JP2014137491A - 定着装置、画像形成装置、補強部材の製造方法 - Google Patents

定着装置、画像形成装置、補強部材の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014137491A
JP2014137491A JP2013006389A JP2013006389A JP2014137491A JP 2014137491 A JP2014137491 A JP 2014137491A JP 2013006389 A JP2013006389 A JP 2013006389A JP 2013006389 A JP2013006389 A JP 2013006389A JP 2014137491 A JP2014137491 A JP 2014137491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
plate
reinforcing member
fixing device
fixing belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013006389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6089714B2 (ja
Inventor
Yutaka Naito
裕 内藤
Kenichiro Ito
健一郎 伊藤
Satoru Morino
哲 毛利野
Yoshiharu Takahashi
良春 高橋
Yasuharu Kawarazaki
康晴 河原▲崎▼
Daisuke Inoue
大輔 井上
Hirokazu Kurihara
弘和 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013006389A priority Critical patent/JP6089714B2/ja
Priority to CN 201320228885 priority patent/CN203133480U/zh
Publication of JP2014137491A publication Critical patent/JP2014137491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6089714B2 publication Critical patent/JP6089714B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】製造過程において、加工の手間の低減し、大量の切り屑を排出することなく、従来の補強部材と同じ同等の高強度、高精度な補強部材を用いた定着装置を提供すること。
【解決手段】無端状の定着ベルト21と、定着ベルト21の内側に設けられ定着ベルト21を加熱させるヒータ25と、定着ベルト21の内周面の一部に接するように設けられた固定部材26と、複数の矩形状の板状部材が重ね合わされて一体的に接合されて成り、定着ベルト21の内側から固定部材26を支持する補強部材23と、定着ベルト21を介して固定部材26に押し付けるように設けられると共に回転可能に構成され、未定着のトナーを載せた被転写材Pを定着ベルト21と共に通す加圧ローラ31とを備えて定着装置20を構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、補強部材を用いた定着装置、その定着装置を用いた電子写真方式の画像形成装置、補強部材の製造方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置を構成する構成体の一つとして定着装置がある。
例えば、定着ベルトと、加圧ローラと、定着ベルトを介して加圧ローラと圧接してニップ部を形成するニップ形成部材、定着ベルトの内径部に固設され、ニップ形成部材をニップ部とは反対側から支持する補強部材と、定着ベルトの内周側から定着ベルトの回転を支持する略円筒状の支持部材と、支持部材を加熱する加熱手段と、支持部材の軸方向端部を保持し当該定着装置の側板に固設されるフランジ部材と、フランジ部材とは別体であって該フランジ部材よりも高温強度の高い部材からなり、当該定着装置の側板を基準として補強部材の軸方向端部を支持する補強部材支持部とを備えた定着装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
このような定着装置は、定着の性能を高めるために、ローラ長手方向に沿って定着ベルトが一定の圧で加圧ローラに当接して、定着ニップ幅(定着ベルトと加圧ローラとが接し合っている回転方向の幅)を確保する必要がある。
そこで、上述した従来の定着装置は、ニップ形成部材が長手方向に沿って撓まない(反らない)ようにニップ形成部材を背面から支持する高強度な補強部材を用いている。すなわち、固定側である定着ベルトの内面に当接するニップ形成部材を、その背面から補強部材で支持する。これにより、加圧ローラの、定着ベルトに対する高荷重での押し当てが可能となって、ローラ長手方向に沿って定着ベルトが一定の圧で加圧ローラに当接する。
上述した補強部材は、主に、金属製の引き抜き材や厚板のプレス材などが使用される。
これにより、上述した従来の定着装置は、ニップ部において安定したニップ特性が得られる好適なものとなっている。
しかしながら、従来の定着装置に用いられた補強部材(特許文献1では符号23)は、撓みや反りに対して一定の強度を保つために、所定の厚みと強度を備えるとともに、ニップ形成部材の長手方向に当接する部分の面精度が要求されることから、金属製の引き抜き材や厚板のプレス材などの素材を、工作機械を用いて削り出していた(特許文献1では、受け突起23bを面精度よく形成している)。削り出し加工の手間は、プレス加工など他の大量生産を前提とした生産手法よりも格段に手間が掛かる。この加工の手間は、当然のことながら、加工コストを押し上げ、製品としての価格を押し上げることとなる。
また、削り出し加工は、素材から製品を削り出す際に大量の切り屑が出る。この切り屑は再資源化されたり、産業廃棄物として処理されたりすることになる。
この再資源化を行なうにあたり、多くの二酸化炭素が排出されることになり、自然環境保護の観点から好ましくない。また、産業廃棄物として処理されることも自然環境保護の観点から好ましくない。
そこで本発明は、製造過程において、加工の手間の低減し、大量の切り屑を排出することなく、従来の補強部材と同じ同等の高強度、高精度な補強部材を用いた定着装置、定着装置を用いた電子写真方式の画像形成装置、補強部材の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる定着装置は、無端状の定着ベルトと、該定着ベルトの内側に設けられ、前記定着ベルトを加熱させる熱源と、前記定着ベルトの内周面の一部に接するように設けられた固定部材と、複数の矩形状の板状部材が重ね合わされて一体的に接合されて成り、前記定着ベルトの内側から前記固定部材を支持する補強部材と、前記定着ベルトを介して前記固定部材に押し付けるように設けられると共に回転可能に構成され、未定着のトナーを載せた被転写材を前記定着ベルトと共に通す加圧ローラとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、製造過程において、加工の手間の低減し、大量の切り屑を排出することなく、従来の補強部材と同等の高強度、高精度な補強部材を用いた定着装置が提供できる。
画像形成装置の構成を模式的に示した説明図である。 定着装置の構成を模式的に示した説明図である。 補強部材を構成する板状部材の製造方法を示す説明図である。 補強部材と固定部材とを組み付けた状態の側面図である。 定着ニップまわりを示す説明図である。 板状部材同士の接合方法を示す説明図である。 補強部材の組み立て工程を示す説明図である。 補強部材と固定部材との組み付け関係を示す説明図である。 補強部材と固定部材との組み付け状態を示す断面図である。 補強部材の平面図である。 補強部材と反射部材との組み立て工程を示す説明図である。 現像装置の構成を模式的に示した説明図である。 板状接合体の構成を示した説明図である。
