JP2014138312A - 半導体モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の無線通信方式に対応した半導体モジュールにおける通信信号の損失を低減させる。
【解決手段】半導体モジュールは、時分割多重の第1の無線通信方式の第1の送信信号を出力する第1の送信回路と、時分割多重の第2の無線通信方式の第2の送信信号を出力する第2の送信回路と、アンテナからの受信信号を、第1の無線通信方式の第1の受信信号または第2の無線通信方式の第2の受信信号として出力可能に構成されるとともに、第1の送信信号及び第1の受信信号を時分割で出力可能に構成され、第2の送信信号及び第2の受信信号を時分割で出力可能に構成されたスイッチ回路と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体モジュールに関する。
携帯電話等の携帯端末で用いられる無線通信用の半導体モジュールは、複数の無線通信方式に対応することが求められている。具体的には、例えば、第2世代(2G:2nd Generation)の通信方式の一つであるGSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)に加えて、第3世代(3G:3rd Generation)の通信方式の一つであるTD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)、第3.9世代(3.9G:3.9th Generation)の通信方式の一つであるTD−LTE(Time Division Long Term Evolution)等の複数の通信方式に対応した半導体モジュールが必要となる場合がある。
例えば、特許文献1には、このような複数の通信方式に対応したフロントエンドモジュールが開示されている(図1)。特許文献1に開示されているフロントエンドモジュールは、EGSM(Extended GSM)、DCS(Digital Cellular System)、PCS(Personal Communication Service)、TD−SCDMAの4つの通信方式に対応したものとなっている。
特開2007−300156号公報
ところで、特許文献1の図1に示したフロントエンドモジュールは、4つの通信方式に対応するために、多数の切り替え手段を用いている。具体的には、アンテナ直下に、低周波帯と高周波帯の信号を分離するダイプレクサが設けられ、該ダイプレクサの直下に、EGSMの送受信切り替え用のスイッチ、DCS/PCSの送受信及びTD−SCDMAの切り替え用のスイッチが設けられ、さらに、TD−SCDMAの送受信切り替え用のスイッチが設けられている。このような構成では、通信信号が複数の切り替え手段を通過するため、信号の損失が大きくなってしまうことがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、複数の無線通信方式に対応した半導体モジュールにおける通信信号の損失を低減させることを目的とする。
本発明の一側面に係る半導体モジュールは、時分割多重の第1の無線通信方式の第1の送信信号を出力する第1の送信回路と、時分割多重の第2の無線通信方式の第2の送信信号を出力する第2の送信回路と、アンテナからの受信信号を、前記第1の無線通信方式の第1の受信信号または前記第2の無線通信方式の第2の受信信号として出力可能に構成されるとともに、前記第1の送信信号及び前記第1の受信信号を時分割で出力可能に構成され、前記第2の送信信号及び前記第2の受信信号を時分割で出力可能に構成されたスイッチ回路と、を備える。
本発明によれば、複数の無線通信方式に対応した半導体モジュールにおける通信信号の損失を低減させることが可能となる。
本発明の一実施形態である電力増幅モジュールを含む通信ユニットの構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるフロントエンドモジュールの構成を示す図である。 第2の実施形態におけるフロントエンドモジュールの構成を示す図である。 第3の実施形態におけるフロントエンドモジュールの構成を示す図である。 広帯域化された整合回路の構成の一例を示す図である。 一般的な整合回路の構成の一例を示す図である。 広帯域化された整合回路のイミッタンスチャートである。 一般的な整合回路のイミッタンスチャートである。 第4の実施形態におけるフロントエンドモジュールの構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態であるフロントエンドモジュールを含む通信ユニットの構成例を示す図である。通信ユニット10は、例えば、携帯電話等の移動体通信機において、音声やデータなどの各種信号を基地局との間で送受信するために用いられる。
図1に示すように、通信ユニット10は、ベースバンド部20、RF処理部25、制御部30、フロントエンドモジュール35、アンテナ40、及びバンドパスフィルタ45を含んで構成される。
