JP2014136234A - かしめ装置及びかしめ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な手段で、かしめ部の良否の判定精度を向上させる。
【解決手段】かしめ具13を突起部2a側に移動させることで、かしめ具13により突起部2aを押圧することでかしめ部2dを形成した後、かしめ具13をかしめ部2dとは反対側に移動させ、さらに、かしめ具13をかしめ部2d側に再移動させることで、かしめ具13をかしめ部2dに当接させ、この当接時におけるかしめ具13の移動量を検出し、この移動量に基づいて、かしめ部2dの良否を判定する。
【選択図】図9

Description

本発明は、かしめ部材を被かしめ部材にかしめ固定するかしめ装置及びかしめ方法に関するものである。
かしめ部材に被かしめ部材をかしめ固定するかしめ装置が従来技術として知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に示すかしめ装置は、ベアリングの外輪が一端側から挿入されて他端側に係止される円筒状のホルダ(かしめ部材)に、ベアリング(被かしめ部材)の外輪をかしめ固定するものである。かしめ装置は、ホルダを支持する基台と、この基台の上方に配置され、ベアリングの外輪をホルダにかしめ固定するかしめローラ(かしめ具)と、かしめローラのストロークを測定するストロークセンサと、ホルダ及びベアリングに作用する荷重の実際値を測定する荷重センサとを備える。ストロークセンサ及び荷重センサからの出力信号は、制御装置に送信される。制御装置は、測定されたストローク及び実荷重に基づいて、かしめローラのかしめ動作を制御する。そして、ホルダの凸部(突起部)が、車輪の凹部に沿って径方向外側から径方向内側に向けて塑性変形されることでかしめ部が形成されることにより、ベアリングの外輪がホルダにかしめ固定される。
また、かしめ中に上述のようなストローク及び荷重をリアタイムで測定して、これらの測定値に基づいて、かしめ部の良否を判定することは一般的に行われている。
特開2010−264480号公報
ところで、突起部の延長方向において、突起部に対応する部分の断面形状が一定形状ではないかしめ部材(例えば、略円環状のかしめ部材であって、内周縁部に突起部が、内周面に雌ねじが形成されたかしめ部材)では、この断面形状の不定の所為で、作用する荷重を同じ大きさにしても、そのかしめ位置によって、かしめ部のスプリングバック量(かしめ量)が異なる。このように、かしめ位置によって、かしめ部のスプリングバック量が違うにも拘わらず、上述の如く、かしめ中にリアルタイムで測定したストローク及び荷重に基づいて、かしめ部の良否を判定すると、その判定精度が低下するという課題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、簡単な手段で、かしめ部の良否の判定精度を向上させることにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、かしめ部を形成した後、かしめ具をかしめ部に当接させ、この当接時におけるかしめ具の移動量を検出し、この移動量に基づいて、かしめ部の良否を判定することを特徴とする。
具体的には、第1の発明は、突起部が形成され且つ該突起部の延長方向において該突起部に対応する部分の断面形状が一定形状ではないかしめ部材に被かしめ部材を、上記突起部を押圧して塑性変形させることで形成したかしめ部によりかしめ固定するかしめ装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、上記突起部を押圧するかしめ具と、上記かしめ具を移動させる制御手段と、上記かしめ具の移動量を検出する移動量検出手段と、上記かしめ部の良否を判定する判定手段とを備えており、上記制御手段は、上記かしめ具を上記突起部側に移動させることで、該かしめ具により上記突起部を押圧することで上記かしめ部を形成した後、上記かしめ具を上記かしめ部とは反対側に移動させ、さらに、上記かしめ具を上記かしめ部側に再移動させることで、該かしめ具を上記かしめ部に当接させるように構成されており、上記移動量検出手段は、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時に、上記かしめ具の移動量を検出するように構成されており、上記判定手段は、上記移動量検出手段により検出された、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時における上記かしめ具の移動量に基づいて、上記かしめ部の良否を判定するように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、かしめ具を突起部側に移動させることで、かしめ具により突起部を押圧することでかしめ部を形成した後、かしめ具をかしめ部とは反対側に移動させ、さらに、かしめ具をかしめ部側に再移動させることで、かしめ具をかしめ部に当接させ、この当接時におけるかしめ具の移動量を検出し、この移動量に基づいて、かしめ部の良否を判定する。