JP2014137963A - Ledモジュール、led点灯装置および車載用灯具 - Google Patents

Ledモジュール、led点灯装置および車載用灯具 Download PDF

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Abstract

【課題】作製が容易で、良好な放熱性と接続性を備えたLEDモジュールを提供する。
【解決手段】LED2を実装するLED実装部11,12を同一平面上に並べ、当LED2を実装する平面より低い位置に他の部材を配置したので、LED実装部11,12にスクリーン印刷ではんだ付けできるようになり、LEDモジュール1を簡素な工法で作製できる。また、導電性部材3,4を通じて放熱できるので、高輝度のLED2を点灯しながらも温度上昇を抑えて劣化を抑制できる。さらに、圧接により給電線104を給電線接続部7〜10に接続するので、給電線104の配策と接続が容易になる。
【選択図】図1

Description

この発明は、LED(発光ダイオード、半導体光源)をモジュール化したLEDモジュール、LEDモジュールに点灯用電力を供給するLED点灯装置、およびこれらLEDモジュールとLED点灯装置を用いた車載用灯具に関するものである。
昨今、車載のテールランプおよびポジションランプ、さらにはインストルメント・パネルの照明等の光源として、従来のタングステンフィラメントの電球に代替して、LEDが普及してきた。当LEDは、長寿命、かつ、少ない電力で必要な明るさを確保できるうえに、一定の電流を供給する簡単な制御によって安定した明るさの光を発することができ、また、複数のLEDを面状に配置することにより面光源としても使用できるため、車載用灯具の光源としては好適である。
以下に、複数のLEDを使用した光源の従来例として、特許文献1〜3を示す。
特許文献1に係る車両用灯具は、三次曲面レンズの曲面形状に沿ったランプ取付面にリブまたはボスを形成し、LEDランプの脚部を当リブまたはボスに固定し、LEDランプの脚部に設けたスリットに給電用のワイヤを挟着させて配線を行う構成である。使用対象となるLEDは、チップ状(面実装用)のLEDではなく、針金(リード線)状の接続端子を有し、樹脂によって外装されたLEDである。
特許文献2に係るブロック配線板は、車載コンビネーションメータのバックライト用の基板である。切り離し可能な複数の基板からなる連鎖状基板に、チップ状のLEDと圧接端子とを実装し、さらに、連鎖方向に並ぶ圧接端子間をバスバーにより接続して全体を形成し、使用形態に応じて連鎖状基板、圧接端子およびバスバーを切断する。このブロック配線板は、チップ状のLEDを実装する回路が形成された基板と、バスバーを接続する圧接端子とが別部品として構成されており、両者を一体化したものではない。
特許文献3に係るコネクタは、車室内の照明装置にLEDを取り付けるためのものである。チップ状のLEDの正極と接続される部品接続部を有した一方の端子金具と、負極と接続される部品接続部を有した他方の端子金具を、当部品接続部同士が同一平面に互いに間隔をあけて並ぶように配し、溶融した合成樹脂を充填してコネクタのハウジングを形成している。また、このハウジングに、ワイヤーハーネスの電線を接続する電線接続部を一体成形している。
特開2000−138003号公報 特開2003−219541号公報 特開2010−251296号公報
ところで、近年のLEDの進化は目覚しく、大きな電力を投入して高輝度を発する(発光量の高い)LEDが汎用的に使用されるようになった。大きな電力の投入によって、発熱量も相応に高くなっているため、高輝度のLEDの形状は、放熱が容易なチップ状(面実装用)が主流となっている。つまり、高輝度のLEDにおいては、放熱が困難なために、上記特許文献1に記載されたような針金(リード線)状の接続端子を有し樹脂によって外装されたLEDは少なく、放熱が容易な、上記特許文献2,3に記載されたようなチップ状LEDが主流となっている。
チップ状のLEDを効率よく実装するためには、上記特許文献2のように、プリント基板を使用して、クリームはんだを印刷によって塗布し、そのクリームはんだの上にチップ状のLEDを載置し、高温にさらして当クリームはんだを溶融させLEDの端子をプリント基板に接続することが望ましい。
しかしながら、上記特許文献2においては、回路が形成された連鎖状基板を使用するのでチップ状のLEDのはんだ付けは容易ではあるが、当LEDに電力を供給するバスバーを接続する圧接端子を追加する必要があるため、追加部品と製造費用が増加するという課題があった。
