JP2014138362A - 信号受信回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】ルータやスイッチなどの通信装置へ搭載する場合、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減する。
【解決手段】受信ユニット1iにおいて、インターフェース規格#jごとに入力側エラスティックバッファ5jを設け、パラレル信号Rjおよびシリアルクロック信号Fjを入力し、当該Fjに基づいて当該Rjを内部バッファに書き込むとともに、当該Fjに基づいて当該Rjを内部バッファから読み出して、MACコントロール論理コア2jに出力する。また、MACコントロール論理コア2jが、SerDes10から出力されたFjを内部クロック信号として分配し、当該内部クロック信号に基づいて、SerDes10から出力された当該Rjを復号化することにより当該インターフェース規格#jのパケットデータを生成して出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データ通信技術に関し、特に入力信号から異なるインターフェース規格のパケットをそれぞれ復号化して出力するための信号受信技術に関する。
パケット通信に用いられるルータやスイッチなどの通信装置で用いられる信号受信回路は、各データ入力から並列的に入力されるシリアル形式の入力信号から、異なるインターフェース規格(例えば、XFI、SGMII、QSGMII等)のパケットをそれぞれ復号化して出力する機能を有している(例えば、特許文献1−3、非特許文献1の図3−3,図3−4など参照)。
この信号受信回路には、各データ入力に対して、インターフェース規格ごとに異なる位相および信号形式を持つシリアル形式の入力信号が、逐次、時分割で切替入力される。このため、信号受信回路では、これら入力信号をシリアル−パラレル変換した後、そのインターフェース規格に適合した復号化を行い、後段の処理部に適した周波数、位相、およびバス幅に変換した後、出力タイミングを調整して1つのデータ出力から出力するものとなっている。
特表2001−513296号公報 特開2002−094550号公報 特開2000−270017号公報 特許第4417807号公報
「インプレス標準教科書シリーズ 10ギガビットEthernet教科書」、瀬戸康一郎・石田修 監修、出版社:インプレスネットビジネスカンパニー、発行年:2005年、第3章 "IEEE Standard for Information technology - Telecommunications and information exchange between systems - Local and metropolitan area networks - Specific requirements Part 3: Carrier sense multiple access with collision detection (CSMA/CD) access method and physical layer specifications"(IEEE Std 802.3-2005)、第6章
このような信号受信回路に関連する一構成例として、図19のような回路構成が考えられる。図19は、信号受信回路の構成例を示すブロック図である。
この信号受信回路9は、入力信号#1〜#m(mは2以上の整数)ごとに個別に設けられたm個のデータ入力と1個のデータ出力(パケット出力)とを備え、データ入力ごとに個別に設けられたm個の受信ユニット911〜91mが設けられている。各データ入力は、それぞれn(nは2以上の整数)個のインターフェース規格(例えば、XFI、SGMII、QSGMII等)に対応しており、データ出力は、後段処理部の規格に適合している。
受信ユニット91i(i=1〜mの整数)は、信号受信回路9で生成したローカルクロック信号FLに基づいて、対応する入力信号#iのシリアル−パラレル変換、復号化、バス幅変換を行い、後段処理部の規格に適合した全受信ユニット911〜91mに共通のシステムクロック信号FSに基づいて、得られたパケットデータの周波数変換と位相調整を行い、読出制御回路930からの個別の読出要求信号RQijにより、信号出力タイミングを制御して、インターフェース規格ごとに個別の出力信号#i1〜#inを出力する。
各受信ユニットの出力信号#i1〜#inは、読出制御回路930からの選択信号SELに基づいて、出力セレクタ920で切替選択されて、パケット出力として信号受信回路9から後段処理部へ出力される。
図20は、受信ユニットの構成例を示すブロック図である。各受信ユニット91iは、1個のSerDes(SERializer/DESerializer)910と、インターフェース規格ごとに個別に設けられた、n個のMAC(Media Access Control)コントロール論理コア92j(j=1〜nの整数)、n個のバス幅変換回路93j、およびn個のレジスタファイル94jとを有している。なお、データ通信プロトコルスタックにおけるMACコントロール論理コアの位置づけについては、例えば、非特許文献2(第6章)などに記載されている。
信号受信回路9の各データ入力は、当該データ入力に対応する1個の受信ユニット91iのデータ入力と、それぞれ接続されている。各受信ユニット91iのデータ出力は、出力セレクタ920のデータ入力と接続されている。ローカルクロック信号FLは、各受信ユニット91iにそれぞれ分配されている。読出制御回路930からの読出要求信号RQij(j=1〜nの整数)は、対応する受信ユニット91iにそれぞれ分配されている。読出制御回路930からのシステムクロック信号FSは、各受信ユニット91iにそれぞれ分配されている。また、読出制御回路930からの選択信号SELが出力セレクタ920と接続されている。
各受信ユニット91iにおいて、受信ユニット91iのデータ入力は、SerDes910のデータ入力と接続されている。受信ユニット91iのローカルクロック信号入力は、SerDes910のクロック信号入力と接続されている。SerDes910のデータ出力およびクロック信号出力は、各MACコントロール論理コア92jのデータ入力およびクロック信号入力と接続されている。各MACコントロール論理コア92jのデータ出力およびクロック信号出力は、当該インターフェース規格#jのバス幅変換回路93jを介して、当該インターフェース規格#jのレジスタファイル94jの書き込みデータ入力および書き込みクロック信号入力と接続されている。受信ユニット91iの読出要求信号入力およびシステムクロック信号入力は、各レジスタファイル94jの読出要求信号入力および読み出しクロック信号入力と個別に接続されている。各レジスタファイル94jのデータ出力は、当該受信ユニット91iのデータ出力と接続されている。
次に、信号受信回路9の動作について説明する。
入力信号#1〜#mは、m個のデータ入力のいずれかから、信号受信回路9に入力される。SerDes910は、ローカルクロック信号FLに基づいて、シリアル形式の入力信号#iをパラレル形式に変換する。SerDes910は、ローカルクロック信号FLに基づいて、入力信号#iからシリアルクロック信号Fjを再生する。この際、シリアルクロック信号Fjの周波数は、当該タイミングに入力信号#iで入力されたシリアルデータ信号のインターフェース規格#jにより異なる。
SerDes910からのパラレル信号Rjとシリアルクロック信号Fjは、当該入力信号#iのインターフェース規格に対応するMACコントロール論理コア92jに転送される。MACコントロール論理コア92jは、シリアルクロック信号Fjを分配して得られた内部クロック信号に基づき、当該インターフェース規格に応じてパラレル信号Rjを復号化する。復号化により得られたパケットデータは、バス幅変換回路93jでバス幅が変換された後、MACコントロール論理コア92jの内部クロック信号に基づいて、当該インターフェース規格#jのレジスタファイル94jに書き込まれる。
読出制御回路930は、m個の受信ユニット91iのそれぞれのn個のMACコントロール論理コア92jに対応する、合計(m×n)個のレジスタファイル94iのうち、いずれか1個に対して、読出要求信号RQijを出力する。読出要求信号RQijを受信した受信ユニット91i内のレジスタファイ94jは、システムクロック信号FSに基づいてパケットデータを出力する。
出力セレクタ920は、(m×n):1セレクタであり、選択信号SELによりレジスタファイル94jの出力信号を選択して、パケット出力として出力する。
なお、レジスタファイル94jからデータを読み出す手段としては、上記のように読出要求信号RQijの値によって読み出す方法と、読出要求信号RQijを使用せずに読み出しクロック信号入力の有無によって読み出す方法がある。
しかしながら、このような信号受信回路によれば、ルータやスイッチなどの通信装置へ搭載する場合、前述した回路構成に起因して、実際の回路設計時に大きな作業負担が発生するという問題点があった。
例えば、前述した信号受信回路の回路構成によれば、SerDesが出力するパラレル信号のレイテンシは、使用するデバイスプロセスやSerDesマクロの種類によって異なる。一方、MACコントロール論理コアで用いる内部クロック信号は、MACコントロール論理コア内でのクロック信号分配によるレイテンシを含む。このため、デバイスプロセスのばらつきなどに起因して、パラレル信号と内部クロック信号とに無視できない位相差が生じ、データレートが低下するため、十分な実用性が得られないという問題点があった。したがって、パラレル信号と内部クロック信号とのタイミングマージンを確保するには、デバイスプロセスやSerDesマクロが変更になる度にレイテンシ合わせのためのクロック信号設計をやり直す必要があり、回路設計作業負担が増大するという問題点があった。
また、前述した信号受信回路の回路構成によれば、信号受信回路のデータ入力ごとだけでなく、サポートするインターフェース規格ごとにレジスタファイルが必要となる。したがって、多数(m×n個)のレジスタファイルが必要となるとともに、出力セレクタのデータ入力の個数も多数(m×n個、総配線数はビット幅×m×n)必要となるため、回路規模が増大するという問題点があった。例えば、信号受信回路のデータ入力の個数M=42、サポートするインターフェース規格の個数N=3、各レジスタファイルの出力信号のビット幅が64Byte(512bit)の場合、ビット幅512bitで入力数が126(42×3)の出力セレクタが必要となる。
