JP2014140908A - クリップ装着装置 - Google Patents

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澤 哲 夫 澁
Kenshiro Izawa
澤 健司朗 伊
Kenta TASAKA
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【課題】一般工具が使用できない自動車底部の狭小部で、作業者の負担を軽減し、クリップをボルト部材(例えばスタッドボルト)に取付ける作業を迅速且つ性格に実施できるクリップ取付け工具を提供する。
【解決手段】クリップ装着装置は、ボルト部材(2)との間で被締め付け部材(1)を締め付けるためのクリップ部材(3)をボルト部材に装着するクリップ装着装置であって、前端側にクリップを保持する保持部(11)が設けられた軸部材(12)と、クリップ部材をボルト部材に装着するための軸力を後端側から前端側へ向かって保持部に付加し、軸力がクリップ部材がボルト部材に装着するのに要する大きさである所定値に達するまでは軸部材を回転変位させることがなく、軸力が所定値(F)に達すると軸部材を所定回転方向に回転変位させる変位駆動手段(13)と備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本願発明は、ボルト部材との間で被締め付け部材を締め付けるためのクリップ部材をボルト部材に装着するクリップ装着装置に係り、特に、クリップ部材をボルト部材の雄ねじに装着するクリップ装着装置に関する。
被締め付け部材をボルト部材を用いて締め付ける場合に、ナットを回転させて締め付けるのではなく、クリップ部材を用いクリップ部材をボルト部材に対しナットのように回転させることなく容易にボルト部材の雄ねじに装着することが知られている。
これらのクリップ部材を用いることは、一般工具が使用し難い自動車の底部の狭小部作業空間における作業等において、特に有効である。
特開2007−155004号
従来は、クリップ部材をボルト部材の雄ねじに装着するための専用的な治具が存在しなかった。このため、ナット等を保持するための汎用治具を転用し、これらの治具にクリップ部材を保持し作業者が単純にボルト部材に押し付けて装着していた。
また、従来は、クリップ部材をボルト部材の雄ねじに装着することを円滑に行うために、押し付け動作に加えて回転動作を付加しようとしても、押し付け動作と回転動作を円滑に連動することができないという問題があった。
このために、クリップ部材をボルト部材の雄ねじに装着する作業において作業者の熟練に依存するために、クリップ部材がボルト部材の雄ねじに装着される場合の締め付け程度にバラツキがあり、締め付けの品質に問題があった。
そして、一般工具が使用できない例えば自動車底部の狭小部で作業者の負担を軽減し、クリップ部材を例えばスタッドボルト等のボルト部材に取付ける作業を迅速且つ正確に実施できるクリップ装着装置の提供が望まれていた。
そこで、本件発明の目的は、上記従来技術の問題を解消し、クリップ部材をボルト部材に簡易に確実に装着することを可能にするクリップ装着装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本件発明に係るクリップ装着装置は、ボルト部材との間で被締め付け部材を締め付けるためのクリップ部材を前記ボルト部材に装着するクリップ装着装置であって、前端側に前記クリップ部材を保持する保持部が設けられた軸部材と、前記クリップ部材を前記ボルト部材に装着するための軸方向力である軸力を後端側から前記前端側へ向かって前記保持部に付加し、前記軸力が前記クリップ部材が前記ボルト部材に装着するのに要する大きさである所定値に達するまでは前記軸部材を回転変位させることがなく、前記軸力が前記所定値に達すると前記軸部材を所定回転方向に所定角度だけ回転変位させる変位駆動手段と備えることを特徴とする。
また、前記変位駆動手段は、前記前端側から前記後端側へ向かって前記所定回転方向に螺旋状に形成された螺旋溝を有する螺旋部材と、前記軸部材と前記螺旋部材とを収容するケース部と、前記ケース部の周壁を貫通して前記軸部材の周面に形成された窪み部に先端部が到り、前記軸力が前記所定値に達するまでは前記先端部が前記窪み部から抜けないように形成されたプランジャピンと、前記軸力が前記所定値に達した後に、前記軸部材を前記回転変位させるように前記螺旋溝内を移動可能な案内ピンとを備えることを特徴とする。