また、上記特許文献3は、個々に分離された導電性部材(部品接続部)を適切な位置に配置することに着目してはいるが、その反面、例えば、当導電性部材を一面に複数並べて複数のLEDを同時に実装する等の、LEDを効率よく実装(はんだ付け作業を簡素化)するための考慮を示す記載がない。また、この特許文献3においては、チップ状のLEDに電力を供給するワイヤーハーネス(電線)を接続する電線接続部を、コネクタのハウジングに一体に備えながらも、LEDを実装する部品接続部より当電線接続部の圧接刃の先端が高い位置にあり、クリームはんだを印刷によって塗布することが困難である。そのため、LEDを個々にはんだ付けする必要があり、生産性が高いとは言いがたいという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、簡素な工法で容易に作製可能な、良好な放熱性と接続性を備えたLEDモジュール、LEDモジュールに点灯の電力を供給するLED点灯装置、およびこれらLEDモジュールとLED点灯装置を用いた車載用灯具を提供することを目的とする。
この発明に係るLEDモジュールは、複数の電極を有するチップ状のLEDと、LEDの電極を電気的に接続しながらLEDを装着するLED実装部およびLEDに電力を供給する給電線を圧接して電気的に接続する給電線接続部を有する複数の導電性部材と、導電性部材同士を離間して固定する絶縁性部材とを備え、複数の導電性部材のLED実装部は同一平面上に並べられ、給電線接続部および絶縁性部材はLEDを実装する平面より低い位置に配置されているものである。
この発明に係るLED点灯装置は、LEDを点灯する電力を供給する給電線を圧接して電気的に接続する給電線接続部を備えるものである。
この発明に係る車載用灯具は、上述のLEDモジュールおよびLED点灯装置のいずれか一方、または両方を備えるものである。
この発明によれば、導電性部材のLED実装部を同一平面上に並べ、LEDを実装する平面より低い位置に給電線接続部および絶縁性部材を配置するようにしたので、スクリーン印刷により当LED実装部にクリームはんだを塗布することができるようになり、LEDモジュールを簡素な工法で容易かつ安価に作製することができる。また、導電性部材を通じて放熱できるので、発光(発熱)量が大きい高輝度のLEDを点灯しながらも、温度上昇を抑えて、LEDの劣化を抑制することができる。さらに、圧接により給電線を電気的に接続するようにしたので、給電線の配策と接続が容易になる。従って、簡素な工法で容易に作製可能な、良好な放熱性と接続性を備えたLEDモジュールを提供することができる。
この発明によれば、圧接により給電線を電気的に接続するようにしたので、給電線の配策と接続が容易なLED点灯装置を提供することができる。
この発明によれば、作製が容易、かつ、良好な放熱性と接続性を備えたLEDモジュール、および良好な接続性を備えたLED点灯装置を使用するようにしたので、灯具内の任意の場所にLEDモジュールを取り付けて給電線を配策することができ、製造が容易で、設計自由度の高い車載用灯具を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係るLEDモジュールの構成を示す斜視図であり、取り付け前の状態である。 図1のLEDモジュールの取り付け後の状態を示す図である。 実施の形態1に係るLEDモジュールの導電性部材だけの形状を示す斜視図である。 実施の形態1に係るLEDモジュールの給電線接続部の変形例を示す拡大図である。 実施の形態1に係るLEDモジュールの給電線接続部の別の変形例を示す拡大図である。 実施の形態1に係るLEDモジュールの作製方法を説明する図であり、インサートモールド前のリードフレーム全体を示す斜視図である。 実施の形態1に係るLEDモジュールの作製方法を説明する図であり、インサートモールド後のリードフレームの一部を拡大した斜視図である。 実施の形態1に係る車載用灯具の一例としてテールランプを示す図である。 実施の形態1に係るLED点灯装置の構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係るLED点灯装置の構成を示す回路図である。 実施の形態1に係るLEDモジュールとベースの取り付け構造の一例を示す斜視図であり、取り付け前の状態である。 図11のLEDモジュールの取り付け後の状態を示す図である。 実施の形態1に係るLEDモジュールとベースの取り付け構造の別の例を示す斜視図であり、取り付け前の状態である。 図13のLEDモジュールの取り付け後の状態を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るLEDモジュールの構成を示す斜視図であり、取り付け前の状態である。 図15のLEDモジュールの給電線接続部の変形例を示す拡大図である。 図15のLEDモジュールの給電線接続部の別の変形例を示す拡大図である。 実施の形態2に係るLEDモジュールの変形例を示す斜視図である。 実施の形態2に係るLEDモジュールの別の変形例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係るLEDモジュールの一例を示す斜視図である。 実施の形態3に係るLEDモジュールの別の例を示す斜視図である。
実施の形態1.
