偏平化を終えた後には、偏平部30とプロテクタ2とをそのままテープ9Bで束ね、偏平部30の形態保持と、プロテクタ2への取付けとを同時に図ることができる。したがって、製造作業も容易かつ合理的に行なうことができ、製造コストの低減化を一層促進することが可能である。その他、本実施形態によれば、プロテクタ2へのハーネス3の取付け、および支持部材1に対するプロテクタ2の取付けは、テープ9B,9Cの巻き付けにより行なっているため、作業性がよく、またテープ9B,9Cで覆われた部分の保護を図ることもできる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係るハーネス配索構造の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
本発明でいう車両の「固定部材」および「可動部材」は、上述したパネル部材6やウェビング50に限定されない。複数のハーネスの具体的な種類、本数なども限定されない。複数のハーネスの偏平部は、他の部分よりも偏平状であればよい。
プロテクタとしては、平板部材を用いることが好ましいが、これ以外の形態の部材を用いることも可能である。支持部材具体的なイズ、材質など限定されない。
支持部材にプロテクタを保持させる手段や、プロテクタにハーネスを保持させる手段としては、これらにテープを巻き付ける手段に代えて、または加えて、たとえば結束バンドなどを用いて束ねる手段を採用することもできる。
A ハーネス配索構造
1 支持部材
2 プロテクタ
3 ハーネス
30 偏平部
50 ウェビング(可動部材)
6 パネル部材(固定部材)
9A~9C テープ

Claims (1)

  1. 車両の固定部材と可動部材との相互間の位置に複数のハーネスを通すためのハーネス配索構造であって、
    前記固定部材と前記可動部材との相互間に位置するように取付けられるハーネス用の支持部材と、
    この支持部材とは別部材であり、かつ前記複数のハーネスの長手方向の一部を保持するためのハーネス用のプロテクタと、
    を備えており、
    前記複数のハーネスのうち、前記プロテクタに保持された部分は、他の部分よりも前記固定部材と前記可動部材とが対向する方向の厚みが小さくされ、かつ前記プロテクタの片面に沿った配置の偏平部とされており、
    前記支持部材は、前記固定部材への取付けが可能なクリップ部を有するアーム部に、平板状の支持プレート部が連設された構成を有しており、
    前記プロテクタは、前記偏平部が前記プロテクタを挟んで前記可動部材とは反対側に位置するように、前記支持部材の前記支持プレート部に取付けられていることを特徴とする、ハーネス配索構造。
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