JP2014134560A - ズームレンズ系及びこれを備えた電子撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ系及びこれを備えた電子撮像装置 Download PDF

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JP2014134560A JP2013000815A JP2013000815A JP2014134560A JP 2014134560 A JP2014134560 A JP 2014134560A JP 2013000815 A JP2013000815 A JP 2013000815A JP 2013000815 A JP2013000815 A JP 2013000815A JP 2014134560 A JP2014134560 A JP 2014134560A
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Abstract

【課題】負正負正の4群ズームレンズ系において、誤差感度が低いため製造時の性能低下が発生しにくいという長所を活かしつつ、防振機能を搭載したときに諸収差を補正して優れた光学性能を得る。
【解決手段】負正負正の4群ズームレンズ系において、ワイド端からテレ端への変倍に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間隔が増大し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の間隔が減少し、第2レンズ群は、物体側から順に、負レンズと正レンズの接合レンズからなる正の屈折力の第2Aレンズ群と、正の屈折力の第2Bレンズ群とからなり、次の条件式(1)及び(2)を満足する。(1)−2.5<f1/f2<−1.6(2)、0.5<f2A/f2B<1.7、但し、f1:第1レンズ群の焦点距離、f2:第2レンズ群の焦点距離、f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、f2B:第2Bレンズ群の焦点距離。
【選択図】図1

Description

本発明は、標準域から中望遠領域までを含むズームレンズ系及びこれを備えた電子撮像装置に関する。
標準域から中望遠領域までを含むズームレンズ系として、正負正正の4群ズームレンズ構成および負正負正の4群ズームレンズ構成からなるズームレンズ系が知られている。
正負正正の4群ズームレンズ系は、所定のレンズ群(防振レンズ群)を偏心駆動させることによる手振れを補正する機能(防振機能)を搭載したズームレンズ系の主流となっており、防振レンズ群を小型化できる、変倍比を大きくしやすいという長所を持つ反面、誤差感度が高いため製造時の性能低下が発生しやすいという短所がある。
これに対し、負正負正の4群ズームレンズ系は、誤差感度が低いため製造時の性能低下が発生しにくいという長所を持つ反面、高変倍化や、防振機能の為に小型(軽量)化すると、設計性能を上げることが難しいという短所がある。このため、負正負正の4群ズームレンズ系で防振機能を搭載したものは少ない。
特許文献1、2には、防振機能を搭載した負正負正の4群ズームレンズ系が開示されており、第2レンズ群を正の屈折力の前群と正の屈折力の後群に分割して、第2レンズ群の前群を防振レンズ群とすることが開示されている。
しかし、特許文献1、2のズームレンズ系は、第2レンズ群の正のパワーに対して第1レンズ群の負のパワーが強すぎるため、第1レンズ群より後方のレンズ群(第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群)に入射する光束の径が大きくなりすぎる結果、コマ収差が大きく発生して光学性能が劣化してしまう。また、第2レンズ群の前群と後群のパワーバランスが不適切であるため、第2レンズ群の前群(防振レンズ群)の防振移動量が大きくなりすぎて防振駆動機構の負担が増大する、あるいは防振駆動時にコマ収差が大きく発生して光学性能が劣化するといった問題がある。特許文献3には、防振機能を搭載しない負正負正の4群ズームレンズ系が開示されているが、仮にこのズームレンズ系において第2レンズ群の前群を防振レンズ群にしたとしても、上述した特許文献1、2の場合と同様の問題が発生する。
負正負正の4群ズームレンズ系に防振機能を搭載する際には、第3レンズ群または第4レンズ群を防振レンズ群とすることも可能である。しかし、第3レンズ群を防振レンズ群としたときには、防振時のコマ収差の変動が大きすぎて光学性能が劣化してしまう。また、第4レンズ群を防振レンズ群としたときには、マウント近傍で第4レンズ群(防振レンズ群)を防振駆動するためのメカスペースの制約が大きくなってしまう(そのようなメカスペースを確保しにくくなってしまう)。
特開2009−14767号公報 特開2007−78834号公報 特開2008−216881号公報
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、負正負正の4群ズームレンズ系において、誤差感度が低いため製造時の性能低下が発生しにくいという長所を活かしつつ、防振機能を搭載したときにコマ収差等の諸収差を補正して優れた光学性能を得ることを目的とする。
本発明のズームレンズ系は、第1の態様では、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群と、負の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群とからなり、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が減少し、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が増大し、第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が減少するズームレンズ系において、第2レンズ群は、物体側から順に、負レンズと正レンズの接合レンズからなる正の屈折力の第2Aレンズ群と、正の屈折力の第2Bレンズ群とからなり、次の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴としている。
(1)−2.5<f1/f2<−1.6
(2)0.5<f2A/f2B<1.7
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
f2:第2レンズ群の焦点距離、
f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
f2B:第2Bレンズ群の焦点距離、
である。
条件式(1)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(1’)を満足することが好ましい。
(1’)−2.0<f1/f2<−1.6
条件式(2)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(2’)を満足することが好ましい。
(2’)0.7<f2A/f2B<1.3
本発明のズームレンズ系は、次の条件式(3)を満足することが好ましい。
(3)f2As/f2A<−4.5
但し、
f2As:第2Aレンズ群の接合レンズの接合面の焦点距離、
f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
である。
条件式(3)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(3’)を満足することが好ましい。
(3’)−20<f2As/f2A<−4.5
本発明のズームレンズ系は、第2の態様では、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群と、負の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群とからなり、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が減少し、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が増大し、第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が減少するズームレンズ系において、第2レンズ群は、物体側から順に、空気間隔最大の箇所で切り分けられた、正の屈折力の第2Aレンズ群と、正の屈折力の第2Bレンズ群とからなり、次の条件式(1)及び(2’)を満足することを特徴としている。
(1)−2.5<f1/f2<−1.6
(2’)0.7<f2A/f2B<1.3
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
f2:第2レンズ群の焦点距離、
f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
f2B:第2Bレンズ群の焦点距離、
である。
条件式(1)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(1’)を満足することが好ましい。
(1’)−2.0<f1/f2<−1.6
本発明のズームレンズ系は、次の条件式(4)を満足することが好ましい。
(4)−2.0<f2A/f1<−0.5
但し、
f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
である。
条件式(4)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(4’)を満足することが好ましい。
(4’)−1.6<f2A/f1<−0.9
本発明のズームレンズ系は、次の条件式(5)を満足することが好ましい。
(5)0.5<f1/f3<2.5
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
f3:第3レンズ群の焦点距離、
である。
第2Bレンズ群は、物体側から順に、正レンズ、及び負レンズと正レンズの接合レンズから構成することができる。
本発明の電子撮像装置は、上述したいずれかのズームレンズ系と、このズームレンズ系によって形成される像を電気的信号に変換する撮像素子とを備えている。
本発明によれば、負正負正の4群ズームレンズ系において、誤差感度が低いため製造時の性能低下が発生しにくいという長所を活かしつつ、防振機能を搭載したときにコマ収差等の諸収差を補正して優れた光学性能を得ることができる。
本発明によるズームレンズ系の数値実施例1の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図1の構成における諸収差図である。 図1の構成における横収差図である。 同数値実施例1の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図4の構成における諸収差図である。 図4の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例2の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図7の構成における諸収差図である。 図7の構成における横収差図である。 同数値実施例2の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図10の構成における諸収差図である。 図10の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例3の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図13の構成における諸収差図である。 