車載用の灯具は、車両のデザインに対応した三次元形状かつ広い面積の発光面を、均一に、かつ明るく光らせる必要がある。そのため、複数の高輝度LEDを三次元的な要所に適切に配置し、点灯する必要がある。従って、車載用灯具においては、LEDを三次元的に配置するために、プリント基板のような単一平面に実装することはできず、それぞれ個別に装着できるLEDモジュールを使用する必要がある。同時に、個々のLEDモジュールには、給電用の配線が簡単に接続できる必要がある。また、明るい光を発する高輝度LEDは発熱量も大きいために、LEDモジュールには当発熱を放出する放熱部材を備える必要がある。さらに、複数のLEDを配置するために、個々のLEDモジュールは、低コストで、容易かつ大量に作製できる形状であることが必要である。
以上を総合すると、車載用灯具に取り付けるためのLEDモジュールは、高輝度のチップ状(面実装用)のLEDと、給電線を接続する端子が一体的に形成された放熱効果の高い導電性部材とから構成されることが望ましい。また、当導電性部材を複数並べてクリームはんだをスクリーン印刷によって一括して塗布し、複数のチップ状のLEDを同時にはんだ付けする工法にて、多数のLEDモジュールを一度に容易に作製できることが望ましい。
以上を踏まえて、本発明の実施の形態1を説明する。
図1および図2に示すLEDモジュール1は、チップ状のLED2と、LED2の正極側の電極を電気的に接続する正極側の導電性部材3と、LED2の負極側の電極を電気的に接続する負極側の導電性部材4と、導電性部材3,4を固定する絶縁性部材5とから構成さている。これら導電性部材3,4には、LEDモジュール1を車載用灯具のベース(被取付面)101にねじ102を使用して取り付けるためのねじ穴6、およびLED2に点灯用の電力を供給する給電線104を電気的に接続するための給電線接続部7〜10などが一体化されている。
図3は、導電性部材3,4だけの形状を示した斜視図である。導電性部材3,4は、LED2の正負の各電極を電気的に接続しながら当LED2を装着するLED実装部11,12と、給電線104を電気的に圧接する給電線接続部7〜10とが形成されている。導電性部材3のLED実装部11と導電性部材4のLED実装部12とは、同一平面上に互いに間隔をあけて並べられている。また、LED実装部11,12が形成する平面より低い位置に他の部位(即ち、給電線接続部7,8および絶縁性部材5)を配置することにより、これらLED実装部11,12にクリームはんだをスクリーン印刷によって塗布し、チップ状のLED2を汎用の実装機(チップマウンタ)によって載置することができる。その後、高温にさらすことによってクリームはんだを溶融して、LED2の各電極をLED実装部11,12に電気的に接続することで、実装が完了する。
なお、LED2に対して直接ワイヤを接続するワイヤボンディングによって、LED2と導電性部材3,4とを接続することも可能である。
さらに、LED実装部11,12と給電線接続部7〜10とを含む導電性部材3,4の面積を大きくすれば、導電性部材3,4によってLED2の発する熱を放熱することができる。これにより、LED2の自己発熱による温度上昇を回避することができ、過度な高温による劣化を抑制でき、LED2の信頼性を確保することができる。従って、LED2として発光(発熱)量の大きい高輝度LEDを使用できる。
なお、LED2としては、発光ダイオードの他、レーザダイオード等の半導体光源を使用してもよい。
LED実装部11に連接する給電線接続部7,8およびLED実装部12に連接する給電線接続部9,10のそれぞれには、給電線104を圧入して挟持するための溝13〜16が形成されている。図2に示すように、給電線104を給電線接続部7の溝13に挟み込むことにより、給電線104を給電線接続部7に押し付ける圧接によって電気的に接続できる。これにより、LEDモジュール1を車載用灯具に取り付けた後、LEDモジュール1と点灯用電力を供給するLED点灯装置との間に給電線104を配策すること、複数のLEDモジュール1を取り付けた場合にLEDモジュール1間に給電線104を配策すること、および、これらLEDモジュール1の給電線接続部7〜10に給電線104を電気的に接続することが容易に実現できる。
LEDモジュール1の車載用灯具への取付方法については後述する。
なお、給電線接続部7〜10の形状は、図1〜図3の例に限定されるものではない。
例えば、図4に拡大して示す給電線接続部7−1のように、溝13の開口側をテーパ形状13aにして、給電線104を挿入しやすくしてもよい。
また例えば、圧接の別の例として、図5に拡大して示す給電線接続部7−2のように、角柱形状の給電線接続部を形成して給電線104を巻き付ける方法(ラッピング)によって、給電線104を電気的に接続してもよい。
また、図1〜図3の例では、導電性部材3に2個の給電線接続部7,8、導電性部材4にも2個の給電線接続部9,10を形成しているが、個数は任意でよい。