また、前記所定角度は、前記螺旋溝の螺旋角度によって設定されることを特徴とする。
また、前記所定値の大きさは、前記プランジャピンを前記ケース部の前記周壁面に対して進退させることにより前記先端部が前記窪み部に係合する度合を調節することにより設定可能であることを特徴とする。
また、前記変位駆動手段は、前記軸部材が前記ケース部に対して前記所定回転方向のみに回転するように前記軸部材に取り付けられた第1ワンウエイクラッチと、前記螺旋部材が前記ケース部に対して前記所定回転方向のみに回転するようにする第2ワンウエイクラッチとを備えることを特徴とする。
また、前記案内ピンは、前記軸部材に取り付けられていることを特徴とする。
また、前記変位駆動手段は、前記軸部材の後端と前記螺旋部材との間で伸縮されるバネ部材を備え、前記バネ部材は、前記軸力が前記所定値に達したのち前記案内ピンが前記螺旋部材の前記螺旋溝の後端部に達するまで圧縮可能であることを特徴とする。
また、前記バネ部材は、前記軸力が付加される前に予め予備的に圧縮されていることを特徴とする。
本願発明の構成によれば、軸部材に所定値の軸力を付加して軸変位させその後に所定回転方向に回転変位をさせることができるので、保持部に保持したクリップ部材をボルト部材に簡易に確実に装着することが可能になる。
本願発明のクリップ装着装置の一実施形態を示す図。 図1に対応する組立分解図。 図1に対応する断面図。 本願発明のクリップ装着装置の他の実施形態を示す図。 クリップ装着装置に適用するクリップ部材の一例を示す図。 図5のA−Aから見た断面図で、ボルト部材との間で被締め付け部材を締め付けるためのクリップ部材を示す。
以下に図面を参照し、本件発明に係るクリップ装着装置の実施形態について説明する。
まず、図5及び図6を参照して、本件発明に係るクリップ装着装置に適用されるクリップ部材について説明する。図5にクリップ装着装置に適用するクリップ部材3の一例を示す。図6に、ボルト部材2の雄ねじ2aとクリップ部材3とによって被締め付け部材1を締め付けるためのクリップ部材を示す。
クリップ部材3は、環状基部5と、被締め付け部材1の裏面1a側に傾斜して伸びる脚部6と、環状基部5の内周縁から内方に傾斜して伸びる係合部材7と、脚部6に設けられた受圧部8とを備えている。係合部材7にはボルト部材2の軸部が挿通自在に中心部に挿通孔4が形成されている。係合部材7は、ボルト部材2の雄ねじ2aに係合自在に形成されている。
次に、図1乃至図3を参照して、本件発明に係るクリップ装着装置の実施形態について説明する。
まず、本願発明の発明者は、クリップ部材3をボルト部材2の雄ねじ2aに安定して確実に装着できるためには、クリップ装着装置はクリップ部材3に対し次のように外力を付加する必要があるという知見に到ったのであり、本件発明に係るクリップ装着装置はこの知見に基づくものである。
すなわち、クリップ部材3をボルト部材2の雄ねじ2aに安定して確実に装着できるためには、脚部6に設けられた受圧部8が被締め付け部材1の裏面1a側に当接するように十分の大きさの軸方向の外力すなわち所定値の軸力を加え、さらにその後に、所定回転方向に回転変位を加えることが必要であるのである。
クリップ装着装置は、ボルト部材2との間で被締め付け部材1を締め付けるためのクリップ部材3をボルト部材2の雄ねじ2aに装着するための装置である。このために、まず所定値の軸力を付加して軸方向の変位である軸変位をさせ、その後に軸方向の回りに回転変位を付加するものである。
ここで、本願発明における軸変位と回転変位との間の関係は、いわゆる電動ねじ回し等における場合における軸変位と回転変位との間の関係とは異なるのである。すなわち、電動ねじ回し等における場合においては、軸変位と回転変位との間では、主なる変位動作は回転変位であるのに対し、本願発明においては、クリップ部材3を雄ねじ2aに対し軸方向に軸変位させるのが主動作であるのであり、クリップ部材3の回転変位はより適正にクリップ部材3を雄ねじ2aに装着するための最終的な仕上げ的な変位動作であるのである。
クリップ装着装置には、クリップ装着装置の前端にクリップ部材3を保持する保持部11が設けられた軸部材12と、変位駆動手段13を備えている。変位駆動手段13は、クリップ部材3を雄ねじ2aに装着するための軸力を後端側から前端側へ向かって保持部11に付加し、軸力がクリップ部材3が雄ねじ2aに装着するのに要する大きさである所定値Fに達するまでは軸部材12を回転変位させることがなく、軸力が所定値Fに達すると軸部材12を所定回転方向に回転変位させる。なお、所定回転方向としては、ここでは通常の雄ねじ2aに適用するために例えば右ねじ方向あるいは時計方向に回転変位を想定するが、これに限らず左ねじの回転方向であってもよい。