図13の構成における横収差図である。 同数値実施例3の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図16の構成における諸収差図である。 図16の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例4の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図19の構成における諸収差図である。 図19の構成における横収差図である。 同数値実施例4の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図22の構成における諸収差図である。 図22の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例5の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図25の構成における諸収差図である。 図25の構成における横収差図である。 同数値実施例5の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図28の構成における諸収差図である。 図28の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系のズーム軌跡を示す簡易移動図である。
本実施形態のズームレンズ系は、全数値実施例1−5を通じて、図31の簡易移動図に示すように、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、正の屈折力の第2レンズ群G2と、負の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とからなる。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間に位置する絞りSは、第3レンズ群G3と一体に移動する。Iは像面である。
本実施形態のズームレンズ系は、全数値実施例1−5を通じて、短焦点距離端(Wide)から長焦点距離端(Tele)への変倍に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間隔が増大し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の間隔が減少する。
より具体的に、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群G1は単調に像側に移動し、第2レンズ群G2は単調に物体側に移動し、第3レンズ群は像面Iに対して固定されており(光軸方向に移動せず)、第4レンズ群G4は単調に物体側に移動する。
第1レンズ群G1は、全数値実施例1−5を通じて、物体側から順に、負レンズ11、負レンズ12及び正レンズ13からなる。
第2レンズ群G2は、全数値実施例1−5を通じて、物体側から順に、正の屈折力の第2Aレンズ群G2Aと、正の屈折力の第2Bレンズ群G2Bとからなる。第2Aレンズ群G2Aと第2Bレンズ群G2Bは空気間隔最大の箇所で切り分けられている。
第2Aレンズ群G2Aは、物体側から順に位置する負レンズ21と正レンズ22の接合レンズからなる。
第2Bレンズ群G2Bは、物体側から順に、正レンズ23、及び物体側から順に位置する負レンズ24と正レンズ25の接合レンズからなる。
第2レンズ群G2において、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズは「正の屈折力の前群」を構成し、正レンズ23は「正の屈折力の中群」を構成し、負レンズ24と正レンズ25の接合レンズは「正または負の屈折力の後群」を構成する。
第3レンズ群G3は、全数値実施例1−5を通じて、物体側から順に位置する正レンズ31と負レンズ32の接合レンズからなる。
第4レンズ群G4は、数値実施例1−3では、物体側から順に、物体側から順に位置する正レンズ41と負レンズ42の接合レンズ、正レンズ43、及び負レンズ44からなる。
第4レンズ群G4は、数値実施例4、5では、物体側から順に、正レンズ41’、正レンズ42’及び負レンズ43’からなる。
本実施形態のズームレンズ系に防振機能を搭載する場合、第2レンズ群G2の第2Aレンズ群G2Aを、光軸直交方向に移動(偏心)して結像位置を変位させることにより像ぶれを補正する防振レンズ群(像ぶれ補正レンズ群)とすることが好ましい。なぜなら、第2Aレンズ群G2Aが第2Bレンズ群G2Bを挟んで絞りSとある程度離れて位置しているため防振時のコマ収差の変動を小さくして優れた光学性能を得ることができ、第2Aレンズ群G2Aがマウントから離れて位置しているため第2Aレンズ群G2Aを防振駆動するためのメカスペースの制約を小さくしやすい(そのようなメカスペースを確保しやすい)からである。以下の説明では、第2Aレンズ群G2Aが防振レンズ群であることを前提としている。
本実施形態のズームレンズ系は、第2レンズ群G2を、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズからなる正の屈折力の第2Aレンズ群G2A及び正の屈折力の第2Bレンズ群、又は空気間隔最大の箇所で切り分けられた正の屈折力の第2Aレンズ群G2A及び正の屈折力の第2Bレンズ群で構成している。
あるいは本実施形態のズームレンズ系は、第2レンズ群G2を、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズからなる「正の屈折力の前群」、正レンズ23からなる「正の屈折力の中群」、及び負レンズ24と正レンズ25の接合レンズからなる「正または負の屈折力の後群」で構成している。
