JP2014140295A - 地絡検出装置 - Google Patents

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Takehito Inoie
健仁 井家
Takayoshi Abe
孝義 阿部
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Abstract

【課題】正極母線または負極母線の地絡を検出する地絡検出装置を提供することである。
【解決手段】二次電池部11の正極側に接続される正極母線1と接地電位箇所との第1経路を接続/遮断する第1スイッチ回路31又は、二次電池部11の負極側に接続される負極母線2と接地電位箇所との第2経路を接続/遮断する第2スイッチ回路32と、第1経路又は第2経路の電流に基づいて正極母線1又は負極母線2が地絡していることを検出する検出用抵抗素子36、91と、検出用抵抗素子36、91と直列に接続される抵抗素子33、34、80、86とを備える地絡検出回路。
【選択図】図1

Description

本発明は、地絡検出装置に係り、特に、正極母線または負極母線が地絡されたことを検出する地絡検出装置に関する。
二次電池等の蓄電装置を利用することで、エネルギの有効活用がなされている。例えば、近年、環境に優しいクリーンエネルギとして太陽光発電システムの開発が盛んに行なわれているが、太陽光を電力に変換する光電変換モジュールは蓄電機能を備えていないため、二次電池と組み合わせて使用されることがある。例えば、光電変換モジュールにより発電された電力を一旦二次電池に充電して、外部負荷の要求等に応じて二次電池から放電する充放電制御によってエネルギの有効活用が行なわれている。
本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、太陽電池と、この太陽電池で充電される複数の二次電池と、各々の二次電池と太陽電池との間に接続されて二次電池の充電を制御する充電スイッチと、各々の二次電池と負荷との間に接続してなる放電スイッチと、充電スイッチと放電スイッチとを制御する制御回路とを備える太陽電池の電源装置が開示されている。ここでは、制御回路が、複数の充電スイッチを制御して充電する二次電池の優先順位を特定し、優先順位の高い二次電池を優先順位の低い二次電池よりも先に充電し、優先順位の高い二次電池が所定容量充電されると、優先順位の低い二次電池を充電するようにしてなることが開示されている。
特開2003−111301号公報
ところで、二次電池の正極側端子に接続される正極母線及び二次電池の負極側端子に接続される負極母線が、接地(アース)されていない電力供給システムがある。この場合に、正極母線または負極母線が地絡したときに、電位が変動するため好適な電力供給をすることができない可能性があるため、地絡の発生を検出することが望まれる。
本発明の目的は、地絡の発生を検出する地絡検出装置を提供することである。
本発明に係る地絡検出装置は、二次電池部の正極側に接続される正極母線と接地電位箇所との第1経路を接続/遮断する第1スイッチ回路又は、二次電池部の負極側に接続される負極母線と接地電位箇所との第2経路を接続/遮断する第2スイッチ回路と、第1経路又は前記第2経路の電流に基づいて前記正極母線又は前記負極母線が地絡していることを検出する検出用抵抗素子と、検出用抵抗素子と直列に接続される抵抗素子とを備える地絡検出回路。
上記構成の地絡検出装置によれば、第1経路又は第2経路の電流に基づいて正極母線又は負極母線が地絡した際に流れる電流値を抑制することができる。
本発明に係る実施の形態において、地絡検出装置と、制御部と、地絡検出装置によって地絡検出される電力供給システムを示す図である。 本発明に係る実施の形態において、地絡検出装置によって地絡検出される手順を示すフローチャートである。 本発明に係る実施の形態において、正極母線が地絡している場合に、地絡が発生していることが検知される際のタイミングチャートである。
以下に図面を用いて、本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。以下では、二次電池は、リチウムイオン二次電池であるものとして説明するが、これ以外の充放電可能な蓄電池であってもよい。例えば、ニッケル水素二次電池、ニッケルカドミウム蓄電池、鉛蓄電池、金属リチウムイオン二次電池等であってもよい。
また、以下では、全ての図面において、同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、地絡検出装置100と、制御部70と、地絡検出装置100によって地絡検出される電力供給システム10と、を示す図である。最初に、電力供給システム10について説明し、その後に地絡検出装置100、制御部70について説明する。
