JP5987700B2 - かしめ装置及びかしめ方法 - Google Patents
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Description
は、突起部2aにおいて一定位置ではなく、ロックナット2とプラネタリキャリア3とが螺合されたワーク6毎に変わる。これは、例えば、ロックナット2とプラネタリキャリア3との螺合量がプライマリギヤ4やベアリング5の厚みばらつき等によってばらつくためである。
以上より、本実施形態によれば、かしめ具13を突起部2a側に移動させることで、かしめ具13により突起部2aを押圧することでかしめ部2dを形成した後、かしめ具13を、かしめ部2dとは反対側に移動させ、さらに、かしめ具13をかしめ部2d側に再移動させることで、かしめ具13をかしめ部2dに当接させ、この当接時におけるかしめ具13の移動量を検出し、この移動量に基づいて、かしめ部2dの良否を判定する。つまり、かしめ部2dを形成した後、かしめ具13をかしめ部2dから離反させ(つまり、かしめ部2dのスプリングバックを許容し)、さらに、かしめ具13をかしめ部2dに再接近させて当接させることで、かしめ部2dのスプリングバック量を検出し、このスプリングバック量に基づいて、かしめ部2dの良否を判定する。このため、突起部2aの延長方向において、突起部2aに対応する部分の断面形状が一定形状ではないロックナット2であるにも拘わらず、簡単な手段で、かしめ部2dの良否の判定精度を向上させることができる。
上記実施形態では、かしめ部材をロックナット2で、被かしめ部材をプラネタリキャリア3で構成したが、これに限らず、例えば、これら以外の車両用部材で構成しても良い。
2 ロックナット(かしめ部材)
2a 突起部
2d かしめ部
3 プラネタリキャリア(被かしめ部材)
10 かしめ機構
11 かしめヘッド
13 かしめ具
20 被かしめ位置検出センサ(被かしめ位置検出手段)
21 移動量検出センサ (移動量検出手段)
22 荷重検出センサ(荷重検出手段)
30 コントローラ
31 制御部(制御手段)
32 判定部(判定手段)
Claims (7)
- 突起部が形成され且つ該突起部の延長方向において該突起部に対応する部分の断面形状が一定形状ではないかしめ部材に被かしめ部材を、上記突起部を押圧して塑性変形させることで形成したかしめ部によりかしめ固定するかしめ装置であって、
上記突起部を押圧するかしめ具と、
上記かしめ具を移動させる制御手段と、
上記かしめ具の移動量を検出する移動量検出手段と、
上記かしめ部に作用する荷重を検出する荷重検出手段と、
上記かしめ部の良否を判定する判定手段とを備えており、
上記制御手段は、上記かしめ具を上記突起部側に移動させることで、該かしめ具により上記突起部を押圧することで上記かしめ部を形成した後、上記かしめ具を上記かしめ部とは反対側に移動させ、さらに、上記かしめ具を上記かしめ部側に再移動させることで、該かしめ具を上記かしめ部に当接させるように構成されており、
上記移動量検出手段は、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時に、上記かしめ具の移動量を検出するように構成されており、
上記荷重検出手段は、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時に、該かしめ部に作用する荷重を検出するように構成されており、
上記判定手段は、
上記移動量検出手段により検出された、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時における上記かしめ具の移動量が予め設定された設定移動量に達した時に、上記荷重検出手段により上記かしめ部に作用する荷重が検出されたときには、上記かしめ部を良好と判定する一方、
上記移動量検出手段により検出された、上記かしめ具の上記かしめ部への当接時における上記かしめ具の移動量が上記設定移動量に達する前に、上記荷重検出手段により上記かしめ部に作用する荷重が検出されたときには、上記かしめ部を不良と判定するように構成されていることを特徴とするかしめ装置。 - 請求項1記載のかしめ装置において、
上記制御手段は、上記かしめ具を上記突起部の突起方向とは逆向きに移動させることで、上記突起部を押圧するように構成されていることを特徴とするかしめ装置。 - 請求項1又は2記載のかしめ装置において、
上記制御手段は、上記判定手段により上記かしめ部が不良であると判定されたときには、該判定直後に上記かしめ部に当接した状態のかしめ具を上記かしめ部側にさらに移動させることで、上記かしめ具により上記かしめ部を押圧するように構成されていることを特徴とするかしめ装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載のかしめ装置において、
上記被かしめ部材における上記かしめ部によりかしめられる被かしめ位置を検出することで、上記突起部における上記かしめ具により押圧するかしめ位置を決定する被かしめ位置検出手段をさらに備えていることを特徴とするかしめ装置。 - 突起部が形成され且つ該突起部の延長方向において該突起部に対応する部分の断面形状が一定形状ではないかしめ部材に被かしめ部材を、上記突起部を押圧して塑性変形させることで形成したかしめ部によりかしめ固定するかしめ方法において、
かしめ具を上記突起部側に移動させることで、該かしめ具により該突起部を押圧することで上記かしめ部を形成した後、
上記かしめ具を上記かしめ部とは反対側に移動させ、
さらに、上記かしめ具を上記かしめ部側に再移動させることで、上記かしめ具を該かしめ部に当接させ、
上記かしめ具の上記かしめ部への当接時における上記かしめ具の移動量及び上記かしめ部に作用する荷重を検出し、
上記かしめ具の上記かしめ部への当接時における上記かしめ具の移動量が予め設定された設定移動量に達した時に、上記かしめ部に作用する荷重が検出されたときには、上記かしめ部を良好と判定する一方、
上記かしめ具の上記かしめ部への当接時における上記かしめ具の移動量が上記設定移動量に達する前に、上記かしめ部に作用する荷重が検出されたときには、上記かしめ部を不良と判定することを特徴とするかしめ方法。 - 請求項5記載のかしめ方法において、
上記かしめ具を上記突起部の突起方向とは逆向きに移動させることで、上記突起部を押圧することを特徴とするかしめ方法。 - 請求項5又は6記載のかしめ方法において、
上記かしめ部が不良であると判定されたときに、該判定直後に該かしめ部に当接した状態のかしめ具を上記かしめ部側にさらに移動させることで、該かしめ具により該かしめ部を押圧することを特徴とするかしめ方法。
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JP2013005624A JP5987700B2 (ja) | 2013-01-16 | 2013-01-16 | かしめ装置及びかしめ方法 |
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