本発明にかかる補強部材を用いた定着装置、定着装置を用いた電子写真方式の画像形成装置、補強部材の製造方法の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
先ず、図1を参照しながら画像形成装置全体の構成・動作について説明する。図1は、画像形成装置の構成を模式的に示した説明図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱自在に設置されている。このため、これらの4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kは、ユーザなどによって交換自在になっている。
ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4Kが並設されている。
各作像部4Y、4M、4C、4Kには、それぞれ、像担持体の一例としての感光ドラム5Y、5M、5C、5Kが配設されている。また、各感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの周囲には、それぞれ、帯電部75、現像装置76、クリーニング部77、不図示の除電部などが配設されている。そして、各感光ドラム5Y、5M、5C、5K上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)が行われて、各感光ドラム5Y、5M、5C、5K上に各色の画像が形成されることになる。
感光ドラム5Y、5M、5C、5Kは、不図示の駆動モータによって図1中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部75の位置で感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面が一様に帯電される(帯電工程である)。その後、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、露光部3から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される(露光工程である)。
その後、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、現像装置76との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、各色のトナー像が形成される(現像工程である)。その後、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、中間転写ベルト78および1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kとの対向位置に達して、この位置で感光ドラム5Y、5M、5C、5K上のトナー像が中間転写ベルト78上に転写される(第1転写工程である)。このとき、感光ドラム5Y、5M、5C、5K上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、クリーニング部77との対向位置に達して、この位置で感光ドラム5Y、5M、5C、5K上に残存した未転写トナーがクリーニング部77のクリーニングブレードによって機械的に回収される(クリーニング工程である)。
最後に、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光ドラム5Y、5M、5C、5K上の残留電位が除去される。こうして、感光ドラム5Y、5M、5C、5K上で行われる一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト78上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト78上にカラー画像が形成される。ここで、中間転写ユニット85は、中間転写ベルト78、4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79K、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83、テンションローラ84、中間転写クリーニング部80、などで構成される。中間転写ベルト78は、張力がかかった状態で3つのローラ82〜84に架け渡されているとともに、2次転写バックアップローラの回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kは、それぞれ、中間転写ベルト78を感光ドラム5Y、5M、5C、5Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。そして、中間転写ベルト78は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光ドラム5Y、5M、5C、5K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト78上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト78は、2次転写ローラ89との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ82が、2次転写ローラ89との間に中間転写ベルト78を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト78上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された被転写材P上に転写される。このとき、中間転写ベルト78には、被転写材Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。その後、中間転写ベルト78は、中間転写クリーニング部80の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト78上の未転写トナーが回収される。こうして、中間転写ベルト78上で行われる一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された被転写材Pは、画像形成装置1の下方に配設された給紙部12から、給紙ローラ97やレジストローラ対98(互いに押し当てられた一対のローラ)などを経由して搬送されたものである。詳しくは、給紙部12には、転写紙などの被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ97が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対98のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対98に搬送された被転写材Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対98により所定の位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト78上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対98が回転駆動されて、被転写材Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、被転写材P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された被転写材Pは、後述する定着装置20の位置に搬送される。そして、この位置で、回転体の一例としての定着ベルト21および加圧ローラ31による熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が被転写材P上に定着される。その後、被転写材Pは、排紙ローラ対99(互いに押し当てられた一対のローラ)のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対99によって装置外に排出された被転写材Pは、出力画像として、スタック部100上に順次スタックされる。こうして、画像形成装置1における一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2を参照しながら、定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2は、定着装置20の構成を模式的に示した説明図である。
