JP2014138332A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影画像の座標のずれをより高精度に補正する画像処理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、第2撮影部により撮影された第2撮影画像の特徴点毎に、第1撮影部により撮影された第1撮影画像の特徴点(x,y)を対応させることにより、視差の縦成分dと横成分dとを計算する計算部と、視差の縦成分dを、xの1次の項とyの1次の項と視差の横成分dの項とを含む多項式で表す視差多項式に近似する近似部と、xの1次の項または前記yの1次の項の係数を表す第1係数と視差の横成分dの項の係数を表す第2係数とから、第1撮影画像の座標を変換する第1多項式の係数と、第2撮影画像の座標を変換する第2多項式の係数とを決定する決定部と、第1多項式により第1撮影画像を補正し、第2多項式により第2撮影画像を補正する補正部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
被写体の距離を計測できるステレオカメラが利用されている。例えば、自動車に搭載されたステレオカメラ(以下「車載ステレオカメラ」という。)により、車両前方の被写体までの距離を計測して、自動車を制御する技術が実用化されている。例えば、車載ステレオカメラが計測した距離は、自動車の衝突防止や車間距離の制御等の目的で、運転者への警告、ブレーキ及びステアリング等の制御に利用されている。
ステレオカメラにより、被写体までの距離を正しく計測するためには、2つのカメラが正確に配置されていなければならない。しかしながら、カメラの組み付け公差もなく、2つのカメラを厳密に平行に配置することは非常に困難である。そのため、ステレオカメラが撮影した撮影画像を、画像処理により補正する技術が利用されている。
撮影画像を補正する技術に関する文献としては、特許文献1が知られている。特許文献1には、ステレオカメラの経時的な光軸のずれを、測距制度に及ぼす影響が無視できる早期の段階から稼動状態のまま自動的に調整することのできるステレオカメラの調整装置が開示されている。特許文献1のステレオカメラの調整装置は、撮影画像内の3つの特徴点から算出された式によりステレオカメラの経時的な光軸のずれを補正している。
しかしながら、撮影画像の複数の特徴点における視差を利用して、より高精度に撮影画像の座標のずれを補正することができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、撮影画像の座標のずれをより高精度に補正する画像処理装置及びプログラムを提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、第2撮影部により撮影された第2撮影画像の特徴点毎に、第1撮影部により撮影された第1撮影画像の特徴点(x,y)を対応させることにより、視差の縦成分dと横成分dとを計算する計算部と、前記視差の縦成分dを、前記xの1次の項と前記yの1次の項と前記視差の横成分dの項とを含む多項式で表す視差多項式に近似する近似部と、前記xの1次の項または前記yの1次の項の係数を表す第1係数と前記視差の横成分dの項の係数を表す第2係数とから、前記第1撮影画像の座標を変換する第1多項式の係数と、前記第2撮影画像の座標を変換する第2多項式の係数とを決定する決定部と、前記第1多項式により前記第1撮影画像を補正し、前記第2多項式により前記第2撮影画像を補正する補正部とを備える。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、第2撮影部により撮影された第2撮影画像の特徴点毎に、第1撮影部により撮影された第1撮影画像の特徴点(x,y)を対応させることにより、視差の縦成分dと横成分dとを計算する計算部と、前記視差の縦成分dを、前記xの1次の項と前記yの1次の項と前記視差の横成分dの項とを含む多項式で表す視差多項式に近似する近似部と、前記xの1次の項または前記yの1次の項の係数を表す第1係数と前記視差の横成分dの項の係数を表す第2係数とから、前記第1撮影画像の座標を変換する第1多項式の係数と、前記第2撮影画像の座標を変換する第2多項式の係数とを決定する決定部と、前記第1多項式により前記第1撮影画像を補正し、前記第2多項式により前記第2撮影画像を補正する補正部として機能させる。