電力供給システム10は、太陽電池モジュール20と、ブレーカ部25a,25b,25cと、二次電池部30a,30b,30cと、切替装置40と、負荷75とを含んで構成される。
太陽電池モジュール20は、太陽光を電力に変換する光電変換装置である。太陽電池モジュール20の正極側端子は、正極母線1によって充電用スイッチ回路402の一方側端子402aに接続されている。太陽電池モジュール20の負極側端子は、負極母線2によってブレーカ部25a,25b,25cの負極側ブレーカ252,254,256の負極側端子252b,254b,256bと、負荷75の負極側端子に接続されている。なお、太陽電池モジュール20によって発電された発電電力は直流電力である。
二次電池部30a,30b,30cは、それぞれ複数の二次電池を直列に接続して構成されている。なお、各二次電池は、炭素物質で構成された負極と、リチウムイオンが移動するための電解液と、リチウムイオンを可逆的に出し入れできる正極活物質とを含んで構成される。
二次電池部30aの正極側端子は、ブレーカ部25aの正極側ブレーカ251を介して並列処理回路部404に接続され、負極側端子は、ブレーカ部25aの負極側ブレーカ252を介して負極母線2に接続されている。また、図1に示されるように、二次電池部30b及び二次電池30cも二次電池30aと同様の構成を有する。
ブレーカ部25a,25b,25cは、二次電池部30a,30b,30cを保護する必要がある時に、制御部70によって遮断制御される装置である。
ブレーカ部25aは、正極側ブレーカ251と負極側ブレーカ252とを含んで構成される。正極側ブレーカ251は、一方側端子251aが並列処理回路部404に接続され、他方側端子251bが二次電池部30aの正極側端子に接続される遮断回路である。負極側ブレーカ252は、一方側端子252aが二次電池部30aの負極側端子に接続され、他方側端子252bが負極母線2に接続される遮断回路である。また、図1に示されるように、ブレーカ部25b及びブレーカ部25cもブレーカ部25aと同様の構成を有す
る。
切替装置40は、充電用スイッチ回路402と、並列処理回路部404と、放電用スイッチ回路406とを含んで構成される。
並列処理回路部404は、スイッチ回路41a,41b,41cと、抵抗素子42a,42b,42cと、を含んで構成される。
スイッチ回路41aは、一方側端子410aが充電用スイッチ回路402の他方側端子402bと放電用スイッチ回路406の一方側端子406aとに接続され、他方側端子411aが正極側ブレーカ251の一方側端子251aと接続されるスイッチである。スイッチ回路41aは、例えば、電界効果トランジスタ(FET)を用いて構成することができ、この場合、一方側端子402aにカソード端子が接続され、他方側端子402bにアノード端子が接続される寄生ダイオードが形成される。また、図1に示されるように、スイッチ回路41b及びスイッチ回路41cもスイッチ回路41aと同様の構成を有する。
抵抗素子42aは、一方側端子が充電用スイッチ回路402の他方側端子402bと放電用スイッチ回路406の一方側端子406aとに接続され、他方側端子が正極側ブレーカ251の一方側端子251aと接続される。つまり、抵抗素子42aは、スイッチ回路41aに対して並列に接続されている。また、抵抗素子42b及び抵抗素子42cも抵抗素子41aと同様の構成を有する。
ここで、並列処理回路部404の作用について述べると、通常動作時は、スイッチ回路41a,41b,41cは、制御部70により、正極側端子側の電圧の電位差に応じてオン/オフ制御されている。また、スイッチ回路41a,41b,41cのオン抵抗値は、それぞれ抵抗素子42a,42b,42cの抵抗値に比べて小さい。したがって、制御部70によって充電用スイッチ回路402もオンに制御されている場合には、太陽電池モジュール20によって発電された発電電力がスイッチ回路41a,41b,41cを介してそれぞれ二次電池部30a,30b,30cに充電される。
そして、例えば、二次電池部30bを交換した場合、正極側ブレーカ253の一方側端子253aと正極側ブレーカ251,255の一方側端子251a,255aとの間で電圧差ができ、このとき制御部70によって、スイッチ回路41bはオフに制御される。これにより、太陽電池モジュール20によって発電された発電電力は、スイッチ回路41a,41cを介して二次電池部30a,30cには充電されるが二次電池30bには充電されないこととなる。そして、二次電池部30bの電圧が二次電池部30a、30bの電圧よりも小さい場合、正極側ブレーカ251,255の一方側端子251a,255aと正極側ブレーカ253の一方側端子253aとの間で電圧差が発生するため、抵抗素子42a及び抵抗素子42b、あるいは、抵抗素子42c及び抵抗素子42bを介して正極側ブレーカ253側に向かって電流が流れ、上記電圧差が小さくなる。
