JP2014138044A - 磁気素子 - Google Patents

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Abstract

【目的】 特に、高いインダクタンスが得られるとともに小型化を促進できる磁気素子を提供することを目的とする。
【解決手段】 絶縁基材11と、前記絶縁基材の上面に形成された第1のコイル12と、前記絶縁基材の下面に形成された第2のコイル13と、前記第1のコイル12の内側に位置する巻き始端及び前記第2のコイル13の内側に位置する巻き始端間を電気的に接続する導通層14と、を有し、前記絶縁基材11にはスルーホール25が形成され、同じ前記スルーホール25内に、前記導通層14と中央磁性体(第1の磁性体)20とが設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、絶縁基材の表裏面に設けられたコイル間を絶縁基材に設けられたコンタクトホールを介して電気的に接続してなる磁気素子に関する。
下記特許文献には、絶縁基材と、コイルと、磁性体とを有する磁気素子が開示されている。絶縁基材の表面側と裏面側とに設けられたコイルはそれぞれ、絶縁基材に設けられた第1のコンタクトホールを介して電気的に接続されている。絶縁基材には第1のコンタクトホールとは別に第2のコンタクトホールが設けられ、この第2のコンタクトホール内に磁性体が設けられている。
特許文献に示すように、絶縁基材にコンタクトホールを設けて、その中に磁性体を埋め込み、磁性体の周囲の絶縁基材の表面に平面コイルを巻回形成することはインダクタンスの向上を図るうえで好ましい。
しかしながら、特許文献では、絶縁基材に第1のコンタクトホールを設けて、絶縁基材の表裏面のコイル同士を導通させ、第1のコンタクトホールとは別に設けた第2のコンタクトホール内に磁性体を埋め込む構成とするため、磁気素子が大型化する問題があった。
実開平5−90929号公報 特開2010−80550号公報 特開2009−278009号公報
そこで本発明は、上記の従来課題を解決するためのものであり、特に、高いインダクタンスが得られるとともに小型化を促進できる磁気素子を提供することを目的とする。
本発明における磁気素子は、
絶縁基材と、前記絶縁基材の上面に形成された第1のコイルと、前記絶縁基材の下面に形成された第2のコイルと、前記第1のコイルの内側に位置する巻き始端及び前記第2のコイルの内側に位置する巻き始端間を電気的に接続する導通層と、を有し、
前記絶縁基材にはスルーホールが形成され、同じ前記スルーホール内に、前記導通層と第1の磁性体とが設けられていることを特徴とするものである。このように本発明では同じスルーホール内に導通層と第1の磁性体とを設けたので、各コイルの中心部を磁束が絶縁基材の厚さ方向に通りやすくなり、高いインダクタンスが得られるとともに磁気素子の小型化を促進することができる。
本発明では、前記導通層と前記第1の磁性体とが接していることが好ましい。導通層は各コイルの巻き始端と繋がっている部分であるため、導通層と電気導電性の第1の磁性体とが直接、接していてもインダクタンス等の特性の低下を招くことがなく、かつ小型化をより効果的に促進できる。
また、前記導通層は前記スルーホールの少なくとも一部の側壁に形成されていることが好ましい。第1のコイルと第2のコイルとの間を確実かつ簡単に導通させることができる。また本発明では、前記導通層は前記側壁の全周に形成され、前記導通層の内側に前記第1の磁性体が設けられていることがより好ましい。第1のコイルと第2のコイルとの間をより確実に導通させることができる。
また本発明では、前記第1のコイル側に重ねて第2の磁性体が設けられ、前記第2のコイル側に重ねて第3の磁性体が設けられ、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体及び前記第3の磁性体との間に磁路が形成されていることが好ましい。第1の磁性体、第2の磁性体及び第3の磁性体との間で磁路を形成でき、漏れ磁束が減り、より効果的にインダクタンスの向上を図ることができる。