本発明によれば、撮影画像の座標のずれをより高精度に補正する画像処理装置及びプログラムを提供することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態の画像処理装置の構成の一例を示す図である。 図2は、撮影装置の第1撮影部及び第2撮影部の一例を説明するための図である。 図3は、撮影画像の座標のずれの一例を説明するための図である。 図4は、第1の実施の形態の画像処理装置が撮影画像の特徴点を検出する方法の一例を説明するための図である。 図5は、撮影装置の理想の位置状態の一例を説明するための図である。 図6は、撮影装置の両眼角度差θが0でない状態の一例を説明するための図である。 図7は、撮影装置の基線角度差φが0でない状態の一例を説明するための図である。 図8は、第1の実施の形態の画像処理装置の補正部の構成の一例を示す図である。 図9は、第1の実施の形態の画像処理装置が視差画像を生成する方法の一例を説明するためのフローチャートである。 図10は、第1の実施の形態の画像処理装置が撮影画像を補正する方法の一例を説明するためのフローチャートである。 図11は、第2の実施の形態の画像処理装置が撮影画像を補正する方法の一例を説明するためのフローチャートである。 図12は、第2の実施の形態の画像処理装置が撮影画像の領域を区分する場合の一例を説明するための図である。 図13は、第1及び第2の実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、画像処理装置及びプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の画像処理装置20の構成の一例を示す図である。画像処理装置20は、計算部21、近似部22、決定部23、補正部24及び記憶部25を備える。記憶部25は、第1撮影画像31、第2撮影画像32、視差画像33、視差多項式34、第1多項式35、第2多項式36、第1補正画像37及び第2補正画像38を記憶する。画像処理装置20は、撮影装置10と通信路30により接続されている。通信路30の通信方式は、有線であっても無線であってもよい。撮影装置10は、第1撮影部1及び第2撮影部2を備える。画像処理装置20は、第1撮影部1及び第2撮影部2の位置ずれに起因する撮影画像の座標のずれを補正する。なお、図1の例では、撮影装置10及び画像処理装置20を別々の装置としているが、画像処理装置20の一部又は全部の機能ブロックを、撮影装置10に持たせてもよい。第1撮影画像31は、第1撮影部1が撮影した撮影画像である。第2撮影画像32は、第2撮影部2が撮影した撮影画像である。以下、第1撮影画像31及び第2撮影画像32を区別しない場合は、単に「撮影画像」という。視差画像33、視差多項式34、第1多項式35、第2多項式36、第1補正画像37及び第2補正画像38の詳細については後述する。
まず、撮影装置10について説明する。第1撮影部1及び第2撮影部2は、被写体を撮影するステレオカメラである。撮影装置10は、撮影タイミングを同期して第1撮影部1及び第2撮影部2により、同一の被写体を撮影することができる。
ここで、第1撮影部1及び第2撮影部2によるステレオカメラ及びステレオカメラの距離計測原理について説明する。図2は、撮影装置10の第1撮影部1及び第2撮影部2の一例を説明するための図である。
図2の例では、焦点距離f、光学中心O、撮像面Sの第1撮影部1がZ軸を光軸方向として配置されている。また、焦点距離f、光学中心O、撮像面Sの第2撮影部2がZ軸を光軸方向として配置されている。第1撮影部1及び第2撮影部2は、X軸に対して平行に、距離B(基線長)だけ離れた位置に配置される。
第1撮影部1の光学中心Oから光軸方向に距離dだけ離れた位置にある被写体Aは、直線A−Oと撮像面Sの交点であるPに像を結ぶ。一方、第2撮影部2では、同じ被写体Aが、撮像面S上の位置Pに像を結ぶ。
ここで、第2撮影部2の光学中心Oを通り、直線A−Oと平行な直線と、撮像面Sとの交点をP’とする。また、P’とPの距離をpとする。距離pは、同じ被写体の像を2台のカメラで撮影した画像上での位置のずれ量(以下、「視差」という。)を表す。三角形A−O−Oと、三角形O−P’−Pは相似である。そのため、d=B×f/pである。すなわち、基線長B、焦点距離f及び視差pから、被写体Aまでの距離dを求めることができる。
以上が、ステレオカメラによる距離計測原理である。被写体Aまでの距離dを正確に求めるには、第1撮影部1及び第2撮影部2が正確に配置されていなければならない。しかしながら、第1撮影部1(第2撮影部2)は、X軸、Y軸又はZ軸周りに回転する方向に位置がずれる可能性がある。これにより、第1撮影画像31(第2撮影画像32)の座標は、およそ上下左右にずれを生じる。更に厳密には、平行移動の座標のずれだけではなく、台形歪みも同時に発生する。組み付け公差なく2台のカメラを厳密に平行に配置することは非常に困難であるため、画像処理装置20は、信号処理により撮影画像を補正する。
ここで、撮影画像の座標のずれについて説明する。図3は、撮影画像の座標のずれの一例を説明するための図である。図3の(a)は、撮影画像の理想状態を表している。以下、(a)と比較して撮影画像の座標のずれの一例について説明する。(a)〜(c)の太線は、同じ被写体を表している。図3の(b)は、撮影画像の全体に渡って、撮影画像の座標が上に同じ長さaだけ平行移動する方向にずれていることを示している。図3の(c)は、更に台形歪みが生じていることを示している。(c)の台形歪みの例では、撮影画像の上半分は拡大され、撮影画像の下半分は縮小されている。そのため、撮影画像中央のずれaに比べ、撮影画像の上下端のずれb及びcが大きくなっている。このような台形歪みは、透視変換によるもので、アフィン変換(1次多項式による座標変換)の範囲では補正することができない。しかしながら、回転角度が微小な場合は台形歪みも微小なので、補正に使用する多項式に2次項を付加する事で近似的に補正できる。多項式による座標変換の説明については後述する。
