JP2014134495A - ペア温度センサ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの測定対象の温度差を正確に測定することができるペア温度センサ、及びそのペア温度センサを効率的に製造することができる、ペア温度センサの製造方法を提供すること。
【解決手段】温度によって電気特性が変化する感温素子を内蔵すると共に一対のリード線22を有する2つの温度センサ2を、上記リード線22を介して一つのコネクタ3に接続することによって一体化したペア温度センサ1。2つの温度センサ2が、同一温度範囲において実質的に同等の電気特性を有する。コネクタ3は、コネクタ3を、接続先である相手側コネクタに対して所定の向きで接続せしめるための位置決め部位を有する。2つの温度センサ2には、互いを区別する相違点を少なくとも1つ設けてある。
【選択図】図5

Description

本発明は、2つの温度センサを一つのコネクタに接続することによって一体化したペア温度センサ、及びその製造方法に関する。
例えば、車両の排気系等に配置され、排気ガス等の温度を測定する温度センサがある。該温度センサは、温度によって電気特性が変化する感温素子を内蔵している。そして、かかる温度センサを2個一組として、2つの温度センサを一つのコネクタに接続することによって一体化したペア温度センサが提案されている(特許文献1)。
該ペア温度センサは、例えば、一対の温度センサを、排ガス浄化用の触媒コンバータの上流側と下流側とにそれぞれ配置して用いることができる。これにより、一対の温度センサによる測定値の差を基にして、上記触媒コンバータにおける触媒の劣化状態を確認することができる。
特開2010−530540号公報
しかしながら、上記ペアセンサにおける一対の温度センサ(感温素子)の温度に対する電気特性が全く同じであっても、上記ペアセンサの車両等への取り付け方を間違える(例えば、触媒コンバータに対する位置を逆に取り付ける)と、2つの測定対象の温度差が逆になり、正確な情報を伝えることができない。また上記ペアセンサを間違えなく正しく車両等に取り付けたとしても、上記ペア温度センサのリード線を制御部側へ接続する際に接続先を間違えると、同様に2つの測定対象の温度差が逆になり、正確な情報を伝えることができなくなる。
また、上記ペア温度センサにおける一対の温度センサ(感温素子)の温度に対する電気特性が大きく異なると、上記ペア温度センサの2つの測定対象の温度差を正確に測定することができない。その一方で、感温素子は、その製造ばらつきによって、温度に対する電気特性にばらつきが生じることがある。すなわち、所定温度に対する電気特性を全く同じにすることは困難であり、任意に選んだ2つの感温素子が、例えば同じ温度に対して異なる出力値を出力することはある。しかし、一つのペア温度センサを構成する2つの温度センサにおける感温素子の電気特性に大きな差が生じていると、上述のごとく2つの測定対象の温度差を正確に測定することができないという問題が生じる。
それゆえ、例えば、触媒コンバータの上流側と下流側との温度差を正確に測定することができず、触媒劣化判定を正確に行うことが困難となるおそれがある。
なお、作製後のペア温度センサを全数検査して、一対の温度センサにおける感温素子の電気特性の差が所定値以下のものを合格として、製品とすることも考えられるが、この場合には、製品歩留まりを高くすることができず、高い生産効率を得ることは困難である。
更に、上記ペア温度センサのリード線を一つのコネクタへ組付ける際、リード線の接続位置を間違えると、同様に2つの測定対象の温度差が逆になり、正確な情報を伝えることができなくなる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、2つの測定対象の温度差を正確に測定することができるペア温度センサを効率的に製造することができる、ペア温度センサ及びその製造方法を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、温度によって電気特性が変化する感温素子を内蔵すると共に一対のリード線を有する2つの温度センサを、上記リード線を介して一つのコネクタに接続することによって一体化したペア温度センサであって、
上記2つの温度センサが、同一温度範囲において実質的に同等の電気特性を有し、
上記コネクタは、該コネクタを、接続先である相手側コネクタに対して所定の向きで接続せしめるための位置決め部位を有し、
かつ、上記2つの温度センサには、互いを区別する相違点を少なくとも1つ設けてあることを特徴とするペア温度センサ(請求項1)。
本発明の他の態様は、温度によって電気特性が変化する感温素子を内蔵すると共に一対のリード線を有する2つの温度センサを、上記リード線を介して一つのコネクタに接続することによって一体化したペア温度センサを製造する方法であって、
多数の上記感温素子を作製する素子作製工程と、
上記多数の感温素子を、所定温度に対する電気特性の相違によって複数のクラスに分けるクラス分け工程と、
上記複数のクラスのうちの同じクラスから2つの上記感温素子を任意に選択する選択工程と、
該選択工程において選択した2つの上記感温素子を用いて上記ペア温度センサを組み立てる組立工程とを有することを特徴とするペア温度センサの製造方法(請求項8)。
上記ペア温度センサは、2つの温度センサが同一温度範囲において実質的に同等の電気特性を有するため、2つの測定対象の温度差を正確に測定することができる。
また、上記コネクタに上記位置決め部位が設けてあるため、上記相手側コネクタとの間の誤接続を防止し、該2つの温度センサの信号を各々の信号に対応する所定の接続線に正しく接続することができる。
そして、上記2つの温度センサには、互いを区別する上記相違点を少なくとも1つ設けている。そのため、上記2つの温度センサを、それぞれ車両等の所定位置に装着する際、誤組付けを防止することができる。すなわち一方の温度センサを組み付けるべき箇所に、他方の温度センサを組み付けてしまうという誤組付けを防ぎ、2つの温度センサをそれぞれ正しく所定位置に組み付けることができる。
以上のごとく、本発明によれば、一つのペアセンサを構成する2つの温度センサを正しく所定位置に組付け、2つの測定対象の温度差を正確に測定し、一つのコネクタを介して車両等へ接続することができる、ペア温度センサを提供することができる。