したがって、レジスタファイルと出力セレクタの間のパラレル・データの配線が1個のセレクタに集中するので、レイアウト効率が悪く、回路設計作業負担が増大するという問題点があった。例えば、信号受信回路のデータ入力の個数M=42、サポートするインターフェース規格の個数N=3、各レジスタファイルの出力信号のビット幅が64Byte(512bit)の場合、ビット幅512bit×126=64512本の配線が1個のセレクタに集中することになる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、ルータやスイッチなどの通信装置へ搭載する場合、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる信号受信回路を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる信号受信回路は、並列的に入力されるシリアル形式の入力信号ごとに設けられて、当該入力信号から異なるインターフェース規格のパケットデータをそれぞれ復号化してレジスタファイルに書き込み、読出制御回路からのシステムクロック信号に基づいて、当該読出制御回路からの読出要求信号で指定されたインターフェース規格のパケットデータを、前記レジスタから読み出して出力する受信ユニットと、前記読出制御回路からの選択信号に基づいて、前記受信ユニットからの出力のうちのいずれか1つの出力をパケット出力として選択出力する出力セレクタとを備え、前記受信ユニットは、各インターフェース規格に共通して設けられた1つのSerDesと、インターフェース規格ごとに個別に設けられた、入力側エラスティックバッファ、MACコントロール論理コア、バス幅変換回路、およびレジスタファイルとを有し、前記SerDesは、当該受信ユニットに対応する前記入力信号をパラレル信号に変換するとともに、前記入力信号に同期したシリアルクロック信号を抽出して、当該パラレル信号のインターフェース規格ごとにこれらパラレル信号およびシリアルクロック信号を分離出力し、前記入力側エラスティックバッファは、前記SerDesから出力された当該インターフェース規格のパラレル信号およびシリアルクロック信号を入力し、当該シリアルクロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて当該パラレル信号を内部バッファに書き込むとともに、当該シリアルクロック信号からなる読出用クロック信号に基づいて当該パラレル信号を当該内部バッファから読み出して出力し、前記MACコントロール論理コアは、前記SerDesから出力された当該インターフェース規格のシリアルクロック信号からなる入力クロック信号を内部クロック信号として分配し、当該内部クロック信号に基づいて、前記SerDesから出力された当該インターフェース規格のパラレル信号を復号化することによりパケットデータを生成して出力し、前記バス幅変換回路は、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力された内部クロック信号に基づいて、当該MACコントロール論理コアから出力されたパケットデータのバス幅を変更して出力し、前記レジスタファイルは、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力された内部クロック信号に基づいて、当該インターフェース規格のバス幅変換回路から出力されたパケットデータを内部レジスタに書き込み、前記読出制御回路からのシステムクロック信号および読出要求信号に基づき当該内部レジスタから前記パケットデータを読み出して出力するようにしたものである。
また、上記信号受信回路の一構成例は、インターフェース規格ごとに個別に設けられて、当該インターフェース規格に適合したクロック信号周波数および位相を有する入力側PLLクロック信号を生成する入力側PLL回路をさらに備え、前記MACコントロール論理コアは、前記内部クロック信号を分配する際、前記入力側PLL回路から出力された当該インターフェース規格の入力側PLLクロック信号からなる入力クロック信号を前記内部クロック信号として分配するようにしたものである。
また、上記信号受信回路の一構成例は、前記入力側エラスティックバッファが、前記パラレル信号を前記内部バッファから読み出す際、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアに入力される入力クロック信号からなる読出用クロック信号、または、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力された内部クロック信号からなる読出用クロック信号に基づいて、当該パラレル信号を前記内部バッファから読み出すようにしたものである。
また、上記信号受信回路の一構成例は、前記入力側エラスティックバッファが、前記パラレル信号を前記内部バッファから読み出す際、前記読出用クロック信号として当該入力側エラスティックバッファに入力されるクロック信号を遅延回路により一定時間遅延させたクロック信号に基づいて当該パラレル信号を前記内部バッファから読み出すようにしたものである。
また、上記信号受信回路の一構成例は、前記受信ユニットが、インターフェース規格ごとに個別に設けられて、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力された内部クロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力されたパケットデータを内部バッファに書き込むとともに、読出用クロック信号に基づいて当該パケットデータを当該内部バッファから読み出して出力する出力側エラスティックバッファと、前記出力側エラスティックバッファのいずれかから出力されたパケットデータを選択して出力するデータセレクタと、前記各レジスタファイルに代えて、各インターフェース規格に共通して設けられた共通の1つの共通レジスタファイルをさらに備え、前記共通レジスタファイルは、前記データセレクタから出力されたパケットデータを書込用クロック信号に基づいて内部レジスタに書き込み、当該システムクロック信号に基づいて、当該読出制御回路からの読出要求信号で指定されたパケットデータを当該内部レジスタから読み出して出力するようにしたものである。
また、上記信号受信回路の一構成例は、前記各受信ユニットの共通レジスタファイルで共通して用いる出力側PLLクロック信号を生成する出力側PLL回路をさらに備え、
前記出力側エラスティックバッファは、前記パケットデータを前記内部バッファから読み出す際、前記出力側PLL回路から出力された出力側PLLクロック信号からなる読出用クロック信号に基づいて当該パケットデータを当該内部バッファから読み出して出力し、前記共通レジスタファイルは、前記パケットデータを内部レジスタに書き込む際、前記出力側PLL回路から出力された出力側PLLクロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて前記データセレクタから出力されたパケットデータを内部レジスタに書き込むようにしたものである。
また、本発明にかかる他の信号受信回路は、並列的に入力されるシリアル形式の入力信号ごとに設けられて、当該入力信号から異なるインターフェース規格のパケットデータをそれぞれ復号化してレジスタファイルに書き込み、読出制御回路からのシステムクロック信号に基づいて、当該読出制御回路からの読出要求信号で指定されたパケットデータを、前記レジスタから読み出して出力する受信ユニットと、前記読出制御回路からの選択信号に基づいて、前記受信ユニットからの出力のうちのいずれか1つの出力をパケット出力として選択出力する出力セレクタとを備え、前記受信ユニットは、各インターフェース規格に共通して設けられた1つのSerDes、1つのデータセレクタ、および1つの共通レジスタファイルと、インターフェース規格ごとに個別に設けられた、MACコントロール論理コア、および出力側エラスティックバッファとを有し、前記SerDesは、当該受信ユニットに対応する前記入力信号をパラレル信号に変換するとともに、前記入力信号に同期したシリアルクロック信号を抽出して、当該パラレル信号のインターフェース規格ごとにこれらパラレル信号およびシリアルクロック信号を分離出力し、前記MACコントロール論理コアは、前記SerDesから出力された当該インターフェース規格のシリアルクロック信号からなる入力クロック信号を内部クロック信号として分配し、当該内部クロック信号に基づいて、前記SerDesから出力された当該インターフェース規格のパラレル信号を復号化することによりパケットデータを生成して出力し、前記出力側エラスティックバッファは、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力された内部クロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力されたパケットデータを内部バッファに書き込むとともに、読出用クロック信号に基づいて当該パケットデータを当該内部バッファから読み出して出力し、前記データセレクタは、前記各出力側エラスティックバッファから出力されたパケットデータを選択して出力し、前記共通レジスタファイルは、前記データセレクタから出力されたパケットデータを書込用クロック信号に基づいて内部レジスタに書き込み、当該システムクロック信号に基づいて、当該読出制御回路からの読出要求信号で指定されたパケットデータを当該内部レジスタから読み出して出力するようにしたものである。
また、上記信号受信回路の一構成例は、前記各受信ユニットの共通レジスタファイルで共通して用いる出力側PLLクロック信号を生成する出力側PLL回路をさらに備え、
前記出力側エラスティックバッファは、前記パケットデータを前記内部バッファから読み出す際、前記出力側PLL回路から出力された出力側PLLクロック信号からなる読出用クロック信号に基づいて当該パケットデータを当該内部バッファから読み出して出力し、前記共通レジスタファイルは、前記パケットデータを内部レジスタに書き込む際、前記出力側PLL回路から出力された出力側PLLクロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて前記データセレクタから出力されたパケットデータを内部レジスタに書き込むようにしたものである。
本発明によれば、各受信ユニットにおいて、SerDesからMACコントロール論理コアへ入力されるパラレル信号の位相が、入力側エラスティックバッファにより、MACコントロール論理コアの内部クロック信号の位相と一致するよう位相調整されることになる。したがって、SerDesが出力するパラレル信号のシリアルクロック信号に対するレイテンシが、使用するデバイスプロセスやSerDesマクロの種類によって異なり、あるいは、MACコントロール論理コアで用いる内部クロック信号に、MACコントロール論理コアのクロック信号分配によるレイテンシを含んでいても、MACコントロール論理コアにおいて、入力されるパラレル信号と内部クロック信号との位相差が無視できる程度にまで抑制されるため、この位相差に起因するデータレートの低下を回避でき、十分な実用性を得ることができる。
このため、パラレル信号と内部クロック信号とのタイミングマージンを確保するために、デバイスプロセスやSerDesマクロが変更になる度にレイテンシ合わせのためのクロック信号設計をやり直す必要がなくなり、設計作業負担や設計コストを大幅に削減でき、十分な実用性を得ることができる。
また、本発明によれば、各受信ユニットにおいて、各インターフェース規格のパケットデータが1つの共通レジスタファイルで保持されることになる。このため、インターフェース規格ごとに、レジスタファイルを設けた場合と比較して、各受信ユニットの回路規模を大幅に削減することができる。したがって、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる。
