JP2014136352A - 案内装置 - Google Patents

案内装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014136352A
JP2014136352A JP2013005525A JP2013005525A JP2014136352A JP 2014136352 A JP2014136352 A JP 2014136352A JP 2013005525 A JP2013005525 A JP 2013005525A JP 2013005525 A JP2013005525 A JP 2013005525A JP 2014136352 A JP2014136352 A JP 2014136352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base plate
workpiece
guide
slider
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013005525A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikuni Okura
義邦 大倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2013005525A priority Critical patent/JP2014136352A/ja
Publication of JP2014136352A publication Critical patent/JP2014136352A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Abstract

【課題】
電気丸ノコを直線状に移動させて、木材などの被加工物を切断する際に用い、持ち運びが容易で、しかも簡単な操作で被加工物に固定することのできる案内装置を提供すること。
【解決手段】
案内装置は、被加工物Wに載置する帯状の基底版11と、基底版11に設けた誘導手段13に沿って移動可能なスライダ21と、基底版11を被加工物Wに固定する複数の固着具31、32と、で構成する。そして固着具31、32は、基底版11を押圧する係止片35と、被加工物Wの裏面を押圧するクランパ33と、係止片35とクランパ33をつなぐアーム34と、を備え、さらに基底版11の左右両側部には、係止片35を落下不能に支持し且つ基底版11の長手方向に伸びるガイド15を設ける。本発明は、前記三要素からなる構成で、持ち運びが容易である。また固着具31、32はガイド15で支持され、操作が簡単である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気丸ノコを直線状に移動させて、木材などの被加工物を切断する際に用いる案内装置に関する。
電気丸ノコは、円盤状のノコ刃を電動機で回転させるため、切断作業を短時間で終えることができ、建築現場などで広く使用されている。電気丸ノコは、目的に応じて様々な種類が存在しており、その形状例を図6に示す。この図の電気丸ノコは、木材などの被加工物の上面に載せるベースプレートや、ノコ刃を覆うカバーや、ベースプレートから横に突出するガイドなどで構成され、ガイドを被加工物の側面に押し当てることで、ノコ刃を直線状に移動させることができる。ただし被加工物が大面積の板材などの場合、ガイドを使用できない恐れがあり、あらゆる切断を実現するため、後期特許文献のような技術が提案されている。
特許文献1では、板材などの加工部材を平行方向や斜方向に切断するための丸鋸スライド切断盤が開示されている。この丸鋸スライド切断盤は、加工部材を載せるための定盤と、加工部材を定盤に固定するためのクランプと、定盤から突出する定規板と、定規板に沿って移動可能な幅決めガイドなどで構成され、丸鋸を幅決めガイドに組み込み、加工部材を切断していく。丸鋸は、定規板に沿って移動するため、加工部材を直線状に切断可能で、様々な場所において、同一寸法の加工部材を大量生産することができる。
特許文献2では、建築現場等において、高い寸法精度で切断加工を行うことのできる切断機用案内装置が開示されている。この案内装置は、平行に並ぶ二本のメインフレームを中心に構成され、それぞれのメインフレームにガイドロッドを配置して、切断機を直線状に移動させることができる。さらにメインフレームの側方からは、位置決めブロックを組み込んだ位置決めロッドが突出している。位置決めロッドは、メインフレームに対する角度を調整可能で、また位置決めブロックは、位置決めロッドに沿って移動可能である。そのため、位置決めロッドの角度や位置決めブロックの位置を調整した後、位置決めブロックを切断物の端面に密着させることで、メインフレームを高い寸法精度で据え付け可能で、切断加工の寸法精度も向上する。
特開2002−210704号公報 特開2008−55702号公報
これらの文献のように、電気丸ノコを直線状に移動させるための案内装置は、有用性が高く、様々な技術が提案されている。ただし特許文献1では、加工部材を載せるための定盤を備えており、装置が大形化しやすい。また特許文献2についても、二本のメインフレームが平行に並び、さらにメインフレームの側方から位置決めロッドが突出しており、やはり大形化が避けられない。そのため両特許文献とも、実際にあらゆる場所に持ち運ぶことは難しく、構成を一段と簡素化することが望ましい。