図2に示すように、定着装置20は、定着ベルト21、伝熱部材22、熱源としてのヒータ25、固定部材26、補強部材23、反射部材24、加圧ローラ31、接離機構51、等で構成される。
定着ベルト21は、薄肉で可撓性を有する無端状ベルトである。
定着ベルト21は、内周面側から、基材層、弾性層、離型層が順次積層されていて、その全体の厚さが1mm以下に設定されている。定着ベルト21の基材層は、層厚が30〜100μmであって、ニッケル、ステンレス等の金属材料やポリイミド等の樹脂材料で形成されている。
定着ベルト21の弾性層は、層厚が100〜300μmであって、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム、フッ素ゴム、等のゴム材料で形成されている。弾性層を設けることで、定着ニップにおける定着ベルト21表面の微小な凹凸が形成されなくなり、被転写材P上のトナー像Tに均一に熱が伝わり柚子肌画像の発生が抑止される。なお、定着ニップとは、加圧ローラ31と定着ベルト21とが接している領域のことである。
定着ベルト21の離型層は、層厚が10〜50μmであって、PFA(テトラフルオロエチレン‐パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等の材料で形成されている。離型層を設けることで、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が確保される。また、定着ベルト21の直径は15〜120mmになるように設定されている。なお、本実施の形態では、定着ベルト21の直径が30mm程度に設定されている。
伝熱部材22は、軸方向(図2の奥行き方向)に向かって延びる開口部22aが形成された管状の部材であり、定着ベルト21の内側に配置されている。
この伝熱部材22の肉厚は0.2mm以下である。肉厚を0.2mm以下に設定することで、定着ベルト21の加熱効率を向上することができる。材料としては、アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属熱伝導体(熱伝導性を有する金属である)を用いることができる。
また、この伝熱部材22は、定着ニップの部分を除く位置で、後述する定着ベルト21の内周面の近く、もしくは、接触するような大きさで形成されている。
これにより、伝熱部材22と定着ベルト21とが摺接する面積が大きくなって定着ベルト21の磨耗が加速する不具合を抑止するとともに、伝熱部材22と定着ベルト21とが離れ過ぎて定着ベルト21の加熱効率が低下する不具合を抑止することができる。
また、この伝熱部材22は、可撓性を有する定着ベルト21の円形姿勢を維持させるため、定着ベルト21の変形による劣化・破損を軽減することができる。
また、伝熱部材22と定着ベルト21との摺動抵抗を低下させるために、伝熱部材22の摺接面を摩擦係数の低い材料で形成したり、定着ベルト21の内周面にフッ素を含む材料からなる表面層を形成したりすることもできる。
本実施の形態では、伝熱部材22の断面形状がほぼ円形になるように形成したが、伝熱部材22の断面形状が多角形になるように形成することもできる。
また、ヒータ25からの熱をベルト部材に均一に伝達し、かつ駆動時のベルト部材の走行安定性を確保する手段が別途用意されている場合には、この伝熱部材22を有さず、ベルトを直接加熱する方式の定着器を構成することも可能である。その場合は、定着器全体としての熱容量の内、伝熱部材22の熱容量が排除されるため、より昇温性能や省エネ性能に優れた定着器を構成できる利点がある。
熱源としてのヒータ25は、ハロゲンヒータやカーボンヒータなどにより構成され、伝熱部材22の内部に設けられている。
このヒータ25は、赤外線照射による輻射熱(輻射光)により、伝熱部材22を加熱し、その伝熱部材22を介して定着ベルト21を加熱する。換言すれば、伝熱部材22がヒータ25によって直接的に加熱されて、伝熱部材22を介して定着ベルト21がヒータ25によって間接的に加熱されることになる。このヒータ25の出力制御は、定着ベルト21表面に対向する温度センサ40によるベルト表面温度の検知結果に基づいておこなわれる。
また、このようなヒータ25の出力制御によって、定着ベルト21の温度(定着温度)を所望の温度に設定することができる。このように、定着装置20は、定着ベルト21の一部のみが局所的に加熱されるのではなく、伝熱部材22によって定着ベルト21が周方向にわたってほぼ全体的に加熱されることになるために、装置を高速化した場合であっても定着ベルト21が充分に加熱されて定着不良の発生を抑止することができる。
固定部材26は、定着ベルト21の内周面の一部に接するように、且つ、開口部22aを塞ぐように設けられている。また、固定部材26は、後述する補強部材23における接合部23e(凸部23cと凹部23dで構成される)の配置と同じ配置関係でもって、補強部材23を挟み込んで保持する嵌め合い部26aが設けられている。
また、この固定部材26は、弾性変形可能に構成されている。材料としては、液晶ポリマー等の耐熱樹脂材料やアルミニウムなどの金属を用いることができる。
固定部材26と、定着ベルト21との間に、シリコーンゴムやフッ素ゴム等の弾性部材を設けることにより、定着ニップにおいて被転写材Pの表面の微小な凹凸にベルト表面が追従して、被転写材P上のトナー像Tに均一に熱が伝わり柚子肌画像(ざらついた画像)の防止に効果がある。
補強部材23は、複数の矩形状の板状部材23aが重ね合わされて一体的に接合された板状接合体であり、定着ベルト21の内側から固定部材22を支持するように配置されている。この板状部材23aは、図2に示すように、固定部材22を支持させる支持部側の端部23g(対向部)が片刃状に形成されている。そして、複数の板状部材(図2は2枚の板状部材23a)のうち、最も外側に位置する2枚は、端部23gに形成された傾斜面23hが内側となるように配置されている。
この補強部材23は、その幅方向の両端部が定着装置20の図示しない側板に固定支持されている。なお、本実施の形態においては、同一形状かつ同材質の2枚の板状部材23aを一体的に接合して補強部材23を構成しているが、後述するように、板状部材23aは二枚に限定されるものではない。
また、複数の板状部材23aを重ね合わせて一体的に接合することで、従来の補強部材と同等の高強度、高精度な補強部材を得ることができる。
補強部材23は、その幅方向両端部が定着装置20の図示しない側板に固定支持されている。そして、補強部材23が固定部材26、定着ベルト21を介して加圧ローラ31に当接することで、定着ニップにおいて固定部材26が加圧ローラ31の加圧力を受けて大きく変形する不具合を抑止している。この補強部材23は、上述した機能を満足するために、ステンレスや鉄合金等の機械的強度が高い金属材料で形成することが好ましい。
なお、補強部材23の詳細は後述する。
反射部材24は、その断面が、一方の側部が開口した略矩形状をなしており、当該反射部材24の一部が補強部材23の上方に回りこむように(反射部材24が補強部材23を咥え込むように)、補強部材23にのみ支持されている(取り付けられている)。この反射部材24は、補強部材23の、ヒータ25から赤外線照射を受ける範囲全域に、赤外線を反射させるものである。これにより、ヒータ25からからの熱が、熱容量の大きな補強部材23に奪われにくいため、昇温が早く、省エネに有利となる(不要なところを温めなくて済む)
また、この反射部材24は、補強部材23に支持されており、ねじなどの固定用部材を別途必要としないため、組みつけが容易で、安価な構成となる
反射部材24は、補強部材23に対して、ヒータ25が配置されている側の面と反対側の面に当該反射部材24の一部が回り込む形状となっている。これにより、補強部材23に引っ掛けることで反射部材24を保持できるので、補強部材23に二次加工を施す必要がなく、安価に構成できる。