また、インターフェース規格ごとに、レジスタファイルを設けた場合と比較して、各受信ユニットからの出力信号が削減されるため、出力セレクタに入力される出力信号も削減することができる。このため、出力セレクタ周辺における配線集中を緩和することができ、配線面積を大幅に削減してレイアウト効率を改善することができるだけでなく、配線の長さを最小限かつ均等にできるため、選択後の出力信号の高スループット化を実現することが可能となる。したがって、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる。
第1の実施の形態にかかる信号受信回路の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる受信ユニットの構成を示すフロック図である。 入力側エラスティックバッファの構成例である。 第1の実施の形態にかかる受信ユニットの他の構成を示すフロック図である。 第1の実施の形態にかかる受信ユニットの他の構成を示すフロック図である。 第2の実施の形態にかかる信号受信回路の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態にかかる受信ユニットの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態にかかる信号受信回路の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態にかかる受信ユニットの構成を示すブロック図である。 出力側エラスティックバッファの構成例である。 出力セレクタの構成例である。 2:1セレクタの構成例である。 図11の出力セレクタの動作を示す論理表である。 図11の出力セレクタの適用例である。 第4の実施の形態にかかる信号受信回路の構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態にかかる受信ユニットの構成を示すブロック図である。 第5の実施の形態にかかる信号受信回路の構成を示すブロック図である。 第5の実施の形態にかかる受信ユニットの構成を示すブロック図である。 信号受信回路の構成例を示すブロック図である。 受信ユニットの構成例を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる信号受信回路1について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる信号受信回路の構成を示すブロック図である。
この信号受信回路1は、パケット通信に用いられるルータやスイッチなどの通信装置で用いられて、各データ入力から並列的に入力されるシリアル形式の入力信号から、異なるインターフェース規格(例えば、XFI、SGMII、QSGMII等)のパケットをそれぞれ復号化して出力する機能を有している。
信号受信回路1には、各データ入力に対して、インターフェース規格ごとに異なる位相および信号形式を持つシリアル形式の入力信号が、逐次、時分割で切替入力される。このため、信号受信回路では、これら入力信号をシリアル−パラレル変換した後、そのインターフェース規格に適合した復号化を行い、後段の処理部に適した周波数、位相、およびバス幅に変換した後、出力タイミングを調整して1つのデータ出力から出力するものとなっている。
図1に示すように、信号受信回路1は、入力信号#1〜#m(mは2以上の整数)ごとに個別に設けられたm個のデータ入力と、1個のデータ出力(パケット出力)と、データ入力ごとに個別に設けられたm個の受信ユニット(#1〜#m)11〜1mと、これら受信ユニット11〜1mに共通して設けられた1つの出力セレクタ20と、これら受信ユニット11〜1mおよび出力セレクタ20を制御する1つの読出制御回路30とを備えている。
各データ入力は、それぞれn(nは2以上の整数)個のインターフェース規格(例えば、XFI、SGMII、QSGMII等)に対応しており、データ出力は、後段処理部の規格に適合している。
受信ユニット1i(i=1〜mの整数)は、信号受信回路1で生成したローカルクロック信号FLに基づいて、対応する入力信号#iのシリアル−パラレル変換、復号化、バス幅変換を行い、後段処理部の規格に適合した全受信ユニット11〜1mに共通のシステムクロック信号FSに基づいて、得られたパケットデータの周波数変換と位相調整を行い、読出制御回路30からの個別の読出要求信号RQにより、信号出力タイミングを制御して、インターフェース規格ごとに個別の出力信号#i1〜#inを出力する。
出力セレクタ20は、これら受信ユニット11〜1mから、インターフェース規格ごとに個別に出力された出力信号#11…#1m,〜,#m1…#mnのうちから、読出制御回路30からの選択信号SELに基づいて、いずれか1つの出力信号をパケット出力として選択出力する機能を有している。なお、出力セレクタ20として、一般的な公知の回路構成を適用してもよいが、後述する図11の出力セレクタの構成例を適用してもよく、レイアウト効率を改善できるだけでなく、配線の長さを最小限かつ均等にできるため、選択後の出力信号の高スループット化を実現することが可能となる。
読出制御回路30は、システムクロック信号FSおよび読出要求信号RQを生成して、受信ユニット11〜1mに分配する機能と、後段の処理部に適した出力タイミングで選択信号SELを出力セレクタ20へ出力する機能とを有している。
本実施の形態において、信号受信回路1の各回路部は、次のように配線接続されている。
信号受信回路1の各データ入力は、当該データ入力に対応する1個の受信ユニット1iのデータ入力と、それぞれ接続されている。各受信ユニット1iのデータ出力は、出力セレクタ20のデータ入力と接続されている。ローカルクロック信号FLは、各受信ユニット1iにそれぞれ分配されている。読出制御回路30からの読出要求信号RQij(j=1〜nの整数)は、対応する受信ユニット1iにそれぞれ分配されている。読出制御回路30からのシステムクロック信号FSは、各受信ユニット1iにそれぞれ分配されている。また、読出制御回路30からの選択信号SELが出力セレクタ20と接続されている。
[受信ユニット]
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかる信号受信回路1で用いられる受信ユニット1iについて説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる受信ユニットの構成を示すフロック図である。
受信ユニット1i(i=1〜mの整数)には、主な回路部として、n種類のインターフェース規格に共通して設けられた1つのSerDes(SERializer/DESerializer)10と、これらインターフェース規格ごとに個別に設けられた、n個の入力側エラスティックバッファ(EB:Elastic Buffer)51〜5n、n個のMAC(Media Access Control)コントロール論理コア21〜2n、n個のバス幅変換回路31〜3n、およびn個のレジスタファイル41〜4nを有している。なお、データ通信プロトコルスタックにおけるMACコントロール論理コアの位置づけについては、例えば、非特許文献2(第6章)などに記載されている。
SerDes10は、当該受信ユニット#1iに入力されたシリアル形式の入力信号#iをパラレル形式のパラレル信号に変換するS/P変換器1Aと、このパラレル信号を当該インターフェース規格#j(j=i〜nの整数)のパラレル信号Rjとしてそれぞれ分離出力するセレクタ1Cと、当該入力信号#iに同期したシリアルクロック信号を抽出するCDR回路1Bと、このシリアルクロック信号を当該インターフェース規格#jのシリアルクロック信号Fjとしてそれぞれ分離出力するセレクタ1Dとを備えている。
入力側エラスティックバッファ5jは、SerDes10から出力されたインターフェース規格#jのパラレル信号Rjおよびシリアルクロック信号Fjを入力し、当該シリアルクロック信号Fjからなる書込用クロック信号に基づいて当該パラレル信号Rjを内部バッファ(図示せず)に書き込む機能と、当該シリアルクロック信号Fjからなる読出用クロック信号に基づいて当該パラレル信号Rjを当該内部バッファから読み出して出力する機能とを有している。入力側エラスティックバッファ5jの構成については、例えば図3で後述する本発明の回路構成を用いてもよく、特許文献4(図23)に示されている一般的な公知の回路構成を用いてもよい。
MACコントロール論理コア2jは、SerDes10から出力されたインターフェース規格#jのシリアルクロック信号Fjを内部クロック信号として分配するクロック信号分配回路2Aと、クロック信号分配回路2Aからの内部クロック信号に基づいて、インターフェース規格#jの入力側エラスティックバッファ5jから出力された、インターフェース規格#jのパラレル信号Rjをラッチ出力するフリップフロップ(FF)回路2Bと、クロック信号分配回路2Aからの内部クロック信号に基づいて、フリップフロップ回路2Bからのパラレル信号Rjに対して、PHY層から受け取ったデータストリームを復号化してMAC層のパケットデータを生成するMAC処理回路2Cとを有している。
バス幅変換回路3jは、インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2j内のクロック信号分配回路2Aから出力された内部クロック信号に基づいて、当該MACコントロール論理コア2jから出力されたパケットデータのバス幅を、レジスタファイル4jのバス幅と適合するよう変更して出力する機能を有している。
レジスタファイル4jは、インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2j内のクロック信号分配回路2Aから出力された内部クロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて、当該インターフェース規格のバス幅変換回路3jから出力されたパケットデータを内部レジスタ(図示せず)に書き込む機能と、読出制御回路30から出力されたシステムクロック信号FSからなる読出用クロック信号に基づいて、読出制御回路30から出力された読出要求信号RQijに応じて当該内部レジスタからパケットデータを読み出して出力する機能とを有している。この際、読出用クロック信号として、書込用クロック信号とは異なる後段処理部の規格に適合したクロック信号周波数を用いることにより、パケットデータのデータレートが変換される。
本実施の形態において、受信ユニット1iの各回路部は、次のように配線接続されている。
受信ユニット1iにおいて、受信ユニット1iのデータ入力は、SerDes10のデータ入力と接続されている。受信ユニット1iのローカルクロック信号入力は、SerDes10のクロック信号入力と接続されている。