図1に戻り、計算部21は、第1撮影部1により撮影された第1撮影画像31の特徴点(x,y)毎に、第2撮影部2により撮影された第2撮影画像32の特徴点を対応させることにより、視差dの縦成分dと横成分dとを計算する。以下、第1撮影部1により撮影された第1撮影画像31の特徴点(x,y)毎に、第2撮影部2により撮影された第2撮影画像32の特徴点を対応させる処理を、対応点(x,y)を探索するという。
ここで、本実施の形態の画像処理装置20が撮影画像の特徴点を検出する方法の一例について説明する。図4は、第1の実施の形態の画像処理装置20が撮影画像の特徴点を検出する方法の一例を説明するための図である。撮影装置10は、テストチャート50を撮影する。テストチャート50は、市松格子やランダムパターン等、画像処理装置20による対応点(x,y)の探索に都合のよい外観を持つ。また、テストチャート50は、前後に移動させることができる。これにより、撮影装置10は、テストチャート50との距離を変えて、テストチャート50を複数回撮影できる。画像処理装置20は、外部インタフェースを介して、通信路30により撮影装置10と接続される。撮影装置10は、テストチャート50を撮影した撮影画像を通信路30により画像処理装置20に送信する。
なお、テストチャート50は、近距離にガラスなど透明な被写体を用いたり、または、視野の一部だけ隠す等により、撮影装置10による一度の撮影で、近距離及び遠距離の被写体を同時に撮影してもよい。
図1に戻り、近似部22は、視差dの縦成分dを、xの1次の項とyの1次の項と視差の横成分dの項とを含む多項式で表す視差多項式34に近似する。視差多項式34は、両眼角度差θ及び基線角度差φの情報を含む多項式である。ここで、両眼角度差θは、第1撮影部1の基線と水平方向との角度と、第2撮影部2の基線と水平方向との角度との角度差を表す。また、基線角度差φは、第1撮影部1の基線と水平方向との角度を表す。
ここで、両眼角度差θ及び基線角度差φについて説明する。図5は、撮影装置10の理想の位置状態の一例を説明するための図である。参照画像(左)は、第1撮影画像31である。基準画像(右)は、第2撮影画像32である。基準画像(右)は、視差を計算するための座標の基準をとる画像である。参照画像(左)は、視差の計算に使用する画像である。図5の例は、撮影装置10の両眼角度差θ及び基線角度差φが0である理想状態を表している。理想状態では、無限遠点にある被写体は、両眼の撮影画像(参照画像及び基準画像)上で同じ位置に写る。すなわち、A=Aとなる。被写体が、基準画像(右)上の像の座標Aが同じまま(z軸方向からの移動のみ)撮影装置10に近づくと、参照画像(左)上の像の座標Aは座標AL1に移動する。すなわち、基線方向の視差を生じる。理想状態では、参照画像(左)及び基準画像(右)の基線方向と水平方向が全て一致している。
図6は、撮影装置10の両眼角度差θが0でない状態の一例を説明するための図である。図6は、第2撮影部2がz軸周りにθだけ回転した状態を表している。つまり、図6は、基線角度差φは0だが、両眼角度差θが0でない場合の一例を表している。このとき、点Bの座標(xBR,yBR)と点Aの座標(xAR,yAR)との関係は、次式(1)で表すことができる。
Figure 2014138332
また、視差dのx成分dとy成分dは、式(1)及び(xBL,yBL)=(xAL,yAL)=(xAR,yAR)により、次式(2)で表すことができる。
Figure 2014138332
被写体と撮影装置10との距離が近づくときに生じる視差は、基線方向によって決まるため、参照画像(左)上の被写体の像の移動は、点Bの水平方向に限られる。
図7は、撮影装置10の基線角度差φが0でない状態の一例を説明するための図である。図7は、第1撮影部1及び第2撮影部2が、共にz軸周りにφだけ回転した状態を表している。つまり、図7は、両眼角度差θは0だが、基線角度差φが0でない場合の一例を表している。この場合、両方の座標系は同じだけ傾いているため、無限遠点の被写体の像C及びCの座標は同じになる。一方、被写体が撮影装置10に近づくとき、像Cは第1撮影部1の基線方向に移動する。そのため、視差dは、参照画像(左)が理想状態のときの座標系では、水平成分(x軸方向)だけではなく、垂直成分(y軸方向)も持つことになる。この視差dの垂直成分dは、第1撮影部1の基線方向と、参照画像(左)の理想状態の水平方向との角度差による。そのため、視差dの垂直成分dは、像Cの座標には依存せず、視差dの大きさに比例して拡大する。すなわち、視差dの垂直成分dは、次式(3)により求めることができる。