また、前記第2の磁性体と前記第3の磁性体とが、前記絶縁基材の側部の外方にまで設けられており、前記第2の磁性体と前記第3の磁性体との間に磁路が、前記側部の外方にて形成されている構成にもできる。これにより、より効果的にインダクタンスを高めることができる。
また本発明では、前記第1の磁性体は、前記第2の磁性体及び前記第3の磁性体と異なる磁性材料で形成される構成にできる。このとき、前記第1の磁性体を構成する磁性材料は、前記第2の磁性体及び前記第3の磁性体を構成する磁性材料よりも高い飽和磁束密度もしくは高い透磁率、または高い飽和磁束密度と高い透磁率を有する構成にできる。これにより、より効果的に高いインダクタンスを得ることができる。
また本発明では、前記第1のコイルの外側に位置する巻き終端に第1の取出電極が電気的に接続され、前記第2のコイルの外側に位置する巻き終端に第2の取出電極が電気的に接続されており、
前記第1のコイル及び前記第2のコイルの外側であって、前記第1の取出電極及び前記第2の取出電極が形成されていない領域に、外側磁性体が設けられており、前記外側磁性体と前記第2の磁性体及び前記第3の磁性体との間に磁路が形成されていることが好ましい。これにより、各コイルの周りに閉磁路を形成でき、漏れ磁束をより効果的に抑制でき、インダクタンスを効果的に増大させることができる。
また本発明では、平面視にて前記第1のコイル及び第2のコイルの外側に位置する左方領域、右方領域、前方領域、及び後方領域のうちいずれか一つの領域に前記第1の取出電極が設けられ、残り3つの前記領域のうちいずれか一つの領域に前記第2の取出電極が設けられ、残り2つの前記領域にそれぞれ前記外側磁性体が設けられることが好ましい。スペースを有効活用でき、外側磁性体を適切に形成できる。
また本発明では、前記第1の取出電極及び前記第2の取出電極は、前記左方領域及び前記右方領域に設けられ、前記外側磁性体は、前記前方領域及び前記後方領域に設けられることが好ましい。各コイルの中心から見て前方及び後方にそれぞれ閉磁路を形成でき、インダクタンスを効果的に増大させることができる。
また本発明では、前記第1のコイル及び前記第2のコイルのコイルターン間の少なくとも一部にコイルターン間磁性体が、前記コイルターンとは電気的に絶縁された状態で設けられていることが好ましい。これにより、より効果的に磁束漏れを抑制でき、より高いインダクタンスを得ることができる。
また本発明では、前記コイルターン間磁性体は、電気絶縁性の磁性材料で構成されることが好ましい。これによりコイルターン間の間隔を広げなくても簡単かつ適切にコイルターン間磁性体とコイルターンとを電気的に絶縁された状態にできる。
本発明によれば、高いインダクタンスが得られるとともに磁気素子の小型化を促進することができる。
図1(a)は、第1の実施形態における薄型インダクタの平面図であり、特に、絶縁基材上に設けられた第1のコイルと、取出電極の上面部の平面図であり、図1(b)は、絶縁基材下に設けられる第2のコイル及び取出電極の下面部の平面図である。 図2(a)は、図1(a)に示すA−A線から切断し矢印方向から見た薄型インダクタの縦断面図であり、図2(b)は、図1(a)に示すB−B線から切断し矢印方向から見た薄型インダクタの縦断面図であり、図2(c)は、図2(b)の変形例を示す。 図3(a)は、第2の実施形態における薄型インダクタの平面図であり、図3(c)は、図3(a)に示すC−C線から切断し矢印方向から見た薄型インダクタの縦断面図であり、図3(c)は、絶縁基材下に設けられる第2のコイル及び取出電極の下面部の平面図である。 図4(a)は、第3の実施形態における薄型インダクタの平面図であり、図4(c)は、図4(a)に示すD−D線から切断し矢印方向から見た薄型インダクタの縦断面図であり、図4(c)は、絶縁基材下に設けられる第2のコイル及び取出電極の下面部の平面図である。 図5は、図4(b)の変形例を示す。