SerDes10のデータ出力およびクロック信号出力は、各入力側エラスティックバッファ5jのデータ入力および書込用クロック信号入力と接続されている。また、SerDes10のクロック信号出力は、各入力側エラスティックバッファ5jの読出用クロック信号入力およびMACコントロール論理コア2jのクロック信号入力と接続されている。入力側エラスティックバッファ5jのデータ出力は、MACコントロール論理コア2jのデータ入力と接続されている。
MACコントロール論理コア2jのクロック信号出力は、バス幅変換回路3jのクロック信号入力およびレジスタファイル4jの書込用クロック信号入力と接続されている。MACコントロール論理コア2jのデータ出力は、バス幅変換回路3jのデータ入力と接続されている。バス幅変換回路3jのデータ出力は、レジスタファイル4jのデータ入力と接続されている。
受信ユニット1iの読出要求信号入力およびシステムクロック信号入力は、各レジスタファイル4jの読出要求信号入力および読出クロック信号入力と接続されている。レジスタファイル4jのデータ出力は、受信ユニットのデータ出力と接続されている。
[入力側エラスティックバッファ]
次に、図3を参照して、本実施の形態の受信ユニット1iで用いる入力側エラスティックバッファ5jについて説明する。図3は、入力側エラスティックバッファの構成例である。なお、入力側エラスティックバッファ5jの回路構成については、図3に限定されるものではなく、後述する図10の出力側エラスティックバッファの構成例、さらには一般的な公知の回路構成を適用してもよい。
図3において、内部バッファ5Aは、入力データDIN(パラレル信号)に対して並列的に配置されたk個(ここではk=8)のDフリップフロップ回路から構成されている。kについては、書込速度、読出速度、および読み書き頻度に応じて決定すればよい。
選択番号カウンタ5Eは、書込速度や読出速度に応じた所定周波数の入力クロック信号を計数し、その計数結果を選択番号として出力するカウンタ回路である。
入力選択回路5Bは、選択番号カウンタ5Eからの選択番号に基づいて、入力されたイネーブル信号EN(Enable/Disable)を、内部バッファ5Aのうち選択番号と対応するDフリップフロップ回路にのみ出力するデマルチプレクサ回路である。
出力選択回路5Cは、選択番号カウンタ5Eからの選択番号に基づいて、内部バッファ5Aのうち、選択番号と対応するDフリップフロップ回路でラッチされているデータを選択出力するマルチプレクサ回路である。
出力ラッチ回路5Dは、イネーブル信号ENが有効(Enable)を示す場合、読出用クロック信号CK2に基づいて、出力選択回路5Cから選択出力されたデータをラッチし、出力データDOUTとして出力するDフリップフロップ回路である。
これにより、入力データDINは、書込用クロック信号CK1に基づいて、内部バッファ5A内の各Dフリップフロップ回路で順次ラッチされる。また、Dフリップフロップ回路でラッチされたデータは、読出用クロック信号CK2に基づいて、後追いで順次読み出され、出力データDOUTとして出力される。このため、入力データDINの位相が調整されて、CK2と同期した位相を有する出力データDOUTとして出力される。
したがって、入力データDINと出力データDOUTのデータレートに差がない場合や、データ長が小さい場合には、図3のような規模の小さい回路で実現することができる。
一方、このような回路構成のエラスティックバッファでは、同一インターフェース規格のデータ入力頻度が低ければ、入力データDINと出力データDOUTのデータレートにある程度の差があっても正常に動作する。しかし、同一インターフェース規格のデータ入力頻度が高くなった場合には、不具合が発生する。
例えば、入力データDINのデータレートが出力データDOUTのデータレートより大幅に速い場合、書込位置が読出位置に追いつき、未読データの破壊、すなわちオーバーラン(またはオーバーフロー)が発生する。
このような場合、書込側のデータレートおよびバス幅をそれぞれf1[bit/s]およびb1[bit]とし、読出側のデータレートおよびバス幅をそれぞれf2[bit/s]およびb2[bit]として、f1×b1≦f2×b2とすれば、同一インターフェース規格のデータ入力頻度が高くなっても、未読データの破壊を回避できる。
なお、入力データDINのデータレートが出力データDOUTのデータレートより大幅に遅い場合、読出位置が書込位置に追いつき、既読位置または未書込位置からの無効データの読み出し、すなわちアンダーラン(またはアンダーフロー)が発生する。これについては、一般的な読み出し待ちなどの動作を実行すればよい。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図1および図2を参照して、本実施の形態にかかる信号受信回路1の動作について説明する。
ローカルクロック信号FLは、ローカルクロック信号発生器から各受信ユニット1iのSerDes10に供給されている。また、システムクロック信号FSは、読出制御回路30から各受信ユニット1iのレジスタファイル4jにクロック信号ツリーで分配されている。
入力信号#iは、信号受信回路1の外部から入力され、対応する受信ユニット#iへ入力される。受信ユニット#iにおいて、SerDes10は、S/P変換器1Aで、ローカルクロック信号FLに基づいて、シリアル形式の入力信号#iをパラレル形式のパラレル信号Rjに変換し、セレクタ1Cからインターフェース規格#jの入力側エラスティックバッファ5jへ分離出力する。また、SerDes10は、CDR回路1Bで、ローカルクロック信号FLに基づいて、入力信号#iからシリアルクロック信号Fjを再生し、セレクタ1Dからインターフェース規格#jの入力側エラスティックバッファ5jへ分離出力する。この際、シリアルクロック信号Fjの周波数は、それぞれのタイミングに入力信号#iで入力されたシリアルデータのインターフェース規格#jにより異なり、このインターフェース規格#jに基づき、パラレル信号Rjおよびシリアルクロック信号Fjが分離出力れさる。
入力側エラスティックバッファ5jは、SerDes10からのシリアルクロック信号Fjを書込用クロック信号および読出用クロック信号として、SerDes10からのパラレル信号Rjの位相調整を行う。ここで、シリアルクロック信号Fjは、当該インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jにも供給されて、内部クロック信号として使用されている。このため、入力側エラスティックバッファ5jから出力されるパラレル信号は、周波数およびバス幅がインターフェース規格#jに依存してSerDes10からのパラレル信号Rjと等しく、その位相が当該インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jに入力されるクロック信号と同期していることになる。
MACコントロール論理コア2jは、クロック信号分配回路2AでSerDes10からのシリアルクロック信号Fjをクロック信号ツリーで内部クロック信号を生成し、フリップフロップ回路2BおよびMAC処理回路2C、さらにはバス幅変換回路3jおよびレジスタファイル4jへ分配する。
また、MACコントロール論理コア2jは、フリップフロップ回路2Bで、内部クロック信号に基づいてインターフェース規格#jの入力側エラスティックバッファ5jからのパラレル信号をラッチし、MAC処理回路2Cで、フリップフロップ回路2Bからラッチ出力されたパラレル信号を復号化し、インターフェース規格#jのパケットデータを生成する。
バス幅変換回路3jは、インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jから出力された内部クロック信号に基づいて、当該MACコントロール論理コア2jから出力されたパケットデータのバス幅を、レジスタファイル4jのバス幅と適合するよう変更して出力する。
レジスタファイル4jは、インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jから出力された内部クロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて、インターフェース規格#jのバス幅変換回路3jから出力されたパケットデータを内部レジスタのいずれか1つに書き込む。
読出制御回路30は、後段処理部の規格に適合したタイミングで、全受信ユニット#i内の合計m個のレジスタファイル4jの中のいずれか1個に対して、読出要求信号RQijを出力する。
レジスタファイル4jは、読出制御回路30から出力されたシステムクロック信号FSからなる読出用クロック信号に基づいて、読出制御回路30から出力された読出要求信号RQijに応じて、内部レジスタからパケットデータを読み出し、出力信号#ijとして出力する。
このようにして、入力信号#iに含まれるインターフェース規格#jのシリアルデータが、受信ユニット1iのうち、インターフェース規格#jと対応するMACコントロール論理コア2jでパケットデータに復号化され、出力信号#ijとして出力される。
読出制御回路30は、後段処理部の規格に適合したタイミングで、全受信ユニット#iからの合計m×n個の出力信号#ijの中のいずれか1個を選択する選択信号SELを出力する。
出力セレクタ20は、読出制御回路30から出力された選択信号SELに基づいて、受信ユニット1iの出力信号#ijを切替選択することにより、入力信号#iに含まれていたインターフェース規格#jのパケットデータを、パケット出力として出力する。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、各受信ユニット1iにおいて、インターフェース規格#jごとに個別に入力側エラスティックバッファ5jを設け、SerDes10から出力されたインターフェース規格#jのパラレル信号Rjおよびシリアルクロック信号Fjを入力し、当該シリアルクロック信号Fjからなる書込用クロック信号に基づいて当該パラレル信号Rjを内部バッファに書き込むとともに、当該シリアルクロック信号Fjからなる読出用クロック信号に基づいて当該パラレル信号Rjを当該内部バッファから読み出して、インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jに出力するようにしたものである。
また、これに加えて、インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jが、SerDes10から出力されたインターフェース規格#jのシリアルクロック信号Fjからなる入力クロック信号を内部クロック信号として分配し、当該内部クロック信号に基づいて、SerDes10から出力された当該インターフェース規格#jのパラレル信号Rjを復号化することにより当該インターフェース規格#jのパケットデータを生成して出力するようにしたものである。
これにより、各受信ユニット1iにおいて、SerDes10からMACコントロール論理コア2jへ入力されるパラレル信号の位相が、入力側エラスティックバッファ5jにより、MACコントロール論理コア2jに入力されるクロック信号の位相と一致するよう位相調整されることになる。