案内装置と電気丸ノコで切断作業を行う際は、案内装置を被加工物に緩みなく固定する必要がある。それには、案内装置から被加工物に向けて釘類を打ち込むという方法も可能だが、シャコ万力で被加工物と案内装置を挟み込む方法が最も単純である。シャコ万力は、被加工物と案内装置との配置や、被加工物の厚さなどに対する柔軟性が高く、利便性に優れるが、その一部が案内装置の上方に突出するため、電気丸ノコの移動を妨げることがある。またシャコ万力を締め付ける際は、案内装置が不用意に移動することを防ぐため、シャコ万力を保持しながら作業を慎重に進める必要がある。このようにシャコ万力の使用にも課題があり、より簡単な操作で案内装置を被加工物に固定できることが好ましい。
本発明はこうした実情を基に開発されたもので、電気丸ノコを直線状に移動させて、木材などの被加工物を切断する際に用い、持ち運びが容易で、しかも簡単な操作で被加工物に固定することのできる案内装置の提供を目的としている。
前記の課題を解決するための請求項1記載の発明は、木材などの被加工物を切断する際、電気丸ノコを直線状に移動させるための案内装置であって、前記被加工物の表面に載置する帯状の基底版と、該基底版に設けた誘導手段に沿って移動可能なスライダと、前記基底版を前記被加工物に固定する複数の固着具と、からなり、前記固着具は、前記基底版を押圧する係止片と、前記被加工物の裏面を押圧するクランパと、該係止片と該クランパをつなぐアームと、を備え、前記基底版の左右両側には、前記固着具を自在に配置できるように、前記係止片を落下不能に支持し且つ該基底版の長手方向に伸びるガイドを設けてあることを特徴とする案内装置である。
この発明は、市販されている電気丸ノコを直線状に移動させることを目的としており、大別して、被加工物の表面に載せる基底版と、基底版に沿って移動するスライダと、基底版を被加工物に固定するための固着具で構成される。また被加工物は、電気丸ノコで切断可能であれば、材質に制限はないが、ここでは主に建築用の木材(集成材を含む)を想定しており、さらに基底版の安定性を確保するため、板状や棒状に製材済みであることが望ましい。
基底版は、電気丸ノコを移動させる際のベースとなるもので、細長い帯状で被加工物の表面に載せられる。そのため、自重などで大きく変形することのない強度を確保すべきであり、また裏面は、凸部のない平面状に仕上げる。さらに汎用性を確保するため、持ち運びに支障がない程度に延長を増大することが好ましい。なお基底版は、単純な板状に限定されるものではなく、剛性確保などを目的として、断面形状を複雑化しても構わない。
スライダは、基底版に組み込み、電気丸ノコを直線状に移動させるためのもので、基底版に嵌め込む部位と、電気丸ノコを載せる部位で構成される。さらにスライダは、湾曲のない切断面を得るため、蛇行や首振りなどが生じてはならず、基底版には、スライダを規制する誘導手段を設ける。誘導手段の具体例としては、基底版の長手方向に伸びる凸部や凹部が挙げられ、スライダにはこれと対になる凹部や凸部を設け、双方を嵌め込むことで、スライダは基底版に沿って移動する。他の具体例としては、工作機械などで普及しているガイドレールが挙げられ、ガイドレールを基底版に固定して、これと対になるガイドブロックをスライダとして利用する。
固着具は、基底版を被加工物の表面に密着させるためのもので、基底版を下方に押圧する係止片と、被加工物の裏面を押圧するクランパと、係止片とクランパを結ぶアームで構成される。また固着具は、基底版が被加工物の側面と交差している箇所の左右両側に配置する。そのため一枚の基底版には、原則として計四個の固着具を使用するが、条件によっては計三個、あるいは点対称形に計二個となることもある。なお個々の固着具は、他の固着具とは完全に独立しており、それぞれを最適な場所に配置できる。
係止片は、基底版に接触して、且つ基底版を被加工物に押圧できるならば、その形状は自在だが、スライダや電気丸ノコとの接触を防止するため、上方に突出しないことが好ましい。またクランパは、被加工物の裏面を実際に押圧するためのもので、必然的に被加工物の裏面に入り込むことになるが、その形状は自在である。ただし固着具の着脱を実現するため、クランパは、バネやネジなどで変位可能な構造とする。そのほかアームは、係止片とクランパを一体化するためのもので、被加工物の表裏面を結ぶように伸びているが、スライダや電気丸ノコと接触しない形状にする。
ガイドは、固着具を自在に配置できるよう、基底版の左右両側部に設ける凸部や凹部や溝などであり、同一断面形状を維持しながら基底版の長手方向に伸びている。また係止片は、ガイドの断面と対になる形状とする。そして係止片をガイドに嵌め込むと、固着具は、ガイドに沿って自在に移動可能となる。そのため、被加工物と基底版がどのような配置になった場合でも、固着具を被加工物の側面近傍に配置でき、クランパを被加工物の裏面に差し込み、基底版を固定することができる。
スライダは、組み込まれる電気丸ノコに応じて詳細な形状を決める必要がある。もし電気丸ノコが大形の場合には、スライダを前後二箇所に分割することもある。そのほか、これまでの記載は、板状や棒状の被加工物を床面などに置いて、さらに被加工物の上面に基底版を載せることを想定している。しかし案内装置の姿勢は自在で、基底版を横倒しや直立させた姿勢で被加工物に固定しても構わない。なおその際は、スライダや固着具が基底版から離脱しないよう、配慮を要する。
このように、基底版の左右両側部にガイドを設けて、また固着具に係止片を設けて、係止片をガイドに嵌め込み、固着具を基底版に沿って自在に移動可能とすることで、被加工物と基底版の配置がどのように変化した場合でも、固着具を被加工物の側面近傍に配置して、クランパを被加工物の裏面に差し込み、基底版を被加工物の表面に固定できる。さらに電気丸ノコを載せるスライダは、誘導手段によって直線状に移動するため、湾曲のない切断面を得られる。