変位駆動手段13は、前端側から後端側へ向かって所定回転方向に螺旋状に形成された螺旋溝18aを有する螺旋部材18と、軸部材12と螺旋部材18とを収容するケース部20と、ケース部20の周壁を貫通して軸部材12の周面に形成された窪み部12aに先端部17bが到り、軸力が所定値Fに達するまでは先端部17bが窪み部12dから抜けないように形成されたプランジャピン17と、軸力が所定値Fに達した後に、軸部材12を所定角度θだけ回転変位させるように螺旋溝内18aを移動可能な案内ピン18とを備えている。
所定角度θは、螺旋溝18aの螺旋角度すなわち、螺旋溝18aの軸線とのねじれ角度によって設定される。所定角度θの大きさは、クリップ部材3に軸変位を加えた後にどの程度の回転変位を加えるのがよいのかは、クリップ部材3の形状や材質等によって依存するものであり、所定角度θは図1等で示すように例えば180度である。
所定値Fの大きさは、プランジャピン17をケース部20の周壁面に対して小バネ材17aを介して進退させることにより先端部17bが窪み部12dに係合する度合を調節することにより設定可能である。所定値Fの大きさは、クリップ部材3の形状や材質等によって依存するものであり、例えば変形し難いばね性を有したり雄ねじ2aとの係合度合が大きいクリップ部材3に対しては軸力を大きく設定する必要があるのであり、適正な所定値Fをプランジャピン17の進退によって設定することが可能である。
変位駆動手段13は、軸部材12がケース部20に対して所定回転方向のみに回転するように軸部材12に取り付けられた第1ワンウエイクラッチ15と、螺旋部材18がケース部20に対して所定回転方向のみに回転するように例えば螺旋部材18に取り付けられた第2ワンウエイクラッチ16とを備えている。
第1ワンウエイクラッチ15のクラッチピン15aはケース部20の内周面に当接しており、軸部材12に回転しないように取り付けられた第1ワンウエイクラッチ15がケース部20に対して所定回転方向には回転するが反対方向には回転しないようになっている。同様にして、第2ワンウエイクラッチ16のクラッチピン16aがケース部20の内周面に当接しており、螺旋部材18に回転しないように取り付けられた第2ワンウエイクラッチ16がケース部20に対して所定回転方向には回転するが反対方向には回転しないようになっている。
第1ワンウエイクラッチ15と第2ワンウエイクラッチ16の作用によって、保持部11に軸変位と回転変位を加えた後に、軸部材12はケース部20に対して所定方向と反対方向に回転して元の回転位置に戻ることはない。
変位駆動手段13は、軸部材12の後端と螺旋部材18との間で伸縮されるバネ部材19を備えている。バネ部材19は、前端側が軸部材12の後端に当接し、後端側は螺旋部材18の内部の後端側の端部に当接している。バネ部材19は、軸部材12の後端と螺旋部材18の内部の後端側の端部との間で予め予備的に圧縮されている。
作業者は、保持部11をクリップ部材3に当接してケース部20の後端部をクリップ部材3に向かって押し付け、保持部11に軸力を付加する。軸力が前記所定値Fに達するとプランジャピン17はその小バネ材17aの押し付け力に打ち勝ち軸部材12のケース部20に対する係合状態が解除される。
軸部材12のケース部20に対する係合状態が解除されることによって作業者が付加する軸力の大きさは前記所定値Fよりは小さくなるが、作業者は軸力を付加した状態にあるのでバネ部材19はさらに圧縮される。
ここで、バネ部材19は軸部材12の後端と螺旋部材18の内部の後端側の端部との間で予め予備的に圧縮されていることによって、作業者は、軸力の大きさが前記所定値Fから急激に減少するのではなく、予備的圧縮力を感じながら軸力を付加することになる。
バネ部材19はさらに圧縮されるとともに案内ピン14が螺旋溝18a内を前端部から後端部に向かって移動する。バネ部材19は案内ピン14が螺旋溝18a内の後端部に達するまで圧縮される。案内ピン14が螺旋溝18a内を前端部から後端部まで移動することによって軸部材12が螺旋移動し、保持部11に保持されたクリップ部材3は所定回転方向に所定角度だけ回転変位させられる。作業者は通常、案内ピン14が螺旋溝18a内の後端部に達した時点で軸力を付加することを止める。作業者が軸力を付加することを止めた後は、バネ部材19は軸力を付加する前の当初の状態に向かってすなわち予め予備的に圧縮された状態に戻ることに伴い、軸部材12は後端側から前端側に軸線方向に移動する。ここで、前述したように、第1ワンウエイクラッチ15と第2ワンウエイクラッチ16の作用によって、軸部材12はケース部20に対して所定方向と反対方向に回転して元の回転位置に戻ることはない。