したがって、SerDes10が出力するパラレル信号Rjのシリアルクロック信号Fjに対するレイテンシが、使用するデバイスプロセスやSerDesマクロの種類によって異なり、あるいは、MACコントロール論理コア2jで用いる内部クロック信号に、MACコントロール論理コア2j内でのクロック信号分配によるレイテンシが無視できる程度であれば、MACコントロール論理コア2jにおいて、入力されるパラレル信号と内部クロック信号との位相差が無視できる程度にまで抑制されるため、この位相差に起因するデータレートの低下を回避でき、十分な実用性を得ることができる。
このため、パラレル信号と内部クロック信号とのタイミングマージンを確保するために、デバイスプロセスやSerDesマクロが変更になる度にレイテンシ合わせのためのクロック信号設計をやり直す必要がなくなり、設計作業負担や設計コストを大幅に削減でき、十分な実用性を得ることができる。
また、本実施の形態では、SerDes10から出力されて、インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jに入力されるシリアルクロック信号Fjを、入力側エラスティックバッファ5jの読出用クロック信号として用いる場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。
図4は、第1の実施の形態にかかる受信ユニットの他の構成を示すフロック図である。ここでは、シリアルクロック信号Fjに代えて、MACコントロール論理コア2jから出力された内部クロック信号が、入力側エラスティックバッファ5jの読出用クロック信号として用いられている。これにより、MACコントロール論理コア2jで用いる内部クロック信号に、MACコントロール論理コア2j内でのクロック信号分配によるレイテンシが含まれていても、図2と同様の作用効果が得られる。
なお、図4の構成例では、MACコントロール論理コア2jにおいて、入力側エラスティックバッファ5jから出力されたパラレル信号が、MAC処理回路2Cに直接入力されているが、パラレル信号と内部クロック信号との位相がほぼ一致する場合、フリップフロップ回路2Bを削除することも可能であり、例えば図2などの他の実施例に適用してもよい。
また、図5は、第1の実施の形態にかかる受信ユニットの他の構成を示すフロック図である。ここでは、入力側エラスティックバッファ5jの読出用クロック信号入力に遅延回路6jを設け、読出用クロック信号として入力側エラスティックバッファ5jに入力されるクロック信号を、遅延回路6jで一定時間遅延させたクロック信号が、入力側エラスティックバッファ5jの読出用クロック信号として用いられている。この際、遅延回路6jでの遅延時間としては、MACコントロール論理コア2j内でのクロック信号分配によるレイテンシに相当する時間を設定しておけばよい。これにより、図2と同様の作用効果が得られる。
[第2の実施の形態]
次に、図6および図7を参照して、本発明の第2の実施にかかる信号受信回路1について説明する。図6は、第2の実施の形態にかかる信号受信回路の構成を示すブロック図である。図7は、第2の実施の形態にかかる受信ユニットの構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態と比較して、MACコントロール論理コア2jの入力クロック信号として、SerDes10からのシリアルクロック信号Fjに代えて、入力側PLL回路40Aからの入力側PLLクロック信号FIjを用い、入力側エラスティックバッファ5jの読出用クロック信号として、MACコントロール論理コア2jから出力された内部クロック信号を用いている点が異なる。
すなわち、本実施の形態において、入力側PLL回路40Aは、ローカルクロック信号FLに基づいて、インターフェース規格#jごとに、当該インターフェース規格#jに適合したクロック信号周波数および位相を有する入力側PLLクロック信号FIjを生成して出力する機能を有している。
また、MACコントロール論理コア2jは、クロック信号分配回路2Aにより、内部クロック信号を分配する際、入力側PLL回路40Aから出力された当該インターフェース規格#jの入力側PLLクロック信号FIjからなる入力クロック信号を内部クロック信号として分配する機能を有している。
これにより、MACコントロール論理コア2jにおいて、SerDes10からのパラレル信号Rjは、信号受信回路1の入力側PLL回路40Aで生成した入力側PLLクロック信号FIjに基づいて、復号化されることになる。
[第2の実施の形態の効果]
したがって、本実施の形態によれば、SerDes10からのシリアルクロック信号Fjに含まれる、入力信号#iの変動による影響を受けることなく、パラレル信号Rjを復号化することができる。これにより、データレートの低下を回避でき、十分な実用性を得ることができる。このため、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる。
また、本実施の形態において、上記構成に加えて、入力側エラスティックバッファ5jで、パラレル信号Rjをバッファから読み出す際、当該インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jから出力された内部クロック信号からなる読出用クロック信号、あるいは、当該MACコントロール論理コア2jに入力される入力側PLLクロック信号FIjからなる読出用クロック信号に基づいて、パケットデータを内部バッファから読み出して出力するようにしてもよい。
これにより、SerDes10からのシリアルクロック信号Fjに含まれる、入力信号#iの変動による影響を受けることなく、パラレル信号Rjを内部バッファから読み出すことができる。したがって、データレートの低下を回避でき、十分な実用性を得ることができる。このため、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる。
[第3の実施の形態]
次に、図8を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる信号受信回路1について説明する。図8は、第3の実施の形態にかかる信号受信回路の構成を示すブロック図である。
図20の回路構成と比較して、各受信ユニット1iから、インターフェース規格#jごとに出力される出力信号#ijを、受信ユニットごとに1つの出力信号#iに統合して、出力セレクタ20へ出力する点が異なる。
この信号受信回路1は、パケット通信に用いられるルータやスイッチなどの通信装置で用いられて、各データ入力から並列的に入力されるシリアル形式の入力信号から、異なるインターフェース規格(例えば、XFI、SGMII、QSGMII等)のパケットをそれぞれ復号化して出力する機能を有している。
信号受信回路1には、各データ入力に対して、インターフェース規格ごとに異なる位相および信号形式を持つシリアル形式の入力信号が、逐次、時分割で切替入力される。このため、信号受信回路では、これら入力信号をシリアル−パラレル変換した後、そのインターフェース規格に適合した復号化を行い、後段の処理部に適した周波数、位相、およびバス幅に変換した後、出力タイミングを調整して1つのデータ出力から出力するものとなっている。
図8に示すように、信号受信回路1は、入力信号#1〜#m(mは2以上の整数)ごとに個別に設けられたm個のデータ入力と、1個のデータ出力(パケット出力)と、データ入力ごとに個別に設けられたm個の受信ユニット(#1〜#m)11〜1mと、これら受信ユニット11〜1mに共通して設けられた1つの出力セレクタ20と、これら受信ユニット11〜1mおよび出力セレクタ20を制御する1つの読出制御回路30とを備えている。
各データ入力は、それぞれn(nは2以上の整数)個のインターフェース規格(例えば、XFI、SGMII、QSGMII等)に対応しており、データ出力は、後段処理部の規格に適合している。
受信ユニット1i(i=1〜mの整数)は、信号受信回路1で生成したローカルクロック信号FLに基づいて、対応する入力信号#iのシリアル−パラレル変換、復号化、バス幅変換を行い、後段処理部の規格に適合した全受信ユニット11〜1mに共通のシステムクロック信号FSに基づいて、得られたパケットデータの周波数変換と位相調整を行い、読出制御回路30からの個別の読出要求信号RQにより、信号出力タイミングを制御して、各インターフェース規格で共用する出力信号#iとして出力する。
出力セレクタ20は、受信ユニット11〜1mから、受信ユニット1iごとに個別に出力された出力信号#1〜#1mのうちから、読出制御回路30からの選択信号SELに基づいて、いずれか1つの出力信号をパケット出力として選択出力する機能を有している。なお、出力セレクタ20として、一般的な公知の回路構成を適用してもよいが、後述する図11の出力セレクタの構成例を適用してもよく、レイアウト効率を改善できるだけでなく、配線の長さを最小限かつ均等にできるため、選択後の出力信号の高スループット化を実現することが可能となる。
読出制御回路30は、システムクロック信号FSおよび読出要求信号RQを生成して、受信ユニット11〜1mに分配する機能と、後段の処理部に適した出力タイミングで選択信号SELを出力セレクタ20へ出力する機能とを有している。
本実施の形態において、信号受信回路1の各回路部は、次のように配線接続されている。
信号受信回路1の各データ入力は、当該データ入力に対応する1個の受信ユニット1iのデータ入力と、それぞれ接続されている。各受信ユニット1iのデータ出力は、出力セレクタ20のデータ入力と接続されている。ローカルクロック信号FLは、各受信ユニット1iにそれぞれ分配されている。読出制御回路30からの読出要求信号RQiは、対応する受信ユニット1iにそれぞれ分配されている。読出制御回路30からのシステムクロック信号FSは、各受信ユニット1iにそれぞれ分配されている。また、読出制御回路30からの選択信号SELが出力セレクタ20と接続されている。
[受信ユニット]
次に、図9を参照して、本実施の形態にかかる信号受信回路1で用いられる受信ユニット1iについて説明する。図9は、第3の実施の形態にかかる受信ユニットの構成を示すブロック図である。
受信ユニット1i(i=1〜mの整数)には、主な回路部として、n種類のインターフェース規格に共通して設けられた、1つのSerDes10、1つのデータセレクタ80、および1つの共通レジスタファイル4Xと、これらインターフェース規格ごとに個別に設けられた、n個のMACコントロール論理コア21〜2n、およびn個の出力側エラスティックバッファ71〜7nを有している。
SerDes10は、当該受信ユニット#1iに入力されたシリアル形式の入力信号#iをパラレル形式のパラレル信号に変換するS/P変換器1Aと、このパラレル信号を当該インターフェース規格#j(j=i〜nの整数)のパラレル信号Rjとしてそれぞれ分離出力するセレクタ1Cと、当該入力信号#iに同期したシリアルクロック信号を抽出するCDR回路1Bと、このシリアルクロック信号を当該インターフェース規格#jのシリアルクロック信号Fjとしてそれぞれ分離出力するセレクタ1Dとを備えている。