また、ヒータ25がハロゲンヒータなど輻射熱を利用して加熱する方式の熱源である場合には、反射部材24におけるヒータ25に対向する面24aに、断熱部材を設けたり、BA処理(bright annealed finish)や鏡面研磨処理を施したりすることもできる。ヒータ25から補強部材23に向かう輻射熱(補強部材23を加熱する熱)が断熱もしくは反射されて伝熱部材22の加熱に用いられることになるために、定着ベルト21(伝熱部材22)の加熱効率がさらに向上することになる。
加圧ローラ31は、定着ベルト21を介して固定部材26に押し付けるように設けられると共に、回転可能に構成され、未定着のトナーを載せた被転写材Pを定着ベルト21と共に通すものである。
また、定着ニップの位置で定着ベルト21の外周面に当接する加圧ローラ31は、直径が30〜40mm程度であって、中空構造の芯金32上に弾性層33を形成したものである。加圧ローラ31の弾性層33は、発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の材料で形成されている。なお、弾性層33の表層にPFA、PTFE等からなる薄肉の離型層を設けることもできる。加圧ローラ31は定着ベルト21を介して固定部材26に押し付け、加圧ローラ31と定着ベルト21との部材間に所望の定着ニップを形成する。
また、加圧ローラ31には、不図示の駆動機構の駆動ギヤに噛合するギヤが設置されていて、加圧ローラ31は図2中の矢印R方向(時計回り方向)に回転駆動される。また、加圧ローラ31は、その幅方向両端部が定着装置20の不図示の側板に軸受34を介して回転自在に支持されている。
なお、加圧ローラ31の内部には、ハロゲンヒータ等の熱源を設けることもできる。
また、加圧ローラ31の弾性層33を発泡性シリコーンゴム等のスポンジ状の材料で形成した場合には、定着ニップに作用する加圧力を減ずることができるために、固定部材26に生じる撓みを軽減することができる。
さらに、加圧ローラ31の断熱性が高められて、定着ベルト21の熱が加圧ローラ31側に移動しにくくなるために、定着ベルト21の加熱効率が向上する。また、図2では、定着ベルト21の直径が加圧ローラ31の直径と同等になるように形成したが、定着ベルト21の直径が加圧ローラ31の直径よりも小さくなるように形成することもできる。
その場合、定着ニップにおける定着ベルト21の曲率が加圧ローラ31の曲率よりも小さくなるために、定着ニップから送出される被転写材Pが定着ベルト21から分離され易くなる。
また、定着ベルト21の直径が加圧ローラ31の直径よりも大きくなるように形成することもできるが、定着ベルト21の直径と加圧ローラ31の直径との関係によらず、加圧ローラ31の加圧力が伝熱部材22に作用しないように構成されている。
接離機構51は、定着ベルト21に対して加圧ローラ31を接離するものである。加圧レバー51bは、一端側に設けられた支軸51aを中心として定着装置20の図示しない側板に回転自在に支持されている。加圧レバー51bの中央部は、加圧ローラ31の軸受34(側板に形成された長孔に移動可能に保持されている)に当たっている。
また、加圧レバー51bの他端側には図示しない加圧スプリング等の押し付け部材が接続されている。このような構成により、加圧レバー51bは支軸51aを中心にして回転し、通常の定着動作時には、加圧ローラ31は定着ベルト21を加圧して所望の定着ニップを形成する。これに対して、ジャム処理時等、通常の定着動作時以外のときには、図示しない変心カムレバー等により加圧ローラ31は定着ベルト21から離脱する(又は、定着ベルト21を減圧する)。
以下、上述のように構成された定着装置20の、通常時の動作について簡単に説明する。画像形成装置1の電源スイッチが投入されると、ヒータ25に電力が供給されるとともに、加圧ローラ31の矢印R方向の回転駆動が開始される。これにより、加圧ローラ31との摩擦力によって、定着ベルト21が従動回転する。
その後、給紙部12から被転写材Pが送られて、2次転写ローラ89の位置で、被転写材P上に未定着のカラー画像が転写される。未定着のトナー画像を載せた被転写材Pは、不図示のガイド板に案内されながら図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト21及び加圧ローラ31の定着ニップに送入される。
そして、伝熱部材22(ヒータ25)によって加熱された定着ベルト21による加熱と、補強部材23によって補強された固定部材26と加圧ローラ31との押圧力とによって、被転写材Pの表面のトナー像が定着される。
その後、定着ニップから送出された被転写材Pは、矢印Y11方向に搬送される。
次に、図3以降の図を用いて、本実施の形態にかかる補強部材23について詳述する。
図3は、補強部材23を構成する板状部材23aの製造方法を示す説明図である。
図3のように板状の素材をダイの上に固定し、パンチを下降させていくとパンチが素材に接触し、さらに下降を続けると、パンチの刃先とダイの刃先に押されて素材が変形する(a)。
そこからさらにパンチが下降すると、パンチの刃先の角とダイの刃先の角とを結ぶようなクラックが素材に発生する(b)。
素材の、パンチの刃面とダイの刃面に接した部分がせん断面となり、クラックした部分が破断面となって型抜きされる(c)。このせん断面と破断面の側が、上述した、片刃状の端部23gであり、破断面が上述した傾斜面23hとなり、せん断面が端面23kとなる(図4)。
また、この型抜きの前、または、後に、または型抜きと同時に、複数の凸部23cと、凸部23cの外径とほぼ同径の複数の凹部23d(図6、図7、図9参照)がプレス成形や押し出し成形される。なお、凹部23dは、貫通穴でも半抜き穴(底が有る穴)でも良い。なお凸部23cと凹部23dの位置関係等の詳細は後述する。
このようにして、片刃状の端部23gと複数の凸部23cと複数の凹部23dを有する矩形状の板状部材23aが製造される(プレス工程)。
すなわち、本実施の形態にかかるプレス工程は、素材からの矩形形状の型抜き、パンチによる半抜き、パンチによる穿孔が含まれる。
このように、補強部材23を構成する板状部材23aを、プレス加工によって製造することで、加工の手間が低減し、また、従来の削り出しによる製造法と比較して大量の切り屑を排出することがない。
図4は、補強部材23と固定部材26とを組み付けた状態の側面図である。
図4(a)は、図3のような方法で製造された板状部材23aを2枚重ね合わせて補強部材23を構成した場合の例である。
2枚の板状部材23aの表裏において、せん断面に接する側の面(加工時にパンチの刃先とダイの刃先が入る側の面)を外側、破断面に接する側の面(加工時にパンチの刃先とダイの刃先が抜ける側の面)を内側に向けて、2枚の板状部材23aを一体的に接合している。換言すれば、2枚の板状部材23aを、板状部材23aの端部23gに形成した傾斜面23hを内側に向けて一体的に接合している。
このような構成とすることで、補強部材23は固定部材26の上下の離れた2箇所(xおよびy)を支持することとなり、固定部材26が上側、あるいは下側に倒れるのを防止し、安定したニップ幅を得ることができる。
図4(b)は、3枚の板状部材23aを重ね合わせ補強部材23を構成した場合の例であるが、外側に位置する2枚の板状部材23aは、先述の例と同様、せん断面側を外側に向けて配置されている。この例では、補強部材23は、固定部材26の上下流2箇所(xおよびy)と、その間の点(z)を支持する。支持点が増えることでより安定的に固定部材26を保持することができる。
このように、板状部材23aの枚数は、2枚もしくは3枚に限定されるものではなく、加工条件や使用条件によって適宜選択することができる。もっとも、複数の板状部材23aのうち、最も外側に位置する2枚は、プレス加工時にパンチの刃先とダイの刃先が入る側の面を外側に向けて配置させる。換言すれば、複数の板状部材23aのうち、最も外側に位置する2枚は、端部23gに形成された傾斜面23hが内側となるように配置させる。
上述したように、補強部材23は、複数の板状部材23aを重ね合わせて一体的に接合することで、従来の補強部材と同等の高強度、高精度な補強部材を得ることができる。
図5は、定着ニップまわりを示す説明図である。