充電用スイッチ回路402は、一方側端子402aが正極母線1によって太陽電池モジュール20の正極側端子に接続され、他方側端子402bが正極母線1によってスイッチ回路41a,41b,41cの一方側端子410a,410b,410c及び抵抗素子42a,42b,42cの一方側端子と放電用スイッチ回路406の一方側端子406aとに接続されるスイッチである。充電用スイッチ回路402のスイッチング制御は、制御部70の制御によってなされる。なお、充電用スイッチ回路402は、例えば、電界効果トランジスタ(FET)を用いて構成することができ、この場合、他方側端子402bにアノード端子が接続され、一方側端子402aにカソード端子が接続される寄生ダイオードが形成される。
放電用スイッチ回路406は、一方側端子406aが正極母線1によって充電用スイッチ回路402の他方側端子402bとスイッチ回路41a,41b,41cの一方側端子410a,410b,410c及び抵抗素子42a,42b,42cの一方側端子に接続されるスイッチである。また、放電用スイッチ回路406は、他方側端子406bが正極母線1によって負荷75に接続されるスイッチである。放電用スイッチ回路406のスイッチング制御は、制御部70の制御によってなされる。なお、放電用スイッチ回路406は、例えば、電界効果トランジスタ(FET)を用いて構成することができ、この場合、一方側端子406aにカソード端子が接続され、他方側端子406bにアノード端子が接続される寄生ダイオードが形成される。
負荷75は、一方側端子が正極母線1によって放電用スイッチ回路406の他方側端子406bと接続され、他方側端子が正極母線2に接続される負荷装置である。ここでは、負荷75は、直流電力で動作する負荷であり、例えば、パーソナルコンピュータ等を用いることができる。
次に、地絡検出装置100について説明する。地絡検出装置100は、第1抵抗素子80と、第1スイッチ回路82と、地絡検出部90と、第2スイッチ回路84と、第2抵抗素子86とを含んで構成される。
第1抵抗素子80は、一方側端子が正極母線1と接続され、他方側端子が第1スイッチ回路82の一方側端子82aと接続される抵抗素子である。なお、第1抵抗素子80の抵抗値は、負極母線2が地絡した際に流れる電流値を抑制するために予め定められた値である。
第1スイッチ回路82は、一方側端子82aが第1抵抗素子80の他方側端子と接続され、他方側端子82bが第2スイッチ回路84の一方側端子84aと地絡検出部90の一方側端子90aとに接続される。また、第1スイッチ回路82は、例えば、電界効果トランジスタ(FET)を用いて構成することができ、この場合、一方側端子82aにアノード端子が接続され、他方側端子82bにカソード端子が接続される寄生ダイオードが形成される。なお、第1スイッチ回路82のスイッチング制御は、制御部70によってなされる。
第2スイッチ回路84は、一方側端子84aが第1スイッチ回路82の他方側端子82bと地絡検出部90の一方側端子90aとに接続され、他方側端子84bが第2抵抗素子86の一方側端子に接続される。また、第2スイッチ回路84は、例えば、電界効果トランジスタ(FET)を用いて構成することができ、この場合、一方側端子84aにカソード端子が接続され、他方側端子84bにアノード端子が接続される寄生ダイオードが形成される。なお、第2スイッチ回路84のスイッチング制御は、制御部70によってなされる。
第2抵抗素子86は、一方側端子が第2スイッチ回路84の他方側端子と接続され、他方側端子が負極母線2と接続される抵抗素子である。なお、第2抵抗素子86の抵抗値は、正極母線1が地絡した際に流れる電流値を抑制するために予め定められた値である。
地絡検出部90は、I/V変換用抵抗素子91と、高周波数用フィルタ92と、全波整流回路93と、低周波数用フィルタ94と、コンパレータ95と、基準電圧回路96と、抵抗素子97、容量素子98と、判定回路99とを含んで構成される。地絡検出部90は、一方側端子90aが第1スイッチ回路82と第2スイッチ回路84の接続点に接続され、他方側端子90bが接地される。
I/V変換用抵抗素子91は、一方側端子が一方側端子90aを介して第1スイッチ回路82と第2スイッチ回路84との接続点に接続され、他方側端子が他方側端子90bを介して接地される抵抗素子である。そして、I/V変換用抵抗素子91を流れる電流は、その抵抗成分によって電圧に変換される。