請求項2記載の発明は、固着具の形状を限定するもので、アームは、被加工物の厚さ方向に伸びる縦材と、被加工物の裏面に入り込む横材と、からなるL字状であることを特徴とする。アームは、係止片とクランパを結ぶ部位で、基底版を固定する際は、被加工物の側面近傍に配置するが、クランパは、被加工物の側面近傍から突出して、被加工物の裏面に入り込む必要がある。そこで本発明のようにアームをL字状にすることで、固着具を被加工物の近傍に配置した際、アームは、被加工物の外縁を回り込み、クランパを無理なく被加工物の裏面に配置できる。
請求項1記載の発明のように、電気丸ノコの案内装置を基底版とスライダと固着具で構成して、基底版の左右両側部にガイドを設けて、また固着具には、係止片とクランパを設けて、係止片をガイドに嵌め込むことで、個々の固着具は、基底版に沿って自在に移動可能となる。そのため、被加工物と基底版の配置がどのように変化した場合でも、固着具を被加工物の側面近傍に配置して、クランパを被加工物の裏面に差し込み、基底版を被加工物の表面に固定できる。本発明は、基底版とスライダと固着具だけを用いた構成な簡素となっており、持ち運びが容易である。
さらに基底版は、スライダと固着具を配置できれば形状に制約がなく、その幅を極限まで狭くすることで、持ち運びが一段と容易になる。また基底版の横断面は、全域を同一形状にできるため、アルミニウム合金を素材として、押し出し加工による量産も可能で、軽量化やコストダウンも実現する。
また、固着具の係止片を基底版のガイドに嵌め込むことで、固着具が基底版の上方に突出することはない。そのため従来のシャコ万力のように、スライダや電気丸ノコの移動を妨げることもない。さらに固着具は、常時、ガイドと係止片で基底版に支持され、静止状態を維持する。そのため、クランパを締め付けて基底版を固定する際は、ハンドルを回すといった簡単な操作をするだけでよく、取り扱いが極めて容易である。
請求項2記載の発明のように、固着具を構成するアームを縦材と横材とからなるL字状にすることで、固着具を被加工物の近傍に配置した際、アームは、被加工物の外縁を回り込み、クランパを無理なく被加工物の裏面に配置できる。そのためクランパは、安定して被加工物の裏面を押圧可能で、基底版を確実に固定できる。
本発明による案内装置の構成例を示す斜視図である。 図1の後、基底版を固着具で固定したほか、スライダを基底版に嵌め込んだ状態の斜視図である。 図2の後、実際に被加工物を切断する過程を示す斜視図である。 図1の案内装置を用いて、被加工物を斜方向に切断する場合の斜視図である。 図1とは構成の異なる案内装置を示す斜視図で、誘導手段にガイドレールを使用しているほか、電気丸ノコを支持台に載せている。 一般的な電気丸ノコの形状例を示す斜視図である。
図1は、本発明による案内装置の構成例を示している。この図では、既に板状に製材された木材を被加工物Wとしており、これを電気丸ノコ41で二分割することを想定している。ここで使用する電気丸ノコ41は、平面状のベースプレート43を被加工物Wの表面に載せる構造で、円盤状のノコ刃42と同心で駆動用の電動機47を配置してあり、さらにノコ刃42の上部には、切りクズの飛散を防止するカバー46を取り付けてある。カバー46は、電動機47と一体化しているほか、ヒンジ45を介してベースプレート43に取り付けられており、ベースプレート43下面からのノコ刃42の突出量を調整できる。そのほか電動機47の外周には、全体を手動で移動できるよう、グリップ48を取り付けてある。なお本発明において、ベースプレート43が被加工物Wに接触することはなく、その間に案内装置が挟み込まれる。
案内装置は、基底版11とスライダ21と固着具31、32で構成される。基底版11は、被加工物Wの表面に載せられ、横断面が同一形の帯状で、その内側には、半円溝13を左右に対向するように形成してある。さらに基底版11の左右両側部には、C字状にくり抜かれたガイド15を形成してある。半円溝13とガイド15は、同一断面で基底版11の両端を結んでいる。なお基底版11は、強度や軽量化を考慮して、アルミニウム合金を押し出し加工で製造するのが最適である。
スライダ21の左右両側面には、半円溝13に嵌り込む突出片23を形成してあり、双方が隙間なく接触することで、スライダ21は、蛇行や首振りが規制され、基底版11の長手方向に限って移動可能となる。なお半円溝13は、スライダ21の移動を規制する誘導手段としての機能を担う。
スライダ21は、同一形状の物を二個使用しており、電気丸ノコ41の前部と後部を支持する。そのためスライダ21の上面は、ベースプレート43と密着できるよう平面状に仕上げてあり、さらにその中心には、円柱状のピン24が突出している。またベースプレート43には、ピン24を差し込むためのピン孔44を設けてある。なおスライダ21の突出片23などは、基底版11に接触する。これらの接触面は、切りクズの噛み込みを防止するため、スライダ21の移動を妨げない程度に隙間をなくすことが好ましい。
固着具31、32は、基底版11を被加工物Wに固定するためのもので、ガイド15に嵌り込む係止片35と、被加工物Wの裏面を押圧するクランパ33と、係止片35とクランパ33を結ぶアーム34などで構成される。係止片35は、ガイド15の中に隙間なく嵌め込まれる形状で、しかもガイド15に沿って移動可能である。またクランパ33は、被加工物Wを押圧する単純な円盤だが、その背後には、クランパ33を推進させるためのネジ軸37と、ネジ軸37を回転させるためのハンドル36を備えている。そしてアーム34は、縦材38と横材39からなるL字状で、縦材38で高低差を確保して、その下端から横材39が伸び、被加工物Wの裏面に入り込んでいる。さらに横材39の先端付近には、ネジ軸37が螺合している。