第2レンズ群G2をこのように構成することで、負の屈折力の第1レンズ群G1で発生した光束を第2レンズ群G2で徐々に収束させて球面収差の発生を抑えることができ、その結果、優れた光学性能を達成することができる。
また本実施形態のズームレンズ系は、第2レンズ群G2中の最も像側に負レンズ24と正レンズ25の接合レンズを配置し、この接合レンズの負レンズ24を高屈折率かつ高分散な硝材で構成し、この接合レンズの正レンズ25を低分散な硝材で構成している。これにより、高屈折率かつ高分散な硝材からなる負レンズ24によって光束を収束させ、負レンズ24と正レンズ25の接合レンズの接合面によって色収差を良好に補正することができる。
そして本実施形態のズームレンズ系は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2のパワーバランスを最適設定し、加えて、第2レンズ群G2中の第2Aレンズ群G2Aと第2Bレンズ群G2Bのパワーバランスを最適設定することで、第2Aレンズ群G2Aを防振レンズ群として防振機能を搭載したときに、コマ収差等の諸収差を補正して優れた光学性能を得ることに成功している。
条件式(1)は、第1レンズ群G1の焦点距離と、第2レンズ群G2の焦点距離との比を規定している。条件式(1)を満足することで、コマ収差の発生を抑えるとともに、ズーミング中の球面収差の変動を小さくして、優れた光学性能を得ることができる。
条件式(1)の上限を超えると、第1レンズ群G1の負のパワーが強くなりすぎて、第1レンズ群G1より後方のレンズ群(第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4)に入射する光束の径が大きくなりすぎる結果、コマ収差が大きく発生してしまう。
条件式(1)の下限を超えると、第2レンズ群G2の正のパワーが強くなりすぎて、ズーミング中の球面収差の変動が大きくなってしまう。
条件式(2)は、第2Aレンズ群G2Aの焦点距離と、第2Bレンズ群G2Bの焦点距離との比を規定している。条件式(2)を満足することで、第2Aレンズ群G2A(防振レンズ群)の防振移動量(偏心量)を小さくして防振駆動機構への負担を軽減するとともに、第2Aレンズ群G2A(防振レンズ群)の防振駆動時におけるコマ収差の発生を抑えて優れた光学性能を得ることができる。
条件式(2)の上限を超えると、第2Aレンズ群G2A(防振レンズ群)のパワーが弱くなりすぎて、第2Aレンズ群G2A(防振レンズ群)の防振移動量が大きくなる結果、防振駆動機構の負担が増大してしまう。
条件式(2)の下限を超えると、第2Aレンズ群G2A(防振レンズ群)のパワーが強くなりすぎて、第2Aレンズ群G2A(防振レンズ群)の防振駆動時(偏心時)にコマ収差が発生しやすくなってしまう。
条件式(3)は、第2Aレンズ群G2Aの負レンズ21と正レンズ22の接合レンズの接合面の焦点距離と、第2Aレンズ群G2Aの焦点距離との比を規定している。条件式(3)を満足することで、色収差を良好に補正して優れた光学性能を得ることができる。
条件式(3)の上限を超えると、第2Aレンズ群G2Aの負レンズ21と正レンズ22の接合レンズの接合面のパワーが強くなりすぎて、色収差が過剰補正となってしまう。
条件式(3’)の下限を超えると、第2Aレンズ群G2Aの負レンズ21と正レンズ22の接合レンズの接合面のパワーが弱くなりすぎて、色収差の補正が不十分となってしまう。
条件式(4)は、第2Aレンズ群G2Aの焦点距離と、第1レンズ群G1の焦点距離との比を規定している。条件式(4)を満足することで、第2Aレンズ群G2A(防振レンズ群)の防振駆動時におけるコマ収差の発生を抑えるとともに、後群(第2Aレンズ群G2A以降のレンズ群)によって球面収差を良好に補正して、優れた光学性能を得ることができる。
条件式(4)の上限を超えると、第2Aレンズ群G2A(防振レンズ群)のパワーが強くなりすぎて、第2Aレンズ群G2A(防振レンズ群)の防振駆動時にコマ収差が発生しやすくなってしまう。
条件式(4)の下限を超えると、第2Aレンズ群G2A(防振レンズ群)のパワーが弱くなりすぎて、後群(第2Aレンズ群G2A以降のレンズ群)での球面収差の補正が困難になってしまう。
条件式(5)は、第1レンズ群G1の焦点距離と、第3レンズ群G3の焦点距離との比を規定している。条件式(5)を満足することで、特に防振時のコマ収差の発生を抑えて優れた光学性能を得ることができる。
条件式(5)の上限を超えると、第3レンズ群G3のパワーが強くなりすぎて、防振時のコマ収差の変動が大きくなってしまう。
条件式(5)の下限を超えると、第1レンズ群G1のパワーが強くなりすぎて、第1レンズ群G1より後方のレンズ群(第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4)に入射する光束の径が大きくなりすぎる結果、コマ収差が大きく発生してしまう。
次に具体的な数値実施例1−5を示す。諸収差図及び横収差図並びに表中において、d線、g線、C線はそれぞれの波長に対する収差、Sはサジタル、Mはメリディオナル、FNO.はFナンバー、fは全系の焦点距離、Wは半画角(゜)、Yは像高、fB はバックフォーカス、Lはレンズ全長、Rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、N(d)はd線に対する屈折率、ν(d)はd線に対するアッベ数を示す。Fナンバー、焦点距離、半画角、像高、バックフォーカス、レンズ全長及び変倍に伴って間隔が変化するレンズ間隔dは、短焦点距離端−中間焦点距離−長焦点距離端の順に示している。長さの単位は[mm]である。全数値実施例1−5を通じて、非球面レンズは用いていない。
[数値実施例1]