ベースバンド部20は、送信信号をIQ信号に変換して出力したり、RF処理部25から入力されるIQ信号を受信信号に変換して出力したりすることができる。
RF処理部25は、GSMやTD−SCDMA、TD−LTE等の無線通信方式に基づいてIQ信号を変調し、無線送信を行うための高周波(RF)信号を生成することができる。また、RF処理部25は、アンテナ40を介して受信されるRF信号を、無線通信方式に基づいて復調し、IQ信号を出力することができる。なお、RF処理部25は、複数の無線通信方式に対応しており、複数の周波数帯のRF信号を生成することができる。RF信号の周波数帯は、例えば、数百MHzから数GHz程度である。
制御部30は、RF処理部25での変復調の制御や、フロントエンドモジュール35における信号送受信の制御などを行うことができる。
フロントエンドモジュール35は、制御部30の制御に応じて、RF信号をアンテナ40を介して出力したり、アンテナ40を介して受信されるRF信号をバンドパスフィルタ45に出力したりすることができる。フロントエンドモジュール35の構成については後述するが、フロントエンドモジュール35は、RF信号の電力を、基地局に送信するために必要なレベルまで増幅して出力することができる。
バンドパスフィルタ(BPF)45は、フロントエンドモジュール35から出力されるRF信号から、無線通信方式の周波数帯に応じた帯域の信号を抽出し、RF処理部25に出力する。なお、BPF45は、通信ユニット10が対応している周波数帯に応じた数のフィルタ回路を含むことができる。
以下、フロントエンドモジュール35の構成例である、第1〜第4の実施形態(フロントエンドモジュール35A〜35D)について説明する。
==第1の実施形態==
図2は、第1の実施形態におけるフロントエンドモジュール35Aの構成を示す図である。図2に示す構成において、フロントエンドモジュール35Aは、2G低周波帯(LB:Low Band)、2G高周波帯(HB:High Band)、TD−SCDMA、TD−LTEの4つに対応している。
なお、2GLBは、例えば、GSMの850MHzや900MHzであり、2GHBは、例えば、DCSの1800MHzやPCSの1900MHzである。また、TD−SCDMAの周波数帯は、例えば、Band34(B34:2010MHz〜2025MHz)、Band39(B39:1880MHz〜1920MHz)である。また、TD−LTEの周波数帯は、例えば、Band38(B38:2570MHz〜2620MHz)、Band40(B40:2300MHz〜2400MHz)、Band41(B41: 2496〜2690MHz)である。また、TD−LTEの周波数帯には、Band41(B41: 2496〜2690MHz)が追加される場合がある。
フロントエンドモジュール35Aは、TD−LTEの送信信号(TD−LTETx)、TD−SCDMAの送信信号(TD−SCDMATx)、2GHBの送信信号(2GHBTx)、2GLBの送信信号(2GLBTx)の入力端子を備えている。
また、フロントエンドモジュール35Aは、2GHBの受信信号(2GHBRx)、2GLBの受信信号(2GLBRx)、TD−SCDMAのB34の受信信号(B34Rx)、TD−SCDMAのB39の受信信号(B39Rx)、TD−LTEのB38の受信信号(B38Rx)、TD−LTEのB40の受信信号(B40Rx)の出力端子を備えている。また、フロントエンドモジュール35Aには、Band41(B41: 2496〜2690MHz)の出力端子が追加される場合がある。
図2に示すように、フロントエンドモジュール35Aは、電力増幅回路100,110、スイッチ回路120、整合回路130,140,150,160、ローパスフィルタ170,180を含んでいる。
電力増幅回路100は、TD−LTE及びTD−SCDMAのRF信号(送信信号)の電力を増幅して出力する半導体素子基板(送信回路)であり、パワーアンプ200,210,220,230及び整合回路240,250,260,270を含んで構成されている。
パワーアンプ200,210,220,230は、それぞれ、HBT(Heterojunction Bipolar Transistor)等の増幅素子を用いて構成されている。後述する他のパワーアンプについても同様である。整合回路240,250,260,270は、回路間でインピーダンスを整合させるために設けられている。
電力増幅回路110は、2GHB及び2GLBのRF信号(送信信号)の電力を増幅して出力する半導体素子基板(送信回路)であり、パワーアンプ300,310,320,330及び整合回路340,350,360,370を含んで構成されている。
なお、電力増幅回路100,110におけるパワーアンプの段数は、二段である必要はなく、一段であってもよいし、三段以上であってもよい。また、電力増幅回路100,110の回路構成は同一である必要はない。後述する他の電力増幅回路についても同様である。