図1(a)は、第1の実施形態における薄型インダクタの平面図であり、特に、絶縁基材上に設けられた第1のコイルと、取出電極の上面部の平面図であり、図1(b)は、絶縁基材下に設けられる第2のコイル及び取出電極の下面部の平面図である。なお図1(a)(b)では、磁性シート21,22を削除した。また、図2(a)は、図1(a)に示すA−A線から切断し矢印方向から見た薄型インダクタの縦断面図であり、図2(b)は、図1(a)に示すB−B線から切断し矢印方向から見た薄型インダクタの縦断面図であり、図2(c)は、図2(b)の変形例を示す。
図2(a)(b)に示すように薄型インダクタ(磁気素子)10は、絶縁基材11と、第1のコイル12と、第2のコイル13と、導通層14と、第1の取出電極15と、第2の取出電極16と、中央磁性体(第1の磁性体)20と、磁性シート(第2の磁性体及び第3の磁性体)21,22と、を有して構成される。
絶縁基材11の材質は特に限定しないが、後述する各コイル12,13を構成する銅箔(箔体)を合わせて、ガラスエポキシ基板であることが好適である。
図1(a)では、絶縁基材11の平面は、正方形や矩形状であるが、形状を限定するものでない。
図1(a)、図2(a)に示すように、第1のコイル12は、絶縁基材11の上面11aに形成されている。また図1(c)、図2(a)に示すように第2のコイル13は、絶縁基材11の下面11bに形成されている。
図1(a)に示すように、第1のコイル12は、内側の巻き始端12aから外側の巻き終端12bにかけて直角に折れ曲がりながら巻回された平面コイルである。
また、図1(b)に示すように、第2のコイル13は、内側の巻き始端13aから外側の巻き終端13bにかけて直角に折れ曲がりながら巻回された平面コイルである。
図1、図2に示すように絶縁基材11の略中央には、上面11aから下面11bにかけて貫通するスルーホール25が形成されている。図1(a)(b)には、スルーホール25の側壁25aが点線で示されている。
図1では、スルーホール25の平面形状は四角形状となっているが、形状を限定するものでなく円形状等であってもよい。またスルーホール25を、絶縁基材11にドリル加工やレーザ加工、あるいは絶縁基板11のスルーホール25に相当する部分を金型で抜く金型加工などで形成できる。
図1(a)(b)、図2に示すように、スルーホール25の側壁25aに沿って導通層14が形成されている。導通層14は、第1のコイル12の巻き始端12a及び第2のコイル13の巻き始端13aにそれぞれ一体的に接続されている。したがって第1のコイル12と第2のコイル13とは、導通層14を介して電気的に接続された状態になっている。
図1,図2に示すように導通層14は、スルーホール25の周囲に形成されており、スルーホール25内をすべて埋めていない。したがって導通層14はスルーホール25の側壁25aに沿って形成された外形が四角形のリング状(中空状)になっている。
図1(a)(b)、図2に示すように導通層14は、スルーホール25の側壁25aのみならず一部が絶縁基材11の上面11a及び下面11bにまではみ出して四角形の外形を構成している。ただしスルーホール25が円形であれば、導通層14の外形も円形にできる。図1(a)(b)に示すように、導通層14は、第1のコイル12及び第2のコイル13と巻き始端12a,13aの位置のみで繋がっており、各コイル12、13の最も内側に位置するコイルターン12c,13cとは接していない。
図1(a)(b)及び図2(a)(b)に示すように、導通層14が形成されたスルーホール25と同じスルーホール25内に中央磁性体(第1の磁性体)20が埋め込まれている。中央磁性体20は、導通層14の内側に存在するスルーホール25内を埋めている。
このようにスルーホール25は、導通層14と中央磁性体20とで埋められた状態になっている。なおスルーホール25内は導通層14と中央磁性体20とで完全に埋められていなくてもよいが、導通層14以外の空間を中央磁性体20で完全に埋めたほうがインダクタンスを効果的に向上させることができ好適である。