図1〜図6と表1〜表3は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例1を示している。図1は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図2はその諸収差図、図3はその横収差図であり、図4は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図5はその諸収差図、図6はその横収差図である。表1は面データ、表2は各種データ、表3はレンズ群データである。
本数値実施例1のズームレンズ系は、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、正の屈折力の第2レンズ群G2と、負の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とからなる。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間に位置する絞りSは、第3レンズ群G3と一体に移動する。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ11、両凹負レンズ12、及び物体側に凸の正メニスカスレンズ13からなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、正の屈折力の第2Aレンズ群G2Aと、正の屈折力の第2Bレンズ群G2Bとからなる。第2Aレンズ群G2Aと第2Bレンズ群G2Bは空気間隔最大の箇所で切り分けられている。
第2Aレンズ群G2Aは、物体側から順に位置する物体側に凸の負メニスカスレンズ21と両凸正レンズ22の接合レンズからなる。
第2Bレンズ群G2Bは、物体側から順に、物体側に凸の正メニスカスレンズ23、及び物体側から順に位置する物体側に凸の負メニスカスレンズ24と物体側に凸の正メニスカスレンズ25の接合レンズからなる。
第2レンズ群G2において、負メニスカスレンズ21と両凸正レンズ22の接合レンズは「正の屈折力の前群」を構成し、正メニスカスレンズ23は「正の屈折力の中群」を構成し、負メニスカスレンズ24と正メニスカスレンズ25の接合レンズは「正または負の屈折力の後群」を構成する。
第3レンズ群G3は、物体側から順に位置する像側に凸の正メニスカスレンズ31と両凹負レンズ32の接合レンズからなる。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、物体側から順に位置する像側に凸の正メニスカスレンズ41と像側に凸の負メニスカスレンズ42の接合レンズ、両凸正レンズ43、及び両凹負レンズ44からなる。
(表1)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 123.871 2.80 1.83400 37.3
2 46.746 11.03
3 -137.638 2.40 1.59282 68.6
4 1603.639 0.49
5 72.222 5.70 1.84666 23.8
6 157.172 d6
7 208.465 1.96 1.80499 29.8
8 53.130 8.17 1.72916 54.7
9 -130.258 4.00
10 57.049 4.44 1.59282 68.6
11 133.935 2.06
12 38.920 2.15 1.69680 55.5
13 25.422 11.00 1.49700 81.6
14 42.909 d14
15絞 ∞ 2.00
16 -189.317 3.79 1.78472 25.7
17 -36.527 1.80 1.80400 46.6
18 86.588 d18
19 -416.328 9.00 1.49700 81.6
20 -25.445 2.00 1.80000 29.9
21 -39.061 0.10
22 61.085 9.52 1.62736 56.8
23 -54.838 4.75
24 -45.881 1.95 1.72916 54.7
25 94.199 -
(表2)
各種データ
ズーム比(変倍比) 1.89
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 4.6 4.6 4.6
f 82.40 105.00 155.95
W 23.2 18.2 12.3
Y 34.85 34.85 34.85
fB 74.55 80.64 93.26
L 253.96 235.00 219.32
d6 59.76 34.71 6.40
d14 3.81 9.90 22.52
d18 24.74 18.65 6.02
(表3)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -111.90
2 7 65.86
2A 7 125.79
2B 10 152.69
3 16 -70.98
4 19 95.78
[数値実施例2]
図7〜図12と表4〜表6は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例2を示している。図7は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図8はその諸収差図、図9はその横収差図であり、図10は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図11はその諸収差図、図12はその横収差図である。表4は面データ、表5は各種データ、表6はレンズ群データである。
この数値実施例2のレンズ構成は、以下の点を除いて、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(1)第4レンズ群G4の正レンズ41が両凸正レンズである。
(表4)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 89.376 3.00 1.83400 37.3
2 42.835 11.81