MACコントロール論理コア2jは、SerDes10から出力されたインターフェース規格#jのシリアルクロック信号Fjを内部クロック信号として分配するクロック信号分配回路2Aと、クロック信号分配回路2Aからの内部クロック信号に基づいて、SerDes10から出力されたインターフェース規格#jのパラレル信号Rjをラッチ出力するフリップフロップ(FF)回路2Bと、クロック信号分配回路2Aからの内部クロック信号に基づいて、フリップフロップ回路2Bからのパラレル信号Rjに対して、PHY層から受け取ったデータストリームの復号化してMAC層のパケットデータを生成するMAC処理回路2Cとを有している。
出力側エラスティックバッファ7jは、当該インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jから出力された内部クロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて、当該MACコントロール論理コア2jから出力されたパケットデータを内部バッファ(図示せず)に書き込む機能と、読出用クロック信号に基づいて当該パケットデータを当該内部バッファから読み出して出力する機能とを有している。
データセレクタ80は、各出力側エラスティックバッファ7jのいずれかから出力されたパケットデータを選択して出力する機能を有している。この際、複数の出力側エラスティックバッファ7jから同時にパケットデータが出力されることはない。
共通レジスタファイル4Xは、データセレクタ80から出力されたパケットデータを書込用クロック信号に基づいて内部レジスタ(図示せず)に書き込む機能と、読出制御回路30からのシステムクロック信号FSに基づいて、読出制御回路30からの読出要求信号RQiで指定された入力信号#iに含まれていたパケットデータを当該内部レジスタから読み出し、出力信号#iとして出力する機能を有している。
本実施の形態において、受信ユニット1iの各回路部は、次のように配線接続されている。
受信ユニット1iにおいて、受信ユニット1iのデータ入力は、SerDes10のデータ入力と接続されている。受信ユニット1iのローカルクロック信号入力は、SerDes10のクロック信号入力と接続されている。
SerDes10のデータ出力およびクロック信号出力は、各MACコントロール論理コア2jのデータ入力およびクロック信号入力と接続されている。
MACコントロール論理コア2jのクロック信号出力は、出力側エラスティックバッファ7jの書込用クロック信号入力と接続されている。MACコントロール論理コア2jのデータ出力は、出力側エラスティックバッファ7jのデータ入力と接続されている。出力側エラスティックバッファ7jのデータ出力は、データセレクタ80のデータ入力と接続されている。データセレクタ80のデータ出力は、共通レジスタファイル4Xのデータ入力と接続されている。
受信ユニット1iの読出要求信号入力およびシステムクロック信号入力は、共通レジスタファイル4Xの読出要求信号入力および読出クロック信号入力と接続されている。共通レジスタファイル4Xのデータ出力は、受信ユニット#iのデータ出力と接続されている。
[出力側エラスティックバッファ]
次に、図10を参照して、本実施の形態の受信ユニット1iで用いる出力側エラスティックバッファ7jについて説明する。図10は、出力側エラスティックバッファの構成例である。なお、出力側エラスティックバッファ7jの回路構成については、図10に限定されるものではなく、前述した図3の入力側エラスティックバッファの構成例、さらには一般的な公知の回路構成を適用してもよい。
図10において、記憶回路7Aは、FIFO方式の半導体メモリ回路から構成されている。
書込アドレスカウンタ7Bは、書込クロック信号CK1を計数し、その計数結果を書込アドレスADWとして出力するカウンタ回路である。
読出アドレスカウンタ7Cは、読出クロック信号CK2を計数し、その計数結果を読出アドレスADRとして出力するカウンタ回路である。
比較回路7Dは、書込アドレスADWと読出アドレスADRを比較し、その比較結果に基づいてオーバーフロー信号OFやアンダーフロー信号UFを出力する比較回路である。
これにより、入力データDINは、書込用クロック信号CK1に同期して、記憶回路7Aのうち、書込アドレスカウンタ7Bからの書込アドレスADWに対応する記憶領域に、順次書き込まれる。また、記憶回路7Aに書き込まれたデータは、読出用クロック信号CK2に同期して、読出アドレスADRからの読出アドレスADRに対応する記憶領域から、後追いで順次読み出され、出力データDOUTとして出力される。
したがって、入力データDINと出力データDOUTのデータレートや位相が異なっていても、データの授受を容易に行うことができる。このため、入力データDINの位相が調整されて、CK2と同期した位相を有する出力データDOUTとして出力される。
なお、記憶回路7Aとして、2ポートRAMによる非同期FIFOを用いることも考えられるが、2ポートRAMは、書込用/読出用の回路規模が大きいので、記憶領域が小さい場合にはオーバーヘッドが大きいため適さない。
[出力セレクタ]
次に、図11を参照して、本実施の形態の信号受信回路1で用いる出力セレクタ20について説明する。図11は、出力セレクタの構成例である。なお、ここで説明する出力セレクタ20の構成例は、他の実施の形態にかかる信号受信回路1の出力セレクタ20にも適用可能である。
出力セレクタ20は、選択信号SELに基づいて、m個の入力データ(出力信号)#1〜#mのうちからいずれか1つを選択出力するデマルチプレクサ回路である。図11の例では、m−1個の2:1セレクタ20i(i=1〜m−1の整数)をカスケード接続することにより、出力セレクタ20を構成している。すなわち、2:1セレクタ20iのデータ入力1に出力セレクタ20のデータ入力#iが接続され、2:1セレクタ20iのデータ入力0にセレクタ20i+1のデータ出力が接続されている。なお、2:1セレクタ20(m−1)のデータ入力0には出力セレクタ20のデータ入力#mが接続されている。
また、選択回路20Sは、選択信号#1〜#m−1(SEL1〜SELm−1)を出力する制御回路である。選択回路20Sの各選択出力#iが2:1セレクタ20iの選択入力と接続されている。
図12は、2:1セレクタの構成例である。ここでは、2:1セレクタ20iのデータ入力(DINi1)がANDゲート20Aの一方のデータ入力に接続され、2:1セレクタ20iのデータ入力(DINi0)がANDゲート20Bの一方のデータ入力に接続されている。また、2:1セレクタ20iの選択入力(SELi)がインバータ20Iのデータ入力とANDゲート20Aの他方のデータ入力とに接続され、インバータ20Iのデータ出力がANDゲート20Bの他方のデータ入力に接続されている。また、ANDゲート20Aのデータ出力がORゲート20Cの一方のデータ入力に接続され、ANDゲート20Bのデータ出力がORゲート20Cの他方のデータ入力に接続され、ORゲート20Cのデータ出力が2:1セレクタ20iのデータ出力(DOUTi)に接続されている。
図13は、図11の出力セレクタの動作を示す論理表である。例えば、入力データ#1(DIN1)を出力データOUTとして選択する場合には、選択信号#1(SEL1)を論理値1とし、選択信号#1より下位(出力側と反対方向)の選択信号#2〜#m−1(SEL2〜SELm−1)は論理値0/1のいずれでもよい。また、入力データ#m−2(DINm−2)を出力データOUTとして選択する場合には、選択信号#(m−2)(SELm−2)を論理値1とし、選択信号#(m−2)より上位(出力側)の選択信号#1〜#m−3を論理値0とし、選択信号#(m−2)より下位の選択信号#m−1は論理0/1のいずれでもよい。
図14は、図11の出力セレクタの適用例であり、前述した2:1セレクタ20iを信号受信回路1に適用した例が示されている。2:1セレクタ20i(i=1〜m−1の整数)のデータ入力1に、受信ユニット1iの共通レジスタファイル4Xからの出力信号#iが接続され、2:1セレクタ20iのデータ入力0に2:1セレクタ20(i+1)のデータ出力が接続されている。なお、2:1セレクタ20(m−1)のデータ入力0には、受信ユニット1mの共通レジスタファイル4Xからの出力信号#mが接続されている。
これにより、各受信ユニット#iの共通レジスタファイル4Xごとに、出力セレクタ20の2:1セレクタ20iを分離して配置できるため、出力セレクタ20への配線集中を回避することができる。したがって、レイアウト効率を改善できるだけでなく、配線の長さを最小限かつ均等にできるため、選択後の出力信号の高スループット化を実現することが可能となる。このため、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる。
なお、図14において、読出要求信号RQiを選択信号SELiとして共用してもよく、配線効率を改善することができる。
[第3の実施の形態の動作]
次に、図8および図9を参照して、本実施の形態にかかる信号受信回路1の動作について説明する。
ローカルクロック信号FLは、ローカルクロック信号発生器から各受信ユニット1iのSerDes10に供給されている。また、システムクロック信号FSは、読出制御回路30から各受信ユニット1iの共通レジスタファイル4Xにクロック信号ツリーで分配されている。
入力信号#iは、信号受信回路1の外部から入力され、対応する受信ユニット#iへ入力される。受信ユニット#iにおいて、SerDes10は、S/P変換器1Aで、ローカルクロック信号FLに基づいて、シリアル形式の入力信号#iをパラレル形式のパラレル信号Rjに変換し、セレクタ1Cからインターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jへ分離出力する。また、SerDes10は、CDR回路1Bで、ローカルクロック信号FLに基づいて、入力信号#iからシリアルクロック信号Fjを再生し、セレクタ1Dからインターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jへ分離出力する。この際、シリアルクロック信号Fjの周波数は、それぞれのタイミングに入力信号#iで入力されたシリアルデータのインターフェース規格#jにより異なり、このインターフェース規格#jに基づき、パラレル信号Rjおよびシリアルクロック信号Fjが分離出力れさる。
MACコントロール論理コア2jは、クロック信号分配回路2AでSerDes10からのシリアルクロック信号Fjをクロック信号ツリーで内部クロック信号を生成し、フリップフロップ回路2BおよびMAC処理回路2C、さらには出力側エラスティックバッファ7jへ分配する。
また、MACコントロール論理コア2jは、フリップフロップ回路2Bで、内部クロック信号に基づいてSerDes10からのパラレル信号Rjをラッチし、MAC処理回路2Cで、フリップフロップ回路2Bからラッチ出力されたパラレル信号を復号化し、インターフェース規格#jのパケットデータを生成する。