図4(a)のように、2枚の板状部材23aを重ね合わせて成形した場合、加圧ローラ31からの荷重を受けると、固定部材26は板状部材23aの2箇所の支持部x、yによって支持され、その中間部の破断面によって形成された空隙では僅かに撓んで、実線に示すような形状となる。なお、二点鎖線は、撓む前の状態を示す。
このように固定部材26が変形することによって、固定部材26が加圧ローラ31の円筒外形形状に沿うような形状となるため、広いニップ幅を確保する上で更に有利に働く。
また被転写材Pを加圧ローラ31に巻きかけるようなニップ形状となり、定着工程後の被転写材Pの挙動が実線に示すように非画像面側に向きやすくなるため、溶融トナーによって被転写材Pが定着ベルト21に貼り付いて定着器内でジャムとなるような不具合を抑止効果もある。
また同図において、板状部材23aの先端側はプレス加工時に元の材料板厚tよりも潰して薄く(t’)加工している。換言すれば、補強部材23の支持部側の端部は、嵌め合い部26aとの嵌め合い公差に合わせて押し潰されている。このようにすることで、図9を用いて後述するように、補強部材23と固定部材26とが嵌め合いとなる箇所において、補強部材23の厚み寸法が精度良く出せるため、嵌めあいの公差関係をコントロールしやすくなる。
図6は、板状部材23a同士の接合方法を示す説明図である。
上述した凸部23cと凹部23dは、締まりばめとなるような寸法公差関係にあり、複数の板状部材23a同士を重ね合わせ、凸部23cを凹部23dに圧入することで、かしめ接合する。かしめ接合の具体的な方法としては、凹部23dが貫通穴である場合、凹部23dに凸部23c挿入した後、治具で、凸部23cの先端側を潰してかしめる方法や、押し出し成形した凸部23cを凹部23dにあてがい、凸部23cの裏側から治具で押し込んでかしめる方法(圧入接合)等が挙げられる(接合工程)。
このように、本実施の形態にかかる補強部材23は、複数の板状部材23a同士を、凸部23cと凹部23dとによる、かしめにより接合するから、他に特別な接合用部材を用いることなく、板状部材23a同士を強固に接合することが可能となる。
なお、このように、凸部と凹部が嵌めあって板状部材23a同士が接合するが、所要の強度が確保されれば、全ての凸部と凹部が嵌めあっていなくても良い。
図7は、補強部材23の組み立て工程を示す説明図である。
図7(a)に示す2枚の板状部材23aの夫々の板状部材23aは、当該板状部材23a同士をかしめるための凹部23dと凸部23cが、交互に同数ずつ(夫々3つ)となるように、左右対称の形成間隔(中央から外方に向かうに連れて広くなる)となるように形成されている。
上述した板状部材23aを2枚用意し、下側の板状部材23aを、長手方向の中央(基準位置)を回転中心として表裏が逆になるように180度回転させると(一方の板状部材23aに対して、他方の板状部材23aを、当該板状部材23aの長手方向に裏返す)、図7(b)に示すような姿勢となる。つまり、上側の板状部材23aの凸部23cが下側の板状部材23aの凹部23dに、また上側の凹部23dが下側の凸部23cに、それぞれ対応する位置関係となり、各所で互いに嵌めあいの関係となる。そして、図7(c)に示すように、両者の板状部材23aをかしめ接合する(接合工程)。
凸部23cが凹部23dにかしめ接合されることで接合部23eを構成する。この接合部23eは、一方の(例えば上側の)板状部材23aの凸部23cと、他方の(例えば下側の)板状部材23aの凹部23dで構成される第1接合部と、一方の(例えば上側の)板状部材23aの凹部23dと、他方の(例えば下側の)板状部材23aの凸部23cで構成される第2接合部とからなる。
このように板状部材23a単品の状態において長手方向の中央(基準位置)を回転中心として表裏が逆になるように180度回転させることで、凸部23cと凹部23dが互いに嵌め合わさるような位置関係に配置すると、板状部材23aを成形するための金型が1種類で済むので安価に製造できる。
また加熱によって板状部材23aが膨張しても、重ね合わせる上下の部材の材質や形状が同じであれば、各所の熱膨張量が同じなので歪が発生せず、補強部材23全体としての部品精度が熱間状態でも維持できる。
さらには、一体接合時に左右が対称形状となることによって、補強部材23には寸法的な左右偏差が発生しにくくなるという利点もある。また、複数ある接合部23eの配置間隔が、補強部材23の長手方向の中央(基準位置)を境に左右同じ間隔であるため、加圧ローラ31によって加重された際の撓みにも左右偏差が発生しにくい。
さらに、補強部材23は、同一形状の板状部材23a同士を重ね合わせのため、端面23k(せん断面)の長さが一致する。
プレス成型時にはせん断加工による歪が生じ、単一部品の場合は反りが発生するが、同一形状かつ、同傾向の反りの2部品を接合するため反りは相殺される。よって定着性、用紙搬送性に悪影響を与えない効果がある。なお、板状部材23aには、凸部23cと凹部23dとが3箇所ずつ形成された場合を例として図示したが、凹部23d、凸部23cの数量、形状は上記に限定されず、必要に応じて任意に変更することが望ましい。
図8は、補強部材23と固定部材26との組み付け関係を示す説明図である。
補強部材23の長手方向における接合部23eの配置は、補強部材23の中央から端部に行くほど隣同士の間隔が開く(L1<L2<L3)ように構成されている。つまり、凸部23cと凹部23dとによる接合部23eは、補強部材23の長手方向の中央(基準位置)を境にして、板状部材23aの長手方向の端に行くほど、隣同士の接合部23eの間隔が開くように配置されている。また、固定部材26の嵌め合い部26aも、接合部23eと同じ間隔で配置される。
加圧ローラ31からの荷重を受けた際、補強部材23は荷重方向に撓み、長手方向における端部よりも中央の変位が大きくなるため、中央付近に接合部23eを多く配置し、高強度の部位を中央付近に集中させることで、同じ形状でも補強部材23としての強度を高くすることが可能になる。
また、接合部23eは、固定部材26への支持面(補強部材23の支持側の端面)とは反対側の端面側に寄って配置されている。すなわち、接合部23eは、図8に示すように、固定部材26への支持面から接合部23eの中心位置までの距離W2と、支持面の反対側の端面から接合部23eの中心位置までの距離W1の関係がW1<W2となるような位置に配置されている。これにより、接合(かしめ)によって、固定部材26への支持面に変形が発生するのを回避、または低減が期待できる。
また加圧された際に、補強部材23の支持部側の端部と固定部材26とが、被転写材が通る領域の全域に対応する領域に亘って連続的に接触している。補強部材23の長手方向(図2の奥行き方向)において、断続的でなく連続的に一様に接触させることで、定着ニップ内に局所的な圧抜けが発生せず、通紙領域全域で均一にトナーを溶かすことができ、画質のムラなどを防止することができる。
補強部材23と固定部材26は、嵌め合い部26aと接合部23eとが対峙するように、補強部材23の、固定部材26への支持部側の端部(嵌め合い部26aとの嵌め合い公差に合わせて押し潰されている)と嵌め合い部26aとが嵌り合って接合されている。この理由については図9を参照して説明する。
図9は、補強部材23と固定部材26との組み付け状態を示す断面図である。
図9に示すように、補強部材23は、板状部材23a同士の接合によって、微視的には軸方向全域に亘って波打っている。接合部23eのそれぞれの間は、板状部材23a同士を密着させるものが無いため、僅かに空隙gが発生している。接合部23eの空隙の無い部分に、固定部材26の嵌め合い部26aを配置することによって、両者の寸法公差(嵌めあい)のコントロールが容易になる。
図10は、補強部材23の平面図である。
補強部材23の支持部側の端部23fは、長手方向において非直線であり、長手方向において、両端より中央が突出した凸湾曲形状となっている。このように、先端形状を直線で無く曲線状にしたことにより、長手方向におけるニップ幅、面圧の分布を、補強部材23の形状で調整可能としている。一般的には、端部より中央部を突出させると、荷重によって固定部材26や補強部材23が撓む分を補償し、長手方向におけるニップ幅、面圧の分布を、均一にできるので、定着性、用紙搬送性に対して有利になる。
図11は、補強部材23と反射部材24との組み立て工程を示す説明図である。