つまり、かしめ部を形成した後、かしめ具をかしめ部から離反させ(つまり、かしめ部のスプリングバックを許容し)、さらに、かしめ具をかしめ部に再接近させて当接させることで、かしめ部のスプリングバック量を検出し、このスプリングバック量に基づいて、かしめ部の良否を判定する。このため、突起部の延長方向において、突起部に対応する部分の断面形状が一定形状ではないかしめ部材であるにも拘わらず、簡単な手段で、かしめ部の良否の判定精度を向上させることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記制御手段は、上記かしめ具を上記突起部の突起方向とは逆向きに移動させることで、上記突起部を押圧するように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、かしめ具を突起部の突起方向とは逆向きに移動させることで、突起部を押圧するため、かしめ具を突起部の突起方向と直交する方向に移動させることで、突起部を倒してかしめ部を形成する場合と比較して、装置のコンパクト化を図ることができる。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記かしめ部に作用する荷重を検出する荷重検出手段をさらに備えており、上記荷重検出手段は、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時に、該かしめ部に作用する荷重を検出するように構成されており、上記判定手段は、上記移動量検出手段により検出された、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時における上記かしめ具の移動量と上記荷重検出手段により検出された、該当接時における上記かしめ部に作用する荷重とに基づいて、該かしめ部の良否を判定するように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、かしめ具のかしめ部への当接時におけるかしめ具の移動量に加えて、この当接時におけるかしめ部に作用する荷重に基づいて、かしめ部の良否を判定するため、かしめ部の良否の判定精度をより一層向上させることができる。
第4の発明は、上記第1〜第3のいずれか1つの発明において、上記制御手段は、上記判定手段により上記かしめ部が不良であると判定されたときには、該判定直後に上記かしめ部に当接した状態のかしめ具を上記かしめ部側にさらに移動させることで、上記かしめ具により上記かしめ部を押圧するように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、かしめ部が不良であると判定されたときに、その判定直後にかしめ部に当接した状態のかしめ具をかしめ部側にさらに移動させることで、かしめ具によりかしめ部を押圧する。つまり、かしめ部が不良であると判定された直後に連続して、その不良と判定したかしめ部を補正する。このため、かしめ部が不良であると判定されたときに、かしめ部材に被かしめ部材をかしめ固定する時間を短縮することができる。
第5の発明は、上記第1〜第4のいずれか1つの発明において、上記被かしめ部材における上記かしめ部によりかしめられる被かしめ位置を検出することで、上記突起部における上記かしめ具により押圧するかしめ位置を決定する被かしめ位置検出手段をさらに備えていることを特徴とするものである。
これによれば、被かしめ部材におけるかしめ部によりかしめられる被かしめ位置を検出することで、突起部におけるかしめ具により押圧するかしめ位置を決定するため、かしめ部材に被かしめ部材を、所望の位置でかしめ固定することができる。
第6の発明は、突起部が形成され且つ該突起部の延長方向において該突起部に対応する部分の断面形状が一定形状ではないかしめ部材に被かしめ部材を、上記突起部を押圧して塑性変形させることで形成したかしめ部によりかしめ固定するかしめ方法を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第6の発明は、かしめ具を上記突起部側に移動させることで、該かしめ具により該突起部を押圧することで上記かしめ部を形成した後、上記かしめ具を上記かしめ部とは反対側に移動させ、さらに、上記かしめ具を上記かしめ部側に再移動させることで、上記かしめ具を該かしめ部に当接させ、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時における上記かしめ具の移動量を検出し、上記かしめ具の移動量に基づいて、上記かしめ部の良否を判定することを特徴とするものである。
これによれば、上記第1の発明と同様の作用効果が得られる。
第7の発明は、上記第6の発明において、上記かしめ具を上記突起部の突起方向とは逆向きに移動させることで、上記突起部を押圧することを特徴とするものである。
これによれば、上記第2の発明と同様の作用効果が得られる。
第8の発明は、上記第6又は第7の発明において、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時における上記かしめ部に作用する荷重を検出し、上記かしめ具の移動量と上記かしめ部に作用する荷重とに基づいて、該かしめ部の良否を判定することを特徴とするものである。
