JP2014132865A - 発酵容器を兼ねたバッグインボックス型液体容器および酒類の製造法 - Google Patents

発酵容器を兼ねたバッグインボックス型液体容器および酒類の製造法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014132865A
JP2014132865A JP2013003004A JP2013003004A JP2014132865A JP 2014132865 A JP2014132865 A JP 2014132865A JP 2013003004 A JP2013003004 A JP 2013003004A JP 2013003004 A JP2013003004 A JP 2013003004A JP 2014132865 A JP2014132865 A JP 2014132865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fermentation
container
yeast
alcoholic beverages
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013003004A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Wada
義幸 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2013003004A priority Critical patent/JP2014132865A/ja
Publication of JP2014132865A publication Critical patent/JP2014132865A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Alcoholic Beverages (AREA)
  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)

Abstract

【課題】従来の自家醸造キットは煮沸・冷却・発酵容器の殺菌等の行程が必要であった。また原料を濃縮するためオフフレイバーの原因となっていた。これを解決するためには作業工程を省略化し、濃縮行程を介さない自家醸造キットを提供する。
【解決手段】発酵可能な糖分を含んだ飲料cを樹脂製のバッグに充填した物を段ボール等の箱aに収納し、その内袋bを発酵容器として使用する事を主な特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は小規模醸造所、自家醸造に関する物である。
従来自家醸造において簡易的にビールやワインを醸造する方法としてモルトエキスやぶどうエキスを濃縮した缶詰や粉末状に加工した物を利用していた。しかしこの方式では材料を水で薄めたものを大鍋で煮込み、冷却した後殺菌した発酵容器に移して初めて酵母を投入できる状態になる。このように自家醸造を簡易化することを目的としたキットであるがその実際は非常に手間のかかる上、発酵容器を必要とし、その洗浄・消毒が完璧に行われないと汚染された粗悪な飲料になってしまう事が多かった。
またビールの小規模醸造所ではスターターと呼ばれる少量の若ビールを醸造し、ある程度酵母が活性化した物を大量のウォート(麦汁)に投入して出荷用のビールを醸造している。小規模醸造所ではこのスターターを作る手間が常にあった。
上記の如く現在市販されている自家醸造のキットでは発酵容器を用意・殺菌する必要があり、作業工程が多い上、雑菌混入のリスクが高い。この行程を少なくする事によって簡単かつ安全で良質な醸造が可能となる。また小規模醸造所においてはスターターを作る手間が省略化される。
上記の目的を達成する本発明は発酵可能な糖分を含んだ飲料を樹脂製のバッグに充填したものを段ボール等の箱に収納し、その内袋を発酵容器として使用する事を主な特徴とする。
本発明により自家醸造では作業が簡素化され初めての人でも失敗無く醸造出来る。またモルトエキスのように濃縮行程を通さないためカラメル臭などのオフフレーバーがなくより高品質な成果物が得られる。また出来立ての味を家庭で味わうことができる。さらに酵母を投入することなくそのまま冷やして清涼飲料水として飲用したり、PETボトルやビール樽などの耐圧容器に移し炭酸ガスを含ませることによってノンアルコールビールの製造も可能となる。
また小規模醸造所ではスターターを作る手間が省ける上、新しいレシピの酒類を開発するのも容易になる。経営面でいえば麦汁を製造した段階で商品化できるため、ビールとして出荷するよりも発酵・熟成の期間を省略でき、酒税も絡まないため現金流量として長けている。