=tan(φ)d ・・・(3)
このように、二つの角度差(基準角度差φ及び両眼角度差θ)の影響は、視差の垂直成分dの分布状況に違いを生じる。そのため、視差の垂直成分dの画面内の分布を調べることにより、基準角度差φ、両眼角度差θを分離して計測することができる。具体的には、撮影装置10からの様々な方向、及び距離に存在する多数の被写体(特徴点)について、両眼画像(第1撮影画像31及び第2撮影画像32)上の対応点を探索する。そして、参照画像(左)上の被写体の像の座標(x,y)と、視差の水平成分dxi、及び垂直成分dyiを収集する。近似部22は、被写体の像の座標(x,y)の視差の縦成分dyiを、xの項とyの項と視差の横成分dxiの項とを含む多項式で表す視差多項式34に近似する。次式(4)は、視差多項式34の一例である。
yi=a+bx+cy+ddxi ・・・(4)
式(2)、(3)及び(4)により、次式(5)及び(6)を得る。
θ=−arcsin(b) ・・・(5)
φ=arctan(d) ・・・(6)
決定部23は、式(5)及び(6)により、両眼角度差θ及び基準角度差φを求めることができる。なお、式(5)はxの1次の項の係数であるbを用いてθを求めるものであるが、yの1次の項の係数であるcを用いて、θ=arccos(c+1)としてθを求めてもよい。
なお、式(4)には、次数が2次以上の項が含まれていないため、撮影画像に台形歪みがある場合が考慮されていない。そこで、式(4)の代わりに2次多項式モデルを利用した次式(7)を視差多項式34として使用することにより、台形歪みを補正することを考える。
yi=a+bx+cy+ddxi+ex +fx+gy
・・・(7)
式(7)では、2次の項の係数e、f及びgがあるため、撮影画像に台形歪みがある場合にも対応できる。撮影画像に台形歪みがない場合には、e=f=g=0となり、式(4)と同じになる。すなわち、式(7)は、式(4)を一般化した式である。式(7)の係数b及びdは、基準角度差φ及び両眼角度差θと式(5)及び(6)の関係を持つ。
これにより、本実施の形態の画像処理装置20は、撮影装置10のZ軸周りの回転による撮影画像の縦横方向の座標のずれと、X軸又はY軸周りの回転による撮影画像の縦方向(基線垂直方向)の座標のずれを補正できる。
次に、視差多項式34から、撮影画像の座標のずれを補正する多項式の係数を導く方法の一例について説明する。以下、視差多項式34の係数bまたはcを「第1係数」という。また、視差多項式34の係数dを「第2係数」という。
図1に戻り、決定部23は、第1係数と第2係数とから、第1撮影画像31の座標を変換する多項式(第1多項式35)の係数と、第2撮影画像32の座標を変換する多項式(第2多項式36)の係数を決定する。以下、具体的な方法について説明する。まず、決定部23は、第1係数から、式(5)により両眼角度差θを算出する。また、決定部23は、第2係数から、式(6)により基準角度差φを算出する。
基準角度差φは、第1撮影部1(参照カメラ)の基線と水平方向の角度がφであることを示している。また、両眼角度差θは、第2撮影部2(基準カメラ)と、第1撮影部1(参照カメラ)との角度がθであることを示している。したがって、決定部23は、第1撮影画像31の座標を、−φだけ回転させる変換を行う多項式の係数を決定する。また、決定部23は、第1撮影画像31の座標を、−φ−θだけ回転させる変換を行う多項式の係数を決定する。
決定部23は、まず、第1撮影画像31(参照画像)の回転の座標変換式を次式(8)及び(9)により設定する。
’=cos(−φ)x−sin(−φ)y ・・・(8)
’=sin(−φ)x+cos(−φ)y ・・・(9)
ただし、(x,y)は、参照画像上の変換前の座標である。また、(x’,y’)は、参照画像上の変換後の座標である。
また、決定部23は、第2撮影画像32(基準画像)の回転の座標変換式を次式(10)及び(11)により設定する。
’=cos(−φ−θ)x−sin(−φ−θ)y ・・・(10)
’=sin(−φ−θ)x+cos(−φ−θ)y ・・・(11)
ただし、(x,y)は、基準画像上の変換前の座標である。また、(x’,y’)は、基準画像上の変換後の座標である。
さらに、並進や、台形歪みによる撮影画像の縦方向の座標のずれに対応するため、参照画像用の多項式(9)は、式(7)の多項式近似結果の係数a、e、f及びgの項を加えた次式(12)に置き換える。
”=a+sin(−φ)x+cos(−φ)y
+ex +fx+gy ・・・(12)
本来は、これらの項は、φだけ回転する前の座標系でのずれ量ではあるが、φの絶対値が小さい場合には、近似的にそのまま加算してもよい。
ここで、本実施の形態の画像処理装置20の座標変換を表す多項式について説明する。本実施の形態の画像処理装置20では、座標変換を表す多項式を次式(13)及び(14)の多項式で表現する。
=a+a+a+a +a+a
・・・(13)