固着具31、32は、基底版11が被加工物Wの側面と交差する箇所の左右に配置する。そのため一枚の基底版11について、計四個の固着具31、32が必要になるが、その配置の都合から、全ての固着具31、32を同一形状にすることはできず、アーム34が対称形のものを二個ずつ使用する。そのほか切断作業時、ノコ刃42が床面などに接触することを防ぎ、さらに固着具31、32を配置する空間を確保するため、被加工物Wは、底木Sの上に載せている。
図2は、図1の後、基底版11を固着具31、32で固定したほか、スライダ21を基底版11に嵌め込んだ状態である。固着具31、32の係止片35は、ガイド15の中に嵌め込まれ、またクランパ33は、L字状のアーム34によって被加工物Wの裏面に入り込んでいる。そしてハンドル36を締め付けることで、クランパ33は被加工物Wを押圧して、基底版11は下方に引き寄せられ被加工物Wに固定される。なお固着具31、32は、基底版11の四隅に配置されている。この状態において、固着具31、32は、基底版11の上方には全く突出していない。さらに基底版11の側面についても、わずかにアーム34が横方向に突出しているだけで、固着具31、32が電気丸ノコ41の移動を妨げることはない。
二個のスライダ21は、基底版11の表面中央に配置され、スライダ21の突出片23が基底版11の半円溝13に嵌まり込んでいる。そのためスライダ21は、直線状にのみ移動可能で、上方に離脱することもない。作業時は、二個のスライダ21をピン孔44の間隔に応じて配置した後、スライダ21の上面にベースプレート43を載せると、切断を開始できる。当然ながら、基底版11の延長は、被加工物Wの切断延長を上回ることが不可欠である。なお基底版11が過度に長い場合でも、固着具31、32の位置は自在に調整できるため、切断作業に影響を与えることはない。
図3は、図2の後、実際に被加工物Wを切断する過程を示している。ピン24をピン孔44に差し込み、ベースプレート43をスライダ21の上面に載せると、電気丸ノコ41は、自重によって安定した姿勢でスライダ21に固定され、直線状にのみ移動可能となる。その後、ノコ刃42が被加工物Wの下面に到達できるよう、ヒンジ45の交角を調整する。そして電動機47でノコ刃42を回転させて、グリップ48を握って電気丸ノコ41を矢印の方向に移動させると、被加工物Wに切断線Cが形成される。電気丸ノコ41は直線状に移動するため、切断線Cも直線状になる。
ベースプレート43は、スライダ21に載っており、固着具31、32と接触することはない。また基底版11の幅を抑え込むことで、ノコ刃42やカバー46が固着具31、32と接触することもない。そのため電気丸ノコ41は、スライダ21が基底版11から離脱しない範囲で自在に移動できる。なお「裏側から見た形状」のように、ベースプレート43には、前後二箇所にピン孔44を設けてあり、電気丸ノコ41は、二個のスライダ21で支持される。
図4は、図1の案内装置を用いて、被加工物Wを斜方向に切断する場合を示している。それぞれの固着具31、32は、ガイド15に沿って自在に移動可能である。そのためこの図のように、被加工物Wと基底版11に交角がある場合でも、個々の固着具31、32は、他の固着具31、32の影響を受けることなく自在に配置可能で、全てを最適に配置して、支障なく切断作業を実施できる。
図5は、図1とは構成の異なる案内装置を示している。スライダ22を直線状に移動させる誘導手段として、このように汎用のガイドレール12を用いることもできる。ガイドレール12は、工作機械などで使用されているものを流用しており、ボルト類で基底版11に固定してある。またスライダ22は、ガイドレール12と対になるガイドブロックを流用している。さらに電気丸ノコ41は、揺動式のものを流用しており、電動機47の外周から揺動軸50が突出しており、その先端に回転中心となるシャフト49が差し込まれている。
この電気丸ノコ41を載せるスライダ22は、一個だけであり、その上面に支持台26を載せている。支持台26は、スライダ22に接触する下板27と、下板27から突出するコの字状の直立片28で構成され、直立片28には、シャフト49を受け止める切り欠き29を形成してある。なお支持台26は、ボルト30でスライダ22に固定する。そのためスライダ22の四隅には、ボルト30と螺合するネジ穴25を形成してある。
この基底版11のガイド15は、上方に開いた半円形断面となっており、その中に固着具31、32の係止片35が嵌り込む。このように、固着具31、32の落下を防止でき、しかも固着具31、32が基底版11の長手方向に沿って移動可能であれば、ガイド15の形状は、自在に決めることができる。
11 基底版
12 ガイドレール(誘導手段)
13 半円溝(誘導手段)
15 ガイド
21 スライダ
22 スライダ(ガイドブロック)
23 突出片
24 ピン
25 ネジ穴
26 支持台
27 下板
28 直立片
29 切り欠き
30 ボルト
31 固着具(左手前と右奥に配置)
32 固着具(左奥と右手前に配置)
33 クランパ
34 アーム
35 係止片
36 ハンドル
37 ネジ軸
38 縦材
39 横材
41 電気丸ノコ
42 ノコ刃
43 ベースプレート
44 ピン孔
45 ヒンジ
46 カバー
47 電動機
48 グリップ
49 シャフト
50 揺動軸
C 切断線
S 底木
W 被加工物(木材)

