JP3150561U - 定規 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな板材を電動鋸で切断する際の定規であって、板材への位置きめを行うと共に板材に対して強固に取り付けられる定規を提供する。【解決手段】平板の上に載置する定規本体3の一端側はめねじ部材4をねじ込まれた締結棒5aが本体3の穴に非回転で上下動可能に貫通している。締結棒5a下端に設けたクランプ部5bには板材の一辺の端面に接する角度決め部が設けてある。定規本体3の他端側に設けた長穴3dには締結棒15aが長穴3dに沿って位置を調整可能で、長穴3dを貫通している。締結棒15aの下端に設けたクランプ部15bには板材の一辺に対向する他辺の端面に接する角度決め部15cが設けてある。めねじ部材4、締結棒15aにねじ込んだめねじ部材14をねじ込み、板材の縁を厚さ方向に本体3とクランプ部5b,15bで挟持する。【選択図】図2

Description

この考案は主として合板類のような板材を電動鋸で切断する際の電動鋸を案内する定規に関する。
ここで、電動鋸とは丸鋸又はジグソーのように直線刃の鋸を有する手持ちの電動工具のことをいう。
大きな合板類を切断する機械にはパネルソーがある。このパネルソーは300万円以上して価格が高く、容積も大きく、重量もある。そこで安くて便利な定規が提案されている。
従来例としては次に示すものがある。
平行定規で切断される材料(合板)の縁に固定又は当接するもので、合板の縁に対して交叉方向にガイドできるものは次のものがある。
特開2004−90603 切断用定規
一端の係止部2を被切断材の一方の縁に引っ掛け、他端のクランプ固定機構5で被切断材の他方の縁に位置を調節可能に固定する。係止部2とクランプ固定機材構でベニヤ板を幅方向で加圧している。
特開2000−263505 手持鋸用ガイド
木材10(ベニヤ板)の両面をガイド部材2、プレートを有する抱止具3で挟んで、ベニヤ板の縁の外で抱止具3をボルトナット(緊結具11)で締め込み、ガイド部材2をベニヤ板に対して固定する。ベニヤ板に対して角度出しがない。ベニヤ板の幅に対して調節できない。
実開平4−60402 丸鋸機用切断定規
内柱11、外柱12をスライドさせて間幅を調整、切断される板には固定されていない。
実開平5−5403 木材切断補助具
両端は木材に固定されない。板材の縁に当てるだけである。
実開昭60−114701 合板切断用直線定規
全文明細書を見ると第1頁下から1行に固定用定規2を合板と固定し、第2頁第1行から第2行に固定用の金具3は合板の片方を固定するとある。第1図,第2図の符号3の図示では金具3は別部材と理解ができる。
上述の特許・実用公開公報の一覧は以下のとおりです。
特許文献1 特開2004−90603号公報
特許文献2 特開2000−263505号公報
特許文献3 実開平5−5403号公報
特許文献4 実開平4−60402号公報
特許文献5 実開昭60−114701号公報
なし
特許文献1のものは合板の幅方向に加圧しており、合板の縁に直角な切断にのみ用いられる。斜めにはならない。合板の幅に対して調節可能。電動鋸対応。しかし、幅方向に加圧しているため、加圧前に意識的に定規を合板に押し付けねばならず、幅の広い合板では取付を強固にするのが困難である。定規と合板の温度変化による伸縮の相違で定規がゆるんでしまうおそれがある。
特許文献2のものはこれだけでは合板に対する角度を決められない。合板の縁に直角、斜め共に用い得る。ベニヤ板の幅に対して調節可能。手持鋸用。
特許文献3のものは定規は合板の縁の端面に当てているだけである。斜めには用いられない。合板の幅に対して調節可能。手持鋸用。
特許文献4のものは合板の縁に当てるだけ。電動鋸用。
特許文献5のものは定規の両端において合板の縁を挟んで固定している。と推定されるが、一端側の金具3は別部材である。電動鋸用。
この考案は合板の縁を厚み方向に加圧して定規を合板に固定し、合板の幅に従って合板に対する固定位置を調節可能で、合板の縁に任意の角度で設置できる一体的に構成された定規を提供することを目的とする。