整合回路130は、パワーアンプ210の出力とスイッチ回路120の入力との間のインピーダンスを整合させるために設けられている。同様に、整合回路140は、パワーアンプ230の出力とスイッチ回路120の入力との間でインピーダンスを整合させるために設けられている。整合回路130,140は、例えば、インダクタやコンデンサ等を用いて構成されている。
整合回路150は、パワーアンプ310の出力とLPF170の入力との間のインピーダンスを整合させるために設けられている。同様に、整合回路160は、パワーアンプ330の出力とLPF180の入力との間でインピーダンスを整合させるために設けられている。整合回路150,160は、例えば、インダクタやコンデンサ等を用いて構成されている。
LPF170及びLPF180は、それぞれ、2GHB及び2GLBに応じた周波数帯のRF信号を通過させ、高調波成分を低減するように構成されている。
スイッチ回路120は、端子CTRLから入力される、制御部30からの制御信号に応じて、信号の入出力の切り替えを行うことができる。スイッチ回路120には、送信信号の入力として、電力増幅回路100から出力される、TD−LTE及びTD−SCDMAのRF信号と、電力増幅回路110から出力される、2GHB及び2GLBのRF信号とが入力されている。また、スイッチ回路120には、受信信号の入力として、アンテナ40からのRF信号が入力されている。また、スイッチ回路120は、受信信号を出力するための端子と接続されている。
ここで、TD−LTE、TD−SCDMA、2GHB、2GLBのRF信号は、いずれも、時分割多重されたものである。したがって、例えば、TD−LTEでの送受信が行われる場合、スイッチ回路120は、パワーアンプ210から出力される、TD−LTEのRF信号(TD−LTETx)のアンテナ40への出力と、アンテナ40から入力されるTD−LTEのRF信号(B38Rx/B40Rx)の出力とを、制御信号に応じて切り替えることができる。他の無線通信方式の通信信号についても同様である。なお、TD−LTE/TD−SCDMA用のスイッチ回路は、スイッチ回路120から分離される場合もある。
なお、スイッチ回路120を介して出力されるRF信号(2GHBRx、2GLBRx、B34Rx、B39Rx、B38Rx、B40Rx)は、BPF45を介してRF処理部25に入力されることとなる。なお、BPF45では、それぞれの周波数帯に応じたフィルタリングが行われる。
図2に示すフロントエンドモジュール35Aでは、通信信号の切り替えは、1つのスイッチ回路120のみで行われている。したがって、複数の切り替え手段を用いて通信信号の切り替えが行われる構成と比べて、通信信号の損失を低減させることが可能となる。
==第2の実施形態==
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3は、第2の実施形態におけるフロントエンドモジュール35Bの構成を示す図である。図3に示すように、フロントエンドモジュール35Bは、電力増幅回路400,410、スイッチ回路420、整合回路430,440,160、ローパスフィルタ450,180を含んでいる。なお、第1の実施形態のフロントエンドモジュール35Aと同一の構成については、同一の番号を付して説明を省略する。
図3に示す構成において、フロントエンドモジュール35Bは、2GLB、2GHB、TD−SCDMA、TD−LTEの4つに対応している。なお、TD−LTEの周波数帯は、例えば、B38及びB40に加えて、Band41(B41:2496MHz〜2960MHz)となっている。また、TD−SCDMAの周波数帯は、例えば、B34、B39となっている。また、フロントエンドモジュール35Bが対応する周波数帯に、Band7(B7:2500MHz〜2570MHz)が含まれる場合もある。
電力増幅回路400は、TD−LTEのRF信号(送信信号)の電力を増幅して出力する半導体素子基板であり、パワーアンプ500,510及び整合回路520,530を含んで構成されている。電力増幅回路400から出力されるRF信号は、整合回路430を介してスイッチ回路420に入力される。
電力増幅回路410は、2GLB及び2GHBに加えて、TD−SCDMAのRF信号(送信信号)の電力を増幅して出力する半導体素子基板であり、パワーアンプ600,610,320,330及び整合回路620,630,360,370を含んで構成されている。電力増幅回路410では、図3における上側の信号経路、すなわち、パワーアンプ600,610及び整合回路620,630の信号経路が、TD−SCDMAのRF信号及び2GHBのRF信号に対応している。パワーアンプ610から出力されるRF信号は、整合回路440及びLPF450を介してスイッチ回路420に入力される。なお、電力増幅回路410の下側の信号経路は、第1の実施形態と同様に、2GLBのRF信号に対応している。
スイッチ回路420は、第1の実施形態と同様に、端子CTRLから入力される制御信号に応じて、通信信号の切り替え制御を行う。