なお、バネ部材19は軸部材12の後端と螺旋部材18の内部の後端側の端部との間で予め予備的に圧縮しておくことは必ずしも必要はなく、案内ピン14が螺旋溝18a内の後端部に達した時点で圧縮されこの後にバネ部材19が当初の予備圧縮の状態に戻る代わりに自然長に戻ることによって軸部材12が後端側から前端側に軸線方向に移動することができさえすればよい。
保持部11は例えばマグネット等によってクリップ部材3を保持できるようになっている。保持部11は取付取り外し可能に軸部材12に取り付けられている。これによって、大きさや構造を異にするクリップ部材3に対してもそれに合う保持部11に交換することが可能になる。保持部11の中央には、ボルト部材2の軸部2bが入る孔が形成されている。
螺旋溝18aの形状は軸方向の長さと回転方向の所定角度θで形成されている。所定角度θの大きさは要求される回転変位の大きさで決められる。軸方向の長さについては、クリップ装着装置の長さを短くするためには、軸方向の長さを短くすればよいが、短くしすぎると案内ピン14が螺旋溝18aの壁面から受ける抵抗が大きくなりすぎて円滑な移動の妨げになるので、所定角度θの大きさを考慮しながら適度の長さに設定される。
次に、本実施の形態のクリップ装着装置の作用について説明する。
まず、使用するクリップ部材3及びボルト部材2に応じて軸部材12が軸変位から回転変位に移るときの軸力の大きさである所定値Fを選択する。所定値Fの大きさは、クリップ部材3の受圧部8の構成やクリップ部材3の素材的な特性等を考慮して実験的あるいは試行錯誤的に決められる。そして、プランジャピン17を小バネ材17aに抗してねじ孔20a内に進退させることによって、その所定値Fを設定する。
次に、図1等に示す保持部11の先端にクリップ部材3を取り付け、ケース部20を手の平で把持し、図6等に示すボルト部材2の軸部2bにクリップ部材3を嵌め込み、ケース部20をケース部20の後端側(第2ワンウエイクラッチ16がある側)から前端側(第1ワンウエイクラッチ15がある側)へ向かって押し付ける。
軸力の大きさが所定値Fに達したときに受圧部8が被締め付け部材1の裏面1aに適正に押し付けられ、クリップ部材3の軸方向の押し付けが完了する。これと同時に半球部17bが窪み部12dから抜け出て軸部材12とケース部20との係合が解除され、軸部材12がケース部20に対して前端側から後端側へ軸方向に移動しようとする。このとき、軸部材12に取り付けられた案内ピン18は螺旋溝内18aを移動し、軸部材12は螺旋部材18に対し所定角度θだけ所定回転方向に回転変位する。ここで、軸部材12が螺旋部材18に対し所定回転方向に回転変位することに伴い螺旋部材18が軸部材12に対し所定回転方向と反対方に回転変位をしようとするが、第1ワンウエイクラッチ15と第2ワンウエイクラッチ16の作用によってそのようなことはなく、軸部材12は軸変位に伴い螺旋部材18に対し所定回転方向に回転変位し、軸部材12及び螺旋部材18はケース部20に対して所定回転方向に回転変位する。そして、軸部材12が螺旋溝18aに従って回転変位することに伴いクリップ部材3に所定回転方向(右ねじ方向)の回転変位が付加され、最終的にクリップ部材3はボルト部材2の雄ねじ2aに適正に装着される。
本実施の形態の構成によれば、変位駆動手段13は、クリップ部材3を雄ねじ2aに装着するための軸力を後端側から前端側へ向かって保持部11に付加し、軸力がクリップ部材3が雄ねじ2aに装着するのに要する大きさである所定値Fに達するまでは軸部材12を回転変位させることがなく、軸力が所定値Fに達すると軸部材12を所定回転方向に回転変位させるので、クリップ部材3をボルト部材2の雄ねじ2aに安定して確実に装着することができる。
次に、図4を参照して、本願発明の他の実施の形態について説明する。
本実施の形態においては、変位駆動手段13は、ケース部20に収納されるバネ部材19の後端側の端部に当接する円柱状の当接部材23を備えている。そして、第2ワンウエイクラッチ16はケース部20に対して所定回転方向のみに回転するように当接部材23に取り付けられている。案内ピン18は当接部材23に取り付けられている。また、軸部材12と螺旋部材18とは一体的に形成されている。