3 -147.674 2.50 1.59282 68.6
4 263.365 1.25
5 68.565 6.12 1.84666 23.8
6 149.958 d6
7 231.791 2.00 1.74950 35.3
8 36.192 11.07 1.72916 54.7
9 -129.445 5.00
10 44.483 4.98 1.61800 63.4
11 111.160 0.20
12 40.959 2.00 1.80420 46.5
13 24.535 11.06 1.49700 81.6
14 50.733 d14
15絞 ∞ 2.00
16 -127.995 4.43 1.84666 23.8
17 -29.619 2.00 1.83481 42.7
18 69.678 d18
19 297.544 9.34 1.49700 81.6
20 -27.316 2.00 1.71736 29.5
21 -44.497 0.10
22 69.216 9.42 1.51742 52.4
23 -54.786 8.63
24 -45.138 2.00 1.77250 49.6
25 260.167 -
(表5)
各種データ
ズーム比(変倍比) 1.90
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 4.6 4.6 4.6
f 81.90 104.96 155.81
W 23.3 18.3 12.3
Y 34.85 34.85 34.85
fB 68.85 73.96 84.38
L 255.84 236.65 219.28
d6 58.56 34.26 6.47
d14 4.38 9.49 19.90
d18 23.15 18.05 7.63
(表6)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -109.04
2 7 60.49
2A 7 122.11
2B 10 127.83
3 16 -54.17
4 19 81.77
[数値実施例3]
図13〜図18と表7〜表9は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例3を示している。図13は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図14はその諸収差図、図15はその横収差図であり、図16は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図17はその諸収差図、図18はその横収差図である。表7は面データ、表8は各種データ、表9はレンズ群データである。
この数値実施例3のレンズ構成は、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(表7)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 132.516 3.00 1.83400 37.3
2 47.093 10.67
3 -145.842 2.50 1.59282 68.6
4 1309.010 0.53
5 71.552 6.12 1.84666 23.8
6 153.878 d6
7 226.288 2.00 1.80000 29.9
8 54.086 8.20 1.72916 54.7
9 -128.868 5.00
10 56.963 4.46 1.59282 68.6
11 174.261 1.10
12 35.580 2.00 1.71300 53.9
13 24.126 11.00 1.49700 81.6
14 36.418 d14
15絞 ∞ 2.00
16 -153.763 3.76 1.78472 25.7
17 -37.843 2.00 1.77250 49.6
18 81.567 d18
19 -568.533 9.22 1.49700 81.6
20 -25.197 2.00 1.80000 29.9
21 -38.132 0.10
22 60.712 9.30 1.56883 56.3
23 -50.128 3.81
24 -44.785 2.00 1.72916 54.7
25 109.986 -
(表8)
各種データ
ズーム比(変倍比) 1.89
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 4.6 4.6 4.6
f 82.40 105.00 155.87
W 23.2 18.2 12.3
Y 34.85 34.85 34.85
fB 75.74 81.65 93.99
L 255.60 235.99 219.33
d6 60.96 35.43 6.44
d14 3.32 9.23 21.57
d18 24.82 18.90 6.56
(表9)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -110.22
2 7 63.78
2A 7 128.10
2B 10 139.94
3 16 -69.44
4 19 99.83
[数値実施例4]
図19〜図24と表10〜表12は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例4を示している。図19は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図20はその諸収差図、図21はその横収差図であり、図22は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図23はその諸収差図、図24はその横収差図である。表10は面データ、表11は各種データ、表12はレンズ群データである。