上記ペア温度センサの製造方法は、上記クラス分け工程と上記選択工程とを有する。これにより、上記素子作製工程において作製した多数の上記感温素子のうち、電気特性の近い一対の感温素子を用いて、上記組立工程においてペア温度センサを製造することができる。そのため、一つのペア温度センサは、一対の上記温度センサにおける感温素子を、電気特性の近いものとすることができる。その結果、一対の温度センサによる2つの測定対象の温度差を、正確に測定することができる。
また、製造途中において、上記クラス分け工程及び上記選択工程を行うため、得られるペア温度センサの歩留まりを向上させることができ、生産効率を向上させることができる。
以上のごとく、本発明によれば、2つの測定対象の温度差を正確に測定することができるペア温度センサを効率的に製造することができる、ペア温度センサの製造方法を提供することができる。
実施例1における、ペア温度センサの全体図。 実施例1における、温度センサの断面図。 実施例1における、クラス分けの説明図。 実施例2における、クラス分けの説明図。 実施例3における、ペア温度センサの全体図。 実施例3における、(a)コネクタの基端部の断面図、(b)相手側コネクタの断面図。 実施例3における、(a)コネクタの先端部の平面図、(b)側面図。 実施例4における、ネジ部に互いの相違点を有する4種類のニップルの側面図。 実施例4における、六角部に互いの相違点を有する3種類のニップルの側面図及び平面図。 実施例5における、刻印に互いの相違点を有する2種類の温度センサの一部の側面図。 実施例6における、光学読取コードを付した温度センサの一部の側面図。 実施例7における、形状や寸法に互いの相違点を有する2種類の感温部の側面図。 実施例8における、形状に互いの相違点を有する3種類のリブの側面図。 実施例9における、形状に互いの相違点を有する3種類の保護チューブの側面図。 実施例10における、表面に互いの相違点を有する2種類の保護チューブの側面図。 実施例11における、模様や付属品に互いの相違点を有する6種類のリード線の側面図。 実施例12における、バンドによってリード線のワイヤーチューブを束ねたペア温度センサの全体図。
上記ペア温度センサにおいて、少なくとも200℃以上850℃以下の測定温度範囲で、同一温度に対する上記2つの温度センサの指示温度差が5℃以下であることが好ましい(請求項2)。この場合には、充分な温度範囲において、2つの測定対象の温度差の測定精度を高くすることができる。
また、上記2つの温度センサの上記相違点は、上記リード線の長さの相違とすることができる(請求項4)。この場合には、識別しやすい相違点を容易に設けることができる。
また、上記2つの温度センサの上記相違点は、上記温度センサを測定箇所に締結するためのニップルの形状の相違とすることもできる(請求項5)。この場合には、識別しやすい相違点を構成することができる。特に、上記ニップルにおけるネジ部の直径やネジピッチ等を上記相違点とすることで、誤組付けを確実に防止することができる。
また、上記2つの温度センサの上記相違点は、少なくとも一方の上記温度センサに付した、外観上識別可能な刻印とすることもできる(請求項6)。この場合には、2つの温度センサの形状や寸法を変えることなく上記相違点を設けることができるため、部品の種類を低減することができる。その結果、製造コストを低減することができる。
なお、上記刻印は、上記2つの温度センサのうちの一方に付して、他方に付さないことによって、上記相違点としてもよいし、双方に異なる刻印を付して上記相違点としてもよい。
また、上記2つの温度センサの上記相違点は、上記温度センサに付した光学読取コードとすることもできる(請求項7)。この場合には、上記光学読取コードを機械で読み取ることとなり、上記2つの温度センサを確実に識別することができる。また、上記ペア温度センサの組み立て又は上記ペア温度センサの取り付けの自動化もしやすくなる。
なお、上記光学読取コードとしては、例えばQRコード(株式会社デンソーウェーブの登録商標)、バーコード等を用いることができる。
また、上記ペア温度センサの製造方法において、上記クラス分け工程は、上記多数の感温素子を2つにクラス分けしてもよいし、3つ以上にクラス分けしてもよい。
また、上記クラス分け工程は、上記素子作製工程の直後に行ってもよいし、上記素子作製工程の後に他の工程を挟んで上記クラス分け工程をおこなってもよい。すなわち、クラス分け工程においては、上記素子作製工程において作製された上記感温素子を、そのままの状態で電気特性を調べてクラス分けすることもできる。また、クラス分け工程においては、上記素子作製工程において作製された上記感温素子を用いて、上記温度センサ又はそのサブアッシーを組み立て、この温度センサ又はサブアッシーの状態で電気特性を調べてクラス分けすることもできる。
ただし、上記温度センサ又は上記サブアッシーを組み立てる前に、上記感温素子の状態で上記クラス分け工程を行うことが好ましい。すなわち、上記クラス分け工程は、上記感温素子を上記温度センサに組み込む前の段階において行うことが好ましい(請求項9)。この場合には、上記組立工程において上記ペア温度センサを組み立てる際に、上記選択工程で選択した2つの感温素子を確実に組み合わせることができる。すなわち、上記クラス分け工程を、上記感温素子を上記温度センサに組み込む前の段階において行うことにより、一対の温度センサが一体化される前の段階で、クラス分けされた感温素子を組み込んだ温度センサ又はサブアッシーに識別手段を設けることもできる。これにより、上記組立工程における誤組み付けを防ぐことができる。
また、上記感温素子は、温度によって電気抵抗が変化するサーミスタ素子とすることができる(請求項3、請求項10)。この場合には、温度による電気抵抗特性が近い上記感温素子同士を一対の温度センサに用いることができ、測定精度に優れたペア温度センサを効率的に得ることができる。
なお、上記感温素子は、上記サーミスタ素子以外にも、例えば白金(Pt)等よりなる測温抵抗体や熱電対等とすることもできる。また、上記感温素子として、熱電対を用いる場合には、上記電気特性は、電圧(起電力)となる。
また、上記クラス分け工程においては、上記多数の感温素子を、互いに異なる2つの所定温度のそれぞれに対する電気特性の組合せの相違によって4つ以上のクラスに分けることもできる(請求項11)。この場合には、広い温度範囲において、より測定精度に優れたペア温度センサを得ることができる。
なお、互いに異なる2つの所定温度は、測定対象の温度範囲等によって、適宜設定することができるが、互いの温度差は充分に大きいことが好ましい。また、上記クラス分け工程においては、各所定温度に対する電気特性を2つずつ以上に分けることができるため、上述のように感温素子を4つ以上のクラスに分けることとなるが、例えば、6個、8個、9個のクラスに分けることもできる。ただし、クラス分けの煩雑さや誤組み付けの生じやすさと、クラスの細分化によるペア温度センサの温度差測定精度の向上効果とを勘案すると、4つのクラスに分けることが特に好ましいと言える。