また図1、図2に示す実施形態では、導通層14と中央磁性体20とが直接、接している。例えば導通層14と中央磁性体20との間に絶縁層を介在させて、導通層14と中央磁性体20とを電気的に絶縁することも可能であるが、導通層14は各コイル12,13の巻き始端12a,13aと繋がっている部分であるため、導通層14と導通性の中央磁性体20とが直接、接していてもインダクタンス等の特性の低下を招くことがない。このように導通層14と中央磁性体20とを接して形成できるので、上記した絶縁層などをスルーホール25内に入れる必要はなく、簡単にスルーホール25内を導通層14と中央磁性体20とで埋めることができるとともに、薄型インダクタ10の小型化を効果的に促進できる。
上記のように、導通層14と中央磁性体20とは導通していてもよいから中央磁性体20を導通性の磁性材料で形成することができる。
中央磁性体20を磁性シート21,22と同じ磁性材料で形成することもできるし、異なる磁性材料で形成することもできる。中央磁性体20を磁性シート21,22と異なる磁性材料で形成する場合は、磁性シート21,22よりも高い透磁率μもしくは高い飽和磁束密度Bsを有する磁性材料、または高い透磁率μと高い飽和磁束密度Bsを有する磁性材料を用いて中央磁性体20を形成することで、より効果的にインダクタンスを高めることができる。
図2(a)に示すように、絶縁基材11の左方側面(X1側面)11d側に第1の取出電極15が形成されている。また図2(a)に示すように、絶縁基材11の右方側面(X2側側面)11e側に第2の取出電極16が形成されている。
図1(a)に示すように第1の取出電極15は、第1のコイル12の巻き終端12bに接続される。また図1(b)に示すように第2の取出電極16は、第2のコイル13の巻き終端13bに接続される。
第1のコイル12及び第2のコイル13はそれぞれ、例えば絶縁基材11の上面11a及び下面11bに形成された箔体(例えば銅箔)を図1(a)(b)に示すようなスパイラル状にエッチング等の手法により形成した導体と、この導体の表面に重ねて電解めっき等で形成されためっき層との積層構造で形成される。
また、絶縁基材11の上面11a及び下面11bに位置する第1の取出電極15及び第2の取出電極16もコイル12,13と同様に箔体とめっき層との積層構造で形成される。また、絶縁基材11の側面11d,11eに位置する取出電極15,16の部分はめっき層で形成される。
また導通層14は第1のコイル12及び第2のコイル13と連続して各コイル12,13を構成するめっき層により形成される。
ただし、コイル12,13、導通層14及び取出電極15,16の層構造については特に限定するものではない。
図2(a)に示すように、第1の取出電極15及び第2の取出電極16の最表面に薄いはんだランド34が形成されている。はんだランド34は例えばNi/Au層(Niが下地側)、Ni/Sn層、Ni/はんだ層、Ni/Ag層である。
図2(a)に示すように、第1のコイル12の上面には絶縁層(接着層)31を介して第1の磁性シート21が配置されている。また、図2(a)に示すように、第2のコイル13の下面には絶縁層(接着層)32を介して第2の磁性シート22が配置されている。
本実施形態では、中央磁性体20と各磁性シート21,22との間に磁路が形成されている。中央磁性体20と各磁性シート21,22との間に絶縁層31,32が介在しても磁路が形成されれば問題はない。なお、中央磁性体20と各磁性シート21,22を構成する磁性層とが接するように構成することもできる。
磁性シート21,22の構成は特に限定されるものでない。ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド系等の絶縁シート表面にFeAlN、FeAlOやFeN等の磁性層が形成された構成、絶縁シートの表面に、FeAlN、FeAlOやFeNの磁性層とSiO等の絶縁層とが交互に所定数、積層された構成、あるいは既存のフェライトシートやフェライト板、磁性合金薄帯や軟磁性粉末を絶縁性樹脂と混合し複合化したシート状の素材等を提示できる。