このように、TD−SCDMAを2GHBとともに電力増幅回路410でサポートし、電力増幅回路400をTD−LTEの1経路のみとしてもよい。これにより、電力増幅回路400を小型化し、フロントエンドモジュール35Bを小型化することができる。この構成においても、通信信号の切り替えは、1つのスイッチ回路420のみで行われているため、複数の切り替え手段を用いて通信信号の切り替えが行われる構成と比べて、通信信号の損失を低減させることが可能となる。なお、TD−LTE用のスイッチ回路は、スイッチ回路420から分離される場合もある。
==第3の実施形態==
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図4は、第3の実施形態におけるフロントエンドモジュール35Cの構成を示す図である。図4に示すように、フロントエンドモジュール35Cは、電力増幅回路700,110、スイッチ回路710、整合回路720,150,160、ローパスフィルタ170,180を含んでいる。なお、第1または第2の実施形態のフロントエンドモジュール35A,35Bと同一の構成については、同一の番号を付して説明を省略する。
図4に示す構成において、フロントエンドモジュール35Cは、2GLB、2GHB、TD−SCDMA、TD−LTEの4つに対応している。なお、TD−LTEの周波数帯は、例えば、B38、B40、B41となっている。また、TD−SCDMAの周波数帯は、例えば、B34、B39となっている。また、フロントエンドモジュール35Cが対応する周波数帯にB7が含まれる場合もある。
電力増幅回路700は、TD−LTE及びTD−SCDMAのRF信号(送信信号)の電力を増幅して出力する半導体素子基板であり、パワーアンプ800,810及び整合回路820,830を含んで構成されている。電力増幅回路700から出力されるRF信号は、整合回路720を介してスイッチ回路710に入力される。なお、TD−LTE/SCDMA用のスイッチ回路は、スイッチ回路710から分離される場合もある。
電力増幅回路700は、1つの通信経路で、TD−LTE及びTD−SCDMAに対応している。したがって、電力増幅回路700とスイッチ回路710の間に設けられた整合回路720は、一般的な構成の整合回路と比較して広帯域化されている。
図5は、広帯域化された整合回路720の構成の一例を示す図である。図5に示すように、整合回路720は、インダクタL0,L1,L2,L3及びコンデンサC0,C1,C2,C3を含んでいる。そして、整合回路720は、インダクタL1,L2及びコンデンサC1,C2によるローパスフィルタと、コンデンサC3及びインダクタL3によるハイパスフィルタの構成となっている。また、インダクタL3は、例えば、空芯コイルで構成することができる。空芯コイルはQ値が高いため、インダクタL3を空芯コイルとすることにより、整合回路720における信号損失を抑制することができる。
また、整合回路720では、スイッチ回路710側に、一端が信号経路に接続され、他端が接地されるインダクタL3が設けられているため、スイッチ回路710を介してアンテナ40から侵入する静電気をグランドへ導くことができる。つまり、静電気が電力増幅回路700に流れ込むことによる回路の破壊を抑制することができる。
整合回路720が広帯域化されることについて、一般的な整合回路の構成と対比して説明する。図6は、一般的な整合回路900の構成の一例を示す図である。図6に示すように、整合回路900は、インダクタL0,L1,L2及びコンデンサC0,C1,C2,C3,C4を含んでいる。そして、整合回路900は、インダクタL1,L2及びコンデンサC2,C3によるローパスフィルタの構成となっている。なお、整合回路900における、スイッチ回路710側の最終素子は、信号経路に直列に接続されたコンデンサC4となっている。
整合回路720,900における整合トポロジーを、イミッタンスチャートを用いて説明する。図7は、整合回路720のイミッタンスチャートである。また、図8は、整合回路900のイミッタンスチャートである。なお、図7及び図8において示されるA点は、電力増幅回路700の出力におけるインピーダンスである。
整合回路720では、スイッチ回路710側の最終素子は、信号経路に並列接続されたインダクタL3である。そのため、図7に示すように、イミッタンスチャートの中心点から、等コンダクタンス円上を、反時計回りに、インダクタL3のインダクタンスに応じた長さ移動する軌跡が引かれている。次は、信号経路に直列接続されたコンデンサC3であるため、等抵抗円上を、反時計回りに、コンデンサC3の容量に応じた長さ移動する軌跡が引かれている。以後、同様に軌跡が引かれ、最終的にA点に到達する。これにより、電力増幅回路700の出力とスイッチ回路710の入力との間でインピーダンス整合が行われる。