図11(a)において、補強部材23と反射部材24は組み付け前の状態であり、お互いに離れている。この状態から補強部材23を矢印方向に移動し、反射部材24の開口部に挿入する。
図11(b)は、反射部材24を補強部材23に組み込む途中段階の図である。反射部材24の長手方向端部において反射部材24の固定部24bは、補強部材23の挿入に伴い弾性変形して撓みを生じながら、補強部材23はなおも矢印方向に進行する。
図11(c)において、(b)の状態から、さらに(a)に示した矢印方向に補強部材23は進行し、反射部材24の固定部24bは補強部材23を完全に乗り越え、固定部24b自体の弾性力によって元の形状に復元することで、固定部24bが補強部材23に引っ掛かって組み付けが完了する。この状態においては固定部24bに意図的に外力による変形を加えない限り、補強部材23は反射部材24から抜けない状態となる。
このような組み付け方法によれば、部品自体の弾性変形を利用して組み付けができるため、ねじなどの固定部材26を別途必要とする必要がなく、ねじの下穴加工やタップ加工などの加工工程の増加による部品のコストアップが発生しない。また、ねじ頭やねじ先などの設置スペースを考慮する必要がなくなり、定着ベルト21内部の狭い空間においてレイアウトの自由度が高くなるとともに、組立時に別途工具を必要とせず、素手で組み付け可能となるため、組付性が良好になる。
反射部材24は、上述したように、その断面が、一方の側部が開口した略矩形状をなしており、反射部材24の一部が補強部材23の上方に回りこむように(反射部材24が補強部材23を咥え込むように)構成している。このような断面形状とすることで、補強部材23は平板の打ち抜き加工のみで作成可能な単純な形状であっても、反射部材24を保持することが可能となる。なお本実施の形態においては、部品の材料費と加工費を低減させる目的で、補強部材23は鋼材をプレス加工で打ち抜いて外形を作成し、高温環境下でも材料が酸化しにくいように表面にめっき処理を施して構成している。
以上のように、本実施の形態にかかる定着装置は、製造過程において、加工の手間の低減し、大量の切り屑を排出することなく、従来の補強部材と同じ同等の高強度、高精度な補強部材を用いた定着装置が提供できる。また、その定着装置を用いた電子写真方式の画像形成装置が提供できる。また、加工の手間の低減し、大量の切り屑を排出することなく、従来の補強部材と同じ同等の高強度、高精度な補強部材の製造方法が提供できる。
また、本実施の形態にかかる補強部材23は、上述したように、複数の矩形状の板状部材23aが重ね合わされて一体的に接合された板状接合体である。この板状接合体の用途は、定着装置の補強部材に限定されない。
例えば、上述した現像装置の一構成部材である現像剤規制部材を、板状接合体で構成しても良い。
すなわち、図12に示すように、本実施の形態にかかる現像装置76は、静電潜像を担持する像担持体としての感光ドラム79に対向して配置され、担持する二成分現像剤を用いて感光ドラム79上の静電潜像を現像する現像剤担持体761と、当該現像剤担持体761に所定の空隙をもって対向配置され、現像剤担持体761上の二成分現像剤を規制する板状の現像剤規制部材764とを備える。
さらに、現像剤担持体771は、二成分現像剤の吸引をする磁石を備えた磁石担持体762と、当該磁石担持体762を内包する円筒形状であって、前記磁石担持体の吸引によって表面に二成分現像剤を担持する現像スリーブ763とを有し、現像剤規制部材764は、上述した板状接合体で構成されてなる。
ここで、上述した本実施の形態にかかる板状接合体の特徴を列記する。
(1) 回転体の軸方向に沿って長手方向が延在するように該回転体の外周面に対向する対向部を備えるとともに、前記回転体の回転方向について前記対向部の上流側の端面と下流側の端面を連ねた面が平面であるように構成される板状接合体であって、
前記対向部を基準として、前記回転体の外周面から遠ざかる他端部から前記対向部に向かう方向に沿って前記対向部側が先細りになる傾斜面を備える複数の板状部材を、前記回転体の外周面に沿う方向に重ね合わせたとき、その最も外側に位置する2枚の前記板状部材の前記傾斜面が互いに対向して内側となるように重ね合わされて一体的に接合されたことを特徴とする(図13)。
(2) 前記(1)において、前記板状部材の前記傾斜面は、前記対向部の側が片刃状に形成されてなる刃面であることを特徴とする。
(3) 前記(1)または(2)において、複数の前記板状部材は、同一形状かつ同材質で構成されていることを特徴とする。
(4) 前記(1)乃至(3)の何れかにおいて、複数の前記板状部材同士をかしめ接合または圧入接合されてなることを特徴する。
(5) 前記(4)において、複数の前記板状部材は、前記回転体の外周面に沿う方向に重ね合わせたときに隣接する前記板状部材に対向する面内に、凸部および凹部を備え、
前記回転体の外周面に沿う方向に重ね合わせたときに隣接する一方の前記板状部材が備える前記凸部が他方の前記板状部材が備える前記凹部に挿嵌された第1接合部、および他方の前記板状部材が備える前記凸部が一方の前記板状部材が備える前記凹部に挿嵌された第2接合部のうち、少なくとも接合部がかしめ接合または圧入接合されてなることを特徴とする。
(6) 前記(5)において、前記凸部および前記凹部は、前記板状部材の所定の位置を基準位置として、該基準位置から前記長手方向に沿う一方側および他方側に向かって所定の間隔をもって形成され、
該基準位置から前記一方側に向かって形成される前記凸部までの距離に相当する距離を前記基準位置から前記他方側に向かって離れた位置には前記凹部が配置され、前記基準位置から前記一方側に向かって形成される前記凹部までの距離に相当する距離を前記基準位置から前記他方側に向かって離れた位置には前記凸部が配置されてなることを特徴とする。
(7) 前記(6)において、最も外側に位置する2枚の前記板状部材のうち一方の前記板状部材の前記一方側に対して、他方の前記板状部材の前記他方側が対向するように重ね合わされてなることを特徴とする。
(8) 前記(5)乃至(7)の何れかにおいて、前記第1接合部および前記第2接合部の少なくとも一方は、前記長手方向に直交する方向について前記対向部と前記他端部から同距離の点を連ねた線分を基準として前記他端部側に配置されてなることを特徴とする。
(9) 前記(5)乃至(8)の何れかにおいて、前記第1接合部および前記第2接合部は、前記板状部材の前記基準位置から前記一方側および他方側に向かうにしたがって、隣接する前記第1接合部同士、隣接する前記第2接合部同士、および隣接する前記第1接合部と前記第2接合部の間隔が大きくなるように配置されてなることを特徴とする。
(10) 前記(1)乃至(9)の何れかにおいて、前記板状部材の前記対向部が前記回転体の外周面に対向する対向面は、前記回転体の中央部に対向する位置が前記回転体方向に突出した凸湾曲形状であることを特徴とする。
(11) 前記(1)乃至(10)の何れかにおいて、前記板状接合体の表面が、めっき処理を施されてなることを特徴とする。
(12) また、本実施の形態にかかる定着装置は、以下の特徴を有する。
本実施の形態にかかる定着装置は、無端状の定着ベルトと、該定着ベルトの内側に設けられ、前記定着ベルトを加熱させる熱源と、前記定着ベルトの内周面の一部に接するように設けられた固定部材と、前記定着ベルトの内側から前記固定部材を支持する補強部材と、前記定着ベルトを介して前記固定部材に押し付けるように設けられると共に回転可能に構成され、未定着のトナーを載せた被転写材を前記定着ベルトと共に通す加圧ローラとを備える定着装置であって、前記補強部材は、前記(1)乃至(11)の何れかに記載の板状接合体からなることを特徴とする。
(13) また、本実施の形態にかかる現像装置は、以下の特徴を有する。
本実施の形態にかかる現像装置は、静電潜像を担持する像担持体に対向して配置され、担持する二成分現像剤を用いて前記像担持体上の静電潜像を現像する現像剤担持体と、当該現像剤担持体に所定の空隙をもって対向配置され、前記現像剤担持体上の二成分現像剤を規制する板状の現像剤規制部材と、を備える現像装置であって、前記現像剤担持体は、二成分現像剤の吸引をする磁石を備えた磁石担持体と、当該磁石担持体を内包する円筒形状であって、前記磁石担持体の吸引によって表面に二成分現像剤を担持する現像スリーブとを有し、前記現像剤規制部材は、前記(1)乃至(11)の何れかに記載の板状接合体からなることを特徴とする。