これによれば、上記第3の発明と同様の作用効果が得られる。
第9の発明は、上記第6〜第8のいずれか1つの発明において、上記かしめ部が不良であると判定されたときに、該判定直後に該かしめ部に当接した状態のかしめ具を上記かしめ部側にさらに移動させることで、該かしめ具により該かしめ部を押圧することを特徴とするものである。
これによれば、上記第4の発明と同様の作用効果が得られる。
本発明によれば、かしめ部を形成した後、かしめ具をかしめ部材から離反させ、さらに、かしめ具をかしめ部に再接近させて当接させることで、かしめ部のスプリングバック量を検出し、このスプリングバック量に基づいて、かしめ部の良否を判定するため、突起部の延長方向において、突起部に対応する部分の断面形状が一定形状ではないかしめ部材であるにも拘わらず、簡単な手段で、かしめ部の良否の判定精度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るかしめ装置によりかしめ固定される、ロックナットとプラネタリキャリアとが螺合されたワークを示す平面図である。 ワークを示す分解斜視図である。 ロックナットとプラネタリキャリアとの螺合状態を示す断面図である。 かしめ装置を示す底面図である。 図4のV−V線矢視断面図である。 かしめ装置を示すブロック図である。 かしめ具の移動量とかしめ部に作用する荷重との関係を示すグラフ図である。 コントローラによるかしめ機構の動作制御工程を示すフローチャートである。 かしめ機構の下降時の状態を示す図5相当図である。 かしめヘッド及び軸部材の旋回時の状態を示す図5相当図である。 かしめ部の形成時の状態を示す図5相当図である。 かしめヘッドの上昇時の状態を示す図5相当図である。 かしめヘッドの再下降時の状態を示す図5相当図である。 かしめ機構の上昇時の状態を示す図5相当図である。 かしめ部の押圧時の状態を示す図5相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態に係るかしめ装置1は、ロックナット2(かしめ部材)にプラネタリキャリア3(被かしめ部材)をかしめ固定するものである。ロックナット2は、金属製のものである。ロックナット2は、図1〜図3に示すように、略円環状に形成されている。ロックナット2の上面の内周縁部には、その全周に亘って突起部2aが形成されている。つまり、突起部2aは、円環状に形成されている。突起部2aは、ロックナット2の上面から上側に突起している。突起部2aは、その延長方向(ロックナット2の周方向)において、断面形状が略三角形状に形成されている。
ロックナット2の上面における突起部2aの径方向外側には、その全周に亘って凹部2bが形成されている。凹部2bは、その延長方向において、断面形状が略三角形状に形成されている。ロックナット2の内周面には、雌ねじ2cが形成されている。このため、ロックナット2は、その周方向(突起部2aの延長方向)において、軸方向から見たときに突起部2aに対応する部分の断面形状が一定形状ではないようになっている。つまり、ロックナット2における軸方向視において突起部2aに対応する部分の断面形状は、その周方向の位置によって相違する。
上記プラネタリキャリア3は、金属製のものである。プラネタリキャリア3は、円筒部3aと、鍔部3bとを備えている。円筒部3aは、上下方向に延びている。円筒部3aの外周面の上端部には、雄ねじ3c(図3のみ図示)が形成されている。円筒部3aの上端の外周面側には、被かしめ凹部(被かしめ切欠き)3dが形成されている。被かしめ凹部3dは、ロックナット2の突起部2aを押圧して塑性変形させる(潰す)ことで形成したかしめ部2dによりかしめられる部分である。被かしめ凹部3dは、それぞれ互いに円筒部3aの軸心を中心に径方向に対称に配置された対のものである。
円筒部3aの上端の内周面側には、被かしめ位置検出用凹部(被かしめ位置検出用切欠き)3eが形成されている。被かしめ位置検出用凹部3eは、被かしめ凹部3dの位置を検出するためのものである。被かしめ位置検出用凹部3eは、円筒部3aの周方向において、2つの被かしめ凹部3d,3dの中間に配置されている。つまり、一方の被かしめ凹部3dと被かしめ位置検出用凹部3eともう一方の被かしめ凹部3dとは、円筒部3aの周方向において、この順に90度間隔でそれぞれ配置されている。鍔部3bは、円筒部3aの下端部に径方向外側に延びるように形成されている。
そして、プラネタリキャリア3の円筒部3aにプライマリギヤ4及びベアリング5(図9等参照)がこの順に外嵌された状態で、ロックナット2がプラネタリキャリア3の円筒部3aの上端部に螺合される。この螺合により、プライマリギヤ4が固定される。また、ロックナット2がプラネタリキャリア3に螺合された状態で、プラネタリキャリア3がロックナット2にかしめ固定される。このかしめ固定により、ロックナット2が緩むことが抑制される。