この数値実施例4のレンズ構成は、以下の点を除いて、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(1)第4レンズ群G4が、物体側から順に、像側に凸の正メニスカスレンズ41’、両凸正レンズ42’、及び像側に凸の負メニスカスレンズ43’からなる。
(表10)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 106.037 3.00 1.83400 37.3
2 46.772 9.67
3 -470.825 2.50 1.59282 68.6
4 140.141 3.96
5 67.510 6.12 1.84666 23.8
6 133.571 d6
7 658.785 2.00 1.80000 29.9
8 73.592 7.32 1.72916 54.7
9 -112.953 5.00
10 47.476 3.70 1.75500 52.3
11 75.878 0.20
12 46.450 2.00 1.67003 47.3
13 24.131 11.00 1.49700 81.6
14 66.149 d14
15絞 ∞ 2.00
16 -1754.018 4.27 1.78472 25.7
17 -47.093 2.00 1.80100 35.0
18 160.003 d18
19 -82.120 6.50 1.49700 81.6
20 -33.104 0.10
21 151.923 6.00 1.61800 63.4
22 -157.300 4.60
23 -34.797 2.00 1.80420 46.5
24 -131.985 -
(表11)
各種データ
ズーム比(変倍比) 1.89
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 4.6 4.6 4.6
f 82.40 104.98 155.85
W 22.6 17.9 12.3
Y 34.85 34.85 34.85
fB 68.46 76.50 94.24
L 259.32 237.08 219.05
d6 72.69 42.40 6.64
d14 3.00 11.04 28.78
d18 31.24 23.20 5.46
(表12)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -116.70
2 7 70.39
2A 7 149.41
2B 10 140.16
3 16 -172.14
4 19 466.87
[数値実施例5]
図25〜図30と表13〜表15は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例5を示している。図25は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図26はその諸収差図、図27はその横収差図であり、図28は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図29はその諸収差図、図30はその横収差図である。表13は面データ、表14は各種データ、表15はレンズ群データである。
この数値実施例5のレンズ構成は、以下の点を除いて、数値実施例4のレンズ構成と同様である。
(1)第3レンズ群の正レンズ31が両凸正レンズである。
(2)第4レンズ群の正レンズ41’が両凸正レンズである。
(表13)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 87.305 3.00 1.83400 37.3
2 43.681 10.80
3 -272.981 2.50 1.59282 68.6
4 138.103 3.61
5 66.447 6.12 1.84666 23.8
6 130.317 d6
7 1408.073 2.00 1.74950 35.0
8 49.335 9.39 1.72916 54.7
9 -109.472 5.00
10 66.262 3.36 1.77250 49.6
11 95.504 0.20
12 41.071 2.00 1.70154 41.2
13 25.827 11.06 1.49700 81.6
14 86.020 d14
15絞 ∞ 2.00
16 835.926 5.70 1.74950 35.0
17 -33.625 2.00 1.78800 47.5
18 96.974 d18
19 1666.278 6.75 1.49700 81.6
20 -38.973 4.99
21 135.548 3.99 1.61800 63.4
22 -397.619 4.73
23 -37.534 2.00 1.80420 46.5
24 -311.289 -
(表14)
各種データ
ズーム比(変倍比) 1.89
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 4.6 4.6 4.6
f 82.40 105.00 155.98
W 22.7 18.0 12.3
Y 34.85 34.85 34.85
fB 66.91 73.83 88.81
L 259.32 237.80 219.31
d6 68.64 40.19 6.72
d14 3.00 9.92 24.90
d18 29.58 22.66 7.68
(表15)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -109.78
2 7 67.20
2A 7 147.66
2B 10 126.04
3 16 -119.77
4 19 281.89
各数値実施例の各条件式に対する値を表16に示す。
(表16)
実施例1 実施例2 実施例3
条件式(1) -1.70 -1.80 -1.73
条件式(2) 0.82 0.96 0.92
条件式(3) -5.57 -14.57 -5.96
条件式(4) -1.12 -1.12 -1.16
条件式(5) 1.58 2.01 1.59
実施例4 実施例5