Claims (2)

  1. 木材などの被加工物(W)を切断する際、電気丸ノコ(41)を直線状に移動させるための案内装置であって、
    前記被加工物(W)の表面に載置する帯状の基底版(11)と、該基底版(11)に設けた誘導手段(13又は12)に沿って移動可能なスライダ(21又は22)と、前記基底版(11)を前記被加工物(W)に固定する複数の固着具(31、32)と、からなり、
    前記固着具(31、32)は、前記基底版(11)を押圧する係止片(35)と、前記被加工物(W)の裏面を押圧するクランパ(33)と、該係止片(35)と該クランパ(33)をつなぐアーム(34)と、を備え、
    前記基底版(11)の左右両側には、前記固着具(31、32)を自在に配置できるように、前記係止片(35)を落下不能に支持し且つ該基底版(11)の長手方向に伸びるガイド(15)を設けてあることを特徴とする案内装置。
  2. 前記アーム(34)は、前記被加工物(W)の厚さ方向に伸びる縦材(38)と、該被加工物(W)の裏面に入り込む横材(39)と、からなるL字状であることを特徴とする請求項1記載の案内装置。
JP2013005525A 2013-01-16 2013-01-16 案内装置 Pending JP2014136352A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013005525A JP2014136352A (ja) 2013-01-16 2013-01-16 案内装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013005525A JP2014136352A (ja) 2013-01-16 2013-01-16 案内装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014136352A true JP2014136352A (ja) 2014-07-28