この考案は合板の縁を厚み方向に加圧して定規を合板に固定し、合板の幅に従って合板の幅に対する固定位置を調節可能で合板の縁に一定の角度で設置できる一体的に構成された定規を提供することを他の目的とする。
本出願に係る第1の考案は、板材をその対辺又は交叉する二辺に対して交叉する方向に手持ちの電動鋸で切断する際に、該電動鋸を案内する定規において、
板材の切断長さよりも長く、電動鋸の案内となる長手方向の側面と、この側面に平行で板材上に置いた際に板材の他方の縁を横断する上下面間に貫通する長穴と、長穴の延長線上で板材の一方の縁のすぐ外側に位置する上下方向の貫通穴と、を有し板材上に載置する定規本体と、
上端にめねじ部材をねじ込まれ定規本体の貫通穴を貫通したおねじを有する締結棒に板材の他方の縁の下面に当接可能なクランプ部を一体又は一体的に設けた固定板締め具と、
上端にめねじ部材をねじ込まれ定規本体の長穴に沿って移動可能で長穴を貫通したおねじを有する締結棒に板材の他方の縁の下面に当接可能なクランプを一体又は一体的に設けた移動板締め具と、
を有し板材の二辺の縁が厚み方向で定規に夫々固定されることを特徴とする定規である。
本出願に係る第2の考案は、板材をその対辺に対して交叉する方向に手持ちの電動鋸で切断する際に、該電動鋸を案内する定規において、
板材の切断長さよりも長く、電動鋸の案内となる長手方向の側面と、この側面に平行で板材上に置いた際に板材の一方の縁を横断する上下面間に貫通する長穴と、長穴の延長線上で板材の他方の縁のすぐ外側に位置する上下方向の欠円形の貫通穴と、を有し板材上に載置する定規本体と、
上端にめねじ部材をねじ込まれ断面が欠円形で板材の一方の縁の端面に欠円部の平面が接し定規本体の欠円形の貫通穴を貫通しこの貫通穴と同形状で外周におねじを有する締結棒に板材の一辺の縁の下面に当接するクランプ部と前記欠円部の平面と同一平面上に位置決め面を有し板材の一辺の縁の端面に該位置決め面が当接する角度決め部とを一体又は一体的に設けた固定板締め具と、
上端にめねじ部材をねじ込まれ定規本体の長穴に沿って二面幅部が長穴側面と摺動して移動可能で長穴を貫通した前記二面幅部とおねじを有する締結棒に板材の他辺の縁の下面に当接するクランプと板材の他辺の縁の端面に当接する角度決め部とを一体又は一体的に設けた移動板締め具と、
を有し板材の二辺の縁が厚み方向で定規に夫々固定されることを特徴とする定規である。
請求項1に係る考案によれば、定規は板材の辺に対して任意の斜め又は直角の角度で位置決めされる。この状態のまま、合板の二辺の縁を厚さ方向に夫々別個にクランプ部で締め付けるので、定規は合板に強固に安定して固定される。
板材への定規の取付けは板材の二辺をわたるように定規を置き、固定板締め具を板材の一辺に近寄せてめねじ部材を締め、移動板締め部材を板材の他辺に向って移動後にめねじ部材で締め込むだけで操作性がよい。
定規は一体的に組立てられた物であるので運搬・保管に便利である。
また、可搬性があり、工場においても施工現場へも自在に持ち運ぶことができる。経済的である。
請求項2に係る発明によれば定規を板材の縁に位置決めする際に、板材の表側には定規本体が板材の二辺をわたるようにし、板材の端面に当て位置が決った状態では板材の裏側に回る部分の占める範囲は板材の縁附近のみで、板材の二辺の板材外及び板材の表側からの操作で固定されるので操作性がよい。板材の辺に対して定規は一定の角度でしかセットできないが板材の辺に対して所定の角度で正確に定規をセットできる。これらの点を除くと請求項1に係る考案と同効を奏する。
実施例の全体を示す概略平面図である。 定規の平面図である。 図2の正面図である。 移動板締め具の締結棒の水平断面図である。 図3に対して直角方向から見る固定板締め具の正面図である。 固定板締め具の締結棒の水平断面図である。 定規の平面図である。 図7の正面図である。 定規本体の平面図である。 他の実施例の全体を示す平面図である。 他の実施例の固定板締め具の平面図である。 図11の正面図である。