高周波数用フィルタ92は、2つの入力側端子がI/V変換用抵抗素子91の両側端子に接続され、出力側端子が全波整流回路93の入力側端子に接続されるフィルタ回路である。そして、高周波数用フィルタ92は、I/V変換用抵抗素子91から出力される電圧信号を入力として受け取り、当該電圧信号のうち、高周波数(例えば、15kHz〜20kHz)成分をカットするフィルタとして機能する。
全波整流回路93は、入力側端子が高周波数用フィルタ92の出力側端子と接続され、出力側端子が低周波数用フィルタ94の入力側端子と接続される整流回路である。そして、全波整流回路93は、高周波数用フィルタ92によってフィルタリングされた電圧信号を全波整流する整流回路として機能する。
低周波数用フィルタ94は、入力側端子が全波整流回路93の出力側端子と接続され、出力側端子がコンパレータ95の第1入力側端子に接続されるフィルタ回路である。そして、低周波数用フィルタ94は、全波整流回路93によって整流された電圧信号のうち、低周波数(例えば、100Hz〜120Hz)成分をカットするフィルタ回路である。
基準電圧回路96は、一方側端子がコンパレータ95の第2入力側端子と接続され、他方側端子が接地される回路である。そして、基準電圧回路96は、正極母線1または負極母線2が地絡したことを検出するために予め定められた基準電圧値(閾値)を出力する機能を有する。
コンパレータ95は、第1入力側端子が低周波数用フィルタ94の出力側端子と接続され、第2入力側端子が基準電圧回路96の一方側端子と接続され、出力側端子が抵抗素子97の一方側端子と接続される比較回路である。そして、コンパレータ95は、低周波数用フィルタ94によってフィルタリングされた電圧信号と、基準電圧回路96によって出力される電圧値とを比較する機能を有する。また、コンパレータ95は、当該電圧信号の値が基準電圧値よりも大きいときにはLowを出力し、当該電圧信号の値が基準電圧値よりも小さいときにはHighを出力する。
抵抗素子97は、一方側端子がコンパレータ95の出力側端子と接続され、他方側端子が容量素子98の一方側端子と判定回路99の入力側端子と接続される抵抗素子である。
容量素子98は、一方側端子が抵抗素子97の他方側端子と判定回路99の入力側端子と接続され、他方側端子が接地される容量素子である。ここで、抵抗素子97と容量素子98とを併せて時定数回路として機能し、具体的には、コンパレータ95の出力値の変化に基づいて、抵抗素子97の抵抗値と容量素子98の容量値により定まる時定数で値を変化させる時定数回路として機能する。
判定回路99は、入力側端子は抵抗素子97の他方側端子と容量素子98の一方側端子と接続され、出力側端子が制御部70と接続される回路である。また、判定回路99は、抵抗素子97と容量素子98により形成される時定数回路の出力値(抵抗素子97の他方側端子と容量素子98の一方側端子の電位)がLowからHighに向かって変化している時間が予め定められた判定時間(例えば、2秒)を超えているか否かを判断する。そして、判定回路99は、上述した時定数回路の出力値の変化信号が当該判定時間を超えてい
ない場合は地絡が発生していないと判定してLowを出力し、当該変化信号が当該判定時間を超えている場合に地絡が発生していると判定してHighを出力する機能を有する。
次に、制御部70について説明する。制御部70は、充放電処理部702と地絡対応処理部704とを含んで構成される。なお、制御部70の各構成は、ハードウェアで構成してもよく、ソフトウェアで構成することも可能である。
充放電処理部702は、充電用スイッチ回路402、放電用スイッチ回路406のオンオフ制御を行う機能を有する。また、充放電処理部702は、太陽電池モジュール20によって発電された発電電力を一旦二次電池部30a,30b,30cに充電し、二次電池部30a,30b,30cから放電された放電電力を負荷75に供給するために、充電用スイッチ回路402及び放電用スイッチ回路406をオンする機能を有する。
さらに、充放電処理部702は、二次電池部30a,30b,30cのSOCを取得し、二次電池部30a,30b,30cのSOCのうち少なくとも1つが所定の過充電基準値よりも大きくなったときに、二次電池部30a,30b,30cが過充電状態となることを防止するために、充電用スイッチ回路402をオフする機能を有する。
また、充放電処理部702は、二次電池部30a,30b,30cのSOCを取得し、二次電池部30a,30b,30cのSOCのうち少なくとも1つが所定の過放電基準値よりも小さくなったときに、二次電池部30a,30b,30cが過放電状態となることを防止するために、放電用スイッチ回路406をオフする機能を有する。