また、互いに異なる3つ以上の所定温度のそれぞれに対する電気特性の組合せの相違によってクラス分けすることも考えられる。ただし、上記と同様の理由により、上記所定温度は、3つ以上とするよりも、2つとすることが好ましい。
(実施例1)
上記ペア温度センサの製造方法は、図1、図2に示すごとく、2つの温度センサ2を、リード線22を介して一つのコネクタ3に接続することによって一体化したペア温度センサ1を製造する方法である。
各温度センサ2は、図2に示すごとく、温度によって電気特性が変化する感温素子21を内蔵すると共に一対のリード線22を有する。
そして、上記ペア温度センサの製造方法は、以下の素子作製工程とクラス分け工程と選択工程と組立工程とを有する。
上記素子作製工程においては、多数の感温素子21を作製する。上記クラス分け工程においては、多数の感温素子21を、所定温度に対する電気特性の相違によって複数のクラスに分ける。上記選択工程においては、複数のクラスのうちの同じクラスから2つの感温素子21を任意に選択する。上記組立工程においては、上記選択工程において選択した2つの感温素子21を用いてペア温度センサ1を組み立てる。
本例において、感温素子21は、温度によって電気抵抗が変化するサーミスタ素子である。そして、図2に示すごとく、感温素子21に設けられた一対の電極線211に、シースピン23に保持された一対の信号線231の先端が接続されている。そして、シースピン23の基端において、一対の信号線231に、接続部材221を介してリード線22が接続されている。また、温度センサ2は、感温素子21を先端側から覆う素子カバー24を有する。素子カバー24の基端部は、シースピン23の外周に溶接されている。なお、本明細書において、感温素子21が設けられた側を先端側、その反対側を基端側とする。
シースピン23は、リブ25によって外周側から保持されている。また、シースピン23とリード線22とを接続する接続部材221は、保持部材26によって保持されている。そして、保持部材26の外周側に保護チューブ27が配設されている。保護チューブ27の先端部にリブ25が固定されている。また、リブ25の基端側において、保護チューブ27の外周に、車両等への取付けを行なうニップル28が設けてある。
温度センサ2は、一対のリード線22を基端側へ突出してなる。そして、図1に示すごとく、2個の温度センサ2がそれぞれのリード線22を一つのコネクタ3に接続することにより一体化されて、本例のペア温度センサ1が構成されている。なお、一対のリード線22は、その両端部を除いて、ワイヤーチューブ220に覆われている。
このようなペア温度センサ1を多数製造するにあたり、まず、上記素子作製工程において、多数の感温素子21を作製する。感温素子21は、一対の電極線211を固定した状態で作製される。また、感温素子21は、ガラス等からなる封止材によって封止された状態で作製されてもよい。
このように多数得られた感温素子21を、上記クラス分け工程において、所定温度に対する電気特性の相違によって複数のクラスに分ける。本例は、感温素子21としてサーミスタ素子を用いているため、クラス分け工程においては、所定温度に対する電気抵抗の相違によって複数のクラスに感温素子21を分けることとなる。
具体的には、例えば所定温度Tにおける感温素子21の電気抵抗値Rnを、上記多数の感温素子21のそれぞれについて測定する。ここで、温度Tにおける感温素子21の電気抵抗値Rnの狙い値をRsとして感温素子21を作製しても、製造ばらつき等により、各感温素子21の電気抵抗値Rnには多少のばらつきが生じる。そして、各電気抵抗値Rnは、Rn>Rmax、Rmax≧Rn≧Rs、Rs>Rn≧Rmin、Rmin>Rnのいずれか一つの場合に分類される。ここで、Rmaxは電気抵抗値Rnの規格値の上限であり、Rminは電気抵抗値Rnの規格値の下限である。それゆえ、Rn>Rmax 又はRmin>Rnとなる感温素子21については、規格外として製品には採用しない。すなわち、Rmax≧Rn≧Rminを満たす感温素子21を良品として採用し、これらの感温素子21を、図3に示すごとく、Rmax≧Rn≧Rsを満たすクラスであるクラスAと、Rs>Rn≧Rminを満たすクラスであるクラスBとに分類する。
同図は、所定温度Tにおける感温素子21の電気抵抗値Rnを縦軸にとり、クラスAの感温素子21とクラスBの感温素子21とが上記所定温度Tに対してそれぞれ示し得る電気抵抗値Rnの範囲を、それぞれ表したものである。すなわち、同図中、両矢印Aにて表した範囲が、クラスAの感温素子21が所定温度Tに対して示し得る電気抵抗値Rnの範囲であり、両矢印Bにて表した範囲が、クラスBの感温素子21が所定温度Tに対して示し得る電気抵抗値Rnの範囲である。
このように、上記クラス分け工程は、感温素子21を温度センサ2に組み込む前の段階において行う。なお、上記所定温度Tは、例えば850℃とすることができる。この所定温度Tは、ペア温度センサ1の測定対象の温度領域等に基づいて適宜設定される。また、上記Rmax、Rminは、例えば、Rmax=1.1Rs、Rmin=0.9Rs程度とすることができる。
次いで、上記選択工程において、同じクラスから2つの感温素子21を任意に選び、それらを対の感温素子21とする。すなわち、例えば、クラスAから2つの感温素子21を選んでペアとしたり、クラスBから2つの感温素子21を選んでペアとしたりする。逆に言うと、クラスAとクラスBとからそれぞれ1つずつ感温素子21を選んでペアとすることはしない。
その結果、クラスAの感温素子21同士からなるペアと、クラスBの感温素子21同士からなるペアとが得られる。
次いで、上記組立工程において、上記ペアの感温素子21を用いて、図1に示す一つのペア温度センサ1を製造する。
すなわち、まず、感温素子21を、電極線211においてシースピン23の信号線231に接続するなど、他の構成部品と共に温度センサ2(図2)を組み立てる。
さらに、組立工程においては、2つの温度センサ2を、リード線22において一つのコネクタ3に接続することにより一体化して、ペア温度センサ1を得る。すなわち、コネクタ3に設けた二対の端子に対して、二対のリード線22をそれぞれ接続する。コネクタ3において4つの端子の中の対となる端子は決まっているため、対となっている2つの端子に対して、一つの温度センサ2の一対のリード線22が接続される必要がある。すなわち、対となっている2つの端子に、異なる温度センサ2のリード線22の一方ずつを接続してしまうという誤接続は確実に防止されなければならない。そこで、例えば、コネクタ3には、一対の端子と他の一対の端子との間に仕切板を設けるなど、リード線22の上記誤接続を防止する手段を設けることが好ましい(後述する実施例3参照)。