以下、この考案の実施例を図面に従って説明する。
(実施例1)
実施例1は板材(通常合板)の縁に対して一定角度例えば直角方向に板材を切断する際の案内となる定規である。
板材である合板(いわゆるベニヤ板)は長さ、幅、厚さに規格があり、広く流通しているのは厚さ3〜13ミリメートル、幅910ミリメートル、長さ1820ミリメートルの大きさである。また、この厚さ以上で長さ2424ミリメートル、幅1360ミリメートル、厚さ20ミリメートルのものがある。
長さ2424ミリメートルを有する合板は、例えば、木造建築の1階分の外壁パネルとして縦長に用いる。木造建築等の外壁の全幅は上記幅1360ミリメートルの整数倍とは限らないので幅を1360ミリメートル以下の半ぱの外壁パネルが必要となる。このとき、合板の対向する短辺間に定規をわたして定規を電動工具の案内として切断する。
従来例によれば、この定規に直角で合板の短辺の端面に当る当接面を有する角度を出す部材を設けて当接面に該部材を当てて合板に対する定規の位置決めを行なうもの、更に位置決めだけでなく、合板の各短辺の端面を加圧する部材を定規に取り付けてあって、これによって定規を合板に固定している。
〔概略〕
図1はこの考案の定規1全体を示す平面図である。板材2は例えば直角四辺形の合板である。板材2上に定規1を置き、定規1を固定板締め具5、移動板締め具を板材2の両短辺の一辺2a、短辺の他辺2a´の縁に板材2の表裏を厚み方向に加圧して固定する。その際後述するように短辺2a,2a´と定規1の長手方向は一定角度となるようにする。
〔定規本体〕
図2は定規の平面図、図3は定規の側面図である。
定規本体3は板材2の対辺間距離(通常は板材2を2分割するので切断長さとなる)よりも長い。定規本体3は電動鋸11の案内となる長手方向の側面3aを有する。側面3aは定規本体3の下面3b、上面3cに対して直角である。定規本体3の長手方向に対して直角な断面は幅に比して厚さの薄い四辺形である。
定規本体3を板材2上に置いた際に板材2の例えば短辺の他辺2a´の縁を横断する上下方向に貫通する長穴3dが定規本体3に設けてある。長穴3dは側面3aと平行である。図1では定規1を使用し得る最大の対辺間距離の板材2を示してあるので、長穴3dの板材2の縁から板材2外へ出ている長さは短い。
定規本体3は長穴3dの延長線上で板材2の短辺の一辺2aの縁のすぐ外側に位置する上下方向の貫通穴3eを有する。貫通穴3eは欠円形である。
定規本体3の寸法は後述する。定規本体3はアルミニウム製である。
側面3aと長穴3dの側面には夫々ステンレス鋼板を貼り付けてある。
〔固定板締め具〕
図3に示すように上端側にめねじ部材4をねじ込まれ定規本体3の貫通穴3eを貫通するおねじ5a2を有する締結棒5aに板材2の短辺の一辺2aの縁の下面2c(図8参照)に当接するクランプ部5bを有する。固定板締め具5は板材2の短辺の一辺2aの縁の端面に当接する角度決め部5cを有する。締結棒5a、クランプ部5b、角度決め部5cは一体又は一体的に作られている。
ここで、クランプ部5bは定規本体3の下面3bに平行な板状で、図3に示すように締結棒5aの下端に一体又は一体的に固定されている。図2に示すようにクランプ部5bは定規本体3の長手方向を横切り、定規本体3の側面3aよりも定規本体3から両側へはみ出す大きさで、平面で見て大略矩形である。
角度決め部5cはその位置決め面5c1が板材2の短辺2aの端面に当接した際、定規本体3の側面3aと両側の角度決め部5c,5cに接する平面PLとが所定の角度をなすようにしてある。通常側面3aと位置決め面5c1,5c1をとおる平面PLは直角である。ここで平面PLは定規本体3の長手方向に直交している。平面PLは丸棒の一部を欠いた締結棒5aの平面となった位置決め面5a1をとおる位置にある。位置決め面5c1をとおる平面PLが締結棒5aを横切る面でもって締結棒5aは欠円形とされる。締結棒5aは定規本体3の貫通穴3eに対して上下方向移動自在に嵌合している。この嵌合は締結棒5aの位置決め面5a1と貫通穴3eの欠円とされた平面3e1とが面接触を保つように選ばれる。従って、平面3e1は幅が大きいのが望ましく、締結棒5aの直径は大とすることが必要である。締結棒5aの欠円筒形外周のおねじにねじ込まれるめねじ部材4は円筒形外周に上下方向の多数の突条で手でつかみ易くしてある。