本発明の請求項1及び請求項2に係わる容器の外観斜視図である。 本発明の請求項1及び請求項2に係わる容器の上面図である。 本発明の請求項1及び請求項2に係わる容器の下面図である。 本発明の請求項1及び請求項2に係わる容器の側面図である。 本発明の請求項1及び請求項2に係わる容器の断面図である。 本発明の請求項1及び請求項2に係わる容器の発酵中の断面図である。 本発明の請求項1及び請求項2に係わる容器の瓶詰め時の断面図である。 本発明の請求項3及び実施例1(段落0013)に係わる容器のキャップの断面図である 本発明の実施例3(段落0016)に係わる容器の抽出口の断面図である 本発明の請求項4及び実施例4(段落0017)に係わる内袋の断面図である
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。一例としてビール醸造の場合を挙げる。
今、図1・図5で示される容器がある。外箱aには内袋bに発酵前のビールの元となる麦汁cが充填されている。外箱aには抽出口を取り出すミシン目dがあり、外箱の上面全体を切り離せるようにミシン目eが入っている。外箱の中には酵母fとエアーロック nの付いたキャップgが滅菌された状態で袋に入り同封されている。
まずミシン目dを開封し抽出口を取り出し固定する。次にミシン目eの一部を切り離し中の酵母fとキャップgを取り出し内袋bのキャップを開封し酵母fを投入後キャップgを取り付ける。
酵母fが投入された麦汁cは適温を保つ事により発酵を始める。発酵によりアルコールと炭酸ガスが発生するためキャップgにはその炭酸ガスを逃すための逆止弁(エアーロックn)が取り付けてある。この逆止弁は発生する炭酸ガスを排出し、外気から遮断し雑菌の混入を防ぐ役割がある。
発酵中の様子はミシン目eの一部を切り取り折り曲げる事によって内部の状況を確認する事が出来る。
発酵が終了すると液面には泡が無くなり酵母は容器の底に沈む。これを確認したらキャップgの逆止弁nを外し先端をクリップなどで止めたシリコンチューブhを繋げる。次に外箱の上面のミシン目eをすべて切り離しその上に重しとして水の入ったPETボトル等を乗せる。この天板が内袋bを水平に押し下げることによって底に沈んだ澱iを舞い込むことなく澄んだ若ビールを抽出することが可能となる。
二次発酵(若ビールに炭酸を含ませる行程)として使用する瓶jを殺菌し炭酸を発生させるための糖分(プライミングシュガー)を投入した後、シリコンチューブhの端を瓶の口に挿入し止めていたクリップを外し内袋内の若ビールを瓶内に流し込み王冠を打栓する。
この行程を繰り返すとやがて天板が底につき、シリコンチューブに澱が上がってくる。これを目安に瓶詰めの終了を見極める。
瓶詰めした若ビールは2週間程度の二次発酵によって炭酸が含まれ飲用可能となる。
以下酵母の投入例である。
エアーロックnの付いたキャップgには発酵用の酵母fが内蔵されており、キャップをねじ込む事によって爪lによってシールが破れ酵母fが麦汁cと混合される。この構造により外気に接触する事無く麦汁に酵母を投入する事が出来、雑菌の混入を防ぐ事が出来る。
内袋bの中に酵母fの入った小袋を入れ外側から潰すことによって充填された麦汁に酵母が投入される。この構造により外気に接触する事無く麦汁に酵母を投入する事が出来、雑菌の混入を防ぐ事が出来る。
以下エアレーションと呼ばれる行程についての解決策である。
酵母は発酵初期にある程度の酸素を必要とする。しかしあらかじめ酸素を麦汁と一緒に充填すると麦汁が酸化し品質の悪い物になってしまう。よって酵母投入と同時に酸素を麦汁に溶け込ませることが望ましい。これによって酵母が活性化し健全な発酵が促せる。
抽出口に気体は通し水と雑菌は通さないフィルターmを取り付けその上から気密性を保つキャップを取り付ける。使用時は外箱上面に抽出口を装着後キャップを外すと麦汁の自重により内袋に空気が入り込む。さらに容器を振ることによって取り込んだ空気内の酸素が麦汁に溶け込み酵母が初期発酵に必要な酸素を供給することができる。その後フィルターを剥がし、酵母を投入後エアーロックnの付いたキャップgを取り付けて発酵行程に入る。
内袋の内側に酵母の入った小袋fと水分と反応すると酸素を発生する粉末、もしくは水に酸素を溶け込ませた高濃度酸素水を充填した小袋kを取り付ける。使用時にこの小袋を外側から潰すことにより酵母と酸素が麦汁に投入される。

本発明はビール、ワインなどの自家醸造の分野に関して利用可能である。また清涼飲料水としても利用可能である。
a 外箱
b 内袋
c 発酵可能な糖分を含んだ飲料(麦汁)
d 抽出口を取り出すミシン目
e 天板をなすミシン目
f 酵母
g 発酵時に使用するエアーロックnが取り付けられたキャップ
h シリコンチューブ
i 澱
j 瓶
k 酸素を発生させる粉末、もしくは高濃度酸素水

Claims (4)