地絡対応処理部704は、第1スイッチ回路82、第2スイッチ回路84、ブレーカ部25a,25b,25cを制御する機能を有する。
また、地絡対応処理部704は、正極母線1が地絡しているか否かを検知するために、第1スイッチ回路82をオフし、第2スイッチ回路84をオンする機能を有する。ここで、正極母線1が地絡している場合には、接地側からI/V変換用抵抗素子91、第2スイッチ回路84、第2抵抗素子86を介して負極母線2側に電流が流れる電流パスが形成される。そして、正極母線1が地絡している場合には、地絡検出部90によって地絡していることが検知され、判定回路99の出力信号がHighとなる。このとき地絡対応処理部704は、正極母線1が地絡していると判断し、ブレーカ部25a,25b,25cを遮断する。
さらに、地絡対応処理部704は、負極母線2が地絡しているか否かを検知するために、第1スイッチ回路82をオンし、第2スイッチ回路84をオフする。ここで、負極母線2が地絡している場合には、正極母線1側から第1抵抗素子80、第1スイッチ回路82、I/V変換用抵抗素子91を介して接地側に電流が流れる電流パスが形成される。そして、負極母線2が地絡している場合には、地絡検出部90によって地絡していることが検知され、判定回路99の出力信号がHighとなる。このとき地絡対応処理部704は、負極母線2が地絡していると判断し、ブレーカ部25a,25b,25cを遮断する。
続いて、上記構成の作用について、図2を用いて説明する。図2は、地絡検出装置100によって地絡検出される手順を示すフローチャートである。まず、最初に、第1スイッチ回路82及び第2スイッチ回路84をオフし、I/V変換用抵抗素子91に電流が流れていないことを確認する(S2)。この工程は、制御部70の地絡対応処理部704の機能によって実行される。これにより、地絡検出装置100が正常な状態にあるかどうかを確認する初期チェックを行う。
次に、第1スイッチ回路82をオンする(S4)。この工程は、制御部70の地絡対応処理部704の機能によって実行される。これにより、負極母線2が地絡しているか否かの検知を開始する。次に、負極母線2の地絡検出が開始されてから5秒が経過したか否かを判断する(S6)。この工程は、制御部70の地絡対応処理部704の機能によって実行される。負極母線2の地絡検出が開始されてから5秒が経過したと判断したときは、S12へと進む。
負極母線2の地絡検出が開始されてから5秒が経過していないと判断したときは、判定回路99の出力信号がHighであるか否かを判断する(S8)。この工程は、制御部70の地絡対応処理部704の機能により実行される。判定回路99の出力信号がLowのときは、再びS6へと戻る。
判定回路99の出力信号がHighのときは、負極母線2が地絡していると判断し、ブレーカ部25a,25b,25cを遮断する(S10)。この工程は、制御部70の地絡対応処理部704の機能により実行される。
S12の工程において、第1スイッチ回路82をオフにてから3秒経過させた後(S12)、第2スイッチ回路84をオンにする(S14)。この工程は、制御部70の地絡対応処理部704の機能により実行される。これにより、負極母線2に関する地絡検出を終えて、正極母線1が地絡しているか否かの検知を開始する。なお、第1スイッチ回路82をオフにし、3秒経過してから第2スイッチ回路84をオンにしているのは、第1スイッチ回路82がオフに切り替わる直前で負極母線2が地絡していると検知され、コンパレータ95の出力がHighからLowに切り替わった際に、そのHigh信号が2秒以上経過しているか否かを判断する必要があることを考慮したことによる。
次に、正極母線1の地絡検出が開始されてから5秒が経過したか否かを判断する(S16)。この工程は、制御部70の地絡対応処理部704の機能によって実行される。正極母線1の地絡検出が開始されてから5秒が経過したと判断したときは、END処理へと進む。
正極母線1の地絡検出が開始されてから5秒が経過していないと判断したときは、判定回路99の出力信号がHighであるか否かを判断する(S18)。この工程は、制御部70の地絡対応処理部704の機能により実行される。判定回路99の出力信号がLowのときは、再びS16へと戻る。
判定回路99の出力信号がHighのときは、正極母線1が地絡していると判断し、ブレーカ部25a,25b,25cを遮断する(S18)。この工程は、制御部70の地絡対応処理部704の機能により実行される。
上記構成によれば、地絡検出装置100によって地絡検出された結果に基づいて、地絡が発生しているときに、ブレーカ部25a,25b,25cが遮断される。これにより、正極母線1または負極母線2が地絡したときに、万一、人が当該正極母線1または負極母線2に触った場合であっても感電することを防止することができる。