めねじ部材4の下にはめねじ部材4と夫々が同径の円板形で中心穴を有する滑動材6、押板7、座板8がこの順に重ねられ締結棒5aに隙間をおいて嵌合している。
滑動材6は合成樹脂のうち摩擦係数の小さい例えばポリ4フッ化エチレンPTFEであって、めねじ部材4に接着又は溶着されている。押え板7は鉄製例えばステンレス鋼製である。座板8は薄いゴムで作られている。座板8はアルミ製の定規本体3の上面3cに傷がつかず且つめねじ部材4の加圧力が座板8を介することによって均一に定規本体3を加圧するようになっている。
〔移動板締め具〕
移動板締め具15は締結棒を除くと固定板締め具5と同様である。固定板締め具5に夫々10を加算した数を移動板締め具15の構成部材の符号として移動締め具の構成部材の説明は固定板締め具5の構成部材の説明を援用する。締結棒5aとは相違する締結棒15aについてのみ説明する。
締結棒15aは全長にわたり、おねじ15a2の直径をわたる両側に二面幅部15a1を有する。二面幅部15a1は定規本体3の長穴3dの長手方向に移動自在に嵌合している。二面幅部15a1の面は角度決め部15cの位置決め面15c1をとおる平面に対して直角で、且つ定規本体3の上面3cに対しても直角である。
〔各部の材質・寸法〕
上記において、定規本体3はアルミニウム製であって側面3a、長穴3dの内側部には厚さ1ミリメートルのステンレス鋼板が貼り付けられている。
最大の定規1に用いられる定規本体3は全長2680ミリメートル、幅120ミリメートル、厚さ12ミリメートルである。長穴3dは幅20ミリメートル、長さ1340ミリメートルである。長穴3dの一端は定規本体3の長手方向の一端から100ミリメートルの位置にある。実施例は組物となっている。組物に関しては後述する。
めねじ部材4,14は耐衝撃性ポリスチレンHIPSである。尚、めねじ部材4,14は樹脂成型に適するように内部に空洞を有する。また、めねじ部材4,14は鉄鋳物、アルミ鋳物とすることもできる。
めねじ部材4,14は外径は60ミリメートル、中心のめねじ径25ミリメートル以上、高さ35ミリメートルである。
締結棒5a,15aはおねじ5a2,15a2の径が25ミリメートル以上、長さが100ミリメートル、クランプ部5b,15bは平面形状がほぼ矩形であるが、短辺側に段がある。平面で見てクランプ部5b,15bは長手側が定規本体3の夫々長辺を横切って幅方向の両側に突出している。クランプ部5b,15bの長手方向の定規本体3の側面3aからの突出長さk(図2参照)は電動鋸11のベース11aの側面11bと丸鋸11c間の距離Sよりも小である。クランプ部5b,15bの長手方向の長さは定規本体2の幅W+距離Sよりも小である。クランプ5b,15bは幅50ミリメートル、厚さ3ミリメートルである。
板材2の端面に当る板当り具となる角度決め部5c,15cはクランプ部5b,15bの幅方向(定規本体3の長手方向)のほぼ中心部にあり、板材2の厚さを20ミリメートルとすると、高さは15ミリメートル、定規本体3の長手方向に平行な厚さは5ミリメートル、幅は10ミリメートルである。角度決め部5c,15cの高さは板材2の厚さよりも低くする。
二つの角度決め部5c,5cと15c,15cの夫々の対向間隔S2は定規本体3の幅W=80ミリメートルよりもわずかに大きく作られている。
上記において、締結棒5a,15aは鋼材、クランプ部5b,15bはステンレス、角度決め部5c,15cはステンレスで夫々溶接又はかしめもしくはねじ止めで一体又は一体的とされる。なお、固定板締め具5、移動板締め具15は夫々が耐衝撃性ポリスチレンHIPSで一体成形することも選択できる。
移動板締め具15の締結棒15aの二面幅部の対向間隔は20ミリメートルである。
〔作用〕