出力側エラスティックバッファ7jは、当該インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jから出力された内部クロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて、当該MACコントロール論理コア2jから出力されたパケットデータを内部バッファに書き込む。
また、出力側エラスティックバッファ7jは、読出用クロック信号に基づいて当該パケットデータを共通レジスタファイル4Xのビット幅に合わせて当該内部バッファから読み出して出力する。
データセレクタ80は、各出力側エラスティックバッファ7jから出力されたパケットデータを選択して出力する。この際、複数の出力側エラスティックバッファ7jから同時にパケットデータが出力されることはない。
共通レジスタファイル4Xは、データセレクタ80から出力されたパケットデータを書込用クロック信号に基づいて内部レジスタ(図示せず)に書き込む。
一方、読出制御回路30は、後段処理部の規格に適合したタイミングで、全受信ユニット#i内の合計m個の共通レジスタファイル4Xの中のいずれか1個に対して、読出要求信号RQiを出力する。
共通レジスタファイル4Xは、読出制御回路30からのシステムクロック信号FSに基づいて、読出制御回路30からの読出要求信号RQiで指定された入力信号#iに含まれていたパケットデータを当該内部レジスタから読み出し、出力信号#iとして出力する。
このようにして、入力信号#iに含まれるインターフェース規格#jのシリアルデータが、受信ユニット1iのうち、インターフェース規格#jと対応するMACコントロール論理コア2jでパケットデータに復号化され、出力信号#iとして出力される。
読出制御回路30は、後段処理部の規格に適合したタイミングで、全受信ユニット#iからの合計m個の出力信号#iの中のいずれか1個を選択する選択信号SELを出力する。
出力セレクタ20は、読出制御回路30から出力された選択信号SELに基づいて、受信ユニット1iの出力信号#iを切替選択することにより、入力信号#iに含まれていたパケットデータを、パケット出力として出力する。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、各受信ユニット1iにおいて、インターフェース規格#jごとに個別に出力側エラスティックバッファ7jを設け、当該インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jから出力された内部クロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて、当該MACコントロール論理コア2jから出力されたパケットデータを内部バッファに書き込むとともに、読出用クロック信号に基づいて当該パケットデータを当該内部バッファから読み出して出力するようにしたものである。
また、これに加えて、データセレクタ80で、出力側エラスティックバッファ7jのいずれかから出力されたパケットデータを選択して出力し、共通レジスタファイル4Xで、データセレクタ80から出力されたパケットデータを書込用クロック信号に基づいて内部レジスタに書き込み、読出制御回路30からのシステムクロック信号FSに基づいて、当該読出制御回路30からの読出要求信号RQiで指定された入力信号#iに含まれていたパケットデータを当該内部レジスタから読み出して出力するようにしたものである。
これにより、各受信ユニット1iにおいて、各インターフェース規格#jのパケットデータが1つの共通レジスタファイル4Xで保持されることになる。このため、インターフェース規格#jごとに、レジスタファイルを設けた場合と比較して、各受信ユニット1iの回路規模を大幅に削減することができる。したがって、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる。
また、インターフェース規格#jごとに、レジスタファイルを設けた場合と比較して、各受信ユニット1iからのパラレル形式の出力信号が、出力信号#ij(i=1〜mの整数,j=1〜nの整数)から出力信号#iへと1/nに削減されるため、出力セレクタ20に入力される出力信号も1/nに削減することができる。このため、出力セレクタ20周辺における配線集中を緩和することができ、配線面積を大幅に削減してレイアウト効率を改善することができるだけでなく、配線の長さを最小限かつ均等にできるため、選択後の出力信号の高スループット化を実現することが可能となる。したがって、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる。
[第4の実施の形態]
次に、図15および図16を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかる信号受信回路1について説明する。図15は、第4の実施の形態にかかる信号受信回路の構成を示すブロック図である。図16は、第4の実施の形態にかかる受信ユニットの構成を示すブロック図である。
第3の実施の形態と比較して、出力側エラスティックバッファ7jの読出用ロック信号として、出力側PLL回路40Bからの出力側PLLクロック信号FOを用い、共通レジスタファイル4Xの書込用クロック信号として、当該出力側PLLクロック信号FOを用いている点が異なる。
すなわち、本実施の形態において、出力側PLL回路40Bは、ローカルクロック信号FLに基づいて、各受信ユニット1iのインターフェース規格#jで共通のクロック信号周波数および位相を有する出力側PLLクロック信号FOを生成して出力する機能を有している。
出力側エラスティックバッファ7jは、パケットデータを内部バッファから読み出す際、出力側PLL回路40Bから出力された出力側PLLクロック信号FOからなる読出用クロック信号に基づいて当該パケットデータを当該内部バッファから読み出して出力する機能を有している。
また、共通レジスタファイル4Xは、パケットデータを内部バッファに書き込む際、出力側PLL回路40Bから出力された出力側PLLクロック信号FOからなる書込用クロック信号に基づいて当該パケットデータを当該内部バッファに書き込む機能を有している。
これにより、共通レジスタファイル4Xの書込用クロック信号が、出力側エラスティックバッファ7jの読出用クロック信号として用いられる。
[第4の実施の形態の効果]
したがって、本実施の形態によれば、共通レジスタファイル4Xに入力されるパケットデータと書込用クロック信号との位相を合わせることができる。これにより、データレートの低下を回避でき、十分な実用性を得ることができる。このため、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる。
[第5の実施の形態]
次に、図17および図18を参照して、本発明の第5の実施の形態にかかる信号受信回路1について説明する。図17は、第5の実施の形態にかかる信号受信回路の構成を示すブロック図である。図18は、第5の実施の形態にかかる受信ユニットの構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第2の実施の形態に対して第4の実施の形態を適用したものである。
すなわち、MACコントロール論理コア2jの入力クロック信号として、入力側PLL回路40Aからの入力側PLLクロック信号FIjを用い、入力側エラスティックバッファ5jの読出用クロック信号として、MACコントロール論理コア2jから出力された内部クロック信号を用いる。
また、出力側エラスティックバッファ7jの読出用ロック信号として、出力側PLL回路40Bからの出力側PLLクロック信号FOjを用い、共通レジスタファイル4Xの書込用クロック信号として、当該出力側PLLクロック信号FOjを用いる。
なお、本実施の形態では、入力側PLL回路40Aと出力側PLL回路40Bを別個に設けた場合を例として説明したが、これらを1つのPLL回路で構成してもよい。
[第5の実施の形態の効果]
したがって、本実施の形態によれば、SerDes10からのシリアルクロック信号Fjに含まれる、入力信号#iの変動による影響を受けることなく、パラレル信号を復号化することができる。これにより、データレートの低下を回避でき、十分な実用性を得ることができる。このため、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる。
また、共通レジスタファイル4Xに入力されるパケットデータと書込用クロック信号との位相を合わせることができる。これにより、データレートの低下を回避でき、十分な実用性を得ることができる。このため、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる。
また、本実施の形態において、上記構成に加えて、入力側エラスティックバッファ5jで、パラレル信号をバッファから読み出す際、当該インターフェース規格#jのMACコントロール論理コア2jから出力された内部クロック信号からなる読出用クロック信号、あるいは、当該MACコントロール論理コア2jに入力される入力側PLLクロック信号FIjからなる読出用クロック信号に基づいて、パケットデータを内部バッファから読み出して出力するようにしてもよい。
これにより、MACコントロール論理コア2jに入力されるパラレル信号と内部クロック信号との位相を合わせることができる。したがって、データレートの低下を回避でき、十分な実用性を得ることができる。このため、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる。
また、本実施の形態によれば、各受信ユニット1iにおいて、各インターフェース規格#jのパケットデータが1つの共通レジスタファイル4Xで保持されることになる。このため、インターフェース規格#jごとに、レジスタファイルを設けた場合と比較して、各受信ユニット1iの回路規模を大幅に削減することができる。したがって、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる。
また、インターフェース規格#jごとに、レジスタファイルを設けた場合と比較して、各受信ユニット1iからのパラレル形式の出力信号が出力信号#ij(i=1〜mの整数、j=1〜nの整数)から出力信号#iへと1/nに削減されるため、出力セレクタ20に入力される出力信号も1/nに削減することができる。このため、出力セレクタ20周辺における配線集中を緩和することができ、配線面積を大幅に削減してレイアウト効率を改善することができるだけでなく、配線の長さを最小限かつ均等にできるため、選択後の出力信号の高スループット化を実現することが可能となる。したがって、実際の回路設計時に発生する作業負担を軽減できる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…信号受信回路、11,〜,1m,1i…受信ユニット、20…出力セレクタ、20A,20B…ANDゲート、20C…ORゲート、20I…インバータ、201,〜,20m,20i…2:1セレクタ、30…読出制御回路、40A…入力側PLL回路、40B…出力側PLL回路、10…SerDes、1A…S/P変換器、1B…CDR回路、1C,1D…セレクタ、21,〜,2n,2j…MACコントロール論理コア、2A…クロック信号分配回路、2B…フリップフロップ回路、2C…MAC処理回路、31,〜,3n,3j…バス幅変換回路、41,〜,4n,4j…レジスタファイル、4X…共通レジスタファイル、51,〜,5n,5j…入力側エラスティックバッファ、5A…内部バッファ、5B…入力選択回路、5C…出力選択回路、5D…出力ラッチ回路、5E…選択番号カウンタ、61,〜,6n,6j…遅延回路、71,〜,7n,7j…出力側エラスティックバッファ、7A…記憶回路、7B…書込アドレスカウンタ、7C…読出アドレスカウンタ、7D…比較回路、80…データセレクタ、FL…ローカルクロック信号、FS…システムクロック信号、RQ…読出要求信号、SEL…選択信号、F1,〜,Fn,Fj…シリアルクロック信号、R1,〜,Rn,Rj…パラレル信号。