図4〜図6に示すように、上記かしめ装置1は、かしめ機構10と、被かしめ位置検出センサ20(被かしめ位置検出手段)と、移動量検出センサ21(移動量検出手段)と、荷重検出センサ22(荷重検出手段)と、コントローラ30とを備えている。
上記かしめ機構10は、かしめヘッド11と、軸部材14と、被かしめ位置検出用ピン部材15(以下、ピン部材という)とを有している。かしめ機構10は、駆動機構により、その全体が上下方向に移動可能になっている。
上記かしめヘッド11は、円筒部材12と、かしめ具13とを有している。円筒部材12は、上下方向に延びている。かしめ具13は、ロックナット2の突起部2aを押圧するものである。かしめ具13は、円筒部材12の下端部に取付固定されている。かしめ具13は、それぞれ互いに円筒部材12の軸心を中心に径方向に対称に配置された対のものである。各かしめ具13の下端部(先端部)の軸径方向内側には、軸径方向外側から内側に行くに従って上側に傾斜する内側傾斜面(テーパ面)13aが形成されている。内側傾斜面13aは、ロックナット2の突起部2aを押圧する部分である。各かしめ具13の下端部の軸径方向外側には、軸径方向内側から外側に行くに従って上側に傾斜する外側傾斜面13bが形成されている。各かしめ具13の下端部は、かしめ具13によるロックナット2の突起部2a(かしめ部2d)の押圧時及びかしめ具13のかしめ部2dへの当接時に、ロックナット2の凹部2bに嵌まる。かしめヘッド11は、駆動機構により、上下方向に移動可能になっている。これにより、かしめ具13は、上下方向に移動可能になっている。
上記軸部材14は、円筒部材12に挿通されている。軸部材14は、上下方向に延びている。軸部材14の軸心は、円筒部材12の軸心と一致している。軸部材14の下端部(先端部)は、かしめ装置1によるロックナット2へのプラネタリキャリア3のかしめ固定時に、プラネタリキャリア3の円筒部3aに挿入される。
上記ピン部材15は、プラネタリキャリア3の被かしめ凹部3dの位置を検出するためのものである。ピン部材15の軸径方向外側の端部は、軸部材14の下端部に水平方向に延びる回転軸回りに軸径方向に回転可能に取付支持されている。ピン部材15の軸径方向内側の端部は、付勢部材16により下側に付勢されている。ピン部材15は、それぞれ互いに軸部材14の軸心を中心に径方向に対称に配置された対のものである。各ピン部材15は、軸部材14の周方向において、2つのかしめ具13,13の中間に配置されている。つまり、一方のピン部材15と一方のかしめ具13ともう一方のピン部材15ともう一方のかしめ具13とは、軸部材14の周方向において、この順に90度間隔でそれぞれ配置されている。
そして、ピン部材15は、後述の如く、ロックナット2の上面に当接したときには、付勢部材16の付勢力に抗して、その回転軸回りに回転して軸径方向内側に倒れる(図10の二点鎖線参照)。ピン部材15は、後述の如く、円筒部材12の軸心回りに回転することで、一方のピン部材15が被かしめ位置検出用凹部3eに嵌まって、付勢部材16の付勢力により起きて係合する。本実施形態では、ピン部材15を、上述の如く、軸部材14の周方向において、180度間隔でそれぞれ配置したため、ピン部材15を円筒部材12の軸心回りに90度回転させるまでに、一方のピン部材15が被かしめ位置検出用凹部3eに係合する。
また、かしめヘッド11及び軸部材14は、駆動機構により、その軸心回りに一体に回転可能になっている。これにより、かしめヘッド11に設けたかしめ具13と軸部材14に取り付けたピン部材15とは、上述のような配置位置を保持した状態で、円筒部材12の軸心回りに回転可能になっている。
上記被かしめ位置検出センサ20は、透過型のセンサである。被かしめ位置検出センサ20は、ピン部材15毎に設けられている。被かしめ位置検出センサ20は、ピン部材15の近傍に設けられている。被かしめ位置検出センサ20は、コントローラ30に接続されている。そして、被かしめ位置検出センサ20は、ピン部材15の被かしめ位置検出用凹部3eへの係合を検出することで、被かしめ位置検出用凹部3eに対して90度間隔でそれぞれ配置した被かしめ凹部3dの位置を検出する。このとき、かしめ具13を、上述の如く、円筒部材12の周方向において、ピン部材15に対して90度間隔でそれぞれ配置したため、ロックナット2の突起部2aにおけるかしめ具13に上下方向に対向する部分が、かしめ具13により押圧するかしめ位置となる。このようにして、ロックナット2の突起部2aにおけるかしめ具13により押圧するかしめ位置が決定される。かしめ位置は、突起部2aにおいて一定位置ではなく、ロックナット2とプラネタリキャリア3とが螺合されたワーク6毎に変わる。これは、例えば、ロックナット2とプラネタリキャリア3との螺合量がプライマリギヤ4やベアリング5の厚みばらつき等によってばらつくためである。
上記移動量検出センサ21は、かしめ具13の原位置(図10に示すかしめ具13の位置)からの上下方向の移動量(ストローク)をリアルタイムで検出するものである。移動量検出センサ21は、コントローラ30に接続されている。上記荷重検出センサ22は、ロックナット2の突起部2a又はかしめ部2dに作用する荷重をリアルタイムで検出するものである。荷重検出センサ22は、コントローラ30に接続されている。