=b+b+b+b +b+b
・・・(14)
ただし、(x,y)は、撮影画像の変換前の座標を表す。また、(x,y)は、撮影画像の変換後の座標を表す。本実施の形態の画像処理装置20は、式(13)及び(14)の係数を補正パラメータとして管理する。すなわち、補正パラメータは、(a,a,a,a,a,a,b,b,b,b,b,b)の計12個の係数である。
以上により、第1撮影画像31(参照画像)の補正パラメータは、次式(15)で表すことができる。また、第2撮影画像32(基準画像)の補正パラメータは、次式(16)で表すことができる。
(a,a,a,a,a,a,b,b,b,b,b,b
=(0,cos(−φ),−sin(−φ),0,0,0,a,sin(−φ),cos(−φ),e,f,g) ・・・(15)
(a,a,a,a,a,a,b,b,b,b,b,b
=(0,cos(−φ−θ),−sin(−φ−θ),0,0,0,0,sin(−φ−θ),cos(−φ−θ),0,0,0) ・・・(16)
ここでは、xの0次の項及び2次の項a、a及びaは計測できないため、すべて0とした。他の計測方法によってa、a及びaを決定すれば、より精度を向上させることができる。以下、式(15)の補正パラメータにより決定される多項式を「第1多項式」という(第1多項式35)。また、式(16)の補正パラメータにより決定される多項式を「第2多項式」という(第2多項式36)。
補正部24は、第1多項式35により第1撮影画像31を補正することにより、第1補正画像37を生成する。また、補正部24は、第2多項式36により第2撮影画像32を補正することにより、第2補正画像38を生成する。
図8は、第1の実施の形態の画像処理装置20の補正部24の構成の一例を示す図である。補正部24は、変換部41、補間部42及び画像メモリ43を備える。変換部41は、第1撮影画像31の座標の1つを表す座標情報44を読み込む。そして、変換部41は、第1多項式35により、読み込まれた座標を変換する。なお、図8は、撮影画像が第1撮影画像の場合について記載されているが、第2撮影画像32の場合でも同様である。ただし、変換部41は、第2撮影画像32の場合は、第2多項式36を使用して座標を変換する。以下の説明では、撮影画像が第1撮影画像31である場合を例にして説明する。
一般に、変換部41による変換後の座標の値は整数になるとは限らない。そのため、補間部42が、変換後の座標の画素値を、第1撮影画像31の周囲の整数の座標の画素値を使用して補間する。補間部42は、画像メモリ43に保存された第1撮影画像31を参照して、例えば、双一次補間等により画素値を補間する。補正部24は、第1撮影画像31の全ての座標について、変換部41及び補間部42の処理を繰り返すことにより、第1補正画像37を生成する。
次に、計算部21が、撮影画像の各座標での視差の情報を含む画像(視差画像33)を生成する方法の一例について説明する。図9は、第1の実施の形態の画像処理装置20が視差画像33を生成する方法の一例を説明するためのフローチャートである。計算部21は、視差を2つの目的で計算する。撮影画像の補正の目的及び補正後の撮影画像を使用した正しい距離の計測の目的である。以下では、計算部21が、撮影画像(第1撮影画像31及び第2撮影画像32)から視差画像33を生成する場合(撮影画像の補正)について説明する。なお、計算部21は、正しい距離を計測する場合は、補正後の撮影画像(第1補正画像37及び第2補正画像38)から視差画像33を生成する。
計算部21は、撮影画像(第1撮影画像31及び第2撮影画像32)を読み込む(ステップS1)。計算部21は、撮影画像(第1撮影画像31及び第2撮影画像32)の特徴点を抽出する(ステップS2)。特徴点の抽出は、例えば、計算部21が、基準画像(第2撮影画像32)から、濃淡変化の激しい1以上の特徴点を抽出する。計算部21は、基準画像(第2撮影画像32)の特徴点毎に、参照画像(第1撮影画像31)の特徴点(x,y)を対応させる(ステップS3)。例えば、計算部21は、基準画像(第2撮影画像32)上の各特徴点の近傍領域(ブロック)と同じ被写体の移っている参照画像(第1撮影画像31)の特徴点を探索する。計算部21は、例えば、対応点を探索する際に、SAD(Sum of Absolute Difference)やPOC(位相限定相関)等を利用する。計算部21は、第1撮影画像31と第2撮影画像32とを使用して、各特徴点の視差を計算する(ステップS4)。計算部21は、撮影画像の各座標での視差の情報を含む視差画像33を出力する(ステップS5)。例えば、視差の情報は、視差画像33内の各座標の画素値で表すことができる。計算部21は、以上の処理を定期的に繰返し実行することで、常に、第1撮影部1及び第2撮影部2の前方の被写体の視差画像を出力し続ける。
次に、画像処理装置20による撮影画像(第1撮影画像31及び第2撮影画像32)の補正処理の流れについて説明する。図10は、第1の実施の形態の画像処理装置20が撮影画像を補正する方法の一例を説明するためのフローチャートである。