板材2への定規1の着脱についてのべる。
板材2は角材等を介して床上にほぼ水平面となるように置く。
定規本体3の下面3bとクランプ部5b,15b夫々の上面5b1,15b1の距離h1,h2を板材2の厚さよりもやや大きくなるようにめねじ部材4,14を回転して調節する。
クランプ部5b,15bの対向間隔D(図3参照)を板材2の対向2辺例えば短辺の一辺2aと他辺2a´間よりもやや大きくなるように移動板締め具15を定規本体3の長穴3d中を摺動させて移動する。
板材2の上面に定規本体3の下面3bを当接するように上から見て定規1を短辺の一辺2aと他辺2a´にほぼ直交する方向で且つ板材2の上面にほぼ平行に下す。このとき、クランプ部5b,15bは板材2の一辺2aと他辺2a´の傍を上から下へ通過する。板材2上に定規1が置かれると板材2の下面よりも、クランプ部5b,15bの上面5b1,15b1は板材2の下面よりも下方に位置する。
定規1を固定板締め具5の角度決め部5c及び締結棒5aの位置決め面5a1が板材2の一辺2aの端面に当るまで、一辺2aに対して直角方向に移動する。角度決め部5c,5cを共に一辺2aに当接させると、定規本体3の側面3aと角度決め部5c,5cの位置決め面5c1,5c1、締結棒5aの位置決め面5a1をとおる平面PLは直交しているので板材2の一辺2aと定規本体3の側面3aは直交する。
ここで、めねじ部材4を締め込むと、板材2の一辺2aの縁は定規本体3の下面3bとクランプ部5bの上面5b1に接して加圧され、固定板締め具5は板材2に固定される。同時に定規本体3と固定板締め具5は固定状態となる。めねじ部材4を締め込む際に滑動材6と押板7間では摩擦力が小さいのでめねじ部材4は小さな力でねじ回せる。押板7はゴムの底板8を介して平板状の定規本体3の上面3cに平均して加圧力を加える。
移動板締め具15を固定板閉め具5に向って押すと、締結棒15aの二面幅部15a1は長穴3dに沿って滑動する。長穴3dの側面には厚さ1ミリメートルのステンレス薄板が貼り付けられているので、ステンレス薄板上を二面幅部は円滑に滑る。このとき定規本体3の側面3aと角度決め部15cの位置決め面15c1は直角が保たれている。角度決め部15cの二つの位置決め面15c1が板材2の短辺2a´の端面に当る。このとき角度決め面15c1の内1つが板材2の短辺2a´の端面に当らないときは、定規本体3が一辺2a,他辺2a´に対して所定の角度になっていないので、固定板締め具5の板材2への取り付けを修正する。
移動板締め具15を固定板閉め具5に向って押し付けたまま、めねじ部材14をねじ込むと、クランプ部15bは定規本体3に向って進み、定規本体3の下面3bとクランプ部15bの上面15b1は板材2の上面と下面に夫々当接する。めねじ部材14を締め付けると、板材2の短辺の他辺2a´の縁に移動板締め具15は固定されると共に移動板締め具15は定規本体3に対して不動となる。
上記状態で板材2の上面側に電動鋸11のベース11aを載せて電動鋸11のベース11aの側面11bを定規1の側面3aに接触させて案内させて他辺2a´手前から他辺2a´を越えて一辺2aを過ぎるまで電動鋸11を送ると板材2は長辺に平行に切断される。
このとき、電動鋸11のベース11aの鋸刃に平行な側面11bを定規1の側面3aに押しつけるので、正確に板材2は直線状に切断される。定規1は板材2の厚み方向からねじ締めにより板材2の二辺に夫々が固定されているから、板材2と定規1の固定は強固であり電動鋸11のベース11aを定規1に強く押し付けても定規1が板材2に対して動いてしまうことがないので、作業は安全である。
丸鋸11cはクランプ部5b,15b外を通過するので丸鋸の切込み深さは制約されない。
定規1の板材2からの取り外しは移動板締め具15を板材2に締め付けているめねじ部材14をゆるめる。クランプ部15bが板材2の他辺2a´外へ来るように締結棒15aを長穴3d上を滑らせて移動板締め具15を移動する。固定板締め具5を板材2に締めつけているめねじ部材4をゆるめる。一辺2aから固定板締め具5を遠ざけるように定規1を移動して定規1を板材2から離す。