以上の工程を経て、多数のペア温度センサ1が得られる。
得られたペア温度センサ1は、例えば、車両の排気系における触媒コンバータの上流側と下流側との温度差の測定に用いることができる。すなわち、ペア温度センサ1における一方の温度センサ2を触媒コンバータの上流側に配置し、他方の温度センサ2を触媒コンバータの下流側に配置する。これにより、触媒コンバータの上流側の温度と下流側の温度とを、それぞれ一対の温度センサ2によって測定することができる。
この一対の温度センサ2によって検出された温度情報は、リード線22からコネクタ3を介して、ECU(エンジンコントロールユニット)等の制御部へ送られる。そして、一対の温度センサ2によって検出された温度の差を基に、触媒コンバータの触媒の劣化状態を判定することができる。例えば、一対の温度センサ2による検出温度の温度差が所定値以上である場合には、触媒が充分に活性しており、劣化していないと判断することができる。一方、上記温度差が所定値未満の場合には、触媒が充分に活性しておらず、劣化していると判断することができる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記ペア温度センサの製造方法は、上記クラス分け工程と上記選択工程とを有する。これにより、上記素子作製工程において作製した多数の感温素子21のうち、電気特性の近い一対の感温素子21を用いて、上記組立工程においてペア温度センサ1を製造することができる。そのため、一つのペア温度センサ1は、一対の温度センサ2における感温素子21を、電気特性の近いものとすることができる。その結果、一対の温度センサ2による2つの測定対象の温度差を、正確に測定することができる。
すなわち、ペア温度センサ1を組み立てる際に、上記クラス分け工程においてクラス分けされたクラスAとクラスBとのいずれか一方から、2個の感温素子21を選択してペアとするため、このペアの感温素子21同士では、電気特性を近いものとすることができる。
すなわち、図3から分かるように、クラスAの感温素子21同士の間では、最大でも、電気抵抗値Rnの差は、Rmax−Rsである。また、クラスBの感温素子21同士の間では、最大でも、電気抵抗値Rnの差は、Rs−Rminである。これに対して、仮に、上記クラス分け工程と上記選択工程とがない場合には、電気抵抗値Rnの差は、後述する比較例に示すように、最大で、Rmax−Rminとなり得る。
したがって、上記クラス分け工程と上記選択工程とを行うことにより、ペアとなる感温素子21の所定温度Tに対する電気抵抗値Rnの差を、半減させることが可能となる。その結果、一対の温度センサ2による2つの測定対象の温度差の測定精度を向上させることができる。
また、製造途中において、上記クラス分け工程及び上記選択工程を行うため、得られるペア温度センサ1の歩留まりを向上させることができ、生産効率を向上させることができる。
特に、上記クラス分け工程は、感温素子21を温度センサ2に組み込む前の段階において行うことにより、上記組立工程においてペア温度センサ1を組み立てる際に、上記選択工程で選択した2つの感温素子21を確実に組み合わせることができる。
以上のごとく、本例によれば、2つの測定対象の温度差を正確に測定することができるペア温度センサを効率的に製造することができる、ペア温度センサの製造方法を提供することができる。
(比較例)
本例は、実施例1にかかるペア温度センサの製造方法におけるクラス分け工程と選択工程とがない場合のペア温度センサの製造方法の例である。
すなわち、本例の場合、上記素子作製工程において得られた多数の感温素子のうちから任意の2つを選んで、ペア温度センサを組み立てることとなる。それゆえ、実施例1におけるクラスAの感温素子とクラスBの感温素子とが混在した中から、任意に2つの感温素子をペアとして選択することとなる。
図3に示すごとく、クラスAの感温素子とクラスBの感温素子とが混在した中には、所定温度Tにおける電気抵抗値RnがRmin〜Rmaxの範囲の何れの値をも取り得る(両矢印Z)。それゆえ、この中から任意に2つの感温素子を選択してペアとすると、両者の所定温度Tに対する電気抵抗値Rnの差は、最大で、Rmax−Rminとなり得る。この場合、このような2つの感温素子をペアとしたペア温度センサは、一対の温度センサによって検出できる温度差の精度が低くなる。
これに対して、上記実施例1にかかるペア温度センサ1によれば、上述のごとく、所定温度Tに対する一対の温度センサ2の電気抵抗値Rnの差は、最大でも、Rmax−Rs、若しくはRs−Rminに収まる。それゆえ、ペア温度センサ1による温度差の測定精度を向上させることができる。
(実施例2)
本例は、図4に示すごとく、クラス分け工程において、多数の感温素子21を、互いに異なる2つの所定温度T1、T2のそれぞれに対する電気特性の組合せの相違によって4つ以上のクラスに分ける例である。
すなわち、上記クラス分け工程においては、多数の感温素子21のそれぞれについて、所定温度T1に対する電気抵抗値R1nと、所定温度T2に対する電気抵抗値R2nとを測定する。
そして、R1n>Rmax、Rmin>R1n、R2n>Rmax、Rmin>R2nのいずれかに該当する感温素子21は、規格外として製品には採用しない。すなわち、R1max、R2maxはそれぞれ電気抵抗値R1n、R2nの規格値の上限であり、R1min、R2minはそれぞれ電気抵抗値R1n、R2nの規格値の下限である。それゆえ、R1max≧R1n≧R1min と R2max≧R2n≧R2min とを満たす感温素子21を良品として採用する。
そして、これらの感温素子21を、図4に示す4つのクラスC、D、E、Fに分類する。クラスCは、R1max≧R1n≧R1s 及び R2max≧R2n≧R2sを満たすクラスである。クラスDは、R1max≧R1n≧R1s 及び R2s>R2n≧R2min を満たすクラスである。クラスEは、R1s>R1n≧R1min 及び R2max≧R2n≧R2sを満たすクラスである。クラスFは、R1s>R1n≧R1min 及び R2s>R2n≧R2minを満たすクラスである。ここで、R1sは、温度T1における感温素子21の電気抵抗値の狙い値であり、R2sは、温度T2における感温素子21の電気抵抗値の狙い値である。