ただし、給電線104の終端側に比べて、図示しない他のLEDモジュール1へ配策される側の方が加わる応力が大きいため、終端側を圧接する給電線接続部8,10より配策側を圧接する給電線接続部7,9の方が接触の信頼性が低い。そのため、給電線接続部を冗長化して、給電線接続部7,9で給電線104を支持し、給電線104に加わる応力が及ばない給電線接続部8,10で電気的接続を確保している。このように、給電線104を圧接する箇所を複数にすることで、接触の信頼性が向上する。
あるいは、LEDモジュール1の給電線接続部7〜10以外の部位に、給電線104の揺動を支える支点を設けてもよい。例えば図2のように、ベース101にU字形状の支持部105を形成して給電線104を支持させた場合には、給電線104の給電線接続部9と接する部位に応力が集中しないので、給電線接続部9だけでも接触の信頼性を確保できる。また、応力の集中を緩和できるので、給電線104が破断し難くなる。
導電性部材3,4は、絶縁性部材5にインサートモールドされて固定されている。ただし、導電性部材3,4の全ての部分を絶縁性部材5で被覆するのではなく、LED実装部11,12および給電線接続部7〜10は絶縁性部材5から露出させる。絶縁性部材5としては、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の耐熱性の樹脂を用いる。また、絶縁性部材5として白色の材料を使用すれば、LED2の発する光を反射することができ、光を有効に使用することができる。
さらに、絶縁性部材5と導電性部材3,4との固着を堅固にするために、導電性部材3,4に、モールド樹脂と係合する係合穴17および係合突起18などの係合部を形成してもよい。この係合穴17にモールド樹脂を噛み込ませて、絶縁性部材5と導電性部材3,4とを剥がれ難くする。さらに係合穴17の内周面に傾斜角度をつけて、より剥がれ難くしてもよい。係合突起18は、導電性部材3,4の端部を、LED実装部11,12の面に対して直角にならない角度に切り起こして形成されており、この係合突起18がモールド樹脂に噛み込んで絶縁性部材5と導電性部材3,4とが剥がれ難くなる。
なお、係合部の位置、形状等は図示例に限定されるものではない。
次に、LEDモジュール1の作製方法を説明する。
図6は、インサートモールド前の導電性の板材(リードフレーム)20の全体を示す斜視図である。図7は、インサートモールド後のリードフレーム20の一部を拡大した斜視図である。1枚のリードフレーム20から複数のLEDモジュール1を作製するため、先ず、複数組の導電性部材3,4の形状を打ち抜き、折り曲げて給電線接続部7〜10を整形したり、係合穴17および係合突起18を形成したりする(図6)。続いて、リードフレーム20を金型内に設置し、耐熱性の絶縁性部材5により複数組の導電性部材3,4それぞれをインサートモールドする(図7)。
続いて、複数組のLED実装部11,12それぞれに対し、スクリーン印刷によってクリームはんだを塗布し、実装機によってLED2を載置する。図7に示すように、リードフレーム20と同じ平面にLED実装部11,12が形成され、LED実装部11,12より低い位置に絶縁性部材5および給電線接続部7〜10が形成されているため、スクリーン印刷によってクリームはんだを一度に塗布することが可能である。
その後、リードフレーム20を高温にさらすことによってクリームはんだを溶融して、LED2の各電極をLED実装部11,12に接続して実装を完了する。最後に、リードフレーム20を切断して各LEDモジュール1を切り離す。これにより、複数のLEDモジュール1を、一度に効率よく作製できる。
このように、LEDモジュール1において、LED実装部11,12と給電線接続部7〜10とを有する導電性部材3,4を使用することによって、先立って説明した特許文献2においては個々に誂えていた構成部材を統合することができるので、構成部材の一部を削減でき、コストの削減ができる。また、先立って説明した特許文献3においては困難だった同時に複数のLEDをはんだ付けすることができるので、製造費用の削減ができる。
次に、LEDモジュール1の車載用灯具への取付方法を説明する。
ここでは、車載用灯具の一例として、図8に示すような車両後部のテールランプ100を説明する。車載用灯具は、車両のデザインに対応した三次元的な広い面積の発光面を均一かつ明るく光らせる必要があるため、車両形状に沿った三次曲面のベース101に複数のLEDモジュール1を取り付ける。取付方法は、図1に示したように、LEDモジュール1のねじ穴6とベース101のねじ穴103にねじ102を通して締結する方法とする。続いて、複数のLEDモジュール1間に給電線104をベース101に沿わせて配策し、給電線接続部7〜10の溝13〜16に給電線104を挿入して、圧接によって給電線104と給電線接続部7〜10とを電気的に接続する。
また、テールランプ100の内部に設置されたLED点灯装置50とLEDモジュール1との間にも給電線104を配策し、圧接によって給電線104とLEDモジュール1の給電線接続部7〜10とを電気的に接続する。
ここで、LED点灯装置50の一例を説明する。