20 定着装置
21 定着ベルト
22 伝熱部材
23 補強部材
23a 板状部材
23f 補強部材の支持部側の端部
23g 板状部材の支持部側の端部
24 反射部材
25 ヒータ(熱源)
26 固定部材
31 加圧ローラ
P 被転写材
特開2012−128331号公報

Claims (20)

  1. 無端状の定着ベルトと、
    該定着ベルトの内側に設けられ、前記定着ベルトを加熱させる熱源と、
    前記定着ベルトの内周面の一部に接するように設けられた固定部材と、
    複数の矩形状の板状部材が重ね合わされて一体的に接合されて成り、前記定着ベルトの内側から前記固定部材を支持する補強部材と、
    前記定着ベルトを介して前記固定部材に押し付けるように設けられると共に回転可能に構成され、未定着のトナーを載せた被転写材を前記定着ベルトと共に通す加圧ローラと
    を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記板状部材は、前記固定部材を支持させる支持部側の端部が片刃状に形成され、
    複数の前記板状部材のうち、最も外側に位置する2枚は、前記端部に形成された傾斜面が内側となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記補強部材は、2枚の前記板状部材で構成したことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 複数の前記板状部材は、同一形状かつ同材質で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 前記補強部材は、複数の前記板状部材同士を、かしめ接合されてなることを特徴する請求項1乃至4の何れか1項に記載の定着装置。
  6. 前記板状部材は、当該板状部材同士をかしめるための凹部と凸部が、複数、形成されていることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記凹部と前記凸部は、前記板状部材の長手方向の中央を境にして、左右対称に配置されており、
    前記補強部材は、一方の前記板状部材に対して、他方の前記板状部材を当該板状部材の長手方向に裏返して、かしめ接合されていることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記凹部と前記凸部とによる接合部は、前記補強部材の、前記固定部材への支持面よりも、その支持面と反対側の面に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項6または7に記載の定着装置。
  9. 前記凹部と前記凸部とによる接合部は、前記補強部材の長手方向の中央から、前記板状部材の長手方向の端に行くほど、隣同士の接合部の間隔が開くように配置されていることを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の定着装置。
  10. 前記固定部材は、前記凹部と前記凸部の配置と同じ配置関係でもって、前記補強部材を挟み込んで保持する嵌め合い部が設けられ、
    前記嵌め合い部と前記凹部と前記凸部とによる接合部とが対峙するように、前記補強部材の、前記固定部材への支持部側の端部と前記嵌め合い部とが嵌り合っていることを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の定着装置。
  11. 前記補強部材の前記支持部側の端部が、前記嵌め合い部との嵌め合い公差に合わせて押し潰されていることを特徴とする請求項10に記載の定着装置。
  12. 前記補強部材の支持部側の端部と前記固定部材とが、前記被転写材が通る領域の全域に対応する領域に亘って連続的に接触していること特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の定着装置。
  13. 前記固定部材は、弾性変形可能に構成され、
    前記補強部材の支持部側の端部は、長手方向において非直線であることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の定着装置。
  14. 前記補強部材の支持部側の端部は、長手方向において、両端より中央が突出した凸湾曲形状であることを特徴とする請求項13に記載の定着装置
  15. 前記補強部材の表面に、めっき処理を施したことを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の定着装置。
  16. 前記補強部材の、前記熱源から赤外線照射を受ける範囲全域に、前記赤外線を反射させる反射部材を介在させたことを特徴とする請求項1乃至15の何れか1項に記載の定着装置。
  17. 前記反射部材は、前記補強部材にのみ支持されていることを特徴とする請求項16に記載の定着装置。
  18. 前記反射部材は、前記補強部材に対して、前記熱源が配置されている側の面と反対側の面に当該反射部材の一部が回り込む形状となっていることを特徴とする請求項17に記載の定着装置。
  19. 請求項1乃至18の何れか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  20. 無端状の定着ベルトと、該定着ベルトの内側に設けられ、前記定着ベルトを加熱させる熱源と、前記定着ベルトの内周面の一部に接するように設けられた固定部材と、前記定着ベルトの内側から前記固定部材を支持する補強部材と、前記定着ベルトを介して前記固定部材に押し付けるように設けられると共に回転可能に構成され、未定着のトナーを載せた被転写材を前記定着ベルトと共に通す加圧ローラとを備えた定着装置における前記補強部材の製造方法であって、
    前記補強部材は、
    板状の素材から矩形状の板状部材をプレス加工によって形成するプレス工程と、
    複数の前記板状部材が重ね合うように一体的に接合して、当該補強部材として形成する接合工程とを含んだこと
    を特徴とする補強部材の製造方法。
JP2013006389A 2013-01-17 2013-01-17 定着装置、画像形成装置 Expired - Fee Related JP6089714B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013006389A JP6089714B2 (ja) 2013-01-17 2013-01-17 定着装置、画像形成装置
CN 201320228885 CN203133480U (zh) 2013-01-17 2013-03-04 定影装置和图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013006389A JP6089714B2 (ja) 2013-01-17 2013-01-17 定着装置、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014137491A true JP2014137491A (ja) 2014-07-28
JP6089714B2 JP6089714B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=48941447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013006389A Expired - Fee Related JP6089714B2 (ja) 2013-01-17 2013-01-17 定着装置、画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6089714B2 (ja)