上述のようにこの実施例によれば、定規1の板材2への装着は簡単である。固定板締め具5、移動板締め具15の角度決め部5c,15cを板材の短辺の端面に押し当てさえすれば、板材の短辺と定規の側面3aは正確に所定角例えば直角となる。そして、定規1は板材2の対辺の縁を厚さ方向に加圧して取り付けるので板材2に対して定規1は強固に取り付けられる。従って、板材2の長手方向寸法が2450ミリメートルというような合板であっても定規は合板に対して不動である。従って、この実施例はいわゆる長尺の合板の電動鋸による切断に対する案内として好適である。
また、この実施例の定規は対辺間の距離の小さい板材の切断においても当然、正確に強固に板材に取り付けられる。しかし、上記小さい板材に対して上述した実施例の定規では長すぎて取扱い難い。そこで板材の対辺間距離(カット幅)に対して夫々適当な長さの定規が好ましい。そこで、長さの異なる定規を組物として夫々のカット幅に対して使用し易いようにすれば好適である。
定規本体の平面図である図9において、
L:定規本体の全長
W:定規本体の幅
t:定規本体の厚さ(tは図9において紙面に直角方向寸法で不図示、図3参照)
とすると次表のように
Figure 0003150561
尚:カット幅にかかわらず、角度決め部5cの高さは切断すべき板材2の厚さより小さくする。
(実施例2)
実施例1では切断は板材の辺に対して直角又は直角以外の一定角である。実施例2では板材の辺に対して任意の角度に定規1を板材2に対して設定して固定し電動鋸を案内可能とした定規である。
図10は実施例2の定規を板材にセットした状態を示す平面図、図11は定規の固定板締め具部分を示す平面図、図12は図11の正面図である。
図10に示すように、板材2の二辺、本例では対向二辺の長辺の一辺2d、長辺の他辺2d´夫々の縁に固定板締め具5、移動板締め具15でもって定規1は板材に取外し可能に固定される。定規本体3は一辺2d、他辺2d´に対して斜設されている。
図11、図12に示すように、固定板締め具5の締結棒5aは外周におねじを有する丸棒である。定規本体3の締結棒5aを挿通する穴は丸穴である。ただし、締結棒5aは実施例1と同様に欠円形断面とし、定規本体3の締結棒5aを嵌合する貫通穴3eは欠円形して締結具5を定規本体3に対して非回転にすると好適である。このようにすると、実施例1の定規本体3はそのまま実施例2の定規1に援用出来、固定板締め具5、移動板締め具15を取り替えるだけで直角又は一定角度に切断するのに適当な定規と、斜切断に適当な定規が定規本体を共用して得られる。締結棒5aには定規本体3の下方において下端に締結棒5aと同一中心の円板状のクランプ部5bが固定され又は一体に設けられている。定規本体3とクランプ部5bの対向する板面は平行している。
めねじ部材4は前実施例と同様である。一括した略図で示すように滑動材6、押板7、座板8が目ねじ部材4の下面に連設されている。
移動板締め具15は図示されないがクランプ部15bが円板となっている外は実施例1と同様である。
この実施例2の定規1を板材2へ装着するには、板材2の辺に対しての角度設定は分度器等により行う。又は、板材2の上面に入れた切断線から距離Sだけ離れた平行するケガキ線に定規1の側面3aを合せる。
定規1を板材2の辺に対して角度合せする際、固定板締め具5の締結棒5aは板材2の一辺2dの端面に接するようにする。また、板材2の辺に対して定規2の角度合せをする際移動板締め具15は他辺2d´から遠のくように離しておく。
板材2に対する定規本体3の位置が定まったならば、めねじ部材4をねじ込むと、板材2の一辺2dは定規本体3とクランプ部5bでもって板材2の厚さ方向(板材2の板面と直角方向)に挟圧され、固定板締め具5は板材2の一辺2dと定規1の一端を固定する。
次に移動板締め具15を定規本体の長穴3dに沿って板材2の他辺2d´に向って移動させる。締結棒5aが他辺2d´の端面に当る。