各コイル12,13と各磁性シート21,22間を接合する絶縁層(接着層)31,32には、例えば、エポキシ系低温硬化剤、アクリル系低温硬化剤を用いることができる。
図1(a)に示すように、薄型インダクタ10の幅寸法はT1で、長さ寸法はL1であり、スルーホール25の幅寸法はT2(<T1)で、長さ寸法はL2(<L1)である。具体的には、幅寸法T1は、1.0〜10mmで、幅寸法T2は、0.1〜5mmで、長さ寸法L1は、0.5〜10mmで、長さ寸法L2は、0.1〜5mmである。
従来では、導通層と磁性体とを絶縁基材に形成した別々のスルーホール内に形成していた。このため、複数のスルーホールを形成するための領域を絶縁基材に確保しなくてはならず、磁気素子の小型化を阻害する要因になっていた。
本実施形態では、図1、図2(a)(b)に示すように、絶縁基材11の上下面にそれぞれコイル12,13を設け、これらコイル12,13の巻き始端12a,13a間を、絶縁基材11に形成したスルーホール25を介して導通させる構成を基本としている。
図1に示すようにコイル12,13は平面コイルであり、最も内側に位置するコイルターン12cの内側に位置する中央領域に、導通層14のみならず中央磁性体20も適切に形成することができるスルーホール25を形成した。
そして共通のスルーホール25内に導通層14と中央磁性体20とを形成することで、各コイル12,13の中心部を磁束が絶縁基材11の厚さ方向に通りやすくなり、高いインダクタンスが得られる。加えて、導通層14を形成するためのスルーホール25を利用して同じスルーホール25内に中央磁性体20を形成したので、別々のスルーホールを絶縁基材11に形成する必要はなく、薄型インダクタ10の小型化を促進でき、また製造工程の煩雑化を抑制できる。
導通層14は例えば無電解めっき層であり、これによりスルーホール25の側壁25aに沿って適切に導通層14を形成できる。またこのときスルーホール25内全体が導通層14で埋まることはなく、スルーホール25の中央は貫通状態で残されやすい。
中央磁性体20は、例えば磁性粉と結着材(バインダー樹脂)とを固化成形したものである。磁性粉の材質を限定するものではないが、磁性シート21,22を構成する磁性層と異なる材質とする場合には、高い飽和磁束密度Bsあるいは高い透磁率μを有する磁性粉、または高い飽和磁束密度Bsと高い透磁率μを有する磁性粉を中央磁性体20に用いることで、より効果的に高いインダクタンスを得ることができる。なお、磁性粉と結着材とを有するスラリーをスルーホール25内に充填して固化成形することで中央磁性体20を形成することができる。
例えばフェライトとバインダー樹脂とを有する電気絶縁性の磁性材料で中央磁性体20を形成することも可能であるが、中央磁性体20と導通層14とは接していても特に問題はないので、中央磁性体20には導通性の磁性合金粉末を用い、その際、高い飽和磁束密度Bsもしくは高い透磁率μ、または高い飽和磁束密度Bsと高い透磁率μを有するFeSiB、FePCやFePCB等のFe基非晶質合金、FeZrB、FeNbBやFeNbCuSiB等のFe基ナノ結晶合金、FeNi、FeAlSiやFeSi等のFe基結晶質合金の粉末などを用いることが可能である。
図1、図2に示す実施形態では、導通層14は、スルーホール25の全ての側壁25aに形成されている。したがって導通層14は、スルーホール25の周囲を囲む形状となっている。導通層14は、第1のコイル12と第2のコイル13間を、スルーホール25を介して電気的に接続する部分であるので、導通層14を全ての側壁25aに形成せず、コイル12,13間を接続できていれば側壁25aの一部だけに形成することもできる。ただし本実施形態のように、導通層14をスルーホール25の全ての側壁25aに形成することで、第1のコイル12と第2のコイル13との間をより確実に導通させることが可能である。