撮影装置10は、テストチャート50を撮影する(ステップS11)。テストチャート50は、撮影装置10との距離を変えながら撮影される。これは、視差dに変化をつけるためである。補正処理では、被写体までの正確な距離は必要なく、テストチャート50の移動量は厳密に設定しなくても構わない。テストチャート50の移動量は、視差dの変化を大きく取るため、例えば、撮影装置10の最短撮影距離と、その2倍の距離等に設定する。これにより、視差dは最大値と、その半分程度になる。
画像処理装置20の計算部21は、通常の視差画像33の生成と同様に、基準カメラ画像(第2撮影画像32)の特徴点を抽出し、その周囲の画像内容と相関の高い参照カメラ画像(第1撮影画像31)上の座標を求める(ステップS12)。ただし、通常の視差画像生成とは異なり、上下左右2次元的に対応点を探索し、縦横2次元方向の対応点の差(d,d)を、各特徴点について求める。
画像処理装置20の近似部22は、dを式(7)の視差多項式で最小二乗法により近似することにより係数a〜gを求める(ステップS13)。決定部23は、係数bまたはc(第1係数)及びd(第2係数)から、上述の式(15)及び(16)により表される補正パラメータを決定する(ステップS14)。決定部23は、当該補正パラメータを記憶部25に記憶する(ステップS15)。なお、当該補正パラメータの記憶場所は、撮影装置10でもよい。
第1の実施の形態の画像処理装置20によれば、撮影画像の複数の特徴点における視差dを利用して算出した補正パラメータにより、撮影画像の座標のずれをより高精度に補正することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態の画像処理装置20は、特定のテストチャート50を被写体に使用して、撮影画像を補正した。すなわち、第1の実施の形態の説明は、ステレオカメラ(撮影装置10)を、車両等に搭載する製造工程等で、画像処理装置20を使用することを想定している。本実施の形態の画像処理装置20の説明では、撮影装置10の実運用中に、任意の被写体を撮影した撮影画像に基づいて、撮影画像を補正する場合について説明する。
図11は、第2の実施の形態の画像処理装置20が撮影画像を補正する方法の一例を説明するためのフローチャートである。計算部21は、撮影画像(第1撮影画像31及び第2撮影画像32)を読み込む(ステップS21)。計算部21は、基準画像(第2撮影画像32)の特徴点毎に、参照画像(第1撮影画像31)の特徴点(x,y)を対応させる(ステップS22)。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、撮影画像に、常に理想的な特徴点が存在するとは限らない。例えば、読み込んだ撮影画像が、特徴点のない画像(暗闇や平坦な壁等)である可能性がある。また、撮影画像に特徴点が存在していても、画面の一部に偏って存在している可能性がある。例えば、撮影画像下部だけに存在する特徴点を使って、撮影画像全体の回転量を求めようとすると、近似誤差が非常に大きくなることが予想できる。そのため、本実施の形態の画像処理装置20は、次のステップS23を行う。
近似部22は、対応点の評価を2つの視点から行う(ステップS23)。1つ目の視点の評価として、近似部22は、参照画像(第1撮影画像31)を複数の区画に区分し、当該区分に第1閾値以上の個数の特徴点があるか否かにより、特徴点が均一に分布しているか否かを判定する。また、2つ目の視点の評価として、近似部22は、当該区分に含まれる特徴点の視差dが、第2閾値以上の特徴点の個数と、第2閾値より小さい特徴点の個数が、それぞれ第3閾値以上あるか否かにより、視差dの値の範囲が均一であるか否かを判定する。第1閾値は、例えば10である。第2閾値は、例えば、視差の計測範囲の最大値の1/2である。第3閾値は、例えば10である。なお、近似部22は、特徴点の分布と視差dの値の範囲とのうち、いずれか一方の評価のみを行ってもよい。
ここで、ステップS23の詳細について説明する。近似部22が、視差dの垂直成分dを視差多項式(式(4)又は(7))により近似する際には、撮影画像全体に渡って特徴点が分布していることが望ましい。また、視差dのとる範囲についても、広い範囲に分布していることが望ましい。近似部22は、撮影画像を複数の区画に区分して特徴点及び視差dの値の範囲を判定する。
図12は、第2の実施の形態の画像処理装置20が撮影画像の領域を区分する場合の一例を説明するための図である。図12の例では、水平方向及び垂直方向をそれぞれ3分割した場合の例である。したがって、近似部22は、撮影画像の領域を9つの区画(0,0〜2,2)に分割している。近似部22は、各特徴点の個数が、各区画に第1閾値以上あるか否かにより、特徴点が均一に分布しているか否かを判定する。