条件式(1) -1.66 -1.63
条件式(2) 1.07 1.17
条件式(3) -6.95 -16.43
条件式(4) -1.28 -1.35
条件式(5) 0.68 0.92
表16から明らかなように、数値実施例1〜数値実施例5は、条件式(1)〜(5)を満足しており、諸収差図及び横収差図から明らかなように諸収差及び横収差は比較的よく補正されている。
本発明の特許請求の範囲に含まれるズームレンズ系に、実質的なパワーを有さないレンズまたはレンズ群を追加したとしても、本発明の技術的範囲を回避したことにはならない。
G1 負の屈折力の第1レンズ群
11 負レンズ
12 負レンズ
13 正レンズ
G2 正の屈折力の第2レンズ群
21 負レンズ
22 正レンズ
23 正レンズ
24 負レンズ
25 正レンズ
G3 負の屈折力の第3レンズ群
31 正レンズ
32 負レンズ
G4 正の屈折力の第4レンズ群
41 正レンズ
42 負レンズ
43 正レンズ
44 負レンズ
41’ 正レンズ
42’ 正レンズ
43’ 負レンズ
S 絞り
I 像面

Claims (7)

  1. 物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群と、負の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群とからなり、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が減少し、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が増大し、第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が減少するズームレンズ系において、
    第2レンズ群は、物体側から順に、負レンズと正レンズの接合レンズからなる正の屈折力の第2Aレンズ群と、正の屈折力の第2Bレンズ群とからなり、
    次の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
    (1)−2.5<f1/f2<−1.6
    (2)0.5<f2A/f2B<1.7
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離、
    f2:第2レンズ群の焦点距離、
    f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
    f2B:第2Bレンズ群の焦点距離。
  2. 請求項1記載のズームレンズ系において、次の条件式(3)を満足するズームレンズ系。
    (3)f2As/f2A<−4.5
    但し、
    f2As:第2Aレンズ群の接合レンズの接合面の焦点距離、
    f2A:第2Aレンズ群の焦点距離。
  3. 物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群と、負の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群とからなり、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が減少し、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が増大し、第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が減少するズームレンズ系において、
    第2レンズ群は、物体側から順に、空気間隔最大の箇所で切り分けられた、正の屈折力の第2Aレンズ群と、正の屈折力の第2Bレンズ群とからなり、
    次の条件式(1)及び(2’)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
    (1)−2.5<f1/f2<−1.6
    (2’)0.7<f2A/f2B<1.3
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離、
    f2:第2レンズ群の焦点距離、
    f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
    f2B:第2Bレンズ群の焦点距離。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のズームレンズ系において、次の条件式(4)を満足するズームレンズ系。
    (4)−2.0<f2A/f1<−0.5
    但し、
    f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
    f1:第1レンズ群の焦点距離。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載のズームレンズ系において、次の条件式(5)を満足するズームレンズ系。
    (5)0.5<f1/f3<2.5
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離、
    f3:第3レンズ群の焦点距離。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載のズームレンズ系において、第2Bレンズ群は、物体側から順に、正レンズ、及び負レンズと正レンズの接合レンズからなるズームレンズ系。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項記載のズームレンズ系と、このズームレンズ系によって形成される像を電気的信号に変換する撮像素子とを備えたことを特徴とする電子撮像装置。
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