上記コントローラ30は、かしめ機構10の動作を制御するものである。コントローラ30は、制御部31(制御手段)と、判定部32(判定手段)とを有している。制御部31は、かしめ機構10の上下方向の移動、かしめヘッド11及びピン部材15の、円筒部材12の軸心回りの回転、並びにかしめヘッド11の上下方向の移動等を制御するものである。
具体的に、制御部31は、かしめ機構10をその原位置(図9に示す位置)から下側に移動させることで、ピン部材15をロックナット2の上面に当接させた後、かしめヘッド11及び軸部材14を円筒部材12の軸心回りに一体に回転させることで、一方のピン部材15を被かしめ位置検出用凹部3eに係合させる。
制御部31はまた、被かしめ位置検出センサ20により、ピン部材15の被かしめ位置検出用凹部3eへの係合を検出したときには、被かしめ凹部3dの位置を検出したとして、かしめヘッド11及びピン部材15の回転を停止させる。このとき、ロックナット2の突起部2aにおけるかしめ具13に上下方向に対向する部分が、かしめ具13により押圧するかしめ位置となる。
そして、制御部31は、かしめヘッド11をその原位置から下側(突起部2a側)に移動させることで、かしめ具13の内側傾斜面13aによりロックナット2の突起部2aのかしめ位置を押圧して径方向内側に塑性変形させることで、被かしめ凹部3dと合った形状のかしめ部2dを形成する。つまり、かしめ具13は、突起部2aの突起方向とは逆向きに移動することで、突起部2aを押圧する。より詳細に、制御部31は、図7の実線に示すように、移動量検出センサ21により検出されたかしめ具13(かしめヘッド11)の移動量(移動距離ともいう)が予め設定された設定移動量(設定距離ともいう)に達し且つ荷重検出センサ22により検出された突起部2a(かしめ部2d)に作用する荷重が予め設定された設定荷重に達するまで、かしめヘッド11の下側移動を行う。図7において、実線と横軸との交点は、かしめ具13が突起部2aに当接して、突起部2aに作用する荷重が立ち上がった点を示す。このようにして、かしめ部2dが、被かしめ凹部3dにかしめられる。尚、設定移動量及び設定荷重は、例えば、かしめ部2dが所望の形状構造・大きさになるように、前もって実験を行うことで決定されている。
その後、制御部31は、かしめヘッド11をその原位置まで上側(かしめ部2dとは反対側)に移動させた後、かしめヘッド11をその原位置から下側(かしめ部2d側)に再移動させることで、かしめ具13の内側傾斜面13aをかしめ部2dに当接させる。
制御部31はさらに、後述の如く、判定部32により、かしめ部2dのスプリングバックが発生したとして、かしめ部2dが不良であると判定されたときには、その判定直後にかしめヘッド11を下側にさらに移動させる、つまり、かしめ部2dに当接した状態のかしめ具13を下側にさらに移動させることで、かしめ具13の内側傾斜面13aによりかしめ部2dを押圧する。詳細に、制御部31は、移動量検出センサ21により検出されたかしめ具13の移動量が設定移動量に達し且つ荷重検出センサ22により検出されたかしめ部2dに作用する荷重が設定荷重に達するまで、かしめヘッド11の下側移動を行う(図7の一点鎖線参照)。
尚、後述の如く、移動量検出センサ21により検出されたかしめ具13の移動量が設定移動量に達した又はほぼ達した時に、荷重検出センサ22によりかしめ部2dに作用する荷重が検出されたものの、その検出された荷重が設定荷重に達しなかったり、設定荷重を超えたりしたときには、かしめヘッド11のさらなる下側移動を行わない。これは、後述の如く、ロックナット2に切れ目が入っている場合や、ロックナット2とプラネタリキャリア3との間に物が挟まっている場合に、かしめ具13によりかしめ部2dを押圧しても、かしめ部2dを補正できないためである。
上記判定部32は、移動量検出センサ21により検出された、かしめ具13のかしめ部2dへの当接時におけるかしめ具13の移動量と、荷重検出センサ22により検出された、かしめ具13のかしめ部2dへの当接時におけるかしめ部2dに作用する荷重とに基づいて、かしめ部2dの良否を判定するものである。
具体的に、判定部32は、図7の破線に示すように、移動量検出センサ21により検出されたかしめ具13の移動量が設定移動量に達した又はほぼ達した時に、荷重検出センサ22によりかしめ部2dに作用する荷重が検出され、その検出された荷重がその検出直後に設定荷重に達した又はほぼ達したときには、かしめ部2dを良好と判定する。図7において、破線と横軸との交点は、かしめ具13がかしめ部2dに当接して、かしめ部2dに作用する荷重が立ち上がった点を示す。この当接時におけるかしめ具13の移動量と設定移動量との差がスプリングバック量である。つまり、この場合、スプリングバック量は、ほぼ0である。
一方、判定部32は、図7の一点鎖線に示すように、移動量検出センサ21により検出されたかしめ具13の移動量が設定移動量に達する前に、荷重検出センサ22によりかしめ部2dに作用する荷重が検出されたときには、かしめ部2dのスプリングバックが発生したとして、かしめ部2dを不良と判定する。図7において、一点鎖線と横軸との交点は、かしめ具13がかしめ部2dに当接して、かしめ部2dに作用する荷重が立ち上がった点を示す。そして、この当接時におけるかしめ具13の移動量と設定移動量との差がスプリングバック量である。