Family

ID=51414152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013005525A Pending JP2014136352A (ja) 2013-01-16 2013-01-16 案内装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014136352A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111390784A (zh) * 2020-03-18 2020-07-10 师永杰 一种胶合板的定位及表面处理系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5781101U (ja) * 1980-11-04 1982-05-19
US6079309A (en) * 1997-11-24 2000-06-27 Molburg; John C. Cutting guide with integral supportive clamping and alignment
JP2002210704A (ja) * 2001-01-22 2002-07-30 Kenkichi Sato ガイド付き丸鋸スライド切断盤
JP2008055702A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Yamakyu:Kk 切断機用案内装置
JP3150561U (ja) * 2009-03-05 2009-05-21 秀彦 馬渕 定規

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5781101U (ja) * 1980-11-04 1982-05-19
US6079309A (en) * 1997-11-24 2000-06-27 Molburg; John C. Cutting guide with integral supportive clamping and alignment
JP2002210704A (ja) * 2001-01-22 2002-07-30 Kenkichi Sato ガイド付き丸鋸スライド切断盤
JP2008055702A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Yamakyu:Kk 切断機用案内装置
JP3150561U (ja) * 2009-03-05 2009-05-21 秀彦 馬渕 定規

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111390784A (zh) * 2020-03-18 2020-07-10 师永杰 一种胶合板的定位及表面处理系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111511506B (zh) 用于工件支托机构的支撑附加机构
JPH11300562A (ja) ワークバイス及びワークバイスの丸棒用ワーク受台
JP2014069348A (ja) 案内装置
WO1984002102A1 (en) Tool support device
JP2014136352A (ja) 案内装置
JP2013226795A (ja) 案内具
TWI504455B (zh) 線鋸機之加工移動構造
JP3136841U (ja) スライドテーブルソー
CN204772818U (zh) 用于木工圆锯机滑动工作台上的横切角度靠尺
CN213499722U (zh) 一种小型木工带锯切割机
CN210415024U (zh) 石墨棒料锯切夹具
CN210732268U (zh) 一种快速固定的木工夹具
JP3180578U (ja) 丸鋸用平行定規
CN202053312U (zh) 木块锯片装置
KR200396864Y1 (ko) 핸드 디스크 그라인더용 홀딩장치
JP5180028B2 (ja) 工具用定規
CN104044188B (zh) 用于木工锯床快速切割板条的定位装置
CN2638951Y (zh) 木工多功能锯台
CN221389161U (zh) 一种推尺组件及台锯
JP3176691U (ja) 丸鋸用ガイド具
CN215037987U (zh) 一种管材切割固定工装
CN211680229U (zh) 一种角钢剪切装置
JP2004141998A (ja) 作業台
CN219131517U (zh) 一种用于钩顶工件的工装
CN202763945U (zh) 用于锯木机的快速定位装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150901

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150901

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151216

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20151216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170822