また図1,図2に示す実施形態では、中央磁性体20と磁路を形成する磁性シート21,22を各コイル12,13に重ねて形成したため、漏れ磁束を減らすことができ、インダクタンス及びQ値の向上を図ることができる。また、磁性シート21,22を磁気シールドとして用いることができる。
また図2(c)に示すように、第1の磁性シート21の前方部21a及び後方部21bを絶縁基材11の前方側面11f及び後方側面11gよりも外方に延ばして形成し、また、第2の磁性シート22の前方部22a及び後方部22bを絶縁基材11の前方側面11f及び後方側面11gよりも外方に延ばして形成し、各前方部21a,22a同士、及び各後方部21b,22b同士が接触し、あるいは近づくように各前方部21a,22a、及び各後方部21b,22bを高さ方向に曲げ、各前方部21a,22a、及び各後方部21b,22b間を接着などして固定する。これにより、前方部21a,22a及び後方部21b,22bを介して第1の磁性シート21と第2の磁性シート22間に磁路を形成することができ、薄型インダクタ10の中央磁性体20が設けられた位置から前方(Y1)及び後方(Y2)に向けてそれぞれ閉磁路を形成できる。よってより効果的にインダクタンスの向上を図ることが可能である。
なお、図1、図2に示す実施形態においてはスルーホール25に中央磁性体20を形成した後に各磁性シート21、22を接着層31を介して配置しているが、スルーホール25に中央磁性体20を形成しない状態で各磁性シート21、22を接着層31を介して接着した後に、各磁性シート21、22のスルーホール25に対応する箇所にスルーホールを形成し、その後、スルーホール25および各磁性シート21、22に開けられたスルーホール内に中央磁性体20を形成しても良い。この場合、各磁性シート21、22にもスルーホール25に対応した位置にスルーホールが形成されることとなる。
図3(a)は、第2の実施形態における薄型インダクタの平面図であり、図3(c)は、図3(a)に示すC−C線から切断し矢印方向から見た薄型インダクタの縦断面図であり、図3(c)は、絶縁基材下に設けられる第2のコイル及び取出電極の下面部の平面図である。
なお図3において図1,図2と同じ部分については同じ符号を付した。
図3に示すように、第1のコイル12と電気的に接続される第1の取出電極15は、第1のコイル12から見て左方領域(X1側の領域)11jに形成されており、第2のコイル13と電気的に接続される第2の取出電極16は、第2のコイル13から見て右方領域(X2側の領域)11kに形成されている。
よって第1のコイル12及び第2のコイル13から見て、前方領域(Y1側の領域)11h及び後方領域(Y2側の領域)11iには、取出電極15,16が形成されていない。
図3に示すように、各コイル12,13の前方領域(Y1側の領域)11h及び後方領域(Y2側の領域)11iにそれぞれ、外側磁性体26,27が設けられている。
例えば、図3(a)(c)に示すように、絶縁基材11の前方領域11h及び後方領域11iに切欠36,37(点線部分が切欠の側壁である)が形成され、外側磁性体26,27が切欠36,37内に設けられている。外側磁性体26,27は一部が絶縁基材11の上面11a及び下面11bにも及んでいるが、各コイル12,13の最も外側に位置するコイルターン12d,13dとは接していない。
各外側磁性体26,27と各磁性シート21,22との間に磁路が形成されている。これにより、中央磁性体20−磁性シート21,22−外側磁性体26,27に至る閉磁路が形成され、漏れ磁束をより効果的に抑制でき、インダクタンスの更なる向上を図ることができる。
外側磁性体26,27と各磁性シート21,22との間に磁路を形成できれば、外側磁性体26,27を絶縁基材11に対してどのように設けるか特に限定しない、例えば、絶縁基材11の前方領域11h及び後方領域11iにスルーホールを形成し、各スルーホール内に外側磁性体26,27を埋め込む構成とすることもできる。ただし絶縁基材11に切欠36,37を設け、各切欠36,37内に外側磁性体26,27を埋め込む構成とすることで、薄型インダクタ10の小型化を維持しながら、可能な限り外側磁性体26,27を大きく形成できる。