また、判定部32は、図7の破線に示すように、移動量検出センサ21により検出されたかしめ具13の移動量が設定移動量に達した又はほぼ達した時に、荷重検出センサ22によりかしめ部2dに作用する荷重が検出されたものの、その検出された荷重が設定荷重に達しなかったり、設定荷重を超えたりしたときには、かしめ部2dを不良と判定する。ここに、かしめ部2dに作用する荷重が設定荷重に達しないのは、例えば、ロックナット2に切れ目が入っている場合である。かしめ部2dに作用する荷重が設定荷重を超えるのは、例えば、ロックナット2とプラネタリキャリア3との間に物が挟まっている場合である。
コントローラ30によるかしめ機構10の動作制御工程を、図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。尚、かしめ機構10の動作制御時には、プラネタリキャリア3にプライマリギヤ4及びベアリング5が外嵌された状態で、ロックナット2がプラネタリキャリア3に螺合されている。また、ロックナット2とプラネタリキャリア3とが螺合されたワーク6が、かしめ装置1におけるかしめ機構10の下側の所定位置にセットされている(図9参照)。
まず、ステップS1では、制御部31により、かしめ機構10をその原位置から下降させることで、ピン部材15をロックナット2の上面に当接させる(図10参照)。
続くステップS2では、制御部31により、ロックナット2の突起部2aにおけるかしめ具13により押圧するかしめ位置を検出するため、かしめヘッド11及び軸部材14を円筒部材12の軸心回りに一体に旋回させる。
続くステップS3では、被かしめ位置検出センサ20により、ピン部材15の被かしめ位置検出用凹部3eへの係合を検出したときには、被かしめ凹部3dの位置を検出したとして、制御部31により、かしめヘッド11及びピン部材15の回転を停止させる。このとき、ロックナット2の突起部2aにおけるかしめ具13に上下方向に対向する部分が、かしめ具13により押圧するかしめ位置となる。
続くステップS4では、制御部31により、かしめヘッド11をその原位置から下降させることで、かしめ具13によりロックナット2の突起部2aのかしめ位置を押圧して径方向内側に塑性変形させることで、被かしめ凹部3dと合った形状のかしめ部2dを形成する(図11参照)。
そして、移動量検出センサ21によりかしめ具13の移動距離が設定距離に達したことが検出され且つ荷重検出センサ22により突起部2a(かしめ部2d)に作用する荷重が設定荷重に達したことが検出されたときは(ステップS5。図7の実線参照)、制御部31により、かしめ具13をその原位置まで上昇させる(ステップS6。図12参照)。
続くステップS7では、制御部31により、かしめヘッド11をその原位置から再下降させることで、かしめ具13をかしめ部2dに当接させる(図13参照)。
続くステップS8では、判定部32により、“移動量検出センサ21により検出されたかしめ具13の移動距離が設定距離に達した又はほぼ達した時に、荷重検出センサ22によりかしめ部2dに作用する荷重が検出され、その検出された荷重がその検出直後に設定荷重に達した又はほぼ達した”か否かを判定する。
ステップS8の判定結果がYESの場合は(図7の破線参照)、かしめ部2dが良好であるとして、ステップS9に進み、制御部31により、かしめヘッド11を上昇させ、その原位置に復帰させた後、かしめ機構10も上昇させ、その原位置に復帰させる(ステップS10。図14参照)。続くステップS11では、制御部31により、“かしめOK”である旨をIDに書き込み、ワーク6を搬出させる。これにより、コントローラ30によるかしめ機構10の動作制御が終了する。
一方、ステップS8の判定結果がNOの場合(つまり、移動量検出センサ21により検出されたかしめ具13の移動距離が設定距離に達する前に、荷重検出センサ22によりかしめ部2dに作用する荷重が検出された場合や(図7の一点鎖線参照)、移動量検出センサ21により検出されたかしめ具13の移動距離が設定距離に達した又はほぼ達した時に、荷重検出センサ22によりかしめ部2dに作用する荷重が検出されたものの、その検出された荷重が設定荷重に達しなかったり、設定荷重を超えたりした場合)は、かしめ部2dが不良であるとして、ステップS12に進む。
続くステップS12では、かしめ部2dのスプリングバックが発生したとして、かしめ部2dが不良であると判定されたときは、制御部31により、ステップS8の直後にかしめヘッド11をさらに下降させる、つまり、かしめ部2dに当接した状態のかしめ具13をさらに下降させることで、かしめ具13によりかしめ部2dを押圧する(図15参照)。このかしめヘッド11の下降は、移動量検出センサ21により検出されたかしめ具13の移動距離が設定距離に達し且つ荷重検出センサ22により検出されたかしめ部2dに作用する荷重が設定荷重に達するまで行われる(図7の一点鎖線参照)。