また、上記構成によれば、第1スイッチ回路82をオンして、第2スイッチ回路84をオフしたときに、負極母線2の地絡を検出できるとともに、第1スイッチ回路82をオンして、第2スイッチ回路84をオンしたときに、正極母線1の地絡を検出することができる。また、正極母線1または負極母線2ではなく、二次電池部30a,30b,30cにおいて、それぞれ直列接続された複数の二次電池の間で地絡が発生したときは、上記の正極母線1の地絡の検出の際及び負極母線2の地絡の検出の際のいずれの場合にも地絡が発
生していると検出される。これにより、複数の二次電池の間で地絡が発生している場合であってもブレーカ部25a,25b,25cが遮断されるため、万一、人が当該正極母線1または負極母線2に触った場合であっても感電することを防止することができる。
なお、上記構成によって、電力供給システム10において、地絡が発生していることが検出される一例について、図3を用いて説明する。図3は、正極母線1が地絡している場合に、その地絡の発生が検知されるときのタイミングチャートである。
まず、第1スイッチ回路82を5秒間オンして、負極母線2が地絡しているか否かを判定する。このとき、負極母線2では地絡が発生していないため、低周波数用フィルタ94の出力信号である電圧信号は基準電圧値(閾値)を超えていない。このため、コンパレータ95の出力もLowのままである。
そして、第1スイッチ回路82をオフしてから3秒経過させた後に、第2スイッチ回路84を5秒間オンして、正極母線1が地絡しているか否かを判定する。このとき、正極母線1で地絡が発生しており、低周波数用フィルタ94の電圧信号が閾値を超える期間は2秒以上継続する。これにより、判定回路99は、地絡が発生していると判定し、制御部70に対する出力信号をLowからHighへと変化させている。したがって、上記出力信号を受け取った制御部70は、地絡が発生している際の対応として、ブレーカ部25a,25b,25cの遮断を行うことができる。
なお、上記構成による地絡の検出は、例えば1日において1回程度行われる。この場合、地絡の検出は、充電用スイッチ回路402及び放電用スイッチ回路406がいずれもオン状態となっているときに行われることが好ましい。そのために、所定の間隔(例えば、10分)で地絡の検出を行う機会を設けて地絡検出をリトライさせるものとすることができる。具体的には、充電用スイッチ回路402及び放電用スイッチ回路406がいずれもオン状態となっている場合で地絡検出が行なえたときは、その日の地絡検出を終了させる。そして、充電用スイッチ回路402及び放電用スイッチ回路406のうち、いずれか一方のスイッチ回路がオン状態で他方がオフ状態となっている場合は、その状態で一旦地絡検出を行った後に、他方のスイッチ回路がオン状態となるまで地絡検出をリトライさせるようにすることができる。
1 正極母線、2 負極母線、10 電力供給システム、20 太陽電池モジュール、25a,25b,25c ブレーカ部、30a,30b,30c 二次電池部、40 切替装置、41a,41b,41c スイッチ回路、42a,42b,42c 抵抗素子、70 制御部、75 負荷、80 第1抵抗素子、82 第1スイッチ回路、84 第2スイッチ回路、86 第2抵抗素子、90 地絡検出部、91 I/V変換用抵抗素子、92 高周波数用フィルタ、93 全波整流回路、94 低周波数用フィルタ、95 コンパレータ、96 基準電圧回路、97 抵抗素子、98 容量素子、99 判定回路、100 地絡検出装置、251,253,255 正極側ブレーカ、252,254,256 負極側ブレーカ、402 充電用スイッチ回路、404 並列処理回路部、406
放電用スイッチ回路、702 充放電処理部、704 地絡対応処理部。

Claims (2)

  1. 二次電池部の正極側に接続される正極母線と接地電位箇所との第1経路を接続/遮断する第1スイッチ回路又は、前記二次電池部の負極側に接続される負極母線と前記接地電位箇所との第2経路を接続/遮断する第2スイッチ回路と、
    前記第1経路又は前記第2経路の電流に基づいて前記正極母線又は前記負極母線が地絡していることを検出する検出用抵抗素子と、
    前記検出用抵抗素子と直列に接続される抵抗素子とを備える地絡検出回路。
  2. 前記抵抗素子は、前記正極母線と前記第1スイッチ回路との間又は前記負極母線と前記第2スイッチ回路との間に配置されている請求項1に記載の地絡検出回路。
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