めねじ部材14をねじ込むと、板材2の他辺2d´は定規本体3とクランプ部15bでもって板材2の厚さ方向に挟圧され移動板締め具15は板材2の他辺2dと定規1の他端側を固定する。
定規1の板材2からの取り外しは、目ねじ部材4,14を夫々ねじ戻し、移動板締め具15を板材2の他辺2d´から遠ざけると定規1を板材2から分離できる。
この実施例2では板材2の直角を挟む二辺間の切断も可能である。
実施例は電動丸鋸についてのべたがジグソーにもこの定規は用いられる。
1…定規
2…板材 2a…短辺の一辺 2a´…短辺の他辺 2c…下面 2d…長辺の一辺 2d´…長辺の他辺
3…定規本体 3a…側面 3b…下面 3c…上面 3d…長穴 3e…貫通穴 3e1…平面
4…めねじ部材
5…固定板締め具 5a…締結棒 5a1…位置決め面 5a2…おねじ
5b…クランプ部 5b1…上面 5c…角度決め部 5c1…位置決め面
6…滑動材
7…押板
8…座板
11…電動鋸 11a…ベース 11b…側面 11c…丸鋸
14…めねじ部材
15…移動板締め具 15a…締結棒 15a1…二面幅部 15a2…おねじ 15b…クランプ部 15b1…上面 15c…角度決め部 15c1…位置決め面
PL…平面
S,S2…距離
h1,h2…距離
k…突出長さ

Claims (2)

  1. 板材をその対辺又は交叉する二辺に対して交叉する方向に手持ちの電動鋸で切断する際に、該電動鋸を案内する定規において、
    板材の切断長さよりも長く、電動鋸の案内となる長手方向の側面と、この側面に平行で板材上に置いた際に板材の他方の縁を横断する上下面間に貫通する長穴と、長穴の延長線上で板材の一方の縁のすぐ外側に位置する上下方向の貫通穴と、を有し板材上に載置する定規本体と、
    上端にめねじ部材をねじ込まれ定規本体の貫通穴を貫通したおねじを有する締結棒に板材の他方の縁の下面に当接可能なクランプ部とを一体又は一体的に設けた固定板締め具と、
    上端にめねじ部材をねじ込まれ定規本体の長穴に沿って移動可能で長穴を貫通したおねじを有する締結棒に板材の他方の縁の下面に当接可能なクランプとを一体又は一体的に設けた移動板締め具と、
    を有し板材の二辺の縁が厚み方向で定規に夫々固定されることを特徴とする定規。
  2. 板材をその対辺に対して交叉する方向に手持ちの電動鋸で切断する際に、該電動鋸を案内する定規において、
    板材の切断長さよりも長く、電動鋸の案内となる長手方向の側面と、この側面に平行で板材上に置いた際に板材の一方の縁を横断する上下面間に貫通する長穴と、長穴の延長線上で板材の他方の縁のすぐ外側に位置する上下方向の貫通穴と、を有し板材上に載置する定規本体と、
    上端にめねじ部材をねじ込まれ断面が欠円形で板材の一方の縁の端面に欠円部の平面が接し定規本体の欠円形の貫通穴を貫通しこの貫通穴と同形状で外周におねじを有する締結棒に板材の一辺の縁の下面に当接するクランプ部と前記欠円部の平面と同一平面上に位置決め面を有し板材の一辺の縁の端面に当接する角度決め部とを一体又は一体的に設けた固定板締め具と、
    上端にめねじ部材をねじ込まれ定規本体の長穴に沿って二面幅部が長穴側面と摺動して移動可能で長穴を貫通した前記二面幅部とおねじを有する締結棒に板材の他辺の縁の下面に当接するクランプと板材の他辺の縁の端面に当接する角度決め部とを一体又は一体的に設けた移動板締め具と、
    を有し板材の二辺の縁が厚み方向で定規に夫々固定されることを特徴とする定規。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013248740A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Max Co Ltd 携帯用切断機
JP2014136352A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Yoshikuni Okura 案内装置

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