上記2つの所定温度T1、T2は、例えばT1=200℃、T2=850℃とすることができる。所定温度T1、T2は、ペア温度センサ1の測定対象の温度範囲等に基づいて適宜設定されるが、T1とT2との差は、充分に大きいことが望ましい。
そして、選択工程において、上記4つのクラスC、D、E、Fのうちの同じクラスから2つの感温素子21を任意に選択する。また、組立工程において、同じクラスの2つの感温素子21を用いてペア温度センサ1を組み立てる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、広い温度範囲において、より測定精度に優れたペア温度センサを得ることができる。すなわち、感温素子21の電気抵抗値は温度によって変化するが、その狙い値とのずれ量も温度によって変化し得る。つまり、例えば、温度T1における電気抵抗値R1nが、狙い値であるR1sよりも小さくても、温度T2における電気抵抗値R2nが、狙い値であるR2sよりも大きい場合がある。
それゆえ、クラス分け工程において、例えば、温度T1における電気抵抗値R1nのみでクラス分けを行った場合、温度T1付近においてはペア温度センサ1による2つの測定対象の温度差の測定精度が高くても、温度T2付近においては上記測定精度が低くなってしまうこともあり得る。そこで、2つの所定温度T1、T2における感温素子21の電気特性(電気抵抗値)を用いて、感温素子21を4つのクラスに分けることにより、広い温度範囲において、2つの測定対象の温度差の検出精度を向上させることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図5〜図7に示すごとく、2つの温度センサ2を、リード線22を介して一つのコネクタ3に接続することによって一体化したペア温度センサ1であって、2つの温度センサ2に、互いを区別する相違点を少なくとも1つ設けたペア温度センサ1の例である。
上記ペア温度センサ1の2つの温度センサ2は、同一温度範囲において実質的に同等の電気特性を有する。このようなペア温度センサ1は、実施例1又は実施例2にかかるペア温度センサの製造方法によって得ることができる。
また、コネクタ3は、該コネクタ3を、接続先である相手側コネクタ4に対して所定の向きで接続せしめるための位置決め部位を有する。本例において、位置決め部位は後述するキー溝33である。
そして、2つの温度センサ2には、上述のごとく、互いを区別する相違点を少なくとも1つ設けてある。この相違点は、本例においては、図5に示すごとく、リード線22の長さの相違である。これは、一対のリード線22を被覆するワイヤーチューブ220の長さの相違とも言える。
上記2つの温度センサ2は、少なくとも200℃以上850℃以下の測定温度範囲で、同一温度に対する指示温度差が5℃以下である。すなわち、上記測定温度範囲において、仮に同一温度の測定対象を上記2つの温度センサによって測定したとき、それぞれが指し示す指示温度は、同等であって、その差は5℃以下である。
また、本例においても、感温素子21はサーミスタ素子である。その他、温度センサ2の基本構成は、実施例1と同様である。
また、図6に示すごとく、コネクタ3は、相手側コネクタ4との接続側である基端部の形状が、相手側コネクタ4に対して所定の向きでのみ接続できるような形状となっている。図6(a)に示すごとく、コネクタ3は、二対のリード線22に電気的に接続された4つの突出端子31を有する。コネクタ3の基端部は、4つの側壁部32の内側に、基端側へ開口した開口凹部33を形成してなり、該開口凹部33に4つの突出端子31が配置されている。
4つの突出端子31のうちの2本の突出端子311がペア温度センサ1における一方の温度センサ2に電気的に接続され、他の2本の突出端子312が他方の温度センサ2に電気的に接続されている。
そして、4つの側壁部32のうちの一つには、2つのキー溝33が開口凹部32側に形成されている。キー溝33は、コネクタ3と相手側コネクタ4との接続方向に平行に形成されている。
また、図6(b)に示すごとく、相手側コネクタ4には、コネクタ3の基端部の形状に対応する形状に形成されている。すなわち、相手側コネクタ4は、上記4本の突出端子31を挿嵌する4つの端子穴41を有する。4つの端子穴41のうちの2つの端子穴411がペア温度センサ1における一方の温度センサ2に電気的に接続されるべき端子穴であり、他の2つの端子穴412が他方の温度センサ2に電気的に接続さるべき端子穴である。
そして、相手側コネクタ4の一つの側面に、上記キー溝33に噛み合うキー凸部42が形成されている。
また、コネクタ3は、図7に示すごとく、リード線22を接続する側である先端部に、4つの先端側端子34を有する。各先端側端子34は、コネクタ3内において、それぞれ各突出端子31に電気的に接続されている。4つの先端側端子34のうちの2つの先端側端子341は、ペア温度センサ1における一方の温度センサ2のリード線22に接続され、他の2つの先端側端子342は、他方の温度センサ2のリード線22に接続される。
そして、2つの先端側端子341と他の2つの先端側端子342との間には、仕切板35が形成されている。これにより、ペア温度センサ1を組み立てるにあたり、2つの温度センサ2のリード線22をコネクタ3に接続する際、一方の温度センサ2のリード線22と、他方の温度センサ2のリード線22とが、仕切板35を挟んで両側に配置されるようにしている。すなわち、仕切板35の存在により、コネクタ3に接続すべき2対のリード線22が互いに入り乱れることなく、所定の位置に配置されやすくなっている。
なお、一つの温度センサ2の一対のリード線22は、仕切板35によって互いに隔てられていない2つの先端側端子34の何れに接続されてもよい。それは、本例において、感温素子21がサーミスタからなるため、一対の電極に極性はないためである。この事情は、例えば白金側温抵抗体等の側温抵抗体を感温素子21として用いた場合にも同様である。これに対し、熱電対を感温素子21として用いる場合には、一つの温度センサ2の一対のリード線22のそれぞれについても、所定の先端側端子34に接続する必要があり、両者が入れ替わることを防ぐ必要がある。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例のペア温度センサ1は、2つの温度センサ2が同一温度範囲において実質的に同等の電気特性を有するため、2つの測定対象の温度差を正確に測定することができる。
また、コネクタ3に位置決め部位(キー溝33)が設けてあるため、相手側コネクタ4との間の誤接続を防止し、2つの温度センサ2の信号を各々の信号に対応する所定の接続線に正しく接続することができる。