図9はLED点灯装置50の斜視図、図10はLED点灯装置50の回路図である。図示するように、LED点灯装置50は、電線(ワイヤハーネス)で接続された車載電源70から電力供給を受ける入力コネクタ51と、供給された電力をLEDモジュール1の点灯用電力に変換するDC/DCコンバータ60と、DC/DCコンバータ60を制御する制御部61と、DC/DCコンバータ60から出力される点灯用電力を給電線104で接続されたLEDモジュール1へ給電する出力コネクタ(給電線接続部)52〜55とを備えている。車両側の点灯スイッチ71のオン時にLED点灯装置50からLEDモジュール1へ点灯用電力を供給してテールランプ100を点灯し、点灯スイッチ71のオフ時はテールランプ100を消灯する。
LED点灯装置50の出力コネクタ52〜55は、LEDモジュール1の給電線接続部7〜10と同じ形状である。図9の例では、正極側の出力コネクタ52,53および負極側の出力コネクタ54,55それぞれに、給電線104を圧入して挟持するための溝56〜59が形成されている。そして、図8に示すように、給電線104を出力コネクタ52〜55の溝56〜59に挟み込むことにより、給電線104を出力コネクタ52〜55に押し付ける圧接によって電気的に接続する。これにより、LED点灯装置50とLEDモジュール1をテールランプ100に実装した後、LED点灯装置50とLEDモジュール1との間に給電線104を配策すること、および、LED点灯装置50の出力コネクタ52〜55に給電線104を電気的に接続することを容易に実現できる。
このように、LEDモジュール1をテールランプ100等の車載用灯具の光源として用いることにより、それぞれのLEDモジュール1に給電する給電線104の配策と接続が容易になるために、灯具内の任意の場所でLED2を点灯することができ、灯具の設計自由度が向上し、デザイン性の高い灯具を形成できる。その上、LEDモジュール1の取り付け、および、当LEDモジュール1への給電線104の配策と接続が容易になるため、灯具の製造が容易になり、製造費用の削減ができる。
また、個々のLED2が発する熱をそれぞれのLEDモジュール1の導電性部材3,4から放熱できることは、LEDモジュール1の取り付け場所の自由度を向上することにおいて有利である。また、LED2が過度の高温に至ることを回避できるために、高温によるLED2の劣化を抑制でき、信頼性の観点からも有利である。
さらに、LEDモジュール1が良好な接続性と放熱性を有することにより、当LEDモジュール1への給電線104として汎用の電線を使用して灯具内の任意の経路に配策できるために、使用するLED2の数量および配置が異なる様々な灯具に対して、LEDモジュール1のバリエーションを増加することなく共用可能となる。
なお、LED点灯装置50の出力コネクタ52〜55は、図8および図9に示す形状以外であってもよく、例えば、図4に示す給電線接続部7−1と同じ形状、または図5に示す給電線接続部7−2と同じ形状にしてもよい。
また、図8および図9の例では、正極側に2個の出力コネクタ52,53、負極側にも2個の出力コネクタ54,55を形成しているが、個数は任意でよい。ただし、LEDモジュール1の給電線接続部7〜10と同様に、LED点灯装置50においても給電線104を圧接する箇所を複数にすることで、接触の信頼性が向上する。
また、出力コネクタ52〜55は、図9に示す形状に整形した導電性部材を、LED点灯装置50の基板62にはんだ付けして固定したり、当導電性部材をプレスフィット形状にして、基板62に形成した穴に圧入して弾性保持したりすればよい。
給電線104としては、例えば、直径が一定な単芯の銅線を用いる。この場合、給電線104と給電線接続部7〜10との接触圧が管理しやすく、接続の信頼性が向上する。なお、他の給電線104に接触しない配策であれば、給電線104に被覆の必要はない。また、給電線104と給電線接続部7〜10の各表面を同一の金属(例えば、錫)にすれば、互いの腐食を回避できて、接触の信頼性が向上する。
また、銅線に代えて、鉄線あるいは鉄を含む合金の線材を用いてもよい。例えば、LEDモジュール1間を接続する給電線104の太さをφ0.5mm、実質的な総延長を0.5mとした場合、電気抵抗は、銅線の0.05Ω程度に対して、鉄(純鉄)線は0.3Ω程度であり、0.2Aを通電したときの給電線104の電圧降下は、導線の0.01Vに対して、鉄線は0.06Vとなる。しかしながら、小さな定電流(上記の例では0.2A)を通電して点灯する車載用灯具であれば、銅線と鉄線の電圧降下の差は大きな問題にならない。
また、鉄の価格は、銅の価格の1/10程度であり、コスト的にも有利である。さらに、給電線接続部7〜10によって支えられる給電線104として用いる場合、自重が支えられる剛性を備えた鉄材は、車両の振動が加わる車載用灯具に好適である。なお、鉄のさびやすさは、銅線と同様に錫メッキを行えば問題ない。
以上の説明では、LEDモジュール1をベース101にねじ102で取り付ける構成にしたが、これに限定されるものではなく、例えば、以下に説明する図11〜図14の構成にしてもよい。また、当LEDモジュール1の誤組み付けを回避するために、一部の取り付け穴を他の取り付け穴と異なる大きさにしたり、それぞれの取り付け穴の位置を非対称にしたり、さらには、導電性部材3,4または絶縁性部材5の一部に切り欠きおよび突起などを設けてもよい。