近似部22は、視差dの値の範囲については、視差dの範囲を所定の閾値(第2閾値)で2分割することにより判定する。例えば、計算部21が、算出する視差の範囲が0から64画素であるとする。このとき、近似部22は、第2閾値を32にする。すなわち、近似部22は、0以上32画素未満の視差dを持つ特徴点と、32画素以上の視差dを持つ特徴点に分類する。
近似部22は、特徴点の分布と視差dの値の範囲とに応じて、特徴点を18個の集合に分類する。特徴点の個数が、18個の集合にそれぞれ第3閾値以上ある場合は、視差dの座標と、当該座標の視差dの大きさとが、撮影画像上で偏ることなく均一に分布していると判定する。
図11に戻り、特徴点の分布及び視差dの値の範囲が均一であると判定する場合(ステップS23、Yes)は、近似部22は、視差多項式(式(4)又は(7))に近似する処理を開始する(ステップS24)。特徴点の分布及び視差dの値の範囲が均一でないと判定する場合(ステップS23、No)は、ステップS21に戻る。これにより、特徴点のデータを蓄積し、後続のフレームの撮影画像から得られる特徴点を合算する。
ステップS25及びステップS26については、図10のステップS14及びステップS15と同様であるため、説明を省略する。なお、画像処理装置20は、ステップS26の処理を行った後、ステップS21に戻り一連の処理を繰り返す。これにより、温度や振動等により、経時的に変化する撮影画像の座標のずれに常に対応することが可能となる。
第2の実施の形態の画像処理装置20は、特徴点の分布及び視差dの値の範囲が均一であると判定した場合に、撮影画像の複数の特徴点における視差dを利用して補正パラメータを算出する。これにより、撮影画像の座標のずれをより高精度に補正することができる。
次に、第1及び第2の実施の形態の画像処理装置20のハードウェア構成の一例について説明する。図13は、第1及び第2の実施の形態の画像処理装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。
第1及び第2の実施の形態の画像処理装置20は、制御部61、主記憶部62、補助記憶部63、表示部64、入力部65及び通信I/F66を備える。制御部61、主記憶部62、補助記憶部63、表示部64、入力部65及び通信I/F66は、バス67を介して互いに接続されている。
制御部61は、補助記憶部63から主記憶部62に読み出されたプログラムを実行する。主記憶部62は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリである。補助記憶部63は、HDD(Hard Disk Drive)や光学ドライブ等である。表示部64は、画像処理装置20の状態等を表示する画面である。表示部64は、例えば液晶ディスプレイである。入力部65は、画像処理装置20を操作するためのインタフェースである。入力部65は、例えばキーボードやマウス等である。通信I/F66は、ネットワークに接続するためのインタフェースである。
第1及び第2の実施の形態の画像処理装置20で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、メモリカード、CD−R及びDVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供される。
また、第1及び第2の実施の形態の画像処理装置20で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、第1及び第2の実施の形態の画像処理装置20で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供、又は配布するように構成してもよい。
また、第1及び第2の実施の形態の画像処理装置20のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
第1及び第2の実施の形態の画像処理装置20で実行されるプログラムは、上述した各機能ブロック(計算部21、近似部22、決定部23及び補正部24)を含むモジュール構成となっている。当該各機能ブロックは、実際のハードウェアとしては、制御部61が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、上記各機能ブロックが主記憶部62上にロードされる。すなわち、上記各機能ブロックは、主記憶部62上に生成される。
なお、上述した各部(計算部21、近似部22、決定部23及び補正部24)の一部、又は全部を、ソフトウェアにより実現せずに、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよい。また、記憶部25は、例えば、補助記憶部63である。なお、補助記憶部63により実現する記憶部25のデータを、主記憶部62に展開してもよい。
第1及び第2の実施の形態の画像処理装置20によれば、撮影画像の複数の特徴点における視差dを利用して、撮影画像の座標のずれをより高精度に補正することができる。
1 第1撮影部
2 第2撮影部
10 撮影装置
20 画像処理装置
21 計算部
22 近似部