つまり、例えば軸方向を中心に180°回転した状態で、コネクタ3と相手側コネクタ4とを接続しようとしても、相手側コネクタ4のキー凸部42がコネクタ3の側壁部32に干渉する。それゆえ、コネクタ3と相手側コネクタ4とは、確実に正しい向きで互いに接続されることとなる。その結果、2つの温度センサ2は、接続されるべきECU等の制御部における所定の端子にそれぞれ確実に接続されることとなる。
そして、2つの温度センサ2には、互いを区別する相違点(リード線22の長さの相違)を設けている。そのため、2つの温度センサ2を、それぞれ車両等の所定位置に装着する際、誤組付けを防止することができる。すなわち一方の温度センサ2を組み付けるべき箇所に、他方の温度センサ2を組み付けてしまうという誤組付けを防ぎ、2つの温度センサ2をそれぞれ正しく所定位置に組み付けることができる。
例えば、2つの温度センサ2の測定対象が、それぞれ触媒コンバータの上流側の温度と下流側の温度である場合において、触媒コンバータの上流側に組み付けるべき温度センサ2(以下において、適宜「第1の温度センサ2」という。)と下流側に組み付けるべき温度センサ2(以下において、適宜「第2の温度センサ2」という。)とを、上記相違点によって容易に識別することができる。それゆえ、これらの温度センサ2を車両の排気系に組み付ける際に、装着位置を逆にするなどの誤組み付けを防ぐことができる。
また、少なくとも200℃以上850℃以下の測定温度範囲で、同一温度に対する上記2つの温度センサ2の指示温度差が5℃以下である。それゆえ、充分な温度範囲において、2つの測定対象の温度差の測定精度を高くすることができる。
また、2つの温度センサ2の上記相違点は、リード線22の長さの相違である。そのため、識別しやすい相違点を容易に設けることができる。
以上のごとく、本例によれば、一つのペアセンサを構成する2つの温度センサを正しく所定位置に組付け、2つの測定対象の温度差を正確に測定し、一つのコネクタを介して車両等へ接続することができる、ペア温度センサを提供することができる。
(実施例4)
本例は、図8、図9に示すごとく、2つの温度センサ2の上記相違点を、温度センサを測定箇所に締結するためのニップル28の形状の相違とした例である。
ニップル28は、図2に示すごとく、内側に保護チューブ27を挿通保持する部品であって、図8、図9に示すごとく、その外周面にネジ部281と、六角部282とを有する。これにより、測定箇所に設けた雌ネジ部に、上記ネジ部281を螺合して、測定箇所に温度センサ2を固定することができるよう構成されている。
そして、2つの温度センサ2におけるニップル28の形状の相違点は、例えば、ネジ部281のネジ径や、ネジピッチ、軸方向長さ等とすることができる。すなわち、例えば、上記第1の温度センサ2を、図8(a)に表すニップル28を有するものとしたとき、上記第2の温度センサ2を、図8(b)に示すようなネジ径の異なるニップル28を有するものとしたり、図8(c)に示すようなネジピッチの異なるニップル28を有するものとしたり、図8(d)に示すようなネジ長さの異なるニップル28を有するものとしたりすることができる。
或いは、2つの温度センサ2におけるニップル28の形状の相違点を、例えば、図9(a)、(b)、(c)に示すごとく、六角部282の軸方向の幅や六角二面幅W等とすることもできる。ここで、六角二面幅Wとは、図9(a)、(c)に示すごとく、六角部282における互いに平行な一対の側面の間の幅をいう。
その他は、実施例3と同様である。なお、本例において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、識別しやすい相違点を構成することができる。特に、上記ニップル28におけるネジ部281の直径やネジピッチ、六角二面幅W等を上記相違点とすることで、誤組付けを確実に防止することができる。
その他、実施例3と同様の作用効果を有する。
(実施例5)
本例は、図10に示すごとく、2つの温度センサ2の相違点を、温度センサ2に付した、外観上識別可能な刻印11とすることもできる。
本例においては、上記刻印11は、保護チューブ27におけるニップル28から露出した部分の外表面に形成してある。刻印11は、金属からなる保護チューブ27の一部を窪ませて、図10(a)、(b)に示すごとく、例えば文字や記号等とすることができる。
また、刻印11は、2つの温度センサ2のうちの一方に付して、他方に付さないことによって、上記相違点としてもよい。
その他は、実施例3と同様である。なお、本例において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、2つの温度センサ2の形状や寸法を変えることなく相違点を設けることができるため、部品の種類を低減することができる。その結果、製造コストを低減することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、図11に示すごとく、2つの温度センサ2の相違点を、温度センサ2に付した光学読取コード12とすることもできる。
本例においては、光学読取コード12は、保護チューブ27におけるニップル28から露出した部分の外表面に印刷してある。すなわち、例えば、ペア温度センサ1において、第1の温度センサ2と、上記第2の温度センサ2とに、異なる光学読取コード12を付す。
光学読取コード12としては、例えばQRコード(株式会社デンソーウェーブの登録商標)、バーコード等を用いることができる。
その他は、実施例3と同様である。なお、本例において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、光学読取コード12を機械で読み取ることとなり、2つの温度センサ2を確実に識別することができる。また、ペア温度センサ1の組み立て又はペア温度センサ1の取り付けの自動化もしやすくなる。
その他、実施例3と同様の作用効果を有する。
(実施例7)
本例においては、図12に示すごとく、2つの温度センサ2の感温部29を、同じ長さ、形状、構造等とした例である。
ここで、感温部29とは、リブ25から先端側へ突出した部分であって、リブ25の先端よりも先端側のシースピン23とその先端部に設けた保護カバー24とを含む部分をいうものとする。
すなわち、例えば、上記第1の温度センサ2を、図12(a)に表す感温部29を有するものとしたとき、上記第2の温度センサ2の感温部29についても同様の形状とする。しかし、上記第2の温度センサ2を、図12(b)に示すような長さの異なる感温部29を有するものとしたり、図12(c)に示すような太さの異なる感温部29を有するものとしたりはしない。その理由は、感温部形状が異なると2つの温度センサ2の測定位置(深さ)や熱容量が異なってしまい、温度差の測定精度が低下するからである。