図11および図12は、LEDモジュール1をベース101に爪106で取り付ける構成例であり、図11は取り付け前、図12は取り付け後の状態を示す。この構成例では、ベース101に弾性変形可能な複数の爪106が形成されており、爪106を押し広げながらその内側へLEDモジュール1を進入させ、爪106を導電性部材3,4に掛止させる。
図13および図14は、LEDモジュール1をベース101にピン107で取り付ける構成例であり、図13は取り付け前、図14は取り付け後の状態を示す。この構成例では、ベース101と一体に複数のピン107が成形されており、LEDモジュール1のねじ穴6をピン107に挿通した後、ピン107を加熱してかしめる。
以上より、実施の形態1によれば、LEDモジュール1は、正負の各電極を有するチップ状のLED2と、LED2の正極側の電極を電気的に接続しながらLED2を装着するLED実装部11およびLED2に電力を供給する給電線104を圧接して電気的に接続する給電線接続部7,8を有する正極側の導電性部材3と、LED2の負極側の電極を電気的に接続しながらLED2を装着するLED実装部12およびLED2に電力を供給する給電線104を圧接して電気的に接続する給電線接続部9,10を有する負極側の導電性部材4と、導電性部材3,4同士を離間して固定する絶縁性部材5とを備え、複数のLED実装部11,12は同一平面上に並べられ、給電線接続部7〜10および絶縁性部材5はLED実装部11,12が形成する平面より低い位置に配置されている構成にした。このため、スクリーン印刷によりLED実装部11,12にクリームはんだを塗布することができるようになり、LEDモジュール1を簡素な工法によって容易かつ安価に作製することができる。また、導電性部材3,4を通じて放熱できるので、高輝度のLED2を使用する場合に当LED2の劣化を抑制することができる。さらに、圧接により給電線104を電気的に接続するようにしたので、給電線104の配策と接続が容易になる。従って、簡素な工法で容易に作製可能な、良好な放熱性と接続性を備えたLEDモジュール1を提供することができる。
また、実施の形態1によれば、複数組の導電性部材3,4は、1枚のリードフレーム20から形成され、複数組のLED実装部11,12それぞれにLED2が実装された後で、リードフレーム20がモジュール単位に切り離されるように構成したので、複数のLEDモジュール1を同時に効率よく作製できる。
また、実施の形態1によれば、導電性部材3,4は、絶縁性部材5にインサートモールドされて固定される構成にしたので、1枚のリードフレーム20から多数のLEDモジュール1を作製する際に、同時に効率よく一体成形することができる。
また、実施の形態1によれば、導電性部材3,4は、絶縁性部材5と係合する係合穴17または係合突起18を有する構成にしたので、導電性部材3,4と絶縁性部材5との固着が堅固になって、LEDモジュール1の信頼性が向上する。
また、実施の形態1によれば、給電線接続部7〜10は、LED2の発光方向を向いた形状に構成したので、図8に示すように、給電線104をベース101に沿わせて配策しながらも、LED2の発光方向を当ベース101に対して垂直な方向に向けることができる。また、ベース101にLEDモジュール1を取り付け、当ベース101のLED2と同じ側の面に給電線104を配策できる。
また、実施の形態1によれば、給電線104として、剛性の高い鉄あるいは鉄を含む合金で構成された線材を用いるようにしたので、振動に対して信頼性の高い車載用灯具を、安価に実現できる。
また、実施の形態1によれば、LED点灯装置50は、LED2を点灯する電力を供給する給電線104を圧接して電気的に接続する出力コネクタ52〜55を備えるように構成した。このため、LED点灯装置50に対する給電線104の配策と接続が容易になる。特に、LED点灯装置50の出力コネクタ52〜55を、LEDモジュール1の給電線接続部7〜10と同一形状にした場合には、LEDモジュール1からLED点灯装置50への配策を灯具作製の同一工程で実施でき、作業効率が向上する。
また、実施の形態1によれば、テールランプ100は、LEDモジュール1およびLED点灯装置50を備える構成にしたので、テールランプ100の内部の任意の場所にLEDモジュール1を取り付けて給電線104を配策することができ、製造が容易で、設計自由度の高いテールランプ100を提供することができる。
なお、上記説明では、テールランプ100がLEDモジュール1とLED点灯装置50の両方を備える構成を示したが、これに限定されるものではなく、LEDモジュール1またはLED点灯装置50のみ備える構成にしても構わない。
また、上記説明では、車載用灯具の例としてテールランプ100を示したが、これに限定されるものではなく、ポジションランプおよびウインカランプ等の他の車載用灯具をLEDモジュール1およびLED点灯装置50のいずれか一方、または両方を用いて構成しても構わない。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、LEDモジュール1の給電線接続部7〜10がLED2の発光方向を向くように形成したが、給電線接続部7〜10の向きはこれに限定されるものではい。本実施の形態2では、給電線接続部7〜10の変形例を説明する。