  1. 抽出口のある内袋を箱内に収納したバッグインボックス型液体容器において、発酵可能な糖分を含む飲料を充填しその内袋を発酵容器として使用する事を特徴とする容器および酒類の製造法。
  2. 外箱の上面全体が切り離せるようにミシン目が入った請求項1の容器および酒類の製造法。
  3. 抽出口のキャップ部分に発酵用酵母を内蔵しねじ込む事によって充填された液体に混合され発酵が始まる請求項1の容器および酒類の製造法。
  4. 内袋の内側に酵母を入れた小袋を取り付け、使用時に内袋の外側から小袋を圧迫して破ることにより充填された液体に混合され発酵が始まる請求項1の容器および酒類の製造法。
JP2013003004A 2013-01-10 2013-01-10 発酵容器を兼ねたバッグインボックス型液体容器および酒類の製造法 Pending JP2014132865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013003004A JP2014132865A (ja) 2013-01-10 2013-01-10 発酵容器を兼ねたバッグインボックス型液体容器および酒類の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013003004A JP2014132865A (ja) 2013-01-10 2013-01-10 発酵容器を兼ねたバッグインボックス型液体容器および酒類の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014132865A true JP2014132865A (ja) 2014-07-24

Family

ID=51411687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013003004A Pending JP2014132865A (ja) 2013-01-10 2013-01-10 発酵容器を兼ねたバッグインボックス型液体容器および酒類の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014132865A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020500503A (ja) * 2016-09-29 2020-01-16 オカド・イノベーション・リミテッド ロボット処理システムおよび装置
CN114806781A (zh) * 2022-06-08 2022-07-29 天津市农业科学院 一种草莓起泡酒发酵装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020500503A (ja) * 2016-09-29 2020-01-16 オカド・イノベーション・リミテッド ロボット処理システムおよび装置
JP7019682B2 (ja) 2016-09-29 2022-02-15 オカド・イノベーション・リミテッド ロボット処理システムおよび装置
CN114806781A (zh) * 2022-06-08 2022-07-29 天津市农业科学院 一种草莓起泡酒发酵装置
CN114806781B (zh) * 2022-06-08 2023-08-22 天津市农业科学院 一种草莓起泡酒发酵装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11377629B2 (en) Arrangement for making homemade beer per serving and a brewer apparatus
DK2173849T3 (en) COMBINED BREWING SYSTEM
KR20170122191A (ko) 가압 음료 농축액 및 이를 이용한 음료 제조장치 및 제조방법
US20090028999A1 (en) Beer brewing kit and brewing method to prepare wort for the kit
AU2019418106B2 (en) Arrangement for making homemade beer per serving, brewer apparatus and method for application of the arrangement
US20120251661A1 (en) Producing Beer Using a Wort Concentrate
JP2014132865A (ja) 発酵容器を兼ねたバッグインボックス型液体容器および酒類の製造法
CN101534653B (zh) 饮料的制造方法
US10905138B2 (en) Effervescent beverage and method pertaining to same
JP2005512588A (ja) アルコール含有スパークリング飲料を製造するための方法及び装置
US11624045B2 (en) Method, apparatus and universal container for natural carbonation of beverages
BG2578U1 (bg) Универсален съд за естествено газирани напитки
JP6091322B2 (ja) 飲料の製造方法および容器入り飲料
US20190153365A1 (en) Draught beer with a high co2 content
JP5298176B2 (ja) 醗酵により生じた炭酸ガスを溶け込ませた飲料の製造方法、および容器入り飲料
BG67227B1 (bg) Метод за естествено газиране на напитки
KR20110024517A (ko) 양조용 캡, 그 캡을 포함하는 양조키트 및 일회용 양조키트
US20210040423A1 (en) Sparkling Beverage with Reduced Carbon Footprint
BG2914U1 (bg) Апарат за естествено газирани напитки
CA2595109A1 (en) Beer brewing kit and brewing method to prepare wort for the kit
BG67118B1 (bg) Универсален съд за естествено газирани напитки
PH22017000562U1 (en) Process of making squash (cucurbita maxima) vinegar
TH46078A (th) การทำผลิตภัณฑ์เครื่องดื่มจากพืชตระกูลเพกา (Oroxylum indicum Vent.)
BR102014013297A2 (pt) bebida fermentada de cupuaçú e respectivo processo de fabricação e engarrafamento
JP2013059300A (ja) 発泡性アルコール飲料の製造容器及びそれを用いた製造方法並びに発泡性アルコール飲料の提供用車両及びその提供方法