また外側磁性体26,27を、中央磁性体20と同様に高い飽和磁束密度Bsや高い透磁率μを有する磁性材料で形成することができる。
図3に示す実施形態では、コイル12,13の外側に位置する左方領域11j、右方領域11k、前方領域11h、後方領域11iのうち、左方領域11j及び右方領域11kにそれぞれ取出電極15,16が形成され、残りの前方領域11h及び後方領域11iに外側磁性体26,27が設けられた構成となっているが、例えば、左方領域11j及び前方領域11hにそれぞれ取出電極15,16が設けられ、残りの右方領域11k及び後方領域11iにそれぞれ外側磁性体26,27(このとき外側磁性体26,27は一体化したL字状となっていてもよい)が設けられる構成としてもよい。ただし、図3に示す実施形態の構成とすることで、コイル12,13の中心から前方(Y1)及び後方(Y2)にそれぞれ閉磁路を形成でき、インダクタンスを効果的に増大させることができる。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態のように、スルーホール25や切欠き36.37に中央磁性体20や外側磁性体26、27を形成しない状態で各磁性シート21、22を接着層31を介して接着した後に、各磁性シート21、22のスルーホール25や切欠き26、27に対応する箇所にスルーホールを形成し、その後、スルーホール25や切欠き26、27および各磁性シート21、22に開けられたスルーホール内に中央磁性体20および外側磁性体26、27を形成しても良い。
図4(a)は、第3の実施形態における薄型インダクタの平面図であり、図4(c)は、図4(a)に示すD−D線から切断し矢印方向から見た薄型インダクタの縦断面図であり、図4(c)は、絶縁基材下に設けられる第2のコイル及び取出電極の下面部の平面図である。
図4に示す実施形態では、各コイル12,13を構成する各コイルターン間にコイルターン間磁性体40が設けられている。また最も外側に位置するコイルターン12d,13dの外側周囲にも磁性体41が設けられている。図4(a)(c)では、磁性体40,41を斜線で示した。
各磁性体40,41はコイル12,13と同様に絶縁基材11の上面11a及び下面11bに形成されている。また、各磁性体40,41は、コイルターンとは電気的に絶縁された状態とされている。例えば、各磁性体40,41はフェライトとバインダー樹脂とを有する電気絶縁性の磁性材料で形成される。これにより各磁性体40,41と各コイルターンとが接触した状態にできるので、各コイルターン間の間隔を広げる必要がなく薄型インダクタの小型化を促進することができる。各磁性体40,41は、スラリー状の磁性体をコイルターン間やコイルの外側に位置する絶縁基材11の表裏面に塗布したり、あるいはスパッタ法、蒸着法などで形成することが可能である。
図4に示すように、磁性体40,41を設けることで、より効果的に漏れ磁束を低減でき、より高いインダクタンスを得ることができる。
また図5のように、磁性体40,41とともに図4に示した外側磁性体26,27を前方領域11h及び後方領域11iに設けることで、更に高いインダクタンスを得ることができる。なお、各磁性シート21、22や中央磁性体20及び外側磁性体26、27は第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に形成することができる。
図4,図5に示す磁性体40,41のうちどちらか一方の磁性体を形成する構成にもできる。またコイルターン間磁性体40では、全てのコイルターン間に配置される必要はなく、コイルターン間の一部にコイルターン間磁性体40が設けられる構成としてもよい。
10 薄型インダクタ
11 絶縁基材