図1に示した実施の形態では、第2ワンウエイクラッチ16は螺旋部材18に取り付けられているのに対し、本実施の形態では当接部材23に取り付けられている。これに伴い、バネ部材19はケース部20の頂部との下端と螺旋部材18の上端との間に配設されている。
本実施の形態においても図1等に示した実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、上述の実施の形態においては、螺旋溝18aや案内ピン14等を備える例を示したが、本願発明はこれに限らず、軸力の大きさを測定する力センサとマイコンで制御可能な電気モータ等を備え、力センサで軸力の大きさが所定値Fを検出した段階で電気モータで軸部材12を所定角度θだけ回転するようにすることも可能である。
1 被締め付け部材
2 ボルト部材2
2a 雄ねじ
3 クリップ部材
11 保持部
12 軸部材
13 変位駆動手段
14 案内ピン
15 第1ワンウエイクラッチ
16 第2ワンウエイクラッチ
17 プランジャピン
18 螺旋部材
18a 螺旋溝
19 バネ部材
20 ケース部
23 当接部材

Claims (8)

  1. ボルト部材との間で被締め付け部材を締め付けるためのクリップ部材を前記ボルト部材に装着するクリップ装着装置であって、
    前端側に前記クリップ部材を保持する保持部が設けられた軸部材と、
    前記クリップ部材を前記ボルト部材に装着するための軸方向力である軸力を後端側から前記前端側へ向かって前記保持部に付加し、前記軸力が前記クリップ部材が前記ボルト部材に装着するのに要する大きさである所定値に達するまでは前記軸部材を回転変位させることがなく、前記軸力が前記所定値に達すると前記軸部材を所定回転方向に所定角度だけ回転変位させる変位駆動手段と
    備えることを特徴とするクリップ装着装置。
  2. 前記変位駆動手段は、
    前記前端側から前記後端側へ向かって前記所定回転方向に螺旋状に形成された螺旋溝を有する螺旋部材と、
    前記軸部材と前記螺旋部材とを収容するケース部と、
    前記ケース部の周壁を貫通して前記軸部材の周面に形成された窪み部に先端部が到り、前記軸力が前記所定値に達するまでは前記先端部が前記窪み部から抜けないように形成されたプランジャピンと、
    前記軸力が前記所定値に達した後に、前記軸部材を前記回転変位させるように前記螺旋溝内を移動可能な案内ピンと
    を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のクリップ装着装置。
  3. 前記所定角度は、前記螺旋溝の螺旋角度によって設定される
    ことを特徴とする請求項2記載のクリップ装着装置。
  4. 前記所定値の大きさは、前記プランジャピンを前記ケース部の前記周壁面に対して進退させることにより前記先端部が前記窪み部に係合する度合を調節することにより設定可能である
    ことを特徴とする請求項2に記載のクリップ装着装置。
  5. 前記変位駆動手段は、
    前記軸部材が前記ケース部に対して前記所定回転方向のみに回転するように前記軸部材に取り付けられた第1ワンウエイクラッチと、
    前記螺旋部材が前記ケース部に対して前記所定回転方向のみに回転するようにする第2ワンウエイクラッチとを備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のクリップ装着装置。
  6. 前記案内ピンは、前記軸部材に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載のクリップ装着装置。
  7. 前記変位駆動手段は、前記軸部材の後端と前記螺旋部材との間で伸縮されるバネ部材を備え、
    前記バネ部材は、前記軸力が前記所定値に達したのち前記案内ピンが前記螺旋部材の前記螺旋溝の後端部に達するまで圧縮可能である
    ことを特徴とする請求項2に記載のクリップ装着装置。
  8. 前記バネ部材は、前記軸力が付加される前に予め予備的に圧縮されている
    ことを特徴とする請求項7に記載のクリップ装着装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017013213A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 トヨタ車体株式会社 クリップ取付治具

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