図15は、本実施の形態2に係るLEDモジュール1の構成例を示す斜視図である。なお、図15において図1〜図14と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。図15に示すLEDモジュール1は、LED2の発光方向とは反対の方向を向いた形状の給電線接続部7〜10を備えている。他方のベース101には、給電線接続部7〜10を挿通するための貫通穴108〜111が形成されている。
なお、図15の例では、ベース101の表側(即ち、LED2の発光面側)ではなく、ベース101の裏側に給電線104を配策する。従って、給電線接続部7〜10の溝13〜16に給電線104を圧入するときに、給電線接続部7〜10に負荷がかかる。そこで、貫通穴108〜111に挿通した給電線接続部7〜10が押し戻されたり、抜けたりすることがないように、給電線接続部7〜10に抜け止めを設ける。
以下、図16および図17に抜け止めの例を示す。
例えば、図16に拡大して示す給電線接続部7−3のように、貫通穴108を貫通してベース101の裏側に突出する先端部に弾性変形可能な爪部19を設け、爪部19を貫通穴108の縁に掛止させることにより給電線接続部7−3の抜けを防止する。
また例えば、図17に拡大して示す給電線接続部7−4のように、貫通穴108を貫通してベース101の裏側に突出する先端部の幅L1を、付け根側の幅L2より広くする。また、この先端部の幅L1は、貫通穴108の開口幅L3よりは広いが、弾性変形して貫通穴108を挿通可能な幅とする。これにより、貫通穴108の縁に幅L1の先端部が掛止して、給電線接続部7−4の抜けを防止する。
図18および図19は、本実施の形態2に係るLEDモジュール1の別の構成例を示す斜視図である。図18および図19に示すLEDモジュール1は、LED2の発光方向に垂直な方向を向いた形状の給電線接続部7〜10を備えている。
図18および図19に示すLEDモジュール1を取り付けるベース101としては、例えば、図1のようにねじ穴103が形成されたものを使用して、LEDモジュール1のねじ穴6とベース101のねじ穴103とをねじ102で固定して、ベース101に垂直な方向に向かって発光させるようにすればよい。
あるいは、図19のLEDモジュール1の場合、ベース101として、LEDモジュール1の片側の給電線接続部9,10を挿通する貫通穴110,111が形成されたものを使用してもよい。この場合、LEDモジュール1の給電線接続部9,10を貫通穴110,111に挿通して、図16または図17のような抜け止めによって掛止するので、図19に示すように、LED2の発光方向がベース101と平行な方向になる。
なお、図15および図18の例では、LEDモジュール1をベース101にねじ102で取り付ける構成にしたが、これに限定されるものではなく、上記実施の形態1の図11〜図14に示したような爪106またはピン107などで取り付ける構成にしてもよい。
以上より、実施の形態2によれば、給電線接続部7〜10は、LED2の発光方向とは反対の方向を向いた形状に構成したので、給電線104をベース101に沿わせて配策しながらも、LED2の発光方向を当ベース101に対して垂直な方向に向けることができる。また、ベース101にLEDモジュール1を取り付け、当ベース101のLED2とは反対の面に給電線104を配策できる。
また、実施の形態2によれば、給電線接続部7〜10を、LED2の発光方向に対して垂直な方向を向いた形状に構成してもよい。この場合には、給電線104をベース101に沿わせて配策しながらも、LED2の発光方向を当ベース101と平行な方向に向けることができる。
以上、実施の形態1,2で説明したように、給電線接続部7〜10を、LED2の発光方向を向いた形状、当発光方向とは反対の方向を向いた形状、または当発光方向に対して垂直な方向を向いた形状にすることにより、車載用灯具のベース101の曲面形状および発光方向などに応じて好適な給電線接続部7〜10の形状を選択できるので、給電線104の配策経路とLED2の配置の自由度が拡大する。
また、実施の形態2によれば、給電線接続部7−3は、LEDモジュール1を取り付けるベース101に形成された貫通穴108に挿入された状態で、当貫通穴108の縁に掛止する爪部19を有する構成にした。あるいは、給電線接続部7−4を、LEDモジュール1を取り付けるベース101に形成された貫通穴108に挿入される先端側の幅L1が当貫通穴108の幅L3より広くなるように構成してもよい。いずれの構成にした場合でも、給電線接続部7−3,7−4が貫通穴108に掛止して抜けを防止するので、例えば、U字状の溝13に給電線104を挿入するときに、給電線接続部7−3,7−4が押し戻されることが無く、容易かつ確実に給電線104の配策と接続ができる。
実施の形態3.