続くステップS13では、制御部31により、かしめヘッド11を上昇させ、その原位置に復帰させた後、かしめ機構10も上昇させ、その原位置に復帰させる(ステップS14。図15参照)。続くステップS15では、ブザーを鳴動させることで、ワーク6のかしめの目視チェックを作業者に促す。続くステップS16では、作業者が“目視OK”ボタンを押すことで、制御装置により、ワーク6を搬出させる。これにより、コントローラ30によるかしめ機構10の動作制御が終了する。
−効果−
以上より、本実施形態によれば、かしめ具13を突起部2a側に移動させることで、かしめ具13により突起部2aを押圧することでかしめ部2dを形成した後、かしめ具13を、かしめ部2dとは反対側に移動させ、さらに、かしめ具13をかしめ部2d側に再移動させることで、かしめ具13をかしめ部2dに当接させ、この当接時におけるかしめ具13の移動量を検出し、この移動量に基づいて、かしめ部2dの良否を判定する。つまり、かしめ部2dを形成した後、かしめ具13をかしめ部2dから離反させ(つまり、かしめ部2dのスプリングバックを許容し)、さらに、かしめ具13をかしめ部2dに再接近させて当接させることで、かしめ部2dのスプリングバック量を検出し、このスプリングバック量に基づいて、かしめ部2dの良否を判定する。このため、突起部2aの延長方向において、突起部2aに対応する部分の断面形状が一定形状ではないロックナット2であるにも拘わらず、簡単な手段で、かしめ部2dの良否の判定精度を向上させることができる。
また、かしめ具13を突起部2aの突起方向とは逆向きに移動させることで、突起部2aを押圧するため、かしめ具を突起部の突起方向と直交する方向に移動させることで、突起部を倒してかしめ部を形成する場合と比較して、装置1のコンパクト化を図ることができる。
また、かしめ具13のかしめ部2dへの当接時におけるかしめ具13の移動量に加えて、この当接時におけるかしめ部2dに作用する荷重に基づいて、かしめ部2dの良否を判定するため、かしめ部2dの良否の判定精度をより一層向上させることができる。
また、かしめ部2dのスプリングバックが発生したとして、かしめ部2dが不良であると判定されたときに、その判定直後にかしめ部2dに当接した状態のかしめ具13をかしめ部2d側にさらに移動させることで、かしめ具13によりかしめ部2dを押圧する。つまり、かしめ部2dが不良であると判定された直後に連続して、その不良と判定したかしめ部2dを補正する。このため、かしめ部2dが不良であると判定されたときに、ロックナット2にプラネタリキャリア3をかしめ固定する時間を短縮することができる。
また、プラネタリキャリア3におけるかしめ部2dによりかしめられる被かしめ凹部3dの位置を検出することで、突起部2aにおけるかしめ具13により押圧するかしめ位置を決定するため、ロックナット2にプラネタリキャリア3を、所望の位置でかしめ固定することができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、かしめ部材をロックナット2で、被かしめ部材をプラネタリキャリア3で構成したが、これに限らず、例えば、これら以外の車両用部材で構成しても良い。
また、上記実施形態では、ロックナット2の内周面に雌ねじ2c(図3のみ図示)が形成されることで、その周方向において、突起部2aに対応する部分の断面形状が一定形状ではないものとなっているが、これに限らない。例えば、ロックナット2の厚みが変わることで、その周方向において、突起部2aに対応する部分の断面形状が一定形状ではないものとなっても良い。
また、上記実施形態では、本発明を、突起部2aをその上側から押圧して潰すものに採用したが、これに限らず、例えば、突起部をその突起方向と直交する方向から押圧して倒すものに採用しても良い。
また、上記実施形態では、突起部2aを部分的に2箇所押圧したが、これに限れず、突起部2aを全体的に押圧したり、突起部2aを部分的に1箇所又は3箇所以上押圧したりしても良い。
また、上記実施形態では、突起部2aを、略円環状のロックナット2にその周方向に延びるように形成したが、これに限らず、突起部を、所定方向に長く延びるかしめ部材にその長さ方向に延びるように形成しても良い。
また、上記実施形態では、かしめ具13の移動量とかしめ部2dに作用する荷重とに基づいて、かしめ部2dの良否を判定したが、かしめ具13の移動量のみに基づいて、かしめ部2dの良否を判定しても良い。
以上説明したように、本発明に係るかしめ装置及びかしめ方法は、簡単な手段で、かしめ部の良否の判定精度を向上させることが必要な用途等に適用することができる。
1 かしめ装置
2 ロックナット(かしめ部材)
2a 突起部
2d かしめ部
3 プラネタリキャリア(被かしめ部材)
10 かしめ機構
11 かしめヘッド
13 かしめ具
20 被かしめ位置検出センサ(被かしめ位置検出手段)
21 移動量検出センサ (移動量検出手段)
22 荷重検出センサ(荷重検出手段)
30 コントローラ
31 制御部(制御手段)
32 判定部(判定手段)

Claims (9)