23 決定部
24 補正部
25 記憶部
30 通信路
31 第1撮影画像
32 第2撮影画像
33 視差画像
34 視差多項式
35 第1多項式
36 第2多項式
37 第1補正画像
38 第2補正画像
41 変換部
42 補間部
43 画像メモリ
44 座標情報
50 テストチャート
61 制御部
62 主記憶部
63 補助記憶部
64 表示部
65 入力部
66 通信I/F
67 バス
特許第4172554号公報

Claims (8)

  1. 第2撮影部により撮影された第2撮影画像の特徴点毎に、第1撮影部により撮影された第1撮影画像の特徴点(x,y)を対応させることにより、視差の縦成分dと横成分dとを計算する計算部と、
    前記視差の縦成分dを、前記xの1次の項と前記yの1次の項と前記視差の横成分dの項とを含む多項式で表す視差多項式に近似する近似部と、
    前記xの1次の項または前記yの1次の項の係数を表す第1係数と前記視差の横成分dの項の係数を表す第2係数とから、前記第1撮影画像の座標を変換する第1多項式の係数と、前記第2撮影画像の座標を変換する第2多項式の係数とを決定する決定部と、
    前記第1多項式により前記第1撮影画像を補正し、前記第2多項式により前記第2撮影画像を補正する補正部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記決定部は、
    前記第1係数から、前記第1撮影部の基線と水平方向との角度と、前記第2撮影部の基線と水平方向との角度との角度差を表す両眼角度差を算出し、前記第2係数から、前記第1撮影部の基線と水平方向との角度を表す基線角度差を算出し、前記両眼角度差と前記基線角度差とを使用して前記第1多項式の係数と前記第2多項式の係数とを決定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記近似部は、
    最小二乗法により前記縦成分dを前記視差多項式に近似する
    請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記近似部は、
    前記第1撮影画像を複数の区画に区分し、前記区画に第1閾値以上の個数の前記特徴点(x,y)があるか否かにより、前記特徴点(x,y)が均一に分布しているか否かを判定し、前記特徴点(x,y)が均一に分布していると判定すると、前記視差多項式に近似する処理を開始する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記近似部は、
    前記第1撮影画像を複数の区画に区分し、前記区分に含まれる前記特徴点(x,y)における視差の値が、第2閾値以上の前記特徴点(x,y)の個数と、第2閾値より小さい前記特徴点(x,y)の個数とが、それぞれ第3閾値以上あるか否かにより、前記視差の値の範囲が均一であるか否かを判定し、前記視差の範囲が均一に分布していると判定すると、前記視差多項式に近似する処理を開始する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記近似部は、
    前記第1撮影画像を複数の区画に区分し、前記区分に第1閾値以上の個数の前記特徴点(x,y)があるか否かにより、前記特徴点(x,y)が均一に分布しているか否かを判定し、前記区分に含まれる前記特徴点(x,y)における視差の値が、第2閾値以上の前記特徴点(x,y)の個数と、第2閾値より小さい前記特徴点(x,y)の個数が、それぞれ第3閾値以上あるか否かにより、前記視差の値の範囲が均一であるか否かを判定し、前記特徴点(x,y)と前記視差の範囲とが均一に分布していると判定すると、前記視差多項式に近似する処理を開始する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記視差多項式は、前記x又はyの2次以上の項を含む
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. コンピュータを、
    第2撮影部により撮影された第2撮影画像の特徴点毎に、第1撮影部により撮影された第1撮影画像の特徴点(x,y)を対応させることにより、視差の縦成分dと横成分dとを計算する計算部と、
    前記視差の縦成分dを、前記xの1次の項と前記yの1次の項と前記視差の横成分dの項とを含む多項式で表す視差多項式に近似する近似部と、
    前記xの1次の項または前記yの1次の項の係数を表す第1係数と前記視差の横成分dの項の係数を表す第2係数とから、前記第1撮影画像の座標を変換する第1多項式の係数と、前記第2撮影画像の座標を変換する第2多項式の係数とを決定する決定部と、
    前記第1多項式により前記第1撮影画像を補正し、前記第2多項式により前記第2撮影画像を補正する補正部と
    として機能させるためのプログラム。
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