11h 前方領域
11i 後方領域
11j 左方領域
11k 右方領域
12 第1のコイル
12a、13a 巻き始端
12b、13b 巻き終端
12c、13c、12d、13d コイルターン
13 第2のコイル
14 導通層
15、16 取出電極
20 中央磁性体(第1の磁性体)
21、22 磁性シート(第2の磁性体、第3の磁性体)
25 スルーホール
26 外側磁性体
40、41 磁性体

Claims (13)

  1. 絶縁基材と、前記絶縁基材の上面に形成された第1のコイルと、前記絶縁基材の下面に形成された第2のコイルと、前記第1のコイルの内側に位置する巻き始端及び前記第2のコイルの内側に位置する巻き始端間を電気的に接続する導通層と、を有し、
    前記絶縁基材にはスルーホールが形成され、同じ前記スルーホール内に、前記導通層と第1の磁性体とが設けられていることを特徴とする磁気素子。
  2. 前記導通層と前記第1の磁性体とが接している請求項1記載の磁気素子。
  3. 前記導通層は前記スルーホールの少なくとも一部の側壁に形成されている請求項1又は2に記載の磁気素子。
  4. 前記導通層は前記側壁の全周に形成され、前記導通層の内側に前記第1の磁性体が設けられている請求項3記載の磁気素子。
  5. 前記第1のコイル側に重ねて第2の磁性体が設けられ、前記第2のコイル側に重ねて第3の磁性体が設けられ、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体及び前記第3の磁性体との間に磁路が形成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の磁気素子。
  6. 前記第2の磁性体と前記第3の磁性体とが、前記絶縁基材の側部の外方にまで設けられており、前記第2の磁性体と前記第3の磁性体との間に磁路が、前記側部の外方にて形成されている請求項5記載の磁気素子。
  7. 前記第1の磁性体は、前記第2の磁性体及び前記第3の磁性体と異なる磁性材料で形成される請求項5又は6に記載の磁気素子。
  8. 前記第1の磁性体を構成する磁性材料は、前記第2の磁性体及び前記第3の磁性体を構成する磁性材料よりも高い飽和磁束密度もしくは高い透磁率、または高い飽和磁束密度と高い透磁率を有する請求項7記載の磁気素子。
  9. 前記第1のコイルの外側に位置する巻き終端に第1の取出電極が電気的に接続され、前記第2のコイルの外側に位置する巻き終端に第2の取出電極が電気的に接続されており、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイルの外側であって、前記第1の取出電極及び前記第2の取出電極が形成されていない領域に、外側磁性体が設けられており、前記外側磁性体と前記第2の磁性体及び前記第3の磁性体との間に磁路が形成されている請求項5ないし8のいずれか1項に記載の磁気素子。
  10. 平面視にて前記第1のコイル及び第2のコイルの外側に位置する左方領域、右方領域、前方領域、及び後方領域のうちいずれか一つの領域に前記第1の取出電極が設けられ、残り3つの前記領域のうちいずれか一つの領域に前記第2の取出電極が設けられ、残り2つの前記領域にそれぞれ前記外側磁性体が設けられる請求項5ないし9のいずれか1項に記載の磁気素子。
  11. 前記第1の取出電極及び前記第2の取出電極は、前記左方領域及び前記右方領域に設けられ、前記外側磁性体は、前記前方領域及び前記後方領域に設けられる請求項10記載の磁気素子。
  12. 前記第1のコイル及び前記第2のコイルのコイルターン間の少なくとも一部にコイルターン間磁性体が、前記コイルターンとは電気的に絶縁された状態で設けられている請求項1ないし11のいずれか1項に記載の磁気素子。
  13. 前記コイルターン間磁性体は、電気絶縁性の磁性材料で構成される請求項12記載の磁気素子。
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