同様に、整合回路900においても、図8に示すように、イミッタンスチャートの中心点からA点への軌跡が引かれている。整合回路900では、スイッチ回路710側の最終素子は、信号経路に直列接続されたコンデンサC4である。そのため、図8に示すように、イミッタンスチャートの中心点から、等抵抗線上を、反時計回りに、コンデンサC4の容量に応じた長さ移動する軌跡が引かれており、目標整合ポイントより遠ざかる軌跡になる。次は、信号経路に並列接続されたコンデンサC3であるため、等抵コンダクタンス円上を、時計回りに、コンデンサC3の容量に応じた長さ移動する軌跡が引かれている。このため、図7よりQが高く、狭帯域の回路となっている。
図7及び図8のイミッタンスチャートを比較する。図7では、軌跡は、中心点から等コンダクタンス線上を反時計回りに進んだ後に、等抵抗線上を反時計回りに進んでいる。つまり、最初に実数軸から離れた後、次は実数軸に近づく軌跡となっている。一方、図8では、軌跡は、中心点から等抵抗線上を反時計回りに進んだ後に、等コンダクタンス線上を時計回りに進んでいる。つまり、最初に実数軸から離れた後、さらに実数軸から離れる軌跡となっている。したがって、整合回路720では、インダクタやコンデンサの特性によるが、実数軸を基準とした軌跡の高さ、すなわちQ値を、整合回路900よりも低くすることが容易である。そして、Q値を低くすることにより、整合回路720を広帯域化することができる。
==第4の実施形態==
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図9は、第4の実施形態におけるフロントエンドモジュール35Dの構成を示す図である。フロントエンドモジュール35Dは、図2に示した第1の実施形態のフロントエンドモジュール35Aのスイッチ回路120の代わりに、スイッチ回路1000を有している。スイッチ回路1000は、スイッチ回路120における通信経路に加えて、端子FDD(入出力端子)との通信経路を有している。この端子FDDには、周波数帯の分離にデュプレクサが必要となる、周波数分割多重の無線通信方式に対応した通信モジュールを接続することができる。そして、スイッチ回路1000は、アンテナ40と端子FDDとの間で、FDDの通信信号(送受信信号)を送受信することができる。
このように、端子FDDを設けることにより、時分割多重の複数の無線通信方式に対応した通信ユニットにおける通信信号の損失低減を可能とするとともに、周波数分割多重の無線通信方式にも対応することが可能となる。
なお、本実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。
10 通信ユニット
20 ベースバンド部
25 RF処理部
30 制御部
35(35A,35B,35C,35D) フロントエンドモジュール
40 アンテナ
45 バンドパスフィルタ
100,110,400,410,700 電力増幅回路
120,420,710,1000 スイッチ回路
130,140,150,160,240,250,260,270,340,350,360,370,430,440,520,530,620,630,720,820,830,900 整合回路
170,180,450 ローパスフィルタ
200,210,220,230,300,310,320,330,500,510,600,610 パワーアンプ

Claims (5)

  1. 時分割多重の第1の無線通信方式の第1の送信信号を出力する第1の送信回路と、
    時分割多重の第2の無線通信方式の第2の送信信号を出力する第2の送信回路と、
    アンテナからの受信信号を、前記第1の無線通信方式の第1の受信信号または前記第2の無線通信方式の第2の受信信号として出力可能に構成されるとともに、前記第1の送信信号及び前記第1の受信信号を時分割で出力可能に構成され、前記第2の送信信号及び前記第2の受信信号を時分割で出力可能に構成されたスイッチ回路と、
    を備える半導体モジュール。
  2. 請求項1に記載の半導体モジュールであって、
    前記第1及び第2の送信回路が同一の半導体素子基板上に形成されている、
    半導体モジュール。
  3. 請求項1または2に記載の半導体モジュールであって、
    前記第1の送信回路と前記スイッチ回路との間に設けられた整合回路をさらに備え、
    前記整合回路は、前記スイッチ回路側に、一端が信号経路に接続され、他端が接地されるインダクタを含む、
    半導体モジュール。
  4. 請求項3に記載の半導体モジュールであって、
    前記インダクタは、空芯コイルである、
    半導体モジュール。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の半導体モジュールであって、
    周波数分割多重の第3の無線通信方式の送受信信号が入出力される入出力端子をさらに備え、
    前記スイッチ回路は、前記入出力端子と前記アンテナとを接続可能に構成されている、
    半導体モジュール。
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