図20は、本実施の形態3に係るLEDモジュール1の構成例を示す斜視図である。なお、図20において図1〜図19と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。図20に示すLEDモジュール1は、チップ状の抵抗30と、抵抗30の一対の電極を電気的に接続する導電性部材31,32とが追加された構成である。これら導電性部材31,32は、絶縁性部材5にインサートモールドされており、抵抗30を実装する抵抗実装面33,34と、抵抗30の抵抗値を電気的に読み取るための読出し端子35〜38とを有している。また、読出し端子35〜38は、LED2の給電線接続部7〜10と同様に、接続線を圧接して電気的に接続するための溝39〜42が形成されている。
抵抗30の抵抗値は、LED2の輝度、色度等の個体情報が意味付けされており、この抵抗30をLEDモジュール1の抵抗実装部33,34に実装しておくことで、この抵抗値を電気的に読み出して、個体情報を取得することができる。
なお、抵抗実装部33,34をLED実装部11,12と同一平面上に配置することにより、各実装部に一括してクリームはんだを塗布でき、抵抗30を追加する構成であっても容易に作製することができる。
また、抵抗30に代えて、LED2の個体情報を記憶した記憶素子を実装してもよい。この場合は、輝度および色度等に加え、製造日時および製造場所等のさらに多くの情報を付加することができる。
なお、当抵抗30の抵抗値または記憶素子が記憶した記憶情報を読み取る操作が一過性で、常時読み取って点灯制御に反映させる必要がない場合は、読出し端子35〜38に代替して、プローブ端子用の平面電極を有する構成にしてもよい。
図21は、本実施の形態3に係るLEDモジュール1の別の構成例を示す斜視図である。図21に示すLEDモジュール1は、LED2の個体情報が一部表面にレーザによってマーキングされたレーザマーク媒体43を有している。レーザマーク媒体43は個体情報を光学的に読み出すことができる形式であればよく、個体情報を表す文字列、あるいは個体情報を意味付けした二次元コード等が考えられる。
以上より、実施の形態3によれば、LEDモジュール1は、LED2の個体情報が電気的あるいは光学的に読み取り可能に設定された抵抗30、記憶素子、またはレーザマーク媒体43を備える構成にしたので、LEDモジュール1の管理および誤組み付けの回避が容易になる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 LEDモジュール、2 LED、3,4 導電性部材、5 絶縁性部材、6 ねじ穴、7〜10 給電線接続部、11,12 LED実装部、13〜16 溝、13a テーパ形状、17 係合穴(係合部)、18 係合突起(係合部)、19 爪部、20 リードフレーム、30 抵抗(媒体)、31,32 導電性部材、33,34 抵抗実装面、35〜38 読出し端子、39〜42 溝、43 レーザマーク媒体、50 LED点灯装置、51 入力コネクタ、52〜55 出力コネクタ(給電線接続部)、56〜59 溝、60 DC/DCコンバータ、61 制御部、62 基板、70 車載電源、71 点灯スイッチ、100 テールランプ(車載用灯具)、101 ベース、102 ねじ、103 ねじ穴、104 給電線、105 支持部、106 爪、107 ピン、108〜111 貫通穴。

Claims (13)

  1. 複数の電極を有するチップ状のLEDと、
    前記LEDの前記電極を電気的に接続しながら前記LEDを装着するLED実装部および前記LEDに電力を供給する給電線を圧接して電気的に接続する給電線接続部を有する複数の導電性部材と、
    前記複数の導電性部材を離間して固定する絶縁性部材とを備え、
    前記複数の導電性部材の前記LED実装部は同一平面上に並べられ、前記給電線接続部および前記絶縁性部材は前記LEDを実装する平面より低い位置に配置されていることを特徴とするLEDモジュール。
  2. 前記複数の導電性部材は、前記絶縁性部材にインサートモールドされて固定されていることを特徴とする請求項1記載のLEDモジュール。
  3. 前記導電性部材は、前記絶縁性部材と係合する係合部を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のLEDモジュール。
  4. 前記給電線接続部は、前記LEDの発光方向を向いていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のLEDモジュール。
  5. 前記給電線接続部は、前記LEDの発光方向とは反対の方向を向いていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のLEDモジュール。
  6. 前記給電線接続部は、前記LEDの発光方向に対して垂直な方向を向いていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のLEDモジュール。
  7. 前記給電線接続部は、LEDモジュールを取り付ける被取付面に形成された貫通穴に挿入された状態で当貫通穴の縁に掛止する爪部を有することを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のLEDモジュール。
  8. 前記給電線接続部は、LEDモジュールを取り付ける被取付面に形成された貫通穴に挿入される先端側の幅が、当該貫通穴の幅より広いことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のLEDモジュール。
  9. 前記LEDの個体情報が光学的あるいは電気的に読み取り可能に設定された媒体を備えることを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載のLEDモジュール。
  10. 前記複数の導電性部材は、1枚の板材から形成され、前記複数のLED実装部に前記LEDが実装された後で、当板材がLEDモジュール単位に切り離されたものであることを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載のLEDモジュール。
  11. LEDを点灯する電力を供給する給電線を圧接して電気的に接続する給電線接続部を備えるLED点灯装置。
  12. 請求項1から請求項10のうちのいずれか1項記載のLEDモジュール、および、請求項11記載のLED点灯装置のいずれか一方、または両方を備える車載用灯具。
  13. 前記LEDモジュールと前記LED点灯装置とを接続して、前記LED点灯装置から前記LEDモジュールに電力を供給する給電線を備え、
    当給電線は、鉄あるいは鉄を含む合金で構成された線材であることを特徴とする請求項12記載の車載用灯具。
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