あるいは、図12(d)に示すように、上記2つの温度センサ2に振動抑制パイプ291を設けてもかまわない。しかし、上記2つの温度センサ2の感温部29の構造を異ならせない。なお、振動抑制パイプ291は、リブ25に基端部を固定すると共に、先端部をシースピン23の所定の位置における外周面に対向配置させることにより、シースピン23の振動を抑制し、ひいては感温素子21の振動を抑制するよう構成されている。
その他は、実施例3と同様である。なお、本例において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、2つの温度センサ2の感温部29を同じ形状等としているため、それ以外の構成によって、2つの温度センサ2の相違点を設けることとなる。これにより、実施例3と同様の作用効果を奏することができる。
(実施例8)
本例は、図13に示すごとく、2つの温度センサ2の相違点を、リブ25の形状とした例である。
すなわち、例えば、上記第1の温度センサ2を、図13(a)に表すリブ25を有するものとしたとき、上記第2の温度センサ2を、図13(b)に示すような直径の異なるリブ25を有するものとしたり、図13(c)に示すような座面251の形状の異なるリブ25を有するものとしたりすることができる。ここで、座面251とは、温度センサ2が取り付けられる締結箇所に対して軸方向先端側へ圧接する面である。そして、図13(a)に示すリブ25においては、座面251がテーパ状となっており、図13(c)に示すリブ25においては、座面251が軸方向に直交する平坦面となっている。
その他は、実施例3と同様である。なお、本例において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合にも、実施例3と同様の作用効果を奏することができる。
(実施例9)
本例は、図14に示すごとく、2つの温度センサ2の相違点を、保護チューブ27における、ニップル28よりも基端側へ突出した部分の形状とした例である。
すなわち、例えば、上記第1の温度センサ2を、図14(a)に表すようなストレート形状の保護チューブ27を有するものとしたとき、上記第2の温度センサ2を、図14(b)、(c)に示すような屈曲部272を設けた形状の保護チューブ27を有するものとすることができる。
また、上流側と下流側の温度センサ2を図14(b)、(c)に示すように、屈曲部272の屈曲角度の相違によって区別することもできる。
あるいは、図14(a)の態様において、ニップル28から基端側への保護チューブ27の突出長さの相違によって区別したり、図14(b)、(c)の態様において屈曲部272から基端側の部分の長さの相違によって区別したりすることもできる。
その他は、実施例3と同様である。なお、本例において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合にも、実施例3と同様の作用効果を奏することができる。
(実施例10)
本例は、図15に示すごとく、2つの温度センサ2の相違点を、保護チューブ27の表面仕上げ状態の相違とした例である。
すなわち、図15(a)、(b)に示すごとく、例えば、保護チューブ27の表面の光沢の違い等によって、2つの温度センサ2を区別できるようにすることができる。
その他は、実施例3と同様である。なお、本例において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合にも、実施例3と同様の作用効果を奏することができる。
(実施例11)
本例は、図16に示すごとく、2つの温度センサ2の相違点を、リード線22又は一対のリード線22を覆うワイヤーチューブ220の外観とした例である。
リード線22又はワイヤーチューブ220の外観の相違としては、例えば、模様、色彩、付属品の有無、形状、取り付け位置、取り付け個数等とすることができる。
例えば、上記第1の温度センサ2と上記第2の温度センサ2との相違点を、図16(a)、(b)のように、ワイヤーチューブ220に付した模様131の相違とすることができる。また、上記相違点を、図16(c)、(d)のように、ワイヤーチューブ220に付した付属品であるバンド133やブラケット134等の色、形状、取り付け位置、取り付け個数等の相違とすることもできる。あるいは、上記相違点を、図16(e)、(f)のように、ワイヤーチューブ220に付した付属品である熱収縮チューブ135やフレックスガード136の色、形状、取り付け位置、取り付け個数等の相違とすることもできる。
その他は、実施例3と同様である。なお、本例において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合にも、実施例3と同様の作用効果を奏することができる。
(実施例12)
本例は、図17に示すごとく、2つの温度センサ2のワイヤーチューブ220をバンド14によって束ねたペア温度センサ1の例である。
各ワイヤーチューブ220は各温度センサ2の一対のリード線22を束ねて覆っている。そして、ペア温度センサ1においては、一対のリード線22を覆うワイヤーチューブ220が、コネクタ3から2本出ていることとなるが、これらをリード線22(ワイヤーチューブ220)における、コネクタ3と温度センサ2本体との中間部において、バンド14によって束ねている。
その他は、実施例3と同様である。なお、本例において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、2つの温度センサ2の設置位置とECU(エンジンコントロールユニット)等の制御部とが離れている場合、接続時のワイヤーチューブ220の交錯や、他部品への引っ掛かり等のトラブルを回避できると共に、保管や輸送時においても多数のセンサ同士が絡み合うことなく、取扱いが容易になるという利点がある。
(実施例13)
本例においては、ペア温度センサ1を触媒コンバータにおける触媒劣化の判定に利用するにあたって、同一温度に対する2つの温度センサ2の指示温度差を何度以下とすることが好ましいかを検討した例である。
すなわち、本例においては、素子作製工程において作製した多数の感温素子21のうち、電気特性の異なる感温素子21を選択し、同一温度に対する2つの温度センサ2の指示温度差が、それぞれ10℃、5℃、3℃となるペア温度センサ1を作製した。そして、エンジンベンチの排気系の触媒コンバータの上流側と下流側に、ペア温度センサ1の一対の温度センサ2を設置し、2つの温度差を測定する判定試験を行なった。