  1. 突起部が形成され且つ該突起部の延長方向において該突起部に対応する部分の断面形状が一定形状ではないかしめ部材に被かしめ部材を、上記突起部を押圧して塑性変形させることで形成したかしめ部によりかしめ固定するかしめ装置であって、
    上記突起部を押圧するかしめ具と、
    上記かしめ具を移動させる制御手段と、
    上記かしめ具の移動量を検出する移動量検出手段と、
    上記かしめ部の良否を判定する判定手段とを備えており、
    上記制御手段は、上記かしめ具を上記突起部側に移動させることで、該かしめ具により上記突起部を押圧することで上記かしめ部を形成した後、上記かしめ具を上記かしめ部とは反対側に移動させ、さらに、上記かしめ具を上記かしめ部側に再移動させることで、該かしめ具を上記かしめ部に当接させるように構成されており、
    上記移動量検出手段は、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時に、上記かしめ具の移動量を検出するように構成されており、
    上記判定手段は、上記移動量検出手段により検出された、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時における上記かしめ具の移動量に基づいて、上記かしめ部の良否を判定するように構成されていることを特徴とするかしめ装置。
  2. 請求項1記載のかしめ装置において、
    上記制御手段は、上記かしめ具を上記突起部の突起方向とは逆向きに移動させることで、上記突起部を押圧するように構成されていることを特徴とするかしめ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のかしめ装置において、
    上記かしめ部に作用する荷重を検出する荷重検出手段をさらに備えており、
    上記荷重検出手段は、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時に、該かしめ部に作用する荷重を検出するように構成されており、
    上記判定手段は、上記移動量検出手段により検出された、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時における上記かしめ具の移動量と上記荷重検出手段により検出された、該当接時における上記かしめ部に作用する荷重とに基づいて、該かしめ部の良否を判定するように構成されていることを特徴とするかしめ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のかしめ装置において、
    上記制御手段は、上記判定手段により上記かしめ部が不良であると判定されたときには、該判定直後に上記かしめ部に当接した状態のかしめ具を上記かしめ部側にさらに移動させることで、上記かしめ具により上記かしめ部を押圧するように構成されていることを特徴とするかしめ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のかしめ装置において、
    上記被かしめ部材における上記かしめ部によりかしめられる被かしめ位置を検出することで、上記突起部における上記かしめ具により押圧するかしめ位置を決定する被かしめ位置検出手段をさらに備えていることを特徴とするかしめ装置。
  6. 突起部が形成され且つ該突起部の延長方向において該突起部に対応する部分の断面形状が一定形状ではないかしめ部材に被かしめ部材を、上記突起部を押圧して塑性変形させることで形成したかしめ部によりかしめ固定するかしめ方法において、
    かしめ具を上記突起部側に移動させることで、該かしめ具により該突起部を押圧することで上記かしめ部を形成した後、
    上記かしめ具を上記かしめ部とは反対側に移動させ、
    さらに、上記かしめ具を上記かしめ部側に再移動させることで、上記かしめ具を該かしめ部に当接させ、
    上記かしめ具の上記かしめ部への当接時における上記かしめ具の移動量を検出し、
    上記かしめ具の移動量に基づいて、上記かしめ部の良否を判定することを特徴とするかしめ方法。
  7. 請求項6記載のかしめ方法において、
    上記かしめ具を上記突起部の突起方向とは逆向きに移動させることで、上記突起部を押圧することを特徴とするかしめ方法。
  8. 請求項6又は7に記載のかしめ方法において、
    上記かしめ具の上記かしめ部への当接時における上記かしめ部に作用する荷重を検出し、
    上記かしめ具の移動量と上記かしめ部に作用する荷重とに基づいて、該かしめ部の良否を判定することを特徴とするかしめ方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか1つに記載のかしめ方法において、
    上記かしめ部が不良であると判定されたときに、該判定直後に該かしめ部に当接した状態のかしめ具を上記かしめ部側にさらに移動させることで、該かしめ具により該かしめ部を押圧することを特徴とするかしめ方法。
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