Claims (8)

  1. 並列的に入力されるシリアル形式の入力信号ごとに設けられて、当該入力信号から異なるインターフェース規格のパケットデータをそれぞれ復号化してレジスタファイルに書き込み、読出制御回路からのシステムクロック信号に基づいて、当該読出制御回路からの読出要求信号で指定されたインターフェース規格のパケットデータを、前記レジスタから読み出して出力する受信ユニットと、
    前記読出制御回路からの選択信号に基づいて、前記受信ユニットからの出力のうちのいずれか1つの出力をパケット出力として選択出力する出力セレクタとを備え、
    前記受信ユニットは、各インターフェース規格に共通して設けられた1つのSerDesと、インターフェース規格ごとに個別に設けられた、入力側エラスティックバッファ、MACコントロール論理コア、バス幅変換回路、およびレジスタファイルとを有し、
    前記SerDesは、当該受信ユニットに対応する前記入力信号をパラレル信号に変換するとともに、前記入力信号に同期したシリアルクロック信号を抽出して、当該パラレル信号のインターフェース規格ごとにこれらパラレル信号およびシリアルクロック信号を分離出力し、
    前記入力側エラスティックバッファは、前記SerDesから出力された当該インターフェース規格のパラレル信号およびシリアルクロック信号を入力し、当該シリアルクロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて当該パラレル信号を内部バッファに書き込むとともに、当該シリアルクロック信号からなる読出用クロック信号に基づいて当該パラレル信号を当該内部バッファから読み出して出力し、
    前記MACコントロール論理コアは、前記SerDesから出力された当該インターフェース規格のシリアルクロック信号からなる入力クロック信号を内部クロック信号として分配し、当該内部クロック信号に基づいて、前記SerDesから出力された当該インターフェース規格のパラレル信号を復号化することによりパケットデータを生成して出力し、
    前記バス幅変換回路は、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力された内部クロック信号に基づいて、当該MACコントロール論理コアから出力されたパケットデータのバス幅を変更して出力し、
    前記レジスタファイルは、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力された内部クロック信号に基づいて、当該インターフェース規格のバス幅変換回路から出力されたパケットデータを内部レジスタに書き込み、前記読出制御回路からのシステムクロック信号および読出要求信号に基づき当該内部レジスタから前記パケットデータを読み出して出力する
    ことを特徴とする信号受信回路。
  2. 請求項1に記載の信号受信回路において、
    インターフェース規格ごとに個別に設けられて、当該インターフェース規格に適合したクロック信号周波数および位相を有する入力側PLLクロック信号を生成する入力側PLL回路をさらに備え、
    前記MACコントロール論理コアは、前記内部クロック信号を分配する際、前記入力側PLL回路から出力された当該インターフェース規格の入力側PLLクロック信号からなる入力クロック信号を前記内部クロック信号として分配する
    ことを特徴とする信号受信回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載の信号受信回路において、
    前記入力側エラスティックバッファは、前記パラレル信号を前記内部バッファから読み出す際、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアに入力される入力クロック信号からなる読出用クロック信号、または、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力された内部クロック信号からなる読出用クロック信号に基づいて、当該パラレル信号を前記内部バッファから読み出すことを特徴とする信号受信回路。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の信号受信回路において、
    前記入力側エラスティックバッファは、前記パラレル信号を前記内部バッファから読み出す際、前記読出用クロック信号として当該入力側エラスティックバッファに入力されるクロック信号を遅延回路により一定時間遅延させたクロック信号に基づいて当該パラレル信号を前記内部バッファから読み出すことを特徴とする信号受信回路。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の信号受信回路において、
    前記受信ユニットは、インターフェース規格ごとに個別に設けられて、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力された内部クロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力されたパケットデータを内部バッファに書き込むとともに、読出用クロック信号に基づいて当該パケットデータを当該内部バッファから読み出して出力する出力側エラスティックバッファと、
    前記出力側エラスティックバッファのいずれかから出力されたパケットデータを選択して出力するデータセレクタと、
    前記各レジスタファイルに代えて、各インターフェース規格に共通して設けられた共通の1つの共通レジスタファイルをさらに備え、
    前記共通レジスタファイルは、書込用クロック信号に基づいて前記データセレクタから出力されたパケットデータを内部レジスタに書き込み、当該システムクロック信号に基づいて、当該読出制御回路からの読出要求信号で指定されたパケットデータを当該内部レジスタから読み出して出力する
    ことを特徴とする信号受信回路。
  6. 請求項5に記載の信号受信回路において、
    前記各受信ユニットの共通レジスタファイルで共通して用いる出力側PLLクロック信号を生成する出力側PLL回路をさらに備え、
    前記出力側エラスティックバッファは、前記パケットデータを前記内部バッファから読み出す際、前記出力側PLL回路から出力された出力側PLLクロック信号からなる読出用クロック信号に基づいて当該パケットデータを当該内部バッファから読み出して出力し、
    前記共通レジスタファイルは、前記パケットデータを内部レジスタに書き込む際、前記出力側PLL回路から出力された出力側PLLクロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて前記データセレクタから出力されたパケットデータを内部レジスタに書き込む
    ことを特徴とする信号受信回路。
  7. 並列的に入力されるシリアル形式の入力信号ごとに設けられて、当該入力信号から異なるインターフェース規格のパケットデータをそれぞれ復号化してレジスタファイルに書き込み、読出制御回路からのシステムクロック信号に基づいて、当該読出制御回路からの読出要求信号で指定されたパケットデータを前記レジスタから読み出して出力する受信ユニットと、
    前記読出制御回路からの選択信号に基づいて、前記受信ユニットからの出力のうちのいずれか1つの出力をパケット出力として選択出力する出力セレクタとを備え、
    前記受信ユニットは、各インターフェース規格に共通して設けられた1つのSerDes、1つのデータセレクタ、および1つの共通レジスタファイルと、インターフェース規格ごとに個別に設けられた、MACコントロール論理コア、および出力側エラスティックバッファとを有し、
    前記SerDesは、当該受信ユニットに対応する前記入力信号をパラレル信号に変換するとともに、前記入力信号に同期したシリアルクロック信号を抽出して、当該パラレル信号のインターフェース規格ごとにこれらパラレル信号およびシリアルクロック信号を分離出力し、
    前記MACコントロール論理コアは、前記SerDesから出力された当該インターフェース規格のシリアルクロック信号からなる入力クロック信号を内部クロック信号として分配し、当該内部クロック信号に基づいて、前記SerDesから出力された当該インターフェース規格のパラレル信号を復号化することによりパケットデータを生成して出力し、
    前記出力側エラスティックバッファは、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力された内部クロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて、当該インターフェース規格のMACコントロール論理コアから出力されたパケットデータを内部バッファに書き込むとともに、読出用クロック信号に基づいて当該パケットデータを当該内部バッファから読み出して出力し、
    前記データセレクタは、前記各出力側エラスティックバッファから出力されたパケットデータを選択して出力し、
    前記共通レジスタファイルは、書込用クロック信号に基づいて前記データセレクタから出力されたパケットデータを内部レジスタに書き込み、当該システムクロック信号に基づいて、当該読出制御回路からの読出要求信号で指定されたパケットデータを当該内部レジスタから読み出して出力する
    ことを特徴とする信号受信回路。
  8. 請求項7に記載の信号受信回路において、
    前記各受信ユニットの共通レジスタファイルで共通して用いる出力側PLLクロック信号を生成する出力側PLL回路をさらに備え、
    前記出力側エラスティックバッファは、前記パケットデータを前記内部バッファから読み出す際、前記出力側PLL回路から出力された出力側PLLクロック信号からなる読出用クロック信号に基づいて当該パケットデータを当該内部バッファから読み出して出力し、
    前記共通レジスタファイルは、前記パケットデータを内部レジスタに書き込む際、前記出力側PLL回路から出力された出力側PLLクロック信号からなる書込用クロック信号に基づいて前記データセレクタから出力されたパケットデータを内部レジスタに書き込む
    ことを特徴とする信号受信回路。
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