試験にあたっては、1つのペア温度センサ1に対し、新触媒と劣化触媒とを用い、温度センサ2の設置位置を触媒コンバータの上流側と下流側でそれぞれ入れ替えて温度差を測定した。つまり、新触媒を用いた触媒コンバータの上流側に一方の温度センサ2を、下流側に他方の温度センサ2を、それぞれ配置した状態での測定(第1の測定)と、この第1の測定に対して、一方の温度センサ2と他方の温度センサ2との配置を逆にした状態での測定(第2の測定)とを行った。さらに、劣化触媒を用いた触媒コンバータの上流側に一方の温度センサ2を、下流側に他方の温度センサ2を、それぞれ配置した状態での測定(第3の測定)と、この第3の測定に対して、一方の温度センサ2と他方の温度センサ2との配置を逆にした状態での測定(第4の測定)とを行った。
そして、新触媒に対しては、第1の測定及び第2の測定の何れにおいても、ペア温度センサ1の指示温度差が、劣化か否かを判定する所定値以内に入り、かつ、劣化触媒に対しては、第3の測定及び第4の測定の何れにおいても、上記所定値を超えるか否かで、各ペア温度センサ1の良否を判定した。
その結果、同一温度に対する指示温度差が10℃のペア温度センサ1では、第1の測定又は第2の測定において、新触媒にも係らず劣化信号を出したり、第3の測定又は第4の測定において、劣化触媒にも係らず正常信号を出したりすることが分かった。つまり、このクラスの任意の2つの感温素子21を選択した場合、誤動作を起こす可能性のあることが判明した。
これに対し、同一温度に対する指示温度差が5℃又は3℃としたペア温度センサ1では、いずれの触媒に対しても、また、その設置位置を入れ替えても、正常信号が得られることが確認できた。
もちろん、2つの温度センサ2の温度特性は近ければ近いほどペア温度センサとしての温度差感度は向上するが、本説明におけるクラス分けの数が増加し、製造コストを増加させてしまう。そのため、費用対効果の観点から、温度特性(同一温度に対する指示温度差)が5℃以内の感温素子21の組合せが望ましいといえる。
なお、上記複数の実施例は、互いに適宜組み合わせることができる。これにより、各実施例によって奏される作用効果を相乗的に発揮することもできる。
1 ペア温度センサ
2 温度センサ
21 感温素子
22 リード線
3 コネクタ

Claims (11)

  1. 温度によって電気特性が変化する感温素子(21)を内蔵すると共に一対のリード線(22)を有する2つの温度センサ(2)を、上記リード線(22)を介して一つのコネクタ(3)に接続することによって一体化したペア温度センサ(1)であって、
    上記2つの温度センサ(2)が、同一温度範囲において実質的に同等の電気特性を有し、
    上記コネクタ(3)は、該コネクタ(3)を、接続先である相手側コネクタに対して所定の向きで接続せしめるための位置決め部位(33)を有し、
    かつ、上記2つの温度センサ(2)には、互いを区別する相違点を少なくとも1つ設けてあることを特徴とするペア温度センサ(1)。
  2. 請求項1に記載のペア温度センサ(1)において、少なくとも200℃以上850℃以下の測定温度範囲で、同一温度に対する上記2つの温度センサ(2)の指示温度差が5℃以下であることを特徴とするペア温度センサ(1)。
  3. 請求項1又は2に記載のペア温度センサ(1)において、上記感温素子(21)は、温度によって電気抵抗が変化するサーミスタ素子であることを特徴とするペア温度センサ(1)。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のペア温度センサ(1)において、上記2つの温度センサ(2)の上記相違点は、上記リード線(22)の長さの相違であることを特徴とするペア温度センサ(1)。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のペア温度センサ(1)において、上記2つの温度センサ(2)の上記相違点は、上記温度センサ(2)を測定箇所に締結するためのニップル(28)の形状の相違であることを特徴とするペア温度センサ(1)。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のペア温度センサ(1)において、上記2つの温度センサ(2)の上記相違点は、少なくとも一方の上記温度センサ(2)に付した、外観上識別可能な刻印(11)であることを特徴とするペア温度センサ(1)。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のペア温度センサ(1)において、上記2つの温度センサ(2)の上記相違点は、上記温度センサ(2)に付した光学読取コード(12)であることを特徴とするペア温度センサ(1)。
  8. 温度によって電気特性が変化する感温素子(21)を内蔵すると共に一対のリード線(22)を有する2つの温度センサ(2)を、上記リード線(22)を介して一つのコネクタ(3)に接続することによって一体化したペア温度センサ(1)を製造する方法であって、
    多数の上記感温素子(21)を作製する素子作製工程と、
    上記多数の感温素子(21)を、所定温度(T、T1、T2)に対する電気特性の相違によって複数のクラス(A、B、C、D、E、F)に分けるクラス分け工程と、
    上記複数のクラス(A、B、C、D、E、F)のうちの同じクラス(A、B、C、D、E、F)から2つの上記感温素子(21)を任意に選択する選択工程と、
    該選択工程において選択した2つの上記感温素子(21)を用いて上記ペア温度センサ(1)を組み立てる組立工程とを有することを特徴とするペア温度センサの製造方法。
  9. 請求項8に記載のペア温度センサの製造方法において、上記クラス分け工程は、上記感温素子(21)を上記温度センサ(2)に組み込む前の段階において行うことを特徴とするペア温度センサの製造方法。
  10. 請求項8又は9に記載のペア温度センサの製造方法において、上記感温素子(21)は、温度によって電気抵抗が変化するサーミスタ素子であることを特徴とするペア温度センサの製造方法。
  11. 請求項8〜10のいずれか一項に記載のペア温度センサの製造方法において、上記クラス分け工程においては、上記多数の感温素子(21)を、互いに異なる2つの所定温度(T1、T2)のそれぞれに対する電気特性の組合せの相違によって4つ以上のクラス(C、D、E、F)に分けることを特徴とするペア温度センサの製造方法。
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