CN (1) CN203133480U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019174849A (ja) * 2014-07-10 2019-10-10 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2021101205A (ja) * 2019-12-24 2021-07-08 株式会社リコー ニップ形成部材、定着装置、画像形成装置、及びニップ形成部材の製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6589350B2 (ja) * 2014-07-10 2019-10-16 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6347163B2 (ja) * 2014-07-10 2018-06-27 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002278316A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Sharp Corp 画像形成装置
JP2007212907A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Kyocera Mita Corp 定着装置
JP2010078839A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Kyocera Mita Corp 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2010204247A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Ricoh Co Ltd 構造部材及び画像形成装置
JP2010286815A (ja) * 2009-05-15 2010-12-24 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2012233945A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Ricoh Co Ltd 定着装置、及び、画像形成装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002278316A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Sharp Corp 画像形成装置
JP2007212907A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Kyocera Mita Corp 定着装置
JP2010078839A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Kyocera Mita Corp 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2010204247A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Ricoh Co Ltd 構造部材及び画像形成装置
JP2010286815A (ja) * 2009-05-15 2010-12-24 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2012233945A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Ricoh Co Ltd 定着装置、及び、画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019174849A (ja) * 2014-07-10 2019-10-10 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2021101205A (ja) * 2019-12-24 2021-07-08 株式会社リコー ニップ形成部材、定着装置、画像形成装置、及びニップ形成部材の製造方法
JP7396030B2 (ja) 2019-12-24 2023-12-12 株式会社リコー ニップ形成部材、定着装置、画像形成装置、及びニップ形成部材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN203133480U (zh) 2013-08-14
JP6089714B2 (ja) 2017-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5170842B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5549160B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5669010B2 (ja) 定着装置及びその定着装置を備えた画像形成装置
JP5348561B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5472605B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5408553B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5510721B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6069950B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5625860B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5776311B2 (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP5494950B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5696835B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6028500B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
US10877412B2 (en) Fixing device
JP2011169997A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2011033661A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6136147B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6589350B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6089714B2 (ja) 定着装置、画像形成装置
JP2014056154A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2019174849A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2019008159A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP6137101B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2015038550A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP7441426B2 (ja) ニップ形成部材、加熱装置、定着装置、画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170123

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6089714

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees